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F1 カナダ GP 2007

カナダGP決勝:ハミルトンが初優勝! 荒れたレースでブルツ3位、琢磨6位 (GPUpdate.net)
スーパーアグリ 佐藤がアロンソを抜いて6位フィニッシュ (GPUpdate.net)

大荒れに荒れたモントリオールを制したのは、F1 史上最強の新人ハミルトン。初 PP となる予選からライバルをしのぐ速さをみせ、決勝では度重なるアクシデントをものともせず、むしろ自らの利としてしまうほどの巧みなレース戦略で、ただ一人終始安定したレースを走り続けました。この安定感はこれが初優勝とは思えないほど。
レースは序盤からかなり荒れた展開。公道サーキットらしく、高速コーナーで曲がりきれずにウォールにヒットするマシンが多かったのは、去年に比べてタイヤのグリップが大幅に下がっているからでしょうか。中でも悲惨だったのがトゥルーリと絡んだクビサ(クビカ)で、数年前のクルマなら即死だったかもしれないほどの大クラッシュ。結果的には軽い脳しんとうと捻挫で済んだようですが、いちレースファンとして本当に気が気ではありませんでした。


レース終了までに 4 回のセーフティカーが導入されるという大混乱のレース、ハミルトンに続いたのは BMW のハイドフェルドとウィリアムズのブルツ。ここまでの 5 戦は四強だけが入れ替わり立ち替わりポディウムを独占していたのに対して、今回ライコネンとアロンソはマシンバランスに苦しんで下位に沈み、マッサに至ってはピットレーンでの信号無視でブラックフラッグ。最終的に 10 台が戦線離脱するという波乱のなか、何をさしおいても感動的だったのは琢磨の走りでしょう。中盤以降ずっとポイント圏をキープする走りを見せ、最終的には自力でラルフをパスし、のこり 2 週でディフェンディングチャンピオンのアロンソをぶち抜いての 6 位入賞。スペインでの初ポイントにも感動しましたが、今回は国際映像が注目するなか(後半の猛追でアロンソのタイヤがヘタっていたとはいえ)実力でアロンソをオーバーテイクするという大金星は、SAF1 というチームにとっては優勝に匹敵する価値があるのではないでしょうか。6 戦を戦って 4 ポイントという状況は、シーズン前に誰が予想したでしょうか。

来週(もう今週開幕ですが)のインディアナポリス、一週空けてヨーロッパ帰還ラウンドのマニクール~シルバーストンと F1 は連戦が続きます。チャンピオンシップ争いから徐々に脱落しつつあるように見えるフェラーリは巻き返せるのか、あるいはハミルトンがこのまま勢いづいてポンポンと勝ってみせるのか、チャンピオンが意地を見せるのか、SAF1 はこの勢いをキープしていけるのか。フェラーリ vs マクラーレンという戦いはちょっと面白くなくなってきましたが、今年の F1 はまだまだ面白そうです。

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