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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア [Blu-ray]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア [Blu-ray]

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結局 DVD はスルーしてしまったんですが、ちょうど手持ち BD タイトルを充実させたいと思っていたところで発売されたのですかさず購入。F91 のほうは・・・まあいいや(ぉ。

今までにもう何度も観た作品ですが、BD の高画質で観たせいか、今までの中で最も楽しめました。もしかしたら直前に(今さらながら)『ベルトーチカ・チルドレン』を読んだせいで、映画を観ただけではイマイチ理解できなかった各キャラの行動の動機が理解できたからかもしれません。それにしても、富野御大はアニメ作品の監督としてはさておき、小説家としてはちょっとアレですね。福井晴敏を読んだ後だと苦痛ですらあるという(;´Д`)ヾ。むしろ僕のほうが日本語を上手く使えるのに!という気にすらなります(ぉ。

さておき、『逆シャア』としては初めての HD ソースということもあってか、この BD の画質はすごいです。VHS や DVD では表現できていなかった宇宙(ここでは「そら」と読む(笑))の陰影や、今までのソースでは赤のベタ塗りで再現されがちだったサザビーやレウルーラにちゃんと赤の濃淡が確認できるあたり、ああこの作品はもともとこういう画になるはずだったのか、と感じさせられました。
まあ、もともとが 20 年前の作品なので精細さに欠ける面は否めず、特に人物が登場するシーンは描画線の粗さが目立ったりしますが、宇宙(そら)での戦いにおけるビーム光線やスラスターの描写、細かいところまで書き込まれた MS など、戦闘シーンの迫力は SD ソースとは比較にならず。

やっぱり最後まで共感できなかったクェスやハサウェイ、最終決戦なのにやたら情けなかったシャアなど、実は物語的には必ずしも好きな作品でないのには変わりはないのですが、ちょっとこの迫力は繰り返し観たくなるものがあります。

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