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F1 イタリア GP 2008

イタリアGP決勝:ヴェッテルが史上最年少優勝を果たす!! (GPUpdate.net)

雨に翻弄されたイタリア GP。勝者はなんとなんとの S. ヴェッテル、それもポールトゥウィンでの完勝。ミナルディ時代を通じてチームに初のポールポジションおよび優勝をもたらしたことになりますが、まさかミハエル+フェラーリ以外の組み合わせでドイツ国歌+イタリア国歌を(それもモンツァの)表彰台で聞くことになろうとは。
予選・決勝ともに時間とともに変化するウェットコンディションがあったとはいえ、ここ数戦のトロロッソの STR3 の完璧なセットアップはすごい。予選で 1・4 位グリッドを獲得し、(ブルデーがスタートでエンストしてテールエンダーになってしまったのは残念でしたが)ヴェッテルもピットストップ周の暫定ポジション以外では最後まで首位を明け渡さず、完璧なレースを演じてみせました。昨年の富士といい、もともと荒れたレースに強い印象はありましたが、トロロッソというチームで初優勝を達成してしまうとは、やはりこのドライバーは近い将来ワールドチャンピオンになる器なのでしょうか。


一方でチャンピオンシップを争うトップ 4 のレースはというと、ハミルトン・クビサ・ライコネンの 3 人がなんと Q2 敗退。雨とアタックのタイミングの機微とはいえ、ライコネン 14 番グリッド・ハミルトン 15 番グリッドとは何ともドラマチック。後がないライコネンは、序盤こそ粘っていましたが、こういうコースコンディションになると滅法速い MP4-22 に交わされてからはほとんど良いとこなし。選手権トップから 21 ポイント差と、もはや絶望的としか言いようがない状況に追い込まれました。
ハミルトンのほうは中盤に驚異の追い上げ。あわやヴェッテルを捉えるか・・・というところまでは行きましたが、終盤乾き始めた路面にエクストリームウェザータイヤが音を上げ、残り数周でタイヤ交換して 7 位フィニッシュ。ハミルトンの中盤の速さには目を見張るものがありましたが、やや強引なオーバーテイクや悪質ともとれる幅寄せも目立ち、あまりクリーンでないレースをしたという印象でした。前戦ベルギーでのペナルティといい、最近ハミルトンはヒールっぷりが板についてきたような気もします。

日本勢はここモンツァでも基本的に良いとこなし。それでも、残念ながら入賞には届かなかったとはいえ、グロックあたりはけっこう良い走りをしていたという感想です。一貴も雨のサーキットで果敢なオーバーテイクを仕掛け、(クルサードとの接触なんかもありつつも)予選 18 番手から最終的にはチームメイトをしのぐ 12 位フィニッシュ。一貴は予選の一発が相変わらず課題だと思いますが、富士まで残り一戦、光明は見いだせるのか・・・。
えっと、ホンダはこのレース参戦してたんでしょうか(´д`)。

ドライバーズランクはハミルトンとマッサがいよいよ 1 点差にまで詰まってきました。挑戦権が残っているのは実質クビサまで、ライコネンは計算上は可能性アリだけど、現実的にはもう厳しいだろうなあ・・・それでもマッサのサポートに回りそうにないあたりがライコネンなんだろうけども。

2 週間後は初のナイトレースとなるシンガポール GP ですが、その前に今週のヘレステスト。今最も勢いのあるトロロッソと琢磨の組み合わせがどう出るか、実に興味深いところであります。

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