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F1 分裂回避、モズレーは退任へ

FIAとFOTAがコスト削減に合意、分裂回避へ (GPUpdate.net)

F1 始まって以来の問題となっていた FIA と FOTA の対立が合意に達し、シリーズの分裂が回避されました。
合意内容は

  • レギュレーションは基本的に 2009 年のものを踏襲する
  • 全チームは 2 年以内に 1990 年代前半のレベルまで参戦コストを削減する
  • 全チームは 1998 年のコンコルド協定の改訂版を遵守する
  • 現 FIA 会長 M. モズレーは、今年 10 月の FIA 会長選挙に出馬しない

ということで、FIA と FOTA で分裂した新シリーズなんて双方にとって全く得にはならないんだし、最終的には何かしらの落としどころを見つけるだろう、と思っていたので、基本的な合意内容は予想通りだったのですが、モズレー退任の条件を FIA 側が呑むとは!これにはちょっと驚きました。個人的には一貫性のないレギュレーションを押しつけるモズレーには反対の立場だったので、今回の合意内容には歓迎の立場ですが、それにしても驚いたなあ・・・。

後任には前々から元フェラーリチーム代表のジャン・トッドの噂も絶えませんが、誰が収まるのでしょうね。少なくともモズレーの傀儡政権になることだけは避けてもらいたいですが・・・。とりあえず、双方が愚かな選択肢を選ばなかったことにホッとしました。
来年は基本的に今年のレギュレーションをベースに行くらしいですが(漸減的なバジェットキャップ、レース中給油禁止、フロントタイヤ幅縮小はある?)、そうなると今年の勢力図がある程度は来年にも当てはまってきそうです。今の勢いのまま行くなら来年はむしろレッドブルとブラウン GP が互角の戦いを見せそうですが(今後の伸びしろ的にはレッドブルのほうが可能性が高い?)、地力のあるメーカー系チームの巻き返しも考えると、実は来年は今年以上に混戦になる?という予想もできて、むしろ来年の方が面白いんじゃないか・・・とも思いますが、まずは今年。次のニュルブルクリンクを楽しみにしないと。

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