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F1 日本 GP 2010 決勝

日本GP公式予選:レッドブルが圧倒的な速さでフロントローを独占 – GPUpdate.net
日本GP決勝:レッドブルが1−2勝利、小林が驚異の追い上げで7位 – GPUpdate.net

予選から決勝まで 1 日でこなすことになった日本 GP。結果は予想どおりレッドブルの圧勝で、最初から最後までヴェッテル-ウェバーの布陣は崩れませんでした。予選にしても決勝にしてもおそらく余力を残してコントロールしながらの戦いだった様に見受けられ、いかに RB6 と鈴鹿の相性が良いかをまざまざと見せつけられたように思います。
また、夏休み前後は自らのメンタルの弱さで自滅することも多かったヴェッテルが、ここにきて非常に落ち着いた走りを見せ、顔つきもここ 1 ヶ月ほどでずいぶん変わってきたということが鈴鹿でハッキリと分かりました。一時はこのまま成長しなければ今年のチャンピオンへの挑戦権はないとまで思いましたが、この短期間で大きく成長してきましたね・・・。

3 番グリッドからスタートで 2 位にジャンプアップしたクビサがもし 3 位以下を封じ込めてくれればもう少し混戦になったかもしれませんが、スタート直後のセーフティカー導入中にマシントラブルで戦線離脱。これはちょっと残念でした。
チェッカーを受けたヴェッテル-ウェバー-アロンソ-バトン-ハミルトンという順位はそのまま現在の勢いの差とも言え、現時点で自力チャンピオンのなくなったバトンとハミルトンは(まだ可能性があるとはいえ)不利な状況に追い込まれました。まあ、ここ鈴鹿ではもともと 4-5 位がどう考えてもベストという前提ではありましたが・・・。


今回の日本 GP は序盤で(むしろ開幕する前から、表彰台の顔ぶれがほぼ予想できてしまい、そしてその通りの結果になりましたが、そんな中で圧巻だったのは小林可夢偉の走りを置いて他にないでしょう。14 位スタートから 7 位入賞という数字だけではなく、コース上で次々にライバルをオーバーテイクしていく様は鳥肌モノでした。間違いなくクルマの性能を 100% 引き出した走りで、アルグエルスアリ・スーティル・バリチェロ・ハイドフェルドをごぼう抜き。今回の鈴鹿でヘアピン席を取った人は歓喜したのではないでしょうか?
欲を言えば予選 Q2 で自らのミスによって 14 番グリッドに沈んでしまいましたが、タイム的には Q3 進出してミハエルの前からスタートしていてもおかしくない内容でした。あれで上位スタートできていればトップ 5 に続く 6 位を獲得できていたかもしれませんが、でも結果的にあれだけのオーバーテイクショーを見せてくれたことに感謝したいです。
来季はザウバー残留が決定していて、残りのシート状況(ザウバーよりも良いチームのシートはルノーくらいしか空いていない)を考えるとまあ妥当な選択だと思いますが、せめてもう少しスポンサーがついて良いマシンを開発できる環境を与えてあげてほしい。

さておき今シーズンも残り 3 戦、次のレースは初開催となる韓国 GP。まだサーキットが完成しておらず、FIA による最終審査が明日実施されるそうですが、このレースが混戦のチャンピオンシップに大きな影響を与えると思われるだけに、目が離せません。

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