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コードネームは NGP

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SCE が PSP の次世代機「Next Generation Portable(コードネーム)」の概要を発表。なんかいろいろ事前の噂やリークらしき情報はありましたが、それらの多くを裏切って「現行 PSP の超進化版というか PS3 のポータブル版というか通話機能がなくゲームに特化したスマートデバイスというか」といったものが出てきました。

ハードウェアの外観は一見、現行 PSP の順当進化。しかし中身はクアッドコアの ARM 系プロセッサ、画素数が 4 倍に向上した 5inch の有機 EL ディスプレイ、ツインアナログスティック、タッチスクリーンと背面タッチパネルのデュアルタッチインターフェース、そして 3G 内蔵という、現行 PSP とは全く違う世代のデバイスになっています。最近、ハードウェアだけでこれだけワクワクさせられたデバイスも久しぶりかもしれません。

コンテンツの流通媒体はついに UMD を廃止し、独自のメモリカードになる模様。PSP go で「ネットワークのみでのコンテンツ流通はまだ時期尚早」という判断でこういう方式になったのでしょうが、どうせメモリカードにするならメモステか SD のほうがありがたかった。しかし、ゲームタイトルの違法コピー問題を考えるとそう簡単に汎用メモリカードは採用できないんでしょうね。
個人的には、PSP go の登場あたりからいずれ UMD はなくなると予想し、PS Store でオンライン販売されているゲームタイトルは極力 PS Store で購入するようにしていたので大きな問題はありませんが、既に UMD で多くのゲームを購入したユーザーの移行を促したければ、何らかの形で救済策は必要だと思うなあ。PSP go で結局それができなかったので、期待薄かもしれませんが(´д`)。


発売日は年末とのことですが、SCE の慣例から考えて 11/11、12/3、12/12、あるいは 12/13(2011/12/13 という並び)のいずれかでしょう。価格は部材コストだけ考えると¥34,800~39,800 くらいしてもおかしくありませんが、3DS との価格差やプラットフォームをある程度早期に立ち上げる必要性を考えると、願望も込みで¥29,800 と予想しておきます。現行 PSP と違って半導体デバイス中心で構成されているので、もし当初逆ざや構造だったとしても、量産さえ進めば比較的早くハードウェア単体での利益が出るようになると考えられます。

ハードウェアの形状が現行品とあまり変わらなかったので賛否両論ありそうですが、個人的には現行の PSP の形状はけっこう使いやすいと感じているので、私は歓迎しています。カラバリは現時点ではブラックとホワイトの 2 色のみが明らかになっており、発売時にはもう少し増えるかもしれませんが、私は今回は手堅くブラックかホワイトかな。PSP 本体を買い換えるたびにバレるのはもう面倒なので(ぉ。というか、ここまで変わらないならこないだ買った PSP-3000 もブラックかホワイトにしておくべきだった(´д`)。形状が変わらないのに違う色を買うのは、家庭持ちには自殺行為ですね・・・(ぉ。

いっぽう、NGP の発表があまりにもインパクトがありすぎたので影が薄くなってしまいましたが、Android 端末上で PS1 相当(?)のゲームがプレイできる「PlayStation Suite」についても発表されています。

SCEI、「PlayStation Meeting 2011」を開催。「プレイステーションの世界を他の端末でも楽しめる」PlayStation Suiteなど発表 – GAME Watch

OS としては Android 2.3(Gingerbread)からのサポートということで、残念ながら現行の Xperia は対象外。ただ、この春に発売される Xperia arc には(未発表ながら)プリインストールされる、あるいは別途サポートされる可能性が高いと言えます。
こちらも提供時期は「年内」としか示されていないので具体的には不明ですが、NGP、現行 PSP に加えて多数の Android 端末が PS プラットフォームのベースになれば、ゲーム機のビジネスモデルは従来とは違うステージに突入するということになります。自前でハードウェアプラットフォームの主導権を握れないことは諸刃の剣ではありますが、SCE がソニー/ソニエリを介して Google と繋がっているならば、ある程度のコントロールはできるということなのでしょうか。

NGP のほうはかなりゲーマー向けな仕様であることに加え、有機 EL という歩留まりにリスクのありそうなデバイスを抱えていて当初の量産性に不安があるため、本格立ち上げには多少時間がかかるかもしれませんが、もしかしたら SCE のビジネス的には PlayStation Suite のほうが当面は重要なのかもしれないなあ、と思ったり。インストールベースは明らかに Android のほうが多いでしょうし、ライトゲーマーの取り込みもしやすい。スマートフォンベースならゲームタイトルのダウンロード購入も敷居が低いでしょうし・・・。タッチパネルでゲームするか?という疑問には、既に iPhone/iPod touch が答えてくれていますし。

最近、もうすっかりゲーム機といえば据置型よりもポータブル型に興味の中心が移ってしまった私としては、今回の 2 つはどちらも非常に楽しみです。早く出ないかなあ。

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