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TGS 2011

ちょっと間が開いてしまいましたが、先週東京ゲームショウに行ってきました。

東京ゲームショウ|TOKYO GAME SHOW

TGS 2011

2009 年以来 2 年ぶりのゲームショウ。一昨年行ったときにはほとんどのブースが撮影禁止だったので、今回は最初からほぼ諦めていて、写真はほぼ撮ってきませんでした。

所感としてはこないだ少し書きましたが、ソーシャルゲームの台頭(単にグリーの存在感が目立ってきた、というだけでなく、ゲーム専用機のソーシャル化も含め)と逆にスマートフォンの性能向上で、ポータブルゲーム機においては徐々に専用機向けゲームとソーシャルゲームに境目はなくなっていくだろうな、という潮流を感じました。
ソーシャルゲームに関しては「OK」ボタンを押すだけのゲームがゲームと言えるのか?という批判もあるようですが(個人的にはそんなゲームはまっぴらだと思ってはいますが)、そんな中にも他者と競争したり収集欲を満たしたりというゲーム性はちゃんと存在しますし、逆にムービーにばかりこだわってゲーム内容は一本道な近年の大作 RPG がゲームと言えるのか?という議論と同じことだと思います。要は「ゲームに何を求めるか」の違いなのかなあと。プレイヤーが何かしら結果に関与することができて、それを楽しいと感じる人がいたら、それが「ゲーム」なんじゃないでしょうか。

あとは、大手メーカーの美麗ムービーな大作 RPG があったり、逆に任天堂がいなかったりしていましたが、個人的に気になったのは VOCALOID の存在感ですかね。私はあまりボカロには詳しくないのですが、かなりあちこちのブースにキャラクターが出ていて、なんというかソーシャルメディアを介して作られた「みんなのもの感」がここまで成長してきたのかな、と感じました。見方を変えれば、ゲームショウのコミケ化が進んでいる、ということなのかもしれませんが。


さておき、今年のゲームショウの目玉はやっぱりこれ。PlayStation Vita でしょう。

PlayStation Vita

写真が撮れなかったので、現地でもらってきた原寸大パンフですが(笑。一応、約 1 時間待ちの列に並んで触ってきたので、パンフの写真を見ながら Vita について話したいと思います(^^;;

実機を持ってみたときの第一印象は、「けっこう分厚く、直線的」という感じでした。厚みは初代 PSP-1000 と同じくらいでしょうか?PSP-2000 以降の薄いボディに慣れた手には、またあの当時の分厚く重い本体を持たなくてはならないのか・・・と感じました。また、現行の PSP はコントローラ部の両端にテーパーがつけられていますが、Vita ではそれがほとんどなかったのも厚みを感じる一因でしょう。
あと、△○□×ボタンも PSP に比べると高めの位置に、直径も小さくなってついていますが、このあたりは新設された右アナログスティックとの兼ね合いだと思われます。持ち方によっては右アナログスティックは邪魔に感じるかも。

有機 EL ディスプレイは明るさ、コントラスト、解像度どれを取っても文句がなく、早くこのディスプレイでゲームをプレイしてみたくなりました。現行の PSP では PSP-3000 でもまだ輝度やコントラストが不足して感じる場面も多いので、それに比べると雲泥の差があります。

PlayStation Vita

逆に背面は丸みを帯びていて、こちら側の造形で持ちやすさを担保していますが、やはり PSP よりはちょっと持ちにくいと感じました。また、最大の特長の一つである背面タッチパッドには、△○□×のプリントが施されていて、触感で指先のスライド量などを感じられるようになっています。

Vita ブースでのタッチ&トライでは、実際のゲームタイトルの試遊の前に数分間のトレーニングを兼ねたミニゲームを試すことができました。ここでは基本的に両面のタッチパネルでの操作を試すようになっていましたが、正面・背面ともにタッチパッドのレスポンスは良く、これなら直感的にゲームが楽しめると思います。
ただ、この背面タッチパネルを活かすにはゲームタイトル側のアイディア勝負といった側面があるので、どの程度これを楽しく活用できるゲームが出てくるか、でしょうね。

PlayStation Vita

パンフレットではありますが、PSP-3000 との比較。画面サイズは PSP よりも少し大きくなり、本体の横幅もちょっとだけ大きくなりました。本体の厚みに関しては、例によって 2 年後くらいに発売されるマイナーチェンジモデルで薄くなりそうな気がしますが、フットプリントは基本的にこのままでしょうね。ちょっと大きいと感じますが、スマートフォンとの差異化を考慮するとこのくらいのサイズは必要なのかもしれません。

タッチ&トライでプレイしたのはコードマスターズの『F1 2011』でしたが、選択を間違えたかもしれません。レースゲームなんて基本的には既存のインターフェースを使うものなので、両面タッチパッドを使うような操作がまずない(´д`)。Vita の試遊としてあまり相応しくないタイトルを選んでしまいました・・・。しかも、Vita 版は(まだ開発段階のものなので、製品版では変わるかもしれませんが)まるで PSP かと思うような粗いテクスチャが貼られていて、これじゃとてもじゃないけどお金出してまで欲しいと思わないよ・・・というクオリティでした。コードマスターズの F1 ゲームは 2005 年版を買って軽く後悔しているので、これも買うことはないだろうな・・・。

ということで Vita は発売日ゲットを狙ってはいますが、同時に欲しいゲームタイトルが見当たらないのが問題かと(´д`)。

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