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John Legend with the Roots / Wake Up!

John Legend with the Roots / Wake Up!

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私の大好きな John Legend が、フィラデルフィア出身のヒップホップ・バンド the Roots とのコラボアルバムをリリースしていた(もう 1 年以上前ですが)ことを知り、買ってみました。

内容的にはカヴァーアルバムで、1970 年代のソウルミュージックから選曲されています。Marvin Gaye の “Wholy Holy”、Donny Hathaway の “Little Ghetto Boy”、Harold Melvin & The Blue Notes の “Wake Up Everybody” など、当時を代表するソウルアーティスト達の名曲が粒ぞろい。反戦や社会問題などをテーマにした楽曲が中心で、メッセージとしては重めですが、純粋なソウルアルバムとしても非常に完成度の高い出来になっています。


John Legend と言えば、数年前に BRAVIA の CM で Louis Armstrong の誰でも知ってるであろう名曲 “What A Wonderful World” をカヴァーしていたことがあり、あの曲もまるで自分がオリジナルかのような違和感のなさでしたが、このアルバムも全体を通してそんな感じ。昔からこんなレコードが売られていたようにも思えるし、逆に John Legend が最初から歌っている曲のようにも思えます。要するに、John Legend の声や音そのものがクラシックソウルらしい、ということなのかもしれません。

ともかく、このアルバムは素晴らしい。もともと名曲を集めたわけだから良いのは当然といえば当然ですが、それが John Legend と the Roots にすごく馴染んでいるのがポイント高いです。アルバムタイトルにも引用されている Harold Melvin & The Blue Notes の “Wake Up Everybody” は私がとても好きな曲の一つだったので、これをカヴァーしてくれたというのもとても嬉しい。
また、個人的にもともとヒップホップが苦手なこともあって the Roots の音はあまり好きではなかったんですが、このアルバムでのハマり具合を聴いて、ちょっと見直しました。

これは飽きずに長らく聴けるアルバムになりそうです。ソウル好きならば必聴の一枚。

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