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2012/03/31 (Sat.)

ウォール街 [DVD]

ウォール街 [DVD]

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昨年末に『ウォール・ストリート』を観たら、オリジナル版のほうも観たくなったので、DVD で視聴。

若手証券マンが「カリスマ投資家」ゴードン・ゲッコーに弟子入りして成功し、でも最後にゲッコーに裏切られて全てを失い、そこに残ったものは・・・というのは両作品に共通するストーリーですが、時代背景が違うのでメッセージ性が微妙に違いますね。『ウォール街』は株式投資を軸に価値や経済の捉え方、そして生き方を鋭く描いた作品でしたが、続編の『ウォール・ストリート』のほうは、投資や企業経営の話よりも親子や恋人といった人間関係のほうに少しフォーカスが移っていて、本筋の部分が表面的になってしまった印象。
というか、本作のほうはゲッコーが使ってる携帯電話が巨大すぎて懐かしい(笑)さすが 25 年前の作品・・・。

この映画は完全にマイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーの存在感が圧倒的で、当時ゲッコーに憧れて証券マンを目指したり、クレリックシャツ+サスペンダースタイルに身を包む若者が増えたというのも理解ができる気がします。
また、主演のチャーリー・シーンがやや向こう見ずで虚栄心が強い、この時代の典型的なアメリカの若者を演じているのが見事にハマッていますが、それに比べて続編のほうではシャイア・ラブーフの存在感が薄っぺらなのも、いい対比かと(笑。

『ウォール街』といえば、いまだに語り草になっている、あまりにも有名なこの台詞。

言葉は悪いかもしれませんが、"欲" は善です。
"欲" は正しい。
"欲" は導く。
"欲" は物事を明確にし、道を開き、
発展の精神を磨き上げます。
"欲" には、いろいろあります。
生命欲、金銭欲、愛欲、知識欲。
人類進歩の推進力です。
"欲" こそ・・・見ててください、
テルダー製紙だけでなく、
"株式会社 USA" を立て直す力です。
もしかすると、原語の "Greed is good." というフレーズの方が有名かもしれないくらいです。実際の映像を見たのは初めてでしたが、確かに心に響きますね・・・。

「必要は発明の母」という言葉もありますが、現状に満足せず、発展し続けることに対する渇望こそが人間の成長の源泉だと思います。世界の共産主義国家崩壊の例を見るまでもなく、もっと言えば近年の日本国内を見渡すだけでも分かることですが、成長に対する正当なインセンティブが与えられない環境は、人間のモチベーションを萎縮させ、社会が衰退していくのみ。じゃあ未来永劫無限の成長を前提とできるのか?といえばそれは別の話だと思いますが、少なくとも「今日の努力により、明日報われる可能性」を私は肯定したい。そう思っているので、ゲッコーのこの言葉は私を勇気づけてくれます。
だってこの台詞の「株式会社 USA」を「株式会社ニッポン」に置き換えたら、まさに今の日本のことを言っているわけじゃないですか。30 年前の米国と日本の関係は、現在の日本と中韓の関係に重なるわけで。

このあたりは、最近私がよく考えている「未来のこの国のカタチをどうしたいか」という話と根っこが同じなので、もし心が折れそうになったときには、この言葉がよりどころになってくれそうな気がします。

ともあれ、この台詞自体は真理だと思うのですが、それでもゲッコーにとっては株主に対する欺瞞にすぎないんですよね。"欲" そのものには実は善悪はなくて、それを何に転化するかで善にも悪にもなるというのが本質だと思います。資本主義を自分の利益を最大化するためのマネーゲームと捉えるか、その裏に個々の経済活動、人生を見るか。
もし、"欲" という単語のもつ負のイメージが強すぎるのであれば、かつてホンダが掲げた企業メッセージ「夢こそが、私たちのエンジンだ。」に置き換えても良いかもしれません。

ゴードン・ゲッコーの存在感ばかりが印象に残ったこの映画ですが、劇中で、ゲッコーとは正反対の人物として描かれている主人公の父、カール・フォックスの台詞もまた心に残ります。

安易な金より身のある人生だ。
他人の売り買いではなく、自分で創れ。
人間の、無限の "欲" を肯定して、それを成長の源泉とすること。でも、形のない「虚」を商売にするのではなく、自分で価値を創造すること。それは別に「額に汗して」とか「ものづくり」とかそういった表面的な意味ではなくて、自分の "欲" を正しく認識した上で、いかに価値のある仕事をして、自分と他人に有形無形の価値を分配していくか。今の時代は、ゴードン・ゲッコーだけでも、カール・フォックスだけでもなく、この二面性を併せ持った価値観で生きていかなくてはならないのではないか、と思います。

投稿者 B : 23:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/03/30 (Fri.)

VULKANO FLOW を試してみた

ネットワーク経由でテレビ視聴ができるデバイス、「VULKANO FLOW」を試用する機会に恵まれたので、帰省のついでに試してみました。

Monsoon Multimedia / VULKANO FLOW

VULKANO FLOW

外出先で自宅のテレビ視聴ができるデバイスといえばソニーのロケーションフリーがありましたが、サポート外になって久しいし、今となっては Android や iOS に対応していないので、現実的ではありません。ロケフリに相当するデバイスは現在ではこの VULKANO FLOW か Slingbox かという状況ですが、価格的には VULKANO FLOW のほうが手を出しやすい。そんなわけで、自宅への導入も視野に入れて、試させていただきました。

VULKANO FLOW

かなり特徴的なデザインをしている筐体ですが、天面の網目は本当にメッシュになっていて、上から見ると向こう側が透けて見えます(笑。というか、よく見るとこの筐体、基板が入っているのは一部のみで、中身がスカスカ。後述する接続端子の設置スペースや稼動時の放熱を考慮してこう言う構造になっているんだと思いますが、それにしても驚きます。

VULKANO FLOW

背面には、ビデオ(RCA)およびコンポーネントの入出力端子がずらっと並んでいます。最近の国内の AV 機器はずいぶん HDMI 化が進んだので、これだけアナログ端子が並んだ機器は久しぶりに見たような気が。だってこれだけ端子があるのにそれぞれ 1 系統しかないんだぜ・・・?
私は手元にあったコンポーネント-D 端子ケーブルで BD レコーダに接続しました。

本機のネットワークは Wi-Fi(IEEE 802.11n/2.4GHz)にも対応していますが、1000BASE-T の Ethernet ポートも備えています。

VULKANO FLOW

側面には USB ポートと RSVD と書かれたボタン(Reserved だと思われる)がありますが、これらは何に使うのかは不明。サービス用途なのか、ファームアップで HDD を接続できるような予定があったのか・・・?

VULKANO FLOW

底面のプラスチックはこんな感じ。表面にはシボが入れられていますが、あからさまに「底面は体裁面ではない」という割り切りなのか、成型に気配りがありません。VULKANO FLOW は、こういうところからアメリカっぽさを強く感じる製品です。

VULKANO FLOW

これは付属の IR ブラスター(ソニーでいうところの AV マウス)。この発光部をレコーダの赤外線受光部の近くに置いてやることで、リモートでのリモコン操作(なんか言い方が矛盾している)が可能になります。2 個ついているのはどういうことでしょうか・・・

で、ここからがポイントなのですが、VULKANO FLOW の国内流通はアイ・オー・データが代理店を務めています。しかしアイ・オー・データブランドではなく、マニア向けの「挑戦者」ブランドとしての販売であり、基本的にはノーサポートでの販売となっています。で、クライアントアプリも英語版のみという。
ただ、並行輸入品ではなくアイ・オーからの正規購入品であれば、ioPLAZA の店員さんが作成された日本語マニュアルをダウンロードして読むことができます。手作り感満載ではありますが、分かりやすく親切なマニュアルなので、これならそれほどスキルが高くない人でも使えそうだと感じました。

VULKANO FLOW

英語のみといってもそれほど難解な UI ではないので、ロケフリを使ったことがある人であれば知っている単語と勘でだいたい使えてしまうんじゃないでしょうか。上の画像は映像の配信品質の設定画面で、ビットレートはローカルネットワークでの接続時、リモート(WAN)からの接続時で設定を分けておくことができます。また動画の解像度は D1(720×480)までの範囲で設定が可能。

VULKANO FLOW

ソフトウェアリモコンの設定画面。本体の赤外線受光部にレコーダのリモコンの信号を送って、それをソフトウェアリモコンのどのボタンに割り当てるか、を一つ一つ手作業で登録します。プリセットも一応あるんですが、米国の製品が中心なので日本のレコーダには非対応と考えたほうがいいでしょう。

ちなみに、マニュアルと同様に正規ユーザーであればアイ・オーが提供する国内メーカーのレコーダのリモコン設定ファイルをダウンロードして使うことができます。
が、これも対象機種が限られていて、ソニー製レコーダであれば 2010 年秋モデル以降の設定ファイルしか用意されていない模様。まあリモコンコードなんてそんなにしょっちゅう変わるものでもないので、ダメモトで BDZ-AX1000 の設定ファイルを読み込ませてみたところ、ウチの BDZ-X95(2008 年秋モデル)でも多くのボタンがそのまま使えました。ただ何故かカーソルキーの下ボタンにだけは反応しなかったので、個別に上書き登録が必要でした。

VULKANO FLOW

これがソフトウェアリモコンの UI。もうちょっとデザインなんとかならんかったものなのか・・・(´д`)。

VULKANO FLOW

これが実際の再生画面。VAIO Z1(13.1inch、フル HD パネル)で表示させた画面キャプチャを便宜上リサイズしたものです。コンポーネント接続で 720×480 の解像度なので、D1(480i)相当の画質だと思いますが、RCA ではなくコンポーネントで繋いだおかげか想像していた以上にキレイで驚きました。13inch クラスのモニタで見たからで、これが例えば 15inch クラスのノート PC だったらもう少し評価は違うかもしれませんが、ワイヤレスで、しかも家の外から観るのであれば十分すぎるくらいにキレイだと思います。

VULKANO FLOW

アニメだとこんな感じ。BS の HD 放送の映像で、SD に落とされてはいますがそれでもヘタな DVD より高画質です。これはいいわ。ロケフリだとビデオ/S ビデオ入力しかないので画質は正直厳しい部分もありましたが、こちらはコンポーネント接続すればほぼ不満がないと言っても良いレベル。

ちなみに外出先からの接続の場合、この手の機器だと一般的にはダイナミック DNS を使って自宅にアクセスするようなものが多いですが、VULKANO FLOW の場合はローカルネットワーク内で機器認証をしてしまえば、その機器の情報が Monsoon Multimedia が持っているサーバ(と思われる)に記憶されるので、以降はネットワークの設定さえ変更しなければ、外出先からでも機器名だけでアクセスできてしまいます(その代わり、機器名はおそらくインターネット上に存在する VULKANO の中で一意になっていなくてはならないと思われます)。この「ローカルで一度つなげておけば、外出先での接続設定をあまり気にしなくてもいい」というのは、ユーザビリティとしてはとてもよくできていて、感心しました。

VULKANO FLOW

ビットレートはだいたい 1.2~2.4Mbps くらいで、画質的にも外出先から観るには十分、それでいてコマ落ちもほぼなし、というなかなかの安定性。これはいいんじゃないでしょうか。ただ、私が使っている環境は基本的に WiMAX か外出先の Wi-Fi なので、3G 回線だったり海外のネットワーク環境ではまた状況は違うかもしれません。
また、西田さんも記事中で書かれていましたが、コマ落ちを防ぐためにバッファを大きめに取っているのか、ソフトウェアリモコンからの操作に対するレスポンスがよろしくおないのが残念です。ボタンを一つ押してから数秒のラグがあるので、せいぜいコンテンツの選択→再生くらいしか操作する気が起きません。観たいものが決まっていて、外出先からそれを観るだけであれば十分でしょうが、ザッピング的に使うのには向いていないでしょうね。

今回は短期間の使用に過ぎなかったので、無料で使える PC 用クライアントアプリしか使いませんでしたが、これがあればスマートフォンやタブレットで外出先から自宅の BD レコーダに録画した番組を観る、というのに重宝しそう。スマートフォン/タブレット用のクライアントアプリは有償ですが、本気で使うなら全然高い値段ではありません。
ソニーのロケフリは今やサポートの切れてしまった Windows 版アプリしか使えず、最近のスマートフォンやタブレットにはどうやっても対応できませんが、VULKANO FLOW はロケフリを置き換えて余りあるポテンシャルを秘めていると言えそうです。

アプリが英語しかなかったり操作のレスポンスが遅かったり、万人向けの製品とは言えませんが、そこを理解して使える人なら重宝するんじゃないかと思います。
ちなみに Amazon での取り扱い分は並行輸入品のようで、アイ・オーから日本語マニュアルやリモコン設定ファイルの提供が受けられないので、注意が必要です。

Monsoon Multimedia / VULKANO FLOW

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投稿者 B : 23:59 | Home Network | PC | コメント (0) | トラックバック

2012/03/29 (Thu.)

ボンディ 芝浦店

欧風カレー ボンディ

ボンディ 芝浦店

神保町本店洗足店と訪れたボンディの芝浦店に行ってみました。田町駅から歩いて数分という立地で、勤務先が品川周辺な私にとっては実はここが一番行きやすかったという。

田町って普段降りることがない駅なので馴染みはないんですが、周辺を歩いてみると雰囲気よさげなお店から安くてウマそうなお店まで、けっこう揃っているんですね。まあ NEC をはじめとする大企業の本社やブランチオフィスがあったり、慶応大学の三田キャンパスがあったり、利用する人が多い駅だから当然か。今度改めて孤独のグルメしに来たくなりました。

ボンディ 芝浦店

メニューは基本的に他の支店と同じ。レトロな喫茶店風なのはここも同様ですが、雰囲気がちょっと違っていて、神保町や洗足と比べると少し気取ったような気配があり、OL さん(という言葉がもう旧いな)の姿もちらほら見受けられます。そして店内が結構狭いのは、この立地では致し方なしといったところでしょうか。

ボンディ 芝浦店

オーダーしたのはいつもどおりビーフカレー、ルウのみ大盛り。でも、今回はルウをじっくり味わってみたかったので、辛口ではなく中辛にしてみました。
辛口に比べると、中辛はかなりマイルドで、「乳製品をふんだんに使い、リンゴなどの果物とタマネギなどの野菜をたっぷりのバターで長時間炒め、さらに赤ワインで煮詰めた」というルウの複雑な旨味とふくよかな甘みが、辛口よりもさらにはっきりと分かります。辛口と同様に、辛さは後味となって追いかけてくる印象ですが、辛口の「ドスンと腹に来る辛さ」とは違って、中辛は「ピリッと来る辛さ」。ルウの旨味を味わうには中辛のほうが向いていると思います。ただ、個人的には「これ甘口じゃないの?」と思ってしまったほどで、この辛さだとちょっと物足りず、中辛と辛口の中間くらいの辛さがちょうど良さそうな気がするんですが、ムチャな注文でしょうか(^^;;

ボンディ 芝浦店

ごろっとしてるけどほろっと崩れるビーフの塊肉は芝浦店でも健在。カレー好きなら幸せになれるはず。

ボンディはカレー店にしてはかなり高価い部類だと思うんですが、私はその価値があると思います。ただ、神保町店・芝浦店と洗足店とで値段がちょっと違う(洗足店のほうが¥100 だけ安い)のに今更になって気づきましたが、カレー一杯¥1,450 は確かにちょっと躊躇してしまうでしょう。
でもボンディのカレーはたまに思い出して無性に食べたくなるんだよなあ。ということで芝浦店にもときどき来ることになる予感。

関連ランキング:欧風カレー | 田町駅三田駅泉岳寺駅

投稿者 B : 23:33 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2012/03/28 (Wed.)

AtermWM3600R ショートインプレッション

ということで、AtermWM3600R のショートインプレです。

NEC / モバイル WiMAX ルータ AtermWM3600R (シルバー)

AtermWM3600R

私がこれまで使っていた AtermWM3500R の正常進化版・・・なんですが、3500R があまりにもイマイチな仕様だったので、今回はもう NEC 製のルータ買うのやめようかと思っていました。ただ、新しい 3600R のほうは、私が 3500R で不満だった部分をひととおり潰してきたようなスペックだったことと、So-net WiMAX で他に選べる URoad-SS10 や URoad-8000 がクレイドル非対応だったので、クレイドル必須派の私としては選択肢がなかったことが決定打となりました。

カラーはせっかく So-net なんだし普段見せびらかすものでもないから限定の「モモグラム」にしようかとも思ったんですが、最終的に日和って無難にシルバー(笑。

AtermWM3600R

インジケータ類が本体カラーに溶け込むようにデザインされていて、点灯時だけ見えるようになっているのは 3500R を踏襲しています。ボタン類は小さいのが側面についていた 3500R に比べると、正面に大きな押しやすいボタンが置かれるようになったので、操作しやすくなりました。

AtermWM3600R

充電兼有線通信用の microUSB 端子と、クレイドル専用端子。クレイドル端子の形状は 3500R と共通ですが、本体形状の違いから 3500R用 のクレイドル には挿さりませんでした。

AtermWM3600R

先代 3500R との比較。劇的に小さくなったというほどではありませんが、確実に一回りコンパクトになっていて、取り回しは良くなりました。でも外装は旧型のほうがお金かかってますね。ルータにとってさほど大事なところでもありませんが。

AtermWM3600R

薄さもちょっとだけ薄くなっています。

ちなみにクレイドル派の私としては、今回は最初からクレイドルセットを購入しました(前回は当初セット販売がなかった)。

NEC / AtermWM3600R 用クレイドル PA-WM06C

AtermWM3600R

こちらも本体同様、旧型よりも一回りコンパクトになりました。出張時に持って行ってホテルの部屋の Wi-Fi アクセスポイントとして使いたい私にとっては、これもありがたいところ。

AtermWM3600R

背面には電源供給用の microUSB 端子と Ethernet 端子、および旧型には存在しなかったルータモード/アクセスポイントモードの切り替えスイッチがついています。既にルータが存在するネットワーク下で使うときには、AP モードにしておけば多段ルータにならずに済みます(実際には多段ルータであっても困らないことも多いですが)。

AtermWM3600R

本体をセットしてみたところ。設置幅が本体を縦にしたときの幅とほぼ変わらないくらいコンパクトなのは、日常的にもとても助かります。

と、外観を見ただけでは単に旧型よりも一回り小さくなった程度にしか見えませんが、中身はけっこうブラッシュアップされています。最もポイントだと感じたのはこれ。

AtermWM3600R

3500R が「自動省電力と言いながら実際はスリープではなく電源オフしている」というモバイルルータとしては信じられない仕様だったのに対して、3600R では無通信継続時の動作を電源オフだけでなくウェイティング(Wi-Fi だけオンにして WiMAX は切っておく)、休止状態(15 秒で復帰するハイバネーションモード)から選択できるようになりました。
休止状態は復帰時に本体の電源ボタンを操作してやる必要があるので、私はもっぱらウェイティングモードで使用。ウェイティングからの復帰時に WiMAX のリンク確立に 2~3 秒の待ち時間を感じることがありますが、電源オフからの起動に 2 分程度待たされていた 3500R から見れば劇的な改善。まあ、今までがあんまりだったので、むしろ「これでまともなモバイルルータになった」というレベルではありますが、これなら使い物になります。

バッテリ駆動時間に関しては、連続通信で最大 10 時間、ウェイティングモードでの待受が最大 25 時間という公称値はまだそこまで使い込んでみていないので分かりませんが、3500R だと通常、朝職場に着いたらルータをオフにするか電源に接続していなければ帰るときにはすっからかんになっていたのに対して、3600R ではウェイティングモードにしておけば帰宅時にも 20~30% 程度は余裕で残っている、という。光ポータブルをメインで使っていた頃の使用感がやっと戻ってきたにすぎませんが、安心して使えるというのは大きいです。

その他、公衆無線 LAN 対応とかスマートフォン向けアプリ提供とか、いろいろと進化もしていますが、やっぱり電源周りの強化が一番ありがたいかな。ちなみにハイパワーモード対応で接続性が向上したという話ですが(スループットが上がるわけではない)、体感的には残念ながら 3500R とそう変わったようには思えませんでした。

というわけで、やっと普通に使える WiMAX ルータを手にしたという印象です。せめて去年からこのくらいの完成度のものを発売してほしかった(´д`)。ともあれ、今後 1 年のモバイル用メイン通信環境はこいつで行きます。

投稿者 B : 23:36 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック

2012/03/27 (Tue.)

So-net WiMAX を契約しました

WiMAX 接続用の ISP を乗り換えました。

So-net モバイル WiMAX | 高速モバイル | インターネット接続 | So-net

AtermWM3600R

1 年前に BIGLOBE WiMAX を契約したときに、このままルータ無料キャンペーンが今後も続くようなら、1 年単位で年間契約して期限ごとに延長せず他の ISP に乗り換えが最もおトクという結論に達したので、予定通り BIGLOBE を解約して So-net WiMAX に乗り換えました。私のメイン ISP は So-net なので、モバイル回線も So-net を利用するのが実は一番安上がり。今回はお目当ての AtermWM3600R も最初からキャンペーン対象になっていましたしね。
LTE もそろそろ立ち上がってきていますが、今はまだ 3G 回線を 3G 契約より安く使える以上のメリットがほぼない(つまり LTE が利用可能なエリアが狭い)ので、あと 1~2 年は WiMAX を使って、その後に改めて見極めればいいかと。

ルータのインプレ的なものは後回しにして、とりあえず回線速度を測ってみました。
まずは PC でのテストを、speed.rbbtoday.com および Speedtest.net で計測してみた結果から。

AtermWM3600R

一応、比較対象として自宅の B フレッツ+バッファロー WZR-AGL300NH との組み合わせ(Wi-Fi は .11n 2.4GHz 帯(理論値 150Mbps)を利用)も取ってみました。

環境BIGLOBE WiMAX+
AtermWM3500R
So-net WiMAX+
AtermWM3600R
B フレッツ+
WZR-AGL300NH
speed.rbbtoday.com下り16.46Mbps12.3Mbps15.62Mbps
上り1.2Mbps1.19Mbps17.65Mbps
Speedtest.netPING76ms82ms10ms
DOWNLOAD6.07Mbps6.48Mbps16.11Mbps
UPLOAD3.92Mbps2.94Mbps17.56Mbps

あとはスマートフォン系からのテザリングも、ということで Xtreme Labs の Speedtest アプリでも測ってみました。

AtermWM3600R

なぜ Xperia じゃないかというと、Speedtest.net の Android 用アプリが計測してみようとしたときにサーバ不調か何かで使えなかったからです(´д`)。

環境BIGLOBE WiMAX+
AtermWM3500R
So-net WiMAX+
AtermWM3600R
B フレッツ+
WZR-AGL300NH
DOWNLOADAVG3,032kbps2,992kbps14,058kbps
MAX3,058kbps3,265kbps14,247kbps
UPLOADAVG1,369kbps1,245kbps4,424kbps
MAX1,369kbps1,261kbps4,424kbps
LATENCY179ms172ms30ms

結論からいうと、PC であってもスマートフォンであっても、BIGLOBE+AtermWM3500R と So-net+AtermWM3600R にほぼ有意な差は認められないということです。まあこれは基本的に両者共に UQ WiMAX の MVNO で、仕組み的にもほぼ同じものを使っているので、ISP 側で違いがほぼ出ないということではありますが、スループットに関しても若干誤差程度の違いこそあれ旧型と新型のルータでほとんど差がない、ということも示していると言えるでしょう。

まあ今回はスピードアップ目的でルータを買い換えたわけではないのでこの辺は想定の範囲内ではありますが、じゃあ何がどうなったかというと、それは明日に続きます(ぉ。

投稿者 B : 23:59 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック

2012/03/26 (Mon.)

Magic Resort

先週末、泊まりがけで東京ディズニーシー&ディズニーランドに行ってきました。

東京ディズニーシー

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

まあ私は都内在住なのでじゅうぶん日帰りも可能な距離なんですが、今回は幼稚園の春休みに合わせて姪姉妹と両親が上京してきたので、一緒に。私は引率兼荷物持ち兼カメラマンなので、あまり自分が楽しむという感じではありませんが。しかも両日とも雨模様で、たいへん疲れました(´д`)。

東京ディズニーシー

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

私は遊園地やテーマパークはそれほど好きでもないほうで、子ども騙しなアトラクションを見ると興ざめしてしまうほうなんですが、ディズニーのアトラクションは演出がうまくて感心させられるものが多い。今回、特にツボに入ったのはディズニーシーにあるこのコロンビア号内のアトラクション「タートル・トーク」。『ファインディング・ニモ』に登場するウミガメの「クラッシュ」と会話ができるというアトラクションで、入るまではどうせ子ども騙しの仕掛けなんだろう・・・と高を括っていたんですが、これがすごい面白い。映画館形式のアトラクションで、クラッシュはスクリーン上に表示される CG なんですが、あらかじめ録音された受け答えじゃなくて、「中の人」がちゃんといるので会話が成立します。基本的な台本はあるのでしょうが、やりとりは全てアドリブで、落とし方や間の取り方がそのへんの芸人なんかよりも全然面白い。
CG の動かし方やクラッシュの口の動きがやけにタイミングが合っていて自然なので調べてみたら、どうやらリップシンクまでやっているようで(!)これには驚きました。絶叫マシーン系とかディズニーのメインキャラが出てくる系ではないので地味に見えるかもしれませんが、これは一度体験する価値があると思います。子どもたちよりも私が一番ウケていた自信あり(笑。

東京ディズニーランド

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

あと印象に残ったのはランド内のアトラクション「ミッキーのフィルハーマジック」。これは 1 年ほど前にオープンしたアトラクションで、劇場内で 3D 映像と音楽を楽しむ・・・という話だけだと最近ありがちな 3D 立体視系アトラクションに過ぎないと思うでしょうが、想像していた以上のレベルで感動しました。

通常の映画だったらここまでやらないだろう、という飛び出し感の強い 3D 映像と、定位感を強調したサラウンド。これだけでも、3D やサラウンド未体験の人には「3D ってこんなに面白いんだ!」と感じさせるだけのインパクトがありますが(実際、3D 初体験のウチの親がそうでした)、それに加えてシアター内の照明が映像とシンクロしたり、映像に合わせて低音は響くわ、風は吹いてくるわ、水飛沫は飛んでくるわ、で画音だけでなくシアター全体をここまで演出に利用した例は他にないんじゃないでしょうか。このアトラクション専用のシアターだからできたことで、映画館でできることじゃないと思いますが、エンタテインメントとしての 3D の可能性を感じさせてくれるアトラクションだと思います。

東京ディズニーランド

シアター内で配布されていた 3D メガネ(要返却)はこんな感じ。 「キャプテン EO」や「マジックランプシアター」など、最近増えているランド/シー内の 3D 系アトラクションで共通のメガネのようです。パッシブ(偏光)式のメガネですが、後述する理由により円偏光方式(つまり、IMAX 方式ではない)だと思われます。RealD や MasterImage 社がバックアップしているかどうかは不明。

輝度低下や色味の変化などはちょうど先日観た『ファントム・メナス 3D』の RealD 上映と似たような感じでしたが、3D 映像の作り方や会場演出の仕方が根本的に違うので、3D 映像としてはこのアトラクションのほうが圧倒的に楽しめました。そして何より大きいのが、スクリーンが正面の 1 枚だけでなく、横に繋がった 3 枚分相当のスクリーンが全て 3D になっているということ!視界のほぼ全てが立体視という体験は、通常の映画館やテレビの 3D 立体視とは臨場感が段違いで、これには驚かされました。この 3 枚分相当のスクリーンは両端が曲面になっていて、おそらくこれは直線偏光方式では技術的に実現できないだろう、というのが円偏光方式だと推察した理由です。

東京ディズニーランド

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

ということで、性格上どんなアトラクションでもついつい AV やテクノロジーの観点でチェックしてしまうのが我ながらイヤなんですが(笑)、ここ数年間でオープンしたアトラクションは軒並み新しい技術が使われていて、非常に興味深かったです。例えば今回初めて入ることができた(いつもは劇混みで入れない)「プーさんのハニーハント」でもトンネルの天井の曲面に映像が映し出されていたり(おそらく裏側はリアプロジェクションになっていると思われる)、小型の透明スクリーンに映像を映し出していたり、子ども騙しどころか「大人が最新技術を駆使して本気で驚かせ、楽しませようとしている」という姿勢にはものすごく共感します。

そういえばスター・ウォーズをモチーフにした「スター・ツアーズ」も、来年には3D 対応・マルチエンディング方式にリニューアルするということなので、来年また訪れる機会があったらぜひ行ってみたいと思います。

東京ディズニーシー

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

今回の撮影機材はα77+Vario-Sonnar 16-80+70-300G のみで全ての撮影を行いました。一応予備として DSC-HX9V も持って行っていたんですが、出番ナシ。
子ども連れでローアングル撮影が多かったり、人混みでハイアングル撮影をする必要があったりするシチュエーションでは、EOS 7D でも NEX-5 でもなくα77 の 3 軸バリアングル液晶が無類の機動性を発揮しますね。今回も EVF よりもライブビューで撮影したカットのほうが多かったくらいで、たいへん重宝しました。

しかし二日間ほぼずっと雨、しかも薄暗めの屋内アトラクションや夜のショーもある、という状況では、トランスルーセントミラーの弱点が露わになったのも事実です。やはりトランスルーセントミラーは部分的にとはいえ光を位相差 AF センサに分けて送っているため、CMOS センサが受ける光量が僅かに低下すること、およびピクセルサイズが極小な 2,400 万画素センサということもあって、EOS 7D や NEX-5 に比べると高感度ノイズはかなり多いです(上の写真は現像でかなりがんばった結果)。日中ではさほど気になりませんが、夜間撮影には正直向いていないことを痛感しました。ISO AUTO で撮るならシャッタースピードが落ちることを覚悟で上限を ISO1600 くらいまでの設定にしたほうが良いですね。
2,400 万画素もあると現像もマシンパワーも必要になってしまうので、α77 のボディでセンサだけα57 相当の画素数に抑えたカメラが欲しいんですが(α57 だと EVF の解像度が低かったり液晶が 2 軸チルトだったりで物足りない)、需要ないかな・・・。

東京ディズニーランド

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

というわけで、1 年半ぶりのディズニーリゾートでした。行く前は「子どもはいいけど親は大変なんだよね、しかも雨みたいだし・・・」と本音ではそれほど乗り気ではありませんでしたが、自分の趣味の視点で行ってみると面白いものですね。ただ、春休みのしかも週末に行くもんじゃないなあ、とは改めて痛感しました(´д`)。

投稿者 B : 23:59 | Photograph | Sony 70-300/F4.5-5.6 G SSM | Vario-Sonnar DT 16-80/F3.5-4.5 ZA | α77 | コメント (2) | トラックバック

2012/03/25 (Sun.)

F1 マレーシア GP 2012

マレーシアGP決勝 アロンソがウェットレースを制す! - GPUpdate.net

雨で始まったマレーシア GP は、赤旗中断を挟む大雨でのレースとなり、案の定の波乱が起きました。ウェットコンディションに滅法強いバトンが今回もタイヤマネジメントで勝利をもぎ取るのでは・・・とも予想したのですが、それとは大きく異なるリザルトが待っていました。

勝ったのはアロンソ。いくつもの幸運が重なったとはいえ、とても優勝争いができるとは思えない戦闘力しかない F2012 で勝ってしまうのはアロンソの地力としか言いようがありません。僚友マッサは 15 位止まり、本来ならこのあたりがこのクルマのポジションと言っても過言ではないはずです。
このリザルトの立役者はチームメイトのマッサと、あと一人は間違いなく HRT のカーティケヤンでしょう。セーフティカー明け早々のピットインラッシュでアロンソの直後にマッサがピットインしてきたことにより、先にピットインしていたはずのハミルトンが出られずアロンソが先行。その直後にはバトンがカーティケヤンに接触してフロントウィングを壊され、緊急ピットイン。アロンソはこれで労せず事実上のトップを得ました。カーティケヤンは終盤にもヴェッテルと絡み、彼のタイヤをパンクさせて表彰台争いから引きずり下ろしてしまうという、故意にではないにせよチャンピオン候補二人のポイントをフイにするアクシデントに介在することになりました。これがシーズン終盤にどういう意味を持ってくるのか、今から憶えておきたいと思います。

そしてこのレースにおけるアロンソ以上のヒーローは間違いなくザウバーのセルジオ・ペレス。小林可夢偉のチームメイトであります。
スタート直後にピットインしてインターミディエイト→ウェットにタイヤ交換したのが功を奏し、ヘビーレインコンディションで最速ラップをたたき出して 3 位に浮上。赤旗中断→SC 先導での再スタート後もポジションをキープし、ラップリーダーを記録した周回も。今回はマシンバランスが非常に良く、中盤以降はインターミディエイトタイヤでファステストラップを連発し、首位のアロンソと 5 秒以上あった差を一気に詰めます。しかし一つめのターニングポイントは終盤のドライタイヤへの交換時期で、1 秒差まで迫ったところでアロンソが先にミディアムタイヤへチェンジ、ペレスは 1 周ステイアウト後にハードタイヤへチェンジ。結果的にタイヤ選択は間違っていなかったものの、ここで同時にピットに入っていれば結果は違ったかもしれません。そして二つめのターニングポイントは残り 6 周となったところ。DRS を使用してテールトゥノーズとなり、次周の DRS ゾーンでは・・・!と思った瞬間、コーナリングでミスをして大きくコースオフ。復帰はでき、その後も追い上げを続けたものの、事実上ここで優勝は決まってしまいました。

正直なところ、ペレスは勝てるレースを落としたと言っても間違いではないと思います。いくつかのポイントで間違った選択をしていなければ、あのペース差があれば勝てていたはず。その壁を越えられるかどうかが勝てるドライバーになれるかどうかの境目でもありますが、逆に言えば、アロンソはああいった状態で絶対にミスをしないドライバー。だからこそ、今回だけでなく 2008 年のルノーや昨年のフェラーリのような勝てないマシンでも、チャンスがあれば力強くもぎ取る。そういう意味では、今回ペレスではなくアロンソが勝ったのは必然と言えるのかもしれません。
しかしながら、レースペースはウェットでもドライでもザウバーのほうが確実に速かったのも事実。ただセットアップ屋台や管理に失敗した可夢偉と F2012 を乗りこなせていないマッサがともに下位に沈んだとおり、同じマシンでも少し歯車が狂っただけで大きく落ち込んでしまうのが、チーム間の戦力差が僅少な今シーズンの傾向でもあります。でも少なくともシーズン中の開発力の差が現れない序盤戦ならば、可夢偉にも十分にチャンスはある、とも言えるはず。ペレスの表彰台獲得にペーター・ザウバーおじさんは涙していましたが、もっと泣かせる結果を目指してほしいところ。

残念ながらペレスは今回勝ちにつなげられませんでしたが、2006 年のバトンの初優勝、2008 年のクビサそしてヴェッテルの初優勝、2009 年のブラウン GP の初優勝など、新しいチームやドライバーが初めて勝ちそうな瞬間というのはドキドキするものです。私も可夢偉よりも先にペレスに表彰台に乗られるのは悔しいと思いつつ、中盤以降は完全にペレスを応援してしまっていました(笑。これで間違いなくティフォシの間ではマッサ降ろしの論調に勢いがつくでしょう。

それにしても今季は誰がまだ勝つか分からなくて面白いですね。パーマネントサーキットである今回のセパンでもう少し見えてくるかと思ったら、雨のおかげで結局分からなかったし。現時点での戦力としてはやはり 2 戦連続フロントロウ独占のマクラーレンに分がありそうですが、ヴェッテルは間違いなく何度か勝つでしょうし、ライコネンもそのうちズバッと優勝しちゃいそうだし(やっぱり得意のスパは注目でしょう)、グロジャンとマルドナドも表彰台には絡んでくる可能性が高い。メルセデス W03 のレースペースがイマイチなのがちょっと残念ではありますが、今シーズンはしばらくレースごとに表彰台の顔ぶれが入れ替わってもおかしくなく、毎度ワクワクしながら観戦できそうです。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2012 | コメント (0) | トラックバック

2012/03/24 (Sat.)

OverLay Magic for Xperia acro HD

Xperia acro HD の液晶保護シートはもう迷わずコレ。

ミヤビックス / OverLay Magic for Xperia acro HD SO-03D/IS12S

OverLay Magic for Xperia acro HD

Xperia arc で試して気に入ってしまったので、今後基本的にスマートフォン用の保護シートは OverLay Magic で統一していくことに決めました。タブレットとか持ち運びする機会が少なく、写真や動画を観る機会が多いものは画質重視で OverLay Brilliant、みたいな使い分け。
OverLay シリーズは本体の発売から少し遅れて出てくることも多いんですが、Xperia acro HD については docomo 版発売の少し前に au 版が出ていたこともあり、早めに発売されていました。

OverLay Magic for Xperia acro HD

サクッと貼ってみました。Vita と違ってシンプルな長方形なので、とても貼りやすいです。何の工夫もない acro HD のデザインを、初めていいと思った(ぉ

ディスプレイ表面のグレア感は何も貼っていないのと同じくらい美しいです。

OverLay Magic for Xperia acro HD

保護シートはディスプレイ面に合わせてシンプルな形状になっていますが、通話用のスピーカ部と前面カメラ周辺は抜かれています。カメラの抜き方が微妙に iPhone っぽい。

OverLay Magic for Xperia acro HD

あと、下の方にも抜き穴が。これはマイク用でしょうか。

寸法は例によって今回もピッチピチで、四辺それぞれ 0.5mm くらいずつしかマージンがありません。位置合わせしやすく貼った後の見た目も非常によろしい。まあディスプレイ表面にいつもの如く飛散防止シートが貼られているので、その上にさらに貼ることにはなりますが。

OverLay Magic for Xperia acro HD

写真を表示させてみたところ。さすが OverLay、保護シートを貼ったことによる画質低下は認められません。
しかし改めて写真を表示させると、旧 Xperia acro とは段違いの美しさにちょっと息を呑んでしまいますね。私も早く今年モデルに買い換えたい・・・。

なお、OverLay Magic は同じグレア系の保護シートでも Brilliant に比べると表面の滑りは微妙にだけど悪くなってしまいます。イメージ的には何も貼っていない状態≧Brilliant>Magic の順。最初のうちフリック系の操作がはちょっと引っかかり気味に感じますが、arc では使っているうちに馴染んできて Brilliant とそう変わらない滑り感になっていますし、acro HD のメインユーザーであるウチの奥さんは、私よりも指先がドライなので問題ないでしょう(ぉ。

ミヤビックス / OverLay Magic for Xperia acro HD SO-03D/IS12S

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投稿者 B : 23:49 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック

2012/03/23 (Fri.)

Xperia acro HD

春になるとスマホ欲しくなるよねー、ってことで、機種変しました。

ソニーモバイルコミュニケーションズ / Xperia acro HD SO-03D (Ceramic)

Xperia acro HD

いや、機種変したのは私ではなくウチの奥さんですが。3 年 3 ヶ月前に買った N-02A がそろそろ耐用限界で、画面が点かなくなったり、まれに SIM が接触不良を起こして電源断したり(私も N-04A でありましたが、動作中に SIM が外れると電源オフになる仕様らしい)、いい加減買い替え時だったので・・・。機種選定は半ば私の独断です(笑)。要件としては、赤外線通信必須(ママ友とのメアド交換に使うらしい)ということであまり選択肢がありませんでしたが、日常生活上はどちらかというと防水のほうが役に立つことが多いでしょう。
カラーは Ceramic(ホワイト)。どうせカバーをつけるから素体はシンプルなほうがいい、ということで。

Xperia acro HD

質感はずいぶんマットな感じ。同じホワイト系なら au 版(IS12S)の White のほうがパール仕上げでキレイだと思ったんですが、動作機を自宅で触ってみるとこのマットなホワイトも悪くないですね。ただ汚れが付着すると目立ちそうではあります。

Xperia acro HD

あちこちで指摘されているとおり、本体側面のボタンは非常に小さく、突起量も少ないです。まあボリュームボタンは問題ないでしょうし、シャッターボタンはカメラアプリ上で画面タッチ撮影できるので大丈夫だと思いますが、電源ボタンがこの位置でかつ押しにくいというのは困りもの。私は Xperia(X10/arc/acro/PLAY)でも iPhone/iPod touch でも、ホームボタンでスリープ解除していましたが、acro HD ではホームボタンが物理キーではないため、スリープ解除は電源ボタンでやるしかありません。本体を握るように持って右手親指でオン、という手順を習慣づければ良いのかもしれませんが、それにしてもこの押しにくさではねえ(´д`)。押し心地を改善してくれるアタッチメントが何か出てきてほしいところです。

Xperia acro HD

本体上面には、銀色のカバーに護られて miniHDMI、ヘッドホン/マイク兼用端子、microUSB のコネクタが並んでいます。が、アクセスするにはいちいちフタを外さなくてはいけないのが面倒。防水のために使い勝手が犠牲になった部分です。HDMI はそれほど頻繁に使うものではないし、充電は後述のクレイドル、ヘッドホンは Bluetooth のものを使うのが、ストレスなく acro HD と付き合う秘訣かもしれません。

Xperia acro HD

残念ながらタッチパネル化されてしまった戻る/ホーム/メニューボタン。せめてホームボタンだけはハードキーで残しておいてほしかった・・・。
このボタンですが、タッチパネルに触れるとアイコンの下に白いインジケータが光るようになっています。が、実際の当たり判定(ぉ)はアイコン付近にあるようで、実際はアイコンを触ることになるので、何のためについている LED だかイマイチよく分かりません。

Android ではメニューが画面下から出てくるアプリが多いので、ここにタッチ式の戻るボタンがついていると、けっこう誤操作の元だと思うんですが、そのあたりどうなんでしょうか。私はやっぱりハードウェアキーがいいです・・・。

Xperia acro HD

旧 Xperia acro と比較してみました。旧 acro のほうには Xperia S のホームアプリをインストールしているので UI デザインはほぼ同じですが、ディスプレイ解像度が違うのでアイコンの間隔やフォントサイズが違いますね。

それにしてもこの 2 機種、Sony Ericsson/XPERIA のロゴが入っていなければ、同じ「Xperia acro」シリーズであることはおろか、同じメーカーが作ったスマートフォンであることさえ判らないんじゃないかというほどデザインが違います。個人的には、acro HD は真四角すぎて面白みがなく、イマイチ所有欲が湧かない・・・。
Xperia arc のデザインの完成度があまりにも高かったので旧 acro の印象が霞みがちですが、こうして見比べると旧 acro のボディラインがいかにセクシーだったかがよく分かりますね。また、曲面の使い方の違いのせいで、持った感じとしても acro HD のほうが少し大きく感じます。

Xperia acro HD

もうひとつ、旧 acro と acro HD の大きな違いといえば、内蔵ストレージ容量じゃないでしょうか。
内部メモリー(アプリケーション領域)が約 2GB に増量(空きは出荷状態で 1.8GB 程度)され、アプリをそれなりにたくさん入れてもまだまだ余裕と言える容量になりました。旧 acro では 400MB 弱しかなく、さらにシステムアップデートで空き領域の多くを占有されてしまったことで、必須なアプリしか入れていないのに常に空き容量を気にしながらでないと使えない、という不都合を強いられていました(´д`)。私の arc/acro では最近、何かするたびに空き容量低下警告が出るので、早く機種変したい・・・。

Xperia acro HD

Xperia acro HD の UI は、出荷時点でのデフォルトでは docomo が独自開発した Palette UI という docomo 共通のホーム画面に設定されています。docomo のサービス押しつけで鬱陶しいのかと思ったら案外そうでもなく、パーツの配置さえ憶えてしまえばそれなりに使いやすそうな UI ではあると思ったのですが、Android 標準のお作法とはずいぶん違うのと(とにかくアプリドロワーの呼び出しアイコンが画面下中央にないというだけで私はダメ)、何より重すぎるので使う気になれません(´д`)。画面のスクロールやレスポンスが悪く、これデュアルコア CPU 搭載の最新機種だよね?初期の Xperia X10 じゃないよね?と疑いたくなるほどのもっさり動作。速攻で外させていただきました。

Xperia acro HD

ホーム画面の設定は、Palette UI からメニュー→設定→Xperia→優先アプリ設定 の順でメニューを辿っていき、デフォルトの「ドコモ」から「Xperia」に変更するだけで、ホーム画面をいわゆる「ソニエリホーム」に変更することができます。

X10 の頃はソニエリホームもイマイチで Home++ に置き換えたりしていましたが、もうずいぶん枯れて使いやすくなりました。Palette UI からソニエリホームに変更しただけで、体感的なレスポンスも大幅に改善。旧 acro と比べても明らかにサクサクで、使っていて気持ちが良いです。

Xperia acro HD

acro HD には充電用のクレイドルが付属しています。先述のとおり防水のために microUSB コネクタに蓋がされているので、充電は基本的にクレイドルを使ってください、ということでしょう。
特に凝ったところもない、シンプルなクレイドルです。充電端子は本体側面に金属接点がむき出しになっていて、そこから充電します。

Xperia acro HD

本体は縦にセットします。arc/acro では純正のクレイドルが存在せず、サードパーティ製クレイドルを買ったりもしましたが、別に充電しながら動画観たりしないので、スペースを取らない縦置きのクレイドルのほうが良いです・・・。

ただ、このクレイドルは本体をしっかり挿し込むタイプで、それほどクリアランスが確保されているわけではないので、基本的にケースやカバーをつけたまま充電することはできなさそう。

Xperia acro HD

自分のじゃないので初期設定代行がてらちょいちょい触ってみた程度ですが、外見はともかく中身は 2011 年モデルの Xperia よりも確実に進化していますね。やはりデュアルコア CPU のパフォーマンスは伊達ではなく、旧 acro とはレスポンスの違いをハッキリと感じます。

また、高精細化されたディスプレイも素晴らしいですね。acro の 4.2inch/480×854 に対して acro HD では 4.3inch/720×1,280。ピクセル数だけで言えばもうそこらの PC と変わりません。これは iPhone 4S(3.5inch/640×960)よりも高精細で、画素密度で言えば 342ppi という驚異の細かさです(iPhone 4S は 326ppi)。画面をデジカメで撮影しても、旧 acro ではけっこうモアレていたのが、acro HD のレベルになるとモアレが出ることもほとんどないくらい。
画面の話をするとどうしても出てくるのは「新しい iPad」。個人的にはタブレットの画面サイズになると用途が変わってくる(いくら高精細でも acro HD で電子雑誌を読みたいとは思わない)ため、単に画素密度だけの話をしてもしょうがないとは思いますが、iPad だけでなくこの arc HD のディスプレイももっと評価されていいと思います。早くこれがスタンダードになってほしい。
内蔵カメラも旧 acro から大きく進化していて、起動が速いだけでなく、画質も向上しています。グレードアップしたディスプレイに見合う性能じゃないでしょうか。旧 acro のカメラもそこそこ使い物になりましたが、それはあくまで「メモ用途か、コンデジがないときの代替としては使える」というものだったのに対して、acro HD のカメラは「これならコンデジ持ち歩かなくてもいいんじゃない?」と言えるレベル。そろそろ奥さん用のコンデジも買い換え時かと思っていましたが、これなら買い換え資金で私がカメラ買っても良いかも(まて

とはいえ acro HD も手放しで褒めたいところばかりではなく、不満もそれなりにあります。私はモデルチェンジごとに順調に大きくなっていく本体と、ホームボタン周りが完全にタッチ化されてしまったことが大きな不満。スリープ解除の操作がしにくくなっただけでなく、手の小さい私にとっては片手操作時に指が届きにくくなったことと、それに伴って指を伸ばしたときに親指の付け根の部分でタッチパネルやタッチキーに触れてしまい、誤操作の元になってしまうのです。この誤操作は現行の acro でもけっこうやってしまっているので、これ以上本体サイズが大きくなってしまうのは、正直厳しい・・・。Xperia P くらいのサイズ感でおサイフ対応の機種があれば(ワンセグや赤外線は不要)、現行 acro からの有力な買い換え候補になるんだけどなあ。

また、これはハードウェアの問題ではないのですが、改めて Google や docomo が構築しているスマートフォン周りの仕組みって難解ですね。私が自分で使うだけなら、既に持っているアカウントやデータを移行させるだけで良いんですが、奥さん用となると新しく Google アカウントを取って、sp モードのパスワードを設定して・・・とか全てイチからやる必要があり、それなりに解っているつもりの私でさえ混乱気味になりました。sp モード周りの設定の一部は 3G ネットワーク経由でないとアクセスできないとか、docomo 関連の設定だけでも複数の異なるパスワードが必要だったりとか・・・。Palette UI のようなものの導入の目的は、機種間でのユーザビリティの統一に加えてサポートコストの低減などもあるのでしょうが、フロントエンドの UI を解りやすくする以上にやるべきことがもっとあると思う。
まあ、このあたりの解りにくさはスマホ導入以前の i モード時代からも存在していましたが、そろそろ建て増し旅館的なサービスの構造は見直す必要があるんじゃないですかね。とても発売中の機種のほとんどがスマートフォンに置き換わってしまった段階でやっていることとは思えません。

ともあれ、ウチの奥さんにとってはこれが初スマホなので、しばらくサポートしてやりながら慣れていってもらおうと思います。今までも Android タブレットを少しずつ触っていたので、何もない状態からよりは早いと思いますが、それでも 6 歳の長女のほうが先にコツを掴みつつある状況なので、早く慣れてもらわないと。

投稿者 B : 23:07 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック

2012/03/22 (Thu.)

スター・ウォーズ エピソード I 3D @ユナイテッド・シネマ豊洲

先週末公開されたところですが、スター・ウォーズファンとしては観に行っておかないといけないでしょう、ということで、行ってきました。

スター・ウォーズ エピソード I ファントム・メナス 3D

スター・ウォーズ・サーガは劇場版からテレビ放映、レンタルビデオやディスクメディアまで含めるともう何度観たか憶えていないくらい観ています。特に EP4~6 は代表的な台詞を英語で暗記してしまうくらい。
とはいえ、新三部作が完結して 5 年あまりが経ち、コンプリート・サーガ BD-BOX の発売をもって、私の中でも一区切りがついてしまった感がありました。でも、ホームシアターのせいぜい 80inch 程度の画面じゃなくて、劇場のスクリーンと音響で、さらに 3D で鑑賞できるなら、行っておかなきゃならないじゃないですか。

STAR WARS ep.I 3D

今回の EP1 3D では IMAX 3D での上映はなく、RealD、MasterImage 3D、Dolby 3D、XpanD の 4 方式から選択することになります。正直 XpanD で観る気はしないので(´д`)、それ以外の方式で観たかったのですが、XpanD 以外の方式を導入している劇場はそれなりに限られます。

最終的に私が選んだ劇場は、某 3D 大王のおすすめに従って、RealD 方式を採用しているユナイテッド・シネマ豊洲の 10 番スクリーン。3D 対応スクリーンとしては国内最大級となる 9.29×22.6m の巨大スクリーンで、こういう SF 映画を観るには最適ではないでしょうか。実際、私も中に入ってみてそのスクリーンの広大さに圧倒されました。私が今までに見た劇場のスクリーンの中でも間違いなく最大でしょう。
ちなみに、この劇場でも日程や時間帯によって小さめのスクリーンで上映される回もあるので、注意が必要です。

STAR WARS ep.I 3D

なお、RealD 方式の劇場では、自前の RealD 対応 3D メガネを持ち込むと、メガネ代¥100 が差し引かれて安くなります(大人一人¥2,000→¥1,900 に)。私はなぜか RealD メガネを一本持っていたので(ぉ、持ち込みました。電池駆動する XpanD あたりと違ってパッシブ方式でメガネのコストが低い RealD ならではだと思います。

STAR WARS ep.I 3D

ちなみに、劇場ではグッズとして EP1 でアナキンがポッドレースのときに掛けていたゴーグルを模した 3D メガネも販売されていました。まあ、メガネ部のデザインを似せただけで、微妙だったのでスルー(ぉ

STAR WARS ep.I 3D

劇場グッズといえば、あのライトセーバー箸も販売されていました。実物は初めて見ましたが、ダース・モール箸の柄が長かったり、ドゥークー伯爵箸の柄が曲がっていたり、なにげに芸が細かい(笑
類似品のビームサーベル箸と並んで、特に家庭持ちには買ってもどうしようもないものの筆頭なのでスルーしましたが(´д`)、独身だったら大人買いしていたかもしれません(^^;;

話を映画に戻しましょう。私はチケットをオンライン予約したので、ど真ん中ちょい前寄りのシートを確保できました。久しぶりの 3D 映画だったので最初は少し違和感がありましたが、15 分も観ていると慣れてきました。

もともとが 3D を想定せずに撮影された映画を、後加工で 3D 化していることもあって、良く言えばそれほど違和感のない自然な、悪く言えば立体感のやや乏しい映像になっています。効果のかけ方はシーンによって差があり、宇宙船の中など狭い空間のシーンではいわゆる「平面の書き割りを重ねたような映像」に見えることもありましたが、宇宙空間や広原での戦闘シーンなどでは奥行き感がありつつも不自然ではない程度の立体感のつけ方で、好感が持てました。メイキングなどを見ていても、今回の 3D 化では「飛び出す 3D よりも、奥行き感をもった 3D を目指した」ということなので、スクリーンの奥に向かって広がっていく画作りなのが、違和感の少ない 3D に仕上がった要因と言えそうです。
ただ、最近の 3D 前提で制作された作品では、3D を意識したカメラワークでうまく演出効果を出しているものが多い(やり過ぎて映画を見せたいのか映像を見せたいのか分からなくなっているものもありますが)ので、比較するとやはり少し物足りなさは感じますね。

でも、初見時は良かったけど何度か観るうちに冗長に感じるようになってしまったポッドレースやグンガン族対ドロイド大隊の戦闘シーンあたりが、3D による映像的な演出のおかげで再び観る価値のあるシーンに復活してきたのは、なかなかの収穫だと思います(笑。
あとは、最大の見せ場であるライトセーバーによる殺陣のシーン(個人的には、シリーズ全作を通してこの EP1 のクワイ=ガン&オビ=ワン師弟対ダース・モールのライトセーバー戦が殺陣としては最も燃える)にもっと立体感をつけてほしかったのですが、元が 2D だとここらが限界でしょうか。悪役としてはいいキャラを持ちつつもすぐに退場してしまったダース・モールの数少ない見せ場なので、もっと気合い入れてほしかったなあ。

RealD の画質面の話をすると、メガネを掛けることで少し明るさが下がってしまうのはまあ許容範囲としても、色味が少し青っぽくなってしまうのが気になりました。まあ完全に緑になってしまう XpanD に比べれば遥かにマシなレベルですが、タトゥイーンの赤茶けた砂の色とか、ダース・モールの瞳の禍々しい色とか、そういうのが微妙にくすんだ色味に見えてしまったのはもったいないです。メガネによって色味が変わってしまう 3D 方式では、メガネを掛けた状態でできるだけ制作者の意図に近い色味に見えるよう、あらかじめガンマ補正をかけてほしいくらいです。
また、RealD 方式の弱点なのか、この劇場のスクリーン固有の問題なのか分かりませんが、ポッドレース等で素早く横にパンするようなシーンでは、画面内に偏光方式特有の縦縞が少し見えるのは気になりました。

といった感じで、一度 IMAX 3D の映像を見てしまうとさすがに分が悪いですが、とはいえ RealD の映像も及第点をあげていいレベルではあると思います。個人的に、今まで見た 3 方式を比較するなら、IMAX 3D>>RealD>>>>>XpanD かな。

ちなみに、私が観に行ったのは平日夜という客の入りにくいスケジュールではありましたが、それでも 413 席あるこの 10 番スクリーンで、観客が私を含め 15 人程度しかいないという興行状況で、さすがに心配になりました。横一列私しかいないという大スクリーン貸し切り状態を満喫できたのは良いんですが、さすがに封切り後 1 週間経っていない作品で 400 席近い空席というのは異常ですよ。まあスター・ウォーズ自体がコンテンツとしては終わってしまったものではありますが、今回は明らかに国内向けのプロモーションが足りていませんし、配給元からしてやる気があるのかないのか分かりません。この調子だと、EP2 以降の 3D 化が中止されるのではないか、という心配すら出てきます。
しかし逆に言えば、慌てなくても今から良い席で観れるということでもあります(笑。EP4~6 に比べると EP1~3 は微妙、というファンも少なくないでしょうが、この 3D バージョンはちゃんとした劇場を選べば過去最高画質・音質でスター・ウォーズを鑑賞できる最後のチャンスかもしれません。スターウォーズ好きで 3D や AV に興味があるなら、一度観ておいても損はしないのではないでしょうか。

投稿者 B : 23:13 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

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