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2013/12/19 (Thu.)

駒沢公園の煮込み定食

「アルコール...なくてけっこう、コケコッコー」

駒澤大学

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、今回はちょうど 1 年前に発売された「SPA!」掲載の第 25 話「駒沢公園の煮込み定食」の聖地、駒沢大学にやってきました。最近やけに大学づいていますが、今回は大学そのものは関係ありません。
田園都市線の、それも各駅停車の駅って、そう遠くないにも関わらずなかなか来る機会がないんですよね。ここにも、随分久しぶりに降りた気が。

駅から歩いて、駒澤大学のキャンパスを少し過ぎたあたりの住宅街に忽然と、その店はありました。

駒沢 かっぱ

かっぱ

この異物感!のっけからハードル高い(汗。
一応、この後ろはバス通りなので、あくまで「住宅街の入口あたり」にすぎませんが、確かに知らなきゃ入りにくい。

かっぱ

看板以外、何も案内が出ていなくて、入口には縄暖簾だけ。
どう見たって居酒屋の面構えだ。それもちょっと高めの。

この中で煮込みが食べられるなんて思わないよなあ...。さらに、お酒を置いていないなんてもっと思わないよなあ(汗
聖地巡礼のつもりで来てもちょっと勇気を試される敷居に少したじろぎながらも、意を決して入店。

空いている席に着くと、何も言わずに一皿出てきました。

かっぱ

な...なんだいきなり...。こ...これ、煮込み...。

「ごはん、どうしますか」

かっぱ

店内を見回すと、ありました、メニューが。
にこみ、御飯、茶漬け、漬け物、のみ。それぞれサイズが選べるようです。

...そうか、メニューはこれしかないから、入ると自動的に出てくるのか。
というか、煮込みの「小」を頼みたければ、着席して間髪入れずに小を頼まなければ並を食べる羽目になるということか。これもまたハードル高い(汗

店内はカウンター席のみ。9 席だか 10 席だかしかない、狭いお店です。おかあさんとおばあちゃんだけで切り盛りしているようで(劇中ではおじさん一人だったし、実際日によってはそういうこともある模様)、キャパ的にはこれがいっぱいいっぱい、ということなんでしょう。
席は常に 8 割方埋まっていて、食べたらすぐに出る感じなので、かなり回転率は高いです。私以外のお客さんはほぼ学生さんか肉体労働系のおじさんといった雰囲気で、安くて満足できるガッツリ系の食事として知られているんだろうな、というのが分かります。

かっぱ

というわけで、ごはんの並と漬け物を注文。
立派な煮込み定食が完成しました。

これはウマそう。
でも、このごはん、「並」のはずなのにどんぶり飯なんですけど!

かっぱ

うんうん、見た目どおり原寸大にウマイ。

なんというか、古くからのやんわりとした日本の肉料理って感じ。
何年も何年も煮込み続けられて、凝縮されたスープに全てが詰まっているんだろうなあ。
どんぶり飯、煮込みに対して多すぎるんじゃないかと思ったけど、ペース配分的にはこれくらいの量でちょうど良いのかも。

かっぱ

それにしてもなぜこんな薄い皿に入れる。
全員、こぼしてるじゃないか。

というか、出てきてカウンターの上に置かれた時点で、既にこぼれているという(笑

かっぱ

持ち帰り...そういうのもやっているのか。

静かだ...皆黙って食べている。なんだかストイックな店だな。
俺にとっては物凄く快適なひとり飯空間なんだけど、ほんと色々謎の多い店だ。

大声で喋っているお客さんはいないけど、耳に入ってきた小声の会話の内容からすると、ほとんどが常連さんか、その常連さんが連れてきた人、という印象。だから、この不思議な店のルールも、暗黙の了解として共有されているというわけか。

しかし、メニューにあったあの「茶漬け」の存在が妙に異彩を放っている。
煮込みしかやっていない店の、あえての「茶漬け」。気になる...どんな茶漬けなんだ。

かっぱ

――俺は本当にそれを実行した。
驚いたことに、ただの永谷園のお茶漬け海苔が平然と出てきた。

それ以前に、この店では基本的に食べるもの食べたらさっさと出る、が暗黙のルールらしく、追加注文する人なんてほとんどいない。私が追加注文しようとしたところ、反射的に
「900 円になります」
「(かぶせ気味に)えっと、お茶漬けの小ください」
(えっ)
(えっ)
というやりとりが発生しました(;´Д`)。

お茶漬け、飲みに行ったときの〆に食べることはたまにあるけど、永谷園のお茶漬け海苔なんていつ以来だろう。20 年ぶりくらいか。
これだけうまい煮込みを出す店にしてはギャップが激しいけど、それよりもこの永谷園の味の懐かしいこと。ああ、これはもしかしたら煮込みとごはんじゃなくて、飲んだ帰りに〆代わりに煮込みとお茶漬け、というのが正解なのかもしれない。それなら、この永谷園の味も納得できる。

このあたりで飲むことはほとんどないけど、もし機会があったら、〆はここだな。

SPA! 2012 年 12/25 号

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投稿者 B : 00:00 | Dinner | Gourmet | KODOGURU

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