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虚像の道化師

東野 圭吾 / 虚像の道化師 ガリレオ 7

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真夏の方程式』を観たと思ったら、以前図書館で予約しておいた本の順番がようやく回ってきたとの連絡があったので、借りてきました。というか予約したの『真夏の方程式』の原作と同時なんですけど、こっちのほうが 5 ヶ月も遅いとは(;´Д`)ヾ。

映画の原作とは違って本作はこのシリーズらしい短編集。とはいえ昨年のドラマ 2 期で映像化されてしまっているため、ストーリーとしては既に知っているものばかりです。大沢たかおが新興宗教の教祖を演じた「幻惑す」、ゲストに大島優子を迎えた「幻聴る」、同じく香椎由宇がヒロインを演じた「偽装う」、蒼井優が女優役を怪演した「演技る」の 4 編。以前のドラマ化に比べて 2 期はかなり原作を改編した脚本になっているのね、というのが改めて原作を読んだ感想で、特に「偽装う」はトリック以外は全く別の話だし、「演技る」も原作とドラマではオチが正反対。映像化にあたっては簡略化したりメリハリをつけるために多少ストーリーをいじることはあると思いますが、「演技る」は原作のほうがぜんぜん良かったなあ。ドラマでは蒼井優の芝居の迫力に圧倒されてしまいましたが、原作を読むとドラマ版の設定はただの狂人…。

原作のほうに話を戻すと、やはりシリーズを重ねるごとに物理学との関連性が薄くなり、次第に単なる推理小説になってきているのを感じます。物理学縛り、というのはネタ的に厳しいのかもしれませんが、これなら加賀恭一郎シリーズで良いのでは、という作品の割合は高まっているし、何よりも湯川学というキャラクターが初期の「変人」から、ドラマ版の福山ガリレオに近づいているのが気になるところ。
まあ面白いし文章のテンポが良いので一気に読んでしまったわけですが。ちなみに同じく図書館で予約中の続編『禁断の魔術』は、いつになったら順番が回ってくるのでしょうか(笑。

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