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2014/08/31 (Sun.)

さよなら夏の日

さよなら夏の日

[ Sony α7 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

8 月ももう終わりですね。

社会人にとってはごく普通の月末の一日ではありますが、たまたま日曜日と重なったこともあり、何故か自分まで「夏休みの最後の一日」の気分を味わっています。

この夏は、あちこち行って、いろいろやったなあ。
秋は何をしようかな。

投稿者 B : 21:30 | Photograph | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7 | コメント (0) | トラックバック

2014/08/30 (Sat.)

TECHART TA-GA3

新しいマウントアダプタを手に入れました。

TECHART / TA-GA3

TA-GA3

6 月に発売されていた、CONTAX G-αE の AF 対応マウントアダプタ。ずっと気にはなっていましたが、ここのところ AF でスナップを撮ることが多く、オールドレンズで撮る機会が減っていました。でも先日『オールドレンズ・ライフ Vol.4』を読んで久々に刺激を受け(笑、手を出してみました。

ミラーレスカメラが出てから様々な種類のマウントアダプタが世に出てきましたが、Speed Booster 系の縮小光学系アダプタと、この CONTAX G-αE アダプタが最も変態だと思います(誉め言葉

TA-GA3

外箱は上蓋がマグネットで留まっている、ベンチャーとは思えない凝った作りです。が、箱のカドが凹んでいるのが惜しい(流通段階でついたものかもしれませんが)。

TA-GA3

マウントアダプタは一見普通ですが、CONTAX G のアダプタで電子接点つき、というのが唯一無二。AF 対応の証拠です。

マウントの下部が角張っていますが、ここに AF 駆動用のモーターや回路が収められているのでしょう。
アダプタ内部には起毛シートが貼られていて、内部反射への配慮が伺えます。
TA-GA3

付属品は Bluetooth 4.0 アダプタ(上)と、USB メモリ(下)。
BT アダプタはマウントアダプタのファームアップに使用します。これを PC に接続してマウントアダプタと Bluetooth で繋ぐわけですが、基板剥き出しのアダプタ、というのが逆にイカス。
USB メモリは Kingston 製で、中には取説とファームアップの手順書等が収められていました。

TA-GA3

α7 に装着してみました。
チタンシルバーのレンズも似合わなくはないですが、やっぱり α7 で使うなら限定ブラックのレンズが欲しくなりますね...。

ちなみにレンズの装着はレンズ側の個体によってすんなりセットできたり、しっかり確認しながら押し込んでやらないとロックされていなかったり、まちまちです。このあたりは KIPON や METABONES といった実績のあるマウントアダプタメーカーに比べると、精度が今ひとつということですかね。

TA-GA3

アダプタの側面には MF ダイヤルがついていて、このダイヤルを回すことで MF 操作が可能です。買ってみるまでは、この小さいダイヤルで操作するのはまどろっこしいし、きっと回転も固くて指先が痛くなりそうだな...と思っていたんですが、単純なギヤによる駆動ではなく、AF 用モーターが回転を補助してくれるようで、かなり軽い力で回ります。クルマのパワステが効いているような感覚で、これは嬉しい誤算でした。まあ、KIPON や METABONES のほうが MF 専用なぶんダイヤルは大きいし操作感もダイレクトなので、最初から MF で使うならそっちのほうがいいですが、MF をあくまで補助的に使う程度ならばこれでも十分。α 本体の DMF のように、いちいち AF/MF を切り替えなくても直接 MF 操作できるのも使い勝手がいい。
まだテスト的にしか使えていませんが、操作性はちょっと独特ですね。まず、電子連動しているので他のマウントアダプタと違ってレンズ焦点距離・F 値が Exif に記録されるわけですが、レンズ側が電子絞りではないので「Exif に記録される F 値はボディ側で設定した絞り値」になります。つまり、「レンズ側は F2.8 だけど、ボディ側で F8 に設定していると Exif には F8 と記録される」ことになります。また、ボディ側からは電子絞り対応のレンズに見えるので、ボディは開放測光しようという挙動を撮ります。そのため、

  • ボディ側で撮りたい F 値に設定 → レンズ側は開放状態にして AF/AE(シャッターボタン半押し) → レンズ側の絞りを撮りたい値に絞って撮影(Exif には正しい絞り値が記録される)
  • ボディ側の F 値は絞り開放に固定 → レンズ側は絞りたい値に絞って撮影(Exif には開放の絞り値が記録される)
のどちらかの手順で撮影する必要があります。後者の手順(AF 非対応アダプタと同じ使い方)のほうが手っ取り早いですが、Exif に撮影時の F 値が記録されないのと、開放 AF のほうがフォーカスは正確なので、多少面倒でも前者の手順で撮影するのが本来の使い方だと思われます。

AF スピードや精度については、さすがに純正の E マウントレンズには及びませんが、ちょっと前の DC モーター系レンズだと思えば許容範囲のスピード。精度も悪くないですが、コントラスト AF になるので被写体や周囲の明るさによっては迷ったり、合焦しきれなかったりすることもあります。でも、今まで MF でしか使えなかったレンズが AF で使えることの快適さと痛快さはたまりませんね。CONTAX G のボディを持っていないので分かりませんが、オリジナルのボディと比べて AF 速度はどうなんでしょうか。精度はおそらくこちらのほうが高いはずです。

最大の難点を挙げるとすれば、動作音じゃないでしょうか。アダプタに内蔵されたモーターでレンズを駆動しているのである程度の音はしょうがないですが、音量はともかくけっこう甲高い駆動音なので、室内や外でも静かな場所で使うのは躊躇われるレベル。ある程度シチュエーションや被写体は選ぶアダプタだと思います。

さておき、このアダプタのおかげで α7 で日常的に使えるレンズが一気に増えた感覚です。今まで結局純正の 24-70mm ばかり使ってしまっていて、レンズ自体はいいけど描写が現代的すぎて面白みに欠けると思っていました。このアダプタで、「オリジナルに近いツァイスレンズ」が AF で、しかもフルサイズで使える喜びを噛み締めたいと思います。

TECHART / TA-GA3

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投稿者 B : 22:33 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2014/08/29 (Fri.)

NIGHT AQUARIUM

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Touit Distagon T* 12mm F2.8 ]

夏の間に一度写真撮りに行きたい、と思っていた夜の水族館に行ってみました。

場所は、品川のエプソン 品川アクアスタジアム
私の生活圏では最もアクセスのいい場所にある水族館ですが、いつでも行けると思うと逆に行かないもので、実は今回が初めて。

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Touit Distagon T* 12mm F2.8 ]

品川プリンスホテルの敷地内にある水族館なので、規模はそれほど大きくありません。しながわ水族館やサンシャイン水族館ほど展示物の網羅性が高いわけではありませんが、その分メリハリがついている印象。

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]

普通の水槽での展示は、他の大きな水族館でいうところの 1~2 コーナー分しかなく、「えっこれだけ?」という小ささなのですが、

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Touit Distagon T* 12mm F2.8 ]

このトンネル型水槽「マンタが飛ぶきらめきの海」が圧巻。体長 3m の巨大なマンタが頭上をかすめるトンネルは、かなりインパクトあります。
他にもたくさんのエイが泳いでいて、エイ好きとしてはポイント高し。

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]

そして水族館の花形、イルカショー。このイルカの円形プールがけっこう大きく、こんなに大きな水槽があると思っていなかったので、驚きました。この水族館はイルカプールとアシカプール、それにトンネル水槽といった大物をコンパクトな施設に収めるために、通常の展示を絞っているんですね。
このイルカプール、屋内にも関わらず天井が高く、ダイナミックなジャンプが見られます。他の水族館の屋外型イルカプールに負けてない迫力。

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]

水しぶきもジャンジャン飛んでくるし、水族館の規模からすると入場料はちょっと高いかな?と思っていたけど、このショーが見られるなら悪くない。むしろ、ショーを見るために来るべき水族館だと思います。

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]

ショーの内容もよくある感じではなく、音楽つきだったり、スタッフがイルカに乗って見せる芸もあったり、他の水族館とは一線を画しています。

アシカショーも見ましたが、こちらもちょっとお笑い寄りで楽しい。子ども連れでも楽しいでしょうが、大人が見ても楽しめるくらい、ちゃんと作り込んであります。

NIGHT AQUARIUM

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]

本当は、魚やくらげを撮って癒やされたかったのに(そもそもくらげは展示すらされていない)、予想外に楽しんでしまいました。2 時間もあれば十分に満喫できるボリュームなので、遠出はしたくないけど気軽に楽しみたいときにちょうどいい感じ。今度は娘を連れてこようかな...。。

投稿者 B : 23:59 | Photograph | Touit 12/F2.8 | Vario-Tessar E 16-70/F4 ZA OSS | α6000 | コメント (0) | トラックバック

2014/08/28 (Thu.)

RG シャア専用ズゴック

ギリギリ 8 月中に仕上がった、夏休みのしゅくだい。やっぱり夏といえば水陸両用 MS ですよね!

RG 1/144 MSM-07S シャア専用ズゴック

RG シャア専用ズゴック

RG ではザク II 以来ひさびさの非ガンダム系 MS のキット化です。特に水陸両用系 MS はフレーム構造が一般的な MS と違うので、作っていて楽しいんですよね。

RG シャア専用ズゴック

プロポーションは完璧と言って良いバランス。加えて、RG らしいリアリティのある新解釈が随所に加えられていて、ディテールを見ていくと今までに見たどんなズゴックの立体物よりも、本物らしさに溢れています。

RG シャア専用ズゴック

従来のズゴックの立体物とは少し雰囲気の異なる脚部。曲線的に解釈されることの多かった脛部が、直線と曲線の絶妙な組み合わせで表現され、また RG らしい色分けも相まって、斬新なイメージになっています。側面には水抜き用のフィンがつけられていて、芸が細かい。

RG シャア専用ズゴック

腰アーマーも、従来はブリーフ型の塊状であることがほとんどでしたが、前垂れの部分が分割可動式になっていて、脚の動きを妨げないようになっています。

胸部のフィンも一本線ではなく中央に縦スリットが入っているとか、こだわりを感じます。

RG シャア専用ズゴック

一番驚いたのが、このツメの形状。MG なんかだとへの字型をしていましたが、RG ではよりストレートに近く、貫通力の高そうな形になっています。しかも三次元曲面で構成されていて、本物の蟹の爪っぽい生々しさがあります。甲殻類をモチーフに開発された MS、というルーツがよく分かるディテールです。

RG シャア専用ズゴック

肘や膝はスライド装甲によって関節を大きく曲げても内部フレームが露出しないようデザイン上の配慮がなされています。こういう構造は RG では一般的になっていますが、特に腕や脚の可動域が広いズゴックでは効果的な処理だと思います。

RG シャア専用ズゴック

劇中の象徴的なポージングの再現もお手のもの。
唯一難点を挙げるとすれば、関節がよく動く代わりに保持力がそれほど強くなく、中途半端な位置で止めようとしても徐々に下がってきてしまうところでしょうか。

このズゴックと一緒に飾っておくのに、RG ジムも早く出してくれませんかね...。

RG シャア専用ズゴック

作中において、シャアの強さが際立っていたのは、ザクからせいぜいこのズゴックまで。ビーム兵器主体になって以降は、むしろ情けない立ち回りのほうが増えちゃいましたからね...。

そういう意味では、接近戦では滅法強いシャアのカッコ良さをきっちり仕上げてくれた好キットだと思います。RG シリーズ全体を通しても特によくできている、と言って良いかも。シャア好きならば、間違いなくオススメです。

投稿者 B : 23:59 | GUNPLA | Hobby | コメント (0) | トラックバック

2014/08/27 (Wed.)

雪の女王 [DVD]

夏休み向けにと買った『アナ雪』の BD ですが、子どもたちはその後も繰り返し観ているようで、買った甲斐がありました。気がついたら自宅にピアノ用の楽譜まで買ってあったという(笑。

そういえば、『アナ雪』ってアンデルセンの童話が元ネタなんだよなあ、でもアンデルセンの童話って子ども時代にいろいろ読んだけど、『雪の女王』だけ読んだことないよな...と思って、DVD を借りてきてみました。

雪の女王 [DVD]

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もう 50 年以上も前に旧ソ連で製作されたアニメが、ジブリから DVD 化されていたんですね。
そして、ジブリ美術館のサイトに公式ページまであるという扱い。

映画『雪の女王』新訳版公式サイト

ディズニーの『アナ雪』とは、同じようなモチーフだけ使った全く別の話でした。まあ、確かにアナ雪は現代っぽい話ではあります。

「雪の女王」の怒りに触れてさらわれた兄を救うために旅に出た幼い女の子の物語です。兄弟愛、という部分に関しては、アナ雪と共通するテーマではあるかな?
物語は比較的淡々と進んでいくわけですが、表現が何かと観念的であったり、説明が足りていない感じが、逆に想像力を掻き立てます。『G-レコ』でも感じましたが、現代は何かと手取り足取り説明しすぎなのでしょう。セリフはロシア語なので字幕がないと言っていることは解りませんが、画面を見ているだけでも話はだいたい理解できる。そして、映像のテンポが今の作品に比べてすごくゆっくり。表現することにおいて、想像させるための「のりしろ」ってすごく大事なんだなあ。もしかすると、現代の音楽でコンプレッサーをかけまくった音に耳が慣れてしまったような状況が、映像の世界でも自覚しない間に起きていたのかもしれません。

『アナ雪』は映像も音も素晴らしく、エンタテインメント作品としては非常によくできていると思います。こちらの『雪の女王』は、映像作品のありかたとしてはその対極にあり、今の子どもたちが観るとおもしろさが解らないかもしれませんが、これはこれで深い。キャラクターの動きがとても半世紀以上前の作品とは思えないような滑らかさで、そういう部分にも引き込まれました。

また、特典映像として収録されていた宮崎駿氏へのインタビュー映像が、本編以上に興味深かったです(笑。若き日の宮崎氏に強い影響を与えた作品で(それでジブリから DVD 化されることになった)、そういう視点で観てみるとまた面白い。
音楽はともかく、映像で古典作品に触れる機会はあまり多くありませんが、なかなか貴重なものを観ることができました。

投稿者 B : 23:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2014/08/26 (Tue.)

ガンダム G のレコンギスタ イベント上映 @TOHO シネマズ 六本木ヒルズ

富野由悠季監督が自ら手がける最新のガンダム作品、ということで、テレビ放映前のイベント上映に足を運んできました。

ガンダム G のレコンギスタ

ガンダム G のレコンギスタ

とはいえ、事前のインタビュー等で「ガンダム世代ではなく、その子ども世代に向けて作った」という話が出ていたので、期待半分、不安半分、という感じでした。でも、非宇宙世紀な富野ガンダムとしては『∀』が好きだったので、楽しみにはしていました。

のっけから「モビルスーツ」「ミノフスキー粒子」という耳慣れた単語が飛び交い、軌道エレベーターやフォトンエネルギー、ガンダムの換装式バックパックといった「どこかで見覚えのある」設定も相まって、確かにこれはガンダム作品なんだな、という取っつきやすさを感じるいっぽうで、「教皇」「キャピタル・ガード」「クンタラ」という新設定が特に説明もなく次々と現れて、なんだか「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」とか、「私たちはヴィレ。ネルフ殲滅を目的とする組織です」と言われているようなついて行けなさを同時に感じたりもします(ぉ。

でも、台詞の至る所に顕れる「トミノ節」が耳に入ってくるたびに、「ああ、富野ガンダムなんだなあ。俺は今、ガンダムを観ているんだ」という感慨に襲われるのも事実です。この、意図的なのか無意識なのか分からないけど言葉足らずな台詞回しを聞いていると、『ガンダム UC』がいかに福井晴敏的な説明過多さだったか(それが悪いとは言わないけど)を改めて感じます。

子ども向け、と言うだけあって、宇宙世紀もののガンダムと比べると、テイストは全体的に軽め。芝居もそうだし、モビルスーツの描写なんかもそうだけど、毎週放送のテレビシリーズで UC みたいな話をされても、作る方も観る方も重すぎるので(笑)、これくらいでいいのかも。
まだ全体像が見えていないので評価しづらい部分はありますが、ありかなしかで言えば、個人的にはこれは「あり」。民間人の少年が偶然出会ったモビルスーツに乗り込んで戦う話ではないし、たくさんの人が死ぬ展開にはならないように感じるので、たぶん従来のガンダム作品とは違うゴールを目指した作品なんだろうな、と思います。メッセージ性よりは純粋なエンタテインメント作品を志向した、富野版ラピュタ、とでも言えば良いのか。MS のデザインも、私はけっこう好き。

ガンダム世代のスタッフが『UC』を製作し、安彦良和氏が『THE ORIGIN』アニメ版の総監督を務める傍らで、富野監督本人が作るのがこの『G-レコ』というのが、なんというかそれぞれの人にとってのガンダムの位置づけを象徴しているように思います。私にど真ん中ストライクなのは前者二つだけど、この『G-レコ』がどんな結末に向かっていくのか、それはそれで見守っていきたいですね。

ガンダム G のレコンギスタ (1) [Blu-ray]

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投稿者 B : 23:45 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2014/08/25 (Mon.)

F1 ベルギー GP 2014

ベルギーGP決勝 リチャルドが優勝、ロズベルグは2位

夏休み明けの F1 サーカス、ロズベルグ vs ハミルトンの戦いの漁夫の利を得たのはまたしてもダニエル・リカルド――。

F1 グランプリ屈指のドライバーズサーキットであるベルギー、スパ・フランコルシャン。とはいっても現在はかなりの高速サーキットであり、マシン特性からいってもほぼ確実にメルセデスの 2 台の優勝争いになるだろう、大穴的にはトップスピードに優れるウィリアムズのボッタス初優勝の目もあるか、と見ていました。が、蓋を開けてみるとフロントロウを占めたメルセデスの 2 台がスタート 2 周目にして接触。ロズベルグがフロントウィングを交換している隙にトップに立ったリカルドが後続を寄せ付けず、前戦ハンガリーに続く 2 連勝をマークしました。

従来、レッドブルのマシンは高いダウンフォースに支えられたコーナリングスピードを武器としていて、逆にストレートはさほど速くなかったのが、今回はトップスピード重視のセッティング。メルセデスエンジン勢にストレートで追いつかせないほどの速さを得ていたのが、勝因のひとつだと思われます。それも、単にリカルドが速かっただけでなく、リカルドの後ろについたヴェッテルが最高速を活かして後続を抑え込んだことが、強力なアシストになりました。
とはいえ、トップに立ってからほとんど国際映像に映りさえしなかったリカルドの安定した速さはさすが。去年までのヴェッテルを見ているような勝ち方で、いよいよその大器を開花させつつあるようです。メルセデスの同士討ちがあったにせよ、そういうときに勝ちに行けるチーム力はさすがチャンピオンチーム、ですね。とはいっても、レッドブルが今季 3 勝、それもヴェッテルではなくリカルドが 3 勝するとは思ってもみませんでしたが。

メルセデスは...レース後に早速「ロズベルグがぶつけたのは故意かどうか」という論戦が始まっているようです。前後のロズベルグの動きには若干怪しい部分もあったものの、起きた状況だけ見ればレーシングインシデント。ただ、今季これまでに発生した二人のドライバー間の確執、特にハンガリーでのハミルトンのチームオーダー無視が尾を引いていることも事実で、チーム側が明確なルールを決めて線を引かない限り、レース中の「事件」は今後も収束することはないでしょう。
とはいえ、フロントウィング破損・壊れたタイヤ繊維のコクピット前方への付着・左前輪のフラットスポット発生といったアクシデントが重なっても 2 位を獲れてしまうメルセデスの速さには、改めて驚かされましたが。

チャンピオンシップはこれで再び 29pt 差。とはいえ今回のようなことがある限り、今後のレースもメルセデスの二人がクリーンに戦うとは限らないわけで、まだまだ何が起こるか分かりません。特に、今季は最終戦がポイント二倍となれば、現在トップから 64pt 差のリカルドも、残りレースで 50pt 差以内に縮めることができれば「奇跡の大逆転」もあり得ます。むしろそれくらい混戦になってくれたほうが面白いのですが(笑)、それもこれもメルセデスのチームガバナンス如何にかかっていると言えるでしょう。個人的には、混乱に乗じてでもいいから、ボッタスが 1 勝くらいしてくれないかなあ、と思っていたり。

それから可夢偉がレースシートを喪ったケータハム。替わったロッテラーは決勝が始まって数周でリタイアするという残念な結果に。これではロッテラーのみならず、シートを譲った可夢偉も浮かばれません。ケータハムチーム自身は、もう継続的な開発とかリザルトの向上を志向していないのでしょうが、何ともやりきれませんね。
いろいろ流れてきている情報によると、次戦モンツァでも可夢偉の復帰は厳しく、別のペイドライバーに置き換えられる可能性が高いようです。となると、現実的には可夢偉が次に走れるのは日本グランプリということになるでしょうか。もはや完全に手詰まりの状況にも思えますが、せめて出走するチャンスでは来季につながる走りを見せてほしいですね...。

投稿者 B : 22:45 | F1 | Season 2014 | コメント (0) | トラックバック

2014/08/24 (Sun.)

オールドレンズ・ライフ Vol.4

澤村 徹 / オールドレンズ・ライフ Vol.4

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1 年ぶりの発刊となる、澤村 徹さんの『オールドレンズ・ライフ』最新号が発売されました。年に 1 冊ペースでの刊行が続いていて、澤村さんのオールドレンズにかける情熱に感心するとともに、こういうムックが定期的に発売できる市場の熱も実感しますね。

前号のテーマは「オールドレンズ・フルサイズ宣言」でしたが、当時はフルサイズでオールドレンズを堪能できるレンズは実質的に EOS フルサイズ機かライカ M くらいしかなく、Speed Booster のような特殊マウントアダプタを用いて APS-C 機でフルサイズ相当の画角を得る、というほうが現実的だったように思います。それが今は α7 シリーズの登場により、オールドレンズを本来の画角で使える環境がぐっと身近になりました。そういう意味では、時代がこのムック創刊の志にようやく追いついた、と言えるのかもしれません。

今号は大口径オールドレンズ、特に各社のフラッグシップである F1.4 以下のものを中心に取り上げています。とはいえいずれもそうそう手が出る価格帯のレンズではありませんが、別特集として廉価な大口径オールドレンズもまとめられています。特に国産オールドレンズや望遠系レンズでは大口径であっても比較的入手しやすいものが多く、現実的にはこちらのほうが狙い目かも。1980 年のタムロン 300mm F2.8 なんかも取り上げられていて驚きましたが(笑)、超望遠系レンズの被写体は MF だと辛いことが多いので、個人的には 135mm~200mm 級の大口径レンズのほうが良さそうだなと思います。

ボディ側で取り上げられているのは α7 シリーズとニコン Df。α7 シリーズは α7S の登場によってついに Hologon が実用レベルになりました。35mm カメラ用のほぼ全てのレンズが装着できると言って良く、去年の夏までに α7 シリーズが発売されていれば、前号の内容はもっと違ったものになっていたかも。
ニコン F マウントはフランジバックの関係でレンズの選択肢が少なく、ニコンのオールドレンズか M42 マウント、あるいは Y/C やライカ R のマウント改造くらいしかありません。EOS よりも選択肢が限られるわけですが、非 Ai ニッコールレンズが自動絞り/Exif 連動で使えるのがメリットなので、実質的にはニコンのオールドレンズをデジタルで愉しむためのボディ、ということになります。

また、巻末には主要なカメラアクセサリメーカーとマウントアダプタメーカーの特集記事が掲載されています。これがまた、ちゃんとそれぞれのメーカーに取材を実施しての記事という気合いの入りよう。工房の取材や代表へのインタビューなど、それぞれを別途数ページの記事に独立して掘り下げてほしいほどの充実度です。また、マウントアダプタに関しては、各メーカーごとに発売済みのアダプタ一覧表が掲載されているのも実用度高し。

最新のカメラやレンズと違って、オールドレンズはどんどん新しいものが出てくる世界ではありませんが、技術の進歩によって次々に新しい愉しみ方が開発されていく、という状況は非常に興味深いものです。今号は同シリーズの中でも、集大成的な内容の濃さと言って良いでしょう。
私は、MF の単焦点レンズは純粋なオールドレンズよりもむしろコシナの現行フォクトレンダーのコストパフォーマンスの高さに気を取られがちでしたが、これを読んで、久しぶりに中古カメラ屋巡りをしてみたくなりました。

投稿者 B : 20:40 | Book | Camera Mook | コメント (0) | トラックバック

2014/08/23 (Sat.)

愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN XII めぐりあい宇宙編

安彦 良和 / 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN XII -めぐりあい宇宙編-

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「我々は三年待ったのだ!!」

と言いたくなるほどに待たされた、愛蔵版ガンダム THE ORIGIN 完結巻がようやく発売。通常版コミック完結巻の発売からじつに 3 年ですよ。これまで、半年に 1 冊ペースで刊行されてきた愛蔵版ですが、完結巻だけ待てど暮らせど発売されず。まあ、通常なら単行本 2 冊分を 1 巻にまとめているところ、この巻だけボリュームが足りていませんでしたからね。加筆分等、もろもろのネタが揃うタイミングを待ってのリリースとなりました。

本編はコミック通常版で読んだので知っていましたが、やはり大判で、かつカラーページつきで読むとさらに深みが増しますね。演出ひとつとってもアニメとは異なる尺/コマ割の使い方をしていて、安彦先生的に大事にしたかったポイントはどこなのか、というのがよく伝わってきます。クライマックスで、主人公であるはずのアムロよりもむしろシャアとセイラにフォーカスしているあたり、過去編を掘り下げた『THE ORIGIN』ならではなんだろうな、と思います。

足りないページを埋めるコンテンツは予想通り外伝系エピソード。『THE ORIGIN』の前日譚と後日譚をいくつか、既存の刊行物に収録されたものも含めてまとめられています。本編だけで完成された作品なので、これは読まなくても支障ありませんが、これを読むとより理解に深みが出、なおかつ『Ζ』以降へのミッシングリンクが繋がります。特に後日譚のほうは安彦先生自身が気負わずに、自由にキャラクターを動かしてみた遊び心が滲み出ていて、楽しい。

愛蔵版がようやく終わったと思ったら、安彦氏は既にアニメ版『THE ORIGIN』の総監督として活動されています。コミックの連載開始前には病気で入院されていた時期もあるそうですし、年齢も年齢なので、体調にはくれぐれも気をつけつつ、アニメ版『THE ORIGIN』を創り上げていただきたいところです。

投稿者 B : 22:42 | Book | Comic | コメント (0) | トラックバック

2014/08/22 (Fri.)

櫃まぶし 一冨士

日間賀島巡礼にあたり、道中に名古屋を経由するならばやっぱり鰻は食べたいでしょう!暑いし!と思って、以前から行きたいと思っていたお店に行ってきました。

一冨士

一冨士

名古屋の鰻の有名店にはこれまで、あつた蓬莱軒いば昇には行ったことがありました。でも以前からサイカ先生のイチ押しはこの一冨士。地元民のオススメならば間違いないはずと思い、機会をうかがっていました。
ちなみに「櫃まぶし 一冨士」でググると 1 ページめにサイカ先生クマデジさんのエントリーが出てくるというのがもうなんかアレ(ぉ

一冨士

うなぎは鰻丼、鰻重、櫃まぶし、長焼に白焼まで当然ひととおり。鰻以外にも、ふぐもメインに扱っているようです(さすがに手が出る値段ではありませんが...)。ふぐといえば下関か大阪・新世界(づぼらや)のイメージでしたが、日間賀島の名産のひとつでもあるし、こっち方面でもポピュラーなんですかね。

ここでのオーダーはもちろん櫃まぶし。せっかく来たんだからちょっと奮発して、上櫃まぶしをいただきます。

一冨士

暑いので、まずは生ビールから。「ちょっとしたおつまみお出ししましょうか」と言われたのでよく確認もせず「お願いします」と答えたら、この穴子の焼き物が出てきました。鰻の前座に穴子、って意外と初だけど、鰻の名店だけあって穴子もおいしい。有料なのか無料なのかも分からずに頼んだんですが、会計時に有料だったことが判明(汗。値段を気にするようなお店じゃないんでしょうが...ま、おいしいからいいか。

一冨士

櫃まぶしの前に、白焼もいただいてみました。「鰻が好きな人はたいていタレの味が好きなだけ」みたいなことはよく言われますが、私はこの鰻そのものの味が堪能できる白焼も好き。白焼こそ、その店の鰻の実力が出ると思います。

一冨士

白焼、うまし!...というわけで、たまらず冷酒を一合いただいてしまうわけです。やっぱり白焼にはビールよりも日本酒でしょう。

至福のひととき。

一冨士

そして本命、櫃まぶしの登場と相成ります。

最近、鰻も値上がる一方で、だんだん食べる機会が減ってきているんだよなあ。だからもう、このたれのよく染みたうなぎのいい色を見るだけで、たまらないわけです。

一冨士

関東だと、鰻は焼いた後に蒸すため、身がふっくらとしていますが、皮がベロッとする食感が苦手、という人もいるでしょう。
名古屋は関西流なので、蒸さずにそのまま地焼き。身も皮も表面はカリッとしていて、たれの香ばしさも増します。私は初めて名古屋で櫃まぶしを食べてから、関西流のほうが好きになりました。今は関東流だとちょっと物足りなく感じます(笑

一冨士

まずはそのまま鰻とごはんだけで、いただきます。鰻の味とたれのうまみがダイレクトに感じられて、間違いなくうまい。鰻は脂っこくなくて、上品なお味。

一冨士

二杯目は、刻みねぎ・海苔・わさびの薬味と一緒に。鰻の薬味といったら山椒だけど、このたれの味にわさび、というのも日本的でいいものです。品のある鰻との相性、抜群。

一冨士

三杯目はお茶漬けで。最初、急須が出てこなかったので女将さんにお願いしたら、「うちは普通のほうじ茶だから、正直あんまりおすすめはしませんが...」と言いながら出してもらえました。でも、メニュー見たらしっかり「鰻茶漬」って書いてあるんですけど!(笑

食べてみたら...う、うん、確かにこれは、お茶漬けより普通に食べたほうが美味しいな。というわけで、あとは薬味と一緒にいただきました(ぉ

美味しい鰻でした。最近じゃなかなか国産の鰻を食べられる機会も減ってきていますが、やっぱりいい鰻は美味しい。ほかの 2 店と比べてどこが一番美味しかったか?と言われても、それぞれ 2 年ずつくらい間を空けているので、比較のしようがありません(笑。最近は名古屋に出張に来ることもすっかりなくなってしまいましたが、チャンスがあればまたほかの鰻の名店も開拓したいところです。

関連ランキング:うなぎ | 伏見駅丸の内駅栄駅(名古屋)

投稿者 B : 22:30 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

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