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2014/12/31 (Wed.)

年の別れ

年の別れ

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

逝く年は音(ね)にさえ立てぬ
逝く年は女であるか
盛(さか)りゆく影が淋しい
うなだれて見返りがちに
盛りゆく後姿が
捨てられた女のように
別れゆく影が侘しい
女なら嘆きもしよう
逝く年は音にさえ立てぬ
野の末の流れのように
年が逝く 風に光って
唖の子の恨みさながら
目に涙いっぱいためて

堀口 大学 『年の別れ』

投稿者 B : 20:14 | EF24-70/F4L IS USM | EOS 5D Mark III | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2014 年の終わりに

2014 年の終わりに

[ Sony α7 | Carl Zeiss Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA ]

2014 年もあと数時間で終わろうとしています。

皆さん今年一年に買ったものをまとめたエントリーを書かれているようですが、私はそういう総括をすると自分が今年いくら使ったか見えてきてしまうので振り返りはしません(ぉ。あえて取り上げるならば、今年はカメラボディは買わないつもりでいたのに α6000、RX100 III、極めつけの EOS 7D Mark II まで逝ってしまったことですかね...。あとは、ようやく久しぶりに AV 環境に少し手を入れたことでしょうか。このあたりはまだ続きがあるので、来年に向けた宿題、ということで。

それよりも今年は自分の人生にとってひとつの転機と言える年でした。仕事内容が変わったこと、それによって生活サイクルも変わったことが特に大きいです。ものの見方や考え方をはじめ、数年ぶりに自分のペースを取り戻せたような気がします。また、実家も金沢に移転して生まれ故郷に帰ることがなくなったことも、意外と自分の精神面に影響を与えたように思います。

それから体調面の変化というか...自分がそれなりに歳を取ってきたことを実感した一年でした。以前に比べると食べる量も飲む量も減ったし(それで減ったのかよ!というツッコミは甘んじて受けます(ぉ))、食べ過ぎて翌日に残る感覚とか、疲れ方とか、去年までは実感することのなかったことを感じるようになりました。まあ、去年まではそういうことを感じる余裕さえなかった、ということかもしれませんが。
実は秋にひとつ病気もしました。自分で記憶している限り、風邪やインフルエンザ、花粉症以外で病院にかかったのは成人して以来初めて。経過観察で自然治癒するレベルのもので既に快復はしていますが、発症した瞬間は本当に辛くて、ちょうど前日に某氏が入院したり、他にも同じ時期に知人の入院が偶然重なった時期だったこともあり、ちょっとセンシティブになったのは事実です。まあ、病院食聖地巡礼しそこなったな、とは思いましたが(ぉ

そういうこともあって、この一年で自分のメンタリティもちょっと変わったのかもなあ、なんて思っています。そろそろ少しずつ無理がきかなくなったり、物事を吸収するスピードが遅くなったりしていくに違いない。野球のピッチャーが歳とともに速球派から技巧派に転向するように、そういうことを意識しながら巧く生きていくことを、来年は実践していく年になりそうです。

投稿者 B : 17:00 | Photograph | Soliloquy | Sonnar FE 35/F2.8 ZA | α7 | コメント (0) | トラックバック

2014/12/30 (Tue.)

新たなる翼

羽田空港

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

EOS 7D Mark II を買ったので、慣熟運転がてら羽田空港まで航空機を撮影に行ってきました。
旧 7D は当初はメインカメラとしての購入だったので風景から何から撮っていましたが、Mark II は私にとっては動きもの&望遠特化ボディという位置づけ。普段は野鳥、たまにモータースポーツという目的なので航空機は普段は撮りませんが、野鳥と違って確実にいる被写体なので、慣熟にはもってこい(笑

ただ、天候は残念ながら曇り。午前中まで降っていて、撮影中もパラついている状況だったので、明るさ的にも大気の状態的にも厳しく、画質的にはイマイチ。

羽田空港

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

本当は 787 が撮りたかったんですが、展望デッキから見える C 滑走路からは、残念ながら私が撮影していた時間帯は離陸なし。撮っている間にも何機か停泊はしていたんですが、動き出したと思ったら軒並みあっち側の D 滑走路に向かっていくという(´д`)。航空機マニアではありませんが、787 だけは改めてリベンジに来たいところ。今度は晴れてる日にしよう。

羽田空港

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

7D2 の AF。想像していた以上に素晴らしく被写体に食いつきますね。旧 7D では私は基本的に 1 点 AF しか使っていませんでしたが、7D2 ではゾーン AF・ラージゾーン AF あたりが非常に優秀。こういう滑走路だと手前側に立っている柱なんかに時折フォーカスが乗り移ってしまいますが、それ以外は被写体にビタッと貼り付いてくれて、ほとんど外れる感覚もなし。うまく撮れていないは私の流し撮りのウデがなまってしまっていて、画像がブレているからだと如実に判ってしまうのが辛い(;´Д`)。それくらい AF に関しては破格の進化を遂げています。これは動きもの撮影の歩留まりが上がりますね...。

羽田空港

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

流し撮りは最近あまり使わなくなっていたせいで、1/100 秒が精一杯。シャッタースピードをそれ以下に下げると外れ率が急激に上がってしまうので、これは改めて練習するしかないな。

そういえばこの JAL の旧ロゴも、久しぶりに見ましたね。

羽田空港

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

現在のロゴはこちら。鶴のマーク自体は昭和の、古き良き日本航空のイメージですが、それを復活させつつ現代的にアレンジしたロゴで、個人的には好き。ただ機体のカラーリングは全体的にのっぺりと白いので、撮っていて楽しいのは ANA ですね。

羽田空港

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

最近妖怪ウォッチに押されて影が薄いポケモン。ポケモンジェットも心なしか上滑りして見えます。でもこれが「妖怪ウォッチジェット」に取って代わられそうな気があまりしないのが、ポケモンの強さなんですかね。

ともあれ 7D2。何も考えずに使えば「純粋に性能が上がった 7D」としても使えるくらい、順当進化した後継機種と感じます。が、AF 設定をいじりながら撮ってみると、7D であって 7D でないような、クラスチェンジしたような快適さを感じますね。AF 性能自体の向上もさることながら、測距エリア選択レバーを使って状況に応じた AF モードに瞬時に切り替えながら撮れるのが、撮影のテンポを途切れさせず、撮っていて気持ちが良い。また、ファインダ内に水準器が常時表示可能になったり、AF モードやドライブモードまで表示できるようになったので、もうファインダから目を離さずに主要な設定の多くが調整可能になったことで、撮影自体に集中できます。この辺りの操作性は 5D3 以上ですね。おそらく 2 年後くらいに登場する 5D4 にはこれが継承されてくるのでしょう。

というわけで、7D2 のポテンシャルを改めて実感した航空機撮影でした。やっぱり良い買い物だったと言えそうです。

投稿者 B : 22:17 | EOS 7D Mark II | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (3) | トラックバック

2014/12/29 (Mon.)

東京都台東区山谷の(幻の)ぶた肉いためライスと焼き鯖

「腹が減って死にそうなんだ。"めし屋"は...どこでもいい、"めし屋"はないのか」

山谷

今年 2014 年は、今はなき雑誌「月刊 PANJA」にて『孤独のグルメ』の連載が始まってから 20 周年にあたるアニバーサリーイヤーです。ここはやはり、一年の聖地巡礼の締めとして記念すべき第一話の聖地を訪問するしかないでしょう!というわけで、台東区日本堤(通称:山谷地区)まではるばるやってきました。
アクセスは、JR・地下鉄南千住駅から徒歩 7~8 分といったところ。

山谷

作中にも登場したアーケード街「いろは会ショップメイト」には大々的に『あしたのジョー』がフィーチャーされています。私は世代ではないのであまりピンと来ないのですが、『あしたのジョー』の舞台はこの台東区山谷ということのようですね。

そういうこともあって、この界隈はまるで昭和がそのまま動態保存されているかのような、レトロな街並み。ビニールシートで生活している人や路上に座り込んでいる老人も見受けられ、独特の空気が漂っています。当時の新連載の舞台がいきなりここ、というのはなかなかすごいものがあります。

まいったな...いったいどこに迷いこんでしまったんだ。
焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ。

山谷

この山谷の古い街並みの合間から顔を覗かせる、東京スカイツリーの圧倒的な存在感。20 年前にここにこんなものが建つなんて、誰が予想したでしょうか。

そんなことを思いながら、お店に辿り着きました。

きぬ川

きぬ川

この掲載当時からほぼそのままなんじゃないかと思われる店構え。今まで巡ってきた聖地の多くもそうでしたが、ここは特にその歴史の長さを感じます。

実はこの店の前までは過去に二度来たことがあるんですが、二回とも休業だったというね。食べログにも「不定休」とあったけど、そこまで遭遇できないものか...と思って調べてみたら、特に最近は夜営業をやっていないことのほうが多いとのこと。というわけで、今回は朝の 9 時半にやって来ました(ぉ

ええい!ここだ、入っちまえ。

きぬ川

店員のおばさんは、そのまま 20 年が経った感じのお婆さんになっていました。あとは厨房におじさん(?)が一人。

店内に貼り出されたメニューには「豚肉炒め」「豚汁(小)」「御新香」「御飯(中)」の文字が。おお、狙ってかどうか知らないけどこれ五郎さんセットじゃないですか!

俺はできるだけ物おじせずハッキリという。注文を聞きかえされるのはやっかいだ。

「ぶた肉いためとライスください」
「ごめんなさい、今できないんですよ、すいません」

なんと(;´Д`)ヾ。
他のメニューを見ると「夜のみ」と書いてあるものもあるし、朝食メニューも売り切れたものから順次終了というルールらしいので、これは仕方ない。ぶた肉いためライスに巡り会うために再訪したくても、これじゃ望みは薄そうだな...。

きぬ川

「焼き魚は、何がありますか」

と聞いてみたところ、そこのガラスケースにあるものの中から選んで...とのこと。鯖やほっけの焼き魚に、カレイの煮付け。他には目玉焼きとオムレツといったところ。既にだいぶ売り切れている感じでしたが、朝 6 時から営業しているようなので、無理もない。

この中ならやっぱり鯖かな。

きぬ川

注文をしてしまうと少し気が楽になり、店内を見回すゆとりができた。

店内は、想像通り...だけど、確かに当時から 20 年経ったんだなあ、というのを感じる古めかしさ。テーブルレイアウトは変わっており、パイプ椅子はスツールタイプから折りたたみ型に入れ替えられていました。
お客さんもお客さんで、作中に登場したおじさんたちがそのまま歳を取ったんだろうなあ、という感じのお爺さんばかり。もしかしたら、当時久住さんが来店したときにいたお客さんもこの中にいるのかもしれない。当然、帽子を被っているお爺さんも多く、ある種の美意識が感じられる。こんな時間なのにほぼ満席で、朝からビールを飲むお爺さんが話に花を咲かせています。結局この店の中で食う客ってのは、ほとんど飯より酒の客なんだな。

なんだか、ここだけ時が止まっているかのようだ。

...そうこうするうちに、朝食が来ましたよと。

きぬ川

うわあ、朝からなんだかすごいことになっちゃったぞ。

頼んだのは焼き鯖、納豆、ごはんに味噌汁。当初の目的とは違うしぶた肉ととん汁でぶたがダブることもなかったけど、これぞ正しい日本の朝ごはん。これだけのつもりだったのに、さらにお店からのサービスでほうれん草のおひたしとしらすおろしまでついてきました。

ぶた肉いためにありつけなかったのは残念だけど、figma 井之頭五郎についてきたぶた肉いためのミニチュアを飾って気分だけ盛り上げてみました(ぉ。このミニチュアにとってはある種の里帰りなわけで、これはこれで感慨深い。

きぬ川

可もなく不可もない感じの焼き鯖。若干ウェルダン気味な感じ。
でも普段朝食に鯖を食べることなんてないから、ちょっとだけ嬉しい。

きぬ川

ライス、量多し。これで「中」ということなので、大盛りだったらどんなことになっちゃうんだろう?

少し水分多めに炊いた感じの、柔らかめのごはんでした。

きぬ川

味噌汁は、王道中の王道・しじみ汁。
迂闊に飲むと火傷しそうなほどに熱々。でも、寒い外を歩いてきたばかりだから、これがありがたい。

きぬ川

納豆は市販のものだろうけど、ねぎがたっぷり加えられているのが嬉しい。

そして、ぶた肉いための代わりに「不思議なねりからし」がここに(笑

きぬ川

それからほうれん草のおひたしと、しらすおろし。朝食からこういうつけあわせがいろいろ出てくると、なんだかちょっとした贅沢をしているかのようだ。

きぬ川

「ふう、うまかった...」

腹ははちきれそうだ...さすがに朝から食いすぎた。

サービスが二皿あったとはいえ、これだけ食べて 550 円。ライスの量は多いかと思ったけど、おかずの品数が多かったせいで、むしろちょっと足りないくらいでした。

おれはゆったりと店を出る。
おそらく...俺はあの店には不釣り合いな客だったんだろうな...。

孤独のグルメ

ようやく明治通りに出た。
タクシーが来れば乗ろう。
来なければ歩いて地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に出ればいい。
そう思った。

俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた。

...というわけで、漫画『孤独のグルメ』コミック 1 巻の聖地はこれにてコンプリートしました。始めた頃は全店巡るつもりはなかったのに、どうしてこうなった(;´Д`)ヾ。既になくなっているお店もあったし、ステーキの「スエヒロ」も私が巡礼した直後に倒産するなど、20 年の長さを感じます。
本当は、コミック【新装版】に特別編として収録された病院食回もありますが、今のところ入院する予定がないので、できるだけ巡礼せずに済む健康を維持していきたいと思います。ちなみに先日入院した某氏は、初日の食事にいきなりカレイの煮付けが登場して、軽く戦慄したそうです(笑

原作のほうは来春に 2 巻の発売が予定されているとのこと。これまで「SPA!」に掲載されてきた回数では足りなさそうなので、描き下ろし回も複数含まれているのではないかと思います。そちらも楽しみですが、ドラマ Season4 の聖地巡礼もあと少しだけ残っています。来年は、そのあたりから巡っていきたいと思います。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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関連ランキング:定食・食堂 | 南千住駅三ノ輪駅三ノ輪橋駅

■漫画『孤独のグルメ』聖地巡礼エントリーまとめ
第 1 話 東京都台東区山谷の(幻の)ぶた肉いためライスと焼き鯖
第 2 話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
第 3 話 東京都台東区浅草の豆かん
第 4 話 東京都北区赤羽の鰻重
第 5 話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
第 6 話 東京発新幹線のぞみ 55 号のシュウマイ
第 7 話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
第 8 話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼肉
第 9 話 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼 / 甘味パート
第 10 話 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食(の消滅)とオーガニックランチ
第 11 話 東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん
第 12 話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ
第 13 話 東京都新宿区神宮球場のウィンナー・カレー
第 14 話 東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ
第 15 話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ
第 16 話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
第 17 話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド
第 18 話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそば(の消滅)とチャーシューメン
→ドラマ Season1 の聖地巡礼エントリーはこちら
→ドラマ Season2 の聖地巡礼エントリーはこちら
→ドラマ Season3 の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2014/12/28 (Sun.)

インターステラー @109 シネマズ川崎

かなり乗り遅れ気味ですが、ようやく観に行ってきました。

インターステラー

インターステラー

観た人の評判がすこぶる良かったのでずっと気になっていた映画。ただ、上映時間が 3 時間に及ぶとなるとなかなか時間も取れず、この時期になってしまいました。劇場は、こういう作品は絶対に大画面で観た方がいいと思ったので、IMAX(2D)を選択。

異常気象により人類滅亡の危機にある近未来の地球。主人公である元宇宙飛行士クーパーは、科学好きで勘の良い娘マーフとともに何者かからのメッセージを受け取り、そのメッセージが示す地点に赴く。そこはかつて解体されたはずの NASA の秘密基地で、クーパーは NASA の研究者たちとともに土星付近に出現したワームホールを通り、外宇宙に人類が移住可能な惑星を探す旅に出る...という壮大なストーリー。SF 好きにとっては定番中の定番、ど真ん中ストレートの SF 映画です。

この映画を観て感じたのは、映像表現が『2001 年宇宙の旅』を下敷きに、現代科学と映像技術を使って現代版の『2001 年~』を作ろうとしたんだろうな、ということです。それくらい、宇宙に関する表現が他の SF 作品とは次元の違う美しさと確からしさ(自分で宇宙に出たことがないので「理論的に正しいだろう」という想像しかできないわけですが)を備えています。ただ『2001 年~』と大きく違うのは、『2001 年~』は(冷戦時代という背景はありながらも)明日は今日よりもきっと良い日、という期待に溢れたポジティブな時代であったのに対して、現代は様々なことに閉塞感がある、抑圧された時代であるということ。映画の世界観が現代の延長線上にあると思えることで、この映画そのものが閉塞された現代から未来への希望を繋ぐ方舟のように感じられます。

『2001 年~』の終盤は説明を省いた抽象的かつ哲学的な映像表現で人間がスターチャイルドに進化する過程が描かれましたが、本作は(似たような要素はあるものの)ラストはクーパーたちの所期の目的がどうなったか、をちゃんと描いているので、納得感のあるラストになっています。『2001 年~』のほうは自分なりの解釈ができるようになるまで 5 回は観る羽目になりましたから!(ぉ
ただ、この映画は最新鋭の SF 作品でありながら、その本質は親子愛を描いています。外宇宙探索はそれに説得力を与えるための周辺設定、と言っても過言ではないくらい。この映画は、子を持つ親か否かで大きく異なる感想を持つのではないでしょうか。我が子を含む人類を救うために、我が子と二度と会えなくなる可能性が高い旅に出ることができるか?仮に私がその状況に置かれたら、どういう答えを出すだろうなあ。

結局、3 時間という長丁場にもかかわらず、最後まで気が抜けることなく没入してしまいました。この映画はやっぱり IMAX で観て正解でした。視野がほぼ全て宇宙になるスクリーンと臨場感のあるサラウンドが最適。Blu-ray も買うでしょうが、自宅ではこの感覚は得られないでしょう。

今年いろいろ観た映画の中でも、この作品がベストだったと言って良いでしょう。そろそろ上映期間も終わりに近づきつつありますが、まだの方はこのお正月休みにでも観てみることをお勧めします。

投稿者 B : 23:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2014/12/27 (Sat.)

すべての一瞬が一新する

まだしばらくガマンすると思った?残念!勢いで逝っちゃいました!(ぉ

キヤノン / EOS 7D Mark II

EOS 7D Mark II

本当はもう少し価格が落ち着くまで待つつもりでいたんですけどね。

「防湿庫を買い増したら負け」(c)クマデジタル

この名言はまさに私もその通りで、そろそろ防湿庫に収まりきらなくなった機材をいい加減どうにかしたいと考えていました。基本的に機材はあまり手放さない派なんですが、年末だし、一大決心して大掃除のついでに機材のリプレースを敢行。
去年 α7 を買ってから A マウント α の出番がめっきりなくなってしまい、さらに A マウントレンズでも手ブレ補正が効く α7 II が出たことで(買ってないけど)、個人的にはもう α は E マウントに集約していっても良いかな、と割り切れるようになりました。動きものは EOS か α6000 に任せれば良いし。
さらには EOS 5D Mark III を買ってから EF-S レンズもほとんど使わなくなっていたので、EOS 用のレンズも思い切ってフルサイズ対応のみに集約。結果、EF-S レンズ、A マウントボディ、APS-C 専用 A マウントレンズ等の売却見積もりを出してみたところ、もうほとんど 7D Mark II が買えそうな金額になりました。さらに旧 7D を下取り金額加えてみたら 7D2 を買ってお釣りが来る計算に(笑。もう勢いで買うしかありませんでした。結果的に、バッテリーグリップがもらえる「GET BG」キャンペーンにギリギリ間に合いました。

モノについては、基本的な部分は先行展示の際にチェック済みだし、私の交友関係における EOS ユーザーの二大巨頭のレビューが完璧なので、細かいところは丸投げ(ぉ

■クマデジタルさんのレビュー
EOS 7D Mark II レビュー(1):それは3.9秒間の出来事 : [クマデジ]
EOS 7D Mark II レビュー(2):フリッカーレス撮影機能の威力 : [クマデジ]
EOS 7D Mark II レビュー(3):インターバルタイマーが搭載 : [クマデジ]
EOS 7D Mark II レビュー(4):超望遠の世界 : [クマデジ]

■サイカ先生のレビュー
EOS 7D Mark II レビュー 秒10コマで旅客機を撮る: mono-logue
EOS 7D Mark II : 小ネタ マイメニューの拡張: mono-logue
連写一眼:EOS 7D Mark II: mono-logue
EOS 7D Mark II 上面ボタンの変遷: mono-logue

とはいえ、私の周囲では 7D ユーザーは少数派なので、新旧の 7D で軽く比較をしておきます。

EOS 7D Mark II

パッと見では見分けがつかないくらいに旧 7D(写真左)のデザインを踏襲した 7D2(右)。これなら買い換えてもバレない...と思っていたら、ちょっとした行き違いで家族の在宅中に商品が届いてしまい、モロバレに(;´Д`)ヾ。

さておき(ぉ)デザインはそっくりではありますが、よく見ると銘板の入れ方(旧:シルバーの凸文字→新:ホワイトの凹文字)や絞りプレビューボタンの配置など、5D3 準拠のデザインに刷新されています。

EOS 7D Mark II

背面はボタン配置がずいぶん変わっていて、5D3 とほぼ同じ並びになりました。というか測距エリア選択レバーがなければ 5D3 の背面とほぼ見分けがつかないレベルでそっくり。5D3 のサブとして非常に扱いやすいと言えます。
旧 7D ではモードダイヤルやサブ電子ダイヤルにシルバーの縁取りが施されていて、コンシューマー向けハイエンド機っぽい高級感を醸し出していましたが、7D2 ではそういうのもなくなって「ハイアマ向け」というより「プロの道具」っぽい無骨さが前面に出てきています。

EOS 7D Mark II

上面はモードダイヤルロック、GPS アンテナ、ボタン周りのデザインなど、ずいぶん変わっています。
上面ボタンのシルク印刷の並び順が逆になっていることは、確かに指摘されて初めて気がつきました...。

EOS 7D Mark II

そんなわけで、私の野鳥/スポーツ撮影用カメラが約 5 年ぶりにリプレースされました。5D3 と 7D2 という布陣は我ながら贅沢かな、とは思いつつ。

ちょうど今は野鳥のシーズンなので、これで今まで以上にカワセミが撮りやすくなってくれることを期待します。こうなってくるとレンズも 150-600mm が欲しくなってくるところですが、さすがにそこまでは手が回りません...。

キヤノン / EOS 7D Mark II

B00NM0X2OG

投稿者 B : 22:07 | Camera | My Equipment | コメント (0) | トラックバック

2014/12/26 (Fri.)

『機動戦士ガンダム UC FILM&LIVE the FINAL』が BD 化

「機動戦士ガンダムUC」完結記念、音楽&映像&生朗読の融合ライブがBlu-ray化 - AV Watch
機動戦士ガンダム UC FILM&LIVE the FINAL "A mon seul desir" [Blu-ray]

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うわああ、これ BD 化するんですか。UC は最後までファンの財布から絞れるだけ絞ってきますね(;´Д`)ヾ。

今年 7 月に開催されたガンダム UC のコンサートイベント『機動戦士ガンダム UC FILM&LIVE the FINAL "A mon seul desir"』。私は運良くチケットが入手できたので聴きに行きましたが、確かに良かった。澤野弘之の音楽が生演奏で聴けるというのも嬉しかったですが、ep7 のラストシーンでミネバ・ザビが演説しながら胸に秘めていた願いをこのコンサートの中でモノローグとして朗読する、というのが特に感動的でした。このミネバの想いを想像しながら観るかどうかで、ラストシーンに抱く印象はずいぶん違ったものになると思います。

それにしても、今まで新エピソードの公開に合わせて行われてきたイベントは基本的に BD やゲームの特典映像として収録されたり ANIMAX で放送されたことはあっても、パッケージ作品として単品販売された例はありませんでした。今回は関連する映像作品やゲームの発売がないという背景もあるでしょうが、主要な楽曲の網羅性も高く、かつコンサートとしての完成度も高かったことで、単品発売に至ったのではないでしょうか。
私は 3 階席で残念ながらステージがよく見えなかったので、この BD は購入して改めて堪能したいと思います。ただ、生演奏の良さは現地にいないと味わえなかったわけで、そういう意味では貴重な体験ができて良かったです。

そういえば、朗読劇『白の肖像』については予告だけした後は音沙汰がありませんが、企画は進んでいるのでしょうか...?

投稿者 B : 23:35 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

G.H.MUMM F1 EDITION

毎年クリスマスには必ずシャンパンを開けていますが、今年はこれにしました。

G.H.MUMM / Cordon Rouge F1 エディション

G.H.MUMM F1 EDITION

秋に「No.1 ナイト エディション」を飲んだ後に、別バージョンとしてこの「F1 エディション」も存在することを知り。F1 ファンとしてはむしろそっちが欲しかったよ!と思っていたところ、たまたま行った成城石井に在庫があることを発見して、すかさず確保しました。

MUMM は F1 公式シャンパンですが、その F1 のポディウムで実際に使われているシャンパンと同じデザインのボトルです(F1 で使われるのはマグナムボトルなので、サイズは違います)。
月桂冠を模した「1」のシンボルマークとラベル上下に施された「MUMM」のロゴを見ているだけで、気分が高揚してきます。

G.H.MUMM F1 EDITION

ただし、これは実際に買ってみるまで気がつかなかったのですが、このボトルデザインは瓶に直接プリントされているわけではなくて、単なるラミネート。その代わりと言ってはなんですが、ボトル全体にわたってマイカ調のラメが散りばめられています。
実際のポディウムで使われているボトルの実物を見たことがないので知りませんが、本物はおそらくプリントだと思うんですよね。稀に、ドライバーがポディウム下にいるチームスタッフにボトルを渡そうとしてスタッフがキャッチし損ねて瓶が粉々になっているので。

中身は普通のコルドンルージュなので特に変わったところはありませんが、販売価格も通常バージョンと同じなので、在庫があればこちらを買った方が気分的にはお得です(笑。

ちなみに今回も一日で飲みきってしまったので、シャンパンプリザーバーの出番はありませんでした(´・ω:;.:...

投稿者 B : 21:57 | Drink | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2014/12/25 (Thu.)

横浜 BAR Left Bank その 4

写真をシニア野菜ソムリエとバイラルメディアに無断転載された件で事件のさなか、何度となく自分が撮った写真を見ていたらなんだかおなかがすいてきてしまったので、有志を募って件の「BAR Left Bank」に行ってきました。

BAR Left Bank

BAR Left Bank

忘年会シーズンということもあって、店内はほぼ満席。
この事件のせいで注目を浴びたからかどうか分かりませんが、Left Bank ではいぶりがっこマスカルポーネ人気が急沸騰し、一時は品切れになる状況が発生したそうです。

BAR Left Bank

そして、お店のイベントチラシにまで問題の写真が掲載される事態に!(;´Д`)ヾ。

BAR Left Bank

気を取り直して、生ビールで乾杯から。

店名は「バル」だけど、白木を中心に使ったナチュラルな店内が気取らない感じで、落ち着けます。
入りにくい要素があるとしたら、入口に「魔王」(焼酎)ロゴ入りの巨大幕が掛けられていることでしょうか(笑

ビールのお供は、もちろんあの定番おつまみから。

BAR Left Bank

って節子、それいぶりがっこマスカルポーネやない!クリームポテトや!

いやーまさかこの自虐ネタ(笑)を本当に用意して待ってくれているとは思いませんでした(´д`)。
なんならこの本物のクリームポテト写真を某サイトに無償提供しましょうか...?

でもこのクリームポテト、ネタで作ったわりにはかなり本気で作ってあって、本当に美味しい。
これにいぶりがっこを入れてもあまり合わないとは思いますが(笑。

BAR Left Bank

...とかやっているうちに、改めてちゃんとしたいぶりがっこマスカルポーネが出てきました。
昨今のがっこマスカル人気の影響か、今回はマスカルポーネ少なめ、いぶりがっこ多めの配分だけど、やっぱりこれはうまい。ビールにも焼酎にも間違いなく合います。

BAR Left Bank

その時季の素材の入手状況に応じてダイナミックにメニューが入れ替わるのもこのお店の面白いところ。
これは以前はなかったよだれ鶏です。大量のネギに隠れて肝心の鶏が見えませんが、茹でた鶏肉をタレに漬け込んだ冷菜で、しっかり味の浸みた柔らかい鶏肉が絶品。これはビールですね。

BAR Left Bank

続いてグリル野菜。
このお店の野菜は基本的に横浜で採れた野菜の地産地消がコンセプトなので、このグリル野菜もほとんどが横浜産。しかもどれもがしっかりと熟れた野菜で、横浜でこんなにうまい野菜が採れるのか...と、ちょっと感動。マスター、野菜ソムリエの資格取れるんじゃないですか(ぉ

ただ、他の地域と違って特産品的な野菜がないので、入荷が偏ることも少なくないとか。それでもいろいろと工夫を凝らした料理でもてなしてくれます。

BAR Left Bank

このお店は基本的に日本酒バルですが、日本酒に並ぶ看板ドリンクメニューが、豊富な創作ジントニック。マスターが以前開いていたジントニック専門店「出張 the Gintonic in はる美」から引き継いだものです。
写真はシナモンジントニック。初めて行った人であれば、定番メニューの「昆布ジントニック」は騙されたと思って一度飲んでみてください。

BAR Left Bank

野菜の後はガッツリ系メニューもいってみましょう。
このチリ&フレンチフライは、この店には珍しい系統のメニューじゃないでしょうか?でも期待を裏切らないこってり味で、ジントニックを頼んだ直後にもかかわらず、生ビールに逆戻り(笑

BAR Left Bank

それからこれは外せない、ラムケバブ。羊の野性味溢れる香りがスパイスと相まって、これまたビールが進みます。日本酒バルなのに全然日本酒な気分にならないつまみばかり頼んですみません(ぉ

BAR Left Bank

そしてこれは「鶏とムラサキ白菜のポン酢蒸し」。白菜が想像以上に紫色で、一見引いてしまう見た目です。別にマスターがエヴァ好きだから初号機カラーというわけではないはずです(ぉ

BAR Left Bank

全体的にわしわしっと混ぜていただくと、瑞々しい白菜の甘みとポン酢が絡んで、さっぱりした美味しさ。これは夏場にビールとか焼酎ロックとかで前菜代わりにいただきたい感じだけど、一番美味しいのは白菜の旬である今の時季なんですよね。

BAR Left Bank

ここで濃いめのお酒が欲しくなったので、国産ラム「ルリカケス」に移行します。黒糖で作られた濃厚なラムで、洋物のラムとはまた違った味わいが美味しい。
他にも国産の奥飛騨ウォッカとか日本酒用の米で作った米焼酎とか、他ではなかなか味わえないオリジナリティあふれる酒類が揃っているのも、この店の特徴です。

BAR Left Bank

そろそろ〆に入りましょうか。
豚バラごはん(魯肉飯)は期待を裏切らないガッツリ飯。しっかり煮込まれた柔らかい豚バラに、確かな満足。

BAR Left Bank

そして〆第二弾(ぉ)のチリタコライス。これも以前はなかったメニューで、ここまでの流れからすると唐突感がありますが、そんなことどうでもいいくらいに美味い。最後まで堪能させていただきました。

残念な事件に巻き込まれてしまったことがきっかけではありましたが、みんなで美味いお酒と料理を囲むことができたので、結果オーライかな。
これから某新年会のシーズンでもあるし、横浜方面に出る予定もある時期なので、近いうちにまた訪れたいと思います。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:59 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

写真をシニア野菜ソムリエとバイラルメディアに無断転載された件

既にひとしきり話題になった後なのでもはや今さら感がありますが、一応の収束をみたということで、当事者として事件の顛末をまとめておきます。

きっかけは、BAR Left Bank の浮沈マスターご本人によるこのツイートでした。

最初にこの写真を目にしたとき、見覚えがある...どころか間違いなく自分が撮ったはずの写真だけど、なんか違和感があるな?と思いました。
で、自分で書いたエントリーを見返してみて、驚き。

横浜 BAR Left Bank その 2 | b's mono-log

写真を左右反転させて無断転載しているじゃないですか。確かにそのまま盗用すると Google 画像検索等で簡単に見つかってしまうけど、その発想はなかった...。
今まで、ヤフオク等にこの blog の写真を無断転載されたことは何度もありましたが、こういう商用サイト(それも Yahoo! やマイナビに記事配信している)にここまで大々的に盗用されたのは初めてです。

実はこの写真、長い付き合いになるマスターから直々に「お店の宣材写真として使わせてほしい」という光栄な申し出をいただいて提供したものでもあったため(実際にお店の Facebook や食べログに一部掲載されています)、余計に許しがたいと思ったわけです。

その後の経緯は多くの皆さんがご存知のとおりですが、はてなブログと Togetter にまとめられているので、未読の方はこちら↓(まとめてくださった方、ありがとうございました)。

シニア野菜ソムリエの丸田みわ子さん、画像を反転させて盗用するという手口がバレた上に余罪が芋づる式に見つかる事態に - 今日も得る物なしZ
【常習犯?】野菜ソムリエがおつまみ写真を無断転載「節子、それクリームポテトやない!いぶりがっこマスカルポーネや!」 - Togetterまとめ

私のフォロワーさんをはじめとする皆さんのご協力のおかげで、この記事だけでなく他にも同様の左右反転盗用が多数あることが次々に発覚していきます。

その後、画像を無断転載した丸田みわ子氏の blog には謝罪文が掲載。また掲載メディアである IGNITE 編集部からは一応の謝罪を受け、こちらからの要望でサイト上に経緯の説明文を掲載していただきました。が、内容はいずれも具体性に欠け、かつ掲載も当該エントリーに追記する形(つまり個別記事の問題であったという姿勢)でした。
そうこうするうちに、Yahoo!ニュースのやまもといちろう氏の連載に取り上げられるという事案が発生。

丸田みわ子さんという野菜ソムリエが他人の画像を勝手に加工して掲載して炎上そして他サイトに延焼(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースは広告代理店や企業の宣伝担当者が「どうやってここに取り上げられるか」で頭を悩ますほど影響の大きな媒体です。私もまさかここに(それもやまもといちろう氏に)取り上げられるとは思わなかったので、最初に盗用に気づいたとき以上に驚きました。
するとその直後くらいに(だからといって相関があるとは限りませんが)編集部から改めてコンタクトがあり、数時間にわたる交渉の結果として私から編集部に以下を要求しました。

その後、編集部と丸田氏の間で話し合いがまとまらず時間がかかっているという連絡をいただいていましたが、12 月 24 日になって IGNITE サイト上に改めての説明・謝罪文が掲載されました。

掲載記事画像の騒動に関するお詫びと今後の対応について | IGNITE(イグナイト)

要旨をまとめると、以下のような内容になっています。

  • 丸田氏は 9 月頃に Flickr に「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」としてなぜか掲載されていたこの写真を記事に使用した
  • その際、「ついつい行っている癖で」写真を左右反転させた
  • 丸田氏としては私の著作権に関する意識が不十分であった
  • 編集部としても著者から提供される画像の権利に関するチェックが不十分であった
Flickr に私の写真が CC ライセンスで無断掲載されていたことの真偽は今からでは確かめようもありませんが(運営の米 Yahoo! に問い合わせればログから追えるかもしれませんが)、この写真も含めなぜ写真を左右反転させる必要があったかは不明。仮に著作権侵害が意図的なものでなかったとしても、
  • CC ライセンスの写真を使用条件に従わず転載したこと(Flickr の該当サイトは著作者表記を使用条件としている)
は著作を生業とするライターとしての資質を問われる問題ですし、
  • 記事とは全く違う料理の写真を(気づかずに)使ってしまったこと
  • 他の無断転載記事で写真を左右反転させたために魚料理が右頭になっているという、日本の料理人としてあり得ないミス
の二点において、料理研究家としての資質さえ問われてもおかしくありません。
また、編集部が最終的に掲載したお詫び文においても、
当該画像を無断で使用しているおそれ
というのは著作者本人が申し立てているわけですからこれは「おそれ」ではなく「事実」ですし、そもそも
この画像の著作権者であると主張される@brownsugar_t(Twitterアカウント)(以下、「B氏」)
という表現(この写真の著作権は必要があれば証明することもできる。それ以前に編集部からはその確認すらされていませんが)についても、悪意が感じられる...言葉を選ばずに言えば「人を馬鹿にした表現」であると感じます。

とはいえ、当初私が編集部に対して要求してきた内容については、表向き一通りの対応をいただけたので、私としてはこの問題はこれにて幕引きとしたいと思います。Yahoo! に掲載されて衆目に晒されたことで、一定の社会的制裁を受けたと言えますし。まあこの手の炎上事件は枚挙に暇がなく、多くの人にはあっという間に忘れ去られてしまうのもまた事実ですが。
いずれにしても、今年急激に注目を浴び、同時にその正当性について問題視もされているバイラルメディアやキュレーションサイトに関して、今一度疑問を投げかける事件だったと言えるでしょう。

いろいろと疲れました...。唯一ポジティブに捉えられることがあるとすれば「商用サイトに掲載してお金が取れるくらいにおいしそうな写真」だと客観的に認められた、という部分でしょうか。

今回、一応の決着に至るまで事態が進展したのは、余罪の発見や検証、結果的に Yahoo! に掲載されるに至った情報拡散等も含め、フォロワーの皆さんのご協力があったからこそだと思います。本当にありがとうございました。

ちなみに、無断転載された写真を撮らせていただいた「BAR Left Bank」は、横浜駅から徒歩 10 分ほどのところにある日本酒バルです。私がリピートするくらい美味しい店なので、興味がある方は是非。

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投稿者 B : 01:00 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

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