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フォーミュラ E 第 4 戦 アルゼンチン

アムリン・アグリ、フォーミュラE初優勝! – AUTOSPORT web

フォーミュラ E の第 4 戦、アルゼンチン・ブエノスアイレス大会は、まさかのアムリン・アグリが初優勝を飾るという結果に。ここまで 3 戦で表彰台すら獲得していなかったアムリン・アグリがいきなりの優勝ですよ。

とはいえかなり棚ぼた的要素が強い勝利だったことは事実で、まずはトップをほぼ独走状態だったブエミ(e.dams)がサスペンショントラブルでリタイア、続くディ・グラッシ(アウディ)もクラッシュ。その後レースを牽引したハイドフェルド(ヴェンチュリー)が残り 2 周というところでドライブスルーペナルティを受け、ずっと 3~4 位を争っていたはずのダ・コスタ(アムリン・アグリ)に優勝が転がり込んできました。まあ、上位陣が続々と自滅していく中、ミスを犯さずに順位を上げていくのも重要なスキルであり、F1 トロロッソのシート獲得寸前まで行っただけのことはあります(残念ながら格下だったはずのクビアトに直前で持って行かれましたが)。

アムリン・アグリの前身は言わずと知れたスーパーアグリ F1 チームであり、そのチームが別カテゴリで初優勝を飾ったことは素直に喜ばしいことです。チームプリンシパルのマーク・プレストン(元 SAF1 のテクニカルディレクター)の喜ぶ姿を見たのも SAF1 時代の 2007 年スペイン/カナダ GP 以来で、こみ上げてくるものがあります。

が…レースの内容自体はグダグダ。序盤こそ落ち着いていたものの、最初のセーフティカーが導入されてからの展開が酷すぎます。前述の上位陣の相次ぐ自滅もさることながら、終盤は無駄な接触やペナルティが多発し、元 F1 ドライバーが多数参戦するフォーミュラレースとは思えない内容。ここまで 3 戦も素人くさいレースが続いていましたが、今回は特に酷かったと言えます。F1 でアロンソやヴェッテルの「接触ギリギリのクリーンファイト」を見慣れていると、ちょっと見るに堪えないレースでしたね…。まあ、現行ワンメイクカーのサスペンション強度が弱すぎて縁石を乗り越えただけで壊れてしまう、という酷い仕様に翻弄された側面があるとはいえ。
さらに残念だったのは表彰式。アムリン・アグリが優勝したなら、表彰式でドライバーの母国歌(ポルトガル)の後には『君が代』が流れるところですよね?少なくとも現時点でフォーミュラ E 公式サイト上の表記では、アムリン・アグリの国籍は日本ということになっています。それなのに、チーム所在地であるイギリス国歌が流れるというのは、納得がいきません。まあ鈴木亜久里自身がこの初優勝したレースよりも東京オートサロンの仕事を優先したようですし、そもそもチームの公式サイトすら英語版しかなかったりしますけどね!(皮肉

そんな感じで、レースを重ねるごとに残念さばかりが浮き彫りになってくるフォーミュラ E。これならまだ他カテゴリを観戦したほうが面白いのかもしれませんね…。

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