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F1 カナダ GP 2015

カナダGP決勝 ハミルトンがポールトゥウィンで今季4勝目

ハミルトンが大の得意とするカナダ、ジル・ヴィルヌーヴサーキット。マシントラブルやセーフティカーによる混乱がなければハミルトンの圧勝だろうなあ、と予想していましたが、本当にその通り、決勝では誰も寄せ付けない…と言ったら大げさになりますが、2 位ロズベルグとのギャップを完璧にコントロールした完勝を挙げ、今季 4 勝目をマークしました。

いつもならば間違いなく複数回のセーフティカーが導入されるのがカナダ GP。過去それによって数多くのドラマが生まれ、初優勝者を生み出してきたサーキットです。ハミルトンもそのモントリオールの女神の祝福を受けた一人ですが、今回はその女神の悪戯もなく、やや単調なレースでした。さすがに深夜 3 時からのレースなので録画観戦しましたが、リアルタイムで観ていたら寝落ち必至でした(´д`)。
でもそんな波乱のない、単調なレースでリタイアしたのがマクラーレン・ホンダとマノーだけ、というのは、いくらなんでも残念すぎます。


マクラーレンの 2 台は予選から散々な内容で、バトンはトラブルで予選出走すらできず、アロンソについてもマッサとヴェッテルのまさかの Q1 敗退がなければ Q2 進出は危うかったところ。決勝でも、ズルズルと抜かれていくばかりのレース展開で、最後は 2 台とも排気系のトラブルでリタイア。前戦モナコで入賞できたのはマシンよりもドライバーの力のほうが大きいですし、逆にこのモントリオールはマシン、特にパワーユニットの性能が物を言うサーキット。パワーも燃費もまだまだ厳しいホンダには辛い条件だったとはいえ、ここまで苦戦するとは思いもしませんでした。
カナダ GP を前に開発トークンを使用し、パワーユニットの開発を進めてきたホンダ。レース中の無線通信を聞くと、最初からこのレースは結果を求めずにテストと割り切って臨んでいたようなニュアンスもありましたが、実際にパワーユニットの特性に合っていないサーキットとして、勝負を捨てていたのでしょう。マクラーレン・ホンダの現状を考えると全てのレースで勝負できるポテンシャルはないわけで、戦いに行くレースとデータ収集に徹するレースを明確に分けることは間違っているとは言いません。が、カナダでザウバーやフォースインディアにも簡単に抜かれてしまうほどとはさすがにチーム側も予想していなかったのではないでしょうか。私もさすがにこの結果には暗い気持ちになりましたね…。

次のオーストリア GP ではマクラーレンの車体側にも大幅なアップデートが施されるとの噂。なので、次こそは勝負に行くレースであってほしいところですが、レッドブル・リンクも高速サーキットなので、ホンダ製 PU にはまだまだ厳しいような気もします。マクラーレン・ホンダに次回チャンスが訪れるとしたら、例によってドライバーの力量が試されるイギリス・シルバーストンか、その次の低速なハンガリー GP か、のどちらかですかね。

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