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新宿 鳥茂

なにやら肉のうまい店がある、という話を聞きつけて、新宿へいそいそと。

鳥茂

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食べログの点数が絶対とは思いませんが、それでも 4 点以上を獲得し、トップ 500 にランクインしているお店に行く機会なんてそうそうありません。今回は運良く予約が取れました。

新宿駅南口から歩いてすぐのところにあります。お店のたたずまいからして、高級店の雰囲気。いや、気圧されてはいけない。

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店構えからするとカウンターと個室中心の落ち着いたところ、というイメージなのですが、中に入ってみるとむしろ逆。1F はカウンター中心、2F はホールにテーブル席がたくさん並べられ、かなりガヤガヤした環境。落ち着いて飲みたい向きには合いませんが、ここの主役を前にすると、細かいことはどうでも良くなります。

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スタートは豚レバーから。
生食がいろいろと問題になる今日この頃、生レバーではありませんが、あくまで表面を炙る程度で食感は残してあります。


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肉厚めに角切りにされたレバーにちょうど良く残された弾力と、口の中でとろける半生感。これは今まで食べたレバーの中でも特にうまい。

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牛トロ。小ぶりのステーキですが、これが確かに、マグロの大トロを牛肉にしたらこうなる、という絶品のうまさ。サシが口の中でとろける。シンプルに塩とわさびでいただく、というのが肉のうまみをさらに引き立てます。これは生きてて良かったレベル。

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ホルモン系も充実しています。これは上シロ(豚の直腸)、いわゆるホルモンの代名詞であるテッチャンとはまた違う、ふんわり柔らかいけど脂っこくない、独特の触感がポイント。

これはついビールから焼酎(小鶴)のロックに進んでしまうわけです。

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定番のつくね。これまたインパクトのあるつくねで、つくねなのに「いかにも肉って肉」だ!つくねはいろんな店で食べてきたけど、これほど食べ応えのあるつくねも珍しい。

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続いてピーマンの肉詰め。いかん、挽肉がかぶってしまった(ぉ

日本におけるピーマンの肉詰めは、この店が発祥とのこと。戦後から続く伝統の味、ナンコツ入りの食感も嬉しい。

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あっさり目の部位を長ネギの風味とともにいただくコメカミ。
リズム感のある串が見た目にも楽しい。

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そしてこれが肉の暴力とでも言いましょうか(ぉ、和牛シャトーブリアンの厚切りステーキ!!!

柔らかい肉質のなかから迸る肉汁の祭典。これを食べられたらもう死んでもいい、と思えてきます。

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さらには上タン。仙台に行ったってこれだけ分厚い牛タンはそうそう食べられないぜ、っていう厚切りで、歯を押し返してくるほどの弾力感があります。このタンもうまい。

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サーロインステーキの雲丹キャビアのせ。な ん だ こ れ は ! !

高級食材を重ねればうまいっていう単純な話じゃないでしょ…(もぐもぐ)…本当に申し訳ありませんでしたorz

なんだこれ。客をダメ人間にしようとでもしているのか。泣きたくなってきます。うまい。

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〆の雑炊で、ようやく一息。肉の波状攻撃で逃げ場がなくなる、というのは初めての体験でしたが、この雑炊でなんとか平静を取り戻しました。もうちょっと野菜とか漬け物とかを挟みながら注文したほうが、自分のペースを守れたかもしれないなあ。

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「鳥茂」なのに、鳥が一切出てこない、不思議な串焼きの店。
でも、新宿でも指折りの老舗ということで、その名に違わぬうまさでした。

残念な点を挙げるとすれば、ずっと混んでいてガヤガヤしているので少し落ち着かないことと(せっかくいい肉なんだからもう少しじっくり味わいたい)、店員さんがすごくたくさんいるのにオペレーションが悪く、料理の出てくるペースに波があったり注文したくても店員さんが捕まらなかったり、食事のリズムがよろしくないことでしょうか。
でもそれを差し引いても素材と料理のレベルはとても高く、満足感があります。

「うまい肉でおなかがいっぱいになる」って、幸せなんだなあ。
安くはないし予約もなかなか取れないけど、機会があったらまた来ようと思います。

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