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恩人を送る

完全に自分用のメモ。

私が大人になってから最もお世話になった人の一人が他界されたため、お通夜に参列してきました。

友人であり、飲み仲間であり、人生の大先輩であり、よき相談相手であり、一時は私のバイト先の社長でもあった、という人。

7 年前、仕事中に心筋梗塞で倒れ、奇跡的に一命はとりとめたものの、脳に障害が残って寝たきりに。その後、他者とのコミュニケーションもままならない状態での入院を続けていましたが、とうとう逝ってしまいました。
回復の見込みがないことが判って遠くの病院に移ってからは、私も忙しさにかまけてお見舞いができずにいましたが、無理してでもお見舞いに行っていれば良かった。

当時の会社のメンバーも多くが参列していたけれど、あれからもうゆうに十年以上が経っているわけで、当然みんな相応に人生を重ねていました。でも、根っこのところはみんな変わっておらず。過ぎた時間と、あのときから時間が止まっているかのような部分とが同居するような、不思議な感慨。学生時代の同窓会とはまたちょっと違う感覚。

会社のほうも残ったメンバーにちゃんと引き継がれて、派手さはないながらも着実に成長しているようで、嬉しい限り。
きっと天国から見守ってくれているんだろうけど、N さん、あなたが立ち上げた会社は、ちゃんと育っていますよ。

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