2016/01/31 (Sun.)
孤獨的美食家
ある方より海外土産としていただきました。
久住 昌之、谷口 治郎 / 孤獨的美食家
漫画『孤独のグルメ』の中国版です。『孤独のグルメ』は世界的にも地味な人気を誇っていて、かなり多くの国で現地語版に翻訳されて発売されていると聞いたことがありますが、まさかその実物を目にする機会があろうとは。
中国語でのタイトルは『孤獨的美食家』。何かのインタビューで、久住先生自身は「ゴローは別に美食家なわけじゃないから、このタイトルはちょっとニュアンスが違う」ということを仰っていましたが、直訳するとまあこうなりますね。
装丁は表紙からして国内版をかなり忠実に再現しています。
が、
なんと中国版の表紙は題字とゴローちゃんのみ光沢コーティング仕様!(笑
これ、オリジナルより明らかにコストかかってます。
帯にはなかなか壮大な謳い文句が。私は中国語は読めませんが漢字だけでだいたいわかります。
とりあえずゴローちゃんの「薄薄ーい本」ということはわかりました(違
さて、原語版は私自身熟読したと言って良いこの漫画。ゴローちゃんの「名台詞」が中国語だとどんな感じ(漢字、でもある)になるのか、見てみましょう。
不要著急、只是肚子餓了而已。(焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ)
おお、やっぱり漢字だけでだいたい想像できる。オリジナルの台詞を知っているからというのもあるけど。
それにしても「腹が減っている」を「肚子餓了」と書くと、もうなんか餓死しそうな勢いになってきます(笑
外帯!原来還可以這様。(持ち帰り!そういうのもあるのか)
「持ち帰り」って「外帯」って書くのか。日本語だと着物の帯っぽい雰囲気になるけど、確かに「外に帯びる(=持って行く)」だもんなあ。勉強になります。
最後那両盤...是致命一撃啊。(ラストの 2 枚...あれが効いたな)
「致命一撃」www
カッコつけてタバコ吸ってる場合じゃなくなってきました(笑
哇鳴、我好像人類火力発電廠!(うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ)
これは完全にそのまんま(笑)。ゴローの比喩表現は言語の壁を越えるのか...!
このコマではむしろ注目すべきは「嚼嚼」「呑・咬」「呑・咬」じゃないでしょうか。原語だと「もぐもぐ」「はふ・はふ」「むしゃ・むしゃ」となっているのが動詞に置き換えられています。中国語は日本語に比べて擬音語や擬態語が少ない(というか日本語がやたら多い)と言われますが、体系が違う言語に翻訳するとこうなるという例なんでしょうね。勉強になるなあ。
這種刻意的哈蜜瓜香料味!(このワザとらしいメロン味!)
日本語だと「ワザとらしいメロン味」とちょっと婉曲に表現しているのが、「蜜瓜香料味(メロンの香料の味)」と言われてしまうとミもフタもない印象になります(笑
進食時的気分 應該是種 不被任何人打擾、自由的...該怎麼説、要有被救贖的 感覚才行。単獨的、安静的、豊饒的...(モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独り静かで豊かで...)
来ましたよ、こどグル随一の名言。「単獨的、安静的、豊饒的」...やはり日本語よりもスケールが大きい感。国土の広い大陸のなせる業でしょうか、このゴローちゃんの顔が孟子か老子のように見えてきました(笑。
他にも、大阪の屋台の客が全員関西弁じゃなくて中国語でしゃべっていたり(この方言のニュアンスを中国語でどう表現しているのかはさすがに理解できなかった)、「俺は駅弁を食べ始めるのはせめて新横浜を過ぎてからだな」という台詞が中国語で表現されているのが妙にシュールだったり、これは日本語版に勝るとも劣らない独特の空気感。日本語版を読んであっても、いろいろと新たな発見があります。
そのうちドラマの聖地巡礼で台湾にも行こうと考えていますが、これで予習していけば完璧だね!(違
投稿者 B : 22:56 | Book | Comic | コメント (0) | トラックバック
2016/01/30 (Sat.)
土屋鞄のランドセル 2016 年モデル
夏の終わりに注文した土屋鞄のランドセルが、ようやく届きました。
両面印刷された凝ったデザインの段ボールに入って届けられました。デザインは若干違いながらも、基本的な装丁や同梱物等は 4 年前のコグマデジタルさんのランドセルと基本的に同一なので、そちらを参照のこと(丸投げ
外箱には配送のドライバーさん向けのメッセージが。通販の一般化で近年はドライバーさんもこういうのをじっくり見ている余裕もないんだろうけど、こういうメーカーとして商品と顧客のことを第一に考える姿勢は好感が持てます。実店舗のオープンで柔らかい雰囲気にも通じるところがあります。
ランドセル本体を保護していた紙製のスリーブは、お堅い「ご入学おめでとうございます」から絵本っぽいメッセージに変更されていました。
次女が選んだランドセルは、クラリーノ・エフ製の茶×ピンク仕様。せっかく土屋鞄で買うなら本革とかコードバンとかこだわりたいところですが、店舗に足を運んだ時点で選択肢が限られていたのと、それ以前に Web のカタログを見て本人が気に入ってしまい、指名買い状態だったのでこれで良し。クラリーノだけあって軽く、身体が大きい方ではない次女にも取り回しやすいでしょう。
落ち着いた茶色に淡いピンクのコンビネーションで、ステッチもピンク。上品ながらかわいらしい感じ。他社のゴテゴテフリフリしたものを選ばれなくて親としては正直ホッとしている(ぉ
背当てのふっくら感がいいですね。自分が子どもの頃使っていたランドセルはもっと固かった印象があります。
このランドセルの作りの良さは、外装よりもむしろフラップを開いた内側にこそ感じられます。型崩れしにくそうなシッカリ感や、一針一針丁寧に縫われたステッチ。デザインもあくまでオーソドックスに徹しているところが気に入りました。私が。
金具周りのデザインはずいぶんクラシカルな印象。そういえば長女のランドセルは金具がキラキラしてましたが、ここがツヤ消しになるだけでずいぶんシックで高級に見えるものですね。
ただ、フラップのオートロック機構はついていなかったり、側面のナスカンも固定式(何かに引っかかったときに抜けるようになっていない)だったり、その辺の機能面も含めて「古き良きランドセル」のスタイルが守られています。
リベットのメス側には「Tsuchiya Kaban」の刻印入り。子どもにとってはこの上なくどうでもいいことだと思いますが(笑)、親としては「いいもの買ってやった」という自己満足を感じられるポイントです。
子どもに土屋鞄のランドセルを持たせることはある意味夢だったので、私としてもようやく届いて嬉しい限り。
ただ、こうやって子どもの成長イベントをひとつひとつ消化していくのは感慨深い反面、少し寂しくもあります。長女なんてランドセル担いで学校行くのもあと二年ですからね。
次女は幼稚園の卒園にあたり「仲良い子と小学校が離ればなれになる」と寂しそうですが、これで楽しく学校に通ってくれることを願っています。
投稿者 B : 22:10 | MONO | コメント (0) | トラックバック
2016/01/29 (Fri.)
ミート矢澤の A5 和牛ハンバーグ・ランチ
こないだ、関東にも積雪があった日のこと。
お昼は何にしようかなあ、こう寒いと何かあったかい汁物...担々麺とか、ああビーフシチューとかもいいな、と考えていたんですが、
...待てよ。こういう日こそ狙うべき店があるんじゃね?
と思って急遽方針変更し、あの店に足を運んでみました。
いつも、ランチは大行列。ひどい日は道沿いに曲がり角のところまで並んでいる、五反田の超有名店「ミート矢澤」ですよ。前回来たのは約 4 年前のディナータイム、ランチは初めて。
外はあいにくの悪天候、しかもお昼ちょい前の時間帯。こんなにガラガラのミート矢澤見たことない!ほぼ待ち時間ゼロで入店できてしまいました。
これは自分自身の機転の良さを誉めてあげたい(ぉ
正午近くなってもまだ空席のある店内で、ランチを注文。肉の前にまずはサラダが運ばれてきます。
ちょっぴりセロリ風味のドレッシングが爽やかでおいしい。
ほどなくしてメインの登場。定番のデミグラスチーズハンバーグではなく、モッツァレラトマトハンバーグにしてみました。なんか、久しぶりだからチェダーチーズの濃い味に絡め取られるんじゃなく、モッツァレラトマトというシンプルな味付けのほうが肉そのものの味を堪能できるかと思い。
ライスとスープじゃなく、ごはんと味噌汁なあたりが、こういう寒い日にはむしろありがたい。
この内側のレア加減といったら!
久しぶりすぎて前回食べたのがどんな味だったかほぼ忘れてしまいましたが、噛みついた歯を押し返してくるような肉の弾力、それに肉自体に味がついているかのように思える肉肉しさ。そうそう、ミート矢澤のハンバーグってこうだったなあ。
この界隈、ハンバーグの名店がひしめき合っているけど、確かにここはひとつ別格感。いつも行列ができている理由が改めて分かりました。
まあ、あの行列にしょっちゅう並びたいかと言われれば、それなら銭場精肉店に並ばずに入った方が幸せだろうとも思うけど、また悪天候の日があったらもう一度狙ってみよう(笑。
積雪さまさまですね。
ごちそうさまでした。
関連ランキング:ハンバーグ | 五反田駅、大崎広小路駅、不動前駅
投稿者 B : 23:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック
2016/01/28 (Thu.)
Velbon Ultra Stick Super 8
前から買おうと思っていた一脚を、観念して購入しました。
私は三脚よりも一脚のほうが遙かに使用頻度が高いので、一脚重要。メインは 679B、ミラーレス等のサブ用は COMPACT 一脚といういずれも Manfrotto 製品を愛用しています。が、どちらもそれなりに長さがあるので遠出するときに持って行こうと思うと、かさばり具合に躊躇しがちなんですよね。なので、このベルボンの一脚は発売当時から注目していました。
今年は遠出する機会が増えそうなので、一脚を使う機会も多くなるだろうと思い、えいやっと購入。
驚くほどコンパクトな一脚で、長さは 70-200mm のレンズより少し長いくらい。これならカメラバッグのポケットはもちろんのこと、通勤カバンに入れてもあまり邪魔にならないレベルと言えます。
コンパクトさの秘密はこの伸縮構造にあります。「ダイレクトコンタクトパイプ」と呼ばれる二つの半円を数ミリずらして接合したような断面(これによって純粋な円筒よりも強度を稼いでいると思われる)のパイプを組み合わせることで、関節部は面同士が摩擦抵抗によって固定される幸蔵になっており(たぶん)、一般的な一脚の伸長固定に使われるレバーやネジ部品を省略することで、縮長の大幅な短縮と軽量化を両立しています。伸縮も先端をひねって引っ張るだけなので、セットアップもラク。これは目から鱗が落ちます。今まで三脚・一脚は完全に Manfrotto 派でしたが、ここまで違いがあると浮気せざるを得ません。
ちなみに脚に使われている素材は塗装の関係で樹脂系に見えますが、マグネシウムとのこと。
付属品はハンドストラップとベルトフック。完全な移動中は鞄に入れてしまえるのがこの一脚のポイントですが、撮影の合間に撮影ポイントを移ったり、歩き回ったりする際にいちいちしまわずにベルトやバッグにぶら下げていられるので、このベルトフックは重宝します。
手持ちの一脚と比べてみました。左からウルトラスティックスーパー 8、Manfrotto の COMPACT 一脚(MMC3-01)と 679B の順。長さは 679B 比だと 40% ほどしかなく、MMC3-01 と比べても 70% ほど、と抜群の短さ。MMC3-01 でさえ、メッセンジャータイプのカメラバッグにはナナメにしか入れられなかったんですが、ウルトラスティックスーパー 8 ならどんなカメラバッグにも入れて行けそうです。
最大限に伸ばした状態では、なんとウルトラスティックスーパー 8 は 679B とほぼ同じ長さになります。これは雲台をつけると身長 180cm の私が直立した状態でカメラがちょうど目の高さにくる状態で、ほぼどんな撮影シチュエーションにも対応できる長さと言えます。さすがに最下段は径がかなり細くなってしまい、679B に比べるとかなりしなりますが、見た目から受ける印象よりはよほどしっかりしていて、MMC3-01 よりもしなりが少ないくらい。これはダイレクトコンパクトパイプの構造のなせる技でしょうか。MMC3-01 は筒が楕円形なので、長辺方向には強いけど短辺方向にはかなりしなるんですよね。
流し撮りやアオリ・見下ろしの構図で撮る際には雲台があったほうが良いので、ボール雲台も合わせて購入。雲台は同じベルボン製で、QHD-33 だと雲台側の締め付けツマミが一脚の台座に干渉スレスレということなので、一回り大きい QHD-43 にしました。用途的にボディやレンズを取っ替え引っ替えという使い方はないだろうと思い、クイックシューなしモデルを選択。
可もなく不可もない雲台という感じですが、一脚本体と同様にコンパクトで軽く、取り回しは良いです。
耐荷重が 3kg までということなので、主にミラーレス+200mm までのレンズで使う予定。超望遠域は今まで通り 679B にがんばってもらいます。
この一脚なら「ちょっと使うかどうかわかんない」という状況でも、とりあえずカメラバッグに突っ込んで出かける、というのがしやすくて良いですね。
でもこれは MMC3-01 の出番が完全になくなってしまうなあ。
投稿者 B : 23:58 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック
2016/01/27 (Wed.)
レッドブル・エアレース千葉 2016 開催決定
レッドブル・エアレース 千葉 2016、6月4日~5日に開催決定 - Car Watch
おおお、ついに来た!「レッドブル・エアレース千葉」が今年も開催されることが決定しました。
まあ、昨年の大会の盛り上がりぶりや室屋選手の好調ぶりを見ていて、これは 2016 年大会も絶対あるはずと思っていましたが、正式発表されると感慨もひとしおですね。しかし、昨年観戦に行った人のクチコミで興味を持った人も少なくないと思うので、今年のチケットは昨年よりも入手困難になるんじゃないでしょうか。これは早めにチケットを押さえにいったほうが良さそうです。
昨年の私は写真を撮ることが主目的であまり予習せずに行きましたが、その後最終戦まで全レースをテレビ観戦して「レースの見方」が理解できたので、今年はさらに楽しめるはず。撮影に関してもいろいろ悔やまれたところがあるので、今年はもっと歩留まりを上げていきたいところ。ただ観戦エリアの位置関係的に、パイロンがないところは背景が完全に抜けてしまい、写真として面白くないのが千葉大会の寂しいところなんですよね。景観的にはブダペスト(ハンガリー)やアスコット(イギリス)あたりが楽しそうなんですが、そうそう行けるものでもなし(笑
あと心配は飲食ですかね。昨年は出店があまりに少なく、食べるものも飲むものも選択肢がなくて高すぎた...だけならまだ良いんですが、熱中症を起こしそうなほど暑かったのに飲料持ち込み禁止&買えるまでに大行列、というインフラは正直あり得ないと思ったので。今年は、そのへんの制限を緩めるなり出店数を増やすなり、改善してほしいなあ。
チケットはいきなり明後日から先行受付開始ということで悩んでる暇もなさそう。早く観戦プランを立てないと。
投稿者 B : 22:44 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック
2016/01/26 (Tue.)
So-net 0SIM 一般販売開始
So-net、月500MBまで無料の「0 SIM(ゼロシム)」 - ケータイ Watch
昨年末に発売され、店頭在庫が蒸発するように消えたデジモノステーションの付録無料 SIM ですが、提供元の So-net から一般販売されることが発表されました。
おそらく雑誌付録はテストマーケティング的な位置づけで、最初から一般販売を視野に入れていたんだと思いますが、動きが早いですね。まあこれくらいのスピード感がなければ、今の MVNO 市場にはついていけないはずですが。
一般販売版の 0SIM も、雑誌付録版と内容は全く同じ。加えて今回は SMS つき版と音声通話対応版もバリエーションしてきました。データ専用 SIM はあくまでサブ機とかタブレット向けでしょうが、音声通話まで対応となると子どもに持たせるスマホに使うとか、用途が広がりますね。ただ、二段階定額制なので上限になる 5GB・¥1,600/月 まで使うと他の MVNO と同等の料金がかかってしまうため、上限付近まで毎月使うのが分かっている場合は、インフラ的により快適と言われる他社(IIJ、OCN、mineo あたり)のほうが満足度が高いように思います。この SIM はやっぱりサブ機用途として、月額無料を大きく超えない範囲で活用するのがうまい活用法と言えるでしょう。無料で釣って知らない間に使いすぎて課金、を狙いたい So-net と、できるだけただ乗りしたいユーザーのせめぎ合いというのは健全ではありませんが(笑)、このビジネスモデルがどう着地するかは興味深いところ。
私自身は mineo がほぼ不満なく使えているので、手持ちの 0SIM はあまり活躍の機会がありませんが、この機会にもうちょっと使ってやろうかな。
投稿者 B : 23:59 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック
麻布テーラーのオーダースーツ:到着編
年末にオーダーしていた麻布テーラーのパターンオーダースーツが仕上がってきました。
パーソナルオーダースーツ・シャツの麻布テーラー|azabu tailor
注文から約 6 週間。今回は年末年始を挟んだので、通常よりも 1 週間ほど多くかかったようです。
スーツだけではなくシャツも一着オーダーしてみました。
シャツは去年メーカーズシャツ鎌倉で採寸してもらって、自分に合ったサイズを認識したところだったんですが、それでも既製品よりもオーダーで作ると左右の微妙な腕の長さなんかも反映できて、すごく着やすいシャツになるものですね。麻布テーラーの店員さんも「スーツ以上にシャツのほうがオーダーによる着心地の違いが出る」と仰っていましたが、まさにその通りの着心地。
スーツに関しても、私は胸板が厚いので胴回りで合わせるとどうしても袖が余りがちだったのが、ビシッとフィット。肩幅もちょうど良くて、今まで着ていた吊るしの一張羅よりも、心なしか体型がスッキリ見えます(笑
今まではスーツは窮屈な感じがしてあまり好きじゃなかったんですが、これなら無理してる感覚がなくて、長時間着ていても疲れにくそう。
今回は初オーダーということでほとんどオプションなしで作りましたが、唯一のこだわりはボタンを樹脂製ではなくナットボタンにしてみました。自己満足だけど、うっすら入った木目っぽい模様が気に入りました。
昔、仕事で毎日スーツを着ていた頃は、袖口は本切羽にこだわったりもしていたけど、無意味なので今回は却下(笑
パターンオーダースーツ、これだけ着心地がいいのなら、スーツ出勤も苦にならないかな。好きなように作れる、というのも楽しい。
とはいっても基本はビジネスカジュアルなんですが、これがまた新たな一張羅というのも悲しいし(笑)、しばらくしたらもう一着作りに行こうかな。
投稿者 B : 23:00 | MONO | コメント (0) | トラックバック
2016/01/25 (Mon.)
物欲なき世界
タイトルに惹かれて読んでみました。
「モノが売れない時代」と言われて久しい現代。私がいる業界も例外ではなく、先細りの業界、と言われています。まあ世界はともかくとして、日本の内需向け産業全体に言えることだと思いますが、私なりにも原因はいくつか思い当たっていて、
- 少子高齢化に伴い、消費欲の強い若者の購買力が落ちてきた
- スマートフォンの普及で様々なものの価値がスマホに集約され、スマホと機能が重複する機器が売れなくなった
- 適法/違法を問わず無料で消費できるコンテンツが増えた結果、コンテンツにお金を払う動機が薄れた
- コンテンツの電子流通が普及したことを発端に、「所有しない」価値観が徐々に一般化してきた
- 手軽で無料/安価な娯楽が増えた結果、旅行などの「金のかかる娯楽」への需要が減った
- 日本人の価値観が多様化し、娯楽が多様化した結果、大ヒットが生まれにくくなった=あらゆるジャンルでフォロワー層が薄くなった
- 娯楽が多様化し、時間消費が細分化した結果、好きなモノ・コトに対するこだわりが薄れた
- 現代の若者は物心ついたときから物質的・情報的に過多な環境にあり、欲求のもとになる枯渇感がない
- 「実質ゼロ円」「EDLP」などの販売手法が当たり前になった結果、モノの価値が認められにくくなった
読んでみた結果...お、おう。言わんとしていることは分からないでもないけど、結論は「反資本主義」。資本主義のど真ん中に生きている我々からすれば、だからどうしろと、という話に感じました。地球の大きさが有限である以上永遠の成長なんてないし、いつかどこかで規模の経済からは脱却しなくてはならないけど、特に成長もなく再生産を繰り返すだけの活動に経済は耐えられるのだろうかと。まあこれ自身が資本主義の重力に魂を引かれた奴の発想なのかもしれませんが...。
「モノからコトへ」とか「商品ではなくライフスタイルを売る時代」なんてのは業界によっては十年以上前から言われ続けていることだし、拝金主義・物欲主義から脱却して、自然回帰的なゆったりとした暮らしをすべき、みたいな話もいつの時代にもある(批判的な言い方をすれば)ファッションみたいなもの。もっと、世界的な産業構造の変化が最終的な消費行動にどう変化をもたらしているのかを語らないと、単なる事例紹介で終わってしまうと思います。
個別の事例の中にはいろいろと示唆に富んだものもありましたが、全体としてはちょっと求めていたものとは違ったかな。個人的には、本書の中で紹介されていたアスキー総研・遠藤諭氏の指摘が興味深かったです。要約すると、かつての我々世代の物欲というのは、所有すること自体が自己表現の一部だったし、情報源も限定されていたから自分自身が所有していることが重要だった。が、インターネットやソーシャルメディアを通じてコミュニケーションすることが一般的になると、情報源も多様化して自分自身の価値が相対的に低下するから、所有して見せびらかすことで自己顕示欲を満たせなくなってくる。そうすると所有することに価値がなくなる、というもの。そういう点では明らかに旧世代に入る私には理解しにくい話ですが(笑)、ロジックとしては分からなくもない。まあ、それを知りたければ本書よりも遠藤諭氏の著書を読むべきだったのか(ぉ。
私は「究極のエンタテインメントはプレミアムコンテンツでもアミューズメントパークでもなく、個人同士のコミュニケーションだ」というのが持論ですが、そういう意味で考えると、あらゆるモノもコンテンツも体験も、「コミュニケーションを通じて消費するためのネタ」に過ぎないのかもしれません。物欲なき世界、というのはある種、コミュニケーションそのものがエンタテインメント化した、成熟した世の中の姿なのかも。
投稿者 B : 23:59 | Book | Business | コメント (0) | トラックバック
2016/01/24 (Sun.)
野鳥の季節
[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]
今週末は全国的に雪、大変なことになっているという西日本だけでなく関東でも降るという予報だったのが、都内では結局寒いだけで良い天気が続いていました。雪だるま作る気マンマンだった娘たちはがっかりしていたようでしたが、大人としても通勤が面倒にならないのはありがたいとはいえ、個人的には年に 1~2 回くらいは雪だるま作れるレベルで積もっても良いんじゃない?とは思っています。
そんな感じで、暖冬から一気に真冬がやってきたかのようなこの一週間の東京。それでも着実に春には向かっているようで、早咲きの梅はいよいよ本格的に咲き始めました。
[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]
例年、この時季はさまざまな野鳥が見られる季節でもあります。カワセミには残念ながら先週、今週と出会えなかったものの、いつもの公園にはいろんな野鳥が顔を出していて、撮っていて飽きない。
[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]
鴨に紛れて、鴨とはちょっと違った調子で水を掻いているこの黒い子は、オオバン。一回り小さいほうのバンは見たことがあったけど、この池でオオバンを見たのは今年が初めて。
そういえばカイツブリも数年来ていなかったらしいので、今年は久しぶりにここに戻ってきている野鳥が多い、ということなんでしょうか。
[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]
茂みのほうから「ジャッ、ジャッ」というスズメよりも一回り低い地鳴きが聞こえると思ったら、そこにはウグイスが。
ウグイスって警戒心が強いからいつも茂みの中に隠れていて、なかなか撮るのが難しい鳥なんですよね。それがこんなところに出てきてくれるとは運がいい。
[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]
この公園には普段からウグイスを餌付けしているお爺さんがいるらしく、私が撮っていたら近くにやってきて餌の虫を与えていました(笑。
そのおかげでウグイスの警戒心が少し解けていたのであれば、これはありがたい。
ちなみにウグイスの「ホーホケキョ」はもう少し暖かくなってからが本番。今回はあの鳴き声を聞くことはできませんでした。地鳴きはちょっと濁った感じの声なので、あんまりキレイじゃないんですよね。
[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]
この時季、たまに見かけるツグミも顔を出していました。
あと一月もすればヒタキなんかも見られるようになるはず。
まだまだ寒いですが、少しずつ近づいてきている春が楽しみになってきました。
投稿者 B : 22:44 | EOS 7D Mark II | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック
2016/01/23 (Sat.)
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III』公開日決定
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」第3話は6月10日BD発売。先行上映5月21日から - AV Watch
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III』の公開日が発表されました。先行上映は 5/21(土)、BD の発売は 6/10(金)とのこと。前作公開時の予告では「2016 年春」という話だったので、微妙に遅れ気味、といったところですね。まあ『UC』もズルズル遅れていったので、それに比べればまだスケジュールキープできているほうなのかもしれません。
エドワウ・マスはいかにしてシャア・アズナブルと入れ替わったのか。「あのマスク」の起源は。士官学校時代のシャアとガルマはどのような間柄だったのか。試作機「モビルワーカー MW-01」からザクに繋がるモビルスーツ開発史。ルウム戦役へと至る戦争の発端となる「暁の蜂起」とは。比較的ゆったりめに描かれてきた前二作と異なり、今回はストーリーからして濃密で、お腹いっぱいの一時間になることでしょう。新たなガルマ・ザビ役の声優さんは、『UC』でアンジェロ・ザウパーを演じた柿原徹也氏。ああ、わかる(笑
というわけで、公開まであと 4 ヶ月となりました。例によって地球圏最速のプレミア上映会も開催されるんでしょうが、いつものスケジュールで逆算すると GW の最終日あたりになるんですよね。これは旅行の予定を入れている場合ではないかもしれません(笑。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起 [Blu-ray]
投稿者 B : 22:25 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック
« December 2015 | メイン | February 2016 »