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五反田 野崎屋

五反田に日本酒のうまい店がある、という情報をキャッチしたので、ホイホイ行ってきました。

野崎屋

野崎屋

個人的に最近注目の飲食店が集まる雑居ビル、グレイス五反田。その、ちょっと地味な裏側の店舗。ってここ、来てみて気がついたけどかつての菜五味の跡地じゃないですか!!!(笑
菜五味はややこぢんまりとした店舗でしたが、ここ野崎屋は当時別のテナントだった隣の店舗と繋げて(だと思う)、けっこう広いお店になっていました。

野崎屋

メニューとか札ものは勢いのある毛筆で統一。フレンドリーな雰囲気で、活気ある店内。
ここ、あの魚金グループのお店らしいですが、私は今まで魚金系のお店って行きたいと思いつつ行ったことがなかったので、ちょっと嬉しい。

野崎屋

そう、この迷わせてくる感じのお品書きがいい。勢いがあるだけじゃなく、メニューの一つ一つがうまそうで、気になる名前。
王道だけど飲んべえが好きそうな品が揃っています。ゴローちゃん風に言うと「ここに並んだ大量のおつまみがすべておかずとして立ち上がってくる」ってやつだ(ぉ


野崎屋

日本酒が飲みたくてウズウズしているけど、とりあえず生から。

野崎屋

お通しは肉じゃが、玉子焼き、それとレバーの炊いたの。
三点盛りというのも嬉しいけど、炊いたレバーでお通し、っていうのもちょっと珍しい。

野崎屋

そんなお通しをいただいていたらさっそく日本酒が恋しくなってくるわけで。
食事メニューよりも分厚い日本酒メニューには、知った銘柄から知らない銘柄までずらっと。レア銘柄は高いですが、基本的には一杯 380 円で日本酒がいただけるリーズナブルさが売りのお店です。

野崎屋

とか悩んでいる間に、先に頼んでいた刺盛りが出てきてしまいました。
メモを取っていなかったのでどれが何の魚だか忘れてしまいましたが(笑)、鰤などを中心に冬が旬の魚がいろいろ。そして旬だからどれも当然おいしい。
ここは早く日本酒を頼まなくてはならなくなってきました(汗

野崎屋

鰤を見たら故郷の酒が飲みたくなって、まずは立山と羽根屋から。どちらも富山の銘柄です。
立山は吟醸酒で、辛口ながらも飲みやすいけど、地元民としてはもっと癖のある辛さの二級酒のほうが好きだったりします。

野崎屋

一瞬またビールに戻りたくなるカニクリームコロッケを挟んで、

野崎屋

富山の酒にこの上なく合う、鰤大根が登場するわけです。
ここの鰤大根、定番の醤油味ではなく、なんと塩味。これがまた、あっさりした中に鰤自体の旨味が浮き上がってくるような感覚で、これアリ。鰤大根の新たな定番レシピとして実家に逆輸入したいくらい。

野崎屋

ほどよく冷えた大吟醸はくろすいしゅに飲み進みつつ、

野崎屋

ポテトサラダが出てきました。よくある居酒屋の箸休め的ポテトサラダとは一線を画す、がっつりボリュームポテトサラダ。下にたっぷり水菜と玉ねぎが敷かれているのも嬉しい。

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そして日本酒のお供に「クリームチーズの粕漬け」。クリームチーズが酒粕によって濃厚な旨味に進化しつつ、当然日本酒との相性もいいという、個人的日本酒最強おつまみの一つ。わさびを添えるとさらに酒が進みます。

野崎屋

日本酒はレアもの方面に進出することにして、クリスマス限定品をわざわざ年明けまで取ってあったという「新政 No.6 X’mas-type」。
シャンパンのようなボトルに負けず、中身もとてもフルーティで日本酒とは思えない感じ。これは日本酒の新しい世界を見ました。

野崎屋

もう一つ個人的日本酒最強おつまみ、あん肝ポン酢。私はこのへんのつまみがあればいくらでも日本酒を飲んでいられます。
この瞬間だけは健康のことなんて全然考えてない(ぉ

野崎屋

店員さんが持っていたボトルを一目見て、試さざるを得ない気になってしまった「残骸」。このラベルの強烈なインパクトといったら。
味のほうも、日本酒のさまざまなクセの部分だけを集めて凝縮したかのような、他に類を見ない個性的な味。このラベル、中身をかなり正確に表現していると思います(笑
好きこのんで毎回飲むようなものじゃないですが、これは話のタネになる一品。

野崎屋

日本酒のお供としてはこれも外せない、牛モツの煮込み。汁は毎日継ぎ足しで作っているというだけあって、とても濃厚。
これも癖になる味です。

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そして鯛のあら炊きで〆。
最後まで、日本酒に合う料理のオンパレードでありました。

野崎屋

飲み物の〆は、「作(ざく)プレミアム」の飲み比べ。赤と緑、ではなく(ぉ)金と銀のザクを飲み比べます。
金の槐山は華やかな香りと甘み、銀の陽山のほうはスッキリとした飲み口。どちらもプレミアムの名に恥じないけど、個人的にはキャラクターがハッキリしている槐山のほうが好きかな。

野崎屋

いいお店でした。日本酒の豊富さや料理の方向性という点で、六本木の久高に通じるものを感じます。個人的には久高より通いやすい立地にあるし、ここはちょくちょく使わせてもらうかも。
ちなみに上の写真はトイレの中ですが(笑)、お店のスタッフの方々が日本中の蔵元を訪問したときの写真が壁中にびっしりと貼られていて、本当に日本酒が好きでやっているお店なんだなあ、ということがよく伝わってきます。

いいお店でした。私にとっては縁浅からぬ立地ということもあるし、また来ます。

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