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ニコ・ロズベルグが突如 F1 引退を発表

F1新チャンピオンのロズベルグが5日後に電撃引退。「説明するのは難しい」

先週の最終戦で悲願の初戴冠を成し遂げたばかりのニコ・ロズベルグが、突如として F1 からの引退を発表しました。まじかー!

本人のコメントからは引退の真意については語られていませんが、やっぱり「疲れた」のかなあ、と。
少年時代から長年チームメイトとして、同時にライバルとしてルイス・ハミルトンと走ってきて、今は同じチームにいながら F1 の頂点をかけて互いに口もきかないような関係で争うというのは、想像以上に精神をすり減らす生活なんだろうと思います。ハミルトンならばそれでもチャンピオンを獲得することを最優先しそうですが、「いい人」ロズベルグにはそろそろ限界が来ていたとしても不思議はありません。このままだと来季も同じ状況が続くことは間違いなく、また今季はハミルトンに不運が続いたこともロズベルグ戴冠の要因の一つだった(つまりトラブルがなければハミルトンがチャンピオンだった可能性が高い)ことを考えれば、大願を成就させた今季を節目にクルマから降りるという決断は、理解できる気がします。

でも個人的にはとても残念。一度だけのチャンピオンであれば、さまざまな要因が重なることで「運良く獲れてしまう」こともあるでしょうが、複数回シーズンを制覇できるドライバーこそ「真のチャンピオン」だと私は思っています。ロズベルグの速さを否定するわけではありませんが、現役ドライバーだとアロンソやハミルトン、ヴェッテルとライコネンの違いを見ても分かるとおり、状況の異なる複数のシーズンで勝てるドライバーは、実力もメンタルも強い。特にロズベルグはここまでハミルトンを「ねじ伏せて」勝ったレースがないだけに、来季はチャンピオンとしてハミルトンと正面からぶつかってほしかったなあ。
とはいえキャリアの絶頂期でスパッと引退というのはなかなかできることではなく、その潔い決断もそれはそれで素晴らしいものだと思います。本当にお疲れさまでした。F1 は辞めるもののレースをやめるわけではないようなので、次は DTM かル・マンか、というキャリアなのでしょうか。


で。

唐突に「最強チーム」のシートに一つ空きが出たことになりますが、その後釜には誰が収まるんでしょうね?メルセデスとしては育成ドライバーのウェーレインかオコンを乗せたいところでしょうが、メルセデスのコンストラクターズ四連覇を託すにはまだちょっと経験が足りていないし、何よりハミルトンに潰されてしまうのではないかと思います。とはいえトップドライバーは既に来季シートを確定させており、契約解除込みで改めてシャッフルが発生するのか、それともフリーなドライバーから最良の選択肢を選ぶのか。今ごろマッサやバトンが「引退するなんて言わなければ良かったー!」と後悔している可能性もありますね(笑。
個人的には、実力とメルセデスとの関係からいって、トト・ウォルフが支援しているバルテリ・ボッタスの契約をウィリアムズから買い取ってメルセデスに乗せる、という可能性があるんじゃないかと思っています。ウィリアムズ的には今季のドライバーが二人とも抜けてしまうことになるので阻止したいところでしょうが…。あるいは、大逆転で小林可夢偉、とかないですかね(笑

Spark / 1/43 Mercedes F1 W07 Hybrid Australian GP 2016 N. Rosberg

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