b's mono-log

« August 2017 | メイン
 1 |  2 |  3 | all

2017/09/20 (Wed.)

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

「まさに今日の俺が出会うべき料理を、俺は食べることができた」

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

ドラマ『孤独のグルメ Season6』の Blu-ray BOX が発売になりました。
私もここまで付き合ったからにはもちろん購入済み。

「スペシャル版」の BD-BOX まで含めると通算 7 パッケージ目ともなれば目新しさも減っていますが、今回も内容をご紹介していきます。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

いつもの感じのピクチャーレーベルに、ディスクは本編 3 枚+特典 1 枚という構成。

特典映像もいつも通りですが、いつもはメイキング映像の中に含まれているゲストの一言が、今回は個別に切り出してまとめられています。各回ゲスト(最終回定番ゲストの久住さん含む!)の食に関するインタビューが中心で、なかなか普段聞くことのできない俳優さんたちの普段の食の様子が分かって面白い。
メイキングのほうは、撮影現場や松重さんというよりも企画会議的な部分にスポットが当たっていて、Season6 では今まで以上に店選びに難航した経緯が分かります。ある程度エリアを決めたらあとはスタッフでローラー作戦的に店を当たっていく、というやり方。これだけ影響力のあるシリーズになったからには半端な店は紹介できないし、断られることも増えているんだろうし、これは大変そうだ...。

そして私が毎度 BD-BOX で楽しみにしているのが「その後のグルメ」。ドラマに登場したお店を改めて訪れ、放送後の様子を店員さんに伺うという企画ですが、自分でひととおり巡礼した後に見ると行ったときの様子まで含めて思い出せて楽しいんですよね。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

付録冊子の「ロケハン日記」にも店探しの苦労は今まで以上に滲んでいます。特に焼肉店は決定までに二ヶ月近くを要しており、相当難航した様子が窺えます。
また制作スケジュール全体についても、今回松重さんは直前の 1~3 月クールに『バイプレーヤーズ』、同じ 4~6 月クールにはフジテレビ月 9『貴族探偵』にも出演していて、この二本の撮影の狭間にとにかく撮れるだけ撮っておいたという日程。これは松重さんもスタッフの皆さんも大変だったろうなあ。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

日記の中には「食べ過ぎで体調不良」みたいな記録がちょいちょい挟まれています。実際にドラマに登場したお店の数倍は回っていると考えると、確かにいくら美味しい店とはいっても具合悪くなりますよね...。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

冊子の末尾には「ごちそうさまでした」の文字。なんとなくですがレギュラードラマとしての『孤独のグルメ』は Season6 で終わりかなあ、という気がしているので、この文字もそういう風に読み取れてしまいます。

Season6 のお店は既に全店巡礼済みですが、Season6 は私の生活圏に近い店も多かったし、溝口憲司監督にも偶然お会いすることができたし、いろいろと感慨深いシリーズでした。
BD を観ているとそれだけでお腹が空いてきて(;´Д`)。あの店とかその店とか、近いうちにまた行きたいなあ...。

というわけで、自分で書いた巡礼レポートを読み返しながら、どこから攻め直すか考えていたりします。

【Season6巡礼完了】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~6&原作 - NAVER まとめ

松重さん、久住さん、スタッフの皆さん、Season6 もお疲れさまでした。
またいつかテレビ画面越しに『孤独のグルメ』に再会できる日を楽しみにしています。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

投稿者 B : 23:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/09/19 (Tue.)

Twitter Cards を設定してタイムラインにプレビューを表示

先日この blog の更新情報を Twitter に自動ポストするプラグインを設定したところですが、それだけではエントリータイトルと URL だけの投稿になってなんだか寂しい。Web や Twitter 公式アプリで他の人の blog 更新ポストを見ていると、記事のプレビュー(Twitter Card というらしい)がついていることが少なくありません。調べてみたところ、Facebook だとシステム側でプレビューを自動付与してくれるらしいですが、Twitter のほうは blog テンプレートに自分でメタタグを記載しなくてはならないことが分かりました。

というわけで、あちこち参考にしながら Twitter Cards の設定をしてみました。参考にさせていただいたのは以下のサイト。

【2017年版】Twitterカードとは?使い方と設定方法まとめ
Twitterカードの設定 | 極悪サカモンのブログ

その結果、↓のような感じでプレビュー表示させられるようになりました。

Twitter Cards

ポイントは「エントリーの最初に登場する画像を記事のサムネイルとして使う」ことと「画像なしエントリーの場合は blog の favicon や Twitter のプロフ画像と同じアイコンをサムネイルにする」こと。エントリー・アーカイブのテンプレートに以下のタグを記載しました。

<mt:setvarblock name="og_image"><mt:entrybody regex_replace='/[\S\s]*?src="(https?:\/\/.+?)(\.jpe?g|\.gif|\.png)"[\S\s]*/i',"$1$2"></mtsetvarblock>
<mt:if name="og_image" like=".jpg|.jpeg|.gif|.png"><mt:else><mt:setvarblock name="og_image"><mt:blogurl>アイコンファイル名</mtsetvarblock></mt:if>
<meta name="twitter:card" content="summary">
<meta name="twitter:site" content="@ユーザー名">
<meta property="og:url" content="<mt:entrypermalink>">
<meta property="og:title" content="<mt:entrytitle>">
<meta property="og:description" content="<mt:entrybody remove_html='1' trim_to='200'>">
<meta property="og:image" content="<mt:getvar name='og_image'>">

「エントリーの最初に登場する画像を記事のサムネイルとして使う」は上記サイトに書かれていたサンプルコードで実現できましたが、画像なしエントリーに関しては Movable Type の <mt:if> テンプレートタグを使って、変数 og_image 内に画像ファイルの拡張子が見つからなければアイコンファイルを使う、という処理を入れました。

MT のテンプレートタグとか久しぶりにいじったけど、何とか意図通り動かすことができてホッとしています。
Twitter Cards は今のところ Summary Card に設定していて、本当は写真中心のエントリーの場合は with Large Image のカードのほうを使いたいんですが、MT の投稿画面から任意にカード種別を選べるようにするのには MT 側をいじる必要があって面倒なんですよね。また時間があったら調べてみようと思います。

投稿者 B : 23:00 | Blog & Network | Movable Type | コメント (0) | トラックバック

F1 シンガポール GP 2017

F1シンガポールGP決勝:フェラーリ全滅、完走12台のサバイバルレースでハミルトン優勝

レースそのものよりもマクラーレン・ホンダの離婚問題のほうが注目を浴びていた感のあるシンガポール GP。レースのほうに目を向けると、前戦イタリアからの流れでメルセデスがさらに勢いをつけるのか、フェラーリが反撃の狼煙を上げるのかの分水嶺と言えるレースでした。

が、今回はフリー走行からレッドブルの調子がすこぶる良い。それをフェラーリが追う展開で、メルセデスはシンガポールの公道コースに合ったセットアップが見出せていないように見えました。結局予選もレッドブルとフェラーリの真っ向勝負で、ヴェッテルがスーパーラップを叩きだして PP。その後ろにレッドブルの二台が控え、メルセデスは 5-6 番手からのスタート。オーバーテイクしにくいコース特性もあり、このままいけばヴェッテルがハミルトンを逆転して再びチャンピオンシップを主導するのでは...とさえ思えました。
しかし事件はスタート直後に発生。蹴り出しの良くなかったフェルスタッペンをヴェッテルが牽制したところに、後ろからライコネンもフェルスタッペンにオーバーテイクを仕掛け、フェラーリの二台でフェルスタッペンを挟む形に。行き場を失ったフェルスタッペンはライコネンと接触し、弾き飛ばされたライコネン車がヴェッテル車の横腹にヒット!フェルスタッペンとライコネンはそのままリタイア、ヴェッテルも半周ほど走ったところでマシンバランスを崩してスピン→リタイア。漁夫の利を得る形でハミルトンが悠々トップに立ち、そのまま労せずに夏休み後の連勝を「3」に伸ばしました。

このアクシデントでフェラーリは千載一遇のチャンスを逃したことになります。三台の接触は誰が悪いというものでもなく、完全に不運。しかしこういう重要な場面で不運に見舞われるのもここ十年のフェラーリなわけで、やはり今年も勝利の女神からは見放されているのか、と思わざるを得ません。残り 6 戦で 28pt 差というのはまだ十分逆転できる範囲ですが、今季は夏休み前まで連勝したドライバーがいなかったところ、夏休み明けからはハミルトンが三連勝ですからね。しかもフェラーリが勝てていたレースを落とし、負けを覚悟していたメルセデスが勝ったというのは一つの流れを作る可能性があります。

オープニングラップでの 3 台を始めとして、今回はリタイア合計 8 台という荒れたレースでした。2 位リカルド、3 位ボッタスというのは残ったドライバーの中では順当なリザルトですが、4 位以降がなかなか面白い。4 位サインツ、6 位パーマー、7 位バンドーンはそれぞれキャリアの最高位を記録し、特に来季ルノーのシート喪失が確定したパーマーにとっては重要なレースになりました。サインツもルノー移籍を決めた直後のレースで、いい手土産になることでしょう。

マクラーレン的にはバンドーンの 7 位入賞は喜ばしいですが、アロンソが残念でしたね。見事なロケットスタートを決めて表彰台争いにも加われそうな状況でしたが、1 周目の事故に巻き込まれてマシンを小破し、最終的にはリタイア。チームとしても後半戦で最もポイントを稼げそうなサーキットでしたし、二台揃って 10 番手以内からのスタートということで期待していたはず。今季、あと勝負ができそうなサーキットといえばブラジルくらいでしょうか。今からコンストラクターズでハースに追いつくのも微妙な状況ですし、もうホンダには残りシーズンを来季に向けたテストとして、少しでもパフォーマンスと信頼性の向上に懸けてほしいところです。

投稿者 B : 22:30 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/09/18 (Mon.)

ダンケルク @TOHO シネマズ新宿

今秋の話題作を観てきました。

ダンケルク

ダンケルク

第二次世界大戦中に実際に行われた撤退作戦「ダンケルクの戦い」をモチーフにした戦争映画。日本人としては、第二次世界大戦のうち太平洋戦争に関しては多少の知識はあるし関連する映画もときどき観るけど、ヨーロッパで繰り広げられていた戦争のことは意外なほど知らないものです。私もこの「ダンケルクの戦い」のことは知らなかったので、特に予備知識等もないまま映画館に足を運びました。

冒頭から何の背景説明もなく、いきなり戦闘状況からスタート。「欧米人なら『ダンケルクの戦い』が何かは知ってるよね?」とでも言いたげで、日本人的にはついていくのがちょっと大変だったりします。映画にしてはセリフもかなり少なくて、説明的なものはとにかく省略されている感じ。でもだからこそこの緊張感とリアリティが生まれている、とも思います。

とにかく戦争映画っぽい演出やプロパガンダは排除されています。人の死についても、戦争というのは尊厳もなくただ人が死んでいくだけなのだ、とでも言うかのようなあっさりした表現。誰かが死んだからといって泣きたくなるような気分ではなく、次は自分ではないか、どうやったら生き延びることができるのか、そういう心境でスクリーンを見つめ続けました。
銃弾、砲弾、爆弾、魚雷、海水(溺死)。いつどんな形で死んでしまうか分からないのが戦場。劇中には敵であるドイツ兵やドイツ軍の様子が一切描写されないことも、どこでどう攻撃されるか分からない不安感を生んでいます。船倉にいたからといって安心できない、自分自身がこの戦場の一兵卒であるかのような感覚。淡々とした描写ではあるんだけど、それはドキュメンタリーではなく映画として意図した演出なのでしょう。
撤退戦だけに勝敗のつく爽快感はなく、観終わってもとにかく無事に生き延びたという安堵感と疲労感が残る映画です。でも、祖国に帰ったときに「無事帰ったこと」を喜んでくれる市民の描写がすごくいい。

今回は IMAX 上映のある TOHO シネマズ新宿を利用しました。広大なスクリーンで描写されるダンケルクの海岸や戦闘機のドッグファイトシーンは素晴らしく、音響も相まってとても没入感がありました。正味 110 分足らずの上映時間なのに、観終わったときには 150~180 分ものの映画を観た後のようなどっとした疲れがあったほど。この映画は Blu-ray を待つのではなく、良いハコでこそ観る価値があると思います。

投稿者 B : 22:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/09/17 (Sun.)

ドラクエ XI の進捗状況

ドラクエ XI 攻略の進捗報告です。

ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めて

ドラゴンクエスト XI

本編のほうはお盆休み明けから進行がほぼ止まってしまいました。まほうのカギを入手して各地の宝箱回収したところで滞っています(;´Д`)ヾ。レベルは 35 まで上がりましたが、主には本編の攻略ではなく、3DS 版のオリジナル要素である旧作の世界での戦闘で稼いだもの。

というのも最近本当に時間の余裕がなくて、通勤中のすれちがい通信だけでヨッチ族が新規に 15 体くらい貯まる(それも最近は 1/3 くらいが S ランクの個体)→上限 50 体から溢れてしまうため日々「時渡りの迷宮」をちょっとずつやってヨッチ族を消化、本編やる時間ない。このコンボで一ヶ月近くが経過してしまいました。そしてこの度、本編がまだ半分くらいの進度にもかかわらず、時渡りの迷宮だけクリアしてしまったという。

時渡りの迷宮はこれだけ S ランク個体が集まってくると戦略もへったくれもなくて、雑魚敵はとにかく物理で殴って終わり、時々出現するバリア付きのモンスターやボスに倒されてこちらのヨッチ族が減る、の繰り返し。回復手段といえば途中に出てくる中断地点で探検をやめるしかなく、遊び方に工夫の余地もないのにとにかく長いだけ。でも 3DS 版をプレイする目的の一つが旧作の世界に行けることだったりするので、もう義務感だけでやっている感じでした(´д`)。こういうゲーム中のミニゲーム、特にすれちがい通信関連のって「追加要素のための追加要素」という感じで、大して面白くないのが多いですよね...。

で旧作の世界にはほぼひととおり行けるようになったわけですが、まだ本編が中盤ということもあってこちらのレベルが全然足りていません。出てくるボスモンスターも二回攻撃や特殊攻撃が当たり前で、ボコボコやられまくり(;´Д`)ヾ。これはちょっと鍛えてから出直してこないと歯が立たないなあ。

というわけですれちがい通信ももうする必要がなくなったし、いよいよ改めて本編を進めることにしますかね...。

ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めて

B06Y5V9FK7

投稿者 B : 23:11 | DS & GBA | Game | コメント (2) | トラックバック

2017/09/16 (Sat.)

K&F Concept L/M-NEX マウントアダプタ レビュー (2)

K&F Concept のマウントアダプタレビューの続きです。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

K&F Concept L/M-NEX

今回は実写画像を交えつつ、使用感について書いていきたいと思います。

【関係性の明示】
本エントリーの執筆にあたり、マウントアダプタの開発元である K&F Concept よりレビュー用製品の提供を受けています。ただしそれ以外の報酬はなく、記事内容への関与も一切ありません。事実誤認があった場合は、修正部分を明示した形で訂正を行います(誤字脱字の修正を除く)。

私が持っている M マウントレンズは NOKTON 40mm と SUPER WIDE-HELIAR 15mm の 2 本。M マウントといえばライカですが、ライカでは中古でも安くないのに対して、フォクトレンダーはハイスペックレンズでなければ新品でも手を出しやすい価格帯。ミラーレス、特にフルサイズセンサ搭載の α7 シリーズでコンパクトなシステムを組むのに最適なレンズ群だと思います。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

まあ、マウントアダプタなので装着してしまうとあまり存在感を気にしなくなってしまうものですが、今まで使っていたフォクトレンダーのヘリコイドアダプターはズッシリ重く、せっかく軽い M マウントの MF レンズを使っているのにちょっと惜しいなあ...と感じてもいました。それがこのシンプルなマウントアダプタに換えることで一回り軽量になり、持ち歩きの気軽さが一段上がった感覚があります。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

MF レンズではフォーカスリングと絞りリングを頻繁に操作することになります。このマウントアダプタは特にガタが気になることもなく、いい意味でマウントアダプタのことを忘れて撮影に集中できます。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

最近はあまりガッツリ撮影しに行く余裕もなくて、つい AF でラクをしがちだったんですが、久々に MF レンズだけで撮影に没頭するのも改めて楽しい。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

NOKTON 40mm F1.4 は描写に古くささはないながらも、やや緩さを残した柔らかい描写が気に入っています。現代のカリッカリのレンズも気持ちいいんだけど、そればかりだと疲れてしまう気がして。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

このマウントアダプタはオーバーインフ気味に設計されているようで、(少なくとも手持ちのレンズとの組み合わせを試してみた限りでは)無限遠が出ないということはありませんでした。マウントアダプタの世界では、アダプタの精度だけの問題ではなく、レンズ側の製造のバラツキにも由来するところなので、レンズとアダプタの組み合わせによっては無限遠が出ないということはままあります。最近はアダプタ側をオーバーインフにすることでそのバラツキを吸収するのが一般化していますが、このアダプタもその流れを汲んでいるようです。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

逆行耐性もチェックしてみました。特にアダプタ起因で内部反射が増えるようなこともなく、レンズ本来の性能が出ていると言えそうです。まあ M マウントはそもそもフランジバックが短く、内部反射が起こりにくい構造ではあるんですが。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

続いて SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asph. II。ボディは超広角レンズでも周辺部の色かぶりが発生しにくい α7S に換えています。

ここまで広角のレンズになると被写体にグッと寄って撮ることが少なくなるので、ヘリコイド付きアダプタよりはスタンダードなアダプタで身軽に使いたいところ。やっぱり NOKTON よりはこっちのレンズのほうが、このアダプタとの相性がいいように思います。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

SWH15/4.5、久しぶりに使ったけどやっぱり良いですね。ネイティブ E マウント対応の III 型が出て画質面では当然そっちのほうが良いわけですが、α7S との組み合わせなら周辺の色かぶりも像流れもさほど酷くないし、中央部のパキッとした描写は気に入っています。手軽に使えるアダプタが手に入ったことだし、もう一度活用してやろうという気になってきました。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

α7 シリーズは今最も勢いがあるカメラだし実際いいカメラだと思うんですが、純正レンズは画質や機能重視でどんどん重厚長大化しています。それに対して M マウントレンズは「フルサイズのカメラを手軽に持ち歩いて撮れる」という α7 シリーズのもう一つの活かし方を提示してくれるレンズ群と言えます。街中でスナップを撮るにしても、これくらいの存在感のカメラとレンズならば気兼ねしなくていい。
K&F Concept の L/M-NEX マウントアダプタは、特別な機能こそないものの、そういう使い方に「必要にして十分」なアダプタだと思います。この価格帯ならばレンズの本数分だけ揃えてもお財布にはやさしいはず。私も今後、二本目以降のアダプタを買うときや、新しいマウントに手を出してみたいけど使い続けられるか自信がないときには、K&F Concept の製品を選択肢に入れることにします。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

B06WLR536L

投稿者 B : 22:30 | Camera | Camera Accessory | NOKTON classic 40/F1.4 MC | Photograph | SUPER WIDE-HELIAR 15/F4.5 ASPH.II | α7R | α7S | コメント (0) | トラックバック

2017/09/15 (Fri.)

Sony BDZ-ZT1500

半年前から不調だった BDZ-ET1000 がいよいよ危ない感じに。BD のトレイロード用モーターのトルクが弱ってるのは相変わらずなんですが、録画中に HDD 内の番組を再生した際や、稀にはライブ試聴さえも音切れが発生するようになってしまいました。
画がカクつくわけでもなく、動画内の特定の箇所で発生するというわけでもないので、これは HDD に不良セクタが発生しているのではなく、ディスクのフラグメント化が進んで転送が追いつかなくなっているんだろうなと。不要な録画を消して空き容量を増やしてやると改善するけど、根治には一回ディスクをまっさらにする必要があります。そもそも BD ドライブもいつ壊れてもおかしくない状況だし、観念して買い換えました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

BDZ-ZT1500

結局またソニーにしました。半年前は昨年モデルの BDZ-ZTx000 シリーズの出来があまりに酷く、UI のレスポンスは激遅だし機能面も退化しすぎているからこれはパナに宗旨替えするしかないかなあ...と半ば覚悟を決めていました。が、今年出た BDZ-ZTx500 シリーズではかなり改善が進んでいて、昨年型でいったんドロップしていた機能はほぼ復活しているし、店頭で触ってみた感じではレスポンスもそこまで酷くない。もともとパナはソニーとリモコンのデザインが違いすぎて慣れるまでイライラしそうだと思ったことと、あの丸ゴシックをベースとした UI がやっぱり好きになれなかったことから、ZTx500 くらいの出来ならまあ許容範囲かな、と判断しました。

もはやレコーダは 4~5 年で使い潰す消耗品と割り切って、コストパフォーマンスを重視。モデルは 3 チューナー・1TB HDD の ZT1500 を選択しました。HDD は消耗品だから大容量を買うのはもったいないし、足りなくなったら SeeQVault 対応 HDD を外付けしたほうがその後の使い回しも効くだろう、という考えです。

BDZ-ZT1500

それにしてもまあシンプルですね。ET1000 もシンプルすぎて味気ないと思っていましたが、それさえも豪華だったと思えてしまうシンプルさ。のっぺりとしたデザインに安価な再生専用機のような小型筐体。まあ最近はテレビの薄型化でラックの奥行きが縮まっているという事情もありそうです。でも肉厚アルミ筐体な BDZ-X95 とかを使っていた身としては寂しくもあります。
ボタンには意匠らしい意匠もなくて、家族にも最初は「これ DVD ってどうやって出し入れするの?」と訊かれたほど。

天板は樹脂のグロス仕上げ。買った瞬間はピカピカで美しいけど、これ埃が溜まってくると曇っちゃうんだよなあ...。

BDZ-ZT1500

入出力は HDMI 1 系統と LAN、HDD 用の USB 端子。あと申し訳程度にアナログビデオ入力が付いているだけ。本当に最低限しかついていません。
せめてデジタル音声出力だけはアンプやバーチャルサラウンドヘッドホンへの接続用に残しておいてほしかったなあ。今やそういうクラスタも絶滅危惧種ということなのかもしれませんが。

BDZ-ZT1500

リモコンはいつもの使い慣れた感じのやつ。
「Fire TV のようにシンプルなリモコンにできないから日本の家電はダメなんだ」という論調も一部にはあるようですが、そもそも用途が違うし、操作性が大きく変わらないこともこういうレガシーな機器のあり方としては重要だと思うんです。

BDZ-ZT1500

十年以上続いたソニー製レコーダの UI・クロスメディアバー(XMB)が先代 ZTx000 シリーズからついに廃止され、ごく普通のメニュー式 UI に変更されました。
HDD 容量が増えて百タイトル単位で録画できるようになった現在、XMB というシンプルな UI では操作をカバーしきれなくなっていたのは事実ですが、使い慣れた操作性が変わってしまうのは戸惑うものです。まあ録画・視聴周りの操作は画面を見ながら何とかなるんですが、ライブチューナのチャンネル切り替えがチャンネルボタンか番組表からの選択しかなくなったのが残念。今までは XMB でチャンネルごとの番組タイトルだけズラッと見て選局していたのが、一手間増える形になってしまいました。普段からただでさえライブ放送は見ないのに、さらにリアルタイム視聴離れが進みそう。

心配していた UI のレスポンスは、今までの ET1000 でもこれくらいのレスポンスだったよな、というレベルで実用範囲ではあります。ただ何かの拍子にワンクッション待つようなレスポンスになる瞬間があったり、番組表の表示が遅いことがあるのはちょっと不満。

BDZ-ZT1500

番組表は白系のバックになって読みやすくなりました。文字サイズは 2KTV だとこれくらいが限度ですが、もっと細かい表示モードもあるので、60inch クラスの 4KTV だともっと一覧性の高い表示ができます。

BDZ-ZT1500

torne の「トルミル」機能によく似た「予約ランキング」という機能もついていて、これから放送される番組で面白そうなのはどれか、というのを人気から知ることができます。
これ、最初に見たときは同じソニー内で似たような機能を別々に作ってどうするんだよ、と思ったものでしたが、実際にその中身を見てみるとかなり「一般的に人気があるもの」というランキングになっていて、あーこれは torne のユーザー層は偏りすぎててデータベース共通化したらめんどくさいことになるわ、別々に構築して正解だわ...と思うようになりました(ぉ

BDZ-ZT1500

ちなみに、筐体がシンプルになったことにはメリットもあって、今まではフロント全面が開閉式のパネルで覆われていたためリモコン受光部延長器を貼り付けることができませんでしたが、ZT1500 では開閉カバーが全面を覆わなくなったことで、レコーダの受光部に延長器の発光部を直接貼り付けることができるようになりました。今まではレコーダの近くに発光部を転がしておくだけだったのでちょっとしたことでズレてしまうのがストレスでしたが、これは地味に助かります。

今回はちょっと消極的な買い方で私自身さほど楽しくなかったんですが(笑)、少なくとも今の「UHD ではない BD レコーダ」という形態のものを買うのはこれが最後になりそうです。次に買い換えるのはたぶんまた 4~5 年後、その頃は UHD BD レコーダになっているのか、それとも録画文化が死滅してレコーダそのものが不要になっているのか。製品のコモディティ化の度合いなんかはラジカセ文化の末期を思い出させるものがあり、ああ今自分は一つの文化の終わりを見届けようとしているんだなあ...と感慨に浸ってしまいました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

iconicon

投稿者 B : 22:15 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

F1「マクラーレン・ルノー」「トロロッソ・ホンダ」誕生へ

ホンダとマクラーレン、F1におけるパートナーシップを2017年シーズンで解消 - Car Watch
ホンダ、2018年シーズンからF1「トロ・ロッソ」へパワーユニット供給 - Car Watch

今シーズンに入ってからずっと燻っていた「マクラーレンとホンダの離婚問題」がついに決着。かねてからの噂通り、トロロッソと PU 供給契約をスワップすることで、来季は「マクラーレン・ルノー」「トロロッソ・ホンダ」という体制で戦うことになりました。

まあ今季マクラーレン側が公然とホンダ批判を繰り返してきた状況からすると、ファンとしても「もうこんなチームと一緒にやってられっか」という心境だったので、これでスッキリしました。アロンソにしてもそうで、ドライバーとしての力量は F1 史上でもトップクラスだとは思うし、アロンソ自身が日本のファンであることを嬉しくも思うけど、フェラーリ在籍時代のアロンソに対してティフォシたちはこういう気持ちでいたんだろうなあ...というのがよく分かりました。ホンダ自体が不甲斐ないのがそもそもの原因とはいえ、レースってチーム戦ですからね。

マクラーレンはもはやどうでもいいとして(ぉ、来季はトロロッソ・ホンダ。トップチームとは言えないチームとワークス契約になるのは複雑な心境ですが、メルセデスカスタマーのスイッチは考えられないし、ザウバーからも切られた今となっては事実上唯一の選択肢でした。ルノーとの信頼関係が壊れているレッドブルにしてみれば、セカンドチームのトロロッソでホンダの開発力を値踏みしつつ、早ければ 2019 年にもレッドブル本体でもホンダを採用しようというシナリオを想定しているはず。メルセデス・フェラーリ・ルノーがそれぞれ自前チームを持っている以上、ワークス PU で勝てる体制を築こうと思ったら今はホンダしか選択肢がありませんからね。ホンダには是非とも来季はトロロッソと共に入賞の常連ポジションを確立して、2019 年の飛躍に繋げてほしいところ。
ただ心配なのは、三年やっても成果が出なかった現在の開発体制を続けていて本当に前進が望めるのか。栃木(HRD Sakura)で開発・製造してイギリスの拠点で組み立てという体制だけど、レースするためにロードカーを売ってるフェラーリだけでなく、メルセデスもルノーも「レースのプロ」たちが開発をしているわけで。ホンダももっと現場に近いところで開発からすべきなんじゃないかとか(まあ、今や F1 もシーズンの半分はヨーロッパ以外ですが)、異動のあるサラリーマンエンジニアではなくレース部門専任で開発させるべきなんじゃないかとか、いろいろ思います。

あと気になるのはドライバーですね。現在のトロロッソのドライバーのうち、カルロス・サインツ Jr. はルノー製 PU 契約解消のカタとしてルノー F1 への移籍が確実視されていますし、ダニール・クビアトも今季の成績を見ると首あとレッドブルから見限られてもおかしくありません。ホンダ的には今季 F2 に参戦している松下信治を昇格させたいところでしょうが微妙な状況(F2 でシーズン総合成績 3 位以上が必要)。少なくとも一人はレッドブルの育成ドライバーであり昨年の GP2 チャンピオン、ピエール・ガスリーが当確とみられます。奇しくもガスリーは今季、日本のスーパーフォーミュラにレッドブルカラーのチーム無限ホンダから参戦していて、そこからトロロッソ・ホンダへというのは運命的でもあります。レッドブルの育成ドライバーはヴェッテル、リカルド、フェルスタッペン、サインツという異様な当たり率を誇っていて、ガスリーにも機体は高まります。
タイミングが絶妙なことに昨日佐藤琢磨がインディのアンドレッティチームから離脱することが発表されており、そういえば琢磨がインディ転向前に最後にテストを受けたのはトロロッソだったし、これはトロロッソ・ホンダからの F1 復帰ワンチャンあるか?と思ったけど、さすがに 40 歳を超えてからの F1 復帰はないか(´д`)。

まあ、とにかく今季のホンダのことは早く忘れてしまいたいです。マクラーレンでの残り 7 戦(もあるのか...)は来季に向けた開発と割り切って、伸び伸びとやってほしいですね。

投稿者 B : 21:18 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/09/14 (Thu.)

新福菜館 秋葉原店

先日秋葉原でごはんを食べる機会があったので、久しぶりにアルバにでも行くかなあ...と思ったんですが、そういえばアキバにはあの店があるんだったな、と思い直しました。
去年初めて京都本店に行っていたく気に入った「新福菜館」。その支店がアキバにあるんです。

新福菜館 秋葉原店

新福菜館 秋葉原店

秋葉原といってもヨドバシの裏手という、普段ならまず足を踏み入れることのないエリア。こんな渋いところに出店してたのか...有名店の支店ならば電気街側に出していてもおかしくないのに。
ちなみに関東圏にある店舗は新福菜館の直営ではなく、フランチャイズ店のようです。注文は食券制だったし、夜はラーメン+一杯飲みメインみたいな店構えで、本店とはちょっと雰囲気が違います。

新福菜館 秋葉原店

というわけで早速頼んだのが中華そば・竹(メンマ)入り。前回京都で食べたときに多くのお客さんが肉多めではなく竹入りを頼んでいて、気になってたんですよね。
真っ黒なスープにたっぷりネギ、見た目は確かに新福菜館の中華そばそのもの。

この黒いスープ、富山ブラックを連想させてしょっぱそうなイメージがあるんですが、食べてみると全然違うんですよね。
「中華そばのスープ」を代表するかのような、さっぱり系でコクのある味。これ好きなんだよなあ。

新福菜館 秋葉原店

そこに中太ストレート麺。コシのあるこの麺がスープの味をしっかり受け止めて、しみじみと美味い。
最近そんなにラーメン食べたいと思わなくなった私でも、これなら日々食べても飽きなさそうだなあ。

具は肉多めでなくてもチャーシューが十分入っていたので、これは竹入りで正解だったかも。

新福菜館 秋葉原店

そして、新福菜館に来るともう一つ外せないのがヤキメシですよ。
こちらは京都本店に比べてかなりしっかり型にはめられて出てきました。

このヤキメシも味は濃いんだけど、決して塩辛くない、深い味。どんな醤油を使ってるんだろう。
優しい味のラーメンスープとの組み合わせが抜群で、とんだ炭水化物祭りでも後悔は微塵もありません。

新福菜館 秋葉原店

ああ、美味しかった。

京都本店には去年一度行ったきりだから、秋葉原店とどれくらい味が違うかは分からないけど、「これこれ、これが食べたかったんだ」という思いは確かに満たされました。
今度から秋淀に買い物に来たら、ごはんはここにしよう。

関連ランキング:ラーメン | 秋葉原駅岩本町駅末広町駅

投稿者 B : 23:00 | Gourmet | Ramen | コメント (2) | トラックバック

2017/09/13 (Wed.)

iPhone X

全面スクリーンの「iPhone X」登場。5.8型有機EL SuperRetina搭載で112,800円~ - AV Watch
耐水で無線充電、4K/60p撮影、FLAC再生にも対応した「iPhone 8/8 Plus」 - AV Watch

iPhone X/8

毎年この時期恒例の iPhone 新製品が発表されました。近年では事前リークでだいたいのスペックが分かってしまい、発表は単なる答え合わせになっているとはいえ、今回は特に事前情報が多くて興ざめてしまった感があります。でもケースを出す早さでサプライメーカーの存亡が変わってしまったりする業界だから、市場への影響の大きさを考えると今後もこのリーク合戦は収まらないんだろうなあ。

今回は iPhone 8/8 Plus/X の三機種が同時発表。iPhone 7 も含めたスペックの差分ってどうなってるんだろう?と作ってみようと思ったら、Engadget がもうまとめてくれていたのでリンクを張っておきます(ぉ

iPhone X /8 /7 スペック比較。性能と革新のX、安心感保ち性能アップの8 - Engadget 日本版

7 と 8 の違いは、スペック表だけ見ると 7S というネーミングでも良かったんじゃないの?という気もしますが、非接触充電に対応してバックカバーの素材が変わったこと(≒サードパーティのケースも変わることになる)や、最大のライバル Galaxy よりも一世代古く見えてしまう名称を避けたかったという意図もあるのでしょう。また SoC に関して言えば今後ディープラーニング用の NPU の重要度が高まっていくため、iOS の発展次第では A10(iPhone 7)までの世代と A11(iPhone 8/X)以降の世代での機能差が広がっていく可能性が高い。おそらくそのあたりの狙いも含めての「8」なんじゃないでしょうか。
一方で X と 8 の違いは主にディスプレイと顔認証に集約されていて、実用だけを考えたら 8 でもまあ十分だよね、でも未来感ある X を見てしまうと今さら 8 を買う気は起きないよね、という感じ。

個人的には、iPhone 8 はともかくとして iPhone X にはすごく既視感があって、デザイン的にも機能的にも Galaxy S8 によく似ています。実物を見るときっと質感とかは大きく違うんでしょうが、初めて見たときの「うわ、未来キタ」感は Galaxy S8 のほうが強かったなあ。
これは去年 iPhone 7 のときにも書いたとおり、今やスマホのハードウェア面での進化を牽引するのは Android であり、iPhone X でさえも Android スマホのフォロワーになっていることに他ならないと言えます。とはいえ世の中には「Android のことは知らん、iPhone が欲しい」という層が(特に日本では)多いのも事実なので、iPhone がスマホのトレンドを追っかけて質の高いものを作ること自体は悪いことじゃない。それに、Android 陣営がコンポーネントの進化に頼った形で進化しがちなのに対して、近年の iPhone は Apple Pay に代表されるように、コンポーネント単体ではなくプラットフォームや社会インフラまで含めた形での進化を提供しようとしている、というのは重要なことだと思います。日本だと電子決済なんかは通信キャリアや交通インフラ側が牽引しないと普及しないところ、メーカーの影響力でここまで浸透させられる企業は他にありません。

そんなわけでスマホとしての目新しさには欠けますが、スマホという機器の進化がもはや一段落して、iPhone 8/X は次世代へのステップ的な意味合いが大きいのではと考えています。前述の NPU は主に iPhone X での顔認証が注目されていますが、これは技術的には顔だけではなくオブジェクトや空間認識にも使えるもの。現在 Apple が開発を進めている ARKit がどう結実するか分かりませんが、AR/VR と NPU の技術は切っても切れない関係にあります。おそらく次世代ではその分野についてより具体的なものが見えてくるのではないでしょうか。
対する Google は、これまで開発を続けていた AR プラットフォーム「Project Tango」を終了させ、Android O では新たに「ARCore」として仕切り直すことを発表したばかり。AR 技術で先行していたのがここにきて足踏み(技術的には退化)しており、この分野ではしばらく Apple が先行する可能性もあります。
とはいえ近年の iOS と Android は互いに良いところを模倣し合うばかりで技術的なジャンプが少なかったこともあり、久しぶりに本気の競争が見られそうで楽しみでもあります。

それにしても額縁の太いスマホはもう時代遅れに見えてきましたね。Xperia が次もコンサバティブな商品開発しかできないようなら、私も次は Galaxy あたりに乗り換えてしまおうかと思っています。

投稿者 B : 22:18 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

 1 |  2 |  3 | all
« August 2017 | メイン