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F1 メキシコ GP 2017

F1メキシコGP決勝:スタートの接触を乗り越えてハミルトンが4度目のタイトル獲得

ハミルトンがドライバーズタイトルを半ば手中に収めた状況で迎えたメキシコ GP。ヴェッテルは最低でも残り三戦を全勝するしかなく、ハミルトンはそのうち一回でも 5 位に入れば良いという圧倒的有利さでした。
しかしこのサーキットでは事前の予想どおりフェラーリの状態が良く、レッドブルも好調。これはハミルトンの戴冠は次戦に持ち越しという流れもあるのでは、と思っていました。

予選は Q2 からコースレコードの出し合いという激しい争い。先行するフェルスタッペンが PP を獲るかと思いきや、最後にヴェッテルがコースレコード更新で PP。フロントロウはこの二人となり、面白いレースを予感させます。
しかしスタート直後、つばぜり合いを繰り広げる二台に勝ってチャンピオンを決めたいハミルトンがアウトから並びかけ、さらにはイン側からボッタスが突いてきたことで、行き場を失ったヴェッテルのフロントウィングがハミルトン車のタイヤにヒット!ハミルトンはリヤタイヤがパンク、ヴェッテルもノーズにダメージを負って緊急ピットインを余儀なくされます。そこで共に最後まで走りきれるだけのタイヤに交換してコース復帰、あとは最後尾からコース上でどこまで追い上げられるかという展開になりましたが、この時点でハミルトンの戴冠はほぼ決定していたと言って良いでしょう。ヴェッテルは表彰台には戻ってこれるかもしれないけど優勝はほぼ無理、ハミルトンはポイント圏内に戻ってくればチャンピオン確定、という流れになりました。

これでラクになったのはフェルスタッペン。しかし、僚友リカルドを筆頭にルノー勢が次々とエンジントラブルで戦線離脱していき、フェルスタッペンも時限爆弾を抱えながらトップ走行しているような状況になりました。高地で空気が薄くエンジン負荷の高い環境が原因でしょうが、ここまでルノー製 PU が相次いで壊れると、来季ルノーカスタマーになるマクラーレン本当に大丈夫か、と他人事ながら心配せざるを得ません。
結果、フェルスタッペンはライバルに追い上げられることもなくペースコントロールできたためか、何とかマシンをチェッカーまで運んでキャリア三勝目をマークしました。今季前半戦は接触やマシントラブルが多く結果に結びつかないレースも多かったですが、後半戦は二勝と調子を上げてきましたね。マシンの完成度もフェラーリに匹敵するレベルに高まってきたようで、来季に向けて期待が持てそうです。


ヴェッテルは最終的に 4 位までポジションを戻したものの、そこでレース終了。一方ハミルトンも抜きどころの少ないこのサーキットに苦戦し、9 位フィニッシュがやっとでした。しかしこれで二戦を残してのポイント差が 56 となり、ハミルトンの四度目のドライバーズチャンピオンが確定しました。

おめでとうハミルトン!前半戦こそヴェッテルとの接戦だったものの、後半戦に入ってからは昨年までと同じ圧倒的な強さを見せつけてくれました。昨年こそチャンピオン争いではロズベルグに敗れたもののレース結果ではこれで四年連続最多勝、メルセデス+ハミルトンのパッケージは文句なく現代 F1 で最強だと言えます。負けたフェラーリはいろいろと不運もあったけど結局は信頼性に泣いたな、という印象。

マクラーレン・ホンダは予選こそ振るわなかったものの決勝ではアロンソが粘りの走りを見せ 10 位フィニッシュ。ルノー勢が次々とエンジントラブルで姿を消す中、信頼性でルノーと大差ないと思われるホンダエンジンもいつ壊れるか…とヒヤヒヤしましたが、終わってみれば二台完走。獲得ポイントは 1 にすぎませんが、ここで見せられた信頼性は大きな自信に繋がるのではないでしょうか。

今季は二戦を残してチャンピオンが決まってしまいましたが、あとは消化試合ではあるもののポイント争いを意識しない純粋なレースが見られる楽しみもあります。個人的にはジワジワ調子を上げてきているレッドブルがどこまでかき回してくれるかに期待しつつ、シーズンの最後まで見届けようと思います。

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