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シグマが新レンズ 2 本+フルサイズ E マウント対応レンズを発表

シグマ、Artラインの"カミソリマクロ"「70mm F2.8 DG MACRO」 – デジカメ Watch
シグマ、35mmフルサイズ対応の「105mm F1.4 DG HSM | Art」開発発表 – デジカメ Watch

SIGMA [Art] 105mm F1.4 DG HSM

先日 14-24mm F2.8 DG を発表しつつも、CP+ 直前にもうひとつくらい隠し球を持っているだろうと思っていたシグマから、予想通りさらなる新レンズが発表されました。70mm F2.8 DG MACRO(製品発表)と 105mm F1.4 DG(開発発表)の 2 本。いずれも [Art] ラインに属するレンズです。

70mm マクロはシグマの GLOBAL VISION 以前の旧レンズでも特に定評の高かったレンズ。部材調達の都合で惜しまれながら生産終了していた一本が生まれ変わりました。フルサイズカメラで使うと 70mm、APS-C で使っても 105mm ということで非常に使い勝手の良い焦点距離のマクロレンズです。別売の 1.4x テレコンバータを使えばフルサイズ機で 98mm のマクロレンズとして使えるというのも良い。
どの撮影距離でも最高の画質を出すことにこだわって全群繰り出し方式のフォーカスシステムを採用し超音波モーター非搭載となっているのが、AF スピードにどの程度影響するかは気になります。しかし最近のシグマ [Art] レンズの中では珍しく(笑)515g と旧型よりも若干軽量になっているのは嬉しいところ。

開発発表された 105mm F1.4 はまさかこのタイミングでこのスペックのレンズが出てくると思っていなかったので、意外でした。[Art] ラインの単焦点レンズもこの五年で主要な焦点距離をほぼ網羅し、次に出てくるとしたら 28mm F1.4 か 200mm F1.8、あるいは魚眼か…と予想していたら、まさかの中望遠で焦点距離を刻んできました。
105mm F1.4 というのは定評の高かった 85m F1.4、135mm F1.8 よりもボケの大きさや美しさでは有利になるはずで、中望遠レンズとしてはなかなか面白いスペックになりそうです。α ユーザーとしては「α レンズ史上最高のボケ味」と謳われる 100mm STF GM と比較してみたいところ。シグマ自身もこのレンズに「ボケマスター」というキャッチコピーをつけており、某ダジャレ教授もうかうかしていられないことでしょう(違。

しかしフィルタ径 105mm、重量 1.65kg というのはシグマの F1.4 [Art] シリーズの中でも最大級であり、85mm F1.4 でさえメゲそうな私としてはさすがに手を出せないなあ(´д`)。正式発表後、体験会等があれば一度触ってみたいレンズではあります。


シグマ、Artラインの交換レンズにソニーEマウント用を追加 – デジカメ Watch

SIGMA [Art] 50mm F1.4 DG HSM

さらにはフルサイズ E マウント対応レンズも発表。まず出てくるのは今回発表された 2 本も含めた [Art] ラインの単焦点レンズ群 9 本。山木社長自身以前から検討していることを隠そうとせず、期待されていた流れではあります。が、既存レンズのマウントを変更して E マウント対応してくるとは考えていなかったので、ちょっと驚きました。

レンズ自体は既存の EF/SA マウントレンズのフランジバックを延長したようなもので、EF/SA マウントレンズに MC-11 をつけるのとどう違うのか?という疑問が湧くところですが、MC-11 で行っていたレンズ制御のプロトコル変換が必要なくなり、E マウントの AF 制御に最適化することで MC-11 よりも高速な AF と AF-C モードでの追尾 AF に正式対応できることになります。私が以前検証した際には MC-11 は十分実用的な速さで AF ができるけど純正 E マウントレンズには劣るという結果が出ていましたが、今回ネイティブ E マウント化されることでどれくらい純正レンズに迫るスピードが出るでしょうか。

ネイティブ E マウント版のレンズは発売されますが、EF/SA マウント機と併用するユーザーには依然として MC-11 でレンズを共用できるメリットは残っています。私は少なくとも EOS 5D を使っている限りは MC-11 のお世話になるつもり。

ただ、個人的には α7 シリーズのサイズ感に相応しいサイズ感のレンズを期待していたので、この方向性はちょっと残念。F1.8 くらいでいいから取り回しがいいレンズが欲しかったです。まあ今のシグマが作ったら F1.8 でも軽くはならなさそうだし(笑)、開発の効率化も考えるとこのやり方が最も合理的なんでしょうが。

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