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Shanling M0 が気になる

最近発売されたこの DAP が気になっています。

Shanling / M0 portable music player

Shanling M0

中国 Shanling の超小型 DAP「M0」です。一ヶ月ほど前から e イヤホンでは発売されていて一度触ってきてはいたんですが、今月に入ってから大手量販店でも扱うようになったので、改めて試聴してきました。

自分自身ではもう数年にわたって「ウォークマン A シリーズを買い換える」以外の選択肢をあまり考えたこともなく、量販店の DAP 売り場を覗くことも少なくなっていましたが、今や売り場の半分がウォークマン、残りがその他大勢(A&K、オンキヨー/パイオニア、FiiO あたり)がパラパラと置いてあるだけでかなり選択肢が狭まっているんですね。まあスマホで音楽を聴くのが当たり前の時代、無理もないことだとは思いますが、やはり淋しい。
この M0 も展示している店舗はまだあまり多くなく、私は新宿西口のヨドバシでようやく見つけました。

Shanling M0

まあとにかく小さい。イメージ的には第 6 世代 iPod nano か Apple Watch を分厚くしたような感じ。近年このサイズ感の DAP はほとんど出てこなくなっていたので、久しぶりにこのサイズ感を見ると興奮します。ウォークマンもここ数年は小型化を諦めて音質に振っているからなあ。

この M0 のすごいところは、このサイズでありながら DSD フォーマット対応(さすがに PCM 変換再生でしょうが搭載されている DAC チップから DSD はおそらくネイティブ再生だろう、との指摘をいただきました)、Bluetooth トランスミッタ/レシーバの両方で使用可能、aptX/LDAC 対応、さらに PC と接続すれば USB DAC としても使えてしまう、というスペック。単体の DAP としても十分なスペックを持ちつつ、BT ヘッドホンと組み合わせて良し、サブ機にしても良し、という幅広い使い方ができそうです。特に「単体で音楽再生もできるし BT レシーバにもなれる」というハイブリッドさは、元ウォークマン M505 ユーザーとしてはグッとくるところでもあります。


Shanling M0

液晶ディスプレイはタッチパネルになっていて、操作は完全にタッチ式。あまり複雑な操作はなく、メニューを辿って楽曲の選択や設定をします。一階層戻るのには画面フリック。それだけです。以前、e イヤホンの展示機を触ったときにはタッチパネルの感度が悪くて微妙かなと思いましたが、ヨドバシの展示機ではある程度改善されていたので、ファームウェアのバージョン次第で操作性も変わってきそうな印象。とはいえ、そもそも画面が小さすぎて操作しづらいことには変わりないので、積極的に楽曲を選択して再生するというよりは、基本シャッフル再生がメインという使い方が合っているのでしょう。

Shanling M0

側面には竜頭がついていますが、これは押し込みで電源(画面表示)のオンオフと回転でボリューム操作のみ。再生系の操作は竜頭ではなくタッチパネルで行います。
逆の側面には microSD カードスロットがあります。内蔵メモリなしという思い切った仕様なので、100GB クラスの大容量 microSD を挿して使うのが良いでしょう。試しに私のウォークマンに入っている microSD を挿してみたところ、千曲単位の楽曲が入っているとインデックスの作成にかなり時間がかかりそうだったので、microSD は挿し替えではなく挿しっぱなしにするのが良さそうです。

AKG N30 を直挿しして試聴してみたところ、これ単体で聴いている限りは十分に良いと感じられる音。ただしウォークマン NW-A35 と直接比較してしまうと、ウォークマンのほうが中高域の伸びが良く、それぞれの音をダイレクトに鳴らしてくれる印象。Shanling M0 はそれに比べると少し引っ込んだような聞こえ方ですが、その分音場感というか広がりを感じられる音だと思います。そもそも本体サイズからして違うからウォークマンのほうが良くて当然ですが、このサイズの中にこれだけの多機能を詰め込んで音も決して悪くなく、それでいて実売 ¥15,000 というのは驚嘆に値します。私も日々ウォークマンを使っていながらも音は Bluetooth で飛ばしてしまっていることが多いので、それなら内蔵アンプのパワーも関係ないし、M0 を母艦にして小ささのメリットを享受したほうが良いのかもしれません。でも、たまには有線ヘッドホンでガスッと鳴らしたくなるんだよなあ。そういうときはやっぱりウォークマンなんだよなあ。

そんなわけで、この M0 はウォークマンやハイレゾ系 DAP を持っている人が買い換えるほどではありませんが、サブ機としては面白い。何より「ちっちゃいもの好き」のハートを掴みにきているところがいい(笑。いったんは思い止まりましたが、そのうち衝動買いしてしまいそうな自分がいます。

Shanling / M0 portable music player

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