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2018/08/31 (Fri.)

過ぎ往く夏

過ぎ往く夏

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA ]

8 月も今日で終わりですね。とはいえなかなか涼しくなる気配もありませんが、めちゃくちゃ暑かった 7~8 月がこれで終わると思うと、少し一息つけそうな気分があります。

過ぎ往く夏

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA ]

「あの暑かった、平成最後の夏」。数年後に振り返ったときに、この暑さも印象深い出来事のひとつとして思い出せる日が来るのでしょうか。
今はとにかく、一日でも早く涼しくなってほしい...と願うばかりです。

投稿者 B : 23:00 | Photograph | Sonnar FE 35/F2.8 ZA | α7 III | コメント (0) | トラックバック

2018/08/30 (Thu.)

ちいさな英雄 ーカニとタマゴと透明人間ー@TOHO シネマズ川崎

あまり話題になっていない(?)スタジオポノックの新作映画を観てきました。

ポノック短編劇場『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』

ちいさな英雄 ーカニとタマゴと透明人間ー

この夏はスタジオ地図(細田守)、コロリド、ポノック、コミックス・ウェーブ・フィルム(新海誠監督じゃないけど)という「ポストジブリ」とよく形容されるアニメ制作スタジオ 4 社が揃って新作を公開するという稀有な年になっています。個人的には、そろそろポストジブリとか言うのをやめて質の高い作品を作れるスタジオが増えてきたことを純粋に喜ぶべきと考えていますが、こうも公開が続くとどうしても比較目線で見てしまうわけで。
さておき、スタジオポノックとしては昨年の『メアリと魔女の花』以来わずか一年半での新作。しかも同じく日本テレビが出資する『未来のミライ』と公開時期がかぶってしまったこともあってかプロモーションもあまりされていない、やや残念な位置づけになっているのが不安要素ではありました。

本作は短編三本立てで一時間弱という、劇場映画としては小粒なものになっています。短編三本立てというだけでも実験的な香りがしますが、内容も映画館向けというよりジブリ美術館で上映されるような実験的なものだったので何だろう?と思ったら、東洋経済オンラインに経緯が書かれていました。

「短編アニメ映画」の公開が相次ぐ本当の理由 | 映画・音楽 | 東洋経済オンライン

なるほど、当初は配信向けを想定して作られていたんですね。しかも本来は三本立てではなくジブリの高畑勲監督も招いての四本立てになるはずだった模様。なのにそれが一気に 100~150 館規模での上映になるというのは、いろいろと大人の事情が感じられます。

ともあれ、内容的には以下のような感じでした。

■カニーニとカニーノ

擬人化されたカニの兄弟(観終わるまで兄妹だと思ってた!)の、ちょっとした冒険の物語。ファンタジックな映像でありながら、内容的にはちょっと冷酷な生命と食物連鎖の話。

米林宏昌監督が手がけただけあって、『メアリと魔女の花』に勝るとも劣らない濃厚な背景描写。しかし冒頭からまるで『トトロ』のオープニングのような楽曲に合わせて『ポニョ』の世界観をそのまま引っ張ってきたかのような水中の映像が繰り広げられるのには呆気にとられます。『メアリ』のラストシーンでメアリに「魔法が使えるのは、これが最後」と言わせておきながら次の作品でいきなりこれかよ!と思わず叫びたくなりました。

無声劇に近い内容で台詞もほぼなし。ストーリーも深みがあるとは言えず、映画ではなく美しい映像を見せられている感覚。作画が素晴らしいのに反して、三本の中では一番残念に感じました。

■サムライエッグ

重度の卵アレルギーと闘う母子の物語。私は身近にアナフィラキシーが出るほどのアレルギー持ちがいないので(仮にいてもみんな大人なので対処法が自分で解っているのかも)、本当に深刻な人はここまでになってしまうというのを本作で初めて見ました。今後アレルギー持ちの人と食事の席(に限らないけど)を共にすることがあったら気をつけよう。

『カニーニ』とは打って変わってパステルと水彩で描かれたような映像には引き込まれます。しかもダンスシーンのように動きの激しい場面まで含め、全てこのタッチを用いた手描きアニメで表現されているという。CG 全盛の現代にあって、あえて手描きでこれだけ見せられると圧倒されますね。まるで晩年の高畑勲作品を観ているかのような感覚。三本の中では最も印象に残りました。

■透明人間

他人にはまず見えず、あまりの存在の軽さに重ささえももたない「透明人間」の悲哀の物語。

今度は『サムライエッグ』とは対照的に、油彩のような背景の中をキャラクターが動き回る映像。設定も相まって、『世にも奇妙な物語』のような不思議な体験を共有させられている感覚があります。前の二本は子ども向けの作風でしたが、本作はちょっと大人向け。
報われない透明人間が最後には少し救われる話で、ボリュームこそないけど起承転結はあります。


...というように、それぞれの作品は特に映像・音響面で実験的な試みが盛り込まれ、ギミック的には面白かったんですが、全体的にはやはり詰め合わせ感が強く、映画としての物足りなさを感じてしまいました。やっぱり映画館に来たからには 90~120 分くらい一つの物語に浸って最後にはカタルシスを得たいものなんですよ。そういう意味では、本作は無理に映画館で流すのではなく、配信のほうが向いていたのでは...と改めて思いました。
また、三本ともに短編とはいえ脚本はもっとやりようがあったように思います。三本とも監督が脚本も書いていますが、原作つきの作品をやるなり外部脚本家を起用するなりすべきだったのでは。そういう意味では、この夏のアニメ映画は原作つきの『ペンギン・ハイウェイ』と監督兼脚本の『未来のミライ』『ちいさな英雄』で明暗が分かれたのではないでしょうか。「ポストジブリ」と言われるアニメーションスタジオは、いずれも作画や演出は素晴らしいけど脚本まで自前でやろうとして失敗する例が多いように思います。

スポンサーの関係で難しいのかもしれませんが、スタジオポノックには今後あまりジブリを意識せずに自由に快活な作品を創っていってほしいところです。

投稿者 B : 23:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2018/08/29 (Wed.)

韓国の本格焼肉店「ポドゥナムチッ」

一ヶ月引っ張ってきた韓国レポートもこれが最後です。

せっかく韓国に来たからには聖地巡礼以外にも焼肉を味わっておきたい。というわけで、ソウルを代表する焼肉の名店に足を運んでみました。

버드나무집 (ポドゥナムチッ)

ポドゥナムチッ

日本でいうところの叙々苑のような、焼肉店の代名詞的なお店らしいです。ソウル市内にいくつかの支店を持っているだけでなく、ハワイにも出店しているとか。
良才(ヤンジェ)駅の近くにあるこちらの店舗は本店ということで、4 階建て・400 席(!)という規模の大きさに驚きます。

ポドゥナムチッ

何はなくともビール。hite エクストラコールドをいただきます。
苦みの少ない爽やかなビールで、この暑さにはありがたい。水代わりにグイグイ飲めてしまいます。

ポドゥナムチッ

一口めを飲んだか飲まないかの内に、どんどん運ばれてくるおかずの群れ。この韓国スタイルにももう慣れましたが、こんな高級焼肉店でも同じなんですね。でもキムチ類に加えて生野菜っぽいものの種類が多めなのが大衆店とはちょっと違う感じ。

ポドゥナムチッ

こちらはニラとタマネギの酢漬け...かと思ったら、これが焼肉のタレとのこと。日本の焼肉ではあまり見ないスタイルだけど、このタレがおいしいんです。

ポドゥナムチッ

肉を焼く前に、まずはユッケから。日本ではなかなか食べられなくなってしまっただけに嬉しい。
しかも高級店らしく凝った盛り付け、ユッケの下に敷かれているのは梨。ユッケと一緒に食べると生ハムメロン的にお互いのうまみを引き出し合って、むちゃくちゃうまい。久々のユッケをこんな形で味わえるとは、何という僥倖。

ポドゥナムチッ

焼肉はロースから...だけど、焼肉というよりステーキ然としたこのカタマリ肉!
これは食べる前からテンション高まります。

ポドゥナムチッ

この店の焼肉は基本的に店員さんが焼いてくれるスタイル。
自分では特に何もしなくても、目の前で手際よく焼かれていきます。

ポドゥナムチッ

表面に焼き目がついたところで例によってハサミでジョキジョキ刻まれていきます。
このロース、日本の焼肉に負けず劣らずサシが入っていて、見るからにうまそうだ。

ポドゥナムチッ

肉が焼けたら、タレの野菜と一緒にいただきます。
お~、この肉の上質感。漢南で食べた肉々しい焼肉とは対極にあって、でもこっちの焼肉も間違いなくうまい。

ちなみにタレの野菜はなくなったら補充してくれます。とにかく何でも自動的におかわりが来る韓国のシステムはここでも健在。

ポドゥナムチッ

ここでビールを kloud に変えてみました。これも韓国のビールですが、こちらのほうが日本のビールに近いしっかりした苦みがあって、この店の焼肉には合ってると思います。

ポドゥナムチッ

そして肉はハラミに移っていくわけです。
こちらの焼肉には生ニンニク(しかもスライスされていない)がついてくることが多いようですが、火が通ってホクホクになったニンニクと焼肉のコンビネーションがまた高い破壊力を誇っています。明日の自分の匂い?そんなの気にしてたら真の韓国は味わえない(ぉ

ポドゥナムチッ

さらにヤンニョムカルビ(味付き骨付きカルビ)。骨のついた肉をそのまま網で焼いていき、ハサミで大胆に切り分けていただくのが韓国焼肉の醍醐味と思い知りました。肉々しいカルビに濃いめの味付け、看板メニューらしい存在感。うまい!
韓国焼肉、日本の焼肉と似ているようで随分違う。高級店だろうと気取らずにガツガツ食べる、これでこそ焼肉。

ポドゥナムチッ

デンジャンチゲ(味噌チゲ)。納豆チゲでもちょっと感じたけど、こっちのチゲはダシというかコクが浅めで、日本の味噌汁的な味わいを期待するとちょっと肩透かし。焼肉とかキムチとか入れてうまみを足してやりたくなりますね。

ポドゥナムチッ

〆は冷麺。オーソドックスな冷麺ですが、金属製の器からしてキンキンに冷えていて、それと同じくらいよく冷えた麺の喉ごしがいい!熱いものや辛いものをハフハフ言いながら食べた後にすごく嬉しい締め。私は焼肉の〆というとクッパかビビンパ派でしたが、この冷麺はクセになりそう。

ポドゥナムチッ

食後に自動的に出て来るっぽいのがこのパイナップルと梅茶。パイナップルをこういう形で食べることもあまりないから嬉しい。そしてこの梅茶!ややシャーベット状になっている梅茶、ほんのりした甘さが爽やかで口と胃をリフレッシュしてくれます。焼肉の最後にこんな梅茶を飲んだのは初めてだけど、これ最高の口直しなんじゃないでしょうか。焼肉と同じくらい感動してしまいました。

おいしかった~。かなりいい値段のする焼肉でしたが、その価値はありました。
日本の焼肉とは似て非なるものだけど、どちらも甲乙つけがたい良さがあります。こういう韓国スタイルの焼肉店、日本にもあるならちょっと探してみたくなりました。

カムサハムニダ、ごちそうさまでした。
ソウルからは以上です。

버드나무집 (ポドゥナムチッ) 本店

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/08/28 (Tue.)

無印良品の吊るせるケース小物ポケット

旅行/出張用の小物ポーチを新調しました。

無印良品 / ポリエステル吊るせるケース小物ポケット (グレー)

吊るせるケース小物ポケット

今までも無印良品のトラベルポーチを二つ持っていて、一つはアメニティ類、もうひとつは USB 充電器やケーブル等の電源・通信周りグッズを入れていました。が、パイピングありの型崩れしにくいデザインが徒となってけっこう嵩張る。一泊二日程度の出張荷物には大きくて少しコンパクトにしたいと思っていました。そんな折、無印でよりコンパクトな小物ポーチを見つけたので買ってみました。

吊るせるケース小物ポケット

ほぼマチのないメッシュポケットを三つ折りにたたむタイプのポーチです。折りたたんだらベルト一本で留めるだけの簡易なタイプ。容積はありませんが、ちょっとした出張用ならばこれくらいコンパクトで軽いのがいい。

吊るせるケース小物ポケット

今まで使っていたポーチと同じくフックがついていて、ホテルのバスルーム等に吊すことが可能。ビジネスホテルの洗面台って狭くて持ち込んだアメニティが起ききれないことも珍しくないから、これは地味に重宝します。

吊るせるケース小物ポケット

ホテルではこんな感じでぶら下げています。
持ち歩いているのは電動歯ブラシ、歯磨き粉(旅行用サイズ)、コンタクトケア用品、T 字カミソリ、シェービングフォーム、スキンケアクリーム、あと不意の体調不良対策として薬をいくつか。本当はホテル備え付けのアメニティを使えばもっと荷物は減らせるんでしょうが、もう電動でない歯ブラシは使う気になれないし、カミソリもホテルにある使い捨て品だとスッキリ剃れないし、どうしても荷物が増えてしまいます。せめてシェービングフォームは旅行用のミニサイズのものにしたいんですが、ドラッグストアでもあまり売られてないんですよね。

吊るせるケース小物ポケット

これだけ中身を入れるとかなりパツンパツンになってしまうものの、何とか入っています。今までのポーチに比べて旅行カバン内での占有率が 2/3 くらいになったのがちょっと嬉しい。
本当は充電機器関連も圧縮したいところなんですが、これは一泊だからといってそうそう減らせないんですよねえ...。

投稿者 B : 23:00 | MONO | コメント (0) | トラックバック

F1 ベルギー GP 2018

F1ニュース|後半戦は波乱の幕開け。ベッテルが逆転で今季5勝目! フォースインディア勢大健闘/motorsport.com日本版

夏休みが明けていよいよ本格的に後半戦が始まった F1。休み前に優位に立ったハミルトンがパワーサーキットでも強さを見せるかと思いきや、フェラーリが決勝で速さを発揮して完勝、チャンピオンシップポイントの差を詰めました。

フェラーリは予選から好調で、ヴェッテルよりもこのスパを得意としているライコネンに PP の期待がかかったほど。しかしこのサーキット独特の「スパ・ウェザー」が予選でも炸裂し、Q3 はウェット路面。こうなるとタイヤに熱を入れやすいメルセデス有利で、ハミルトンとヴェッテルがフロントロウを分け合う形になります。ライコネンはチームのミスにより Q3 の二回目のアタック時に燃料不足が発生し、不発。ライコネンはここで 6 番グリッドになったことで、決勝スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれることになります。

決勝スタートは、後方のアクシデントはさておきハミルトンは 1 コーナーまでは何とかヴェッテルの攻撃を凌いだものの、その後のケメルストレートでヴェッテルが見事な伸びを見せ、完璧なオーバーテイク。DRS が使えないオープニングラップでフェラーリがこれほど完全にメルセデスを抜き去るとは思っていなかったので、さすがに驚きました。その後、ピットインのタイミングでハミルトンがアンダーカットを仕掛けるものの、1 秒差まで詰めるのが精一杯。その後はヴェッテルがジワジワとギャップを広げ、危なげなく勝利を手にしました。
スパはパワーユニット依存度の高い高速サーキットで、過去三年間はメルセデスが完勝してきていただけに、今年もメルセデス有利だろうと思っていました。が蓋を開けてみればフェラーリがパワー勝ち。例年のフェラーリは夏休み明けから開発ペースが鈍り、チームにもドライバーにもミスや信頼性トラブルが多発して自滅していくパターンでしたが、今年はいよいよそんな流れを断ち切れそうです。これは本当に最終戦まで分からないかもしれません。次はシーズン随一のパワーサーキット・モンツァですが、もしかすると久しぶりにモンツァでフェラーリドライバーがポディウムの中央に立つ姿が見られる可能性が出てきました。

そしてトロロッソ・ホンダは今回も敢闘。

"不得意なはず"のスパで入賞。ガスリー「モンツァでも同じことを」

夏休み前のハンガリーから二戦連続で入賞+ダブル完走ですよ。ガスリーは後続のエリクソンに十分な差をつけての 9 位入賞だし、ハートレーもリザルトは 14 位とはいえ中盤にはエリクソンと抜きつ抜かれつのバトルを演じ、結果的にガスリーの入賞をアシストした形。ホンダ製 PU の戦闘力からすればスパでは入賞争いに絡めるかどうかも怪しいと予想していただけに、これは本当に嬉しい驚き。一方でレーシングポイント(旧フォースインディア)やハースにはまだ太刀打ちできていませんが、ようやくマシンセットアップが決まってくるようになり、チームとして戦える力が備わってきたと言えるのではないでしょうか。本当はシーズン序盤からこれをやってほしかったところではありますが、まずはこのリザルトを後半戦のベースとしてほしいところ。

次戦イタリアは間を置かずにすぐの開催なので、トロロッソにはこの勢いを維持してもらいたいですね。

投稿者 B : 22:45 | F1 | Season 2018 | コメント (0) | トラックバック

2018/08/27 (Mon.)

劇場版マクロス Δ 激情のワルキューレ [Blu-ray]

明日発売の Blu-ray がフライングで届きました。

劇場版マクロス Δ 激情のワルキューレ 特装限定版 [Blu-ray]

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音楽が菅野よう子じゃないのかとか、流行りに乗ってアイドルグループものかよとか、オチもなんだかんだいって『F』の焼き直しだし...いろいろとツッコミどころはあってもなんかハマってしまったのが『Δ』。これまでのシリーズとは違って最初から「戦場で歌う意味」が明示されていて、最大の見せ場であるドッグファイト×ステージパフォーマンスをふんだんに使えることと、'70s テイストを含みつつテンポとコーラス重視の分かりやすい楽曲(だけど構成自体はけっこう複雑)が良かったのではないかと分析しています。ワルキューレの五人を軸とした TV 版から劇場版への大胆な再編集ぶりを見ると、本作においてストーリーや三角関係はもはや添え物でしかなかったんや!とすら思えてきます。

届いたばかりでまだ部分的にしか観ていませんが、やはり圧巻は劇場版のために用意された新曲『チェンジ!!!!!』。全編 CG で作画されたライヴシーンは楽曲のパワーも相まってたたみ掛けてきます。細かく見ていくとキャラクターの顔のモデリングは特に斜め向きになったときにやや不自然で、このあたりは娘が観ている『アイカツ!』シリーズのほうが技術的にこなれていると感じますが(しかもこのクオリティを毎週放送しているんだから本当にすごいと思う)、それでも手描きアニメとほぼシームレスな作画でグリグリ踊る映像は圧倒的。さらにステージ全体が舞台装置として動くギミックまで含め『劇場版マクロス F』から続いてきた AR 的ライヴ演出は遂にこのレベルまで到達したのか、と。映像と音楽の洪水に語彙力を押し流され、ボーグでなくとも魅了されてしまうものがあります。
そして何より象徴的なのが、劇場版での最大の見せ場であるこのライヴシーンにおいて VF によるドッグファイトシーンが挿入されないこと。順当に考えればラストバトルの最も盛り上がるドッグファイトシーンに新作画のライヴ映像を入れるだろうところが、今回は戦闘とは直接関係のない純粋なライヴシーンに最大の労力を割いてきました。つまり可変戦闘機はもはやマクロスの中心ではなくワルキューレこそが主役であり、本質的にはアイドルアニメであると宣言している点が、今までのマクロスシリーズと大きく異なります。でも多分マクロスシリーズでなければ私はこれを観ていなかったと思うので、そういう意味ではおのれワルキューレ!(←

相対的に見せ場の少なくなってしまったメカについては、ドッグファイトが減った代わりに VF-31F リル・ドラケン装備型とミラージュ専用ドラケン、とどめにアーマードジークフリードというサプライズ要素で魅せてくれました。特にテレビ版の VF はファイター形態以外の印象が薄かったので、新メカがいずれもクライマックスでバトロイド形態で活躍してくれるのが嬉しいところ。私も今度の週末にでも、1/72 のジクフリを傍らに置いてじっくり鑑賞しようと思います。

投稿者 B : 23:30 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2018/08/26 (Sun.)

韓国写真路

韓国写真路

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

ソウルでは世界遺産以外にもいろいろと写真を撮ってきました。↑はタッカンマリを食べに行った東大門。韓国の国宝の一つに数えられる大きな門です。やはり瓦屋根でありながら、日本とは装飾の仕方が違うのが趣深い。和のわびさびとは方向性の違う荘厳さを感じます。

韓国写真路

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

東大門周辺は一大卸売市場になっています。東京でいう TOC(東京卸売センター)に似た雰囲気のビルがいくつも立ち並んでいて、ソウルの中心街とも異なる独特の空気が漂っています。大規模な商業ビルでありながらイオンモールやアウトレットパークとは全く異なる、ちょっとカオスな空間。

韓国写真路

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

そしてその商業ビルの下にはずらっと並んだ露店の群れ。多くが服飾品を扱ったものですが、本物か偽物か分からないブランド品まで雑多に並べられ、かなりのカオス。アメ横か一昔前の秋葉原か...という雰囲気で、被写体としてはこういうの嫌いじゃない。

韓国写真路

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

さらにはアーケードにも万国旗が飾られ、露店街ともまた違う空間を構成しています。
こういう部分を見ると、改めて異国に来た実感が湧いてきますね。

韓国写真路

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

東大門に限らず、ソウルのあちこちの露店でハンディ扇風機が売られています。日本でも今年の猛暑でハンディ扇風機が流行の兆しを見せていますが、ソウルでは 10 人に 2 人くらいの割合でハンディ扇風機を持ち歩いていて、既に一般化したものであることが分かります。

韓国写真路

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

こういうカオスな空間から道路を一本隔てるだけでガラス張りの高層ビル群が現れるのがソウルの面白いところ。高層ビルと古い町並みの共存という意味では東京にも似たようなところはありますが、ソウルは東京以上にその落差が大きいように感じました。

韓国写真路

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

とにかく日本に負けず劣らず暑かったソウル。東京が猛暑の日はソウルも同じくらい暑いのだ...と、今後は思いを馳せることになりそうです。

投稿者 B : 22:00 | Photograph | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7 III | コメント (0) | トラックバック

2018/08/25 (Sat.)

ペンギン・ハイウェイ @チネチッタ

この映画、実はちょっと注目していました。

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

台風のノルダ』以来三年ぶりとなるスタジオコロリドの新作です。この夏のアニメとしては『未来のミライ』と比べてプロモーションは地味だしあまり認知されていない感じもしますが、劇場で流れていた予告編を見てけっこう楽しみにしていました。『ノルダ』は脚本はちょっと物足りなかったけど映像は素晴らしかったし、今回は原作つきの長編ということで期待できるに違いない、と。

ストーリーは研究好きの小学四年生「アオヤマ君」が、街にある日突然現れたペンギンたちと超常現象の謎を解くため、仲の良い近所の「お姉さん」と一緒にその研究をしたり、旅に出たりする経験を通じて少しずつ成長していく...というもの。物語の大枠としてはファンタジーでありながらアプローチは SF 的な、いわゆるサイエンス・ファンタジーの体裁を取っています。
このお姉さんがまた、「近所に住む憧れのお姉さんという概念」に歯科助手属性を加えて具現化したような存在で、自分の子ども時代の淡い感情がやたらと刺激される(笑。でもあくまで小学生視点での憧れのお姉さんという描写が徹底されていて、下品な見せ方になっていないのがまたいい。私は完全にアオヤマ君目線で作品に入り込んでいました。自分もアオヤマ君みたいに理屈っぽい小学生だったけど、あんな少年時代を送れなかったのは何故なんだぜ(´д`)。

「お姉さん」役は蒼井優。ちょっとサバサバした感じのハスキーボイスでアニメっぽすぎず、かといって不自然さもなく、自然な「お姉さん」感。なお登場するキャラクターには一通り名前が与えられているのにお姉さんだけは「お姉さん」だし、お姉さんがアオヤマ君を呼ぶときも「少年」。ここだけ不自然に抽象化された表現には何か意味があるんだろうと思ったら...やはりそういうことでしたか。
アオヤマ君の CV は北香那ってどこかで聞いた名前だと思ったら、ドラマ『バイプレイヤーズ』で大杉漣の中国人マネージャー役をやってた人か!あのドラマでも途中まで本当の中国人だと思っていたくらい上手かったけど、アオヤマ君役も良かった。『未来のミライ』のくんちゃんの声に最後まで馴染めなかったのとは対照的な配役。彼女、まだ若いけどいい女優さんになるんじゃないでしょうか。
他、声の出演は実写系の俳優と声優を取り混ぜて起用していましたが、中でも某有名声優を起用したウチダ君(アオヤマ君の親友)のかわいさは異常(笑。

ストーリーは観てのお楽しみですが、謎解きあり、冒険あり、友情あり、恋心あり、コロリドの持ち味である疾走感ある映像あり、夏らしい爽やかさあり...夏に観るべきアニメ映画の定番になり得る名作と言えるのではないでしょうか。少なくとも『未来のミライ』に期待して得られなかった要素が『ペンギン・ハイウェイ』にはほぼ全部入っていたと言って良い。そう、こういうのが観たかったんだよ!
子ども向け映画としては、女の子視点で面白いかは分かりませんが(男の子なら刺さるんじゃないかと思う)、疑問や課題への取り組み方という点で重要なメッセージが込められていて、私は子どもに見せてやりたいと感じました。話の展開上投げっぱなしの謎もいくつか残っているけど、アオヤマ君ならばそれらもいずれは解明して、いつか「お姉さん」に再びたどり着くに違いない。

あまり派手に宣伝されている映画ではありませんが、これはクチコミでこそ広がっていくタイプの作品だと思います。いい余韻が残る映画でもあるし、私も上映期間中にもう一度くらい観に行きたいところ。

森見登美彦 / ペンギン・ハイウェイ

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投稿者 B : 22:25 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2018/08/24 (Fri.)

金沢 回転寿司「すし食いねぇ!」

帰省中に食べてきたものの話です。

金沢ではほぼ毎年必ず寿司を食べているわけですが、今年は新規開拓してきました。

金沢・富山の回転寿司「すし食いねぇ!」

すし食いねぇ!

この店名を見た瞬間に「あの楽曲」が脳内に流れ始めたあなたは間違いなく四十代以上です(ぉ。石川・富山に数店舗を構える回転寿司チェーンのようですが、こちらの店舗は二年ほど前にオープンしたばかりということで随分新しい。お盆期間ということで、ディナータイムより早めの時間にも関わらず待ち行列が発生していました。

すし食いねぇ!

かなり広い店内。北陸の回転寿司店は東京に比べて広々としているところが多いですが、この店はその中でもかなり広い。手前のカウンター席に加えて、奥にはテーブル席と小上がり席が合計 18 ブース(全部で 100 席超!)備えられていて、家族連れ等でテーブルに着席することを前提とした店作りになっているようです。ちょっとしたファミレスより広いくらい。今回はテーブル席を利用しました。

すし食いねぇ!

これだけ広いとテーブル席からは板場が完全に見えないため、注文はタッチパネルで行います。これなら『孤独のグルメ』の廻転寿司回のように注文が通らないということはまずないし(笑)、オーダーが正確にカウントされるから精算時に皿を数える必要もない。合理的にできています。
タッチパネルの左右にある「上段」「下段」のボタンについては後述。

すし食いねぇ!

ま、とりあえずはビールから。
これだけ暑いとキンキンに冷えたビールが本当にうまい。

すし食いねぇ!

注文した寿司を運んでくるのは例によって新幹線。
しかしこの店はテーブル席が主体なため、通常の回転寿司のベルトコンベアがあるのはカウンター席のみで、テーブル席にはコンベアは回ってこず、全て注文制で新幹線が運んでくる方式になっています。先ほどの「上段」「下段」ボタンはこの新幹線のレーンが上下二車線になっているためで、運んできた新幹線を厨房に返送するためのボタンだったわけです。

すし食いねぇ!

「氷見づくし」の三貫盛り。地元富山湾の懐かしい味がセットで楽しめるのが嬉しい。
こうやって故郷の新鮮な味覚に触れると、帰ってきたなって実感が湧きます。

すし食いねぇ!

甘えび。これだけプリップリでトロトロの甘えびは地元でなければ味わえません。
しかもこの甘えび、かなりうまい。これまで食べた回転寿司の甘えびの中でもトップを争うクラスでいいネタ使ってます。

すし食いねぇ!

そして富山湾の至宝、白えび。これも帰ってきたら味わいたいものの代表格ですが、今年は不漁で白えびが高騰しているらしく、たった一貫で 400 円以上(!)。白えびなんて、子どもの頃には味噌汁に殻のまま無造作に入っていたくらいだったのに(しかも殻が口に刺さりまくるから、昔はあまり好きじゃなかった)。
そんなわけですっかり高級食材になってしまった白えび、久しぶりに食べるとやっぱりおいしい。でもちょっとしかないから味わって食べました。

すし食いねぇ!

富山を代表するネタが続いたので、続いて石川っぽいものをと思いトラフグの握り。隣県でも意外と富山では食べないネタです。
さっぱり、コリコリしておいしい。

金沢を代表するネタといえば何と言ってもノドグロなんでしょうが、そういうのは帰省シーズンだと大人気ネタになるせいか、この日は既に売り切れ(´д`)。ノドグロ食べたかったなあ...。

すし食いねぇ!

ともあれ、やっぱり寿司をいただくと日本酒が進んでいくわけです。
あぁ旨い。

すし食いねぇ!

まあ、富山人としてはノドグロがなくてもブリがあれば生きていけます。日本海側の住人としては、やっぱりマグロよりもブリが魚の王様なんだよなあ。
ドドンと四貫でも軽くいけてしまいます。

この店、回転寿司店としてはかなりレベルが高いんじゃないでしょうか。少なくともここ数年の帰省時に行った富山・石川の回転寿司店の中では一番おいしかったような。ネタの質がいいんでしょうね。
とはいえ北陸の回転寿司はかなり競争が激しくて、いいと思った店でもいつの間にか味やネタの大きさが落ちていたりして、ガッカリしてしまうことも少なくない。この店には今のクオリティを維持してくれることを期待しつつ、来年もぜひ来ようと思います。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:回転寿司 | 野々市工大前駅野々市駅(北陸)押野駅

投稿者 B : 22:44 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/08/23 (Thu.)

Nikon Z

一ヶ月前から予告されていたニコンの新製品が正式発表されました。

ニコン、フルサイズミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」を正式発表 - デジカメ Watch

Nikon Z 7

ずっと噂されてきたニコンのフルサイズミラーレスカメラが「Z」シリーズとしてようやくお披露目されました。内径 55mm・フランジバック 16mm の「Z マウント」を新規に起こし、新しいレンズラインアップまで起ち上げての新規格。現存レンズマウントの中でも特に内径が小さく、かつマイナーチェンジを繰り返して延命してきた F マウントを今後を見据えて刷新したいというのはニコンの悲願だったことでしょう。
16mm のフランジバックは現行ミラーレスマウントの中でも最も短く、マウントアダプタを介して(※アダプタさえ存在すれば)ほぼ全ての一眼レフ/レンジファインダー用レンズが装着できると言って良い。内径もフルサイズセンサに対して十分に大きく、予告されている「58mm f/0.95 S Noct」のような大口径レンズにも対応可能。対するソニー E マウントはフルサイズセンサぎりぎりの内径であることが一部ネックになっており、この内径の差が中長期的にみて Z マウントのアドバンテージの一つになりそうです。

ラインアップは 4.575 万画素センサを搭載した高画素機「Z 7」と 2,450 万画素センサを搭載したバランス機「Z 6」の二機種。イメージセンサのスペック的にも価格帯的にも、α7R III・α7 III とガチンコでぶつかるポジションにつけてきました。ボディのサイズ感もかなり近いところにあります。一方で当初リリースされるレンズは 24-70/F4、35/1.8、50/1.8 の三本に留まるため、当面はマウントアダプタ経由で F マウントレンズに頼る形になるでしょう。現ニコンユーザーであればレンズ資産とマウントの将来性からいってニコン Z を選ぶのが現実的、そうでなければ α のほうが当面ツブシはきく、でも近いうちにキヤノンからもフルサイズミラーレスの噂があり...と悩ましいところです。

ここからはあくまでニコンを使ったことのない α/EOS ユーザーとしての戯言ですが、実際に製品として出てきたニコン Z があまりにも α7 シリーズに近い位置づけだったのがちょっと残念。半導体依存度の高い α に対して、伝統的にカメラを作り続けてきたニコンがフルサイズミラーレス参入に際してどう違いを見せるのかに個人的には注目していました。でも(少なくともスペック表上は)α7 と似たようなカメラであれば、ニコンユーザーがレフ機から乗り換えるにはいいけど他社機から乗り換える要素があまり見当たりません。まあ、Z 7・6 に与えられたミッションは既存ニコンユーザーに買い換え/買い増しをさせて α へのこれ以上のユーザー流出を防ぐというところでしょうし、それであれば α7 シリーズにポジショニングが近いことにも納得がいきます。連写性能が低いのも、これを買うような人ならそういう被写体用に D シリーズのボディは持ってるでしょ、というメッセージでしょう。
レンズに関しても初期リリースの三本は明るさ控えめでコンパクトさ(と描写のバランス)優先のスペックになっているのも、D シリーズのサブ機として使いつつ、大口径レンズは必要に応じて当分 F マウントレンズを流用できるユーザーがメインターゲットだからと考えれば辻褄が合います。まるで α7 の初期の戦略を見ているかのよう。

また、デジタルカメラはレンズ、メカ(シャッター/ミラー制御)、半導体(イメージセンサ、プロセッサ、画像処理エンジン)の組み合わせが商品性を決めると言って良く、ミラーレス化によってニコンやキヤノンが得意としてきたメカの重要度は下がったものの、レンズと画像処理エンジン(画作り)、あと UI を含む操作性までを総合したものがカメラ。仮にスペック上は α7 シリーズに近い、あるいは部分的に負けていたとしても、実際に出てくる画や使用感、写真の歩留まり等の優劣は触ってみないと何とも言えません。α より全然いい可能性もあるし、初号機だからまだこなれていない可能性だってある。

ともかく、今まで α7・9 シリーズ(とライカ)くらいしか選択肢のなかったフルサイズミラーレスカメラカテゴリに新しい選択肢が増えたことは、α7 ユーザーとしても喜ばしいことだと思います。競争がなければ進化もないわけですから。いずれ来ると言われているキヤノンのフルサイズミラーレスも含め、より切磋琢磨していってくれることを期待します。

投稿者 B : 23:07 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

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