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ソウルの世界遺産を巡る

宗廟

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

韓国遠征レポートはもう少しだけ続きます。せっかく行ったからには少し観光っぽいこともしてきたので、そのあたりの写真を貼っていきます。

まずはソウルにある世界遺産の一つ、宗廟。李氏朝鮮時代の代表的な国王を祀った墓所で、ソウルの観光名所の中では最も有名なのではないでしょうか。
日本でいうなら平安神宮あたりに該当する社ということになります。参道は石畳の中央が Spirit Road(神の通る道)、両脇が王族のための道で参詣者は両脇の土の道を通らなくてはならないとのこと(写真は石畳を踏まないようにして撮っています)。

宗廟

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

こちらが宗廟の正殿。朝鮮王朝の中でも特に功績の大きかった 19 人の王とその妃の位牌が納められています。日本語のツアーガイドの方に連れられて巡ったのですが、ここはあくまで故王の魂を祀った墓所であり、肉体は別の場所に葬られているとのこと。日本の仏教でもお墓と仏壇がそれぞれあるのと同じですかね。なお肉体が葬られている墓所はいわゆる古墳状になっており、トッポギ屋台の聖地のすぐ隣にある宣陵・靖陵をはじめとしてソウル周辺に点在しているそうです。

宗廟

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

19 人もの王が祀られているだけあってとても横長、正面から見てもかなりスケールのある建物ですが、それ以上に横から覗き込んだときが壮観、圧巻。この眺めはソウル市内のどの観光名所よりもインパクトがあります。

宗廟

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

宗廟は最初からこの姿だったわけではなく、当初はもっと横に短い建物だったのが、祀るべき王族が増えてきたことに伴い増築を繰り返してこれだけの規模になったそう。しかもその途中には豊臣秀吉による朝鮮出兵で一度破壊され、約 400 年前に再建された歴史を持つそうです。朝鮮半島の歴史は学校でも断片的にしか習わないかと思いますが(私が真面目に授業を受けてなかっただけかも)、自分が学んできた歴史と直結していることが分かると感慨深いものがあります。


昌徳宮

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

続いて昌徳宮(チャンドックン)。宗廟から徒歩数分のところにある世界遺産で、かつての朝鮮王朝の王宮にあたります。宗廟に比べると華美な建物で、テレビで観たことのある韓流大河ドラマの雰囲気はこれかー、と納得するところ。

昌徳宮

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

朝鮮王朝時代は厳しい身分制が敷かれていたとのことで、ここ昌徳宮でも王の道、王族の道、それ以外の家臣の道と区分されています。
あまりにも暑いせいか世界遺産のわりに観光客もさほど多くなく、そのおかげでなおさらスケールの大きさを感じられる広さ。在りし日の王朝の隆盛に思いを馳せることができました。

昌徳宮

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

伝統的な寺社仏閣に行くとつい撮りたくなるこの構図も、屋根の装飾が変わるだけで日本の寺社とは全く趣が変わって見えるのが面白いところ。

昌徳宮

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

木造に屋根瓦という建物は日本と似ているようでディテールはずいぶん違いながらも、時代や棟によっては日本に通ずる部分を感じられるものもあるから不思議です。

昌徳宮

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

世界遺産というと某テレビ番組の影響でスケールの大きな自然遺産を想起してしまいますが、ソウル市内のこれだけの近距離で文化遺産が二つも見れてしまうという濃さもイイですね。特に今回はあまり時間のない中だったので、ちょっと得した気分になれました。そういえば私は日本国内の世界遺産もあまり行ったことがありませんが(先日富岡製糸場には行ったけどそういやあれも聖地巡礼絡みだった)、国内も改めて巡ってみたくなりました。

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