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2018/09/30 (Sun.)

アーロンチェアの 12 年保証に救われる

数ヶ月前から書斎の私のデスク周りに妙なゴミが落ちるようになるのに気がついていましたが、しばらく見て見ぬ振りをしていました。

Aeron Chair

なんかウレタンスポンジっぽいものの破片です。
でもデスク上ではそれっぽい素材のものは特に使っていないし何だろう...と思っていたんですが、落ちているのがほぼ椅子の周辺であることまで特定した結果、犯人が判明しました。

Aeron Chair

アーロンチェアの座面裏にあるウレタン系クッションがボロボロになってるじゃないですか!
当時清水の舞台から飛び降りる覚悟で買った憧れの椅子、購入から約 12 年ほぼ毎日座り続けているわけだし、ウレタンスポンジ系の素材なら加水分解するのも無理はない。

でもこういうのは最初から消耗する前提で製造されているものだろうし、アーロンチェアならば補修部品が入手できるに違いない、と思っていろいろ調べてみたところ、アーロンチェアを含むハーマンミラー社の製品は原則 12 年保証がついていることが分かりました。

保証とサービス - Herman Miller

記憶を辿ったところ、私がこれを買ったのは以前のマンションに引っ越して間もない年末だったから、確か 12~13 年前のはず。ギリギリ保証期間に含まれるかどうか...と確認してみたら 12 年前の 12 月でした!あと三ヶ月で保証が切れるところだった(;´Д`)ヾ。
ただし、保証はメーカー直接ではなく販売店経由での申し込みになる模様。どこで買ったかもうろ覚えながら記録を辿っていくと、hhstyle.com の通販を利用した履歴がありました。hhstyle に問い合わせたところ、相当昔の購入歴にも関わらず快く対応していただけました。製品の外観・シリアルナンバー(底面に貼られているシール)・故障箇所の写真をメールで送ったところ、すぐに交換部品をメーカーに手配してもらえました。

Aeron Chair

最初の問い合わせから十日ほど(販売店からメーカーへの依頼から一週間ほど)で、メーカーから補修部品が直接届けられました。ギリギリ保証期間内につき部品代・送料ともに無料。

Aeron Chair

届けられたのはこのクッション。「バナナクッション」「座面裏クッション」「座先端クッション」などと呼称されているようです。
バナナ型のウレタンクッションに固定用の両面テープを貼り付けただけのシンプルなパーツ。

Aeron Chair

こちらがアーロンチェアから取り外した古い方のクッション。もはや加水分解しまくって崩壊しているし、取り外そうとする端からボロボロ崩れてくるので剥がすのもけっこう大変でした。アーロンチェア側にどうしても両面テープや崩壊したウレタンの粉が残ってしまい、そのままでは新しいクッションを貼るのも難しいので、クッションを外した後はアーロンチェア側のフレームの糊やウレタンカスをきれいに掃除してやる必要がありました。

Aeron Chair

新しいクッションをアーロンチェアの座面裏に両面テープで固定して交換完了です。
ちょっとしたクッションですが、これがないと太腿(膝裏)が椅子のフレームに当たって不快なので、座り心地の上ではこのクッションはけっこう重要。

Aeron Chair

クッションを交換したことでウレタンカスが落ちてくることはなくなったし、座面先端のクッション性が良くなって、買った当初ってこんなにフカフカしてたのか!というのを改めて思い出しました(笑。
このクッションは素材的に加水分解してしまう宿命にありますが、保証外でも 2,700 円でパーツ購入できるようなので、今後は実費で交換するようにしよう。

アーロンチェア自体は二年前にリマスター版としてリニューアルされ、旧モデル(クラシック版)は既に生産完了していますが、クッション以外は特にヘタることもなくまだまだ使えそう。もともと一生モノのつもりで買った椅子だし、これからも自宅での作業に、リラックスタイムに、活躍してもらおうと思います。

Herman Miller / アーロンチェア リマスタード

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投稿者 B : 22:12 | Furniture | MONO | コメント (0) | トラックバック

2018/09/29 (Sat.)

炭火焼肉 本牧亭 その 6

大好きな焼肉店に行ってきました。

本牧亭

本牧亭

以前は半年おきくらいに来ていたこのお店。ちょっと間隔が空いてしまって約一年半ぶりの来店になりました。毎度、予約してから来店までが待ち遠しくなるお店です。
和牛一頭買いのため牛の銘柄が毎度違うわけですが、今回は茨城産でした。

本牧亭

季節によって、日によって変わるおすすめメニュー、毎度何があるか見るのが楽しみ。
いろいろありすぎて迷います。

本牧亭

まあとりあえずはビールを飲んで落ち着こう。
調子に乗って大ジョッキを頼んじゃいました。

本牧亭

肉が来るまでのつなぎとして、キムチ三種盛り。お店で丁寧に作られている感じの、しっかり辛いけどおいしいキムチ。ビールが進みます。

本牧亭

キムチ系でもう一品、甘海老のケジャン。先日韓国に行ってからというもの、いろんなキムチを試すのが楽しくて。
このケジャンは新鮮な甘海老のトロトロ感を残しつつ、甘さとキムチの辛味が良い具合に混ざり合って面白い味。初体験の味だけど、これは気に入りました。

本牧亭

珍味続きでミンク鯨の赤身刺。焼肉屋に来て珍味ばかり食べるのもどうかと思うけど、クジラの刺身を出すお店ってそう多くないので、メニューにあるとつい頼んでしまいます。
赤身らしく引き締まった野性味あるうまさ。かといって固いわけでなく、しなやかにおいしい。

本牧亭

そうこうするうちに肉が届いたので早速焼いていきます。
ここに来るととりあえず頼むのが「ファミリー盛り」。焼肉屋に来たら漏れなく食べるでしょ?というカルビ・ロース・ハラミ・赤身薄切りがセットになっていて手っ取り早い。

本牧亭

赤身薄切りはタレをつけた上で卵黄に浸して食べると本当にうまい。生きてて良かった、最近がんばってて良かった、と思える味。生きるモチベーションが湧いてきます。

本牧亭

三浦半島の契約農家から仕入れているという野菜は見るからにみずみずしい。焼肉屋の野菜焼きって「自分の健康への言い訳のために一応食べておく」という位置づけだと思っているのですが(ぉ)、ここの野菜は肉がなくても成立するくらいのうまさだと思います。毎度品揃えが違って、何が出てくるかも一つの楽しみ。

本牧亭

そりゃあ焼酎も進むというものです。

本牧亭

おっと、肉を食べたい気持ちが逸るあまり、タン塩を食べるのを忘れていたよ。というわけで、カルビやロースと順番が前後しちゃったけど、タン塩を追加。脂乗りの良さに炭が炎上してしまう勢い。そこにマスターがやって来て、水をかけて火の勢いを抑えてくれます。

本牧亭

本場韓国の焼肉も良かったけど、やっぱり日本人には和牛の焼肉が最高なんだなあ...と改めて感じる肉のうまさ。
本当は肩サンカクとかホルモンとかも頼んだんですが、食欲が勝ってしまって写真を撮り忘れました(ぉ。

本牧亭

〆は玉子スープ&ライス。シンプルな玉子スープが出てくるかと思ったら、かなり具だくさんで驚きました。これ、玉子スープっていうかライス抜きクッパですよね。
というわけで、ライスは半分くらい焼肉と一緒に食べた後、玉子スープに入れてクッパ化(笑。焼肉ライスとクッパが一度で楽しめる、これはいい食べ方を発見した。

本牧亭

店内の壁じゅうに貼られている有名人のサインを眺めるのが毎回の楽しみの一つなんですが、今回は再ブレイクする前の DA PUMP の ISSA のサインを発見。これはこれで貴重かも(笑。
他にも、大和田獏&岡江久美子夫妻や松山ケンイチ&小雪夫妻のサインなど、芸能人がガチにプライベートで訪れているのが分かってなかなか面白い。その価値がある店だと思います。

今回も本当においしかった。次回またこの店に来れるように、今後もがんばって生きていこうと思えます。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:焼肉 | 長原駅旗の台駅北千束駅

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

F1 ダニール・クビアトのトロロッソ復帰が正式発表

トロロッソ・ホンダF1|クビアトのトロロッソ復帰が正式発表!「もう一度F1に戻れて嬉しい」|motorsport.com日本版
トロロッソ・ホンダF1|トロロッソ、チーム復帰のクビアトに「良いクルマを提供するため力を尽くす」|motorsport.com日本版

ロシアグランプリが開幕していますが、そのロシア出身ドライバーであるダニール・クビアトが来季トロロッソ・ホンダにレースドライバーとして復帰することが正式発表されました。

レッドブルの育成ドライバー筆頭であった F3 のダニエル・ティクトゥムはまだスーパーライセンス発給条件を満たしておらず、クビアトやブエミといった元育成ドライバーを当たっている...と言われていましたが、昨シーズン途中でトロロッソを解雇されていたクビアトの復帰という形に落ち着きました。まあ候補者の中では最も直近まで F1 をドライブしていましたし、現在はフェラーリのシミュレーター担当開発ドライバーを務めており、順当な選択と言えるでしょう。
チームメイトはまだ発表されていませんが、個人的にはこのままハートレー続投で良いのではないかと。レースではあまり結果を出せていませんが、今季は後半戦に入ってからはしっかりマイルを稼いでマシン開発に貢献していますし、来季は経験あるドライバー二人体制でパワーユニットとマシンをじっくり開発し、本家レッドブルにフィードバックするという役割に徹するというスタンスはアリだと思います。トロロッソは本来若手育成のためのチームでしたが、来年のレッドブルはフェルスタッペン+ガスリーという F1 界でも再若手クラスのコンビになるわけですし。

一方で目先のロシアでのレースですが、鈴鹿を見据えて今回から投入した新スペック PU の性能は上々という評価ながら、FP3 以降は旧スペックの PU に戻すという決定をしたとのこと。理由は「まだ調整が必要な項目がいくつかある」とのことで詳細は不明ですが、信頼性に関わる深刻な問題というニュアンスではなさそうなので、鈴鹿に向けて温存しつつさらなるチューニングを行うのでは...とポジティブに考えておくことにしましょう。今日の予選と最後尾スタートが決定済みの明日の決勝は期待できそうもありませんが、日本 GP のための我慢ということであれば仕方ない。代わりに鈴鹿では最高のパフォーマンスを見せてほしいものです。

投稿者 B : 22:00 | F1 | Season 2018 | コメント (0) | トラックバック

2018/09/28 (Fri.)

ZEISS ZX1

【フォトキナ】ZEISS、Adobe Lightroom内蔵のデジタルカメラ「ZX1」発表 - デジカメ Watch

ニコン・キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ発表、L マウントアライアンス、富士フイルムの 1 億画素中判カメラ発表といろいろあったここ一ヶ月のカメラ界隈の中で最も驚いたのがこのニュース。ツァイスが独自のレンズ一体型、それも Adobe Lightroom CC を搭載したカメラ「ZX1」を発表しました。

レンズは 35mm F2。フルサイズでこのスペックのレンズ搭載という点ではソニーの RX1 シリーズと同じですが、RX1 は Sonnar タイプなのに対して ZX1 は Distagon タイプという違いがあります。またイメージセンサも RX1 シリーズとは異なる 3,740 万画素品。少し前に「ツァイスが 35mm の単焦点レンズ一体型フルサイズカメラを開発中」という噂が立ったときには RX1R II ベースの OEM 品なのかと思っていましたが、全くの別物でした。
そして最大のサプライズが Lightroom CC 内蔵という点。UI を見る限り内部では Android が動いていて Android 版 Lightroom CC を使うということだと推測されます。撮影後の画質調整・現像に Lightroom を使うのは当然として、撮影機能自体も Lightroom を使うのか Android とは別にカメラ自体のリアルタイム OS が存在するのかは不明。撮影画面の UI は Lightroom CC の撮影画面と似ているようで微妙に異なります。おそらく「Android+Lightroom CC が常時起動していて、その上で使うカメラ」なのでしょうが。

写真撮影後はカメラ内蔵の Lightroom CC から Wi-Fi または Bluetooth 経由でクラウドストレージ(現時点では Dropbox に送れることは判明)、メール送付、スマートフォン転送などが可能。現在でも写真をスマートフォンに直接転送できるカメラは当たり前に存在していて、撮影→スマホ転送→スマホ上で Lightroom CC 等を使って調整することは普通にできていますが、スマホに JPEG で転送する前にカメラ内で RAW(DNG かもしれませんが)を直接現像できるのは画質面でメリットがありますし、スマホ側のディスプレイ品質に依存せず撮影時と同じディスプレイで現像までできるのも意義があります。また「SHOOT. EDIT. SHARE.」というキャッチコピーが示しているとおり、スマホやクラウドストレージだけでなく SNS 等にも直接投稿できるようにはしてくるはずで、スマホを介さずに撮影から編集、共有までできるワークフローは SNS 時代らしいカメラと言えます。

まあこういったコンセプトのカメラはパナソニック CM1 やニコン S800c、あるいは PlayMemories Camera Apps 時代の α など多くのメーカーが挑戦しては失敗してきた歴史があるわけで、今回もうまくいくかは分かりません。が、アプリで機能が追加できるというのではなく単体で現像から共有までできるという点に絞っていること、それとカメラ自体の質が良さそうなことから、インスタとは違った方向性で写真を編集してシェアしたい向きには一定の支持が得られる可能性はありそう。

個人的には、カメラはもっとコミュニケーションツールとして進化しないとどんどんスマホに侵食されていくと考えているので、こういう方向性には強く共感します。今回の photokina 周辺では多くのカメラメーカーが新機軸を打ち出してきましたが、いずれも画質やカメラ性能の追求に主軸が置かれていたのに対して、光学メーカーの老舗中の老舗がこういうアプローチを採ってきたことが非常に興味深い。単焦点レンズ固定式だし、価格はきっと 40~50 万くらいするだろうから買う人は限られるでしょうが、今後のカメラのあり方に一石を投じる存在になりそうです。

投稿者 B : 21:21 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2018/09/27 (Thu.)

Peak Design CUFF

メーカー直販で購入した Peak Design 製品についての記事を何回かに分けて書いていきます。まずは当初の目的だったリストストラップ「Cuff」から。

Peak Design / Cuff Camera Wrist Strap (ブラック)

Cuff Camera Wrist Strap

その名の通り「カフ」、つまり手首を通すためのリストストラップです。
カメラ用のリストストラップも星の数ほどあるけれど、量販店で探してもチープな作りのものが多いし、機能性のあるものは特に少ない。そこそこ質感があって機能性も兼ね備えたものを探すとこの Cuff に行き着くことになります。

Cuff Camera Wrist Strap

Peak Design のネックストラップをそのままリストストラップ化したようなデザイン。2016 年頃までの Peak Design 製品はちょっと野暮ったさもあったけど、現行モデルは金属パーツやステッチの使い方が洗練されて価格に見合った質感のある製品になりました。

Cuff Camera Wrist Strap

アンカーを介してカメラに取り付ける構造は Peak Design 製品共通。
付属のアンカーは V4 でした。

Cuff Camera Wrist Strap

このストラップの特長は、この金属パーツを基準にストラップの長さが調節できるようになっている点。ネックストラップでもスライドによる長さ調節機構がついていますが、類似の機能がリストストラップにも備わっています。金属パーツがデザイン上のアクセントにもなっていて良い感じ。

Cuff Camera Wrist Strap

今まで RX100 III で使っていた吉田カバン製ストラップ(たぶん十年以上前に買った Cyber-shot 用キャリングポーチについてきたものをいまだに使っている)と比べると三割くらい長い。コンデジ用としてはちょっと大仰すぎるような気もしますが、今回は他の Peak Design 製ストラップと換装できることを重視しました。

Cuff Camera Wrist Strap

RX100 III への取り付けは、アンカー V4 だと紐が細すぎて通らなかったので、リコール対象になったアンカー V3 をあえて使用。V3 はごく低確率で紐が切れてしまう不具合があるとのことですが、コンデジ級のものであればそれほど負荷はかからないでしょうということで自己責任で使うことにします。

Cuff Camera Wrist Strap

RX100 III に取り付けると、ストラップの長さがカメラ本体の横幅の倍くらいになってしまい、さすがにちょっと長いかなあ...という気はします。まあ邪魔になるときにはすぐに取り外せるのがアンカーシステムの良いところでもあるし、ひとまず良しとしましょう。それでも Peak Design にはコンデジ用にこの 2/3 くらいの長さのバージョンも製品化してほしいところ。

ちなみに RX100 III は必要に応じてネックストラップにも換装できるよう、アンカーは左右両側に取り付けておくことにしました。

Cuff Camera Wrist Strap

α7 III にも換装してみました。サイズ感的にはこっちのほうがしっくり来ますね。α7 III には普段は Slide Lite をつけていますが、屋内だけで使うようなシチュエーションでは Cuff をつけて運用するのもアリだと思います。

Cuff Camera Wrist Strap

撮影時にはこうやって↑ストラップに手首を通し、長さ調節して脱落防止するようにすると単にストラップを通しているとき以上の安心感があります。

基本的には RX100 III の常用ストラップとしつつ、必要に応じて他のカメラにも付け替えて活用しようと思います。

Peak Design / Cuff Camera Wrist Strap

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投稿者 B : 22:00 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/09/26 (Wed.)

SIGMA 60-600mm OS Sports 発表

Photokina 2018(ドイツ・ケルン)にて、5つの新製品およびLマウントアライアンスについて発表しました | プロダクト | SIGMA|株式会社シグマ

L マウントアライアンスに続いて、シグマがレンズの新製品 5 本を発表しました。ラインアップは以下。

  • 28mm F1.4 DG HSM | Art
  • 40mm F1.4 DG HSM | Art
  • 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports
  • 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
  • 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
Art 単焦点 2 本、Sports 望遠ズーム 2 本、APS-C・m4/3 向け Contemporary 単焦点 1 本という意欲的な製品群になっています。おそらく来年以降はしばらく L マウントおよび E/RF/Z マウント向けレンズに注力することになるのでしょうが、それに先だって現在の SIGMA GLOBAL VISION レンズラインアップに欠けているピースを埋めたような形になっています。

Art 単焦点は 28mm F1.4 は定番の焦点距離だから予想の範疇でしたが、まさか 40mm F1.4 という刻んだ焦点距離を出してくるとは思っていませんでした。個人的には 40mm は EF40m/F2.8(パンケーキ)と NOKTON classic 40/F1.4 を使っており、35mm よりもちょっと切り取る感覚のある画角が扱いやすくてよくスナップに使っていたりします。が、レンズ単体で 1.2kg という重量はいくらなんでもスナップ向けレンズじゃない(;´Д`)ヾ。だって同じ Art シリーズの 85/F1.4 よりも更に重いんですよ。これはスチル用というよりも先行して発表されていたシネレンズ 40mm T1.5 FF が主眼にあって、その派生としてのスチルレンズという位置づけなのではないでしょうか...。

70-200mm F2.8 Sports は望遠ズームの定番中の定番。現行の APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM は SIGMA GLOBAL VISION が発表される二年前に発売されたレンズで、非 SGV ながら長らく現役を張っていました。現行製品も「開発がある程度進んだ段階で他社(キヤノンやニコンと思われる)から出てきた同格レンズの性能があまりにも良かったため設計をやり直した」という曰く付きのレンズでしたが、新しい 70-200/F2.8 は光学系を再度刷新してきました。キヤノンの EF70-200/F2.8L IS III がレンズ構成自体は II 型から変えずにコーティングと電気系のリフレッシュに留まったのとは対照的で、シグマを代表するレンズの一本にしようという気概が感じられます。

また Art 単焦点レンズは SA/EF/F/E マウント向けが発売されるのに対して、Sports ズームレンズは今回も SA/EF/F マウントのみの発売でネイティブ E マウント版は用意されません。像面位相差センサを使ったコンティニュアス AF にまだ最適化できていないということなのかもしれませんが、ボディ側の性能的にそろそろ EOS 7D2 よりも α7 III のほうが歩留まりが良いのでは...と思っていることもあり、一度同じレンズで比較してみたいんですよね。いずれ E マウント対応とマウント交換サービスが提供されることに期待して今のうちから EF マウント版を買ってしまうのも手だとは思いますが。

そして今回、個人的に最も注目しているのは 60-600mm OS Sports ですよ。私が EOS 7D2 にほぼつけっぱなしにしている 50-500mm OS の直後継にあたる、スポーツ向け万能レンズ。

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports 開発発表および発売日決定のお知らせ | プロダクト | SIGMA|株式会社シグマ

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM

シグマの超望遠レンズには Sports/Contemporary の二種類でラインアップされている 150-600mm が既に存在していますが、これは旧 150-500mm の後継でありあくまで別ライン。私も今まで何度か 50-500 から 150-600 への買い換えを検討しましたが、スポーツ撮影でカメラ二台持ちせずに撮るには標準焦点域も撮れる 50-500mm のほうが便利なんですよね。

長らく愛用している 50-500mm OS にも不満はあって、SGV 以降のレンズでの標準装備になっているフォーカスリミッター対応(カワセミ撮るときにこれがあるとないとでは歩留まりが全然違う)、一定焦点距離ごとのズームロック機構(繰り出しズームレンズで天体撮るときにこれがないと超不便)、あと 400~500mm あたりの解像力が物足りないというところ。少なくとも前二者は 60-600mm OS では当然対応しているようですし、あとは 400~600mm 域の画質がどうかが気になります。

50-500mm ユーザーとしては買い換えたいところですが、価格帯がちょっと上がってしまったのが悩みどころ。旧型比で焦点域が全体的に 20% テレ側にシフトしているからやむを得ませんが、ヨドバシ価格で ¥213,300(税込)というプライスタグがついていて、おいそれと買える値段でもないんですよねえ。いっぽうで 150-600mm Contemporary だとその半額で買えるところまでこなれてきていて、望遠専門と割り切って 150-600mm に買い換えるという選択肢もアリ。価格差が大きいだけに悩ましい。

まあ来月には発売されることだし、発売後の評価を見ながらしばらく考えようと思います。

シグマ / Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM (キヤノン用)

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投稿者 B : 21:06 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/09/25 (Tue.)

L-Mount Alliance

【フォトキナ】ライカ、パナソニック、シグマが「Lマウントアライアンス」で協業 - デジカメ Watch

L-Mount Alliance

今日から photokina が開幕していますが、その場でライカ・パナソニック・シグマの三社が共同で「L マウントアライアンス」に関する協業の発表を行いました。今後、この三社でライカ L マウント(フィルム時代の L39 マウントではなくライカ SL 等に採用されている電子マウント)に対応したカメラボディ・レンズを開発、発売していくとのことです。

このアライアンス形態から思い出されるのはちょうど 10 年前に発表されたマイクロフォーサーズ。あのときも元々のフォーサーズ規格のオーナーであったオリンパスにパナソニックとライカ(パナソニックにレンズブランドのライセンスを供与していた)を加えた三社での発表でした。今回はフルサイズおよび APS-C 向けの、かつライカがオーナーであるマウントということで、オリンパス不在かつ代わりにシグマが入ってきた形になります。提携の形がすごく似ているのは、やっぱり実質的にはパナソニックが動いてまとめた規格なんだろうなあ...と想像されます。
自社ボディとレンズだけではなかなか裾野が広がらないライカ、m4/3 よりもポテンシャルの高い(センサが搭載可能な)マウントが必要だったパナ、SA マウントに代わるミラーレス時代のマウントを手に入れたかった・かつ自社以外のボディ向けにもレンズを売りたいシグマの利害関係が一致した結果がこのアライアンスとみて良いでしょう。また既存マウントに二社が乗っかることで、新マウント立ち上げ当初によくありがちな「レンズの種類が少ない」問題に対して、既存 L マウントレンズに加えて三社がそれぞれに開発するレンズでカバーできるというのもメリットと言えます。逆にデメリットがあるとすれば、マウントの仕様を拡張したくても一社の思惑だけでは決められない(ため競合他社よりも動きが遅くなりがち)というところでしょうが、L マウント自体はライカがオーナーなのでそのあたりは最初からクリア、とみて良いのでしょうか。

【フォトキナ】パナソニック、35mmフルサイズミラーレス「S1R」「S1」開発発表 - デジカメ Watch

ボディのほうはパナソニックが S1・S1R という二つのボディの開発を発表済み。現時点では外観とスペックの概要が公表されているのみですが、m4/3 の LUMIX G シリーズはスチルよりもムービーのためのカメラと見なされている現状に対して、S シリーズでも引き続きムービーを軸とした進化を続けていくのか、あるいは改めてスチルに注力するのか。S1R が 47Mpx センサということでスチル方面も諦めていないようには見えますが。

またライカとパナは当然としてシグマも L マウントボディを計画中ということで、いよいよフルサイズ Foveon を搭載したボディの登場を期待しても良さそうです。また Foveon ユーザー的観点で言えば一本のレンズをマウントアダプタなしで昼間の静物撮影はシグマ、夜間やスポーツ撮影にはパナのボディと使い分けることができるようになるわけで、今の sd Quattro+α という組み合わせ以上に使い勝手が良くなることになります。
シグマ的にはフルサイズミラーレスボディが作れるマウントを手に入れ、同じマウントでアライアンスの二社向けにもレンズを供給でき、さらにはフランジバックの近い E/RF/Z それぞれのマウントともレンズの基本設計を共通化できるということで、今回の座組は非常に旨味が大きいと言えます。もしかすると三社の中で一番得をするのがシグマなのかもしれません(笑。

現在のシグマレンズは EF/SA 向けのレンズを MC-11 やマウント交換サービスで E にも対応させていますが、ほぼ全部のカメラメーカーがミラーレスに注力することが確定した今後はフランジバック 20mm を基準としたレンズを L/E/RF/Z マウント向けに開発し、相互にマウント交換サービスで行き来できるようにするのではないでしょうか。一眼レフ用の Art 大口径単焦点レンズは主要な焦点距離がもう揃っていますし、スポーツ用の望遠レンズ以外は今後一眼レフ用に新規開発する意味は薄い。そういう観点でも、ミラーレスネイティブのレンズに注力する素地は整っていると言えます。
そうなると注目されるのはシグマがフルサイズミラーレス向けにどんなレンズを出してくるのかというところ。既にキヤノンが RF28-70/F2 や RF50/F1.2 という超大口径レンズを出していることを考えると、今までと同じように「デカくて重いけどとにかく明るく高画質」では差異化が難しい。となると既存レンズにある超広角 F1.4 単焦点や 50-500mm OS、120-300mm F2.8 のような「他社が作らないユニークなスペックのレンズ」というあたりが企画の軸になりそうな気がします。個人的には、開放 F 値はそこそこだけどコンパクトで高画質なレンズみたいなところにも期待してしまいます。

キヤノンもニコンもそれぞれ「らしい」やり方でフルサイズミラーレス機を世に出してきましたが、今後どう転ぶのか分からないという意味ではこの L マウントが最も面白そうではあります。今後の動向にも注目ですね。

投稿者 B : 23:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/09/24 (Mon.)

Nikon Z 7 インプレッション

先日の EOS R に続いてニコン Z 7 も見に行ってきました。
まあ私はキヤノン/ソニーとは違いニコンは今まであまり使ったことがなく、あまり語れる立場にないのですが、フルサイズミラーレス初号機とくれば一度触ってみたかった。

Nikon Z 7

展示されていたのは今週末から発売予定の Z 7。先日から大手家電量販店で先行展示が始まっているので、もう触った人も多いのではないでしょうか。

第一印象では EOS R よりも少し大きく感じます。数値上は EOS R とさほど変わらないはずなのに大きく見えるのは、 EVF の出っ張りが大きいせいでしょうか。

Nikon Z 7

グリップはキヤノン/ソニーと比べても一番しっかりしています。ここはミラーレスではなくほぼ一眼レフを握っている感覚。シャッターボタン周りの操作ボタン類の配置も一眼レフのものをそのまま踏襲していて、既存ニコンユーザーの移行を強く意識した機種であることがよく分かります。EOS R が一眼レフ系とは操作性をガラッと変えてきたのとは対照的。

Nikon Z 7

上面ディスプレイは EOS R とよく似ていますが、EOS R が有機 EL を採用しつつ電源オフ時にも表示可能なのに対して、Z 7 は電源オフ時には上面ディスプレイもオフ。液晶なのか有機 EL なのかは不明ですが、EOS R のものよりもかなり輝度が高いようです。

Nikon Z 7

操作系は非常にオーソドックスで、初めて触っても違和感なく操作することができます。EOS R のマルチファンクションバーには可能性は感じるけど、やはり使い慣れたスティックセレクタの安心感は強い。まあ、近年のミラーレス機では AF ポイントが多すぎてスティックでは逆にまどろっこしいことも多いですが。

また 369 万ドット・0.8 倍表示の EVF は今までのミラーレスの中では最高レベルに見やすく、これなら光学ファインダ不要だなと感じました。眼鏡使用者には倍率が高すぎない EOS R の EVF がちょうどいいという意見もあるようですが、裸眼/コンタクトレンズならニコン Z の EVF が随一。私が使っている α7 III は 235 万ドットなので(α7R III や α9 は 369 万)差を感じるところです。EOS R も 369 万なので、今後は 20 万円クラスのフルサイズミラーレスではこれが標準になっていくのでしょう。

Nikon Z 7

背面液晶はバリアングルではなくチルト式。上下のチルト幅も α7 とほぼ同じです。ここはバリアングルを採用した EOS R にアドバンテージがあります。私も α7 シリーズで一日も早くバリアングルを採用してほしいと思っているくらいなのに、今回フルスクラッチで開発された Z でなんでただのチルト?というのは疑問に感じるところ。

店頭で少し試写してみた感想としては、触感や操作性に関しては「一眼レフの思想をもつカメラをそのままミラーレスにした」という感覚で、確かに違和感がありません。AF も(少なくとも静物を撮る限りは)十分に速いし、シャッター音もニコン的。α7 III よりも若干シャッターショックが大きいかな?とは感じたものの、ニコンのカメラで撮ってるんだなと実感できるものでした(まあ、普段ニコンを使っていない部外者の印象にすぎませんが)。このあたりの作り込みは現ニコンユーザーの移行 or 買い増しを狙うこのシリーズの位置づけとしてとても正しいものだと思います。

が、気になったのは撮影後のブラックアウトがそれなりに長いこと。実はこれ、EOS R(の、少なくとも今イベント等で触れるバージョン)でも言えることなのですが、撮影後プレビューが出てくるまで体感で 0.5 秒くらい待たされます。α7 III では撮影後即座にプレビューが表示される(かつ、その状態でレリーズボタン半押しするとすぐにキャンセルできる)ためテンポを崩さずに撮影続行できるのですが、Z 7 や EOS R のこの待ち時間はまるで数年前のカメラを触っているような感覚。少なくとも EOS 5D3 ではこんなことはなかったので、設計思想というわけではなくファームがまだこなれていないということなのでしょうか?今後ファームアップで改善されるのかもしれませんが、現状の動作ではいくら他が良くてもそれだけで萎える要因になるというのが正直なところ。発売まで、あるいは発売直後に改善されることに期待したいです。

投稿者 B : 22:27 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/09/23 (Sun.)

spider lily #2

spider lily

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

先日に続いて彼岸花を撮りに行ってきました。

巾着田なんかにも一度行ってみたいと思いつつも、彼岸花は割とどこにでも咲いているのが良いところでもあります。そんなわけで、生活圏の中にある彼岸花がよく咲いている場所にて撮影。今年は意図的に白やピンクの彼岸花が植えられている場所を見つけられました。何とも運がいい。

spider lily

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

彼岸花って特別じゃない場所にも咲いていつつ、一年のうちにほんの 1~2 週間しか咲かないという点で、日本人にとっては桜によく似た性質を持つ花なんじゃないかと思います。秋の桜と書く花は他にあるけど、実質的に彼岸花こそが秋の桜なのかもしれません。

spider lily

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

この花が萎れると共に気温も下がってきて、いよいよ季節は秋を迎えます。あれだけ暑かった夏も、終わってしまうと少し寂しいような。大変だった何かが終わって新しい何かを迎えようとするときの、表現しがたい気分を味わっています。

投稿者 B : 22:33 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | α7 III | コメント (0) | トラックバック

2018/09/22 (Sat.)

Peak Design 製品はメーカー直販がお買い得

α7 III 用に買った Slide Lite ストラップが予想通り気に入ってしまったので、今後カメラストラップ関連は Peak Design 製品を中心に揃えていくことにしようと思いました。アンカーを軸にカメラとストラップをとっかえひっかえできる利便性が魅力なわけですが、まさにピークデザイン沼という感じ(;´Д`)ヾ。
なお 7~8 月の間はアンカーのリコール対応を優先していたのか販売店でも在庫切れ状態が続いていたようで、9 月に入ってようやく市場流通が回復してきた模様。

今回狙っていたのは RX100 III のリストストラップを Cuff に換えたかったのと、RX100 でもたまにネックストラップを使いたいときがあったので小型カメラ用の Leash。でも両方買うと一万円オーバーなんだよなあ...と少し躊躇しながらあれこれ悩んでいたところ、Peak Design の公式通販で割引つきのバンドル販売を行っているのを発見。

Peak Design | Gear For Creative, Adventurous People

このセットだと、Cuff+Leash とさらにバックパックのショルダーハーネスにカメラを提げられる Capture までまとめて $115。日本でこの三点セットを買うと二万円コースなので、送料($17.95)を考慮してもメーカー直販を利用した方が数千円安い。Capture もいずれ試してみたいとは思っていたし、これはいい。
国内販路で買ってないと何かあったときのサポートが面倒になるのはデメリットですが、先日のアンカーリコールは販路関係なく Peak Design が直接サポートしていたし、そんなに問題にならないだろうという判断で直販でオーダーしてみました。

アンカーの交換品はサンフランシスコから届きましたが、今回は香港から送られてきました。

Peak Design

注文から十日ほどで到着。発送メールには Hongkong Post のトラッキングナンバーが記載されていましたが、Hongkong Post のサイトで検索しても該当なし(´д`)。結局荷物が届くまで Hongkong Post の追跡システムに登録されることはなかったというね...先日のリコール対応品の輸送に使われた USPS のシステムよりもひどい。まあ届いたからいいんですが...。

Peak Design

最終的に今回注文したのはこちら。

三点のバンドルセットに加えて、せっかくだからアンカーリンクス(任意のストラップを Peak Design のアンカーシステム対応にできるアダプタ)も買ってみました。
これだけ買って送料込みで約 $150。日本円にして ¥16,800 くらいなので、国内だと Capture と Leash を買っただけでほぼ同じ値段になります。またアンカーリンクスは件のリコール対応の影響か、まだ国内流通が復活していないようなので、メーカー直販は現状入手できる数少ない手段の一つと言えます。
それぞれ単品で買う場合は送料を計算すると国内で買うのと大差なくなってしまいますが、カメラバッグ等単価の高いものや複数製品をまとめ買いする場合は Peak Design 直販を利用するのがお買い得と言えます。Everyday シリーズのバックパック/メッセンジャーバッグのバンドル品なんかもあったりして魅力的。

Peak Design

なお、届いた荷物の中には購入した商品の他にアンカー V4 が 4 本入っていました(スプリットリングは楕円タイプ)。それぞれの商品にもアンカー V4 が同梱されていたのでこれはあくまでサービスということなのでしょうが、さすがにこんなに要らない(;´Д`)。もしかするとこれは手持ちのカメラを全てアンカー対応に取り替えることでさらなる Peak Design 沼に引き込もうというトラップなんでしょうか(汗。

今回購入した製品それぞれについては別途使用感等をエントリーする予定です。

Peak Design / Cuff Camera Wrist Strap

B07193B7TL

投稿者 B : 22:33 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

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