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2018/09/03 (Mon.)

MX Vertical を見てきました

ロジクールの縦型マウス「MX Vertical」ですが、国内でも正式発表され、発売日を前にして既に店頭での先行展示が始まっているとのことで触りに行ってきました。

ロジクール初の縦型マウス「MX Vertical」誕生。従来型マウスよりも負担が10%軽減 - PC Watch

MX Vertical

どの規模の店に出ているか分からなかったので、とりあえずヨドバシ新宿西口本店地下のマウス売り場へ。目立つところに置いてありました。

上から見ると「ちょっと変わった形のマウス」くらいにしか見えませんが、

MX Vertical

横から見ると、確かに縦。
カタログ写真を見て理解しているつもりではいても、実物の縦っぷりを見るとちょっと驚きます。

MX Vertical

一般的な形状のマウス(M705m)と比較するとさらに驚くべき縦。津波のような曲線に、なんとなく葛飾北斎の息吹を感じます(ぉ。

側面は触感の追いラバー塗装になっていますが、三年使った私の MX MASTER のラバー塗装は最近ちょっとベタついてきました。長く使うことを考えると普通のシボ加工か塗装で良かったのではないかと思います。

MX Vertical

握ってみました。公式には「握手をするような感覚」となっていますが、確かにマウスというよりはジョイスティックを握りこむような感じ。
ただ店頭展示では自分が立った状態で低い位置に置いてあるマウスを握ることになるので、実際の机上で使うよりも手首を曲げて握り込むことになるので、これでは手首も痛いし使用感はイマイチ分かりません。中腰気味になって動かしてみると「これは確かに手首の負担が少し軽減されているな」と感じられます。

MX Vertical

マウスの形状的に「親指・人差し指・中指を伸ばしてマウスにかぶせ、腕と手首を使って動かす」という使い方になります。
私は大型のハイエンドマウスであっても「指を軽く曲げて親指と薬指でつまみ、アームレストに載せた手首を支点としつつ左右方向は手首の動きで、前後方向は二本指の伸縮で動かす」という使い方をしています(いわゆる三種類のマウスの持ち方のうち、つかみ持ち(Claw Grip)とつまみ持ち(Fingertip Grip)の中間くらいの持ち方)。こうすると手首より上の腕は動かす必要がないし、画像処理のような細かい作業でも精密に操作できます。しかし MX Vertical の持ち方ではそれができないため精密な操作に自信が持てないし、却って腕が疲れそう。MX Vertical で今までのような持ち方・使い方ができないか少し試してみたのですが、それも難しそうです。

MX Vertical

難点をもう一つ挙げるとすれば、スクロールホイールから「フリースピン」機能が省かれていること。近年のロジクール製ハイエンドマウスに標準搭載されている機能ですが、MV Vertical と MX ERGO(トラックボール)というハイエンド系のモデルに軒並み非搭載となっていて、もしかして今後廃止の方向なのかもしれません。私はガンガン使っていて、ロジクール製マウスの選択理由の一つになっているので、これがないのは厳しい。

そんなわけで、個人的に「これはないな」という点がいくつかあったので、MX Vertical に乗り換えるのはいったん保留。もう一回りくらい軽くて小さければ「つかみ持ち」のような持ち方ができたのかもしれませんが。
とりあえず、今職場で使っている初代 MX MASTER がヘタッてきたら買い換え先は MX MASTER 2S が順当かなあ。

ロジクール / MX Vertical

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投稿者 B : 22:30 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

F1 イタリア GP 2018

F1イタリアGP決勝:フェラーリ聖地でハミルトンが逆転優勝。ライコネン2位

前戦ベルギーでフェラーリの逆襲があり、勢い的には久々の母国勝利があり得るんじゃないかと思われたイタリア GP。蓋を開けてみれば、メルセデスが見事なチームプレイで逆転勝利を飾りました。

結果論ですが、フェラーリの負けは予選の戦略から決まっていたのかもしれません。Q3 ではメルセデスもフェラーリも他車のトウ(スリップストリーム)を利用してタイムを稼ぐ戦術を使用。メルセデスはハミルトンにボッタスのトウを使わせたのに対して、フェラーリはヴェッテルがハミルトンの、ライコネンがヴェッテルのトウを使います。その結果、ヴェッテルの微ミスもあってライコネンが PP、ヴェッテルがそれに続くグリッドを手にします。母国でフロントロウ独占というのはこの上ない予選結果に見えますが、ここで最初からヴェッテルに PP を獲らせる戦略を採っていれば決勝もフェラーリが完勝していたかもしれません。フェラーリによると予選のアタック順は一戦ごとの交代制にしているとのことですが、チャンピオンシップを考えたときにそれで正しかったのか。

決勝のスタートは激しいポジション争いが繰り広げられた結果、ライコネンが首位を堅守。しかしその後ろでヴェッテルとハミルトンが接触、ヴェッテルはスピンを喫して最後尾までポジションを落とします。それでも最終的に 4 位まで戻って来れてしまうのが今季の F1 なわけですが、この時点でヴェッテル優勝の目は消えました。
その後ライコネンは快調に飛ばすものの、ハミルトンもほぼ同じペースで追走。しかしメルセデスには追いつけるほどの速さはなく、レースは膠着状態に入ったかに見えました。

でもそこからのメルセデスの戦略が見事でした。ライコネンがハミルトンよりも先にピットインしてボッタスの後ろでコース復帰したのを見るや、ハミルトンにはタイヤ交換させつつボッタスをステイアウトさせてライコネンを抑え込ませます。ライコネンもファステストラップを刻んでハミルトンのアンダーカットを防いだまでは良かったものの、ボッタスの見事なブロックによりハミルトンがライコネンに追いつきます。ライコネンはボッタス攻略のためにタイヤライフを使ってしまい、遂に残り 8 周でハミルトンがライコネンをオーバーテイク。ここで勝負あり、となりました。

ハミルトンは単独ではライコネンを攻略できなかったことでしょう。しかしこういうときの勝ち方を知っているのがメルセデスであり、その戦略を完璧に実行できるのが今や立派な「ミスター・ナンバーツー」となったボッタスです(本人は否定するでしょうが)。メルセデスはロズベルグの引退後は完全にチーム・ハミルトンとして勝ちに行っているのに対して、フェラーリはこの期に及んでまだ二人のドライバーをイコールコンディションで走らせようとしている。残るレース数が限られ、かつハミルトンにポイント差をつけられている状況でフェラーリは今回のような戦い方をすべきだったかどうか?仮にヴェッテルが PP を獲っていれば 1 周目のアクシデントは起きなかったでしょうし、ライコネンに壁役をさせることもできたはず。個人的にはライコネンの 5 年ぶりの優勝を見たかった思いはありますが(笑)、チームとしてはそろそろヴェッテルに集中しないとメルセデスのチーム力に押し切られるのは目に見えています。チャンピオンシップ上はもう 30pt の差が開き、一回ヴェッテルが勝ってハミルトンがリタイアしても逆転しない状況になってしまいました。

また今回どうしても文句を言いたいのはフェルスタッペンです。終盤、ボッタスにオーバーテイクを仕掛けられたところで無理めのライン変更を行った挙げ句に軽く接触し、5 秒ペナルティを受けたところまではまあいいでしょう。しかしその後もボッタスをブロックし続け、ヴェッテルが 5 秒以内に迫ってきてもお構いなしに抑え続けた行為はチームプレイヤーとしてどうなのか。フェルスタッペンがアンフェアなライン変更をかけたのはこれが初めてではないし(あまつさえチームメイトと接触したこともある)、無理にボッタスを抑えず自分のペースを守っていればヴェッテルを抑えて 4 位に入れていた可能性だって高い。
レッドブルがフェルスタッペンと共にチャンピオン奪回を目指すのであれば、ああいう無茶な走りは控えさせるべきだし、もっとレース全体、シーズン全体を見た戦い方ができるよう育成していく必要があります。そういう意味では経験に勝り、レースを大局的に捉えることができるリカルドが来季のレッドブル・ホンダに残留してくれることを期待していたのですが...まあ決まってしまったものは仕方ない。フェルスタッペンの来季の成長に期待するか、いっそガスリーがフェルスタッペンを食ってしまうくらいの展開を期待しましょう。

そしてトロロッソは何とも残念でした。予選はシーズン随一のパワーサーキットでガスリーがまさかの Q3 に進出し、9 番グリッドを獲得。ハートレーは残念ながら Q1 敗退したもののタイム的には惜しかった。
決勝はスタート直後にハートレーがバンドーンとエリクソンに挟まれる格好になってクラッシュ、一周も走れずに戦線離脱。ガスリーはスタートで出遅れた上にコース上でアロンソやリカルドと接触し、マシンにダメージを負ったことでレースペースが伸びず、最終的にはバンドーンよりも後方の 14 位フィニッシュ。なんともツキがありませんでした。
とはいえここに来てチームのマシン理解とセットアップ力が高まってきているのは事実だし、ハンガリー GP 以降のガスリーは何か「覚醒」したような速さを発揮しつつあります。これは残りのシーズンや来季に向けて期待できる要素。特に次戦シンガポールはトロロッソ向きのサーキットと言え、そろそろダブル入賞を...と願っているところですが、果たして。

投稿者 B : 22:10 | F1 | Season 2018 | コメント (0) | トラックバック

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