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2018/11/17 (Sat.)

HDMI コンバータを使って PC モニタにゲーム機を繋ぐ

あと半月ほどで PlayStation Classic の発売日ですが、それに先だってこんなものを導入してみました。

PROSTER / HDMI Converter 4K 対応

PROSTER HDMI Converter

リビングのテレビは家族の誰かが使っていることも多いので、そんなときに自室の PC モニタでゲームをやるために購入。ウチの PC モニタは DVI 入力だけの古いタイプで、PS Classic やミニスーファミをそのまま(HDMI→DVI 変換して)繋ぐと音が出ません。そこで HDMI から音声出力を取り出してくれるこのコンバータを使います。

中国の PROSTER というメーカーの製品で、4K 対応にもかかわらず二千円台という激安。品質は分かりませんでしたがクラシックゲームでそこまで画音質にこだわるわけでもないしと思って Amazon で適当に選びました。天板のプリントに「Sopport」になっているのが最高にカッコ悪い(´д`)。中国製品のパッケージや取説に怪しげな日本語が書いてあるのにはもう慣れましたが、英語のスペルが間違っていて、しかも本体に印字されているのはさすがに萎えますね...。

PROSTER HDMI Converter

コンバータ本体はほぼクレジットカードサイズ。もう一回りくらい大きいのを想像していたのでちょっと驚きました。

PROSTER HDMI Converter

付属品はこれだけ。電源ケーブルは入力側が USB になっていて、汎用の USB AC アダプタに接続するタイプ。AC アダプタは付属しません。
取説は中国語と英語だけで日本語はありませんが、シンプルな製品なので読むまでもないでしょう。

PROSTER HDMI Converter

前面のインターフェースは電源入力と HDMI 入力、それから音声(光デジタルアウト端子)の出力モード選択スイッチがあり、パススルー/強制 2ch/強制 5.1ch から選択できます。

PROSTER HDMI Converter

背面は HDMI 出力、光デジタルオーディオ出力、RCA(アナログ 2ch)オーディオ出力のみ。アナログ出力からアクティブスピーカに接続するか、光デジタル経由でアンプや DAC に繋ぐことになります。ちなみにヘッドホンしか使わないのであれば RCA の代わりにヘッドホンジャックがついた機種もあるので、そっちのほうが配線はシンプルになるでしょう。

私の場合は自作 PC の DAC 兼ヘッドホンアンプとして使っている NANO-D1 に光デジタル経由で接続し、ヘッドホンやアクティブスピーカから鳴らします。最近は光デジタルケーブルで音声を繋ぐこともめっきり少なくなったので、自宅に角形の光ケーブルまだあったっけ?と探してしまいました(まだ持ってた)。

PROSTER HDMI Converter

HDMI ケーブル一本で繋げてしまうテレビに比べると配線がゴチャゴチャしてしまうのが美しくないですが、自室でもゲームができる環境ができて、これは捗ります。久しぶりに小さい画面でプレイするスーファミというのも、高校~大学時代の感覚が思い出されて悪くない(笑。PS Classic が届いたらしばらくこの環境で遊ぼうと思います。

投稿者 B : 22:11 | Game | コメント (0) | トラックバック

2018/11/16 (Fri.)

旗の台 スペイン食堂 石井 その 3

「どこの国の、どんな食べ物であろうと、俺はこういう店が好きだ」

スペイン食堂 石井

この夏に久しぶりに再訪した旗の台の「スペイン食堂 石井」に行きたい!というリクエストをいただいて、数ヶ月ぶりに予約して行ってきました。自分が巡礼し、気に入っている聖地に行きたいと言ってもらえるのは本当に嬉しいですね。

例によって席は予約でいっぱい。私はこの店の前をときどき通りかかるんですが、一時期の混雑は収まったとはいえ相変わらず人気店であることには間違いないようです。

スペイン食堂 石井

スペイン食堂 石井

日によって少しずつ変わる黒板メニュー。
食欲を刺激してくる単語が並んでいて、悩ましい。さあ、どこから攻めるべきか。

スペイン食堂 石井

さておきカヴァ(スペインのスパークリングワイン)で乾杯から。
一杯目にビールじゃなくてスパークリングワインだと、ちょっと特別感があって嬉しくなります。

スペイン食堂 石井

結局、とりあえず「孤独のグルメメニュー」を一通り+α で気になった料理を個別に頼んでいくスタイルにしました。

まずはにんじんサラダから。歯ごたえある人参を酸味強めのドレッシングでいただく。
お通しとか箸休め的な、横にあるとうれしい味。

スペイン食堂 石井

からの、ヒコイワシの酢漬け。おっと人参に続いて酢漬けがダブってしまった。
まあ酢漬けと言いながらも脂の乗ったイワシをニンニク&オリーブオイルでマリネ風に仕上げた感じで、人参とは全く違ううまみがある。
イワシって、おいしいよね。

スペイン食堂 石井

さらにスペイン風カラスミ。珍味中の珍味であるカラスミを大根(蕪?)とマリネにするだけで、地中海の風が吹いてきたぞ。
イワシも含め、ちょっとしたピンチョス感があってワインが進む。こういう前菜、楽しくて好き。

スペイン食堂 石井

調子に乗って二杯目はシェリーなんて頼んでしまうわけです。

普段はあまり飲まない種類のお酒だけに、スペイン料理屋に来たことを実感する味。
シェリー、俺は食べ続けてこんなとこにたどり着いた...。

スペイン食堂 石井

で、ここに来たらこれは絶対食べずには帰れない「長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き」。
生ハムとニンニク、オリーブオイルのうまみを大ぶりのマッシュルームがまるごと受け止めて、えも言われぬ味わい。キノコ類が苦手な私だけど、ここのマッシュルームだけはもう大好物。

マッシュルーム農家の長谷川さん、会ったことはないけどこんなにおいしいマッシュルームを作ってくれてありがとうございます。

スペイン食堂 石井

サルチチョンのレヴェルト。
ふわとろ卵にサラミとエリンギの歯ごたえが加わり、そこに黒胡椒が味を引き締める。バスコ・ダ・ガマに感謝したくなるおいしさだ。

スペイン食堂 石井

黒板メニューに赤文字で「おすすめ!!」と書かれていたマッシュルームのポタージュもいただいてみました。あのオーブン焼きのマッシュルームでスープを作ったのなら、うまくないわけがない。
マッシュルームのやさしいのに濃厚な味わいが凝縮されていて、本当に幸せになる味。冬場は毎日でも飲みたくなりそうな、忘れられないポタージュ。

スペイン食堂 石井

いやあ、これはお酒が進んじゃいますね。
この店はスペイン系らしく魚介系のメニューが豊富だから、迷わず白ワインのボトルを投入していきます。

スペイン食堂 石井

五郎メニューの中でもこれは今まで頼んだことなかった「タラのアリオリオーブン焼き」、

タラにはトマトやオリーブオイルのうまみが、トマトにもタラのうまみが移ってどこを食べてもうまい。
まさにスパニッシュギターとダンサー。トマトの舞台で、タラがフラメンコを踊っている。

スペイン食堂 石井

さらに「これ絶対うまいやつだ」という確信があったカキとベーコンのアヒージョ。
このグツグツ感に黄金色に輝くカキ、見た目からして大当たり。

おいしいです、ほんとに...これ。

スペイン食堂 石井

そして本命サルスエラ。
殻つきのエビがどーんと乗っかっている、このスペイン料理の王様感。

具もスープも、どこをとってもうまい。
まるで地中海そのものを食べているかのようだ。

スペイン食堂 石井

〆はもちろんイカスミのパエリア。
ここのイカスミ、濃厚でいろんな海のうまみが凝縮されているけど、ほんのり甘い。そこにアリオリソースのパンチが組み合わされて、いくらでも食べられそうなうまさ。

そういえば今気づいたけど、スペイン語のアリオリ(alioli)ってイタリア語の「アリオ・オリオ(aglio olio)」と同語源だから、ニンニク&オリーブオイルってことなんだよな。どの料理にもほぼアリオリが使われていて、明日の体臭はちょっと気になるけど、だからこそうまい。

旗の台に、アリオリはべりいまそかり。

スペイン食堂 石井

最後はエスプレッソ。

ここの店、食後はすぐに帰るんじゃなくてコーヒーでもいただきながら余韻を楽しんでいたくなる。うまみの強い料理と温かい空気感がそうさせるんだろうなあ。
店名のとおり、恰好をつけず、これ見よがしでなく、正直で、謙虚で、等身大のおいしさが追求されている。『孤独のグルメ』を象徴するようなお店の一つだと思います。

幸せな時間を過ごさせていただきました。機を見てまた来ます。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:スペイン料理 | 旗の台駅荏原町駅荏原中延駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/11/15 (Thu.)

AQUOS R2 compact

「AQUOS R2 compact」登場、片手に収まるコンパクトボディに5.2型IGZO搭載 - ケータイ Watch
軽さの次は"片手"、日本人に向き合うシャープ「AQUOS R2 compact」 - ケータイ Watch

AQUOS R2 compact

来年早々に私のスマホの二年縛りが切れるため、そろそろ具体的に買い換えを検討しています。今使っているのは Xperia XZ+Xperia Z5 Compact の二台体制。XZ は docomo モデルを買いつつ MVNO SIM で運用しているので、実質的なメインスマホは買って三年経った Z5 Compact。RAM2GB というあたりがいい加減辛くなってきたのでこれを買い換えたいんですが、ちょうどいい乗り換え先がない状況でした。これくらいのサイズの端末が私の手には馴染むんですが、XZ2 Compact は Z5 Compact よりも 30g 重く、3mm 以上分厚い。そもそも Galaxy の劣化コピーみたいになってしまった XZ2 以降の Xperia はいよいよ買う気がしなくなってしまったし。

そんな中で、Z5 Compact とほぼ同じサイズ感・重さで出てきた AQUOS R2 compact は絶妙なポジションの機種だと思います。シャープの小型スマホはこれが初めてではありませんが、Xperia があんな感じで iPhone SE の後継も出ない今、ほぼ唯一の選択肢。全体的に大画面化・縦長化が進むスマホのトレンドにおいてこの方向性が正しいかは何とも言えませんが、小型スマホ愛好家としてはよくこの機種を出してくれたと言いたい。SDM845、RAM4GB、フル HD+ 解像度のディスプレイ、とスペック的にはまあ十分。アウトカメラがシングルという点だけがやや物足りない、といったところでしょうか。

三大キャリアの顔色をうかがいながら何の特長もない端末を作るようになってしまった Xperia に比べると、SIM フリー市場への参入や日本市場にフォーカスした端末の投入など、それが成功するかはさておき「他のメーカーがやらないこと」をやって独自のポジションを築きつつあるシャープのやり方は一理あると思っています。
AQUOS R2 compact の販路は当面はソフトバンクのみとのことですが、SIM フリー機としての発売も予定しているということなので、しばらく様子を見てみることにします。

投稿者 B : 22:22 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック

2018/11/14 (Wed.)

映画『聲の形』

二年前の劇場公開時には他に観たい映画がいろいろあってスルーしてしまっていましたが、今さらながら鑑賞。

映画『聲の形』

映画『聲の形』Blu-ray 通常版

聴覚障害をもつ転校生・硝子へのいじめの主犯格だった小学生時代の主人公・将也。そのことが学校で問題となり、同級生や教師からも全ての責任を押しつけられたことで、将也は罪悪感と人間不信から心を閉ざしてしまう。やがて高校生になり、硝子との再会をきっかけに彼を取り巻く人間関係が変わり始めて...という話。
あまり予備知識を入れずに見たので、聴覚障害が題材のアニメ映画だという程度の認識しかありませんでしたが、爽やかな感動青春モノっぽいキービジュアルとは裏腹に重たい作品でした。障害やいじめを扱うとどうしても重くなりがちなものですが、それよりも傷を持つ思春期の心のぶつかり合いが重い。

障害をもつけどとにかく人当たりの良い女の子。典型的なガキ大将タイプ。気弱だけど誰にでも分け隔てなく優しい子。ちょっとスレた、女子グループのリーダー的存在。外見も性格も欠点の見当たらないお嬢様タイプ。など、登場人物はどこか一昔前の漫画/アニメのテンプレ的なキャラクターばかりですが、それぞれ第一印象とはちょっと違う内面を持ち、物語内の時間の経過に伴って成長・変化していきます。ステレオタイプに見えつつも実は複雑で外からは理解できない瞬間もあるこの年代の心理描写が見事。基本的には将也の視点で描かれるため、内面を直接吐露するのは将也くらいですが、ちょっとした表情や仕草、溜め、といったもので機微が表現されているのがすごい。と思ったら、キャラデザがいつもと違うから途中まで気付かなかったんですが、これ京都アニメーション制作なんですね。

私は「いじめはされる側にも原因がある」とも「障害者は常に無謬であるべき」とも思いませんが、センシティブな故に当たり障りのない綺麗事でまとめられがちなこういうテーマの作品で、加害者・被害者(登場人物の一人はそのどちらでもある)の心境がフラットに描かれている点は率直に良いと感じました。精神がネガティブなときって何でも自分が悪いと考えがちだし、人の顔まともに見れないし、よくわかる。一方で加害側の「自分は悪くない」的な発想や、傍観者がつい見て見ぬふりをしてしまう状況も理解できる気はする。そのあたりの客観性をもった表現が秀逸です。

あくまで 130 分の映画の尺の中で描かれる物語なので具体的な成長の描写は将也・硝子の二人にフォーカスが当たっています。それ以外に明確な変化や成長が感じられるのは植野・佐原くらいで、真柴あたりは最後までどんな奴なのか解らずじまいでしたが、原作漫画ではそのあたりまである程度描写されているようですね。そんな中で、個人的に印象深かったのが硝子の妹・結弦(ゆづる)。彼女自身が狂言回しの役どころでありながら、物語を通じて最も変化・成長するキャラクターであり、見ていて飽きない。誰が声を当てているのかと思ったら悠木碧さん。今までまどマギのイメージくらいしかありませんでしたが、こんな中性的な声も出せるんですね。『SSSS.GRIDMAN』のボラーちゃんくんといい、同時期にこういう方向性の演技を立て続けに聴いて驚きました。

いじめに関する描写はストレートに痛いし、思春期らしいトゲトゲした言葉の応酬も刺さってくるし観終わった後はドッと疲れる「重い」作品ではあります。それでも救いはあるし、そうやって通り過ぎていくのが青春でもある。観るのにはけっこう体力を要するけど、良い映画だと思います。

投稿者 B : 22:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

F1 ブラジル GP 2018

F1ブラジルGP決勝:ハミルトンが今季10勝目。フェルスタッペンはスピン後に猛追も優勝逃し2位

ブラジル GP はハミルトンの優勝やメルセデスのコンストラクターズタイトル獲得よりもフェルスタッペンが話題の中心だったと言えます。

予選から 0.5 秒の中にトップ 6 がひしめくという接戦で誰が勝ってもおかしくないレースでしたが、決勝はスタート直後からフェルスタッペンが絶好調。ボッタスやヴェッテルを真っ向勝負でオーバーテイクするキレの良い走りで、40 周目にはハミルトンさえもオーバーテイクして首位に。まるで今季のチャンピオンはハミルトンではなくフェルスタッペンだったかのような力強さでしたが、その数周後に周回遅れのはずのエステバン・オコンと接触、スピンしてポジションを失います。どうやらタイヤを労りつつ走るフェルスタッペンに対してタイヤ交換直後だったオコンのほうがペースが速く、ラップダウンを取り戻そうとして仕掛けたようですが、いくらなんでもラップリーダーに対して行って良い行為ではなかったなと。チェッカー後もオコンはレースを台無しにされたフェルスタッペンに対して謝るどころかまるで挑発するような半笑い。個人的にはオコンの速さは買っていて、来季のシートが見つからないことに対しても同情的に思っていましたが、今回の行為はさすがにいただけません。レース後にフェルスタッペンがオコンを小突いた行為も褒められたものではないけど、気持ちは解る。オコンについてもシートが決まらずに焦る気持ちがあったのかもしれませんが、こんなんじゃちょっと応援できないなあ...。

結果的に 2 位フィニッシュだったとはいえ、今回のフェルスタッペンは完全に優勝に値する走りでした。完勝した前戦メキシコも含めダウンフォース量が物を言うサーキットで RB14 との相性が良かったのでしょうが、D・リカルドのお株を奪う見事なオーバーテイクといい、何か一皮むけたんじゃないかと思わせるモノがありました。今季は無謀とも思える接触が多くて来季のエースドライバーとしては不安の方が大きかったですが、このメキシコ~ブラジルのような走りが続けられるのであれば、その資格があると言えます。
またここにきて戦闘力を増しているように見えるレッドブルの来季には期待ができそうですね。過去の例を見ても、シーズン終盤に連勝あるいはそれに相当するレースができるチーム/ドライバーは翌年も強いことが多いですし。ホンダとのジョイントに向けていい兆候が感じられたのが、このブラジルにおけるレッドブル&フェルスタッペンにとってのせめてもの救いでしょうか。

ハミルトンはこのレースを勝ってコンストラクターズタイトルを決めましたが、アメリカ大陸に渡ってからのメルセデスはどうもセットアップを決めきれず、事実上フェラーリやレッドブルの後塵を拝しています。まあ今季のメルセデスはシーズンを通して最速マシンだったわけではなく、敵失を見逃さずに勝てるチームとしての総合力と「ハミルトン一点集中」で勝ったと言って良い。ただマシンが最大限熟成されたはずのこの時期に失速が目立つのは、来季に向けての不安材料になりそう。ホンダファンとしての願望も含め、来季は今季以上に三つ巴の接戦になってもおかしくありません。

トロロッソは比較的良かったメキシコとは対照的に、予選はまずまずだったのに決勝では見るべきところがないくらいに失速したグランプリでした。ガスリーはストレートスピードがないことを訴えていたようですが、結局は手持ちの材料を使い切れていないチーム力の問題なんだろうなあ。レースによって浮き沈みが激しいのが今年の中団争いの厳しさとはいえ、その中でもトロロッソには安定感がなさすぎる。来季は今まで以上に「レッドブルの B チーム」として開発やデータ採りに比重が置かれそうなだけに、アブダビでは最後に良いところを見せてほしいところです。

投稿者 B : 21:57 | F1 | Season 2018 | コメント (0) | トラックバック

2018/11/13 (Tue.)

カメラのゴム部白化をミューズで解消

レンズのゴム部の白濁化は薬用ミューズで直る?: mono-logue

少し前に Twitter で話題になっていた「カメラのズーム/フォーカスリングのゴム部白化はミューズのウェットティッシュで拭けばきれいになる」という話。そのうち自分でも試してみようと思っていたら先にサイカ先生に記事化されてしまったので(笑)、私も追試してみました。

EF70-200/F4L

私が愛用している EF70-200/F4L はサイカ先生のよりも一世代古い IS なし版。もう十年以上使っていますが、手ブレ補正こそないものの描写の安定性からここ一番では必ず持ち出すレンズです。まあ最近は α7 III+FE 70-200/F4G に出番を奪われがちですけどね。手持ちのレンズ群の中でも最も長く使っているレンズのひとつだけに、ゴムリングの白化はちょっと気になっていました。

アース製薬 / 薬用せっけんミューズ どこでもウェットクロス

薬用せっけんミューズ どこでもウェットクロス

おそらく知らない人はほぼいないであろう「薬用せっけんミューズ」ブランドのウェットティッシュ。近所のドラッグストアを数軒回ってみたら一軒に置いてありましたが、最も内容量の少ない 10 枚入りで ¥188、ってのはちょっと高価い。Amazon だと 40 枚入り×2 パックで ¥400 だったりするので、探す手間も考えれば通販で買うのが良いでしょう。

クロスはけっこう丈夫な素材で、カメラをゴシゴシ拭いてもそう簡単には破れません。

EF70-200/F4L

EF70-200/F4L のビフォー。ときどきメンテナンスしていたこともあって十数年使っているわりにはキレイなんじゃないかと自負してはいますが、それでもリングに刻まれたローレットの凹部に白い汚れのようなものがこびりついているのが分かります。この白いものはブルーミング現象(ブルーム)と呼ばれ、ゴムの成型時に使用された添加剤が表面に浮き出てきて結晶化することで発生すると言われています。このブルーム自体がゴムの皮膜となって劣化を防ぐ効果もあるため、必ずしも悪いものではないようですが、少なくとも美しくはありません。

EF70-200/F4L

ウェットクロスで拭き、表面についた水分を乾燥させたところ。見事にキレイになっています。

単に水拭きしたからキレイになったというわけでもなさそう。推測ですが、ウェットクロスの液体に含まれている界面活性剤(ラウリル硫酸アンモニウム)がブルームの成分を分解除去したということでしょうか。ちなみにこの界面活性剤は主にシャンプーや石鹸の基剤としてつかわれるものらしく、ミューズブランドの製品ならではの効果と言えそう。通常のアルコール/ノンアルコール系のウェットティッシュと比較してみてはいませんが、ここまでの効果は出ないのではないでしょうか(水拭きした分の効果は出るでしょうが)。

SIGMA 50-500OS

続いて私が最もハードに使っているレンズ、シグマの 50-500OS(そろそろ 60-600 Sports あたりに買い換えたい)。
ゴムの凹凸がキヤノンよりも細かいのでパッと見では気付きにくいですが、これもまたゴム部が白化しています。特に普段あまり触らないフォーカスリングの白化がすごい。

SIGMA 50-500OS

ビフォーアフターが判りやすいよう、向かって右半分だけを拭いてみました。どーですかこの差!
まあこのレンズに関してはブルーミングだけでなく砂埃などの細かい汚れもいろいろこびりついていたようで、拭いたらウェットクロスが真っ黒になりました(笑。オフロードレースを撮りに行くと一発でホコリまみれになるんですよね。

今までレンズのゴム部の清掃には使い古しの歯ブラシとかを使っていましたが、もう今後はミューズ一択と言いたいレベルでキレイになっています。

Touit 32/1.8

ちなみにゴムと言えば...と思ってツァイス Touit でも試してみましたが、差が分からない(;´Д`)。
こののっぺりとしたフォーカスリングのゴム、改めて触ってみると他社のレンズよりも軟らかいゴムを採用しているせいか、買って 4~5 年経っている割にブルーミングは発生していません。ゴムの材質の違いと凹凸がないためブルームが出にくい/溜まりにくいのでしょうか。ただこのゴムには白いホコリが付着しやすいので、そういう意味でミューズで清掃は意味があります(ぉ

EF70-200/F4L

さすが薬用石鹸の代名詞、ミューズの力は伊達ではないことが分かりました。カメラ用品ではありませんが、これは蔵 CURA のレンズクリーナーと同じくカメラメンテナンス用品の定番として常備しておきたいところ。そろそろ「大掃除」というキーワードが気になる時期でもありますし、年末に向けて防湿庫の中身のメンテナンスに一ついかがでしょうか。

そういえば定番ブランドのカメラメンテナンス用品としては、ケンコーがレック社との協業で発売している「激落ちくん」もありますが、これは激落ちくんのブランドイメージが強力すぎてレンズのコーティングまで落ちそうで、試すのが躊躇われるんですよね(ぉ。

投稿者 B : 23:50 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/12 (Mon.)

次第に色づく秋

次第に色づく秋

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

11 月も中旬に入り、都内の木々も徐々に色づいてきました。紅葉の見頃にはまだ遠いものの、風景がすっかり秋になったことを実感します。
銀杏が真っ先に黄色に染まり、他の種類の木が後を追いかけている感じ。

次第に色づく秋

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

毎年恒例のカワセミの時季にはまだ少し早いし、葉の色づきもやや中途半端でカメラを持って出かけてもイマイチ撮るものが見当たらない。
そこでこの微妙な紅葉具合こそ今撮るべきものでは?と発想を変えてレンズを向けてみました。

次第に色づく秋

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

都心の見頃はあと二週間後といったところでしょうか。今年は暖冬らしく、本格的な紅葉にはもう少し時間が必要なのかもしれません。

いっぽうで今年は久しぶりに紅葉を撮りに遠出してみたい気分にもなっています。さて、どこに行こうかな。

投稿者 B : 23:40 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | α7 III | コメント (0) | トラックバック

2018/11/11 (Sun.)

Peak Design ANCHOR LINKS 追加購入

Anchor Links の銀一限定ブルーモデルをもう 1 セット追加で購入しました。

Peak Design / Anchor Links GIN-ICHI Corp. 60th Anniversary Limited Edition

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

手持ちのカメラストラップを何本かアンカー対応にしたかったので、どうせなら限定モデルが残っているうちに買っておこうということで。銀一ダイレクトショップでは速攻完売してしまいましたが、ヨドバシ・ドット・コムではそれなりに潤沢に在庫があるようです。これはもしかすると、私と同じく販路が分からないから直販で買っておこうというユーザーが多かったのでしょうか。

Anchor Links

Anchor Links は EOS 5D Mark III で使っている JETGLIDE 2 を脱着可能にするのに使用しました。ただキヤノン製カメラにつけるならアンカーは赤だよね、ということで青いアンカーは別のカメラに回します。JETGLIDE 2、スライド式ストラップとしては非常に使いやすく、ストラップ部分だけは Peak Design 製品よりも気に入っているくらい。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

結果的にアンカーリンクスヨドバシ・ドット・コムのレビュー欄にはいつもの三人が並ぶことに(笑。ひら P nano も三人お揃いになってしまったし、行動パターンが似すぎるのも考え物ですね...。

投稿者 B : 22:11 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/10 (Sat.)

Yongnuo YN450

超ド変態Androidミラーレス「Yongnuo YN450」、LTE内蔵・キヤノンのレンズを交換可 - すまほん!!

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中国・深センの光学メーカー Yongnuo が EF マウントに対応した Android 搭載カメラ「YN450」を発表しました。

Qualcomm のオクタコア CPU に Android 7.1 Nougat、パナソニック製マイクロフォーサーズセンサを搭載しつつ EF マウント対応。かつインカメラも搭載して自撮りも可能という、言ってみれば「スマホのアウトカメラをレンズ交換式にした」という今までありそうでなかった製品です。超ド変態かどうかはさておき、今まで誰でも思いつきながら実製品としてはあまり例がないという意味でかなりユニークな製品と言えます。

Android 搭載カメラは今までニコン(2012 年)とパナソニック(2014 年)がコンパクトデジカメで、サムスンが 2013 年にレンズ交換式「Galaxy NX」を製品化した経緯はあります。実際に 2012~2014 年頃は若干そういった潮流が感じられたものの、その後のカメラ業界はとりあえずスマホに Wi-Fi/Bluetooth で繋いでその先のネット接続はスマホに任せる方向性で割り切ってしまったようでした。新しい方向性を模索するよりは既存の価値観の中で高付加価値なものを...というのが今年のフルサイズミラーレス全盛の時代に繋がっていると言えます。実際に Android を搭載した各社のカメラは売れたという話をとんと聞きませんし、同時期に非 Android プラットフォームで似たようなことをやろうとした α の PlayMemories Camera Apps もほぼ終息しており、非常に淋しい状況。そんな中でこの YN450 やツァイス ZX1 のような製品が出てきたのは、突然変異的で非常に興味深いものと言えます。

YN450 は Android 当サイトはいえ Google Play ストアに対応するかは不明。ですが、汎用 OS を搭載するということは編集や現像に使えるアプリの選択肢が広いということですし、新しい SNS や写真アップロードサイトにも柔軟に対応しやすいのがメリットです。ツァイス ZX1 の詳細は現時点では明らかにされていませんが(UI からして Android ベースである可能性は高い)、自由にアプリを入れられるわけではなさそうなので Lightroom で現像した後にシェアする先はある程度限定されそう。いずれにしても、最近のカメラが既存のカメラの価値観の中で閉じすぎていて面白くないと感じていた身としては、ものすごく気になるカメラではあります。

個人的に残念なのは YN450 が搭載するセンサが m4/3 である点。まあ本体サイズ的にバランスが良いのは m4/3 でしょうが、EF レンズを APS-C で使うのでさえもったいないのに焦点距離が 2 倍相当になってしまう m4/3 はさすがに扱いづらい。だって EF16-35/F4L をつけたって 32-70mm 相当になるわけで、広角レンズの選択肢が限られすぎます。EF-S10-22mm を標準ズーム相当として使うくらいでちょうど良い感じ。この辺はまあ Yongnuo 自身がキヤノン/ニコンの互換レンズを発売している関係でこうなっているんでしょうねえ...。

実際に発売されたとしても、技適等の関係で日本向けに正式販売されることはあまり期待できないんだろうなあ。とはいえ気になるカメラではあるので、少し動向を追っかけてみようと思います。

投稿者 B : 22:45 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/11/09 (Fri.)

日本橋 レストラン 桂

久しぶりに日本橋方面に出る予定があったので、ランチは以前から気になっていたこちらのお店へ。

レストラン 桂 (カツラ)

レストラン 桂

コレド室町の真裏という好立地にひっそりと営んでいる老舗の洋食レストランです。再開発ですっかり近代的になってしまった日本橋において、昔ながらの佇まいを残している貴重なお店。

レストラン 桂

店先にはガラスケースの中に食品サンプルが。洋食店の定番メニューが並んでいて、どれもそそられる。ただ、後述するとおり実際の料理はこの食品サンプルとは比較にならないくらいおいしそう。

レストラン 桂

ランチメニューには鮭のバター焼、ポークカツレツ、ポタージュスープ、有頭エビフライなど魅力的な単語が並んでいて心躍ります。これは早速入ってみるしかありません。

レストラン 桂

店内も外観に負けず劣らず昔ながらの洋食レストラン感。ほんのりと上品さが漂っているあたりはさすが日本橋の老舗といったところ。演出されたレトロ感なんかとは全然違う、長年培われてきた歴史を感じます。
時間はまだ 11 時半にもなっていないというのにテーブルがほぼ埋まろうとしていて、日本橋界隈の人々に愛されていることが分かります。

注文を済ませると、自分の母親よりも明らかに年上の店員さんが「スポーツ新聞、お読みになりますか?」。予想しない単語を向けられて一瞬理解ができなかったけど、他の一人客のおじさんが軒並みスポーツ新聞を読んでいるのはそういうことか(笑。

レストラン 桂

料理に先立ってナイフとフォークが出てくるわけですが、その下には三角に折られた紙ナプキンが敷かれていました。
そうそう、こういう店に来たら、こうでなくちゃ。

レストラン 桂

ランチメニュー以外のレギュラーメニューもたくさんあって迷いに迷った挙げ句、頼んだのはランチの最上段にあった「鮭のバター焼とポークカツレツ」の盛合せ。洋食の定番メニュー、かつ焼き物と揚げ物を 900 円で両方味わえるお得感を選びました。

レストラン 桂

鮭のバター焼、ナイフを使わなくてもフォークだけでほろほろ崩れるほどの柔らかさ。それにタルタルソースの優しい酸味がうれしい。
初めて来たはずなのに昔からずっと知っているような、ほっとする味。

レストラン 桂

ポークカツレツにも自家製と思われるデミグラスソースがたっぷり。その後ろに控えているのがこれまた洋食レストランらしいナポリタン。新橋あたりでガッツリ食べるナポリタンもいいけど、こういう店でちょっとついてくるナポリタンもまた、ありがたい。

レストラン 桂

カツレツなのに「ふわっふわ」と表現したくなるほど、肉まで柔らかい。デミグラスソースは丁寧な中にも素朴さが感じられる味で、カツレツを優しく包んでいます。ああ確かにこれはトンカツではなく「ポークカツレツ」なんだなあ。

レストラン 桂

店構えや店員さんたちの雰囲気からも滲み出ている優しく、ゆったりとした空気が料理の中に閉じ込められているかのようなランチでした。お腹が満たされた以上に心が癒やされた気がします。
他のランチメニューも気になるし、ビーフシチューなんかもすごくおいしそう。夜はコースもやっているというし、もう一度と言わず二度三度繰り返して来たいお店でした。

店員のみなさん、身体に気をつけてこれからもお店を続けていってくれると嬉しいです。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:洋食 | 三越前駅新日本橋駅日本橋駅

投稿者 B : 22:45 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

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