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Dancing Crab

カニ食べに行こうぜ!というお誘いをいただいて、先日こちらのお店に行ってきました。

Dancing Crab(ダンシング・クラブ)

Dancing Crab

新宿駅東口を出てすぐのところにあるこの店。「ダンシング・クラブ」という名前からして、カニの躍り食いをするのか踊りながらカニを食べるのか分かりませんが、少なくとも「カニを食べる」から一般的に想像されるのとは店構えからして異なります。店内からは大音量の音楽が聞こえ、店員さんやお客さんの年齢層も自分より明らかに若い。入る前からなんだか敗色濃厚な気配が漂っていますが、ままよ!とばかりに飛び込んでみました。

注文は、カニやエビ、貝などの魚介類とソースを選ぶだけ。でもアラカルトで選ぶのは大変なので、基本的には「バッグ」と呼ばれる基本セットか「コンボ」というスペシャルセットから選ぶのが良さそう。

Dancing Crab

ま、とりあえず乾杯。クラブ(カニではない方)のような音楽がずっと流れているので、気後れしながらもちょっとずつテンションが高まっていきます。
なおお客さんの大半はお店から提供されるカニのカチューシャを装着して食べています。ここで恥ずかしがるよりは、思い切って乗っかってしまうのが楽しむコツと言えます。

Dancing Crab

まずはシーザーサラダから。お皿ではなくペーパーバッグに包まれた状態で運ばれ、テーブルの上で広げてチーズを削るスタイル。
そもそもテーブル自体に防水コーティングされた使い捨ての紙クロスが敷かれていて、料理はとにかくこの上にサーブされていきます。しかもナイフやフォークもなく、サラダから手づかみで食べるのがこの店のお作法。サラダを手で食べたことなんてないから最初は躊躇しますが、すぐに慣れます(笑


Dancing Crab

そして魚介が運ばれてきました。こちらは日替わりオマール海老入りのコンボバッグ、辛口シグニチャーソース。
ボイルしたカニやエビ、貝類が豪快にソースで和えられたもので、見た目はむしろケジャンっぽい感じ。
これまたプレートも何もなく、テーブルの上にそのままサーブされます。

Dancing Crab

中にはどーんとオマール海老(ロブスター)が一尾。
日本だとロブスターを食べる機会なんて限られているので、こうして殻つき・爪つき・頭つきで出てくると盛り上がります。

Dancing Crab

それからベーシックバッグのレモンガーリックソース。
インパクトのある具は入っていませんが、トウモロコシやベーコンが入っているのがちょっと嬉しい。辛口シグニチャーソースとは全然違う旨味系ソースが味覚をリセットしてくれます。

Dancing Crab

お店から与えられる武器はこれだけ。カニフォークとハサミのハイブリッド食器。
殻を割ったりほじったりするのに使う以外は全部手づかみで行け!というメッセージです。

Dancing Crab

そうなるとテーブルの上は当然こんな感じになるわけです。
「会食なのに手づかみ」なんて経験は今までしたことがありません(笑。これはいろんな意味でカルチャーショックを受ける体験。
でも、なんだか楽しくなってきちゃったぞ。

Dancing Crab

とはいえカニやエビの解体ってけっこう大変で、つい無言で集中してしまいます。「面倒な相手を接待しないといけないときは、カニでも食わせておけ」と言われる所以ですが、そんな静かになりがちなカニ食を BGM で強制的に騒がしく、楽しくしてしまうスタイルは斬新すぎる(笑。
でも辛口シグネチャーソースはニンニクと唐辛子が食欲をそそるし、レモンガーリックソースもニンニクのパンチが効きつつ後引くうまさで、これは確かにおいしい。止まらなくなっちゃいます。

Dancing Crab

食事中、定期的にスタッフによるパフォーマンスタイムが挟まれます。なんか新宿東口なのに歌舞伎町か六本木に来たような気分(笑。
パフォーマンスは単なるダンスタイムだったり、スパークリングワインやテキーラのサービスタイムだったり、お客さんのバースデーサプライズだったり様々。スタッフが各テーブルにハイタッチして回る時間もあったりして、こちらも「ウェーイ」というテンションになることを強いられます。

Dancing Crab

そんなわけでハイボールでも飲んでテンション高めていかないと追いつかない(笑。
でもカニもエビも確かにうまい。これだけ豪快に魚介類を食べる機会もそうそうなく、手づかみで食べるという行為もふまえると気持ちがワイルドになってきます。

Dancing Crab

「このソースとカニ味噌、パンにつけて食べたら絶対おいしい」という意見に従って追加注文したバターチーズトースト。
これが大正解。テーブルの上に残っているソースまで、余すところなく堪能できます。

Dancing Crab

というわけで完食。いやあおいしかったし、楽しかった。
「テーブルの上にわさっと広げられた魚介類を、みんなで手づかみで食べる」というのはある程度親しい間柄でないと抵抗があったりするものですが、気の置けない仲間との親密さがさらに深まったような気がしました。

正直言って、お店に入る前は普段行くような店とあまりに雰囲気が違って「まじか」と思いましたが(笑)、いざ飛び込んでみるとなかなか楽しかったです。何より魚介類がおいしいというのがポイント高い。誘われなければ行くことがないお店だったかもしれませんが、行ってみて良かった。

ちなみに、手づかみという話を聞いて私はあらかじめカメラのグリップ~シャッターボタンあたりをラップで巻いて汚れ防止してから臨みました(笑)。結果的にカメラの汚れは最小限に抑えられましたが、帰宅後にミューズでよく拭いてもソースの匂いが微妙に残っているという(;´Д`)。写真を撮りたければ完全防水のカメラかスマホを持ち込んで、帰宅後によく洗うのが良いのかもしれません。

何かのパーティーがてらもう一度行ってみても良いかな。
ごちそうさまでした。

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