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EOS RP

キヤノン、カジュアル志向のフルサイズミラーレス「EOS RP」 – デジカメ Watch

EOS RP

しばらく前からリークされていたキヤノンの「EOS RP」が正式発表されました。

初代 EOS R からほんの半年足らずで早くも二号機。後継機種ではなくエントリーモデルという位置づけですが、EOS R よりも一回り小型軽量化してポジショニングを明確に分けてきていて、これがなかなか面白い。カメラの中身的には 6D Mark II のセンサ+EOS R の処理系+ソフトウェアという感じで目新しさはせいぜい瞳 AF がサーボ AF に対応したところくらいでしょうか。でもボディ単体で 500g を切るフルサイズミラーレスは実に初代 α7 シリーズ以来であり、初代 α7 の方向性に共感しながらもその後の大艦巨砲主義への転換に違和感を抱いていた身としては、五年ぶりにこういうコンセプトのミラーレスが出てきてくれたことが嬉しい。価格帯も初代 α7 の出始めの頃と同じレンジだし、ちょうど今すっぽり抜けている商品ラインなんですよね。動体撮らないから十万超えの APS-C 機を買うくらいなら EOS RP、というニーズはそれなりにあるんじゃないでしょうか(一方で、中古の初代 α7 なら今四万円台から買えてしまう、というのも恐ろしい話ですが)。
ともあれ市場が縮小して各社いろいろと厳しい中でもこうやってちゃんと方向性を分けた商品を出せるあたりがキヤノンの底力。カメラメーカーの中では最も長期的に市場を見据えている、という印象を受けます。

最近 α7 III でも持ち出すのが億劫なことが少なくない私としては、EOS RP の位置づけはすごく気になるところ。もっと言えば EOS 5D3 も最近ほとんど使ってないわけで、レフ付き EOS 一式を手放して RP+レンズに乗り換えるという選択肢がないわけではない。ただ今後も 2 マウント体制を維持し続けていく自信はないし、何より 5D4 一式を手放して R を買った某思い切りのいいパイロットほど見切りが良いわけでもなく、ちょっとウジウジ考えてしまっています。ここで α7 III+EOS RP 体制にするくらいなら、5D3 一式を売り払って E マウントレンズ群を充実させた方が満足度が高いのでは…とも。

そこでちょっとニクいと思ってしまったのが EOS RP のレンズキット構成。ボディ単体販売のほかは、標準ズームではなくなんと RF35mm レンズやマウントアダプタがキットになっているんです。これはとりあえず EOS RP+RF35mm の最小構成で楽しみつつ、他は必要に応じて EF マウント使ってその気になったら RF レンズに移行してくださいねというキヤノンからのメッセージ。これは使用頻度の落ちている 5D3 だけ RP に買い換える、というのはアリか…?


キヤノン、フルサイズミラーレス用RFレンズ6本を予告 – デジカメ Watch

RF24-70mm F2.8L IS USM

ボディの発表と同時に開発中のレンズも予告されています。F2.8 通しズーム三本に高倍率ズーム、大口径ポートレートレンズ二種。EOS R と一緒に出てきたのが定番レンズ二種+2フラッグシップレンズ二種だったことを考えると、大三元+高倍率ズーム+85/1.2 というのはセオリー通り。小型軽量な RP と同じタイミングで出てくるのが大型のレンズばかりというのはちょっと皮肉ですが、EF-M よりも順調にレンズが揃いつつあるのがキヤノンの本気度でしょう。
個人的には、もし RP を買うなら RF35mm と RF24-240mm があればあとはマウントアダプタでそこそこ満足してしまえそうな気もします(α7 III との併用前提ですが)。逆に言えば、RF24-240mm が出るタイミングで、少し価格がこなれているであろう RF と一緒に買うのが良いのかもしれません。

あ、まだ買うとは言ってませんよ。

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