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TFZ T2 Galaxy のイヤーピース換装

先日購入した TFZ T2 Galaxy と手持ちのイヤーピースを取っ替え引っ替えしながら聴き比べてみました。

TFZ T2 Galaxy IEM

試したイヤーピースは本体付属品 2 種(小口径タイプ/大口径タイプ)、ソニーのトリプルコンフォートイヤーピース、そして最近特に気に入っている Crystal Tips の 4 種類。あくまで主観になりますが、自分にとってどれが最も好みかという視点で比較試聴しました。

■付属イヤーピース(小口径タイプ)

出荷時点で装着されているイヤーピースなので、これが比較のベースになります。

聴いた感じはさほど特徴を感じるわけではないものの、イヤホン自体の音の押し出しが強いため、これだけでもけっこう聴ける音。特に中域のヴォーカルが前面に出てくるためポップス/ロック用としては悪くない。
低音は出ていなくはないけど、やや腰高に聞こえます。一方で中高域がシャリ感というか、ちょっとカサカサした質感の音に感じて、女性ヴォーカルものを聴くならもう少ししっとり感が欲しい感じ。


■付属イヤーピース(大口径)

ステムの直径分がまるまる開口しているせいか、ドライバをそのまま耳に突っ込んで鳴らしているようなダイレクト感あり。小口径タイプに比べて低音の減衰が少ないようで、全体の音のバランスはこちらのほうが好み。
ただし元々押し出しの強い音がさらにプッシュされてくる印象で、長時間聴いていると疲れそうな感覚もあり。

なお開口が広い分、ステム自体を外耳道により深く挿入する必要があるせいか、フィット感にやや難あり。私は L サイズにしたほうがフィット感・密閉感があって良かった。ただし L サイズにすると低音が若干ブーミーになる印象。

■ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース

付属品に比べて密閉度が高まるためか低音にシッカリ感が出てくる。個人的にはこのくらいのバランスが好み。中高域もカサカサ感が減ってしっとり滑らかに感じる。
すごく特徴があるわけではないが、付属イヤーピースの欠点をうまく補ったバランスの良い音。また(私は長期間このイヤーピースを使っていて慣れているからかもしれないが)フィット感や遮音性が高く、長時間でもつけていられそうな安心感がある。

■Crystalline Audio / Crystal Tips

ウレタンフォーム系だけあって、期待したとおりベースラインやドラムに骨太感が出てくる。かといって低域がブーミーになるほどではなく、いっぽう高域もさほど減衰しないのが Crystal Tips の良いところ。
ややドンシャリ寄りにはなるものの、個人的には最も愉しく聴けるのがこのイヤーピース。遮音性も高いため、飛行機や地下鉄に乗るならこれ。

…という感じで、音の好みだけで言えば Crystal Tips がベストと感じましたが、このイヤーピースは耐久性が低いのがネックなんですよね。音、装着感、遮音性、耐久性のバランスまで考慮すると総合首位はトリプルコンフォートでしょうか。付属イヤーピースもそんなに悪いわけじゃないんですけどね。
あと今回いろいろ試してみて、私の耳の場合は薄手シリコンタイプのイヤーピースは M サイズよりも L サイズのほうが合っているようです。今までのイヤホンで付属イヤーピースの音に不満を感じていたのは、サイズが合ってなかったからかもしれません。シリコン系でもサイズさえ合っていればそれなりに密閉性が確保できることが分かったので、今まで未経験だった他のイヤーピースも試してみたくなりました。

あと他に T2 Galaxy で楽しめそうなことというとリケーブルがありますが、2pin タイプなので他の手持ちのイヤホンと互換性がなく、事実上 T2 Galaxy 専用になってしまうのがネックなんですよね。まあ 5,000 円未満で手に入れたイヤホンにあまり高価なリケーブルをあてがうのも本末転倒な気はするし、変にこだわるよりは Amazon に出ているリーズナブルな中華リケーブルを遊び半分で試してみる程度がいいのかもしれません。

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