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腕時計のセルフクリーニング

バンド長調整内蔵電池交換とやってきたら腕時計いじりがだんだん楽しくなってきたので(笑)、今度はクリーニングを自分でやってみることにしました。

Seamaster 120

仕事用としてかれこれ 15 年近く愛用しているオメガ Seamaster 120(自動巻モデル)。もう絶版モデルですが、シンプルながら飽きのこないデザインが気に入って一生モノのつもりで買ったものです。実質的に一張羅の腕時計としてずっと着けていたので傷や汚れがたくさんついてしまっていて、どこかのタイミングで綺麗にしたいと思っていました。

Seamaster 120

まずはメタルバンド。隙間に皮脂や汗などの汚れが付着しがちで、時々掃除してやってはいたものの細かい隙間を歯ブラシ等で磨くのもけっこう面倒くさい。
でもググってみた結果このメタルバンドの汚れは意外なもので簡単に洗浄できるという情報を得たので、私も試してみました。

Polident

メタルバンドの洗浄に使うグッズは入れ歯洗浄剤。我が家には入れ歯をしている人はいませんが、娘の歯列矯正器具の洗浄用にポリデントを使っているので、これを一粒拝借します。

Seamaster 120

カップに水とポリデントを入れ、時計のメタルバンド部分を浸してしばらく放置します。Seamaster はその名の通り防水だから全体を浸け込んでも多分問題ないけど、気分的な問題でムーブメント部分は避けてみました。


Seamaster 120

ポリデントに浸けて一時間ほど放置し、薬剤を洗い流すために軽くすすぎ洗いした状態がこちら。

Seamaster 120

おお、見違えるほど綺麗になっている!!特に磨きも擦りもしていないのに。
考えてみればポリデントはタンパク質汚れや脂汚れを分解洗浄するものだから、時計バンドの皮脂汚れにも効果があるわけです。
隙間に詰まった汚れだけでなく、表面も全体的に金属感が戻ってきたような。知らず知らずのうちに表面を覆っていた汚れも落ちたのかもしれません。

それにしても歯ブラシ等を使っても届きにくいメタルバンドの隙間や可動部までこれだけ綺麗になるなら、定期的にポリデント浸けにしてやりたくなります。

Seamaster 120

続いてはベゼル。15 年近く使い続けてきたベゼルはサイカ先生のタグ・ホイヤーと同じく細かい擦り傷だらけ。歴戦の証ではあるものの、購入当時の美しさを思うと少しくらいは綺麗にしてやりたくなります。

Polish Cloth

そこで買ってきたのがダイソーの金属磨きシート。主にシルバー等のアクセサリを磨くためのものですが、パッケージには金やプラチナで使えるとあるし、さらに「腕時計にも」と書かれているのでステンレスでもいけるはず。

中に入っていたのはかなり薄手の不織布系磨きシート。宝飾店等で買えるものに比べると、大きさ・厚さともにさすが百均というクオリティですが、とりあえずお試しのつもりだったのでまあ十分です。
普通の不織布と違うところは、研磨剤が配合されていてちゃんと磨く力があるという点。

Polish Cloth

これで磨いてやると、あっという間にシートが真っ黒に。表面にこびりついていた目に見えない汚れもあるんでしょうが、磨いたことで削れたステンレスの金属粉の色でもあるはずです。
こんな頼りないシートでも一応は研磨剤入りなので、ベゼルの円周に沿ってできるだけ均等に磨くこと、および磨きすぎてエッジがダレてこないようには一応気を遣いました。

Seamaster 120

磨いた後。うーん、さすがにシルバーよりも硬いステンレスだけあって細かい傷すら目立たなくなったとは言えませんね。しかしうっすらと曇っているように見えていた表面の輝きが少し戻ってきたような印象は受けます。それによって却って傷が目立つようになった気がしなくもない(笑

まあ個人でできるのはこんなところまでですかね。メタルバンドが簡単に綺麗になることが判っただけでも収穫と言えます。
本当はそろそろオーバーホールに出して、ついでにライトポリッシュの一つもしてもらえばいいんでしょうが、それはそれでそこそこの腕時計一本買えるコストがかかるので、なんか良い節目のタイミングを見計らいたいと思います。

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