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2019/05/14 (Tue.)

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

日曜日に川越のオフロードヴィレッジまで全日本モトクロス選手権の 2019 年第 2 戦を観戦しに行ってきました。
全日本は去年は都合がつかずに行けなかったので一年半ぶり、モトクロス観戦/撮影自体も昨年の 2 月以来ということでかなり久しぶりのオフビ。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

いつもは完全に EOS 7D Mark II+シグマ 50-500OS という装備決め打ちで撮影に臨んでいますが、今回は α7 III 購入後初のモトクロス撮影ということもあって「もしかして 7D2 より α7 III のほうがもう性能いいんじゃね?」というのを検証するつもりで敢えて α7 III だけで参戦しました。
結果的には「使うレンズによるし、多少不満点もあるけど 7D2 と同等以上の歩留まりで撮れる」という印象。レンズは LA-EA3 経由で A マウントレンズを使うと AF-C が追随しきれないけどネイティブ E マウントレンズ(FE70-200/F4G)なら全然イケル。あとはシャッターボタンが動体撮影には深すぎるのと撮影時の EVF のブラックアウトは OVF よりもなんか気になる...というのがちょっと不満ですが、これを解消しようと思ったら現時点では α9 を買うしかなくなるんですよね(汗。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

今回のレースは全日本選手権ということで、いつものローカルレースとは違ってパドックやメーカーブースも出ているし、観客もずっと多くて「レースイベントに来た感」があります。アマチュアレースの関東ミニモトやクラブマンモトクロスは撮影ポジションがほぼ取り放題なのがカメラ的にはありがたいんですが(笑)、観客やコースマーシャルが多いレースのほうが盛り上がるし、写真にもその雰囲気が写り込むんですよね。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

IA2 ヒート 1 は今季 IA2 に現役復帰(昨年はスキャンダルの影響で資格停止処分を受け、今季プライベーターから現役復帰)したばかりの #81 平田選手が独走気味に優勝し、2 位には同じくヤマハ勢から #36 大倉選手(写真)が入賞。トップ争いはちょっと面白みに欠けましたが、スタートで出遅れた #386 横山選手が怒濤の追い上げで 3 位表彰台という見ていて痺れるレースになりました。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

続いて IA1 ヒート 1。開幕戦は 2017 年のシリーズチャンピオンである #400 山本選手が両ヒートを制する完勝だったそうですが、今季も Team HRC が席巻するシーズンとなるのか...と思ったら、ヒート 1 では山本選手はなんだか奮わず。昨年のチャンピオンである #114 成田選手も後方から追い上げる展開で、ホンダ勢には難しいレースでした。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

なお今回のレースでは、バックストレート部分に普段はない第二スタンドがクラウドファンディングによって設置され、しかも無料だったこともあってメインスタンド以上の大盛況でした(笑。この写真はその第二スタンドからメインスタンド方向を狙って撮ったものですが、いつもと違うアングルであり、かつこうやってスタンドを背景に撮れるのはイベントらしさが表現できて良いですね。国内のモトクロス人気も先細りと言われていますが、こういう写真を通じて盛り上がってる感が伝播していくことが重要だと思います。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

レースはカワサキワークスの #4 小方選手が圧勝。こちらも IA2 ヒート 1 同様にトップ争いにドラマはありませんでしたが、#114 成田選手がレース中盤から目の覚めるような追い上げを見せて 5 位に入り、ディフェンディングチャンピオンの実力の片鱗を見せてくれました。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony 70-400mm F4-5.6 G SSM ]

ヒート 1 が終わるとお昼休みですが、パドックを歩いているとさっきまで走っていた山本選手のマシンが特に柵や目隠しもない場所で洗車されていたりして驚きます。四輪のトップカテゴリではパドックパスでもなければ目にすることはない光景で、こういうチームとの距離感の近さが国内モトクロスの良さの一つでもあると思います。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony FE 70-200mm F4 G OSS ]

そしてヒート 2。午前中のレースとは打って変わって、IA2・IA1 ともにデッドヒートの見られる熱いレースとなりました。
やっぱりこういうレースの方が撮ってる方としても盛り上がるというものです。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony FE 70-200mm F4 G OSS ]

IA2 ヒート 1 は #954 石浦選手を #386 横山選手が追う展開。
何週にもわたるデッドヒートの末、横山選手がオーバーテイクを決めて奪首!これは面白いレースでした。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

横山選手は以前から全日本以外のレースでも見たことがありますが、走りに華があって観ていて面白いんですよね。スクラブ(ジャンプ時に車体を寝かせることで姿勢を低くし、スピードの低下を抑えるテクニック)の低さが話題にもなりました。この写真はそこまで極端なスクラブではありませんが、身体と車体の使い方がダイナミックでついレンズを向けたくなるライダーです。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony FE 70-200mm F4 G OSS ]

そして IA1 ヒート 2。
さっきの横山選手の影響でスクラブばかり狙ってしまう自分がいます(笑

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony FE 70-200mm F4 G OSS ]

こちらのレースは #114 成田選手、#4 小方選手、#400 山本選手、#166 星野選手の四人が序盤から終盤までつかず離れずのトップ争いを繰り広げる、IA2 以上に手に汗握るレースでした。
終盤に仕掛けた山本選手が小方選手をオーバーテイクし、さらにファイナルラップで首位の成田選手に仕掛けたところで接触、転倒!山本選手は 4 番手までポジションを落とし、成田選手は貫禄勝ち。山本選手は残念でしたが、最後まで見せてくれました。

全日本モトクロス選手権 2019 第 2 戦

[ Sony α7 III | Sony FE 70-200mm F4 G OSS ]

久しぶりの観戦でしたが、やっぱりモトクロスは面白いですね。四輪のオンロードレースとは方向性の違った楽しみがあります。
また今回は客の入りもいつもより良かったし、何より第二スタンドがあることによって会場全体の雰囲気が変わった感がありました。今後もこういう盛り上げ施策は続けていってほしいところ。

例によって写真はたくさん撮ってきたので、後日また追加で掲載するかもしれません。

投稿者 B : 23:59 | Photograph | Sony 70-400/F4-5.6 G SSM | Sony FE 70-200/F4 G OSS | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7 III | コメント (0) | トラックバック

F1 スペイン GP 2019

F1スペイン決勝:『メルセデス帝国』前人未到の開幕5連続ワンツー! フェルスタッペン、3位表彰台獲得

F1 の「第二の開幕」とも呼ばれるヨーロッパラウンドの幕開け、スペイン GP。フェラーリが圧倒的な速さを誇った冬季テストの現場でもあるため、いよいよフェラーリがその本領を発揮するのか、あるいはここまでの勢いのままメルセデスが席巻するのか、そしてレッドブル・ホンダの大規模マシンアップデートの成果は...?など注目のグランプリでした。

が、蓋を開けてみればやっぱり今回もメルセデスの完勝。冬季テストの間メルセデスが三味線を弾いていた...とまでは私は思いませんが、開幕前からここまでのメルセデスの開発スピードと総合的なチーム力によって現時点ではマシン自体もメルセデスが最速であることが証明されたのがこのレースだったと思います。コンストラクターズポイントではメルセデスがフェラーリにほぼダブルスコアをつけ、今季のドライバーズチャンピオンシップの行方は早くもハミルトンとボッタスに絞られてしまった印象。せめてもの救いは、今季はついにボッタスが覚醒し、今のところハミルトンと星を分け合っていることでしょう。

メルセデス勢同士の対決では決勝はハミルトンが制したものの、予選はボッタスがハミルトンに 0.5 秒以上の大差をつけて完勝していました。ボッタスは決勝スタートでの若干の出遅れがなければ勝っていた可能性は十分にありますが、先頭を走っている間は速いけど誰かの後ろにつくと乱気流の影響を受けやすいのはメルセデスに限らず現代 F1 の特性。「スタート後の 1 コーナーを制したほうがレースの主導権を握る」というかつてのセナ・プロ時代のマクラーレンのような協定があるかどうかは分かりませんが、結果的に 1 コーナーを獲った方がレースでも勝つ構造になっているのが今のメルセデスなのでしょう。

3 位表彰台を獲得したのは開幕戦以来のフェルスタッペン。現在の勢力図のもとではメルセデスに何かアクシデントでも起きない限り 2 位以上に入ることは残念ながら非現実的という状況の中、望み得る最高のリザルトを期待通りに持ち帰ってくれました。しかもこれは序盤にフェルスタッペン自身がフェラーリをオーバーテイクして得たポジションであり、シャシーと PU のアップデートによってついにフェラーリと戦える速さを身につけたことの証明と言えます。このことが表彰台以上に喜ばしい。
とはいえフェルスタッペンと同等のペースを記録できていないガスリーの走りを見る限り、この結果はフェルスタッペンがマシン性能を十分に(あるいは本来の性能以上に)引き出しているからこそのものであり、並みのドライバーとの組み合わせではまだフェラーリに挑めるところまでは来ていないのではないか...という気もします。
いずれにせよ、今回の「フェルスタッペンが予選ではフェラーリの一台を食って 4 番手につけ、決勝で 3 位をかけて戦う」「ガスリーは予選/決勝ともに 6 位安定」というのが今季の典型的なパターンになっていきそうな気配。これでガスリーがフェラーリと戦えるようになってくれば、フェルスタッペンももう一段上を狙っていけるんですが...。

トロロッソは予選 9・11 番手から決勝も 9・11 位フィニッシュ。結果だけ見ると面白みがないレースだったように見えますが、決勝ではハースやマクラーレンと堂々と競いながら、終盤にセーフティカーが導入されるまでは二台揃って入賞圏を走っていました。残念ながらセーフティカー導入時に急遽タイヤ交換を実施した際にダブルピットストップになってしまい、その間に二台ともタイムを失ってしまったことでアルボンが入賞圏脱落。ファイナルラップまでグロジャンを追い回したものの届かず...という惜しい結果でした。あのときにタイヤ交換を行わない or スムーズに作業できていれば二台揃ってもう少し上のリザルトもあり得たでしょうが、こういうところで失策してしまうのが残念ながらトロロッソのチーム力なんだよなあ。
ただ「ホンダ勢が実力で四台入賞」というのが現実的に見えてきたのは良いニュースです。一台入賞させるのにも苦労していたマクラーレン時代のことを思うと目頭が熱くなってきます。

ともかく、ここスペインでの走りを見てようやく今季の真の勢力図が見えてきました。メルセデス独走はもう止まりそうにありませんが、レッドブルがどこまで差を詰められるか。シーズン中のシャシー性能の伸びしろには定評があるチームなので、優勝争いに名乗りを上げられる日が一日も早く来てほしいものです。
そして次戦はモナコ。マシン性能よりもドライバー比重が大きいサーキットだけに、レッドブルにもチャンスはありそう。期待したいと思います。

投稿者 B : 22:58 | F1 | Season 2019 | コメント (0) | トラックバック

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