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Sony WF-1000XM3

ソニー、音質・NC強化の完全ワイヤレス「WF-1000XM3」。接続性も向上 – AV Watch

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ソニーのトゥルーワイヤレスイヤホン WF-1000X の後継機種が正式発表されました。Mark 2 世代を飛ばしていきなりの Mark 3、技術的にもそれに相応しいジャンプアップを実現しています。

初代 WF-1000X は「トゥルーワイヤレスでノイキャン」を実現した初のモデルでしたが、小型化のために割り切った部分も多くて他の 1000X シリーズに比べると機能的に劣る部分も多々ありました。が今回はノイキャン性能の強化、DSEE HX による音質向上、Bluetooth チップの新規開発とアンテナ改良による接続安定性向上、タッチ操作とクイックアテンション(片耳にタッチすると外音だけが聞こえる)モード対応、など全方位にわたって進化しています。

接続が途切れやすいのは初代機では数多く指摘されていた欠点でした。それを今回は左→右チャンネルにリレーする通常の伝送方式ではなく、新しい Bluetooth チップを採用することで「両側のイヤホンが左右両チャンネルの信号を受信し、それぞれが担当するチャンネルだけをデコードする」という力業的なやり方で改善しているとのこと。Qualcomm の新世代 SoC がサポートしている TWS Plus は左右別々に伝送する方式でしたが母艦側が Snapdragon 845 以降でなくてはならないなど制限がありましたが、このソニー方式であれば母艦側は普通に Bluetooth で送出すれば良いだけなので確かに汎用性は高い。コロンブスの卵的な発想です。


単体でのバッテリ駆動時間も約 2 倍(6 時間)になっていて、ほぼ隙がないモデルチェンジに見えますが…唯一、Bluetooth コーデックが SBC/AAC のみという点だけが惜しい。
先日 TRN BT20 を試してみて、音質的には SBC は厳しいけど AAC ならそれなりに満足できることが分かりました。が、ウォークマンがサポートしているコーデック(送信)は現行世代の NW-A50 シリーズで SBC/LDAC/aptX/aptX HD のみ。私が今使っている NW-A35 は SBC/LDAC にしか対応していません。つまり、少なくとも昨年モデルまでのウォークマンと一緒に使う場合は SBC 接続に限定されるということになります。母艦をウォークマンではなくスマホや他社製 DAP にすれば AAC 接続になりますが、ウォークマン 40 周年の年にそれをやるのもなんか淋しい。WF-1000XM3 が LDAC に対応しなかったのは SoC のスペックではなく消費電力が理由とのことですが、LDAC はともかくせめて aptX には対応できなかったものでしょうか…。

私は WF-1000X のモデルチェンジをずっと待っていたのでスペックが期待通りであればノールックで買うつもりでいたんですが、ウォークマンとの組み合わせが前提だったのでこれはちょっと悩ましい。望みをかけるとすれば、この秋に出てくるであろう新しいウォークマンが AAC 伝送に対応していることでしょうか。NW-A50 でも AAC は受信のみ対応しているようなので、ファームウェア次第で送信対応できないものではないはずです。
Bluetooth 周りのスペックさえ解決すれば向こう二年は私のメインイヤホンになることは確定したも同然なので、来るべきウォークマンに期待。

ソニー / WF-1000XM3icon

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