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2018/11/04 (Sun.)

WH-1000XM3 が気になる

最近ソニーの WH-1000XM3 が気になっています。
今使っている初代 MDR-1000X はもう旅行や出張時にはなくてはならない存在になっていて、特に大きな不満もないのですが、新型に買い換えた人たちから口を揃えて「初代より明らかにいい」と聞くと気になるじゃないですか。今までは見たら欲しくなるからあえてスルーしていたんですが(笑)、改めて店頭で触ってきました。

ソニー / WH-1000XM3icon

WH-1000XM3

近年のソニー製品は外観を大きく変えずにブラッシュアップしていくモデルチェンジが多く、WH-1000XM3 もあくまで MDR/WH-1000X シリーズの「Mark III」という位置づけですが、よく見ていくとデザインイメージを踏襲しただけで M2 までの世代とは全く別物になっていることが分かります。

WH-1000XM3

ハウジングの表面は M2 まではレザー調のシボ加工が施されていたのが、M3 ではプレーンな仕上げに変更されました。シボ加工、見た目と触感が良くてけっこう好きだったんですが、なんでやめちゃったんですかね。タッチ操作で擦れてテカってくるから、とかそういう理由でしょうか。

WH-1000XM3

外観で最も変わったのはヘッドバンド部分。M2 まではヘッドバンドの外周はアルミの金属感を活かしたデザインだったのが、M3 では外側までクッションが巻かれました。以前のデザインはカッコ良かったんですが、いくら気をつけていても日々使っているうちにアルミのエッジ部分の塗装が剥げて残念な感じになってしまうんですよね。ここがクッションで覆われたことで、見た目は普通のヘッドホンっぽくなったものの劣化はしにくくなったと言えます。こういうところ、ちゃんと旧製品のフィードバックを反映していて好感が持てます。

WH-1000XM3

操作ボタンは一個減って電源ボタンとノイズキャンセリング/アンビエントサウンド(外音取り込み)モードの切り換えの二つだけになりました。旧型は NC オン/オフとアンビエントサウンドボタンが独立していて、手探りで押すときにどっちがどっちか分からなくなりがちだったので、こうやってシンプルな形に整理してくれるのはありがたい。

WH-1000XM3

イヤーパッドは従来よりもややソフトになりました。またデザイン変更により側圧も弱くなっていて、全体的な装着感が向上しています。旧型は側圧がやや強めだけど屋外で歩きながら使うならこれくらいでも安心感があっていいかとは思っていましたが、新幹線や飛行機の中で長時間つけているなら柔らかい新型のほうが快適ですね。

音に関しては、旧型と比較して根本的に解像感が上がったような感覚はありませんが、新型の方が耳の外側に定位していて広がりが感じられる音になりました。長時間使うなら新型の方が聴き疲れしなさそうです。また低域は明らかに M3 のほうが強く、ロックやダンス系の楽曲との相性がとても良い。
ノイズキャンセリングについては家電量販店の店頭という環境で聴いた限りでは、M3 でも無音(NC だけ有効にした状態)ではさすがに店内の喧噪がうっすらと聞こえるものの、音楽を再生し始めると環境音はほぼ気にならなくなるレベル。旧型でも十分静かにしてくれると感じていましたが、確かに NC 性能は一段上がっていますね。これ地下鉄や飛行機で使ったらどれくらい NC の性能向上を実感できるのか、実環境で比較してみたくなりました。

WH-1000XM3、かなり良いですね。完全に刷新されたというよりブラッシュアップ中心なので地味めながら、確かに旧型を日常使いしている人なら買い換えに値するモデルチェンジだと思います。
私は普段はインナーイヤータイプがメインで、1000X を使うのは冬場(イヤーマフ代わり)と旅行/出張時程度だから今すぐ買い換えるかはちょっと迷うところ...ですが、今回の M3 に合わせてノイズキャンセリングプロセッサを新規開発したということは、少なくとも来年はモデルチェンジしないか出てもマイナーチェンジレベルだと思われ、買い換えるなら今、という気もします。

今後ちょっと出張が増えそうな気配もあるし、思い切って買い換えちゃおうかなあ...。

ソニー / WH-1000XM3icon

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投稿者 B : 22:13 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/10/10 (Wed.)

WALKMAN A50 インプレッション

新しいウォークマン A シリーズが先週末に発売されたということで、ちょっと店頭で触ってきました。

ソニー / WALKMAN NW-A50 シリーズicon

WALKMAN A50

私が愛用している NW-A35 から二世代後のメジャーチェンジモデルにつき、進化の度合いがどの程度のものか気になっていました。外観デザインは NW-A30/40 シリーズとよく似ていますが、製造法も表面処理も変わった新筐体。従来は粗めのブラスト加工だったのが A50 シリーズではより金属感を前面に出した仕上げに変わっていて、高級感が高まっています。

WALKMAN A50

個人的にこれだけでもちょっと買い換えたくなっているポイントが、側面の操作ボタン形状が変更されたこと。旧型では細長く押し間違えやすい形状だったのが、電源と再生系ボタンが大きく独立した丸形ボタンに変更され、ポケット内での手探りでも押しやすくなりました。

WALKMAN A50

アルミの押し出し成型×切削加工で仕上げられているのがよく分かるアングルから。背面は NFC のアンテナが仕込まれている関係で樹脂パネルです。
旧型も剛性感は十分あったので、このシャシーの変更が音質向上にどの程度寄与しているかは不明。所有感に与える影響のほうが大きいんじゃないでしょうか(笑。

音について、AKG N30 を有線接続して私の NW-A35 と比較してみました。A50 のほうが一つ一つの音の輪郭がより明確になり、定位感も向上しているのが感じられます。ただし、少なくとも N30+COMPLY を使って店頭の騒がしい環境で比べた限りでは、外出時の音楽再生環境として使う上でこの差を実感できるか?と言われると微妙、という差。オーバーイヤー型のヘッドホンで聴き比べたらもっと違いが分かるのかもしれませんが、自分の使い方としては買い換えるまでには至らないかなあ...というのが正直なところ。ただでさえ最近は Bluetooth 経由で鳴らすことが増えているので、買い換えるなら有線接続時にもっと明らかに音の違いが分かる(バランス接続対応とか)モデルチェンジになったときかなと判断しました。まあバランス接続は ZX シリーズ以上専用なのでしょうが。

WALKMAN A50

今回新しく追加された「バイナルプロセッサー」機能も試してみました。「アナログレコード再生時のような音響現象を科学的に再現」するデジタルフィルタということで、誤解を恐れずに言えば「オーディオ版 Instagram フィルタ」みたいなものでしょうか。あえてローファイ寄りにするというか、味を出すための機能という理解です。
聴いてみた感じでは、確かにストレートデコードに比べると音が少し丸くなったような感覚はあるけど...内蔵アンプ+付属イヤホンや AKG N30 レベルの環境では、そう言われればそう思える程度の変化だと感じました。これ一応 A50 シリーズにも入っているけど、むしろ WM1 シリーズ+MDR-Z 系ヘッドホンみたいな機材で、かつ自宅等の静かな環境で初めて効果が分かる機能ではないでしょうか。

WALKMAN A50

見た目の印象はすごく良くなっているし、ボタン形状が変更されたのも好ましいんですが、個人的には買い換えにはもう一声欲しい感じ。NW-A20 シリーズ以前のユーザーであれば迷わず買いだと思いますが、私の NW-A35 はまだまだバッテリもヘタッていないし、買い換えを検討するとしたら改めて来年かなあ。私が今年買うんだったらむしろサブ機として Shanling M0 を買った方がいろいろ楽しめるのかもしれない、と思っていたりします。

ソニー / WALKMAN NW-A50 シリーズicon

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投稿者 B : 22:50 | Audio & Visual | WALKMAN | コメント (0) | トラックバック

2018/09/06 (Thu.)

WALKMAN A50

ソニー、筐体刷新で低音強化の新ウォークマン「A50」。スマホからBluetooth受信 - AV Watch
ソニー / WALKMAN NW-A50 シリーズicon

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昨日はすっかり EOS R の話題でかき消されてしまいましたが、ウォークマンの新製品が発表されています。
ZX シリーズ以上はちょっと手が届かないので私が注目するのはメインストリームの A シリーズ。

NW-A30 シリーズで採用された現在のプラットフォームとしては三世代目となる「NW-A50」シリーズ。パッと見では従来機種との違いが分かりにくいですが、外観デザインを踏襲しつつも筐体変更を伴うメジャーチェンジ。
NW-A30 から A40 への変更は基板パターンや部材の一部見直しと USB-DAC 機能の追加等でした。加えて今回は筐体構造の変更(アルミ削り出し化)、DSEE HX やバイナルプロセッサーなど DSP 周りの強化、それから Bluetooth レシーバ機能の追加といったところ。バイナルプロセッサーや USB-DAC、BT レシーバ機能は二年前の NW-WM1 シリーズにもアップデート提供できるということは同じプラットフォームを使っている(と思われる)A30 シリーズにも提供できそうなものですが、そこはモデルチェンジサイクルの長い高級品だけが対象ということですかね。まあ、バイナルプロセッサーの「アナログレコード再生で生まれる音響現象を DSP 技術で再現する」というアプローチは Hi-Fi/Hi-Res とは真逆の方向性のような気がするし、そこまで興味はありませんが...。
また、USB-DAC や BT レシーバ機能は完全に中華プレイヤーが作ったトレンドの後追いというのも少し気になります。ウォークマン自ら新機軸を打ち出していくくらいじゃないと、いつか寝首をかかれるのでは。

私個人としては今使っている A30(NW-A35)にそれほど不満はありませんが、側面の操作ボタンが全て横長形状でポケットに入れたまま操作すると押し間違えることがあるので、A50 シリーズの大型化された、かつ再生系は丸形で独立したボタンはちょっと羨ましい。それ以外は普段は八割方 MUC-M2BT1 経由で聴いているから本体側の音質向上の恩恵をあまり受けられないんですよね。いっそのこと本体側がバランス出力に対応してくれたら食指も動いたところですが、そういうのは ZX シリーズ以上にしか載せない方針のようにも思えます。

NW-A20 以前のシリーズから買い換えるなら今回の A50 はとても良い選択肢だと思いますが、私は当面 A35 で十分かな。BT の使用頻度の高さを考えると、さらなる利便性向上を求めて左右独立型の Bluetooth イヤホンに投資したほうが満足度が高そうですが、WF-1000X のモデルチェンジはまだですか(;´Д`)。
あるいは、ちっちゃいもの好きとしては以前から気になっている Shanling M0 をサブ機として買い足した方が楽しめるのかもしれません。

投稿者 B : 22:50 | Audio & Visual | WALKMAN | コメント (2) | トラックバック

2018/09/01 (Sat.)

Crystal Tips、早くも劣化

先日から使っている Crystal Tips のイヤーピースですが、早くも劣化してきてしまいました。

Crystal Tips

右耳のピースが完全に割れています。亀裂が入り始めてから 3~4 日で割れてしまい、ここまで崩れると耳に入れても安定しません。
これはもうダメだなー。耐熱・耐汗コーティングが施されていて耐久性が高いというのが売り文句の一つでしたが、COMPLY よりも早く壊れるとは。まあ、COMPLY は冬に使い始めたのに対して Crystal Tips は真夏だったので、使用条件があまりにも違いすぎるわけですが、それにしても早かった。

Crystal Tips の開発・製造はイギリスということで、夏は高温多湿になる日本とは加水分解の起きやすさが随分異なるはず。そう考えると、日本メーカーのイヤーピースが軒並みウレタンフォーム系ではなくシリコンゴム系なのは、もしかすると自国での耐久性を考慮してのことなのかもしれません。

Crystal Tips

とはいえ Crystal Tips の音質はとても気に入ってしまって、実は予備用として 3 個セットを買ってあったりします。とはいえまだまだ暑いので、今使い始めるとまたすぐに劣化するのは目に見えている。当面はいったんトリプルコンフォートイヤーピースに戻して使い、もう少し涼しくなったら Crystal Tips に再換装することにしようかと。まあ、秋冬はイヤーマフ代わりとして MDR-1000X を使ってしまうことが多いのが悩ましいですが...。

買ってしまった Crystal Tips は、このまま置いておくだけでも微妙に劣化しそうなので、しばらく防湿庫の片隅に入れておくことにします。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(3 ペア) CT02MM

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投稿者 B : 21:00 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/07/20 (Fri.)

密閉型イヤーピース「Crystal Tips」を試す

寿命を迎えた COMPLY の代わりにトリプルコンフォートに戻していた XBA-N3 ですが、いい機会だから以前から気になっていた新鋭のイヤーピースを試してみました。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(1 ペア) CTSPMM

Crystal Tips

英 Crystalline Audio のウレタンフォーム系イヤーピース「Crystal Tips」です。自宅ではスピーカもスピーカケーブルも英国メーカーのものを使っていることもあり、イギリス製品なら私の音の好みに合っていることを期待して購入。とりあえずお試し用にと 1 ペアのみ買いました。

Crystal Tips

COMPLY(Tsx-500)と比べると、どちらもウレタンフォーム系なだけあって構造はよく似ています。改めて見ると COMPLY のほうはかなり劣化していますね...。
比較すると Crystal Tips のほうがウレタンの目が細かく、潰したときの形状の復元も COMPLY より早いです。また表面に少し艶があるのは耐熱・耐汗コーティングが施されているためとのことですが、このコーティングがどれくらいもつかは使ってみて経過を見るしかないですね。COMPLY にもコーティングのようなものはありましたが、劣化はしたので。

Crystal Tips

COMPLY は様々な形状のバリエーションが展開されていますが、Crystal Tips は今のところオーソドックスな弾丸型のみ。コア(内径)2 種類×サイズ(外径)3 種類の合計 6 種類のバリエーションが用意されています。私が使っているイヤホンでいうとソニーと AKG が M コア、Shure SE シリーズは S コアが適合します。XBA-N3 との組み合わせでいうとトリコンや COMPLY に比べて若干緩いようで、何かの拍子にすっぽ抜けないかやや不安はありますね。

音質については...遮音性と中低域のブースト具合は COMPLY に匹敵するものがありつつ、COMPLY では減衰してしまっていた高音成分がちゃんと伸びてくる印象。トリコンに比べれば高音は幾分マイルドになっているものの、個人的にはこれくらいのバランスが聴きやすい。COMPLY はロックや R&B 系は楽しいけど女性ヴォーカル物やピアノ、管弦楽系の音楽は響きが損なわれてしまいがちだったのが、Crystal Tips では特に得手不得手なく聴かせてくれます。「Crystal Tips」の名に恥じない透明感のある音で、個人的には XBA-N3・AKG N30 どちらとの組み合わせでも今まで試したイヤーチップの中ではベストだと感じます。

イヤーピースの選択次第では XBA-N3 や AKG N30 にこんな音が出せたということが嬉しい驚きで、つい小一時間聴き耽ってしまいました。今後の経年劣化状況次第ですが、これは 3 ペア購入して XBA-N3 と AKG N30 の常用イヤーピースにしてしまおうかと思っています。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(3 ペア) CT02MM

B01NAUGC5L

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2018/07/10 (Tue.)

Shanling M0 が気になる

最近発売されたこの DAP が気になっています。

Shanling / M0 portable music player

Shanling M0

中国 Shanling の超小型 DAP「M0」です。一ヶ月ほど前から e イヤホンでは発売されていて一度触ってきてはいたんですが、今月に入ってから大手量販店でも扱うようになったので、改めて試聴してきました。

自分自身ではもう数年にわたって「ウォークマン A シリーズを買い換える」以外の選択肢をあまり考えたこともなく、量販店の DAP 売り場を覗くことも少なくなっていましたが、今や売り場の半分がウォークマン、残りがその他大勢(A&K、オンキヨー/パイオニア、FiiO あたり)がパラパラと置いてあるだけでかなり選択肢が狭まっているんですね。まあスマホで音楽を聴くのが当たり前の時代、無理もないことだとは思いますが、やはり淋しい。
この M0 も展示している店舗はまだあまり多くなく、私は新宿西口のヨドバシでようやく見つけました。

Shanling M0

まあとにかく小さい。イメージ的には第 6 世代 iPod nano か Apple Watch を分厚くしたような感じ。近年このサイズ感の DAP はほとんど出てこなくなっていたので、久しぶりにこのサイズ感を見ると興奮します。ウォークマンもここ数年は小型化を諦めて音質に振っているからなあ。

この M0 のすごいところは、このサイズでありながら DSD フォーマット対応(さすがに PCM 変換再生でしょうが搭載されている DAC チップから DSD はおそらくネイティブ再生だろう、との指摘をいただきました)、Bluetooth トランスミッタ/レシーバの両方で使用可能、aptX/LDAC 対応、さらに PC と接続すれば USB DAC としても使えてしまう、というスペック。単体の DAP としても十分なスペックを持ちつつ、BT ヘッドホンと組み合わせて良し、サブ機にしても良し、という幅広い使い方ができそうです。特に「単体で音楽再生もできるし BT レシーバにもなれる」というハイブリッドさは、元ウォークマン M505 ユーザーとしてはグッとくるところでもあります。

Shanling M0

液晶ディスプレイはタッチパネルになっていて、操作は完全にタッチ式。あまり複雑な操作はなく、メニューを辿って楽曲の選択や設定をします。一階層戻るのには画面フリック。それだけです。以前、e イヤホンの展示機を触ったときにはタッチパネルの感度が悪くて微妙かなと思いましたが、ヨドバシの展示機ではある程度改善されていたので、ファームウェアのバージョン次第で操作性も変わってきそうな印象。とはいえ、そもそも画面が小さすぎて操作しづらいことには変わりないので、積極的に楽曲を選択して再生するというよりは、基本シャッフル再生がメインという使い方が合っているのでしょう。

Shanling M0

側面には竜頭がついていますが、これは押し込みで電源(画面表示)のオンオフと回転でボリューム操作のみ。再生系の操作は竜頭ではなくタッチパネルで行います。
逆の側面には microSD カードスロットがあります。内蔵メモリなしという思い切った仕様なので、100GB クラスの大容量 microSD を挿して使うのが良いでしょう。試しに私のウォークマンに入っている microSD を挿してみたところ、千曲単位の楽曲が入っているとインデックスの作成にかなり時間がかかりそうだったので、microSD は挿し替えではなく挿しっぱなしにするのが良さそうです。

AKG N30 を直挿しして試聴してみたところ、これ単体で聴いている限りは十分に良いと感じられる音。ただしウォークマン NW-A35 と直接比較してしまうと、ウォークマンのほうが中高域の伸びが良く、それぞれの音をダイレクトに鳴らしてくれる印象。Shanling M0 はそれに比べると少し引っ込んだような聞こえ方ですが、その分音場感というか広がりを感じられる音だと思います。そもそも本体サイズからして違うからウォークマンのほうが良くて当然ですが、このサイズの中にこれだけの多機能を詰め込んで音も決して悪くなく、それでいて実売 ¥15,000 というのは驚嘆に値します。私も日々ウォークマンを使っていながらも音は Bluetooth で飛ばしてしまっていることが多いので、それなら内蔵アンプのパワーも関係ないし、M0 を母艦にして小ささのメリットを享受したほうが良いのかもしれません。でも、たまには有線ヘッドホンでガスッと鳴らしたくなるんだよなあ。そういうときはやっぱりウォークマンなんだよなあ。

そんなわけで、この M0 はウォークマンやハイレゾ系 DAP を持っている人が買い換えるほどではありませんが、サブ機としては面白い。何より「ちっちゃいもの好き」のハートを掴みにきているところがいい(笑。いったんは思い止まりましたが、そのうち衝動買いしてしまいそうな自分がいます。

Shanling / M0 portable music player

B07CYMJDYK

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2018/06/14 (Thu.)

COMPLY、寿命を迎える

XBA-N3 用に半年前に買った COMPLY Ts-200、手持ちのイヤホンの中で最近は XBA-N3(+MUC-M2BT1)ばかり使っているせいか、ウレタンがヘタってコシがなくなってきました。で、ふと見てみると、

COMPLY

イヤーピースにヒビが入り、崩壊が始まっているじゃないですか(;´Д`)ヾ。暑くて耳の中にも湿気がこもりやすい時季になってきたし、加水分解が加速したかな。毎日耳に入れる前に潰す COMPLY の装着方法では素材にダメージも蓄積しやすいのでしょう。公称寿命は毎日使用で 1~2 ヶ月が目安と言われていることを考えれば、半年はむしろよくもったと言えます。

トリプルコンフォートイヤーピース

というわけで、とりあえずソニー純正のトリコン(トリプルコンフォートイヤーピース)に戻しました。COMPLY から戻してみると高音の伸びはトリコンのほうがある(曲によっては出すぎな感もある)のと、素材に反発力があるので COMPLY のように「耳に入れてからフィットするまで待つ」必要がないのは良いですね。ただ音のバランスは個人的には COMPLY のほうが好きだったかな。でもトリコンはシリコン系素材のため COMPLY よりも寿命が長いというのは大きなメリットです。

最近はイヤーピースも「沼」と言えそうなほど多様な製品が出てきているので、この機会に他のも試してみようかと思っています。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50M

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2018/04/19 (Thu.)

BenQ TK800

4K/HDRで約15万円のBenQプロジェクタ。芝生の色も忠実なフットボールモード搭載 - AV Watch

BenQ TK800

BenQ から 4K/HDR に対応した DLP プロジェクタの新製品「TK800」が発表されました。

えっ、BenQ ってこないだ HT2550 を出したところじゃないですか。それがほんの三ヶ月ほどの間にまた新製品?しかも HT2550 でさえ 4K/HDR 対応でクラス最安値になる 20 万円級という価格だったのに、そこからさらに安くなって 15 万円前後。いち消費者としてはありがたいですが、さすがに価格破壊しすぎでは...と心配になってくるレベルでもあります。

TK800 は価格的には HT2550 の下位機種(BenQ 的にはスポーツ向けという位置づけであり、ホームシアター向けの HT2550 とは別カテゴリということかもしれませんが)でありながら、基本的な筐体デザインや大部分のスペックが共通化されています。違いと言えば色再現性が Rec.709 96%→92% に下がっていることと、逆に輝度が 2,200lm→3,000lm に向上していることくらい。これはおそらく搭載されているカラーホイールが HT2550 では RGBRGB の 6 セグメント品、TK800 では RGBW の 4 セグメント品という違いなのだろうと思います(おそらくそれ以外の違いはなく、あってもソフトウェア的な差違のみと思われる)。そのため明るさは稼げているけど HT2550 よりもカラーブレーキングが気になりそうだし、Rec.709 カバー率 92% というのも特段優れているわけでもない。これで 5 万円安くなるのはちょっと魅力ですが、シアター用途ならば HT2550 一択かなあ、という気がします。もちろん、BenQ としてもそれは解った上で、映画ではなくスポーツ向けモデルとしてロシアワールドカップに合わせて商品化してきたのでしょう。
いずれにせよ、BenQ によって 4K/HDR プロジェクタのエントリーラインが 15~20 万円に設定されたわけで、他メーカーを含めた今後の競争が楽しみになってきました。DLP 系メーカーは TI からパネルを買ってくれば近いコストで作ることはできるでしょうが、問題はまだこの価格帯の製品を出せておらず、かつパネルも自社開発が多い液晶系メーカーがどう出てくるかですね。SXRD を安売りするつもりがなさそうなソニーは置いといて(笑)、エプソンがどうするか。

そうはいっても実際の画質は気になるもの。最低でも HT2550 と TK800 でどの程度の画質差があるかは一度チェックしたいところ(本当は他メーカーとの比較や 2K 機との比較もしたいですが)。でも以前も書いたとおり、BenQ って店頭展示しているお店が極端に少ないんですよね。
そういう人向けに BenQ はアンバサダープログラムを展開してはいますが、サイカ先生のように映像製品のレビューを仕事の一つにしているならまだしも、ごく普通の一般人にすぎない私がブランドのファンになったわけでもないのに「アンバサダー」を自称するのはなんか抵抗があります。特に私は一度ファンになったら突き詰めてしまうタイプなので(笑)、ファンにもなる前から「アンバサダー」と言われると逆に引いてしまうというか、まだそれほど親しいつもりでもない相手から「こいつ俺の親友でさあ」と言われているような居心地の悪さを感じます。

そういう意味では reviews とか、もう開店休業状態のモノフェローズのような仕組みの中で借りて客観的にレビューできると良いんだけどなあ。結局いろんな媒体でのレビュー記事等を参考にしてエイヤッと買ってしまうしかないのかもしれません。

投稿者 B : 22:08 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2018/04/17 (Tue.)

ヒアラブルデバイスと「音の AR」

ここ最近、ソニーから興味深いイヤホン系製品が立て続けに出てきました。

ソニーモバイルコミュニケーションズ / Xperia Ear Duo XEA20icon

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まずは一番面白いのが「Xperia Ear Duo」。過去にあった「Xperia Ear」は片耳用で、あくまで Bluetooth ヘッドセットの延長線上にあるヒアラブルデバイスでしたが、後継機(上位機?)である Duo では両耳でステレオ音楽再生に対応しつつ、耳を塞がないデザインで外音も聞こえるというタイプ。しかも左右独立型ワイヤレスイヤホンでもあります。耳の下から掛けるという珍しいスタイルは眼鏡使用者でも装着できるし、大きめのユニットは(あくまで見た目の印象では)左右間の音切れにも強そう。音楽メインではなく音声アシスタントと通話用ヘッドセット目的、音楽はそこそこの音で BGM 的に楽しめればいい向きにはかなり便利そう。近年、仕事で電話することが多い人で BT ヘッドセットではなく首掛け式の BT イヤホンを仕事中も掛けっぱなしにしている人も珍しくありませんが、そういう人にはうってつけのデバイスだと思います。

ambie / wireless earcuffs AMBT-01

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続いて ambie wireless earcuffs。ソニー製品という括りではありませんが、ソニーが出資した会社でソニーが製造しているという意味では近いものと言えます。これ自体には音声アシスタント機能は搭載されていませんが、日中つけっぱなしにして環境音と音楽を一緒に聴ける、そして音声通話にも使えるという点で Xperia Ear Duo と似たところを狙っていると言えます。違いは左右独立型か否か、そして音声アシスタントに直接対応しているか否かの違い(これはソフトウェア次第でどうにでもなりそうな気がする)と言って良いでしょう。

以前、初代 ambie sound earcuffs を使ってみたときに、せっかく外音と音楽を一緒に聴ける開放感が得られるデバイスなのにイヤホンケーブルに縛られているのがもったいないなあ...と思っていたら、案の定出てきた Bluetooth モデル。ただ先代は私の耳型にどうしても合わず、つけていると痛くなるのですぐに手放してしまった経緯があります。だから今回もちょっと使うのは無理だろうなあ...と思いつつ、外音と音楽、あるいは情報としての音を重ねて聞かせてくれる Xperia Ear Duo や ambie のようなアプローチはとても面白い。

一方で、技術的には真逆のアプローチをしてきた製品がこちら。

ソニー / WF-SP700Nicon

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左右独立型ワイヤレスイヤホン WF-1000X のスポーツ版という感じのモデルです。こちらは音楽を聴くことが主目的のデバイスながら、ハンズフリー通話や音声アシスタント操作にも対応し、かつノイズキャンセリング機能の応用である「アンビエントモード」によって外音の取り込みも可能という、いわば Xperia Ear Duo とは反対側からのアプローチで結果的に似たような特徴を持った製品と言えます。
個人的には、Xperia Ear Duo や ambie のようなオープンイヤー型のイヤホンよりも、マイクから取り込んだ音を加工して聞かせるアンビエントモードのほうに可能性を感じています。というのも、アンビエントモードは外音のうちノイズと判断される音域をカットして聞きたい音域だけ聞くことができる(例えば電車の走行音を消して人の話し声だけ聞ける)という点で優れており、今後音声アシスタントが進化して様々な情報が耳から入ってくる時代に適しているから。まあ、耳を塞ぐタイプのイヤホン/ヘッドホンは対面で人と話すときに相手から「こいつちゃんと聞いて/聞こえてないんじゃないか」という印象を持たれるデメリットがあるので、仕事中も使うならばオープンイヤータイプのほうが何かと問題にはなりにくいでしょうが。

スマートスピーカのブームもすっかり一段落という感覚の今ですが、音声アシスタントはむしろ個人が使うイヤホン(ヒアラブルデバイス)でこそ花咲く技術でしょうし、近い将来スマホに次ぐ規模の市場になるはず。過去にも何度か書いていますが、外音に音声アシスタントや音楽、あるいは通話が重なるのはいわば「音の AR」であり、技術的に難易度の高い視覚の AR よりも先に普及するでしょう。そうなれば歩きスマホも半減するし、個人的には早く一般化してほしい技術です。
スマホの Xperia はここ二年ほど完全に保守路線で技術的には周回遅れもいいとこですが、一方でスマホの次の世代に向けた仕込みはひとつイイ感じに実を結んできたなあ...という印象です(だからスマホはコンサバでいいとは言っていない)。左右独立型ワイヤレスイヤホンは実際使ってみるとイマイチという声も聞こえてきますが、競争が激しい領域でもあるし二、三世代のうちに完成度は高まってくるのではないでしょうか。私もそろそろ自分で手を出すつもりで物色してみようと思います。

投稿者 B : 23:59 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/04/15 (Sun.)

Fire TV のリモコン用アタッチメント「Sideclick Remotes」

家族にも TSUTAYA に行く代わりに使わせるようになって我が家ではすっかり日常的に使うデバイスになった Fire TV ですが、テレビの入力切り替えや音量調整に別途テレビのリモコンを使わなくてはならないのがプチストレスだったので、こんなものを買ってみました。

Sideclick Remotes / SC2-FT16K Universal Remote Attachment for Amazon Fire TV Streaming Player

Sideclick Remotes

ちょっと前にインプレス PC Watch で紹介されていたものです。

【やじうまミニレビュー】Amazon Fire TVのリモコンに音量ボタンを追加できる「Sideclick Remotes」 ~複数台のリモコンを1つに集約可能 - PC Watch

Fire TV のリモコンにつけることでテレビの基本操作(電源オンオフ、入力切り替え、音量調整など)ができるようになるというものです。
たまに「Fire TV のリモコンはシンプルで素晴らしい、日本メーカーのテレビリモコンはボタンが多過ぎでクソ」みたいな言説も見かけますが(個人的にはそれについてはいろいろ言いたいこともあるけど)、Fire TV のリモコンは単体じゃテレビ側の操作ができないので、複数のリモコンを使い分けなくてはならないというのは全然スマートじゃないですよね。この Sideclick Remotes はそんな需要に応えるためにクラウドファンディングによって開発されたサードパーティ製アタッチメント。

販路は日本の Amazon.co.jp でも輸入業者がマーケットプレイスを使って販売しているようですが、¥5,000 くらいしてしまいます。Amazon.com なら $30+送料 で日本へも発送してくれるからそっちのほうがちょっと安い(私が買ったときはたまたま $24.99+送料 でした)。リードタイムが二週間ほどかかりますが、待てるならアメリカから直接買った方が良いでしょう。

Sideclick Remotes

パッケージに含まれているのは Sideclick Remotes 本体と、Fire TV 用リモコンに装着するためのアタッチメント二種(現行品と音声検索非対応の旧型用)、単四電池×2。あとは簡単な説明書がついている程度で、あまり考えなくても使い方は理解できます。

Sideclick Remotes

Fire TV リモコンにサクッと装着。ボタンの大きさやデザインがリモコン本体のものと合わせてあるため、なかなか一体感があります。
プラスチック筐体に施されているシボはリモコン本体のものよりも粗めですが、擦り傷や手脂がつきにくいという点で Sideclick のほうが扱いやすそう。

Sideclick Remotes

Fire TV リモコンは電波式ですが、、Sideclick はテレビ用のリモコンなので赤外線発光部がついています。

Sideclick Remotes

Sideclick を装着することでリモコン全体の横幅が大きくなってしまうため、片手持ちすると若干手に余る感が出てきてしまいます。
そこで PC Watch の記事に倣って Sideclick をリモコン本体の上寄りにスライドさせてみたところ、薬指~小指がちょうど段差のあたりに収まるようになり、多少持ちやすくなりました。この装着方法おすすめです。

ちなみに Sideclick はプラスチック製のフックでリモコン本体に留まっているだけなので、上の写真のように右手で持ったまま親指で Sideclick 側のボタンを押すと、少ししなる感覚があります。もうちょっとしっかり固定されてほしかった気もします。

Sideclick Remotes

Sideclick はテレビメーカー各社に対応したプリセットコードを持っているわけでもない、完全なる学習リモコンになっています。
電源ボタンと [B] ボタンを同時押しすると赤色 LED が点灯し、学習待機状態になります。そこでテレビリモコンと向かい合わせにし、Sideclick 側の学習させたいボタンを押す→テレビリモコン側の該当するボタンを押す という手順で学習させることができます。

ボタンは電源、音量+-、チャンネル↑↓、入力切換、それからスペシャルボタンが [A][B] の二つ用意されています。私は普通のテレビ操作に加えて、HDMI セレクタ(ソニー SB-HD41R。既に生産完了品だけどリモコン対応で重宝してます)の入力切換(Fire TV と BD レコーダ)を割り当てました。これでテレビの電源オンから Fire TV への入力切換、音量操作までをリモコンの持ち替えなしでできるようになりました。

Sideclick Remotes

コロンブスの卵的な製品ですが、これがあるとないとでは Fire TV の扱いやすさが段違い。Fire TV の単価を考えると数千円の投資は微妙なラインですが、私は買って良かったと思います。VOD のヘビーユーザーなら買って損はしないのではないでしょうか。

Sideclick Remotes / SC2-FT16K Universal Remote Attachment for Amazon Fire TV Streaming Player

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投稿者 B : 21:00 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック