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2017/03/26 (Sun.)

DAZN で F1 開幕戦を観る

というわけで今シーズンの F1 が開幕したわけですが、今年はテレビ観戦の環境として例年とは違う選択肢が出てきました。実際には去年から存在はしていたけど、docomo との提携で戦略的な価格体系を打ち出してきたスポーツ特化型 VOD サービス「DAZN」がフジテレビ NEXT の対抗馬になり得るのではないかと。
しかしその DAZN は先日の J リーグ開幕戦の中継で大失態をやらかし、「まだ使い物にならない」という烙印を押されたばかり。とはいえ事業者側がその気になれば短期間でサービスの大幅改善もやれてしまうのがネットサービスの良いところ、(おそらく)docomo のお金を使って大々的に広告を展開している今の DAZN なら本気でスカパー!から顧客を奪いに来そうだし、国内ではサッカーよりもマイナーな F1 ならば回線品質の問題も出にくいだろうと思い(笑)試してみました。

DAZN

DAZN

DAZN は通常の料金体系が ¥1,750/月、docomo 経由で契約すると ¥980/月 になりますが、無料体験期間の扱いに違いがあるようです。DAZN 直契約の場合は契約日から 1 ヶ月間が無料なのに対して、DAZN for docomo の場合は「契約月の末日まで無料」という docomo の他のコンテンツサービスと同じ扱いになります。さすがにこの月末から試用開始してすぐに課金されるのはちょっともったいないので、「とりあえず DAZN 直契約で 1 ヶ月無料体験して、良さそうなら一旦解約後に docomo 経由で再度契約」することにしました(笑
※コメントでご指摘いただきましたが、DAZN for docomo は「初回 31 日間無料」でした(2017 年 3 月現在)。最終的に DAZN for docomo で利用するつもりならば、最初から DAZN for docomo に申し込んだ方が良さそうです。

DAZN

とはいえいきなりスカパー!から完全に切り替えてしまうのも不安なので、まずは比較試聴。スカパー!のほうはテレビで、DAZN はタブレット(Xperia Z2 Tablet+DAZN の Android アプリ)を使って、F1 オーストラリア GP の予選・決勝を観てみました。

画質ですが...これ本当に HD 画質なんですかね?少なくとも 1080p には見えないし、720p と言われてもちょっと疑わしい。480p くらいしか出ていないんじゃないでしょうか。ABR(アダプティブ・ビットレート。VOD サービスでよく使われる、最初は低ビットレートで再生開始し、回線状況に応じてビットレートを上げていく方式)かもしれないと思ってしばらく待ってみても状況は変わらず。フレームレートも 30fps くらいにしか見えないし、これはちょっとスポーツを観るのに適した画質とは言えないように思います。もしかすると再生環境によっても違う可能性があるので、PC ベースで観たらもっと良いかもしれませんが。

DAZN

こんな感じで、文字情報が MPEG ノイズで潰れすぎ。判読できないレベルではないけど、スカパー!のほうではもっとクッキリ滑らかに表示できているので。
スマホくらいの画面サイズなら許せるレベルかもしれませんが、タブレット以上の画面サイズで観るにはいくらなんでも厳しい。PS4 や Fire TV を使ってテレビで観たらもっと辛いんじゃないですかね。

なお、スカパー!とのタイムラグはほぼ 60 秒でした。

本当は DAZN には価格面だけでなく解説陣にも安定感がありそうなので、期待していたんですけどね。スカパー!は川井チャンはいいけど実況のアナウンサーには当たり外れあるし、解説も最近の今宮さんは微妙すぎて、森脇さんか浜島さんなら当たりだけどそうじゃなかったら辛い。その点、DAZN の解説は一時期のスカパー!解説を担当していたオグタン(小倉茂徳氏)で、安心して聞いていられます。
でも今の DAZN はちょっと求めるレベルに達していないなあ。せめて 720/60p 以上の画質をしっかりと実感できるビットレートで配信してくれないと、¥980/月 でも高いと感じてしまいます。もしかしたらこのへんは日進月歩で改善するかもしれないので、1 ヶ月は比較を続けてみようと思いますが、4 月中旬のバーレーン GP でも改善されていないようなら、今年いっぱいはスカパー!で観戦することにします。

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2017/03/10 (Fri.)

Sony MDR-1000X BM 購入

ずっと欲しかったワイヤレスヘッドホン、MDR-1000X をようやく購入しました。

ソニー / MDR-1000X (ブラック)icon

MDR-1000X

ソニーストアでも長らく欠品していましたが、これ相当売れているようですね。都心で働いていると二日に一回くらいは街中や電車内で見かけます。beats とか SENNHEISER とか BOSE QC25 とかも時々見かけますが、オーバーヘッドホンで単一の機種でこれだけ頻繁に見かけるということは今までになかったんじゃないかと思います。私も欲しいと思いつつウォークマンやイヤホンのほうが優先順位が高かったのと、そもそも手に入らなかったのとで今になってしまいました。

カラーはブラックとグレーベージュでかなり迷いました。グレーベージュ、見た目の印象が軽い割に質感もあって実に良い色なんですよね。でも MDR-1ANW-A35 を色違いで買った人がグレーベージュな MDR-1000X を購入したとくれば、私は黒にするしかないじゃない!というロジックで最終的にブラックを選びました(ぉ

MDR-1000X

まあ、ブラックはブラックで金属部分は Apple 製品のスレートっぽい質感もあったりして、深みのあるいい色です。

あとなにげにブラックとグレーベージュでは同梱のキャリングケースまで色が違う、というのを知って驚いています。さすがソニーのフラッグシップ機、こういうところにも手を抜いていません。

MDR-1000X

愛用の MDR-1A と並べてみました。
私もデザイン自体はヘッドホンらしいメカメカしさを活かした MDR-1A のほうが好みではあるんですが、あまり押しが強くなく軽快感のある MDR-1000X のデザインもこれはこれで、外で使うには自然な印象。

ヘッドホンの側圧は MDR-1000X のほうが強いですが、ワイヤレスで重量も普通のヘッドホンよりはあるので、これくらいのほうが安定します。私は最初だけ少し圧迫感がありましたが、すぐに慣れました。

そのほかの開梱レビューや MDR-1A との細かな比較は先に買った人のレビュー記事を参照のこと(丸投げ

MDR-1000X

ドライバユニットは MDR-1A と共通とのことですが、音質は意外にもけっこう違います。MDR-1A のほうがナチュラルながら低音のボリューム感が強く、MDR-1000X は少し作ったような音だけど 1A よりも中高域に艶やかさがある音。代わりに低音は薄め。ノイズキャンセルや DSEE HX(≒ハイレゾアプコン)のためのプロセッサとデジタルアンプを内蔵しているために「作ったような音」になっているのだとは思いますが、それでもそんなに嫌みのある音ではなく、好みの範疇。ただし音質は完全にプロセッサとデジタルアンプを通すことを前提にチューニングされているようで、有線接続にしてヘッドホンの電源をオフにすると急に痩せたような音になってしまいます。有線でも電源オンで使うのが必須、パッシブモードはあくまでバッテリ切れのときでも何とか音楽を聴くためのもの、と割り切った方が良さそうです。
いずれにしても、今まで使っていた MDR-10RNC はノイキャンはいいけど音質については今一歩という印象だったのが、MDR-1000X くらいの音がワイヤレス・ノイキャンで出てくれれば十分以上だと思います。

MDR-1000X

操作系は左耳の側面に電源、ノイキャン設定、アンビエントサウンド(外音取り込み機能)の設定ボタンのみ。あとは左耳のハウジング部に NFC と、右耳のハウジング部には操作用のタッチセンサが搭載されています。ボタン配置やタッチ操作についてはまだあまり慣れていないので、早く位置や操作方法に慣れないと。タッチセンサですが、レスポンスがワンテンポ遅い感じがしませんかね?NW-A30 シリーズとの組み合わせのときだけなんですかね。

ノイキャンに関しては、今まで使っていた MDR-10RNC と機構的には同じはずですが、1000X のほうが NC 効果が明らかに高い。新しく採用された「パーソナル NC オプティマイザー」の成果かもしれませんが、イヤーパッドの大きさ・形状や側圧の強さも効いているように思います。幹線道路沿いを歩いていてもほぼ無騒音に感じるくらいノイズが消えるので、これは交通量の多い場所では逆に外音取り込み機能を使わないと怖いかもしれません。

MDR-1000X

NFC のほうはレスポンスが早くて素晴らしい。8 台までのマルチペアリングと、2 台までのマルチポイント接続にも対応しているので、私のように常にたくさんのガジェットを持ち歩いている人ほど恩恵を受けそうです(笑

MDR-1000X

しばらく使ってみて、音が良いのはもちろんのこと、ヘッドホンが完全ワイヤレスになるのがこれだけ気持ちいいことだとは思っていなかったので、想像以上の快適さに驚いています。たかがケーブル一本とはいえ、ちょっとしたときにケーブルに引っ張られたり引っかかったりするのって、地味にストレスだったんだなあと。音質とのトレードオフはあるものの、主に屋外での使用であれば十分いい音だし、ワイヤレスのメリットの方が大きいと思います。これはインナーイヤーも完全ワイヤレス型にしたくなってきました。

これは MDR-10RNC の買い換えのつもりで買ったので、これからも普段は XBA-N3 か SE215SPE を使いますが、出張や旅行、長時間の移動がある日なんかは積極的に MDR-1000X を使っていこうと思います。

ソニー / MDR-1000Xicon

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2017/02/24 (Fri.)

WALKMAN A35 ver.1.10

ウォークマン「WM1Z/A」と「A30」のタッチ反応速度が向上、音飛び改善 - AV Watch

ウォークマン A30 シリーズ(と WM1 シリーズ)のファームウェア Ver.1.10 が公開されました。
アップデート内容は主にタッチパネルの反応向上と、特定条件下で発生する音飛び・音切れの改善とのこと。

実は 2~3 日前から某所でダウンロード可能な状態にはなっていて私もダウンロードだけはしてみていたんですが(笑)、公式にアナウンスがなく念のため待っていました。正式リリースされたので、さっそく適用。

WALKMAN A35 ver.1.10

タッチパネルに関しては...おお、良くなってる!
素晴らしく良くなったというよりは、まあ今までがちょっと残念すぎただけで、出始めの Android スマホのようなレスポンスの悪さや引っかかる感じのスクロールが改善され、ごく普通のスマホ並みになった、という印象。音質が明らかに旧モデルよりも良いから多少の操作性の悪さには目を瞑っていたけれど、マトモになってみると今まではガマンしてたんだなあ、と改めて実感します。でも本来は最初からこのクオリティで出すべきところではあります。
タッチパネル以外にも全体のレスポンスがワンテンポ遅く、例えば再生/停止や早送り/戻しボタンを押してからの反応にもワンクッションあったのがアップデート後には 0.5 クッションくらいになった感覚。今までは「反応してない?」と思って押し直したら二度押しと認識されてしまう、ということもありましたが、これで大丈夫そうです。個人的な好みでは即反応してほしいところではありますが。

音切れについては、今までも一日に一度以下の頻度でしか起こっておらず、アップデート後まださほど長時間使い込んでいないので判断しかねますが、今のところ症状は出ていないようです。

今回のアップデートで A30 シリーズに関しては細かい不満が解消されて、純粋な音楽プレイヤーとしては足りないものはもうなくなったかな、と思います。これは改めて今後長く付き合えるウォークマンになりそうです。

ソニー / WALKMAN NW-A35icon

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2017/02/16 (Thu.)

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

新しいメインイヤホンとして昨年末に購入したソニー XBA-N3。エージングも進み、だいぶ耳に馴染んできました。従来のソニー製 BA イヤホンと比べると色づけの少ないフラット寄りの音で、解像度も高く私好み。そして何よりコンパクトで軽いのがいい。これは普段使い用のイヤホンとして長く使えそうです。
ただハイレゾ対応の BA ユニット搭載なだけあって、高音はちょっと硬め。移動時間が長い日など、長時間つけっぱなしにするならやっぱりダイナミック型のほうが聴き疲れしません。そんなときは Shure の SE215 Special Edition も平行して使っているんですが、このイヤホンケーブルが断線しかかってきたようで、右チャンネル側の音が途切れるようになってきました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

なんと買って半年ももたなかったのか...。そういえば昔使ってた E2c も一年足らずの間に断線で片チャンネルが鳴らなくなり新品交換、その後も保証期間後にまた断線、という末路を辿ったんでした。無茶な使い方をしているつもりはないんですが、断線しやすい傾向は変わっていないようですね。
保証期間内なので交換してもらっても良かったんですが、これはリケーブルしろという天啓に違いないとポジティブに考え(ぉ)、MMCX コネクタ対応のリケーブルを買ってみました。

NOBUNAGA Labs / 鬼丸改 NLP-ONI-KAI

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

機種選定はちょっと迷いました。一万円オーバーのものだとイヤホン本体よりも高くなってしまって本末転倒感があるし、そこそこの値段で付属ケーブルからのグレードアップが感じられるものにしようかと。アンダー一万円の Shure 向けリケーブルで評判の良さそうなのはこの NOBUNAGA Labs 鬼丸改と ZEPHONE の Blue Seagull(EL-21)といったところ。どちらも中国発祥のブランドのようですね。

こればかりは実際に聴いてみないと分からないので、e☆イヤホンの店頭に SE215SPE を持ち込んで聴き比べ。ヘッドホン/イヤホンだけでなく主要なリケーブルも自由に試聴できるようになっている e☆イヤホン、素晴らしいですね。カメラ方面とはまた違う深い沼の淵に立ってしまった感があります(;´Д`)。
二機種の聴き比べでは、Blue Seagull が SE215SPE の元気な低音をさらに強調するような感じ、鬼丸改は逆に SE215SPE がやや苦手とする中高域を伸ばして弱点を補強する感じで、真逆の方向性。SE215SPE の長所を伸ばす Blue Seagull も面白いとは思いましたが、個人的な好みとしては鬼丸改を付けたときのバランスの良さが気に入り、鬼丸改を選択しました。信長とか鬼丸とか、変に戦国時代かぶれなセンスは痛々しいけど、まあ変なのはパッケージくらいだし無問題(笑。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ケーブルは銀コート OFC(銀メッキ無酸素銅)素材の編み込み型。最近のリケーブルはこれ見よがしに派手な色のものが増えていますが、これは白銀色でリケーブルしてるという自己満足感はありつつも上品な感じで悪くない。ケーブルの作りはちょっと固めで Shure 純正品よりもやや取り回しが悪い感じ。タッチノイズもそこそこあるけど、個人的にはここはある程度仕方ないと割り切っているので気にしていません。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ヘッドホン端子はストレートプラグ。デザインや質感は悪くありませんが、3.5mm ステレオミニにしては大柄なプラグでちょっと邪魔かも。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

SE215SPE に装着すると、エメラルドグリーン×シルバーの組み合わせがとても爽やかな印象。
MMCX コネクタ側にはワイヤーが仕込まれていて、シュアー掛けする際のイヤーハンガーになってくれます。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

鬼丸改にリケーブルした際の音質は、純正ケーブルではどこか籠もったように感じていた高域の解像度とヌケが良くなり、従来よりも一段明るい音になった印象。さすがに BA 系イヤホンのような繊細な高音は鳴りませんが、SE215SPE でもこんなキレイな高音が出るんだ、という驚きがあります。そういえば自宅で使っているスピーカケーブル Silver Anniversary XT も OFC×銀コートでしたが、あれに換えたときに近い高音のキラキラ感。やはり素材が近いと音の傾向も似てくるんですかね。
それでいて SE215SPE が得意とする低音の力強さは失わず全体の音のバランスが良くなっていて、このケーブルは SE215SPE と非常に相性が良いと言えます。特に女性ヴォーカルものの声の温かな響きは BA 系イヤホンよりも好ましいと感じるほどで、今まで XBA-N3 のサブのつもりで使っていた SE215SPE をこれにリケーブルしてからは N3 と日替わりで使うようになりました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ちなみに XBA-N3 のほうも MMCX コネクタ採用で、鬼丸改にリケーブルすることができます。見た目はこれはこれでアリ、と思えるスタイルですが、音の方は全体的に高音寄りを強調するこのケーブルの特性のせいか、N3 では全体的に腰高で高音が耳に刺さりまくる感じ(;´Д`)ヾ。これはお世辞にも相性が良いとは言えませんね...。こちらはむしろ低域を強調するタイプのケーブルで元気よく鳴らしてやったほうが面白いかも。Blue Seagull とか試してみたい気もします。

最後は余談でしたが、とにかく SE215SPE+鬼丸改、とても気に入りました。正直なところ一万円そこそこの単発ダイナミックドライバ搭載イヤホンがリケーブルでここまで変わるとは思っていませんでした。e☆イヤ店頭にあった 10 万クラスのリケーブルも試聴してみたらこれまた別格の解像感...これ試したらあかんやつやった(;´Д`)ヾ。これ以上の沼には足を踏み入れないようにしておこうと思います...。

NOBUNAGA Labs / 鬼丸改 NLP-ONI-KAI

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2017/02/13 (Mon.)

ambie sound earcuffs インプレッション (2)

ambie sound earcuffs、その後屋外でも使ってみました。そのへんをふまえてインプレの続きを書きたいと思います。

ambie / sound earcuffs AM-01 (Stamp Orange)

ambie sound earcuffs

まずは音質。室内で聴いたときに「カマボコ型的な特性」と書きましたが、いろんな騒音の飛び交う屋外で聴くと高音と低音がマスクされて、その傾向がより際立つ印象。音楽を聴くとドラムやベースの音がスカスカで、リズミカルな曲はあまり楽しめませんね。しかし人の声の帯域は満遍なく出ているので、ラジオを聴くのにはちょうど良いと感じます。
また耳を塞がない=周囲の音がちゃんと聞こえるということは騒音もしっかり耳に入ってくるため、例えば電車が入線してくる駅のホームや車通りの多い幹線道路沿いなどでは完全に騒音が勝ってしまい、ambie から出てくる音はほぼ聞こえません。これは ambie の構造上仕方のないところでしょうが、騒音の多い場所での移動時や地下鉄・航空機など騒音から逃れられない環境には向かないイヤホンだと思います。音楽を聴くなら自宅やオフィスなどの静か(だけど誰かに話しかけられたり電話がかかってきたりする)な環境での「ながら聴き」が最も活きるかと。

ただ、現時点での音質が本格的な音楽観賞用途に向いていないからといって「ambie はクソ」と断じてしまうのは早計ではないでしょうか。音質は今後のモデルチェンジで改善の余地が十分にあるはずですし、先日も書いたとおり、個人的にはこれは音楽用途としてよりもスマホなどの情報機器との組み合わせによって化けるデバイス。後年になってから、破壊的イノベーションをもたらした技術 "[...] is a toy" の一つとして並べられてもおかしくないものだと思っています。

装着感については、やはり私の耳には合っていないようで、長時間つけていると痛みます。耳介は身体の中でも痛覚が鈍い部分なのである程度は慣れるものの、やっぱり外した後い触るとジンジンとした痛みがしばらく残る。私はちょっと常用はできないかなあ。

私の用途的には、日常の通勤や移動時はやはりカナル型イヤホンの高音質と遮音性のほうが合っていると思いますが、例えば休日に独りで写真散歩に出るときなんかは、音楽くらいないと退屈だけど自然の音や野鳥の声がシャッターチャンスを教えてくれることも少なくなく、イヤホンをするかどうかはいつも迷うんですよね。その点 ambie なら何となく音楽を鳴らしつつ環境音にも意識を向けておくことができるので、これはちょうど良い。これで装着感が私に合っていたらなあ...。

とはいえ音楽用途に限らず「聴覚に現実の音とは別レイヤーの音を重ねてくれる」という ambie のコンセプトに未来を感じることは事実です。ただフルオープンエアーが唯一の解決策というわけではなくて、例えばノイズキャンセリングイヤホンならば逆位相の音を出すためにマイクで集音しているわけで、それをうまく使えば「騒音は適度にコントロールしつつ、外界の音から必要なものだけを聴き分ける」ことが可能です(既に一部の NC ヘッドホンでそういう機能を持ったものがありますよね)。そういう技術を使えば、高音質と遮音性、装着性、音源と外界の音の適切なミックスという要件を成立させることは可能なはずです。ambie sound earcuffs はローコストとファッション性の両立のために現在のスタイルになっていると思われますが、今後別のやり方も見せてほしいところ。

まあ、その前に音質は無理しなくてもいいから、とりあえず装着性の改善と Bluetooth 対応だけでも早くお願いします。

投稿者 B : 23:16 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/02/11 (Sat.)

ambie sound earcuffs インプレッション (1)

直販ストアに注文していた「ambie sound earcuffs」が届きました。

ambie / sound earcuffs AM-01 (Stamp Orange)

ambie sound earcuffs

二子玉川の蔦屋家電や新宿伊勢丹などの販売店では発表当日から販売されていたようですが、直販ストアを利用していた私は中一日かかりました。本体カラーは発注タイミングによっては当日注文分でもまだ届いていないケースがあるようで、発表後すかさず注文した判断は我ながら賢明でした。

配送業者は佐川急便。届いたのが夕方だったため、まだ屋内でしか使用できていませんが、軽くインプレッションを書いておきます。

ambie sound earcuffs

変わった形状のトレイにちょこんと収められている ambie sound earcuffs。本体形状はイヤホンというよりも補聴器か何かに近い感じ。

届いてみて初めて知りましたが、「AM-01」という型番がつけられているようです。生産国はタイとのことで、やはりソニーのヘッドホン/イヤホンと同じ工場で作られていることが窺えます。

ambie sound earcuffs

本体カラーは Stamp Orange を選択。白系だとそのうち黒ずんでくるし、黒系はツマラナイ。こういう挑戦的なデバイスの初号機を買うからには、派手めな色で自分自身も挑戦的な気分で使っていきたい。
ややピンクがかった鮮やかな蛍光オレンジで、かなりカメラ泣かせ(笑。電車の中でもここまで鮮やかなケーブルを耳から垂らしている人はそうそう見かけないので、これは目立つだろうなあ(汗。よーく見ると黒い内部構造がうっすらと透けているので、そういうのが気になる人は暗色系を選ぶと良いでしょう。私は気にしません。

ambie sound earcuffs

イヤーピースを外すとクリア成型された音導管が顔を出します。超指向性スピーカを使っているわけではないものの、この音導管によってドライバユニットが出した音に指向性を与えて耳に届けるようになっています。

ambie sound earcuffs

イヤーピースは本体にロックするような構造にはなっておらず、着脱時には想像以上に外れやすい。そのせいか、予備のイヤーピースが二個付属しています。

ambie sound earcuffs

イヤホンケーブルは、Y 字に分岐した左側にマイク内蔵リモコンがついています。ボタン一つで再生/停止/通話/終話ができるシンプルなリモコンです。

コネクタはリモコン対応の 4 極プラグになっていますが、スマホの機種によっては互換性がなくリモコン操作ができないものもあるようです。最近のソニーの新規事業プロジェクトから出てくる製品は Android よりも iPhone との互換性を重視した仕様で発売されることが多いですが、とりあえず手元にある Xperia Z5 Compact ではちゃんと操作できました。
また 4 極プラグのため、3 極プラグが前提であるポータブルミュージックプレイヤーでの使用は動作保証外になっている模様。ウォークマン A35 では使えましたが、一部のハイエンドウォークマンで採用されている 4 極バランス端子だと使えないかもしれません。まあわざわざハイエンドウォークマンにこれを繋ごうという人もいないでしょうが...。

ambie sound earcuffs

耳にはこんな感じで装着します。耳輪(耳の外側)を本体で挟み込むようにして、音導管の出口を耳穴のほうに向ける。音導管の出口が外側を向いているけど大丈夫かな?と思いましたが、あえて外向きに出すことで耳珠(耳穴の入口を覆うようについている出っ張りの部分)に反射させて音を鼓膜に届けるようにしているようですね。実際に鳴らしてみると、耳穴周辺の凹みの部分で音が反響して鳴っている(エンクロージャの役割を果たしている)ような聴感があります。耳を手で覆うとまた響き方が変わって、なかなか面白い。
ただ私は耳輪の内側(対輪というらしい)の出っ張りが一般よりも大きめなようで、装着感はちょっとキツい。外した後に触ると軽く痛みます。長時間着けっぱなしにするのがコンセプトのようですが、もう少し緩いバージョンも出してくれないと私は無理かなあ。

音の方は、聴感上の印象としてはカマボコ型っぽい特性で、中域はよく聞こえるけど高音と低音はあまり出ていません。ヴォーカルものの楽曲を歌を中心に聴くとか、ラジオ用だとか、スマホのイヤホンマイクとして使うならこれでもそれなりに満足できるでしょう。もともと音楽をガッツリ聴くためではなく「聞き流す」ためのデバイスだから音質をどうこう語るものではありませんが、それでももうちょっと期待したのに...と思う人はいそうなレベル。
しかし「耳を塞いでいないのに、自分にしか聞こえない音が鳴っている」という感覚は新しく、これはさながら「音の AR」ですね。現実世界の音に別レイヤーの音を重ねることができる。BGM 的に音楽を聴く用途に使っても良いですが、個人的にはやっぱり「情報としての音」をどうやってこれで活かせるか、を考えてみたいなあ。

音漏れに関しては、例えば Xperia Z5 Compact のボリュームを全体のちょうど中央にすると、50cm 離れると静かな部屋でもほぼ鳴っているのが分からないレベル。満員電車で他人と密着するような距離感なら聞こえてしまうかもしれませんが、周囲の騒音のほうが大きいかと。その昔ソニーでパーソナルフィールドスピーカというジャンルの製品がありましたが、用途は全く違うもののまさにあれが形を変えて再生したかのような感覚です。

これを着けて外を歩いてみたらどうか、明日以降試してみて続きを書きたいと思います。

投稿者 B : 23:04 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

DAZN for docomo

月額980円のスポーツ配信「DAZN for docomo」。ドコモ契約者は割安にJリーグ見放題 - AV Watch

スポーツ専門の SVOD サービス「DAZN」が NTT docomo との提携を発表。docomo ユーザーであれば ¥980/月 で DAZN のサービスが受けられることになりました。

私は今のところ TVOD(都度課金)が中心で、継続的に SVOD サービスを使ったことがありませんでしたが、今回はかなり気になっています。というのも、DAZN はサービス開始当初より F1 の全戦を生中継&オンデマンド配信しており、F1 放送のためだけにフジテレビ NEXT を契約している私には DAZN のほうが安いし便利なんじゃね?と以前から思っていました。解説もメインはかつてフジテレビの F1 解説を務めていた「オグタン」こと小倉茂徳氏だし、フジの中継で解説が今宮さん回だったときのガッカリ感に比べれば、川井チャンの解説がなくなったとしても安定のオグタン解説で観戦できるのであればそっちのほうが良いかなと。今宮さんも昔は良かったんだけど、最近は解説じゃなくてただの感想と昔話ばかりで聞いてて辛いんですよね...。
それでも DAZN の通常価格 ¥1,750/月 だとフジテレビ NEXT の月額と大差ないし微妙なところでしたが、これが ¥980/月 となると話は違う。かれこれ 20 年ほど docomo ユーザーをやってきても付加サービスはほぼ利用したことがなく、回線品質以外に docomo の恩恵を受けてこなかった私ですが(まあ回線品質こそ最大の docomo の価値だと思っていますが)、これは初めて魅力的な docomo の付加サービスと言えるかもしれません。docomo が提供するサービスといっても認証に d アカウントを使うだけで DAZN と機能的な差異はなく、固定回線経由でも使えればパケ死することもないし。

私は F1 視点でこのサービスを見ていますが、DAZN 自体はむしろ J リーグと欧州サッカーが目玉コンテンツ。その他も全般的に海外スポーツに強く、スカパー!の主力カテゴリの一つを置き換えようとしているサービスであることは間違いありません。
私もこの際だから惰性で契約している ANIMAX もやめてスカパー!そのものを解約し、有料放送系サービスは DAZN+dTV に乗り換えてしまっても良いかなあ。まあ私は今のところ F1 くらいしか観たいものがありませんが、契約したらまた気も変わるかもしれないし。これで F1 以外のモータースポーツ、例えばスーパーフォーミュラやスーパー GT、海外だとインディカーや WEC、GP2 あたりの一部でもカバーしてくれたら迷わず乗り換えるんだけどなあ。スカパー!のモータースポーツはカテゴリごとにチャンネルが分かれていて(主に料金的な面で)とても全部追いかけられません。

とりあえずは本契約前に一ヶ月の無料体験が可能なので、F1 のシーズンが始まったら無料体験で観てみて、満足できそうだったらフジテレビ NEXT からの本格的な乗り換えを考えようかと。私の中では、これをきっかけにテレビを録画する習慣が終わり始めるのかもしれないなあ、と思っています。

投稿者 B : 00:48 | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/02/10 (Fri.)

ambie sound earcuffs

周りの音と音楽を聴ける、"イヤカフ型"新感覚イヤフォン。ソニー音響技術活用 - AV Watch

ambie Sound earcuffs

ソニーがベンチャーキャピタル WiL と共同出資して設立したベンチャー「ambie」から、「イヤカフ型」と称する新型のイヤホンが発表されました。その名も「ambie sound earcuffs」。

ソニーの新規事業といえば SAP プロジェクトから出てきた製品やサービスがクラウドファンディングで賛同者を募るというスタイルが注目を浴びがちですが、この ambie も事業立ち上げの手法は異なるながらも SAP プロジェクトの一環として出てきた製品なのでしょう。一般の家電流通とは異なるチャネルから販売されるというのも SAP っぽい。
面白そうなので私もさっそく一つオーダーしてみましたが、受注完了メールは飛んできたものの、納期が全く不明なのが若干不安(´д`)。

耳を塞がないイヤホンなのに音漏れがしない、というのは近年注目が高まっている超指向性スピーカを内蔵しているのかな?と思ったらどうもそうではないようで。かといって骨伝導でもない。ドライバユニットで鳴らした音を音導管で耳穴付近まで伝えることで、耳を塞がないのに音漏れがしない(全くしないとは言っていない)という状態をシンプルに作り出しているようです。まあ 6,000 円前後で実現しようと思ったらそうなるけど、必ずしも最新テクノロジーを駆使せずにイヤホンの新しい形を提案しているのが面白い。
用途としては近年各種サービスが立ち上がってきた定額制音楽ストリーミングサービスを「聞き流す」ような使い方を想定しているようです。構造的に音質を突き詰められるものではないし、音楽をファッション的に楽しもうという提案は解らなくもない。また道交法の改正によって自治体によっては NG になってしまった「イヤホン/ヘッドホンをして自転車に乗る」ことが、この方式であれば(警察や一般の認知と理解を得る必要はあるものの)可能になるかもしれない、という点も見逃せないと思っています。

が、個人的にこれを買ったのは、音楽を聴くのもいいけど別の可能性が模索できそうだと感じたから。音楽ではなく「情報としての音を聴くためのデバイス」として使ったらどうなるか?を試してみたかったのです。
以前読んだ西田宗千佳氏の『ポケモン GO は終わらない』にも触れられていましたが、例えばポケモン GO が現実世界に位置情報と AR によって新たな付加価値を重ねたように、Google マップが地図にさまざまな情報のレイヤーを重ねて表示できるように、現実世界に情報のレイヤーを重ねることで新たな世界が開ける未来が、もうそこまで来ています。これは単に私の妄想ですが、Amazon Alexa や Apple Siri のような音声対話型インターフェースによって、Google マップの歩行ナビをイヤカフ型イヤホン経由でガイドできたら。さらにそのイヤカフ型イヤホンが左右独立型ワイヤレス式になったら。もっと夢を語れば、現実世界に AR ゴーグルによって視覚情報を、イヤカフ型イヤホンによって音声情報を重畳することができたら。歩きスマホなんてしなくても、それよりももっと便利な生活ができるわけです。そういう未来を見せてくれそうなデバイスとして、真っ先にこれを試してみたいと思いました。

私は、テクノロジーというものは世の中に新たな価値観や文化をもたらすものであってほしいと考えています。専用機としてのカメラは市場の縮小によりプロと好事家のためのものになってしまったけど、もっと「誰もが簡単にいい写真を撮れて、それをもとにコミュニケーションができる機械」という方向性を残しておいてほしかった(実際には、それはスマホの進化によってもたらされ、専用機の市場を侵食しているわけです)。近年のポータブルオーディオやヘッドホン市場の盛り上がりはそれはそれで楽しいんだけど、どうもカメラと同じ轍を踏もうとしているように見えて仕方ありません。そうではなくて、音によって生活を変える、そういう目的を持ったデバイスが進化するという方向性もあってほしい。Alexa はスピーカの世界でそれを確立しようとしていますが、私はこの ambie に音楽用途以外のイヤホンの進化を見たいと考えています。そういう用途には Xperia Ear が出たところですが、機構的には ambie のほうがずっと向いていると思います。
たぶん次は左右独立型ワイヤレスになった後継機種を仕込んでいるはずだし、マイクも入ってくるんじゃないかと睨んでいます。逆に次も音楽用だったらがっかりです(笑

というわけで、いつ届くのか分かりませんが(笑)ambie の到着、楽しみにしています。

投稿者 B : 00:30 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/02/05 (Sun.)

BDZ-ET1000、不調

我が家の BD レコーダ、BDZ-ET1000 がここ数日、不調に。
BD ドライブのイジェクトが不安定になり、トレイが出てこなくなったり、出てきても「カタカタカタ...」という感じで作動時に異音が混じり、トレイの排出もいつもより遅い。イジェクト用モーターが劣化しているような感じです。

BDZ-ET1000

これ買ったの 2012 年の冬だから、4 年ちょっとで故障というのは早いなあ、と思ったけど前回の買い換えも 4 年ちょっとだったんですよね。前回は HDD 不調が買い換えの理由でしたが、やっぱり HDD や光学ドライブ内蔵で毎日使う場合はそれくらいが買い換えサイクルですかね...。ウチの場合は、主に子どもが TSUTAYA で毎週何らか借りてきているので、BD ドライブの使用頻度はそれなりに高い方だと思います。再生専用機もあるけど、テレビ側の入力切り替えを覚えさせるのも面倒だし...。

HDD 側には特に不調はないので修理か買い換えか迷うところですが、修理に出している間使えないのも不便だから買い換えかなあ。しかし悩ましいのはソニーの BD レコーダの現行モデルはとにかくソフトウェア面の評判が悪いようで。特に UI のレスポンスが悪いというのは致命的。発売サイクル的には来月あたりモデルチェンジしてもおかしくないので、それを待つという手もありますが、近年のソニー製映像機器は画質は良いけどソフトウェアの出来が酷いパターンが多いし、今回は他社に乗り換えも視野に入れてもいいかなあ。
乗り換えるとしたらやっぱりパナ。評判の良い全手動 DIGA にするか、今ならちょっと予算を増やせば UHD BD レコーダが買えてしまうので、それもまた悩ましいところ。まあ我が家はテレビがまだ UHD BD/HDR 対応しておらず先行投資としてもちょっともったいない気はしますが。

半ば消耗品にあまり投資するのももったいないので、¥6~7 万でそこそこのスペックのものを 4~5 年で使い潰すのがいいのかもなあ。次のが故障する頃にはもう SVOD が当たり前になって、レコーダが必要なくなっているかもしれませんし。

パナソニック / DIGA DMR-BRG2020

B01DSSZMFI

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2017/01/06 (Fri.)

ソニーから左右分離型 BT/NC イヤホンが登場へ

今週はラスベガスで CES が開催されています。VR/AR 関連のデバイスがわちゃーっと出てきていたり、PC も去年までの閉塞感あった状況から多様化の兆しが見えていたり、今年の CES は特に面白い。
ソニー関連では 4K OLED BRAVIA の発表が目玉だったようですが、私はテレビを買い換えるとしても来年以降かな...と思っているので、個人的に再注目は参考展示されているという左右分離型 Bluetooth ノイズキャンセリングイヤホン。

<CES>ソニーも完全ワイヤレスイヤホンに参入。試作機を多角度からフォトレポート - Phile-web

左右分離型のカナル型極小イヤホンで、充電器を兼ねたケースが付属するという点は先行する他メーカー品と同じですが、ノイズキャンセリング機能を搭載してきたのは私が知る限り初めてではないでしょうか。型番も含め詳細は不明ですが、少なくとも LDAC には対応するはずで、ウォークマンや Xperia との相性は良さそうです。電池の持ち時間次第というところはありますが、分離型 BT イヤホンの決定版と言える内容になりそうで、私は出たら買っちゃうだろうなあ。

新興メーカー EARIN から最初の製品が発表されてから、数多くのメーカーが追従するように左右分離型 BT イヤホンを出してきました。昨年はオンキヨーからも登場し、おそらく 2017 年の年末商戦までには国内メーカー製品がひととおり出揃うんだろうなあ、と予想していました。おそらく今後秋にかけてオーテクやパナからも出てくるんじゃないでしょうか。それよりも小さい、自前で開発する体力がないメーカーでも、今や製品化するだけだったら深センあたりの EMS に頼めばサクッとできてしまいますからね。

一方そのころ EARIN は新型「M-2」を発表しています。タッチセンサ搭載、NFMI 対応で左右の音切れ問題解消、そして何より本体デザインが大幅に洗練されるなど、M-1 から随分進化した感。今後 2~3 年は各メーカー間で熾烈な競争が始まりそうですね。ある程度枯れてから買った方が間違いないんでしょうが、ケーブルに縛られない快適さは早く体験したいところです。
ただあまり普及しすぎると都心の混雑した電車では電波干渉で音切れがひどそうな気もしますが、どうなんでしょうね...。

EARIN / M-1

B01MA5L2CU

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