b's mono-log

2017/09/08 (Fri.)

AKG N30+COMPLY Tsx-500

先日購入した AKG N30。自宅でじっくり聴いているときには素性の良さを感じるけど、外で聴くとなんかイマイチ、という印象を持っていました。それはおそらく以下の二つの理由なんでしょう。

  • イヤーピースの遮音性がほとんどないため、中~低域が街中の騒音にかき消される
  • ノズルが正しい位置にしっかり固定されていないと音が抜ける(私は外耳道が普通より大きく曲がり気味なようで、スイートスポットが狭いのもあるかも)
これは遮音性と装着安定性の高いイヤーピースに換えた方が良さそう。N30 を買った当初、というより買う前に店頭で試聴したときから感じていたことではありますが、やはりイヤーピースを交換することにしました。

COMPLY / Tsx-500 M サイズ (ブラック)

COMPLY Tsx-500

高遮音イヤーピースといえば COMPLY(コンプライ)。私は初めて手を出しました。
形状やサイズのバリエーションが無数にあり、本当は試聴して選びたかったんですが、試聴機が置いてあるのって日本でも e イヤホンの秋葉原店くらい?それだけのために秋葉原まで行く時間も取れなかったので、一般的なカナルイヤホンのイヤーピースに近い「アジアンフィット+」と呼ばれる Tsx-500 の M サイズをエイヤッと買ってみました。割高だけどお試しのつもりで 1 ペアのパッケージを購入(COMPLY は定期的な交換を推奨しており、一般的に販売されているのは 3 ペアのセット)。

COMPLY Tsx-500

COMPLY の「アジアンフィット+」は球形のイヤーピースで、こういうウレタンフォーム系イヤーピースでよくある弾丸型に比べると圧迫感が少なく、装着しやすいのがポイント。
通常の「Ts-500」と耳垢ガード付きの「Tsx-500」があり、耳垢ガード付きのほうが掃除の手間が省けて良いかと思い Tsx-500 にしました。が、買ってみてから N30 についている音質調整フィルタ自体が実質的な耳垢ガードを兼ねているので、耳垢ガードなしの Ts-500 で十分だったかもと思い直しました。

COMPLY Tsx-500

耳に入れる際には、耳栓のようにイヤーピースをいったん押し潰すようにしてから挿入します。低反発ウレタン製のため、耳に入れるとゆっくりと耳穴の形状にフィットしていきます。

COMPLY Tsx-500

手持ちの耳栓系イヤーピース三種。COMPLY、Shure のソフト・フォーム・イヤパッド、ソニーのトリプルコンフォートイヤーピース。COMPLY と Shure はどちらも低反発ウレタン系で装着感はよく似ています。
ソニーのトリプルコンフォートは中空のシリコンフォーム系で柔らかく、遮音性は低反発ウレタンよりは若干劣るけど圧迫感がなく、装着感がかなり良いのが特長。遮音性を取るか装着感を取るかですね。

COMPLY Tsx-500

というわけで、N30 のイヤーピースを Tsx-500 に換装してみました。

音を出した瞬間、「おお、全然違う!」というレベルで音が変わります。今まで抜け気味だった中域の音に厚みが出て、低音もボリュームが増しました。標準のイヤーピースで逃げていた音がちゃんと耳に届くようになり、装着安定性も増したことで音を漏らさず聴き取れるようになった感覚。
高音に関してはシャリシャリ感が取れてマイルドになりました。もう少しヌケの良い高音でも良かったけど、聴きやすい音になったことは歓迎。低音については音量は出たけど音像はちょっとぼやけており、ベースラインが聞こえるというよりはドラムのアタックが前面に出てきます。今までは中低域が抜けやすかったので BASS BOOST の音質調整フィルタを主に使っていましたが、これなら REFERENCE フィルタでちょうど良いくらいです。標準イヤーピースに比べてかなりメリハリの効いた音になり、これはなかなか楽しい。リケーブルよりも効果が分かりやすいんじゃないでしょうか。

遮音性についても Shure のウレタンフォームと同等と言って良く、日常生活レベルではノイキャン不要だと感じます。今まで電車内だと明らかに音が悪くなったと感じていたのが、COMPLY に換えたことで電車内でも静かな自宅と変わらない音で聴けるようになりました。

かなり期待通りの方向に変わってくれたので、COMPLY に換えて大正解でした。でも、こうも効果が出ると分かると、リケーブルのほうも試してみたくなるというのが人情というやつなんですよねえ...。

COMPLY / Tsx-500

B01C2KLFLI

投稿者 B : 21:50 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/09/05 (Tue.)

Sony WF-1000X

ソニー、1000Xシリーズ初の左右完全分離型イヤフォン。最高クラスのNCを自動で制御 - AV Watch

iconicon

個人的にずっと待望していたソニー製の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000X」が正式発表されました。

完全ワイヤレス、ノイズキャンセリング対応、MDR-1000X 譲りの「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」搭載、見た目良し。今年はもうこれが出たらすぐに買おうと思っていました。

が...、対応コーデックが「SBC/AAC のみ」。何故なのか(;´Д`)ヾ。
ソニーが推している高音質コーデック LDAC はおろか、業界標準の高音質コーデック aptX/aptX HD に非対応、とはあまりにも残念。これらに対応するプロセッサが消費電力等の問題で搭載できなかった、というあたりが理由ではないかと思います。私も MDR-1000X を愛用していて、多少の音質の違いよりもワイヤレスの快適さのほうが重要だと実感はしていましたが(有線接続の音質ならば 1000X よりも 1A のほうが良い)、いくらなんでも今さら SBC で音楽を聴く気にはなれません。iPhone ユーザーならば AAC 接続でそれなりの音質で聴けるんでしょうが。

バッテリ駆動時間が最大で連続 3 時間というのも「もう一声」という感じだし、これはせめてマーク II が出るまで待った方が良さそう。これなら今使っている XBA-N3 に MUC-M2BT1icon を組み合わせて Bluetooth 化したほうがまだ満足できそうです。

ソニー、NCを最適化するBluetoothヘッドフォン最上位「1000XM2」。aptX HD対応 - AV Watch
ネックバンドで"業界最高NC"のソニーBluetoothイヤフォン。ハイブリッドドライバ - AV Watch

iconicon

MDR-1000X もマイナーチェンジしてマーク II(WH-1000XM2)になりました。とはいえ主な変更点は aptX HD 対応とノイキャンやアンビエントサウンドの制御強化、スマホを使った設定調整への対応など、根本的な音質部分には特に変更なし。初代ユーザーとしては安心して使い続けられそうです(笑)。MDR-1000X、マジで今まで買ったオーバーヘッド型ヘッドホンの中で最も満足度高いので、マーク II もオススメです。

それからネックバンド型の Bluetooth イヤホンにも「1000X」シリーズとしてハイエンドモデルが登場しています。今まではソニーのネックバンドタイプは満足いくスペックのものがなく、MUC-M2BT1 に好きなイヤホンを組み合わせるしかない状況でした。が、今回の新モデルは XBA-N1 に近い構成の BA+ダイナミックドライバを搭載し、音質的にはかなり期待できそう。さらにはノイズキャンセリング機能も搭載して当然 LDAC/aptX/aptX HD にも対応しているので、今から買うなら WF-1000X よりも WI-1000X のほうが製品としてのまとまりは良いように思います。

とりあえず私は、今回の新製品はスルーして XBA-N3 用に MUC-M2BT1 を買い足そうかなあ...。

投稿者 B : 22:10 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/08/30 (Wed.)

AKG N30

Shure SE215 Special Edition を壊してしまった件の続き。

本当はこの秋に出てくるであろう完全ワイヤレスイヤホンを買うまでガマン、と思っていたんですが、つい魔が差して買ってしまいました。

AKG / N30 (マットブラック)

AKG N30

気に入っていたガジェットが壊れたからってクヨクヨするんじゃなくて「別の製品を試すチャンス」と考えるポジティブ思考って大事だと思う(ぉ

というわけで、私にとって初の AKG 製イヤホンに手を出してみました。
BA+ダイナミックのハイブリッド式という点では、愛用しているソニー XBA-N3 とよく似た構成ではあります。

AKG N30

N30 は「シュアー掛け」ができるタイプのカナル型イヤホン。耳穴からケーブルを下に垂らすタイプよりもズレにくい安心感があるし、お店で店員さんと話すときなんかに耳から抜いてもイヤーハンガーを引っかけたまま、というのができるシュアー掛けは便利なんですよね。

カラバリは 2 色ありましたがマットブラックを選択。無塗装プラでそれほど高級感はありませんが、最近のイヤホンは華美なデザインのがあまりに多いので、音は良いのに外見で自己主張をしない質実剛健さが却って気に入りました。

AKG N30

このイヤホンで特徴的なのが、音の出口にあたるノズル先端のフィルタを交換して音質を変えられるというところ。

AKG N30

「REFERENCE SOUND」と「BASS BOOST」の 2 種類のフィルタがついていて、好みに応じて取り替えることができます。
一見ではあまり違いがないように見えるフィルタですが、孔の大きさやメッシュの細かさが違っていて、これだけでも微妙に出音が変わります。
ちなみにこのフィルタ保管用のプレートもしっかりした金属製で、ちゃんとフィルタを装着するためのネジ切りがされているなど、無駄にお金かかってます(笑

AKG N30

イヤーピースはごく一般的な中空のタイプ。ソニーのトリプルコンフォートイヤーピースや Shure の低反発ウレタンイヤーピースなどに慣れていると古くさい作りで、しっかり耳奥まで挿し込まないと中低域が抜けてスカスカな音に聞こえてしまいます。これは近いうちに寄り遮音性の高いイヤーピースに交換したいところ。

AKG N30

付属のケーブルは布巻きでとてもしなやかなもの。最近固めのケーブルばかり触っていたのでこの取り回しの良さはありがたい。
また左チャンネルの途中にスマホ操作用のリモコンがついていますが、純粋な音質を考えたらリモコンありなしの 2 バージョンつけてほしかったところ。

イヤホンとケーブルの接続には MMCX コネクタが使われていますが、取付部の形状がやや特殊なため、そのままでは使えないケーブルもあるようです。

AKG N30

リモコンの裏面には Android と iOS の切り替えスイッチが。そう、Android スマホと iPhone では信号線の並びが違うんですよね。
このリモコン、ウォークマンでも使えるのかと思ったら、スイッチをどちらのモードにしても使えませんでした。残念。

AKG N30

その他の付属品。キャリングケースとサイズ違いのイヤーピース、それとクリーニングツール。写真には写っていませんが、航空機用のアダプタもありました。

AKG N30

まだエイジングがあまりできていないので細かな評価はこれからですが、煌びやかな高音の響きが良いですね。音源や楽器によってはシャリシャリした音にも聞こえますが、これは使い込むと和らいでいきそうな感じ。全体的な音の傾向としては SE215 より解像度が高く XBA-N3 よりは音作りがおとなしい印象。モニターライクというにはハイ寄りな感じですが、メリハリある音で聴きたいときは XBA-N3、フラットに聴きたいときは N30、という使い分けでしょうか。
ただ中低域は期待したよりは薄いかな。ダイナミックドライバが 8mm 径しかないのも一因でしょうが、むしろイヤーピース部分で抜けてしまっている感じ。耳への挿し込み方によっても聞こえ方が変わるので、イヤーピース換装と場合によってはリケーブルである程度調整できそうな気がします。

ノズル部に装着するメカニカル・チューニング・フィルタは、REFERENCE だと確かにフラットだけどメリハリが薄くてやや物足りない印象。BASS BOOST に変えると低音がバリバリ出るというよりは、バスドラムのアタックが強く聞こえてくる感じで、むしろ「BASS ENHANCE」と言った方が正しいかもしれません。少し抑揚のある音になるので、個人的にはこちらの方が好きかな。

あとは組み合わせるアンプによってもけっこう印象が違いますね。ウォークマン N30 との組み合わせだと高域が出過ぎて感じるところ、Olasonic NANO-D1 で聴くと全体のバランスがとても良く、XBA-N3 よりも好ましいとさえ思えます。

改めて聴き比べてみると特に何もいじらなくても高次元にまとまっている XBA-N3 ってあまり話題になっていないけど実はすごいイヤホンだったのでは...と見直してしまいましたが(笑、N30 のほうも素性は悪くなく、今後のチューニング次第で楽しめそうな気配。しばらくは N30 のほうをメインで使い込んでみようと思います。

AKG / N30

B06W52VY5M

投稿者 B : 22:30 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/08/21 (Mon.)

Shure SE215 その後...

最近 Shure SE215 Special Edition の話ばかり書いている気がします。こないだの接点復活王の効果もあり、その後とても快適に使えていたのですが、先日帰宅した際に廊下を歩きながらイヤホンを外していたところ、手が滑ってしまいました。
一昔前と違って今のイヤホンケーブルって長いのが主流じゃないですか。だから、手のひらからこぼれたイヤホンが下まで落ちていってしまい、ちょうど歩いていた自分の足下へ滑り込むような格好になり、次の瞬間

グシャッ

というイヤな音が耳に飛びこんできました。

Shure SE215 Special Edition


。・゚(゜´Д`゜)゚・。


左チャンネルのイヤーピース部分が、見事に根元からポッキリorz。
これはさすがに直しようがないですね...片チャンネルだけ保守パーツで取り寄せられるのかもしれませんが、エイジングの状態が全然違うとそれはそれで音がおかしくなりそうだし。

リケーブルもイイ感じにハマって気に入ってたんだけどなあ。踏んだのが自分の足だけに悔やんでも悔やみきれない。

どうしようもないので同じのを買い直すか、ちょっと違う音を求めて冒険してみるか、はたまた以前の MDR-EX800ST に戻るのも手だよなあ、とかいろいろ考えたんですが、この秋はおそらく完全ワイヤレスイヤホンに手を出すつもりで、これを買っちゃったらたぶん日常使いのメインはそれになっちゃうんだろうなあと思うと、ちょっと今からは買えないですね。一応メインイヤホンとしては XBA-N3 だって健在だし。鬼丸改がもったいないので、これに合わせる MMCX イヤホンを一本持っておきたい気もしているんですが。

というわけで、秋の新製品が出揃うまでしばらく様子見です...。

投稿者 B : 21:50 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/08/09 (Wed.)

MMCX コネクタに接点復活剤を試す

Shure SE215 の MMCX 接触不良問題。コネクタのクリーニングによって一応の解決をみたかに思えていました。が...しばらくして、再発。しかも、今度は右側

えええー...汚れの付着は原因ではなかった、あるいは原因の一つに過ぎなかった、ってことでしょうか。改めてコネクタを外して見てみると、

SE215 Special Edition

確かに右チャンネルの端子にうっすらと汚れはついているものの、前回の左側ほどではありません。汗をかきやすい時季だから汚れもつくし、前回断線のチェックや掃除をしたときに何度か挿抜したから端子が緩くなってる可能性もあるけど、少なくとも単にクリーニングをすれば解決するという問題ではなさそう。
というわけで、今度再発したら試そうと思っていた接点復活剤を買ってみました。

サンハヤト / ニューポリコールキング 接点復活王 PJR-L15

接点復活王

こういう電気接点向けの塗剤で昔から有名なのは SETTEN No.1 だけどちょっと高価いし、Ultimate Ears のイヤホンにも付属していたりして定番の DeoxIT にしようかと思ったらメーカー(国内代理店)欠品中でいつ入荷するか分からないようだし、あまり高価なのを試すつもりもなかったので汎用の接点復活剤にしてみました。主用途はスライド接点向けとのことですが、接合時にクルクル回転する構造の MMCX ならばスライド接点用の復活剤が適していそうだな、という思惑もあり。

接点復活王

原料が書かれていませんが、基本的にはコネクタの通電と潤滑を目的とした導電性のオイルです。「ほとんどの素材を侵しません。」という一文に安心(笑

接点復活王

ボトルはプラモ用の接着剤のように刷毛つきのキャップがされているので、それでコネクタにうっすらと接点復活剤を塗ってやります。あまり塗りたくると逆に導電性が下がったり、汚れを吸着する原因になったりしそうなのでごく少量。本当に一塗りしかしないからまだほとんど残っていますが(笑)、また定期的に塗ってやれば良いかと。

接点復活王

塗布してからかれこれ一週間程度使ってみたところ、これまで悩まされていたノイズや音切れがピタッと収まりました!こないだのクリーニング以上に効果がありました。
ただ、以前に比べると音質が若干マイルドになった気がするのはプラシーボでしょうか(汗)。まあ微妙にでも導電性が変化しているわけで、少しくらい変わっていてもおかしくないですが。まあ、ノイズや音切れよりは全然マシですが。

こういうのもやっぱり DeoxIT とか SETTEN No.1 とかと比べたらどうなんだろう、というのは気になるところではありますが、これもイヤホン本体やリケーブル以上の沼の入口だと思うので、このへんで納得しておくことにします。

サンハヤト / ニューポリコールキング 接点復活王 PJR-L15

B01GROTPEO

投稿者 B : 23:15 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/07/18 (Tue.)

ヤマハ「聴く VR」

ヤマハがAVアンプの音場創生技術をポータブルに、"聴くVR"。イヤフォン新機種も - AV Watch

先週末のポタフェス、気になってはいたんですが聖地巡礼や家の予定が詰まっていて残念ながら行けませんでした。そしたらヤマハがなんか気になる製品を参考展示してたというじゃないですか。

その名も「聴く VR」。ヤマハの AV アンプに搭載されている「シネマ DSP」を応用してヘッドホンアンプに搭載し、ヘッドホンでも AV アンプのような音場を表現できる、というもの。それって既存のバーチャルサラウンドヘッドホンと何が違うの?とか、いわゆる視覚方面の VR と関連性あるの?とか気になるわけですが、上記 AV Watch の記事を読む限りは視覚の VR とはあまり関係がなく、ヘッドホン使用時にも音場表現ができるサラウンド技術で、主にヘッドホンアンプやポタアンの製品化を想定している模様。
まあ現在のヘッドホンアンプ/ポタアン市場はハイレゾを軸とした「いい音」一辺倒で、ヤマハとしてはシネマ DSP の技術を応用して違う付加価値を目指したい、というのは理解できます。でもポータブルで音場表現がどこまで求められるかなあ。家庭用のヘッドホンオーディオ向けに音楽だけでなく BD/VOD の鑑賞にもメリットがある、という方向性の方がフィットしていそうに思います。

でも個人的に期待したいのはそっちよりも視覚系の VR に「音場」という概念を持ち込んでくれる可能性です。現在の VR はヘッドトラッキング技術を使って頭の向きに合わせて映像だけでなく音の指向性も変化させることができますが、音の方はまだまだ頭内定位というか「両耳に音が張り付いている感覚」を超えられていません。VR 空間内で正面から音が鳴っているときに右を向いたら「ヘッドホンの右 ch からは音が出なくなって、左 ch だけから聞こえる」というのは音の響き方や聞こえ方を考えれば不自然なもの。そこはもっとバーチャルサラウンドヘッドホン的に鳴らしてほしいし、何なら PSVR のシネマティックモードを使うときはヘッドホンじゃなくて AV アンプ+スピーカに繋いで音を鳴らさせてくれよ!とも思っていたので、こっち方面にシネマ DSP の音場生成技術が入ってきてくれないかな、と密かに期待しているわけです。

今回の把握まで参考展示であり、今後の展開がどこまで広がるかも分かりませんが、とりあえず現状のものでいいから一度試聴する機会が欲しいなあ。

投稿者 B : 23:59 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/07/13 (Thu.)

Shure SE215 MMCX コネクタの接触不良とメンテナンス

ウォークマン用のイヤホンとして愛用している SE215 Special Edition鬼丸改のコンビ。ダイナミックドライバの豊かな響きが鬼丸改によって好みのバランスに整えられ、とても気に入っています。XBA-N3 とは日替わりで使っていますが、解像力だけなら XBA-N3 のほうが上だけど音はちょっと腰高で、普段は 6:4 くらいの比率で SE215SPE のほうが出番が多かったりします。カメラにしろオーディオにしろ、結局好みの問題が大きいものに関しては解像力だけが正義ではない、ということなんでしょう。

Shure SE215 Special Edition

ただ、最近この SE215SPE の左チャンネルの音が途切れるようになってきました。付属ケーブルも右チャンネルが断線したから鬼丸改に買い換えたのに、半年もたずにまた断線?と軽くウンザリしかけたんですが、いろいろ試しているうちにどうもケーブル断線ではなく MMCX コネクタの接触に問題があるっぽい。そこで一度ケーブルを外して状態を確認してみました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

コネクタを見て唖然。右側はけっこうキレイな状態を保っているのに、左側だけ金メッキの表面にうっすらと緑青のような汚れがこびりついています。
うーん、それにしても何故左側だけ...日々の使い方は左右一緒なはずなんだけどなあ。

Shure SE215 Special Edition

イヤホン側のジャックはもっとひどくて、左側だけ明らかに汚れに覆われてしまっている状態。こりゃあ接触不良を起こすのも無理はありません。

調べてみたところ、MMCX イヤホンでコネクタの接触不良に悩まされている人はけっこう多くて、対処法は大きく分けて以下の三種類に分かれている模様。

  • コネクタを清掃して接触不良を改善
  • 接点洗浄剤/接点復活剤等を使ってコネクタの接触性を向上
  • コネクタの歪みを修整して物理的な接触性を向上
コネクタの物理的修整は最悪の場合端子そのものが折れて使い物にならなくなるリスクがあるので、最後の手段。どうやら受け側の端子は真円ではなく、半円を二つ組み合わせてラグビーボール状になっているのが正解らしいのですが、肉眼では判別できないもののマクロレンズを使って撮ってみた↑の写真を見る限り、コネクタがバカになっているわけではなさそうです。 というわけで、とりあえずコネクタの清掃から試してみることにしました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

清掃といっても大したことではなくて、ティッシュペーパーで表面の汚れを念入りに拭き取りつつ、凹凸のある細かい部分は爪楊枝を使って汚れをこそげ落としてやる程度。汚れは金メッキの表面にこびりついているだけなので、これだけで十分に落とせます。

Shure SE215 Special Edition

イヤホン側のジャックも同様に清掃。中心部にある芯の部分を折らないようにだけ気をつけてキレイにしてやりました。

結果は...見事復活!プラシーボかもしれませんが、右側も清掃する前に比べて音がクリアになったような気さえします(笑
MMCX コネクタってそれほど頻繁に抜き差ししなくても、構造的に汚れたり嵌合が緩くなったりしやすいものなんですね。手軽さから一気にイヤホンのデファクトスタンダードになった感はありますが、信頼性という意味では MDR-EX800ST 等のソニー独自スクリュー端子は(互換性以外は)良かったんだなあ、と。

とりあえずこの状態でしばらく様子を見るつもりですが、もしまた汚れが溜まっていくようであれば接点復活剤を試してみようと思います。ものによってはコネクタの防汚効果もあるようですし。

Shure / SE215 Special Edition

B00A16BT4E

投稿者 B : 22:15 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/03/10 (Fri.)

Sony MDR-1000X BM 購入

ずっと欲しかったワイヤレスヘッドホン、MDR-1000X をようやく購入しました。

ソニー / MDR-1000X (ブラック)icon

MDR-1000X

ソニーストアでも長らく欠品していましたが、これ相当売れているようですね。都心で働いていると二日に一回くらいは街中や電車内で見かけます。beats とか SENNHEISER とか BOSE QC25 とかも時々見かけますが、オーバーヘッドホンで単一の機種でこれだけ頻繁に見かけるということは今までになかったんじゃないかと思います。私も欲しいと思いつつウォークマンやイヤホンのほうが優先順位が高かったのと、そもそも手に入らなかったのとで今になってしまいました。

カラーはブラックとグレーベージュでかなり迷いました。グレーベージュ、見た目の印象が軽い割に質感もあって実に良い色なんですよね。でも MDR-1ANW-A35 を色違いで買った人がグレーベージュな MDR-1000X を購入したとくれば、私は黒にするしかないじゃない!というロジックで最終的にブラックを選びました(ぉ

MDR-1000X

まあ、ブラックはブラックで金属部分は Apple 製品のスレートっぽい質感もあったりして、深みのあるいい色です。

あとなにげにブラックとグレーベージュでは同梱のキャリングケースまで色が違う、というのを知って驚いています。さすがソニーのフラッグシップ機、こういうところにも手を抜いていません。

MDR-1000X

愛用の MDR-1A と並べてみました。
私もデザイン自体はヘッドホンらしいメカメカしさを活かした MDR-1A のほうが好みではあるんですが、あまり押しが強くなく軽快感のある MDR-1000X のデザインもこれはこれで、外で使うには自然な印象。

ヘッドホンの側圧は MDR-1000X のほうが強いですが、ワイヤレスで重量も普通のヘッドホンよりはあるので、これくらいのほうが安定します。私は最初だけ少し圧迫感がありましたが、すぐに慣れました。

そのほかの開梱レビューや MDR-1A との細かな比較は先に買った人のレビュー記事を参照のこと(丸投げ

MDR-1000X

ドライバユニットは MDR-1A と共通とのことですが、音質は意外にもけっこう違います。MDR-1A のほうがナチュラルながら低音のボリューム感が強く、MDR-1000X は少し作ったような音だけど 1A よりも中高域に艶やかさがある音。代わりに低音は薄め。ノイズキャンセルや DSEE HX(≒ハイレゾアプコン)のためのプロセッサとデジタルアンプを内蔵しているために「作ったような音」になっているのだとは思いますが、それでもそんなに嫌みのある音ではなく、好みの範疇。ただし音質は完全にプロセッサとデジタルアンプを通すことを前提にチューニングされているようで、有線接続にしてヘッドホンの電源をオフにすると急に痩せたような音になってしまいます。有線でも電源オンで使うのが必須、パッシブモードはあくまでバッテリ切れのときでも何とか音楽を聴くためのもの、と割り切った方が良さそうです。
いずれにしても、今まで使っていた MDR-10RNC はノイキャンはいいけど音質については今一歩という印象だったのが、MDR-1000X くらいの音がワイヤレス・ノイキャンで出てくれれば十分以上だと思います。

MDR-1000X

操作系は左耳の側面に電源、ノイキャン設定、アンビエントサウンド(外音取り込み機能)の設定ボタンのみ。あとは左耳のハウジング部に NFC と、右耳のハウジング部には操作用のタッチセンサが搭載されています。ボタン配置やタッチ操作についてはまだあまり慣れていないので、早く位置や操作方法に慣れないと。タッチセンサですが、レスポンスがワンテンポ遅い感じがしませんかね?NW-A30 シリーズとの組み合わせのときだけなんですかね。

ノイキャンに関しては、今まで使っていた MDR-10RNC と機構的には同じはずですが、1000X のほうが NC 効果が明らかに高い。新しく採用された「パーソナル NC オプティマイザー」の成果かもしれませんが、イヤーパッドの大きさ・形状や側圧の強さも効いているように思います。幹線道路沿いを歩いていてもほぼ無騒音に感じるくらいノイズが消えるので、これは交通量の多い場所では逆に外音取り込み機能を使わないと怖いかもしれません。

MDR-1000X

NFC のほうはレスポンスが早くて素晴らしい。8 台までのマルチペアリングと、2 台までのマルチポイント接続にも対応しているので、私のように常にたくさんのガジェットを持ち歩いている人ほど恩恵を受けそうです(笑

MDR-1000X

しばらく使ってみて、音が良いのはもちろんのこと、ヘッドホンが完全ワイヤレスになるのがこれだけ気持ちいいことだとは思っていなかったので、想像以上の快適さに驚いています。たかがケーブル一本とはいえ、ちょっとしたときにケーブルに引っ張られたり引っかかったりするのって、地味にストレスだったんだなあと。音質とのトレードオフはあるものの、主に屋外での使用であれば十分いい音だし、ワイヤレスのメリットの方が大きいと思います。これはインナーイヤーも完全ワイヤレス型にしたくなってきました。

これは MDR-10RNC の買い換えのつもりで買ったので、これからも普段は XBA-N3 か SE215SPE を使いますが、出張や旅行、長時間の移動がある日なんかは積極的に MDR-1000X を使っていこうと思います。

ソニー / MDR-1000Xicon

iconicon

投稿者 B : 21:00 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/02/16 (Thu.)

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

新しいメインイヤホンとして昨年末に購入したソニー XBA-N3。エージングも進み、だいぶ耳に馴染んできました。従来のソニー製 BA イヤホンと比べると色づけの少ないフラット寄りの音で、解像度も高く私好み。そして何よりコンパクトで軽いのがいい。これは普段使い用のイヤホンとして長く使えそうです。
ただハイレゾ対応の BA ユニット搭載なだけあって、高音はちょっと硬め。移動時間が長い日など、長時間つけっぱなしにするならやっぱりダイナミック型のほうが聴き疲れしません。そんなときは Shure の SE215 Special Edition も平行して使っているんですが、このイヤホンケーブルが断線しかかってきたようで、右チャンネル側の音が途切れるようになってきました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

なんと買って半年ももたなかったのか...。そういえば昔使ってた E2c も一年足らずの間に断線で片チャンネルが鳴らなくなり新品交換、その後も保証期間後にまた断線、という末路を辿ったんでした。無茶な使い方をしているつもりはないんですが、断線しやすい傾向は変わっていないようですね。
保証期間内なので交換してもらっても良かったんですが、これはリケーブルしろという天啓に違いないとポジティブに考え(ぉ)、MMCX コネクタ対応のリケーブルを買ってみました。

NOBUNAGA Labs / 鬼丸改 NLP-ONI-KAI

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

機種選定はちょっと迷いました。一万円オーバーのものだとイヤホン本体よりも高くなってしまって本末転倒感があるし、そこそこの値段で付属ケーブルからのグレードアップが感じられるものにしようかと。アンダー一万円の Shure 向けリケーブルで評判の良さそうなのはこの NOBUNAGA Labs 鬼丸改と ZEPHONE の Blue Seagull(EL-21)といったところ。どちらも中国発祥のブランドのようですね。

こればかりは実際に聴いてみないと分からないので、e☆イヤホンの店頭に SE215SPE を持ち込んで聴き比べ。ヘッドホン/イヤホンだけでなく主要なリケーブルも自由に試聴できるようになっている e☆イヤホン、素晴らしいですね。カメラ方面とはまた違う深い沼の淵に立ってしまった感があります(;´Д`)。
二機種の聴き比べでは、Blue Seagull が SE215SPE の元気な低音をさらに強調するような感じ、鬼丸改は逆に SE215SPE がやや苦手とする中高域を伸ばして弱点を補強する感じで、真逆の方向性。SE215SPE の長所を伸ばす Blue Seagull も面白いとは思いましたが、個人的な好みとしては鬼丸改を付けたときのバランスの良さが気に入り、鬼丸改を選択しました。信長とか鬼丸とか、変に戦国時代かぶれなセンスは痛々しいけど、まあ変なのはパッケージくらいだし無問題(笑。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ケーブルは銀コート OFC(銀メッキ無酸素銅)素材の編み込み型。最近のリケーブルはこれ見よがしに派手な色のものが増えていますが、これは白銀色でリケーブルしてるという自己満足感はありつつも上品な感じで悪くない。ケーブルの作りはちょっと固めで Shure 純正品よりもやや取り回しが悪い感じ。タッチノイズもそこそこあるけど、個人的にはここはある程度仕方ないと割り切っているので気にしていません。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ヘッドホン端子はストレートプラグ。デザインや質感は悪くありませんが、3.5mm ステレオミニにしては大柄なプラグでちょっと邪魔かも。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

SE215SPE に装着すると、エメラルドグリーン×シルバーの組み合わせがとても爽やかな印象。
MMCX コネクタ側にはワイヤーが仕込まれていて、シュアー掛けする際のイヤーハンガーになってくれます。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

鬼丸改にリケーブルした際の音質は、純正ケーブルではどこか籠もったように感じていた高域の解像度とヌケが良くなり、従来よりも一段明るい音になった印象。さすがに BA 系イヤホンのような繊細な高音は鳴りませんが、SE215SPE でもこんなキレイな高音が出るんだ、という驚きがあります。そういえば自宅で使っているスピーカケーブル Silver Anniversary XT も OFC×銀コートでしたが、あれに換えたときに近い高音のキラキラ感。やはり素材が近いと音の傾向も似てくるんですかね。
それでいて SE215SPE が得意とする低音の力強さは失わず全体の音のバランスが良くなっていて、このケーブルは SE215SPE と非常に相性が良いと言えます。特に女性ヴォーカルものの声の温かな響きは BA 系イヤホンよりも好ましいと感じるほどで、今まで XBA-N3 のサブのつもりで使っていた SE215SPE をこれにリケーブルしてからは N3 と日替わりで使うようになりました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ちなみに XBA-N3 のほうも MMCX コネクタ採用で、鬼丸改にリケーブルすることができます。見た目はこれはこれでアリ、と思えるスタイルですが、音の方は全体的に高音寄りを強調するこのケーブルの特性のせいか、N3 では全体的に腰高で高音が耳に刺さりまくる感じ(;´Д`)ヾ。これはお世辞にも相性が良いとは言えませんね...。こちらはむしろ低域を強調するタイプのケーブルで元気よく鳴らしてやったほうが面白いかも。Blue Seagull とか試してみたい気もします。

最後は余談でしたが、とにかく SE215SPE+鬼丸改、とても気に入りました。正直なところ一万円そこそこの単発ダイナミックドライバ搭載イヤホンがリケーブルでここまで変わるとは思っていませんでした。e☆イヤ店頭にあった 10 万クラスのリケーブルも試聴してみたらこれまた別格の解像感...これ試したらあかんやつやった(;´Д`)ヾ。これ以上の沼には足を踏み入れないようにしておこうと思います...。

NOBUNAGA Labs / 鬼丸改 NLP-ONI-KAI

B01JA03PCK

投稿者 B : 21:15 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/02/13 (Mon.)

ambie sound earcuffs インプレッション (2)

ambie sound earcuffs、その後屋外でも使ってみました。そのへんをふまえてインプレの続きを書きたいと思います。

ambie / sound earcuffs AM-01 (Stamp Orange)

ambie sound earcuffs

まずは音質。室内で聴いたときに「カマボコ型的な特性」と書きましたが、いろんな騒音の飛び交う屋外で聴くと高音と低音がマスクされて、その傾向がより際立つ印象。音楽を聴くとドラムやベースの音がスカスカで、リズミカルな曲はあまり楽しめませんね。しかし人の声の帯域は満遍なく出ているので、ラジオを聴くのにはちょうど良いと感じます。
また耳を塞がない=周囲の音がちゃんと聞こえるということは騒音もしっかり耳に入ってくるため、例えば電車が入線してくる駅のホームや車通りの多い幹線道路沿いなどでは完全に騒音が勝ってしまい、ambie から出てくる音はほぼ聞こえません。これは ambie の構造上仕方のないところでしょうが、騒音の多い場所での移動時や地下鉄・航空機など騒音から逃れられない環境には向かないイヤホンだと思います。音楽を聴くなら自宅やオフィスなどの静か(だけど誰かに話しかけられたり電話がかかってきたりする)な環境での「ながら聴き」が最も活きるかと。

ただ、現時点での音質が本格的な音楽観賞用途に向いていないからといって「ambie はクソ」と断じてしまうのは早計ではないでしょうか。音質は今後のモデルチェンジで改善の余地が十分にあるはずですし、先日も書いたとおり、個人的にはこれは音楽用途としてよりもスマホなどの情報機器との組み合わせによって化けるデバイス。後年になってから、破壊的イノベーションをもたらした技術 "[...] is a toy" の一つとして並べられてもおかしくないものだと思っています。

装着感については、やはり私の耳には合っていないようで、長時間つけていると痛みます。耳介は身体の中でも痛覚が鈍い部分なのである程度は慣れるものの、やっぱり外した後い触るとジンジンとした痛みがしばらく残る。私はちょっと常用はできないかなあ。

私の用途的には、日常の通勤や移動時はやはりカナル型イヤホンの高音質と遮音性のほうが合っていると思いますが、例えば休日に独りで写真散歩に出るときなんかは、音楽くらいないと退屈だけど自然の音や野鳥の声がシャッターチャンスを教えてくれることも少なくなく、イヤホンをするかどうかはいつも迷うんですよね。その点 ambie なら何となく音楽を鳴らしつつ環境音にも意識を向けておくことができるので、これはちょうど良い。これで装着感が私に合っていたらなあ...。

とはいえ音楽用途に限らず「聴覚に現実の音とは別レイヤーの音を重ねてくれる」という ambie のコンセプトに未来を感じることは事実です。ただフルオープンエアーが唯一の解決策というわけではなくて、例えばノイズキャンセリングイヤホンならば逆位相の音を出すためにマイクで集音しているわけで、それをうまく使えば「騒音は適度にコントロールしつつ、外界の音から必要なものだけを聴き分ける」ことが可能です(既に一部の NC ヘッドホンでそういう機能を持ったものがありますよね)。そういう技術を使えば、高音質と遮音性、装着性、音源と外界の音の適切なミックスという要件を成立させることは可能なはずです。ambie sound earcuffs はローコストとファッション性の両立のために現在のスタイルになっていると思われますが、今後別のやり方も見せてほしいところ。

まあ、その前に音質は無理しなくてもいいから、とりあえず装着性の改善と Bluetooth 対応だけでも早くお願いします。

投稿者 B : 23:16 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック