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2019/07/15 (Mon.)

WF-1000XM3 を見てきた

発売日を過ぎたので既に購入した人も少なくないでしょうが、まだ買ってない私はショールームで実物を見てきました。

ソニー / WF-1000XM3icon

WF-1000XM3

初代モデルよりも一回りほど大きくなった本体。しかし装着感についてはよく考えられているようで、耳への収まりは悪くない。脱落しそうな感覚も特になく、大きくはなったものの接続安定性の向上のためであれば許容範囲という印象。

WF-1000XM3

この日持っていたのがウォークマン NW-A35 だけだったので(iPhone XS も持ってたけど音源を入れていない)、SBC 接続で試してみました。

まずはノイキャン。私が使っているオーバーヘッドタイプの MDR-1000X レベルとは言わないまでも非常に性能の高い NC で、インイヤータイプの NC イヤホンとしては私が今まで使ってきたどの機種よりも遮音性が高い。公共交通機関に乗ったり喫茶店で仕事をする際に音楽を聴くつもりがなくても静かな環境を得るためにこのイヤホンをつける価値はあると思います。
音質については...少なくとも SBC 接続に関しては正直期待していなかったんですが、思っていたほど悪くない。DSEE HX による補完がうまく働いているのか、想像していたよりもスムーズで艶を感じられる音質で驚きました。同じ NW-A35 と SBC 接続すると TRN BT20 では痩せたナローな音で聴くに堪えないレベルですが、WF-1000XM3 のこの音なら高性能な NC との合わせ技一本で今のメインイヤホンである XBA-N3+MUC-M2BT1 からの乗り換えを考慮するに値すると感じました。これが AAC 接続だったら音質についてもそれなりに期待して良さそうなので、いずれ機会を見つけて試してみたいところ。

WF-1000XM3

充電機能付きのケースは旧モデルよりも随分小型化されました。またイヤホンのセット方法もマグネット式で吸い込まれるように収まるようになり、扱いやすさが向上しています。

WF-1000XM3

カラーバリエーションはブラックの他にこの↑プラチナシルバーが用意されています。

先代はシャンパンゴールドの塗装部分の質感とクリアパーツの組み合わせが高級感があって良かったんですが、今回のモデルは全体的にマットな仕上げになったためプラチナシルバーはややのっぺりとした印象。黒地に赤みの強いローズゴールドが映えるブラックモデルのほうが個人的には好みかな。

発表時点ではスペックだけ見て SBC/AAC のみ対応という点でスルーするつもりでいましたが、実機の音が意外なほど良かったのでちょっと傾いています。でもどうせ使うなら AAC 接続で聴きたい...となると組み合わせるのがウォークマンではなく iPhone XS か Shanling M0 になってしまうんですよねえ。
「ウォークマンは内蔵アンプが命なんだから使うんなら有線で聴くべき」というのももっともなんですが、このウォークマン 40 周年の年に(記念モデルが出るかもしれないのに)普段使いの母艦をウォークマンでなくするというのは個人的にはどうしても納得できない。

やっぱり秋口のウォークマンのモデルチェンジを待ってみて、新型が AAC 送出に対応していたら WF-1000XM3 とセットで購入、やっぱり非対応かつ代わりに WI-1000XM3 が発売されたら WI-1000XM3 を購入、どちらでもなければもうちょっと悩む、という感じにしようかと思案中です。

ソニー / WF-1000XM3icon

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2019/07/05 (Fri.)

Sony WF-1000XM3

ソニー、音質・NC強化の完全ワイヤレス「WF-1000XM3」。接続性も向上 - AV Watch

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ソニーのトゥルーワイヤレスイヤホン WF-1000X の後継機種が正式発表されました。Mark 2 世代を飛ばしていきなりの Mark 3、技術的にもそれに相応しいジャンプアップを実現しています。

初代 WF-1000X は「トゥルーワイヤレスでノイキャン」を実現した初のモデルでしたが、小型化のために割り切った部分も多くて他の 1000X シリーズに比べると機能的に劣る部分も多々ありました。が今回はノイキャン性能の強化、DSEE HX による音質向上、Bluetooth チップの新規開発とアンテナ改良による接続安定性向上、タッチ操作とクイックアテンション(片耳にタッチすると外音だけが聞こえる)モード対応、など全方位にわたって進化しています。

接続が途切れやすいのは初代機では数多く指摘されていた欠点でした。それを今回は左→右チャンネルにリレーする通常の伝送方式ではなく、新しい Bluetooth チップを採用することで「両側のイヤホンが左右両チャンネルの信号を受信し、それぞれが担当するチャンネルだけをデコードする」という力業的なやり方で改善しているとのこと。Qualcomm の新世代 SoC がサポートしている TWS Plus は左右別々に伝送する方式でしたが母艦側が Snapdragon 845 以降でなくてはならないなど制限がありましたが、このソニー方式であれば母艦側は普通に Bluetooth で送出すれば良いだけなので確かに汎用性は高い。コロンブスの卵的な発想です。

単体でのバッテリ駆動時間も約 2 倍(6 時間)になっていて、ほぼ隙がないモデルチェンジに見えますが...唯一、Bluetooth コーデックが SBC/AAC のみという点だけが惜しい。
先日 TRN BT20 を試してみて、音質的には SBC は厳しいけど AAC ならそれなりに満足できることが分かりました。が、ウォークマンがサポートしているコーデック(送信)は現行世代の NW-A50 シリーズで SBC/LDAC/aptX/aptX HD のみ。私が今使っている NW-A35 は SBC/LDAC にしか対応していません。つまり、少なくとも昨年モデルまでのウォークマンと一緒に使う場合は SBC 接続に限定されるということになります。母艦をウォークマンではなくスマホや他社製 DAP にすれば AAC 接続になりますが、ウォークマン 40 周年の年にそれをやるのもなんか淋しい。WF-1000XM3 が LDAC に対応しなかったのは SoC のスペックではなく消費電力が理由とのことですが、LDAC はともかくせめて aptX には対応できなかったものでしょうか...。

私は WF-1000X のモデルチェンジをずっと待っていたのでスペックが期待通りであればノールックで買うつもりでいたんですが、ウォークマンとの組み合わせが前提だったのでこれはちょっと悩ましい。望みをかけるとすれば、この秋に出てくるであろう新しいウォークマンが AAC 伝送に対応していることでしょうか。NW-A50 でも AAC は受信のみ対応しているようなので、ファームウェア次第で送信対応できないものではないはずです。
Bluetooth 周りのスペックさえ解決すれば向こう二年は私のメインイヤホンになることは確定したも同然なので、来るべきウォークマンに期待。

ソニー / WF-1000XM3icon

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2019/06/27 (Thu.)

Sony MDR-M1ST

ソニー、新たなスタジオモニターヘッドフォン「MDR-M1ST」。中域に骨太感 - AV Watch

MDR-M1ST

ソニーのスタジオモニターヘッドホンに新型が発表されました。

スタジオモニターというとハウジングに赤帯が入ったソニー MDR-CD900ST が代名詞的存在で、今でも PV 等でさまざまなアーティストがこのヘッドホンを掛けている姿を見ることができます。しかし最初にこのヘッドホンが作られたのは型番にもあるとおり CD 全盛の 1989 年のことで、実に三十年前(一般販売されたのは 1995 年)。しかし今や音源は CD フォーマットを超える情報量をもつものも一般化していますし、そもそもデジタル音源が当たり前になった今「for DIGITAL」表記もないでしょう。こういう環境下でようやく CD900ST を置き換える(CD900ST も併売されるようなので正確には上位機種になるのかな)モニターヘッドホンが出てきたことになります。

外観は全体的な印象としては MDR-CD900ST のそれを踏襲しながらも、やや古臭くなっていたディテールに現代的なアレンジを施して再構成されています。またケーブルも着脱式になり、そういう点でも現代的なスペックになっていると言えます。ドライバは CCAW ボイスコイル採用の 40mm ユニット+ネオジウムマグネットということで、詳細は明かされていませんが MDR-1A シリーズと共通の部材を使っている可能性が高そうですね。同じユニットを使っていても MDR-1A シリーズと MDR/WH-1000X シリーズとでは音の味付けが違ったりするので、この M1ST もまた違った方向性に仕上げられているのではないでしょうか。

私は MDR-CD900ST とその海外向けモデルである MDR-7506 を持っているのでこの M1ST もすごく気になるところ。でも自宅でのリスニング用としては MDR-1A を気に入っているので、ストイックな出音が想定される M1ST が入り込む余地はないだろうなあ...。とはいえ、ソニーのスタジオモニターシリーズユーザーとしてはどこかで一度試してみたいところです。e イヤホンに並んだら試聴しに行こうかな。

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2019/06/23 (Sun.)

TRN BT20 左右チャンネルの再ペアリング手順

左右独立型 Bluetooth アダプタ TRN BT20 ですが、ある日突然左右チャンネルのペアリングが解除されてしまうという現象に遭遇しました。

TRN BT20

あるとき鞄から取り出して音楽を再生してみると、何故か左側からしか音が出ない。どうやら鞄の中でボタンが何かに押されて左チャンネルだけ電源が入り、独立して DAP と接続されてしまった模様。
電源オフオンや DAP 側で Bluetooth ペアリングのリセットを何度かやり直してみましたが、どうやっても左右のペアリングが復活しない。スマホ/DAP 側から Bluetooth デバイスをスキャンしてみるとデバイス名「TRN」が二つ発見されます。この状態で使うとそれぞれ片耳用の Bluetooth レシーバとして使えるようで、それはそれで使い道がありそうにも思えます(笑。

TRN BT20

しかしこのままでは音楽用途の BT レシーバとして使うことができず都合が悪い。ググってみたところ同様の症状に悩まされている人は少なくないようですが、少なくとも取説や Amazon の販売ページに書かれている手順ではどうやっても接続できないようです。

手順を変えながら何度も試してみても左右が再ペアリングされません。それでも諦めずに調べた結果、こちらのサイトの記述を参考にやってみたところ、うまくいきました!

【中華イヤホン】TRN BT20 ペアリング - Fascinated with Tofu

TRN BT20

補足含めまとめておくと手順は以下の通り。

  1. 電源オン状態から両側のマルチファンクションボタンを 10 秒ほど長押し。「テン・テン・テテン↓」という下降音階系のビープ音が一度鳴る。このタイミングでスマホ/DAP とのペアリング設定や音量設定などがリセットされる
  2. そのままボタンから手を離さずに 3 秒ほど押し続けるともう一度「テン・テン・テテン↓」が鳴る。この段階で左右のペアリング設定がリセットされ、電源がオフになる
  3. 電源オフ状態から両側のマルチファンクションボタンを 5 秒ほど長押し、「Power on」→「Pairing」という音声アナウンスが流れ、BT20 本体の LED が青赤に交互に点滅する
  4. この状態で両側のマルチファンクションボタンをシングルクリック。そうすると左右チャンネルの再ペアリングが行われる。本体 LED は右側が 1~2 秒青点滅して消灯(このタイミングで再ペアリング完了)、左側が青赤点滅(スマホ/DAP とのペアリング待機状態)になる
  5. スマホ/DAP から Bluetooth デバイスをスキャンし再接続する

TRN BT20

左右の再ペアリングが完了するとホスト側デバイスからは「TRN」のデバイス名は一つだけ見えるようになります。
いやー、手こずったけど再設定できて良かった。一回目の「テン・テン・テテン↓」で左右ペアリングまで含めてリセットされると思い込んでいたので、その後さらに押し続ける必要があるというのは盲点でした。最初に情報をまとめてくださった上記サイトの方には本当に感謝しかありません。あのまま再設定できなかったら自棄になって BT20S のほうを買ってしまうところでした(ぉ

トゥルーワイヤレスイヤホンといえばソニー WF-1000X 後継機種に関する信憑性の高い噂も出てきていますが、正式に発売されるまでは BT20 でいこうと思います。

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2019/06/19 (Wed.)

TRN BT20S

先日 TRN BT20 を買ったところですが、なんか早くもその後継機種「BT20S」が販売開始されているようです。

今のところ販売しているのは Aliexpress のみで、日本の Amazon にはまだ来ていない模様。

従来モデルからの変更点は aptX に対応したことが中心。従来品は SBC/AAC だけだったのでより高音質なコーデックへの対応が待望されていました。Bluetooth オーディオプロセッサを Realtek 製から Qualcomm QCC3020 に変更したことで aptX に対応できたということのようです。また「DSP noise reduction」とあることから、旧 BT20 が持っていたホワイトノイズ(とはいえ静かな環境で聴くと少し気になる程度)が改善していることが期待されます。
またこの QCC3020 は機器側から左右チャンネルを独立して転送する True Wireless Stereo Plus(TWS Plus)にも対応しているため、対応スマホと組み合わせて使用することでより途切れにくくなるはず。まあ SoC についてはさらに上位の「QCC3026」が存在し、これを搭載するという FOSTEX の TM2 あたりのほうが接続安定性は高そうではありますが、価格帯が全然違うからなあ。

あとは筐体の仕上げがグロスから梨地に変更されているのも地味に良い改善点。グロス仕上げは指紋や皮脂がベタベタつきまくりで美しくなかったので。

初代 BT20 の発売から半年でモデルチェンジというスピードには戸惑いますが、この動きの早さがいかにも中国メーカー。私は BT20 をほんのに週間前に買ったところだけど、早速買い換えようかなあ...。

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2019/06/14 (Fri.)

TRN BT20 (2)

既存イヤホンをトゥルーワイヤレス化する「TRN BT20」のインプレの続きです。

TRN / BT20 Bluetooth 5.0 イヤーフック

TRN BT20

イヤホンは当初の予定どおり TFZ T2 Galaxy をメインに使っています。DAP は Shanling M0(AAC 接続)とソニー NW-A35(SBC 接続)で試してみました。

■装着感について

ショートケーブルには強めのテンションがかかったワイヤーが入っているようで、反る力がしっかりめにかかっています。触ってみた感じだと Bluetooth レシーバ側が耳の後ろに当たって痛いかなと思ったんですが、実際に掛けてみると締め付けすぎという感覚はなく、またちょっと首を振ったり走ったりしてみても落ちない程度のホールド感があります。まあこればかりは個人差があると思うので、人によっては当たりどころが悪い場合もあるでしょうが。

また MMCX-2pin アダプタ経由で装着しているため本来この製品が想定しているのとは少し違った角度でイヤホンを装着する格好にはなるものの、MMCX コネクタ側がフレキシブルに回転することもありステムの装着角度が不自然になることもありません(少なくとも私の耳の形に対しては)。
むしろ、これは BT20 のせいではありませんが、MMCX-2pin アダプタとイヤホンの間にロック機構がないためイヤホンが緩んだり抜けたりしやすいのが難点。実際に一度片耳のイヤホンが行方不明になってしまったので(すぐに発見した)、アダプタとイヤホンをホットボンドか何かで固定したいくらい。まあこれは T2G ではなく MMCX イヤホンを使うなら問題にはならないでしょう。

TRN BT20

■音質について

これはコーデックによってかなり違いが出ますね。NW-A35 と SBC で接続すると(NW-A35 は SBC/LDAC という両極端な仕様)ダイナミックレンジが狭く情報量も少ない、一昔前のイヤホンのような音に聞こえます。これは Radiko なんかを聴くのには良いけど音楽用途としてはちょっと厳しい。
でも Shanling M0 と AAC で繋ぐと印象が一変します。有線接続に比べると音の輪郭がぼやけたりディテールが損なわれる印象は多少あるものの、イヤホンが解像度(ないわけじゃないけど)よりはメリハリで聴かせるタイプの T2G ということもあってこのイヤホンの楽しさ自体が劣化する感覚はありません。これが BA 系イヤホンだったらまた違ったでしょうが、少なくともこの組み合わせで使う限りは音質の変化よりもトゥルーワイヤレス化の恩恵のほうが大きいように思います。

■接続安定性について

安定性も接続先の機器やコーデックによって差があります。NW-A35(SBC)ではかなり混雑した場所(新宿や渋谷の駅構内など)でもほとんど切れることはありませんが、Shanling M0(AAC)ではそういう場面でかなり切れる。コーデックなのか DAP 側のアンテナ性能なのかは不明ながら、差は確実に存在します。

とはいっても、Shanling M0 も普通に通勤経路や街中を歩いている程度ではほぼ切れないし、混雑している場所でも例えば満員電車でも走り出してしまえばそれなりに安定します。それよりも電車の乗り降りやターミナル駅内を歩いているときなど「周囲の電波状況がめまぐるしく変わる状況」でブツブツ切れます。DAP 側との接続が切れて両側聞こえなくなることも、片側(主に右側)だけ聞こえなくなることもあります。いつも使っている MUC-M2BT1(LDAC)との比較では、混んでる駅だと感覚的に十倍くらい切れる印象。また、ブツブツ切れるだけなら良いんですが、電波状況が怪しくなるとごく稀に音のピッチ(音程)が不安定になる(少し下がる)のが不可解。Bluetooth なんだからアナログじゃないよね(笑

安定して使えている分にはすごく快適なんですが、通勤ラッシュ時の乗り換え駅で切れまくるのだけがちょっと辛いなあ。都内だと今や BT イヤホン使ってる人は相当多いし、モバイルルータやテザリング等も含め 2.4GHz 帯の電波が飛びまくっているので条件的にはかなり厳しいのは事実です。まあこのあたりは初物ゆえの弱点で、今後 Qualcomm の TrueWireless Stereo Plus(トゥルーワイヤレスイヤホンに左右独立で Bluetooth 伝送する技術)などの普及が進めば改善していく話でしょうが。

そんな感じで、多少難はありつつも総じて見ればまあ快適。Shanling M0 との極小の組み合わせは、15 年ほど前に愛用していた NW-MS70DB&O A8 という組み合わせを思い出させて、小さいもの好きとしてはすごく楽しい。
私はソニーの本命 WF-1000X の後継機種が望むようなスペックで出てきたら次のメインイヤホンはそれにしようと思っていますが、一足先にトゥルーワイヤレスを楽しむデバイスとしてはけっこう十分だと思います。

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2019/06/08 (Sat.)

TRN BT20

かねてから興味を持っていたこれをついに買ってしまいました。

TRN / BT20 Bluetooth 5.0 イヤーフック

TRN BT20

既存のイヤホンをトゥルーワイヤレス化してしまえる Bluetooth アダプタです。リケーブル対応イヤホンは何本も持っていてそれはそれで楽しいんだけど、ワイヤレスのラクさを覚えてしまうと日常的にはつい MUC-M2BT1 ばかり使ってしまいがち。M2BT1 も MMCX 対応だけどなんか気分的に XBA-N3 専用になっているので、この TRN BT20 を使って他のイヤホンをトゥルーワイヤレス化して遊んでみようかと。

TRN BT20

指先ほどの大きさの筐体に Bluetooth レシーバとバッテリ、DAC/アンプが内臓されているものと思われます。見た目はまさに黒い補聴器といった趣。

操作ボタンは側面に一つだけで、これを押す回数や長さで電源オン/オフ、ペアリング、再生/停止、曲送り/戻し、Siri/Google アシスタントの呼び出しができるなど意外に多機能。ただしこのレシーバ側の操作では音量の調節はできないようで、それだけが残念。
また Amazon 等でのレビューでは「ボタンが陥没して操作不能になる」というコメントも散見され、品質については少し不安を感じるところ。少なくとも私の個体は初期不良はないようでした。

TRN BT20

付属品は充電用 microUSB ケーブルだけ。でも単なる microUSB ではなく、左右を同時に充電可能な二股ケーブルになっています。他社のトゥルーワイヤレスイヤホンはバッテリ内蔵の充電ケースが付属することが多いけど、こればかりは価格を考えるとしょうがない。

なお BT20 は技適ありという情報をどこかで見かけたのですが、少なくとも製品上にも取説やカートンにも技適マークの印字はありませんでした。国内での使用は原則認められないことになりそうなので、私も海外出張時と帰国から 90 日以内をメインに使おうと思います。

TRN BT20

手持ちの MMCX イヤホンを試してみました。まずはソニー XBA-N3 から。
XBA-N3 はシュアー掛け前提のイヤホンではないので、シュアー掛けする BT20 につけると上下逆向きに装着する必要があり、耳への収まりが悪い。耳形の個人差にもよりますが、私は外耳道に対して真っ直ぐイヤホンを装着することができず、安定してつけていることが難しいです。残念。

TRN BT20

Shure SE215 Special Edition。ステムが折れてしまったものですが、瞬着で応急処置して予備機に回しています(笑。
さすが Shure はイヤホンリケーブルにおける MMCX 普及を促したメーカーだけに、BT20 もこれ以上ないくらいガッチリはまります。

ちなみに AKG N30 は例によって MMCX 端子ではあるもののメスコネクタ側の物理形状のせいで BT20 に取り付けることはできませんでした。せっかく良いイヤホンなのにどうしてこんな仕様にしてしまったんや...。

TRN BT20

で、最近のお気に入り TFZ T2 Galaxy。
このイヤホン自体は 0.78mm 2pin 端子なので、先日購入した MMCX-2pin アダプタを使って装着します。むしろ BT20 を使いたかったがためにこのアダプタを買ったと言っても過言ではありません。まあ BT20 自体にも 0.78mm や 0.75mm 2pin 仕様のモデルもありますが、MMCX モデルのほうが取っ替え引っ替えできて楽しいだろうと思い。

装着した感じはアダプタが挟まる分だけコネクタ付近が長くなってしまいますが、耳にかけた感覚としては先日鬼丸改につけたときよりも収まりは良い。おそらく BT20 側のコネクタが緩い L 字になっていることとケーブル自体に強めのテンションがかかっていることでストレートなケーブルをつないだときよりは違和感がないのだと思われます。

TRN BT20

操作ボタン下には LED が仕込まれていて、BT 接続時には青、充電時には赤く光ります。

電源オン時は左右それぞれにボタンを長押ししなくてはならないのが若干面倒ではあるけど、すぐに慣れました。

TRN BT20

ホスト側機器からは「TRN」のデバイス名で認識されます。

HSP/HFP のプロファイルに対応しているので音楽再生以外に音声通話にも対応しているようですが、本体側にマイク穴らしきものが見当たらないんですよね...もしかするとマイクはスマホ本体のものを使う必要があるのかもしれません(そもそもスマホで音声通話をする機会自体が少ないので未確認)。

TRN BT20

Android の開発者オプションで試してみたところ、コーデックはやはり SBC/AAC のみ、サンプリングビット数と周波数は 16bit/44.1Hz。Bluetooth レシーバとしてはあくまで最低限のスペックであることが確認できました。せめて aptX に対応しておいてほしいところですが、まあ初物であることとこのコンパクトさを考慮するとあまり贅沢は言えません。改めて書くつもりですが、SBC/AAC のみというスペックから想像していたよりはずっといい音で鳴らしてくれる印象があります。

というわけで、今日のところはまずファーストインプレまで。もう少し使ってみてから改めて使用感などについてレポートします。

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2019/06/05 (Wed.)

OE Audio MMCX-2pin Adapters

昨日帰宅したら中国・深センから何か荷物が届いていました。

OE Audio MMCX-2pin Adapters

はて、身に覚えがないけどなあ...?と思って封筒をよく見たら思い出しました。T2 Galaxy を買ってからちょいちょいチェックしている Drop(旧 Massdrop)で一つ注文していたのでした。Drop ってオーダーしてから出荷されるまでの期間が長いからつい忘れがちになります(;´Д`)ヾ。

OE Audio / MMCX & 0.78mm 2-Pin IEM Adapters

OE Audio MMCX-2pin Adapters

中国の OE Audio というメーカーのイヤホンアダプタです。T2 Galaxy のリケーブル端子はカスタム IEM 用の 0.78mm 2pin コネクタですが、私が持っている他のイヤホンは軒並み MMCX コネクタ。T2 Galaxy のリケーブルも試したいけど T2G 専用として買うよりは他のイヤホン/リケーブルと取っ替え引っ替えできた方が楽しいだろうと思い、MMCX-2pin のアダプタを買ってみたというわけです。

この手のアダプタは Amazon 等で探せばないこともないんですが、ちょっとしたリケーブルが買えてしまう価格。でも Drop に出ていたこの製品は送料込みで USD24.27 という値段だったのでポチりました。でも買ってから気付いたんですが今なら中国系のこういう製品は Amazon や Drop を探すよりも AliExpress あたりで買った方が手っ取り早いかもしれません。

OE Audio MMCX-2pin Adapters

興味ある方のために、取説に記載されていた寸法図の画像を貼っておきます。変換アダプタとしては最小限のサイズに抑えている印象で、悪くない。

OE Audio MMCX-2pin Adapters

実物はこんな感じ。もろ樹脂製で高級感はありません。カラバリはブラックとクリアがあり、T2G の 2pin コネクタ部分のクリアに合わせるという選択肢もあったけどクリア樹脂は経年で黄変するのが常なので黒を選択。

こういうコネクタに左右の区別があるのか分かりませんが、左チャンネル用と思われる個体に「L」の印字がありました。

OE Audio MMCX-2pin Adapters

とりあえず T2G に手元で有休状態にあった NOBUNAGA Labs の「鬼丸改」をつけてみました(写真左)。コネクタ部分が必然的に 1cm ほど延びてしまうので、シュアー掛け前提のイヤホンだとイヤーハンガー部が耳に沿わなくなってくる感じ。鬼丸改はイヤーハンガー部にワイヤーが入っているので、ワイヤーで無理矢理耳に沿わせるようにすれば使えなくはありませんが、さすがに装着感は純正ケーブルには劣ります。ただ純正ケーブルは絡まりやすいのに対して、鬼丸改はそこそこ取り回しが良いのがポイント。
また T2G 純正ケーブルは 2pin コネクタカバーが端子部分を覆うような形になっているのに対して、このアダプタは単に「挿さっているだけ」で横方向からの圧力や衝撃に弱そうなのがちょっと怖いです。

ちなみに MMCX 側のコネクタはメーカーによって微妙に寸法が異なるのか、ソニーの BT アダプタ「MUC-M2BT1」ではこのアダプタは一応挿さるものの「カチッ」とロックされる感触がなく、すぐに抜けてきてしまいそうで常用は厳しい感じ。

OE Audio MMCX-2pin Adapters

T2G+鬼丸改で試聴してみたところ、純正ケーブルも意外と悪くなく鬼丸改とはそこまで大きな差は感じなかったものの、鬼丸改のほうがやや高音が煌びやかになる印象で、音楽がさらに楽しく感じました。やっぱり鬼丸改はダイナミックドライバ系イヤホンとの相性が良いですね。
使い勝手を考えると T2G にはやはり 2pin のリケーブルも試してみたくはありますが、しばらくはこのアダプタを使って取っ替え引っ替え遊んでみることにします。

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2019/05/20 (Mon.)

FOSTEX TM2

好きなイヤフォンを"左右分離ワイヤレス化"、フォステクス「TM2」31日発売 - AV Watch

FOSTEX TM2

FOSTEX から既存のイヤホンをトゥルーワイヤレス化できる Bluetooth アダプタ「TM2」が今月末に発売されます(発表自体は今年初頭にされていたようですね)。

既存イヤホンをトゥルーワイヤレス化できる BT アダプタというとこの blog でも先日 TRN BT20 が気になると書いていたところですが、メジャーブランドからも出てきました。このへんは絶対需要あるし間違いなくフォロワー的製品が出てくると思ってた。

TRN BT20 と違う点は、そもそも MMCX イヤホンパーツが付属していて単体でトゥルーワイヤレスイヤホンとして使えること、ショートケーブル部が差し替え可能で MMCX 以外にも IEM 用 0.78mm 2pin や FitEar 用 2pin タイプに変更できること、Qualcomm QCC3026 を採用し左右チャンネルに個別に伝送する TWS Plus(TrueWireless Stereo Plus)モードに対応していること、の三点。いきなり決定版に近いスペックのものが出てきたと言え、これは要注目です。

ただし価格の方も三万円超えと良い値段になっているのが悩ましいところ。TRN BT20 は Amazon で四千円台から買うことができることを考えると躊躇する値段です。まあ TRN は品質や技適有無等不透明なところが多いので、安心して使えて音質にも期待できそうという点では FOSTEX にも分があると言えますが...。そもそも非差替タイプのトゥルーワイヤレスイヤホンの品質が上がって価格が下がっていることを考えると、気に入っているイヤホンがトゥルーワイヤレス化できることよりも一体型かつそこそこの音質で利便性が高いことのほうが利が大きいんですよね。私もソニー WF-1000X がモデルチェンジして aptX 以上のコーデックに対応したら買うつもりでいるし、そんな中で三万円のこれを買うのはさすがに躊躇われます。

でも音質にこだわる向きへの選択肢が提示されることは良いことだし、実際の音質や使い勝手は気になるところ。e イヤホンあたりで展示開始されたら試しに行ってこようと思います。

投稿者 B : 22:26 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2019/04/28 (Sun.)

AZLA SednaEarFit Light

T2 Galaxy には Bluetooth リケーブルもいいけどイヤーピースもいろいろ試してみたいと思ってこれを買ってみました。

AZLA / SednaEarfit Light (ML)

SednaEarFit Light

AZLA から先日発売されたばかりの新型イヤーピースです。「Light」と名付けられていますが廉価版ではなく逆に既存の SednaEarFit の装着感を高めた上位版という位置づけの模様。
私に T2 Galaxy を勧めてくれた友人が SednaEarFit との組み合わせがイイと言っていたので、新型が出たタイミングで私も試してみることにしました。今使っている Crystal Tips もすごく気に入っているんですが、湿気が増えるこれからの季節にはシリコン系イヤーピースのほうが耐久性的には良いだろうと思い。

SednaEarFit Light

イヤーピースは白の半透明。最近ブラック/グレー系以外のイヤーピースが増えてきていますね。ハウジングもリケーブルも自己主張の強いものが多い市場だし、これくらいでもあまり派手な印象は受けません。

なおサイズは ML を選んでみました。先日イヤーピースをいろいろ試したときに T2G 付属のは M サイズよりも L サイズのほうがフィット感が良かったので、今回もちょっと大きめを選択。

SednaEarFit Light

ML サイズと言いながらも、ソニーのハイブリッドイヤーピース(写真右)でいう L サイズとほぼ同じ大きさ。購入時に ML にするか L にするかちょっと迷ったんですが、これは L サイズにしなくて正解でした。
またソニーに比べるとステム部分のシリコン筒が太く、またかなり長いのが分かります。

SednaEarFit Light

T2G に装着するとイヤーピースの開口が非常に大きいことがよく分かります。一般的なイヤーピースはステムよりもイヤーピース先端のほうがすぼまっていることが多いですが、SednaEarFit Light はイヤホン先端のメッシュが丸見え。これは音がイヤーピースで減衰せずストレートに出てくることを意味するので、この時点で音質の傾向は何となくイメージできました。

SednaEarFit Light

装着感は、やや固めのシリコンピースと長いステムの効果か、耳の奥に吸い付くように密着する印象。ウレタンフォーム系イヤーピースほどではありませんが、とてもしっかりとした密閉感があります。遮音性についても地下鉄や新幹線で試してみた感じではソニーのトリプルコンフォートに負けていない感じ。シリコン系イヤーピースでこういう使用感の製品は初めてです。

音のほうは、見た目どおり T2G 付属の大口径タイプのイヤーピースに近い印象。圧が強い T2G の音をダイレクトに鼓膜に届ける感覚で、グイグイ来る音を余すところなく堪能できます。密閉性が高いから T2G 付属品のように高低域がすっぽ抜けるようなこともなく、全域にわたってバランス良く鳴らしてくれます。私愛用の Crystal Tips との比較で言えば、低音は Crystal Tips より少し大人しいけど十分なボリュームとアタックはあり、低域の解像感はむしろ SednaEarFit Light のほうが出てる。私はウレタン系ピースのパワフルな低音が好きですが、人によっては SednaEarFit Light のほうを好みに感じる人も少なくないはずです。

これは期待していた以上にいいイヤーピースでした。これからはウレタン系イヤーピースが劣化しやすい多湿な季節に入るし、しばらくは他のイヤホンも含め SednaEarFit Light をメインに使ってみようかと。

投稿者 B : 21:42 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック