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2019/05/20 (Mon.)

FOSTEX TM2

好きなイヤフォンを"左右分離ワイヤレス化"、フォステクス「TM2」31日発売 - AV Watch

FOSTEX TM2

FOSTEX から既存のイヤホンをトゥルーワイヤレス化できる Bluetooth アダプタ「TM2」が今月末に発売されます(発表自体は今年初頭にされていたようですね)。

既存イヤホンをトゥルーワイヤレス化できる BT アダプタというとこの blog でも先日 TRN BT20 が気になると書いていたところですが、メジャーブランドからも出てきました。このへんは絶対需要あるし間違いなくフォロワー的製品が出てくると思ってた。

TRN BT20 と違う点は、そもそも MMCX イヤホンパーツが付属していて単体でトゥルーワイヤレスイヤホンとして使えること、ショートケーブル部が差し替え可能で MMCX 以外にも IEM 用 0.78mm 2pin や FitEar 用 2pin タイプに変更できること、Qualcomm QCC3026 を採用し左右チャンネルに個別に伝送する TWS Plus(TrueWireless Stereo Plus)モードに対応していること、の三点。いきなり決定版に近いスペックのものが出てきたと言え、これは要注目です。

ただし価格の方も三万円超えと良い値段になっているのが悩ましいところ。TRN BT20 は Amazon で四千円台から買うことができることを考えると躊躇する値段です。まあ TRN は品質や技適有無等不透明なところが多いので、安心して使えて音質にも期待できそうという点では FOSTEX にも分があると言えますが...。そもそも非差替タイプのトゥルーワイヤレスイヤホンの品質が上がって価格が下がっていることを考えると、気に入っているイヤホンがトゥルーワイヤレス化できることよりも一体型かつそこそこの音質で利便性が高いことのほうが利が大きいんですよね。私もソニー WF-1000X がモデルチェンジして aptX 以上のコーデックに対応したら買うつもりでいるし、そんな中で三万円のこれを買うのはさすがに躊躇われます。

でも音質にこだわる向きへの選択肢が提示されることは良いことだし、実際の音質や使い勝手は気になるところ。e イヤホンあたりで展示開始されたら試しに行ってこようと思います。

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2019/04/28 (Sun.)

AZLA SednaEarFit Light

T2 Galaxy には Bluetooth リケーブルもいいけどイヤーピースもいろいろ試してみたいと思ってこれを買ってみました。

AZLA / SednaEarfit Light (ML)

SednaEarFit Light

AZLA から先日発売されたばかりの新型イヤーピースです。「Light」と名付けられていますが廉価版ではなく逆に既存の SednaEarFit の装着感を高めた上位版という位置づけの模様。
私に T2 Galaxy を勧めてくれた友人が SednaEarFit との組み合わせがイイと言っていたので、新型が出たタイミングで私も試してみることにしました。今使っている Crystal Tips もすごく気に入っているんですが、湿気が増えるこれからの季節にはシリコン系イヤーピースのほうが耐久性的には良いだろうと思い。

SednaEarFit Light

イヤーピースは白の半透明。最近ブラック/グレー系以外のイヤーピースが増えてきていますね。ハウジングもリケーブルも自己主張の強いものが多い市場だし、これくらいでもあまり派手な印象は受けません。

なおサイズは ML を選んでみました。先日イヤーピースをいろいろ試したときに T2G 付属のは M サイズよりも L サイズのほうがフィット感が良かったので、今回もちょっと大きめを選択。

SednaEarFit Light

ML サイズと言いながらも、ソニーのハイブリッドイヤーピース(写真右)でいう L サイズとほぼ同じ大きさ。購入時に ML にするか L にするかちょっと迷ったんですが、これは L サイズにしなくて正解でした。
またソニーに比べるとステム部分のシリコン筒が太く、またかなり長いのが分かります。

SednaEarFit Light

T2G に装着するとイヤーピースの開口が非常に大きいことがよく分かります。一般的なイヤーピースはステムよりもイヤーピース先端のほうがすぼまっていることが多いですが、SednaEarFit Light はイヤホン先端のメッシュが丸見え。これは音がイヤーピースで減衰せずストレートに出てくることを意味するので、この時点で音質の傾向は何となくイメージできました。

SednaEarFit Light

装着感は、やや固めのシリコンピースと長いステムの効果か、耳の奥に吸い付くように密着する印象。ウレタンフォーム系イヤーピースほどではありませんが、とてもしっかりとした密閉感があります。遮音性についても地下鉄や新幹線で試してみた感じではソニーのトリプルコンフォートに負けていない感じ。シリコン系イヤーピースでこういう使用感の製品は初めてです。

音のほうは、見た目どおり T2G 付属の大口径タイプのイヤーピースに近い印象。圧が強い T2G の音をダイレクトに鼓膜に届ける感覚で、グイグイ来る音を余すところなく堪能できます。密閉性が高いから T2G 付属品のように高低域がすっぽ抜けるようなこともなく、全域にわたってバランス良く鳴らしてくれます。私愛用の Crystal Tips との比較で言えば、低音は Crystal Tips より少し大人しいけど十分なボリュームとアタックはあり、低域の解像感はむしろ SednaEarFit Light のほうが出てる。私はウレタン系ピースのパワフルな低音が好きですが、人によっては SednaEarFit Light のほうを好みに感じる人も少なくないはずです。

これは期待していた以上にいいイヤーピースでした。これからはウレタン系イヤーピースが劣化しやすい多湿な季節に入るし、しばらくは他のイヤホンも含め SednaEarFit Light をメインに使ってみようかと。

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2019/04/24 (Wed.)

TRN の Bluetooth アダプタが気になる

新しいイヤホンを買ったらリケーブルを試してみたくなるのが人の性というもの。しかし T2 Galaxy は MMCX ではなく 2pin 端子なので、手持ちのリケーブルは使えないし市販品もさほど選択肢が多いわけではありません。しかも ¥5,000 前後で手に入れたイヤホンに万単位のリケーブルを試すのも本末転倒だし、付属のケーブルもそんなに悪くない。

だったら有線リケーブルにコストをかけるよりもワイヤレス化して利便性を上げる方向で考えてみてはどうか?と思い、いろいろ探してみています。
ただ 2pin の Bluetooth アダプタとなるとさらに選択肢がないんですよね。e イヤホンで探しても 2pin はカナルワークスと qdc くらい?でも Amazon で探すとけっこう出てくるんですよね。

TRN / BT10 Bluetooth 4.1 アップグレードケーブル (0.78mm 2Pin)

TRN / BT10 Bluetooth 4.1 アップグレードケーブル (0.78mm 2Pin)

Amazon でよく見かける Bluetooth アダプタは、中国 TRN か KZ かという感じ。どちらも自社でイヤホン自体も作っているメーカーですが、他社製品を BT 化するために使っているユーザーも少なくないようです。
この TRN の BT アダプタも似たようなものが何種類もあって、どれが最新か分かりにくい。こういうカオスだけど勢いがあるのが今の中華イヤホン市場らしいところ。

安価な BT アダプタだと SBC コーデックにしか対応しないものも少なくない中、これは aptX にも対応しているのがいい。これ買ってみようかなーと思ったところで、関連製品として以下のものがあることに気づきました。

TRN / BT20 Bluetooth 5.0 イヤーフック (0.78mm 2Pin)

TRN / BT20 Bluetooth 5.0 イヤーフック (0.78mm 2Pin)

これはネックバンド型ではなくイヤーフック型の Bluetooth アダプタ。そう、これを使えば既存のイヤホンが左右分離型 Bluetooth イヤホンになってしまうという目から鱗的製品です。3cm ほどのワイヤーがあるのにトゥルーワイヤレス、お前は何を言っているんだ(

コーデックはさすがに SBC と AAC にしか対応していないようですが、Amazon に書かれている Q&A によると技適取得済みらしい(本当?)とのこと。また Amazon のレビューには不具合や使い勝手の悪さに関するコメントも散見されるのが心配ですが、四千円ほどで買えるなら失敗覚悟で試してみるのも悪くないかなあ、とは思っています。不具合はともかく、仮に技適がなかったとしても海外渡航時に使う分には問題ないし、今の私の海外出張頻度なら電波法の範囲(入国から 90 日間は技適なし機器でも国内利用可能)で日本でも合法的に使い続けられそうではあります(笑。

コロンブスの卵みたいな発送の製品だけに、たぶんすぐに他の中国メーカーから後続品が出てきてどんどん改良されていくんでしょうが、こういうのこそあまり出回っていないうちに試すのが楽しいんだよなあ(笑。思い切って買ってみようかなあ...。

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2019/04/10 (Wed.)

TFZ T2 Galaxy のイヤーピース換装

先日購入した TFZ T2 Galaxy と手持ちのイヤーピースを取っ替え引っ替えしながら聴き比べてみました。

TFZ T2 Galaxy IEM

試したイヤーピースは本体付属品 2 種(小口径タイプ/大口径タイプ)、ソニーのトリプルコンフォートイヤーピース、そして最近特に気に入っている Crystal Tips の 4 種類。あくまで主観になりますが、自分にとってどれが最も好みかという視点で比較試聴しました。

■付属イヤーピース(小口径タイプ)

出荷時点で装着されているイヤーピースなので、これが比較のベースになります。

聴いた感じはさほど特徴を感じるわけではないものの、イヤホン自体の音の押し出しが強いため、これだけでもけっこう聴ける音。特に中域のヴォーカルが前面に出てくるためポップス/ロック用としては悪くない。
低音は出ていなくはないけど、やや腰高に聞こえます。一方で中高域がシャリ感というか、ちょっとカサカサした質感の音に感じて、女性ヴォーカルものを聴くならもう少ししっとり感が欲しい感じ。

■付属イヤーピース(大口径)

ステムの直径分がまるまる開口しているせいか、ドライバをそのまま耳に突っ込んで鳴らしているようなダイレクト感あり。小口径タイプに比べて低音の減衰が少ないようで、全体の音のバランスはこちらのほうが好み。
ただし元々押し出しの強い音がさらにプッシュされてくる印象で、長時間聴いていると疲れそうな感覚もあり。

なお開口が広い分、ステム自体を外耳道により深く挿入する必要があるせいか、フィット感にやや難あり。私は L サイズにしたほうがフィット感・密閉感があって良かった。ただし L サイズにすると低音が若干ブーミーになる印象。

■ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース

付属品に比べて密閉度が高まるためか低音にシッカリ感が出てくる。個人的にはこのくらいのバランスが好み。中高域もカサカサ感が減ってしっとり滑らかに感じる。
すごく特徴があるわけではないが、付属イヤーピースの欠点をうまく補ったバランスの良い音。また(私は長期間このイヤーピースを使っていて慣れているからかもしれないが)フィット感や遮音性が高く、長時間でもつけていられそうな安心感がある。

■Crystalline Audio / Crystal Tips

ウレタンフォーム系だけあって、期待したとおりベースラインやドラムに骨太感が出てくる。かといって低域がブーミーになるほどではなく、いっぽう高域もさほど減衰しないのが Crystal Tips の良いところ。
ややドンシャリ寄りにはなるものの、個人的には最も愉しく聴けるのがこのイヤーピース。遮音性も高いため、飛行機や地下鉄に乗るならこれ。


...という感じで、音の好みだけで言えば Crystal Tips がベストと感じましたが、このイヤーピースは耐久性が低いのがネックなんですよね。音、装着感、遮音性、耐久性のバランスまで考慮すると総合首位はトリプルコンフォートでしょうか。付属イヤーピースもそんなに悪いわけじゃないんですけどね。
あと今回いろいろ試してみて、私の耳の場合は薄手シリコンタイプのイヤーピースは M サイズよりも L サイズのほうが合っているようです。今までのイヤホンで付属イヤーピースの音に不満を感じていたのは、サイズが合ってなかったからかもしれません。シリコン系でもサイズさえ合っていればそれなりに密閉性が確保できることが分かったので、今まで未経験だった他のイヤーピースも試してみたくなりました。

あと他に T2 Galaxy で楽しめそうなことというとリケーブルがありますが、2pin タイプなので他の手持ちのイヤホンと互換性がなく、事実上 T2 Galaxy 専用になってしまうのがネックなんですよね。まあ 5,000 円未満で手に入れたイヤホンにあまり高価なリケーブルをあてがうのも本末転倒な気はするし、変にこだわるよりは Amazon に出ているリーズナブルな中華リケーブルを遊び半分で試してみる程度がいいのかもしれません。

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2019/04/07 (Sun.)

TFZ T2 Galaxy IEM

新しいイヤホンを購入しました。

TFZ / T2 Galaxy In-Ear Monitor (Gold)

TFZ T2 Galaxy IEM

中国 TFZ の T2 Galaxy IEM です。日本では商標(おそらく SAMSUNG と思われる)の関係で「T2G」の名称で販売されているものです。
TFZ って今まであまり意識したことがなかったメーカーですが、学生時代に一緒に音楽をやっていた友人がすごく勧めていたので音楽の趣味が近い友人が気に入ったなら私にも合うに違いないと思い、試聴すらせずにオーダー(笑。共同購入型 EC サイト「Massdrop」で購入したところ、国内販売価格の約半額、送料込みでも 5,000 円未満で買えてしまいました(本日時点ではこの商品の Drop 期間は終了していますが、また後日復活するかもしれません)。この価格なら失敗してもまあ痛くない。

TFZ T2 Galaxy IEM

購入したのはゴールド。他にブラック/ブルー/シルバーのカラーバリエーションがありますが、ゴールドだけ国内で正規販売されていないのであえてゴールドを選んでみました。ゴールドといいつつ外側は少しローズゴールドっぽいニュアンスの混ざったシャンパンゴールドのような上品な色合いで、ドギツさはありません。鏡面仕上げの表面は磨いただけでも傷が付きそうでちょっと怖い。

TFZ T2 Galaxy IEM

内側はクリアパープルで、Φ12mm のダイナミックドライバが透けて見えます。金×紫のツートンというのはどことなく貴族のような高貴さを感じます(笑。このクリアパープルが Shanling M0 のパープルに合うんじゃないかというのがゴールドを選んだもう一つの理由。

このイヤホンの構成は BA ドライバを含まないダイナミックドライバ×1 のみ。DD 一発というのは以前 Acoustune HS1551 を試用してみてイマドキは BA なしでもここまで高域を伸ばせるものなのか!!と驚いて以来、私は改めて見直しているところです。T2 Galaxy では近年の低価格ハイレゾイヤホンではトレンドになっているグラフェンコート振動板を採用することで、DD だけでも高周波数までの再生に対応しています。

TFZ T2 Galaxy IEM

ケーブルは交換式ですが、ポピュラーな MMCX ではなく 2pin 式。カスタム IEM でよく採用されているインターフェースで、製品名に「IEM」とあるとおり T2 Galaxy はリスニング向けというよりは低価格な非カスタム IEM という位置づけを取っているのだと思われます。MMCX ほど選択肢はないながらもリケーブルは可能なので、何か試してみたいところ。

付属ケーブルはスパイラルタイプ。皮膜の滑りがあまり良くなくて絡むとちょっとほどきにくいのが難点ですが、リケーブルの必要を感じないくらいに良い音が出ています。

TFZ T2 Galaxy IEM

イヤーピースは薄手のシリコン系。内径の大小で 2 種類×サイズ 3 種類、合計 6 種類のピースが付属しています。
このピース自体は中低域の音がすっぽ抜けてしまう印象がありますが、試してみたところ Crystal Tips やソニーのトリプルコンフォートとも互換性があったので、いろいろ付け替えて試してみようと思います。

TFZ T2 Galaxy IEM

他には合皮製のキャリングポーチとケーブルクリップが付属。クリップはシンプルながら向きを変えられるタイプで扱いやすい。

TFZ T2 Galaxy IEM

音の方はですね...これがまた、想像以上に良くて驚きました!
全域にわたってクリアでメリハリのある音。ドンシャリというのとはちょっと違うけど、音圧が強めでハキハキした音に感じます。低音はブーミーにならず素早いアタックがあり、高域もダイナミックドライバとは思えないヌケの良さ。かなり脚色を感じる音なのでモニターライクとは言いがたいですが、どこかの音域を強調したわけではないフラットな傾向は私好み。ストリングス系はちょっと苦手かな?という印象があるものの、ヴォーカルやベース、ドラムを元気よく鳴らしてくれて、アップテンポなポップス/ロックや打ち込みループ系の R&B あたりはすごくハマる。いつも使っているソニー XBA-N3 や AKG N30 とは傾向の違った音ながら、これはこれで聴いていてすごく楽しい。音楽でテンションを上げていきたいときにハマるイヤホンだと思います。

中華イヤホンを購入したのはこれが初めてですが、5,000 円以下でこの音が手に入るというのはちょっとした驚き。国内正規流通品だと 9,000 円くらいしますが、実力を考えればそれでも安いと感じられる音だと思います。これ単体でも十分に満足できるイヤホンですが、エントリークラスでこれなら上位機種はどんな音がするのか試してみたくなりました。

なお Massdrop は私は初めて利用しましたが、クラウドファンディングとは違って既に製品化されている商品を共同購入によって安価に購入できるサービスです。ただしある程度の数が揃わないと生産されない製品が多いため、発送まで時間がかかるのがデメリット。私が 2 月にこれを発注した際には「3 月上旬発送予定」だったのが都合により発送自体が延期され、発送後も以下のような経路で届きました。

TFZ T2 Galaxy IEM

アメリカからの国外発送の場合は DHL でいったんドイツを経由して配送されるので、届くまで約 2 週間。当初の発送予定から数えるとだいたい 2 ヶ月待ったことになります。実際首が長くなりそうなほど待たされましたが、今日明日に必要なわけではない趣味のものを安く買えるならまあアリかな。Massdrop では他にもオーディオ系や腕時計などで面白そうな Drop がちょいちょい出ているので、特に欲しいものがなくてもついついチェックしてしまいます。

投稿者 B : 22:59 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2019/02/21 (Thu.)

BOSE Sleepbuds が気になる

最近長時間の移動を伴う出張が増えたことで、「移動時間をいかに快適に過ごすか」が私にとって大きな関心事になっています。その中で気になっている製品のひとつがこれ。

BOSE / NOISE-MASKING SLEEPBUDS

BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS ノイズマスキングイヤープラグ

BOSE が少し前に発売した「ノイズマスキングイヤープラグ」という製品。形状だけ見ると最近流行りのトゥルーワイヤレスイヤホンに見えますが、カテゴリ的には「耳栓」に位置づけられるものです。スマホや DAP に Bluetooth 接続するのではなく、あくまで単体で内蔵のヒーリングサウンド(10 種類)を鳴らして周囲のノイズをマスキングするというもの。アクティブノイズキャンセリングではなく「物理的にノイズを遮断した上で、さらに音を出してノイズをマスキングする」という逆転の発想。というかノイズキャンセリングイヤホンが一般化する以前、Shure E2c や Etymotic Research ER-4S などのイヤホンがもてはやされた時代のやり方と言えます。が、トゥルーワイヤレスイヤホンの電池もちが長時間の移動にはまだ実用的ではない現在、できるだけ小型軽量なデバイスで長時間静かな環境を得るためには「アリ」かもしれないと思えるアプローチ。

私は MDR-1000X がない出張はもう考えられないというくらい MDR-1000X が気に入っています。これさえあれば航空機内でもかなり静寂な環境が得られるし、米国便でも途中でバッテリの心配をしなくていいくらい電池ももつ。ただ、ネックピローを首に巻いて MDR-1000X を被っていると寝返りが打てないんですよね(;´Д`)。だから先日の北米出張は行き帰りほとんど眠れず、辛かった...。それで、インイヤータイプで一定以上のノイズキャンセル効果があり、かつ 10 時間以上連続して使える何かが欲しいんです。就寝時限定で使う前提ならば、この Sleepbuds はけっこう良さそう。ただ、オーディオ機器とも言えない耳栓に三万円、というのはいかんせんハードルが高い(´д`)。

本当はバッテリさえもってくれればソニー WF-1000X を試してみたいんですが、公称 3 時間しかもたないんじゃねえ。首掛け式なら WI-1000X が公称 10 時間だから選択肢になり得ますが、これもそろそろ二世代目が出そうだしなあ。なかなか悩ましいです。

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2019/01/22 (Tue.)

マグネット式ヘッドホンハンガー 200-STN022BK

イヤーパッドを交換して復活した MDR-7506 ですが、今の職場のデスクでは構造的にオーディオテクニカのヘッドホンハンガーをつけることができませんでした。オーテクのハンガーは使いやすくてとても気に入り、自宅用も含めて三本買ったくらいなんですが(笑)使えないものは仕方がない。今の環境でも使えるヘッドホンハンガーを探して買ってみました。

サンワサプライ / ヘッドホンホルダー 200-STN022BK

200-STN022BK

机の天板を挟み込むタイプのハンガーは使えませんが、マグネットタイプのハンガーで机のサイドワゴンやパーティションに貼り付けることなら可能。ということでマグネット式で扱いやすそうなものを探してみたところ、サンワサプライが直販のみで販売しているこのヘッドホンホルダーを発見したので注文してみました。

見た目はなんかカクカクした形状で、DJ 用とか重低音タイプのヘッドホンに似合いそうな感じ。

200-STN022BK

背面には強力なマグネットが五個。側面には指を引っかけるための凹みがあり、壁面への着脱がしやすくなっています。

200-STN022BK

ハンガー部は折りたたみ式。幅広かつしっかりとしたラバーが配置されていて安定感があり、大型のヘッドホンでも安定して掛けておけそう。

200-STN022BK

壁面(パーティション)に貼り付けてみました。磁力はかなり強く、スチール系の壁面であればガッチリ固定されます。
またハンガーが折りたためるのは使わないときにコンパクトに収まって良いですね。

200-STN022BK

ヘッドホンを掛けてみたところ。期待通り安定感があってよろしい。
スパイラルケーブルのヘッドホンはこういう掛け方をするとだらしなく見えてしまうのが難点ですが(´д`)。

最近のヘッドホンブームでスタンド式のヘッドホンハンガーは数多く発売されていますが、こういう壁掛けタイプのハンガーは案外少ないので、いいのが見つけられて良かったです。
余ったオーテクのハンガー、どうしようかな。自宅で使うためにもう一本ヘッドホンを買うか(違

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2019/01/19 (Sat.)

Sony MDR-5760 for JAL

シンガポール出張が終わって日本に帰ってきました。
往復の航空機は JAL を利用したんですが、今回初めてプレミアムエコノミーに乗りました。通常のエコノミーよりも少し幅広でリクライニングしやすいシートに、ビジネスクラスと同等のアメニティがついてかなり快適ですね。まあプレエコの具体的なレビューはもう多くの人が書いているので私は遠慮しておきますが(笑)、個人的に興味を惹かれたのがこれ。

MDR-5760

機内エンタテインメントシステム用のヘッドホンです。エコノミーと違ってノイズキャンセリングヘッドホン(ビジネスクラスと共通)がついているんですね。エコノミーについているヘッドホンはとてもじゃないけどうるさい機内で使えたものではないので私はまず使うこともないのですが、このヘッドホンはどうでしょうか。
ハウジングの形状からして BOSE っぽいし、JAL はファーストクラスも BOSE の QuietComfort 25 を採用しているらしいからこれも BOSE 製なのかと思ったら、

MDR-5760

なんとソニーのロゴが入っているじゃないですか。ファーストクラスとは別のメーカーを採用しているとは、ちょっと意外。

MDR-5760

型番を見ると「MDR-5760」とありました。市販モデルにはこれと同等の型番はないので航空業界向けの B2B 専売モデルという位置づけでしょうか。ちなみに ANA のビジネス/プレエコでは微妙に仕様違いの「MDR-5770」という機種が使われているようです(ファーストクラスは市販モデル MDR-10RNC のカスタム品)。

MDR-5760

どうも BOSE 製に見えてしまうハウジング(笑。ノイキャンのオンオフスイッチの上には JAL の鶴丸が描かれているのが航空ファンの心を掴むポイントじゃないでしょうか。

MDR-5760

アクティブノイズキャンセリングの電源は機体から取っているわけではなく、左ハウジング側に単四乾電池が仕込まれていました。ANA 版では期待から給電する仕様になっている模様。

MDR-5760

イヤーパッドはシワシワのタイプで MDR-7506(まぎらわしい)によく似ています。しかし MDR-7506 のパッドに比べるとハリが強い印象。

MDR-5760

プラグは航空機用のデュアルプラグがコードに直付けされているため機内専用です。機内でウォークマンや iPhone から音楽を聴く用途には使えません。

MDR-5760

持ち込んでいた MDR-1000X と並べると、比べるのがかわいそうなくらいにクラスが違います。MDR-1000X は耳全体を覆うタイプのハウジングですが、MDR-5760 はあくまでオンイヤー型だから軽い代わりに遮音性に劣ります。ノイズキャンセリング性能は MDR-1000X が「飛行機内でもかなり静寂に近い環境を作り出せる」のに対して、MDR-7560 は体感的にはせいぜいノイズの半分程度しか消せていない印象。それでも飛行音の中で最も耳障りな「ゴー」という定常ノイズがある程度消せていて、イヤープラグをするのと同じくらいは効果があると言えます。
音質に関しては、ノイズが消しきれていないのであまり語りようがありませんが、高域と低域が半分ノイズにかき消されることもあって音楽を聴くのにはあまり向かない感じ。代わりに人の声の周波数帯域重視で作ってあるのか、映画コンテンツ等のセリフはそれなりに明瞭に聴けます。機内エンタテインメントシステムで映画を観る用にならまあ使えるかな。

MDR-5760

そこそこ満足できる水準なら今後出張時(プレエコが使える場合)に自前の NC ヘッドホンを持って行く必要がなくなるかな...と期待したものの、これならやっぱり MDR-1000X を持って行った方が貼るかに満足度が高い。音楽を鳴らさなくても長時間機内で静かに過ごす上ではもう MDR-1000X なしでは考えられないくらいです。

が、実は帰国便に乗る際に慌てていてうっかり MDR-1000X を預け入れ荷物の中に入れてしまったため、帰路はずっと MDR-5760 のお世話になる羽目に(;´Д`)。もしこれでエコノミー用のヘッドホンしか使えなかったらイヤープラグを挿しっぱなしにして過ごすしかなかったので、多少なりともノイズを消してくれる MDR-5760 があってくれて助かりました。本当、馬鹿にしててゴメン、という(笑。

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2019/01/10 (Thu.)

MDR-7506 のイヤーパッドを交換

職場で使っているヘッドホン MDR-7506 のイヤーパッドが片方加水分解でボロボロになってしまいました。

MDR-7506

MDR-7506 は素直な出音が気に入って十数年愛用しているんですが、ここ三年ほど仕事で音を扱う機会が減って稼動率が下がっていました。でも新しい仕事に就いたら PC ベースの電話会議が増え、久しぶりにヘッドホンを使おうと思って出してきたらこれ。加水分解の結果豪快に裂けて中のクッションが露出してしまっています。まあ前回純正品に交換してからもう八年半経ってるし、通常四、五年ももてばいいほうだということを考えればやむを得ません。

この際もう一度純正パーツに交換しても良かったんですが、せっかくだから互換品を試してそっちのほうが長寿命ならば今後そうしようと思い、他社製品を買ってみました。

オーディオテクニカ / HP-SX1a

HP-SX1a

本来はオーテクのスタジオ用ヘッドホン ATH-SX1a の保守パーツという位置づけで販売されているものです。製品ポジション自体がソニーの MDR-CD900ST(およびその海外向けマイナーチェンジ版である MDR-7506)と近いせいか、イヤーパッドのサイズや装着方法もかなり似ている、という。CD900ST/7506 に HP-SX1a が装着できるというのはヘッドホン界隈ではけっこう有名な話のようです。

HP-SX1a

ヘッドホンへの装着は、このイヤーパッド裏の皮のエッジ部分をヘッドホンのハウジングの隙間部分に挟み込んでやる方式で、MDR-7506 純正イヤーパッドと全く同じ。

HP-SX1a

左の純正イヤーパッド(片方は劣化がまださほど酷くなかった)と比較すると、サイズや形状はほぼ同じ。7506 のイヤーパッドは表面の材質がシワのある柔らかな合皮で、フカフカとした装着感が心地良いのに対して、HP-SX1a のほうはいかにもヘッドホンらしい張りのある合皮。感触はずいぶん異なります。

HP-SX1a

MDR-7506 に装着してみました。

おおお、これは違和感ない...もはや純正品か、最初からこの状態で売られていたかのように馴染んでいます。

HP-SX1a

合皮の触感とクッションの張り感が変わったことで、装着感は MDR-7506 というよりは MDR-1A シリーズのそれに近づいた感じ。純正品のフカフカも気持ちよかったですが、これはこれでいかにもヘッドホンらしい安心感があります。また遮音性も微妙に上がっている印象。

サランネットは純正品に比べるとちょっと薄めで、中のドライバユニットが透けて見えています。が、全体的な音質は純正イヤーパッドと大きくは変わらないように感じました。

HP-SX1a

見た目的には MDR-7506 がグレードアップしたような雰囲気で、けっこう気に入りました。
コイツはどれくらい長持ちするか分かりませんが、少なくとも純正品よりは加水分解に強そう。まあ五年くらい持ってくれば十分ではあります。

長年付き添ってきてくれた相棒のようなヘッドホンなので、今後も本体側が駄目になるまで使い続けようと思います。

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2018/11/04 (Sun.)

WH-1000XM3 が気になる

最近ソニーの WH-1000XM3 が気になっています。
今使っている初代 MDR-1000X はもう旅行や出張時にはなくてはならない存在になっていて、特に大きな不満もないのですが、新型に買い換えた人たちから口を揃えて「初代より明らかにいい」と聞くと気になるじゃないですか。今までは見たら欲しくなるからあえてスルーしていたんですが(笑)、改めて店頭で触ってきました。

ソニー / WH-1000XM3icon

WH-1000XM3

近年のソニー製品は外観を大きく変えずにブラッシュアップしていくモデルチェンジが多く、WH-1000XM3 もあくまで MDR/WH-1000X シリーズの「Mark III」という位置づけですが、よく見ていくとデザインイメージを踏襲しただけで M2 までの世代とは全く別物になっていることが分かります。

WH-1000XM3

ハウジングの表面は M2 まではレザー調のシボ加工が施されていたのが、M3 ではプレーンな仕上げに変更されました。シボ加工、見た目と触感が良くてけっこう好きだったんですが、なんでやめちゃったんですかね。タッチ操作で擦れてテカってくるから、とかそういう理由でしょうか。

WH-1000XM3

外観で最も変わったのはヘッドバンド部分。M2 まではヘッドバンドの外周はアルミの金属感を活かしたデザインだったのが、M3 では外側までクッションが巻かれました。以前のデザインはカッコ良かったんですが、いくら気をつけていても日々使っているうちにアルミのエッジ部分の塗装が剥げて残念な感じになってしまうんですよね。ここがクッションで覆われたことで、見た目は普通のヘッドホンっぽくなったものの劣化はしにくくなったと言えます。こういうところ、ちゃんと旧製品のフィードバックを反映していて好感が持てます。

WH-1000XM3

操作ボタンは一個減って電源ボタンとノイズキャンセリング/アンビエントサウンド(外音取り込み)モードの切り換えの二つだけになりました。旧型は NC オン/オフとアンビエントサウンドボタンが独立していて、手探りで押すときにどっちがどっちか分からなくなりがちだったので、こうやってシンプルな形に整理してくれるのはありがたい。

WH-1000XM3

イヤーパッドは従来よりもややソフトになりました。またデザイン変更により側圧も弱くなっていて、全体的な装着感が向上しています。旧型は側圧がやや強めだけど屋外で歩きながら使うならこれくらいでも安心感があっていいかとは思っていましたが、新幹線や飛行機の中で長時間つけているなら柔らかい新型のほうが快適ですね。

音に関しては、旧型と比較して根本的に解像感が上がったような感覚はありませんが、新型の方が耳の外側に定位していて広がりが感じられる音になりました。長時間使うなら新型の方が聴き疲れしなさそうです。また低域は明らかに M3 のほうが強く、ロックやダンス系の楽曲との相性がとても良い。
ノイズキャンセリングについては家電量販店の店頭という環境で聴いた限りでは、M3 でも無音(NC だけ有効にした状態)ではさすがに店内の喧噪がうっすらと聞こえるものの、音楽を再生し始めると環境音はほぼ気にならなくなるレベル。旧型でも十分静かにしてくれると感じていましたが、確かに NC 性能は一段上がっていますね。これ地下鉄や飛行機で使ったらどれくらい NC の性能向上を実感できるのか、実環境で比較してみたくなりました。

WH-1000XM3、かなり良いですね。完全に刷新されたというよりブラッシュアップ中心なので地味めながら、確かに旧型を日常使いしている人なら買い換えに値するモデルチェンジだと思います。
私は普段はインナーイヤータイプがメインで、1000X を使うのは冬場(イヤーマフ代わり)と旅行/出張時程度だから今すぐ買い換えるかはちょっと迷うところ...ですが、今回の M3 に合わせてノイズキャンセリングプロセッサを新規開発したということは、少なくとも来年はモデルチェンジしないか出てもマイナーチェンジレベルだと思われ、買い換えるなら今、という気もします。

今後ちょっと出張が増えそうな気配もあるし、思い切って買い換えちゃおうかなあ...。

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投稿者 B : 22:13 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック