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2019/02/21 (Thu.)

BOSE Sleepbuds が気になる

最近長時間の移動を伴う出張が増えたことで、「移動時間をいかに快適に過ごすか」が私にとって大きな関心事になっています。その中で気になっている製品のひとつがこれ。

BOSE / NOISE-MASKING SLEEPBUDS

BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS ノイズマスキングイヤープラグ

BOSE が少し前に発売した「ノイズマスキングイヤープラグ」という製品。形状だけ見ると最近流行りのトゥルーワイヤレスイヤホンに見えますが、カテゴリ的には「耳栓」に位置づけられるものです。スマホや DAP に Bluetooth 接続するのではなく、あくまで単体で内蔵のヒーリングサウンド(10 種類)を鳴らして周囲のノイズをマスキングするというもの。アクティブノイズキャンセリングではなく「物理的にノイズを遮断した上で、さらに音を出してノイズをマスキングする」という逆転の発想。というかノイズキャンセリングイヤホンが一般化する以前、Shure E2c や Etymotic Research ER-4S などのイヤホンがもてはやされた時代のやり方と言えます。が、トゥルーワイヤレスイヤホンの電池もちが長時間の移動にはまだ実用的ではない現在、できるだけ小型軽量なデバイスで長時間静かな環境を得るためには「アリ」かもしれないと思えるアプローチ。

私は MDR-1000X がない出張はもう考えられないというくらい MDR-1000X が気に入っています。これさえあれば航空機内でもかなり静寂な環境が得られるし、米国便でも途中でバッテリの心配をしなくていいくらい電池ももつ。ただ、ネックピローを首に巻いて MDR-1000X を被っていると寝返りが打てないんですよね(;´Д`)。だから先日の北米出張は行き帰りほとんど眠れず、辛かった...。それで、インイヤータイプで一定以上のノイズキャンセル効果があり、かつ 10 時間以上連続して使える何かが欲しいんです。就寝時限定で使う前提ならば、この Sleepbuds はけっこう良さそう。ただ、オーディオ機器とも言えない耳栓に三万円、というのはいかんせんハードルが高い(´д`)。

本当はバッテリさえもってくれればソニー WF-1000X を試してみたいんですが、公称 3 時間しかもたないんじゃねえ。首掛け式なら WI-1000X が公称 10 時間だから選択肢になり得ますが、これもそろそろ二世代目が出そうだしなあ。なかなか悩ましいです。

投稿者 B : 22:30 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2019/01/22 (Tue.)

マグネット式ヘッドホンハンガー 200-STN022BK

イヤーパッドを交換して復活した MDR-7506 ですが、今の職場のデスクでは構造的にオーディオテクニカのヘッドホンハンガーをつけることができませんでした。オーテクのハンガーは使いやすくてとても気に入り、自宅用も含めて三本買ったくらいなんですが(笑)使えないものは仕方がない。今の環境でも使えるヘッドホンハンガーを探して買ってみました。

サンワサプライ / ヘッドホンホルダー 200-STN022BK

200-STN022BK

机の天板を挟み込むタイプのハンガーは使えませんが、マグネットタイプのハンガーで机のサイドワゴンやパーティションに貼り付けることなら可能。ということでマグネット式で扱いやすそうなものを探してみたところ、サンワサプライが直販のみで販売しているこのヘッドホンホルダーを発見したので注文してみました。

見た目はなんかカクカクした形状で、DJ 用とか重低音タイプのヘッドホンに似合いそうな感じ。

200-STN022BK

背面には強力なマグネットが五個。側面には指を引っかけるための凹みがあり、壁面への着脱がしやすくなっています。

200-STN022BK

ハンガー部は折りたたみ式。幅広かつしっかりとしたラバーが配置されていて安定感があり、大型のヘッドホンでも安定して掛けておけそう。

200-STN022BK

壁面(パーティション)に貼り付けてみました。磁力はかなり強く、スチール系の壁面であればガッチリ固定されます。
またハンガーが折りたためるのは使わないときにコンパクトに収まって良いですね。

200-STN022BK

ヘッドホンを掛けてみたところ。期待通り安定感があってよろしい。
スパイラルケーブルのヘッドホンはこういう掛け方をするとだらしなく見えてしまうのが難点ですが(´д`)。

最近のヘッドホンブームでスタンド式のヘッドホンハンガーは数多く発売されていますが、こういう壁掛けタイプのハンガーは案外少ないので、いいのが見つけられて良かったです。
余ったオーテクのハンガー、どうしようかな。自宅で使うためにもう一本ヘッドホンを買うか(違

投稿者 B : 22:22 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2019/01/19 (Sat.)

Sony MDR-5760 for JAL

シンガポール出張が終わって日本に帰ってきました。
往復の航空機は JAL を利用したんですが、今回初めてプレミアムエコノミーに乗りました。通常のエコノミーよりも少し幅広でリクライニングしやすいシートに、ビジネスクラスと同等のアメニティがついてかなり快適ですね。まあプレエコの具体的なレビューはもう多くの人が書いているので私は遠慮しておきますが(笑)、個人的に興味を惹かれたのがこれ。

MDR-5760

機内エンタテインメントシステム用のヘッドホンです。エコノミーと違ってノイズキャンセリングヘッドホン(ビジネスクラスと共通)がついているんですね。エコノミーについているヘッドホンはとてもじゃないけどうるさい機内で使えたものではないので私はまず使うこともないのですが、このヘッドホンはどうでしょうか。
ハウジングの形状からして BOSE っぽいし、JAL はファーストクラスも BOSE の QuietComfort 25 を採用しているらしいからこれも BOSE 製なのかと思ったら、

MDR-5760

なんとソニーのロゴが入っているじゃないですか。ファーストクラスとは別のメーカーを採用しているとは、ちょっと意外。

MDR-5760

型番を見ると「MDR-5760」とありました。市販モデルにはこれと同等の型番はないので航空業界向けの B2B 専売モデルという位置づけでしょうか。ちなみに ANA のビジネス/プレエコでは微妙に仕様違いの「MDR-5770」という機種が使われているようです(ファーストクラスは市販モデル MDR-10RNC のカスタム品)。

MDR-5760

どうも BOSE 製に見えてしまうハウジング(笑。ノイキャンのオンオフスイッチの上には JAL の鶴丸が描かれているのが航空ファンの心を掴むポイントじゃないでしょうか。

MDR-5760

アクティブノイズキャンセリングの電源は機体から取っているわけではなく、左ハウジング側に単四乾電池が仕込まれていました。ANA 版では期待から給電する仕様になっている模様。

MDR-5760

イヤーパッドはシワシワのタイプで MDR-7506(まぎらわしい)によく似ています。しかし MDR-7506 のパッドに比べるとハリが強い印象。

MDR-5760

プラグは航空機用のデュアルプラグがコードに直付けされているため機内専用です。機内でウォークマンや iPhone から音楽を聴く用途には使えません。

MDR-5760

持ち込んでいた MDR-1000X と並べると、比べるのがかわいそうなくらいにクラスが違います。MDR-1000X は耳全体を覆うタイプのハウジングですが、MDR-5760 はあくまでオンイヤー型だから軽い代わりに遮音性に劣ります。ノイズキャンセリング性能は MDR-1000X が「飛行機内でもかなり静寂に近い環境を作り出せる」のに対して、MDR-7560 は体感的にはせいぜいノイズの半分程度しか消せていない印象。それでも飛行音の中で最も耳障りな「ゴー」という定常ノイズがある程度消せていて、イヤープラグをするのと同じくらいは効果があると言えます。
音質に関しては、ノイズが消しきれていないのであまり語りようがありませんが、高域と低域が半分ノイズにかき消されることもあって音楽を聴くのにはあまり向かない感じ。代わりに人の声の周波数帯域重視で作ってあるのか、映画コンテンツ等のセリフはそれなりに明瞭に聴けます。機内エンタテインメントシステムで映画を観る用にならまあ使えるかな。

MDR-5760

そこそこ満足できる水準なら今後出張時(プレエコが使える場合)に自前の NC ヘッドホンを持って行く必要がなくなるかな...と期待したものの、これならやっぱり MDR-1000X を持って行った方が貼るかに満足度が高い。音楽を鳴らさなくても長時間機内で静かに過ごす上ではもう MDR-1000X なしでは考えられないくらいです。

が、実は帰国便に乗る際に慌てていてうっかり MDR-1000X を預け入れ荷物の中に入れてしまったため、帰路はずっと MDR-5760 のお世話になる羽目に(;´Д`)。もしこれでエコノミー用のヘッドホンしか使えなかったらイヤープラグを挿しっぱなしにして過ごすしかなかったので、多少なりともノイズを消してくれる MDR-5760 があってくれて助かりました。本当、馬鹿にしててゴメン、という(笑。

投稿者 B : 21:56 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2019/01/10 (Thu.)

MDR-7506 のイヤーパッドを交換

職場で使っているヘッドホン MDR-7506 のイヤーパッドが片方加水分解でボロボロになってしまいました。

MDR-7506

MDR-7506 は素直な出音が気に入って十数年愛用しているんですが、ここ三年ほど仕事で音を扱う機会が減って稼動率が下がっていました。でも新しい仕事に就いたら PC ベースの電話会議が増え、久しぶりにヘッドホンを使おうと思って出してきたらこれ。加水分解の結果豪快に裂けて中のクッションが露出してしまっています。まあ前回純正品に交換してからもう八年半経ってるし、通常四、五年ももてばいいほうだということを考えればやむを得ません。

この際もう一度純正パーツに交換しても良かったんですが、せっかくだから互換品を試してそっちのほうが長寿命ならば今後そうしようと思い、他社製品を買ってみました。

オーディオテクニカ / HP-SX1a

HP-SX1a

本来はオーテクのスタジオ用ヘッドホン ATH-SX1a の保守パーツという位置づけで販売されているものです。製品ポジション自体がソニーの MDR-CD900ST(およびその海外向けマイナーチェンジ版である MDR-7506)と近いせいか、イヤーパッドのサイズや装着方法もかなり似ている、という。CD900ST/7506 に HP-SX1a が装着できるというのはヘッドホン界隈ではけっこう有名な話のようです。

HP-SX1a

ヘッドホンへの装着は、このイヤーパッド裏の皮のエッジ部分をヘッドホンのハウジングの隙間部分に挟み込んでやる方式で、MDR-7506 純正イヤーパッドと全く同じ。

HP-SX1a

左の純正イヤーパッド(片方は劣化がまださほど酷くなかった)と比較すると、サイズや形状はほぼ同じ。7506 のイヤーパッドは表面の材質がシワのある柔らかな合皮で、フカフカとした装着感が心地良いのに対して、HP-SX1a のほうはいかにもヘッドホンらしい張りのある合皮。感触はずいぶん異なります。

HP-SX1a

MDR-7506 に装着してみました。

おおお、これは違和感ない...もはや純正品か、最初からこの状態で売られていたかのように馴染んでいます。

HP-SX1a

合皮の触感とクッションの張り感が変わったことで、装着感は MDR-7506 というよりは MDR-1A シリーズのそれに近づいた感じ。純正品のフカフカも気持ちよかったですが、これはこれでいかにもヘッドホンらしい安心感があります。また遮音性も微妙に上がっている印象。

サランネットは純正品に比べるとちょっと薄めで、中のドライバユニットが透けて見えています。が、全体的な音質は純正イヤーパッドと大きくは変わらないように感じました。

HP-SX1a

見た目的には MDR-7506 がグレードアップしたような雰囲気で、けっこう気に入りました。
コイツはどれくらい長持ちするか分かりませんが、少なくとも純正品よりは加水分解に強そう。まあ五年くらい持ってくれば十分ではあります。

長年付き添ってきてくれた相棒のようなヘッドホンなので、今後も本体側が駄目になるまで使い続けようと思います。

投稿者 B : 23:06 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/11/04 (Sun.)

WH-1000XM3 が気になる

最近ソニーの WH-1000XM3 が気になっています。
今使っている初代 MDR-1000X はもう旅行や出張時にはなくてはならない存在になっていて、特に大きな不満もないのですが、新型に買い換えた人たちから口を揃えて「初代より明らかにいい」と聞くと気になるじゃないですか。今までは見たら欲しくなるからあえてスルーしていたんですが(笑)、改めて店頭で触ってきました。

ソニー / WH-1000XM3icon

WH-1000XM3

近年のソニー製品は外観を大きく変えずにブラッシュアップしていくモデルチェンジが多く、WH-1000XM3 もあくまで MDR/WH-1000X シリーズの「Mark III」という位置づけですが、よく見ていくとデザインイメージを踏襲しただけで M2 までの世代とは全く別物になっていることが分かります。

WH-1000XM3

ハウジングの表面は M2 まではレザー調のシボ加工が施されていたのが、M3 ではプレーンな仕上げに変更されました。シボ加工、見た目と触感が良くてけっこう好きだったんですが、なんでやめちゃったんですかね。タッチ操作で擦れてテカってくるから、とかそういう理由でしょうか。

WH-1000XM3

外観で最も変わったのはヘッドバンド部分。M2 まではヘッドバンドの外周はアルミの金属感を活かしたデザインだったのが、M3 では外側までクッションが巻かれました。以前のデザインはカッコ良かったんですが、いくら気をつけていても日々使っているうちにアルミのエッジ部分の塗装が剥げて残念な感じになってしまうんですよね。ここがクッションで覆われたことで、見た目は普通のヘッドホンっぽくなったものの劣化はしにくくなったと言えます。こういうところ、ちゃんと旧製品のフィードバックを反映していて好感が持てます。

WH-1000XM3

操作ボタンは一個減って電源ボタンとノイズキャンセリング/アンビエントサウンド(外音取り込み)モードの切り換えの二つだけになりました。旧型は NC オン/オフとアンビエントサウンドボタンが独立していて、手探りで押すときにどっちがどっちか分からなくなりがちだったので、こうやってシンプルな形に整理してくれるのはありがたい。

WH-1000XM3

イヤーパッドは従来よりもややソフトになりました。またデザイン変更により側圧も弱くなっていて、全体的な装着感が向上しています。旧型は側圧がやや強めだけど屋外で歩きながら使うならこれくらいでも安心感があっていいかとは思っていましたが、新幹線や飛行機の中で長時間つけているなら柔らかい新型のほうが快適ですね。

音に関しては、旧型と比較して根本的に解像感が上がったような感覚はありませんが、新型の方が耳の外側に定位していて広がりが感じられる音になりました。長時間使うなら新型の方が聴き疲れしなさそうです。また低域は明らかに M3 のほうが強く、ロックやダンス系の楽曲との相性がとても良い。
ノイズキャンセリングについては家電量販店の店頭という環境で聴いた限りでは、M3 でも無音(NC だけ有効にした状態)ではさすがに店内の喧噪がうっすらと聞こえるものの、音楽を再生し始めると環境音はほぼ気にならなくなるレベル。旧型でも十分静かにしてくれると感じていましたが、確かに NC 性能は一段上がっていますね。これ地下鉄や飛行機で使ったらどれくらい NC の性能向上を実感できるのか、実環境で比較してみたくなりました。

WH-1000XM3、かなり良いですね。完全に刷新されたというよりブラッシュアップ中心なので地味めながら、確かに旧型を日常使いしている人なら買い換えに値するモデルチェンジだと思います。
私は普段はインナーイヤータイプがメインで、1000X を使うのは冬場(イヤーマフ代わり)と旅行/出張時程度だから今すぐ買い換えるかはちょっと迷うところ...ですが、今回の M3 に合わせてノイズキャンセリングプロセッサを新規開発したということは、少なくとも来年はモデルチェンジしないか出てもマイナーチェンジレベルだと思われ、買い換えるなら今、という気もします。

今後ちょっと出張が増えそうな気配もあるし、思い切って買い換えちゃおうかなあ...。

ソニー / WH-1000XM3icon

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投稿者 B : 22:13 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/09/01 (Sat.)

Crystal Tips、早くも劣化

先日から使っている Crystal Tips のイヤーピースですが、早くも劣化してきてしまいました。

Crystal Tips

右耳のピースが完全に割れています。亀裂が入り始めてから 3~4 日で割れてしまい、ここまで崩れると耳に入れても安定しません。
これはもうダメだなー。耐熱・耐汗コーティングが施されていて耐久性が高いというのが売り文句の一つでしたが、COMPLY よりも早く壊れるとは。まあ、COMPLY は冬に使い始めたのに対して Crystal Tips は真夏だったので、使用条件があまりにも違いすぎるわけですが、それにしても早かった。

Crystal Tips の開発・製造はイギリスということで、夏は高温多湿になる日本とは加水分解の起きやすさが随分異なるはず。そう考えると、日本メーカーのイヤーピースが軒並みウレタンフォーム系ではなくシリコンゴム系なのは、もしかすると自国での耐久性を考慮してのことなのかもしれません。

Crystal Tips

とはいえ Crystal Tips の音質はとても気に入ってしまって、実は予備用として 3 個セットを買ってあったりします。とはいえまだまだ暑いので、今使い始めるとまたすぐに劣化するのは目に見えている。当面はいったんトリプルコンフォートイヤーピースに戻して使い、もう少し涼しくなったら Crystal Tips に再換装することにしようかと。まあ、秋冬はイヤーマフ代わりとして MDR-1000X を使ってしまうことが多いのが悩ましいですが...。

買ってしまった Crystal Tips は、このまま置いておくだけでも微妙に劣化しそうなので、しばらく防湿庫の片隅に入れておくことにします。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(3 ペア) CT02MM

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投稿者 B : 21:00 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/07/20 (Fri.)

密閉型イヤーピース「Crystal Tips」を試す

寿命を迎えた COMPLY の代わりにトリプルコンフォートに戻していた XBA-N3 ですが、いい機会だから以前から気になっていた新鋭のイヤーピースを試してみました。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(1 ペア) CTSPMM

Crystal Tips

英 Crystalline Audio のウレタンフォーム系イヤーピース「Crystal Tips」です。自宅ではスピーカもスピーカケーブルも英国メーカーのものを使っていることもあり、イギリス製品なら私の音の好みに合っていることを期待して購入。とりあえずお試し用にと 1 ペアのみ買いました。

Crystal Tips

COMPLY(Tsx-500)と比べると、どちらもウレタンフォーム系なだけあって構造はよく似ています。改めて見ると COMPLY のほうはかなり劣化していますね...。
比較すると Crystal Tips のほうがウレタンの目が細かく、潰したときの形状の復元も COMPLY より早いです。また表面に少し艶があるのは耐熱・耐汗コーティングが施されているためとのことですが、このコーティングがどれくらいもつかは使ってみて経過を見るしかないですね。COMPLY にもコーティングのようなものはありましたが、劣化はしたので。

Crystal Tips

COMPLY は様々な形状のバリエーションが展開されていますが、Crystal Tips は今のところオーソドックスな弾丸型のみ。コア(内径)2 種類×サイズ(外径)3 種類の合計 6 種類のバリエーションが用意されています。私が使っているイヤホンでいうとソニーと AKG が M コア、Shure SE シリーズは S コアが適合します。XBA-N3 との組み合わせでいうとトリコンや COMPLY に比べて若干緩いようで、何かの拍子にすっぽ抜けないかやや不安はありますね。

音質については...遮音性と中低域のブースト具合は COMPLY に匹敵するものがありつつ、COMPLY では減衰してしまっていた高音成分がちゃんと伸びてくる印象。トリコンに比べれば高音は幾分マイルドになっているものの、個人的にはこれくらいのバランスが聴きやすい。COMPLY はロックや R&B 系は楽しいけど女性ヴォーカル物やピアノ、管弦楽系の音楽は響きが損なわれてしまいがちだったのが、Crystal Tips では特に得手不得手なく聴かせてくれます。「Crystal Tips」の名に恥じない透明感のある音で、個人的には XBA-N3・AKG N30 どちらとの組み合わせでも今まで試したイヤーチップの中ではベストだと感じます。

イヤーピースの選択次第では XBA-N3 や AKG N30 にこんな音が出せたということが嬉しい驚きで、つい小一時間聴き耽ってしまいました。今後の経年劣化状況次第ですが、これは 3 ペア購入して XBA-N3 と AKG N30 の常用イヤーピースにしてしまおうかと思っています。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(3 ペア) CT02MM

B01NAUGC5L

投稿者 B : 22:00 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/06/14 (Thu.)

COMPLY、寿命を迎える

XBA-N3 用に半年前に買った COMPLY Ts-200、手持ちのイヤホンの中で最近は XBA-N3(+MUC-M2BT1)ばかり使っているせいか、ウレタンがヘタってコシがなくなってきました。で、ふと見てみると、

COMPLY

イヤーピースにヒビが入り、崩壊が始まっているじゃないですか(;´Д`)ヾ。暑くて耳の中にも湿気がこもりやすい時季になってきたし、加水分解が加速したかな。毎日耳に入れる前に潰す COMPLY の装着方法では素材にダメージも蓄積しやすいのでしょう。公称寿命は毎日使用で 1~2 ヶ月が目安と言われていることを考えれば、半年はむしろよくもったと言えます。

トリプルコンフォートイヤーピース

というわけで、とりあえずソニー純正のトリコン(トリプルコンフォートイヤーピース)に戻しました。COMPLY から戻してみると高音の伸びはトリコンのほうがある(曲によっては出すぎな感もある)のと、素材に反発力があるので COMPLY のように「耳に入れてからフィットするまで待つ」必要がないのは良いですね。ただ音のバランスは個人的には COMPLY のほうが好きだったかな。でもトリコンはシリコン系素材のため COMPLY よりも寿命が長いというのは大きなメリットです。

最近はイヤーピースも「沼」と言えそうなほど多様な製品が出てきているので、この機会に他のも試してみようかと思っています。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50M

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投稿者 B : 22:59 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/04/17 (Tue.)

ヒアラブルデバイスと「音の AR」

ここ最近、ソニーから興味深いイヤホン系製品が立て続けに出てきました。

ソニーモバイルコミュニケーションズ / Xperia Ear Duo XEA20icon

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まずは一番面白いのが「Xperia Ear Duo」。過去にあった「Xperia Ear」は片耳用で、あくまで Bluetooth ヘッドセットの延長線上にあるヒアラブルデバイスでしたが、後継機(上位機?)である Duo では両耳でステレオ音楽再生に対応しつつ、耳を塞がないデザインで外音も聞こえるというタイプ。しかも左右独立型ワイヤレスイヤホンでもあります。耳の下から掛けるという珍しいスタイルは眼鏡使用者でも装着できるし、大きめのユニットは(あくまで見た目の印象では)左右間の音切れにも強そう。音楽メインではなく音声アシスタントと通話用ヘッドセット目的、音楽はそこそこの音で BGM 的に楽しめればいい向きにはかなり便利そう。近年、仕事で電話することが多い人で BT ヘッドセットではなく首掛け式の BT イヤホンを仕事中も掛けっぱなしにしている人も珍しくありませんが、そういう人にはうってつけのデバイスだと思います。

ambie / wireless earcuffs AMBT-01

B07BVZH7NT

続いて ambie wireless earcuffs。ソニー製品という括りではありませんが、ソニーが出資した会社でソニーが製造しているという意味では近いものと言えます。これ自体には音声アシスタント機能は搭載されていませんが、日中つけっぱなしにして環境音と音楽を一緒に聴ける、そして音声通話にも使えるという点で Xperia Ear Duo と似たところを狙っていると言えます。違いは左右独立型か否か、そして音声アシスタントに直接対応しているか否かの違い(これはソフトウェア次第でどうにでもなりそうな気がする)と言って良いでしょう。

以前、初代 ambie sound earcuffs を使ってみたときに、せっかく外音と音楽を一緒に聴ける開放感が得られるデバイスなのにイヤホンケーブルに縛られているのがもったいないなあ...と思っていたら、案の定出てきた Bluetooth モデル。ただ先代は私の耳型にどうしても合わず、つけていると痛くなるのですぐに手放してしまった経緯があります。だから今回もちょっと使うのは無理だろうなあ...と思いつつ、外音と音楽、あるいは情報としての音を重ねて聞かせてくれる Xperia Ear Duo や ambie のようなアプローチはとても面白い。

一方で、技術的には真逆のアプローチをしてきた製品がこちら。

ソニー / WF-SP700Nicon

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左右独立型ワイヤレスイヤホン WF-1000X のスポーツ版という感じのモデルです。こちらは音楽を聴くことが主目的のデバイスながら、ハンズフリー通話や音声アシスタント操作にも対応し、かつノイズキャンセリング機能の応用である「アンビエントモード」によって外音の取り込みも可能という、いわば Xperia Ear Duo とは反対側からのアプローチで結果的に似たような特徴を持った製品と言えます。
個人的には、Xperia Ear Duo や ambie のようなオープンイヤー型のイヤホンよりも、マイクから取り込んだ音を加工して聞かせるアンビエントモードのほうに可能性を感じています。というのも、アンビエントモードは外音のうちノイズと判断される音域をカットして聞きたい音域だけ聞くことができる(例えば電車の走行音を消して人の話し声だけ聞ける)という点で優れており、今後音声アシスタントが進化して様々な情報が耳から入ってくる時代に適しているから。まあ、耳を塞ぐタイプのイヤホン/ヘッドホンは対面で人と話すときに相手から「こいつちゃんと聞いて/聞こえてないんじゃないか」という印象を持たれるデメリットがあるので、仕事中も使うならばオープンイヤータイプのほうが何かと問題にはなりにくいでしょうが。

スマートスピーカのブームもすっかり一段落という感覚の今ですが、音声アシスタントはむしろ個人が使うイヤホン(ヒアラブルデバイス)でこそ花咲く技術でしょうし、近い将来スマホに次ぐ規模の市場になるはず。過去にも何度か書いていますが、外音に音声アシスタントや音楽、あるいは通話が重なるのはいわば「音の AR」であり、技術的に難易度の高い視覚の AR よりも先に普及するでしょう。そうなれば歩きスマホも半減するし、個人的には早く一般化してほしい技術です。
スマホの Xperia はここ二年ほど完全に保守路線で技術的には周回遅れもいいとこですが、一方でスマホの次の世代に向けた仕込みはひとつイイ感じに実を結んできたなあ...という印象です(だからスマホはコンサバでいいとは言っていない)。左右独立型ワイヤレスイヤホンは実際使ってみるとイマイチという声も聞こえてきますが、競争が激しい領域でもあるし二、三世代のうちに完成度は高まってくるのではないでしょうか。私もそろそろ自分で手を出すつもりで物色してみようと思います。

投稿者 B : 23:59 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2018/01/05 (Fri.)

トリプルコンフォート vs COMPLY:イヤーピース比較

Bluetooth 化した XBA-N3 ですが、先日首からぶら下げている間に片方のイヤーピースを紛失してしまいました。ドライバユニットを紛失したのでなくてまあ良かったわけですが、使わずにぶら下げているときにケーブルが長すぎてプラプラしてしまうのはちょっと気になっていました。その点、イヤホン一体型である WI-1000Xicon はネックバンドの途中からケーブルが分岐するデザインになっていて、後発品だけにそのあたりはよく考えられているなあ...と感心します。

さておき補充のトリプルコンフォートイヤーピースを量販店で買ってきたわけですが、どうせならこの際に COMPLY と聴き比べてみようと思い立ち、COMPLY も一緒に買ってみました。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50Micon
COMPLY / Ts-200 M サイズ (ブラック)

COMPLY Ts-200

COMPLY は AKG N30 で使っている Tsx-500 がイイ感じだったので、XBA-N3 にももしかしたら純正よりイイんじゃない?というのは気になっていました。
ソニー製イヤホンに適合するのは 200 番台。XBA-N3 にはイヤホン側に耳垢ガードを兼ねたフィルタがついているので、イヤーピース側には耳垢ガードがない Ts-200 を選択。とりあえずのお試し用だから 2 個セットで安く上げました。

COMPLY Ts-200

COMPLY は形状別にいろんなバージョンがありますが、一般的なカナル型イヤホンの標準イヤーピースに形状の近い「アジアンフィット(Ts)」系が違和感なく使えるんじゃないかと。
低反発ウレタン製で、耳栓のようにイヤーピースを指先で潰してから耳に挿入し、ジワジワ復元して耳穴にフィットしたら装着完了です。

COMPLY Ts-200

XBA-N3 に装着してトリプルコンフォートイヤーピースと聴き比べてみました。

AKG N30 では標準のイヤーピースとは明らかに音が変わり、標準イヤーピースでは抜けてしまっていた中高域がしっかり鼓膜に届くようになって大満足でしたが、トリコン(トリプルコンフォートイヤーピース)も密閉型のイヤーピースなだけあって、COMPLY とは似た傾向。トリコンのほうが高域がダイレクトに耳に入ってくるのに対して、COMPLY では高音が抑えめになります。BA ドライバらしい高音の解像感を楽しみたければトリコン、全体的な音のまとまり重視なら COMPLY、という感じでしょうか。ここは完全に好みの領域だと思いますが、個人的には XBA-N3 の高域はちょっと押し出しが強いと感じているので COMPLY のほうがやや好みかなあ。器楽系の楽曲メインならトリコンのほうが良いかもしれません。
低音と遮音性に関しては COMPLY のほうが良いかと思いきや、トリコンもかなり健闘していてそれほど差は大きくないと感じます。また COMPLY は装着時に若干圧迫感があるのと、数ヶ月の使用で劣化して密閉性が落ちてくるため定期的な交換が必須なのに対して、トリコンは COMPLY ほどは圧迫感がなく耐久性もあるので、扱いやすさという点ではトリコンに軍配が上がります。

どちらも一長一短で一概にどちらが良いとは断言できませんが、XBA-N3 の音のバランスを整えてくれる COMPLY はけっこう気に入ったので、当面 COMPLY で常用しようと思います。でもこれが劣化したらトリコンに戻してしまうかもしれません(笑。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50M

B01M1D31EC

COMPLY / Ts-200 M サイズ

B01GDJNCBA

投稿者 B : 23:20 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック