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2014/11/25 (Tue.)

MDR-1A、リケーブル

私の周囲でも MDR-1A ユーザーがジワジワ増えてきているようですが、いっぽう私は MDR-1A 用のこんなオプションを買いました。

ソニー / ヘッドホンケーブル MUC-S30UM1

MUC-S30UM1

MDR-1A 用のリケーブルです。1.2m 長のステレオミニプラグ型、3m 長のステレオ標準プラグ型、2m 長のバランス接続ケーブルの 3 種類がありますが、私が買ったのは 3m の標準プラグ型。リケーブル目的というより付属ケーブルではリビングで使うのには短かったため、長いケーブルが欲しくて購入。
本体付属のケーブルが 2 種類とも 1.2m のステレオミニプラグというのは、完全にポータブルでの使用を前提としているようで、ホームユースをあまり想定していないパッケージングなのは個人的には不満。独りで音楽を聴くシーンの主が屋外やデスクトップに移っているのは時代でしょうし、わざわざ自宅でいい音を聴きたい人なら追加でケーブルくらい買うとみられているんでしょうが。

MUC-S30UM1

製品には不織布製の袋が付属しています。使用時にはこのケーブルか本体付属ケーブルのどちらかは使われないわけで、使わない方はこの袋に入れておけばいいか。

MUC-S30UM1

機器側の端子はステレオ標準プラグ。据置系の機器では標準ジャックを採用していることが多いので、アダプタ経由ではなく標準プラグで直接受けられるほうが安心感があります。
ヘッドホン側の端子は左右のグラウンドが独立した 4 極になっています。機器側プラグの直前までを分離させることでアンバランス接続時にも左右のセパレーションを向上させる仕組み。この構造自体は本体付属のケーブルと同じです。

MUC-S30UM1

本体付属のケーブル(写真上)と比較してみました。
付属ケーブルも絡みにくい素材と表面加工を施された凝ったケーブルではあるものの、太さは別売品の方が太め。外装もメッシュチューブで耐久性高そうですし、コネクタの形状も異なります。

あまり詳しい情報がありませんが、調べてみたところ両者に共通するのは銀コート OFC 線を採用した独立グラウンド式のケーブルであること。別売品はさらにマルチゲージコンダクター(太さの異なる OFC 線を撚り合わせることで帯域ごとに伝送効率を最適化)を採用した上にツイストペア構造を採っていることが差分、ということのよう。
なお、付属ケーブルはタイ製(ヘッドホン本体と同じ)、リケーブルは中国製と、別工場で作られています。

MUC-S30UM1

聴き比べてみたところ、基本的な音の傾向はほぼ同じながら、リケーブルのほうが音のヌケが良いというか、付属品に比べて広がりのある音に感じました。導線の素材は同じはずなので、線の太さと構造の違いによる伝送効率の差、ということになるのでしょうか。ただし私が試聴した限りでは劇的な差というほどではなく、またソースもダイナミックレンジがちゃんと確保された音源...つまりちゃんと作られたハイレゾ音源のほうが違いが分かる、という印象。付属ケーブルでも十分なクオリティですが、MDR-1A のクオリティを最大限に引き出したければリケーブルも悪くないと思います。私はもともと長いケーブルが欲しくて、これでリビングでもソファでリラックスしながら聴けるようになったので満足です。

今のところサードパーティのリケーブルは出てきていませんが、発売されたら何か試したくなってきました。

ソニー / ヘッドホンケーブル MUC-S30UM1

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2014/10/29 (Wed.)

Sony MDR-1A

ソニー / MDR-1A (ブラック)icon

MDR-1A

サラウンドでないオーバーヘッドホンを買ったのはなんと 8 年ぶり。ポータブルのカナル型イヤホンは 1~2 年周期で買い換え/買い増ししてきましたが、自宅用で最後に買ったのは MDR-SA5000 だったという。この 10 年で音楽を聴く環境の比重が圧倒的に外ばかりになってしまったので、まあそうなりますよね。
でも自宅用に持っているヘッドホンがオープンエア型ばかりで、密閉型というと MDR-CD900ST くらい。分析的に音を聴くにはいいけど、聴き疲れするのでリスニング用としては全く向いていません。自宅でゆったりしっかり聴ける密閉型ヘッドホンがひとつ欲しいなと思っていて、先代 MDR-1R から気になっていたシリーズでしたが、1A にモデルチェンジしてさらに自分好みの音に進化したので、思い切って購入。

MDR-1A

発売後 10 日ほど経って、レビューの類も出尽くした感があるので多くは語りませんが、オーソドックスながら飽きの来ないデザインで、各パーツの仕上げに品位もあって、見た目からして気に入りました。MDR-1R から大きく変えていないのがいい。

MDR-1A

このヘッドホンの音質を司る液晶ポリマー振動板はさらに進化して、アルミニウムコートが施されました。MDR-1R は「確かによくまとまったいい音だけど、これくらいのヘッドホンなら割とふつうにあるよね」という感じだったのが、1A では一皮むけた印象。フラットな傾向は変わりませんが、音の明瞭度が全体的に上がっていて、生音をダイレクトに聴いている、という気分にさせてくれます。

MDR-1A

ハウジング部はフラットに折りたたむことができ、やってみると想像していた以上に薄くまとまります。バリスティックナイロン系のキャリングポーチも付属していて、これなら持ち運ぼうかなという気になりますね。完全に自宅用に買ったつもりだったけど、この音を知ってしまうと外でも使いたくなるなあ。

MDR-1A

付属のケーブルは 2 種類で、通常のステレオミニプラグと、スマートフォン用の簡易リモコンがついたタイプのケーブルが付属しています。どちらも 1.2m なので、基本的にはウォークマンやスマートフォン、あるいは PC オーディオ等のデスクトップ環境での使用を想定している模様。この音質ならちゃんとしたオーディオ環境に繋いで聴きたいのに、ロングケーブルは別売。一昔前までならオーバーヘッドホンの標準ケーブルはロングタイプかカールコードと相場が決まっていたものですが、時代が変わったようですね...。
これはちょっと値が張るけど、別売の 3m ステレオ標準プラグのケーブルiconを買うしかないかな。別売のケーブルは付属品と違ってメッシュチューブだったり、内部的にはツイストペアケーブルが使われていたりしてさらに良さそうなので、そういう意味でも気になります。他社製のリケーブルとかも試してみたくなっちゃうので、危険な領域だけど(笑。

MDR-1A

改めて、音に関して。リビングの AV アンプ(古いけどヤマハ DSP-AZ2)に繋いで CD、SACD を使って MDR-SA5000 と比較してみました。

MDR-SA5000 は現代のスペックに照らし合わせると「ハイレゾ対応」と言えるスペック(再生周波数帯域が 5Hz~110kHz。20kHz 以上であればハイレゾ対応)で、その名の通り特に SACD の再生能力に特化したヘッドホンです。高域の解像力には目を(耳を?)見張るものがありますが、オープンエア型ということもあって低域のボリュームが物足りない。しかも、高音質ソースの音の良さも、低音質ソースの粗さも克明に再生してしまうので、「SACD、特にクラシック系を聴くには最高だけど、CD 音質で特にポップ/ロック系を聴くには全然合わない」ヘッドホンだと思います。それに対して MDR-1A は音のバランスが良く、高音の伸びも低音の響きもちゃんと兼ね備えながら、それでいて全体的な解像力がとても高い。ハイレゾ音源はジャンルを問わず楽しめ、CD クラスの音源でもソツなく鳴らしてくれるオールラウンダーだと感じました。これは今まで以上に SA5000 を使わなくなっちゃいそうだなあ...。

しばらくあまりやっていなかった「自宅でじっくり音楽を聴く」という行為が改めて楽しくなってきました。これを契機に、この秋冬はもう少し音に投資する予定。

ソニー / MDR-1Aicon

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2014/05/09 (Fri.)

MDR-EX800ST にシリコンフォームイヤーピースを試す

私がかれこれ 2 年あまり愛用しているヘッドホン MDR-EX800ST ですが、イヤーピースを紛失して予備もなくなってしまったので、新しく取り寄せてみました。

シリコンフォームイヤーピース

本来は MDR-EX800ST 用ではなく、BA+ダイナミックのハイブリッド式ヘッドホン「XBA-H」シリーズに付属する、シリコンフォームイヤーピースです。

今まで使っていたノイズアイソレーションイヤーピースは、半年~1 年ほどの使用で内部の遮音用ウレタンフォームが伸びてきてしまう持病があります。まあどっちにしてもイヤーチップのシリコン(黒い部分)自体が劣化して張りがなくなり、耳から抜けやすくなったりもするので、定期的に交換してやったほうが良いわけですが。
ノイズアイソレーションイヤーピース自体は単品販売もしていますが、せっかくだから前から気になっていたシリコンフォームイヤーピースを試してみよう、というわけで、保守パーツを取り寄せました。

シリコンフォームイヤーピース

左が新型のシリコンフォームイヤーピース、右が従来のノイズアイソレーションイヤーピース。カナル型ヘッドホン用のイヤーピースという基本構造は同じですが、イヤーチップの中に仕込まれた素材と製造方法が違います。ノイズアイソレーションイヤーピースはウレタンスポンジを貼り付けたようなものでしたが、シリコンフォームはその名の通りウレタンよりもきめの細かいシリコンフォームが充填されています。イヤーチップの内壁と外壁にしっかり貼り付いているので、これなら長期間使ってもシリコンフォームが伸びて飛び出してきてしまう、ということはなさそう。
イヤーチップ自体の経年劣化はあるでしょうが、少なくとも今までよりは安心して使えそうです。

シリコンフォームイヤーピース

ヘッドホンに装着すると、イヤーチップの内側からチラ見えする赤いシリコンフォームがなかなかカッコイイ。ちょっと厨二っぽい気もするけど(笑

ノイズアイソレーションイヤーピースとの比較では、装着感については従来のウレタンフォームよりも高密度な素材な分、シリコンフォームのほうが密閉性が高く感じます。逆に、人によってはノイズアイソレーションイヤーピースよりも一回り小さいサイズでないと外耳道を圧迫されて感じるかも。外でじっくり比較したわけではありませんが、遮音性についてもシリコンフォームのほうが良さそうです。
音に関しては、通常のハイブリッドイヤーピースに比べてノイズアイソレーションイヤーピースは低音がややブーミーになってしまう傾向がありました。が、このシリコンフォームイヤーピースは、ノイズアイソレーションイヤーピースに比べると、低音の締まりが良く、スッキリ聞こえます。聴く音楽のジャンルにもよるでしょうが、私は芯のある低音に聞こえるシリコンフォームのほうが好み。

私の好みで言えば、今後イヤーピースを買い換えるときにはもうシリコンフォーム以外考えられないかな。問題があるとすれば、一個あたり 300 円前後だったノイズアイソレーションイヤーピースに対して、シリコンフォームイヤーピースは一個 800 円もしてしまうことでしょうか(;´Д`)。

それはそれとして、EX800ST の音自体はとても気に入っているんですが、最近ハイレゾ音源に触れる機会がずいぶん増えたせいで、音源もプレイヤーもヘッドホンもハイレゾ対応のものに移行したい気持ちがジワジワ高まりつつあります。他に欲しいものもいろいろあるのに、悩ましいなあ...。

投稿者 B : 00:08 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2014/04/12 (Sat.)

オーディオテクニカ ヘッドホンハンガー AT-HPH300

今月から仕事の環境が変わりまして。座席が、オープンなミーティングスペースのすぐ脇になりました。これがまた四六時中誰かの話し声が聞こえてくる場所で、声の大きな人が来たら場合によっては自分の仕事に集中できないぞ...というわけで、そういうときだけヘッドホンをして作業しようかと。
職場用のヘッドホンは、転職したときに買った MDR-7506。普段は机の引き出しにしまってあるんですが、これから使用頻度も上がりそうだし、どこかに引っかけておけたほうがいいな、と考えていたら、サイカ先生がちょっと前に買っていたヘッドホンハンガーのことを思い出しました。

オーディオテクニカ ヘッドホンハンガーを買う: mono-logue

これ、ちょうど良さそう。というわけで、私もポチりました。

オーディオテクニカ / ヘッドホンハンガー AT-HPH300

AT-HPH300

ほんの 1,500 円ちょっとなんだから、躊躇うことなく注文。

AT-HPH300

クランプで机の天板を挟んで固定するタイプのハンガーです。

プラスチック製でとても軽いですが、安いなりに質感はがんばってます。

AT-HPH300

クランプは三つある穴から机の天板の厚さにだいたい合わせて、あとはネジで締める形。

AT-HPH300

ハンガー部分は回るようになっていて、普段は机の下に収めておいて、使うときにクルッと回して取り出します。

ヘッドホンをかける部分には合皮が巻かれていて、ヘッドホンを傷つけないようになっています。

AT-HPH300

こんな感じで机の下に吊しておけます。デスクの手前隅のほうってデッドスペースになりがちなので、有効活用できるという意味ではコロンブスの卵的アイテム。ただ、ケーブルを引っかけておく場所がないので、MDR-7506 のようなカールコードだと、ちょっと邪魔(笑。

安いけど思ってた以上に満足度の高い買い物だったので、これは自宅用にもう一本買おうかな。というか買おう。

オーディオテクニカ / ヘッドホンハンガー AT-HPH300

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2013/01/10 (Thu.)

Sony MDR-XB90EX

白状します。完全に衝動買いでした。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-XB90EX

MDR-XB90EX

ポータブルヘッドホンは MDR-EX800ST で音質的には完全に満足していたんですが、たまには違う音も聴きたくなるじゃないですか。いくらカレー好きでもたまにはハンバーグが食べたくなるようなもので(ぉ。ちょっと時間があったときに店頭で試し聴きしてみたら、思いのほかツボに入ってしまったので、お持ち帰りしました。

EXTRA BASS シリーズは今までは低音重視すぎて個人的にはちょっと...という印象だったのですが、この XB**EX シリーズになってちょっと見直しました。型番にもあるとおり、XB シリーズでありながら「EX モニター」シリーズの流れも汲んでいるかのようなバランスの良さが気に入って、つい買ってしまった次第。

MDR-XB90EX

本体デザインは XB シリーズというよりも「EX モニター」シリーズに近く、カー・オブ・ザ・イヤーバーティカル・イン・ザ・イヤー方式のドライバーユニットから横向き(縦向き?)にイヤーピースが伸びています。

MDR-XB90EX

ドライバーユニットは MDR-EX800ST などと同じく 16mm の大口径タイプですが、低音域を響かせる狙いか、EX800ST よりもボリューム感のあるハウジングになっています。まあ耳に突っ込むのはイヤーピースの部分だけなので、カナルタイプイヤホンに慣れてさえいれば装着感・安定感ともに悪くないと思います。L/R の刻印のある楕円形のモールドが装着時の安定性を高めているとのことですが、確かにその効果は感じられます。

装着時に外から見える部分にはスピン加工風のデザインが施されていて、金属製ではないながらもなかなか高級感があります。イメージ的にはかつての MDR-EX90SL を彷彿とさせるような。

MDR-XB90EX

コードは「セレーションコード」という平打ち麺の表面に多数の溝を入れたようなものになっていて、確かに絡みにくいし絡んでも解きやすい。これ EX1000/800ST/600 の交換用コードとして発売してほしいくらいです。

コード長は 1.2m あって、端子は L 型プラグ。ちょっと前までならこの手のポータブルヘッドホンはストレートプラグ型ショートコード+延長コードというタイプが多かったですが、スマートフォンが音楽プレイヤーとしてメジャーになってきた今、ショートコードだとちょっと短いことが多いんですよね。あと、私は胸ポケットにウォークマンを入れることが多いから(ポケットつきのコートや上着を着ていることが多い)冬場はショートコードのほうがいいんですが、夏場にポケットのない服を着るとウォークマンはパンツのポケットに入れるかネックストラップで提げるかくらいしかなくて、ショートコードしか持ち合わせていないと難儀するんですよね。なので、XB90EX は常用バッグに一本入れっぱなしにしておくと重宝しそうです。

MDR-XB90EX

付属品はキャリングケースとハイブリッドイヤーピース/ノイズアイソレーションイヤーピースの各サイズ。あと、コードが長いこともあってかケーブルクリップ(XBA-S65 の付属品と同タイプ)。私はノイズアイソレーションイヤーピースを付けっぱなしで使うと思います。

音については、方向性もクラスも違いすぎる MDR-EX800ST と比較するのはフェアじゃないような気がしたので、ちょっと古いですがかつての私のメインイヤホンだった MDR-EX500SL とも比較してみました。
解像感や情報量という意味では EX800ST とはさすがに比較できるものではなく、特に中域の情報量の厚みという点で EX800ST が抜きん出ていることは間違いないですが、2 倍以上ある価格差を考えれば XB90EX もなかなか健闘していると思います。むしろ EX500SL との比較において、高域の伸びと中域の厚みで全く引けを取っていない。むしろ低音の厚みに伴って中域もしっかり響きが出ている分、EX500SL よりも XB90EX のほうが腰の据わった、バランスのいい音を鳴らしていると感じました。これだけ高音もちゃんと伸びるというのは完全に先入観に騙されていて、だからこそ実機の音を聴いて思わず買ってしまったわけですが。
で、肝心の低音に関しては、EX800ST も 16mm ドライバーのパワーでしっかり鳴らしていはいるものの、XB90EX のほうが明らかにパワフル。でも、この手の低域重視ヘッドホンにありがちなボワボワとしたブーミーな低音じゃなくて、速くて締まりのある低音です。今までの EXTRA BASS シリーズ(現行機種も、下位モデルはどうか知りませんが)とは違った鳴り方をしていて、力のある低音なのに聴いてていやらしくないのが気に入りました。ベースだけでなくドラムの音も鋭いアタックで歯切れ良く出してくれるので、ロックやポップス、R&B などは EX800ST よりも XB90EX で聴いたほうが楽しいんじゃないかとさえ思います。こうやって聴き比べると EX500SL は腰高な物足りない音で、さすがにもう聴く気が起きませんね...。後継の MDR-EX510SL も出ていますが、これなら XB90EX を買った方が幸せになれるんじゃないでしょうか。特に屋外では低域は埋もれがちなので、多少低域強調気味なヘッドホンのほうが聴感上のバランスも良いように思います。

欠点を挙げるとすれば、これはこの 16mm ドライバーユニットを採用したソニー製ヘッドホン全般に言えることですが、音がアンプのパワーに依存するというか、音量を上げてやったほうが情報量が増してバランスが良くなる傾向があるようで、聴いているうちについボリュームを上げたくなってしまうことでしょうか。これはボリュームだけでなく鳴らすアンプにも依存するようで、個人的にはもうウォークマン A840 の内蔵 S-Master には限界を感じていたりします。そろそろプレイヤーも買い換えてやりたいところですが、まずはソースや気分に応じて EX800ST と取っ替え引っ替え楽しみつつ、プレイヤーやアンプを物色しようかな...と考えています。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-XB90EX

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2012/08/30 (Thu.)

Sony MDR-1R

ソニー、新プレミアムクラスヘッドフォン「MDR-1R」 -AV Watch
ソニー / MDR-1RBTicon

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いいな、これ・・・。

ソニーの「R」と言えば昔は「ES」を超えるハイエンドオーディオのブランドで、欅の無垢材をハウジングに使用した MDR-R10 なんかを思い出すわけですが、これはそれに比べればずいぶんリーズナブルなヘッドホンです。まあ、それでも決して安いモデルではありませんが、あのイメージからするとお買い得に思えてしまうという(笑

さておき、個人的に気になるのは Bluetooth 搭載タイプの「MDR-1RBT」。NFC またはおサイフケータイを使って Bluetooth のペアリングができるというのにすごく惹かれます。同じようなヘッドホンでは以前書いた ZIK Parrot があって、スペック的にも価格的にもかなりよく似ている。ただ、Parrot のほうはさらにノイズキャンセル対応ということで上を行っていますが、どちらにしてもすごく気になります。

まあ、外出時にオーバーヘッドタイプのヘッドホンを持って行くというのは二十代の頃はやっていましたが、最近はインナーイヤータイプの音質もかなり向上していますし、何しろかさばるので(笑)この手のヘッドホンをわざわざ持ち歩くこともたぶんないと考えると、宝の持ち腐れになるのは明白なんですが・・・。でも、NFC でペアリングしてシームレスにコンテンツのやりとりをするという UX は面白いと思うので、もっといろんなカテゴリから登場してほしいところです。
これは発売されたら一度試聴しに行ってみようと思います。

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2012/05/30 (Wed.)

ZIK Parrot design by Starck

最近知ったんですが、やたらカッチョイイポータブルヘッドホンが・・・。

パロット、Bluetooth/NCヘッドフォン「Zik」を7月発売 -AV Watch
ZIK Parrot design by Starck - Headphones

今年の CES で発表されていた製品らしいですね。

フィリップ・スタルクがデザインした製品、というだけでもちょっとソソられるのですが、Bluetooth で完全ワイヤレス、アクティブノイズキャンセリング対応、操作はヘッドユニットに仕込まれたタッチパッドで(さらにヘッドホンを外すと自動的に再生停止)、そして NFC 対応(!)というハイテクヘッドホン。NFC は、対応スマートフォンをヘッドホンにかざすと自動的にペアリングされて音楽再生可能になるというもので、もうこれを試すためだけにこれと NFC 対応スマホを個人輸入したくなります。個人的には、おサイフケータイが今の方式から NFC ベースになるかどうかについては割とどうでも良くて、決済系よりもこういう機器連携的な使い方がいろいろ出てくる可能性を秘めているところに、NFC への期待を抱いています。

発売は 7 月で、価格は¥39,900。どういう販路で買えるかも分からないのですが、発売前後に実機が見られるところがあれば、ぜひ触りに行きたいところです。

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2012/04/28 (Sat.)

MDR-EX800ST に MDR-EX1000 のケーブルを

私のメインポータブルヘッドホンとなった MDR-EX800ST ですが、付属のケーブルは 1.6m もあって、ポータブルプレイヤー用としてはあまり向いていません。まあもともとスタジオ用なので当然っちゃ当然なのですが、長いと満員電車の中で他の人に引っかかったりしてお互い迷惑だし(実際、買ってほんの 3 週間ほどの間に何度かあった)、ショートケーブルが欲しくなります。付属品にはないので、ならばということでこれを取り寄せてみました。

ソニー / RK-EX1000SP

RK-EX1000SP

MDR-EX1000 用の 0.6m ショートケーブルです。保守パーツとして取り寄せてもらったわけですが、このケーブルだけで約¥4,000。ちょっとしたヘッドホンが買えてしまう価格ですが(;´Д`)、そこはそれ・・・。

RK-EX1000SP

このケーブル、ただのイヤホンケーブルなのに妙に高級感があって、ステレオミニプラグからして作りが違います。同じ 0.6m のショートケーブルでも、MDR-EX600 は特に高級感もなかったので、これがフラッグシップの実力ってやつか・・・と感心させられます。
まあ、スタジオモニター系のヘッドホンだと上位機でもプラグが金メッキになっていなかったりと実用本位なのに対して、リスニング系ヘッドホンだとプラグにまで明らかにコストがかかっていたり、という違いがありがちなので、こういうのも要は雰囲気なんだよなあ(^^;;とは思いますが。

RK-EX1000SP

MDR-EX800ST 付属のケーブル(RK-EX800)と比べてみました。明らかに作りが違うのが分かると思いますが、ケーブルの太さも RK-EX1000SP のほうが一回り太いです。インピーダンスも EX1000 のほうが小さいようです。

RK-EX1000SP

ケーブルの分岐は EX800ST 付属品同様の Y 字になっています。ちなみに、このケーブルは MADE IN CHINA。EX800ST もケーブルは中国製です(ヘッドユニットは日本製)。

RK-EX1000SP

ヘッドユニットとの接続部。RK-EX800 がソニーのスタジオモニター伝統の赤青で色分けされていたのに対して、EX1000SP のほうは赤白になっています。
また、ネジの部分は RK-EX800 が金属で RK-EX1000/600 はプラスチックだと思い込んでいましたが、よく見てみたら EX1000 のほうは(たぶん 600 も)黒塗装された金属だったので、耐久性という点ではほぼ同等と言えそうです。

RK-EX1000SP

ヘッドユニットをつけてみたところ。左(R チャンネル)が RK-EX800、右(L チャンネル)が RK-EX1000SP です。やっぱり付属ケーブルのゴールドがチラ見えしているほうが見栄えが良く、EX1000SP のほうは全体的に黒くなってしまうので地味ですね・・・。そういう意味では付属ケーブルのショート版があるのが理想的なのでしょうが、それは EX800ST のそもそもの用途と違うしなあ。

音については、ケーブルの長さ・太さ・インピーダンスが違えば音も多少なりとも違って当然。私の耳で聴いた限りでは、ヘッドユニットが同じなので劇的に変わるというレベルではないにせよ、低音が強化され、高温の伸びというか響きがキラキラした感じになり、「少し分かりやすい音になった」印象を受けました。全体的に、RK-EX800 はデッド、EX1000SP はライブな感じの響きで、モニターヘッドホンながらリスニング用途に使うならば EX1000SP のほうが好みかな。正確な音そのものを聴くという EX800ST 本来の用途には、付属ケーブルのほうが当然良いでしょうが。
Web 上で同じようなケーブル換装をやっている方々の感想を見る限り、良くなった(聴きやすくなった)という意見と悪くなった(バランスが悪くなった)という意見とが半々で賛否両論という感じですが、私は自分の用途においてはこの EX1000 用ショートケーブルに換装したバージョンのほうが合っていると感じました。

いいヘッドホンを買うと、音楽を聴くのが楽しくなりますね。今まで何度も聴き込んできたソースからも新たな発見があります。ただ、やっぱりウォークマン A847 の限界が聴こえてしまうだけの実力を持ったヘッドホンだと思うので、秋にもし S-Master MX 搭載の新型ウォークマンが出たら、久しぶりに買い換えるかなあ。という気持ちにさせられてきました。

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2012/04/20 (Fri.)

ノイズアイソレーションイヤーピースの単品購入

私のメインポータブルヘッドホンとなった MDR-EX800ST ですが、コンシューマー向けの EX600 あたりと比べると付属品はそっけない感じで、ハイブリッドイヤーピースの S/M/L とキャリングケースくらいしか付属していません。商品の位置づけが違うので仕方ないのですが、遮音性を考えるとやっぱりノイズアイソレーションイヤーピースのほうが良いよなあ、ということで、購入しました。

ソニー / ノイズアイソレーションイヤーピース M サイズ EP-EXN50Micon

EP-EXN50M

以前は保守パーツ注文でしか購入できなかったハイブリッドイヤーピースですが、昨年秋から商品として単品発売されていたようで。しかし BA ヘッドホンのヒットで単品版に回す部材が間に合っていないのか、量販店でも Amazon でも軒並み在庫切れ。でもソニーストア(オンライン)に予約を入れておいたら、ほんの数日で入荷されました。

パッケージは 4 個 1 セットで¥980(ソニーストア価格)。以前保守パーツ注文したときは¥210/個 だったので、微妙に高いです。しかし保守パーツ注文で¥315/個 だったという情報もあるので、もしかしたら保守パーツの価格がいつからか変更されている可能性もあります。
まあ、いずれにしてもお店やサービスステーションまで足を運ぶことを考えたら、ソニーストアなり Amazon なりで宅配してもらったほうが安上がりでしょうね。

EP-EXN50M

中に入っているイヤーピースは、当然ながら保守パーツだろうと商品だろうと同じものです。

EP-EXN50M

実は MDR-EX800ST はノイズアイソレーションイヤーピースの対応機種外(一般販売されているものではないので、EP-EXN50M の対応機種としては明記されていない)なのですが、標準添付がハイブリッドイヤーピースの機種であれば、基本的にノイズアイソレーションイヤーピースも装着できます。
外耳道へのフィット感がハイブリッドイヤーピースよりも高まるため、ハイブリッドイヤーピースよりも僅かながら遮音性も向上。個人的には、地下鉄でなければノイズキャンセリングヘッドホンでなくてもこれならまあ許容範囲内のノイズで音楽が楽しめるレベルだと思っています。

EX800ST にはもう少し手を入れてやろうと思っているのですが(多くの方にはバレバレだと思いますが)、その話はまた改めて。

ソニー / ノイズアイソレーションイヤーピース M サイズ EP-EXN50M

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2012/04/11 (Wed.)

MDR-EX800ST 改めて音質編

MDR-EX800ST、数日間使い込んで音の傾向がだいたい掴めてきたので、音質について書いておきたいと思います。

ソニー / MDR-EX800ST

MDR-EX800ST

EX800ST は以前、一度試聴経験はあって、基本的な感想は当時とさほど変わっていません。

一言で言うならば、全体的な音の傾向は MDR-EX600 に似ていながらも、音の輪郭がハッキリしています。EX600 がパワーはありながらも一枚ベールがかかったような感覚があったのが、EX800ST ではそれが取れてそれぞれの音がストレートに聴こえてくるという印象。言葉を換えれば「硬質な音」ですが、同じスタジオモニターヘッドホンの MDR-CD900ST とはちょっと違って、あそこまで高音が耳に刺さる、疲れることはありません(まあ CD900ST もリスニング用じゃなくて音をいじる用途にはいいんですけどね)。

音の味付け的には EX600 のほうがメリハリがハッキリした分かりやすい音。比較すると、EX800ST のほうは薄味でちょっと地味ではあります。でも無味乾燥なフラットな特性というほどでもなく、個人的な好みに照らして言えば「聴き心地の良さと忠実さのバランスが良いところ」をうまく取ったところにまとめた感じと言えば良いのでしょうか。このあたりは CD900ST のようなレコーディングスタジオ向けではなく主にステージユースのために作られたという、EX800ST の出自によるものかと思います。このあたりはある意味嬉しい誤算でした。
これまで 1 年以上の間、MDR-EX600 が私のモバイル用のメインヘッドホンになっていて、私の耳も EX600 の濃いめの味付けに慣れてしまったので、もうちょっと派手めでも良いかな・・・と感じる部分はあるのですが、EX800ST の聴きたい音を明瞭に発してくれるところは大いに気に入りました。ただ、この EX シリーズ(EX600 以上)のドライバユニットはやはり入力の大きさと出力の情報量がリニアに連動するようで、もうちょっとボリュームを上げて情報量が欲しい、とつい音量を上げたくなってしまう危険なヘッドホンだと思います。先日書いたような NW-Z1050 に対する NW-A847 のデジタルアンプの非力さが改めて見えたのも事実で、これでいよいよウォークマンも S-Master MX 搭載機種に買い換えたくなってきました。

音の評価というものは完全に主観で判断するしかないものですが、MDR-EX800ST は EX600 を超えて、私が今まで買ってきたポータブルヘッドホンの中では文句なくナンバーワンだと思います。最近では世の中バランスド・アーマチュア方式一色ですが、ダイナミック式だって良いものは良いんですよ。

ソニー / MDR-EX800ST

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