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2014/04/12 (Sat.)

オーディオテクニカ ヘッドホンハンガー AT-HPH300

今月から仕事の環境が変わりまして。座席が、オープンなミーティングスペースのすぐ脇になりました。これがまた四六時中誰かの話し声が聞こえてくる場所で、声の大きな人が来たら場合によっては自分の仕事に集中できないぞ...というわけで、そういうときだけヘッドホンをして作業しようかと。
職場用のヘッドホンは、転職したときに買った MDR-7506。普段は机の引き出しにしまってあるんですが、これから使用頻度も上がりそうだし、どこかに引っかけておけたほうがいいな、と考えていたら、サイカ先生がちょっと前に買っていたヘッドホンハンガーのことを思い出しました。

オーディオテクニカ ヘッドホンハンガーを買う: mono-logue

これ、ちょうど良さそう。というわけで、私もポチりました。

オーディオテクニカ / ヘッドホンハンガー AT-HPH300

AT-HPH300

ほんの 1,500 円ちょっとなんだから、躊躇うことなく注文。

AT-HPH300

クランプで机の天板を挟んで固定するタイプのハンガーです。

プラスチック製でとても軽いですが、安いなりに質感はがんばってます。

AT-HPH300

クランプは三つある穴から机の天板の厚さにだいたい合わせて、あとはネジで締める形。

AT-HPH300

ハンガー部分は回るようになっていて、普段は机の下に収めておいて、使うときにクルッと回して取り出します。

ヘッドホンをかける部分には合皮が巻かれていて、ヘッドホンを傷つけないようになっています。

AT-HPH300

こんな感じで机の下に吊しておけます。デスクの手前隅のほうってデッドスペースになりがちなので、有効活用できるという意味ではコロンブスの卵的アイテム。ただ、ケーブルを引っかけておく場所がないので、MDR-7506 のようなカールコードだと、ちょっと邪魔(笑。

安いけど思ってた以上に満足度の高い買い物だったので、これは自宅用にもう一本買おうかな。というか買おう。

オーディオテクニカ / ヘッドホンハンガー AT-HPH300

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2013/01/10 (Thu.)

Sony MDR-XB90EX

白状します。完全に衝動買いでした。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-XB90EX

MDR-XB90EX

ポータブルヘッドホンは MDR-EX800ST で音質的には完全に満足していたんですが、たまには違う音も聴きたくなるじゃないですか。いくらカレー好きでもたまにはハンバーグが食べたくなるようなもので(ぉ。ちょっと時間があったときに店頭で試し聴きしてみたら、思いのほかツボに入ってしまったので、お持ち帰りしました。

EXTRA BASS シリーズは今までは低音重視すぎて個人的にはちょっと...という印象だったのですが、この XB**EX シリーズになってちょっと見直しました。型番にもあるとおり、XB シリーズでありながら「EX モニター」シリーズの流れも汲んでいるかのようなバランスの良さが気に入って、つい買ってしまった次第。

MDR-XB90EX

本体デザインは XB シリーズというよりも「EX モニター」シリーズに近く、カー・オブ・ザ・イヤーバーティカル・イン・ザ・イヤー方式のドライバーユニットから横向き(縦向き?)にイヤーピースが伸びています。

MDR-XB90EX

ドライバーユニットは MDR-EX800ST などと同じく 16mm の大口径タイプですが、低音域を響かせる狙いか、EX800ST よりもボリューム感のあるハウジングになっています。まあ耳に突っ込むのはイヤーピースの部分だけなので、カナルタイプイヤホンに慣れてさえいれば装着感・安定感ともに悪くないと思います。L/R の刻印のある楕円形のモールドが装着時の安定性を高めているとのことですが、確かにその効果は感じられます。

装着時に外から見える部分にはスピン加工風のデザインが施されていて、金属製ではないながらもなかなか高級感があります。イメージ的にはかつての MDR-EX90SL を彷彿とさせるような。

MDR-XB90EX

コードは「セレーションコード」という平打ち麺の表面に多数の溝を入れたようなものになっていて、確かに絡みにくいし絡んでも解きやすい。これ EX1000/800ST/600 の交換用コードとして発売してほしいくらいです。

コード長は 1.2m あって、端子は L 型プラグ。ちょっと前までならこの手のポータブルヘッドホンはストレートプラグ型ショートコード+延長コードというタイプが多かったですが、スマートフォンが音楽プレイヤーとしてメジャーになってきた今、ショートコードだとちょっと短いことが多いんですよね。あと、私は胸ポケットにウォークマンを入れることが多いから(ポケットつきのコートや上着を着ていることが多い)冬場はショートコードのほうがいいんですが、夏場にポケットのない服を着るとウォークマンはパンツのポケットに入れるかネックストラップで提げるかくらいしかなくて、ショートコードしか持ち合わせていないと難儀するんですよね。なので、XB90EX は常用バッグに一本入れっぱなしにしておくと重宝しそうです。

MDR-XB90EX

付属品はキャリングケースとハイブリッドイヤーピース/ノイズアイソレーションイヤーピースの各サイズ。あと、コードが長いこともあってかケーブルクリップ(XBA-S65 の付属品と同タイプ)。私はノイズアイソレーションイヤーピースを付けっぱなしで使うと思います。

音については、方向性もクラスも違いすぎる MDR-EX800ST と比較するのはフェアじゃないような気がしたので、ちょっと古いですがかつての私のメインイヤホンだった MDR-EX500SL とも比較してみました。
解像感や情報量という意味では EX800ST とはさすがに比較できるものではなく、特に中域の情報量の厚みという点で EX800ST が抜きん出ていることは間違いないですが、2 倍以上ある価格差を考えれば XB90EX もなかなか健闘していると思います。むしろ EX500SL との比較において、高域の伸びと中域の厚みで全く引けを取っていない。むしろ低音の厚みに伴って中域もしっかり響きが出ている分、EX500SL よりも XB90EX のほうが腰の据わった、バランスのいい音を鳴らしていると感じました。これだけ高音もちゃんと伸びるというのは完全に先入観に騙されていて、だからこそ実機の音を聴いて思わず買ってしまったわけですが。
で、肝心の低音に関しては、EX800ST も 16mm ドライバーのパワーでしっかり鳴らしていはいるものの、XB90EX のほうが明らかにパワフル。でも、この手の低域重視ヘッドホンにありがちなボワボワとしたブーミーな低音じゃなくて、速くて締まりのある低音です。今までの EXTRA BASS シリーズ(現行機種も、下位モデルはどうか知りませんが)とは違った鳴り方をしていて、力のある低音なのに聴いてていやらしくないのが気に入りました。ベースだけでなくドラムの音も鋭いアタックで歯切れ良く出してくれるので、ロックやポップス、R&B などは EX800ST よりも XB90EX で聴いたほうが楽しいんじゃないかとさえ思います。こうやって聴き比べると EX500SL は腰高な物足りない音で、さすがにもう聴く気が起きませんね...。後継の MDR-EX510SL も出ていますが、これなら XB90EX を買った方が幸せになれるんじゃないでしょうか。特に屋外では低域は埋もれがちなので、多少低域強調気味なヘッドホンのほうが聴感上のバランスも良いように思います。

欠点を挙げるとすれば、これはこの 16mm ドライバーユニットを採用したソニー製ヘッドホン全般に言えることですが、音がアンプのパワーに依存するというか、音量を上げてやったほうが情報量が増してバランスが良くなる傾向があるようで、聴いているうちについボリュームを上げたくなってしまうことでしょうか。これはボリュームだけでなく鳴らすアンプにも依存するようで、個人的にはもうウォークマン A840 の内蔵 S-Master には限界を感じていたりします。そろそろプレイヤーも買い換えてやりたいところですが、まずはソースや気分に応じて EX800ST と取っ替え引っ替え楽しみつつ、プレイヤーやアンプを物色しようかな...と考えています。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-XB90EX

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2012/08/30 (Thu.)

Sony MDR-1R

ソニー、新プレミアムクラスヘッドフォン「MDR-1R」 -AV Watch
ソニー / MDR-1RBTicon

iconicon

いいな、これ・・・。

ソニーの「R」と言えば昔は「ES」を超えるハイエンドオーディオのブランドで、欅の無垢材をハウジングに使用した MDR-R10 なんかを思い出すわけですが、これはそれに比べればずいぶんリーズナブルなヘッドホンです。まあ、それでも決して安いモデルではありませんが、あのイメージからするとお買い得に思えてしまうという(笑

さておき、個人的に気になるのは Bluetooth 搭載タイプの「MDR-1RBT」。NFC またはおサイフケータイを使って Bluetooth のペアリングができるというのにすごく惹かれます。同じようなヘッドホンでは以前書いた ZIK Parrot があって、スペック的にも価格的にもかなりよく似ている。ただ、Parrot のほうはさらにノイズキャンセル対応ということで上を行っていますが、どちらにしてもすごく気になります。

まあ、外出時にオーバーヘッドタイプのヘッドホンを持って行くというのは二十代の頃はやっていましたが、最近はインナーイヤータイプの音質もかなり向上していますし、何しろかさばるので(笑)この手のヘッドホンをわざわざ持ち歩くこともたぶんないと考えると、宝の持ち腐れになるのは明白なんですが・・・。でも、NFC でペアリングしてシームレスにコンテンツのやりとりをするという UX は面白いと思うので、もっといろんなカテゴリから登場してほしいところです。
これは発売されたら一度試聴しに行ってみようと思います。

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2012/05/30 (Wed.)

ZIK Parrot design by Starck

最近知ったんですが、やたらカッチョイイポータブルヘッドホンが・・・。

パロット、Bluetooth/NCヘッドフォン「Zik」を7月発売 -AV Watch
ZIK Parrot design by Starck - Headphones

今年の CES で発表されていた製品らしいですね。

フィリップ・スタルクがデザインした製品、というだけでもちょっとソソられるのですが、Bluetooth で完全ワイヤレス、アクティブノイズキャンセリング対応、操作はヘッドユニットに仕込まれたタッチパッドで(さらにヘッドホンを外すと自動的に再生停止)、そして NFC 対応(!)というハイテクヘッドホン。NFC は、対応スマートフォンをヘッドホンにかざすと自動的にペアリングされて音楽再生可能になるというもので、もうこれを試すためだけにこれと NFC 対応スマホを個人輸入したくなります。個人的には、おサイフケータイが今の方式から NFC ベースになるかどうかについては割とどうでも良くて、決済系よりもこういう機器連携的な使い方がいろいろ出てくる可能性を秘めているところに、NFC への期待を抱いています。

発売は 7 月で、価格は¥39,900。どういう販路で買えるかも分からないのですが、発売前後に実機が見られるところがあれば、ぜひ触りに行きたいところです。

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2012/04/28 (Sat.)

MDR-EX800ST に MDR-EX1000 のケーブルを

私のメインポータブルヘッドホンとなった MDR-EX800ST ですが、付属のケーブルは 1.6m もあって、ポータブルプレイヤー用としてはあまり向いていません。まあもともとスタジオ用なので当然っちゃ当然なのですが、長いと満員電車の中で他の人に引っかかったりしてお互い迷惑だし(実際、買ってほんの 3 週間ほどの間に何度かあった)、ショートケーブルが欲しくなります。付属品にはないので、ならばということでこれを取り寄せてみました。

ソニー / RK-EX1000SP

RK-EX1000SP

MDR-EX1000 用の 0.6m ショートケーブルです。保守パーツとして取り寄せてもらったわけですが、このケーブルだけで約¥4,000。ちょっとしたヘッドホンが買えてしまう価格ですが(;´Д`)、そこはそれ・・・。

RK-EX1000SP

このケーブル、ただのイヤホンケーブルなのに妙に高級感があって、ステレオミニプラグからして作りが違います。同じ 0.6m のショートケーブルでも、MDR-EX600 は特に高級感もなかったので、これがフラッグシップの実力ってやつか・・・と感心させられます。
まあ、スタジオモニター系のヘッドホンだと上位機でもプラグが金メッキになっていなかったりと実用本位なのに対して、リスニング系ヘッドホンだとプラグにまで明らかにコストがかかっていたり、という違いがありがちなので、こういうのも要は雰囲気なんだよなあ(^^;;とは思いますが。

RK-EX1000SP

MDR-EX800ST 付属のケーブル(RK-EX800)と比べてみました。明らかに作りが違うのが分かると思いますが、ケーブルの太さも RK-EX1000SP のほうが一回り太いです。インピーダンスも EX1000 のほうが小さいようです。

RK-EX1000SP

ケーブルの分岐は EX800ST 付属品同様の Y 字になっています。ちなみに、このケーブルは MADE IN CHINA。EX800ST もケーブルは中国製です(ヘッドユニットは日本製)。

RK-EX1000SP

ヘッドユニットとの接続部。RK-EX800 がソニーのスタジオモニター伝統の赤青で色分けされていたのに対して、EX1000SP のほうは赤白になっています。
また、ネジの部分は RK-EX800 が金属で RK-EX1000/600 はプラスチックだと思い込んでいましたが、よく見てみたら EX1000 のほうは(たぶん 600 も)黒塗装された金属だったので、耐久性という点ではほぼ同等と言えそうです。

RK-EX1000SP

ヘッドユニットをつけてみたところ。左(R チャンネル)が RK-EX800、右(L チャンネル)が RK-EX1000SP です。やっぱり付属ケーブルのゴールドがチラ見えしているほうが見栄えが良く、EX1000SP のほうは全体的に黒くなってしまうので地味ですね・・・。そういう意味では付属ケーブルのショート版があるのが理想的なのでしょうが、それは EX800ST のそもそもの用途と違うしなあ。

音については、ケーブルの長さ・太さ・インピーダンスが違えば音も多少なりとも違って当然。私の耳で聴いた限りでは、ヘッドユニットが同じなので劇的に変わるというレベルではないにせよ、低音が強化され、高温の伸びというか響きがキラキラした感じになり、「少し分かりやすい音になった」印象を受けました。全体的に、RK-EX800 はデッド、EX1000SP はライブな感じの響きで、モニターヘッドホンながらリスニング用途に使うならば EX1000SP のほうが好みかな。正確な音そのものを聴くという EX800ST 本来の用途には、付属ケーブルのほうが当然良いでしょうが。
Web 上で同じようなケーブル換装をやっている方々の感想を見る限り、良くなった(聴きやすくなった)という意見と悪くなった(バランスが悪くなった)という意見とが半々で賛否両論という感じですが、私は自分の用途においてはこの EX1000 用ショートケーブルに換装したバージョンのほうが合っていると感じました。

いいヘッドホンを買うと、音楽を聴くのが楽しくなりますね。今まで何度も聴き込んできたソースからも新たな発見があります。ただ、やっぱりウォークマン A847 の限界が聴こえてしまうだけの実力を持ったヘッドホンだと思うので、秋にもし S-Master MX 搭載の新型ウォークマンが出たら、久しぶりに買い換えるかなあ。という気持ちにさせられてきました。

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2012/04/20 (Fri.)

ノイズアイソレーションイヤーピースの単品購入

私のメインポータブルヘッドホンとなった MDR-EX800ST ですが、コンシューマー向けの EX600 あたりと比べると付属品はそっけない感じで、ハイブリッドイヤーピースの S/M/L とキャリングケースくらいしか付属していません。商品の位置づけが違うので仕方ないのですが、遮音性を考えるとやっぱりノイズアイソレーションイヤーピースのほうが良いよなあ、ということで、購入しました。

ソニー / ノイズアイソレーションイヤーピース M サイズ EP-EXN50Micon

EP-EXN50M

以前は保守パーツ注文でしか購入できなかったハイブリッドイヤーピースですが、昨年秋から商品として単品発売されていたようで。しかし BA ヘッドホンのヒットで単品版に回す部材が間に合っていないのか、量販店でも Amazon でも軒並み在庫切れ。でもソニーストア(オンライン)に予約を入れておいたら、ほんの数日で入荷されました。

パッケージは 4 個 1 セットで¥980(ソニーストア価格)。以前保守パーツ注文したときは¥210/個 だったので、微妙に高いです。しかし保守パーツ注文で¥315/個 だったという情報もあるので、もしかしたら保守パーツの価格がいつからか変更されている可能性もあります。
まあ、いずれにしてもお店やサービスステーションまで足を運ぶことを考えたら、ソニーストアなり Amazon なりで宅配してもらったほうが安上がりでしょうね。

EP-EXN50M

中に入っているイヤーピースは、当然ながら保守パーツだろうと商品だろうと同じものです。

EP-EXN50M

実は MDR-EX800ST はノイズアイソレーションイヤーピースの対応機種外(一般販売されているものではないので、EP-EXN50M の対応機種としては明記されていない)なのですが、標準添付がハイブリッドイヤーピースの機種であれば、基本的にノイズアイソレーションイヤーピースも装着できます。
外耳道へのフィット感がハイブリッドイヤーピースよりも高まるため、ハイブリッドイヤーピースよりも僅かながら遮音性も向上。個人的には、地下鉄でなければノイズキャンセリングヘッドホンでなくてもこれならまあ許容範囲内のノイズで音楽が楽しめるレベルだと思っています。

EX800ST にはもう少し手を入れてやろうと思っているのですが(多くの方にはバレバレだと思いますが)、その話はまた改めて。

ソニー / ノイズアイソレーションイヤーピース M サイズ EP-EXN50M

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2012/04/11 (Wed.)

MDR-EX800ST 改めて音質編

MDR-EX800ST、数日間使い込んで音の傾向がだいたい掴めてきたので、音質について書いておきたいと思います。

ソニー / MDR-EX800ST

MDR-EX800ST

EX800ST は以前、一度試聴経験はあって、基本的な感想は当時とさほど変わっていません。

一言で言うならば、全体的な音の傾向は MDR-EX600 に似ていながらも、音の輪郭がハッキリしています。EX600 がパワーはありながらも一枚ベールがかかったような感覚があったのが、EX800ST ではそれが取れてそれぞれの音がストレートに聴こえてくるという印象。言葉を換えれば「硬質な音」ですが、同じスタジオモニターヘッドホンの MDR-CD900ST とはちょっと違って、あそこまで高音が耳に刺さる、疲れることはありません(まあ CD900ST もリスニング用じゃなくて音をいじる用途にはいいんですけどね)。

音の味付け的には EX600 のほうがメリハリがハッキリした分かりやすい音。比較すると、EX800ST のほうは薄味でちょっと地味ではあります。でも無味乾燥なフラットな特性というほどでもなく、個人的な好みに照らして言えば「聴き心地の良さと忠実さのバランスが良いところ」をうまく取ったところにまとめた感じと言えば良いのでしょうか。このあたりは CD900ST のようなレコーディングスタジオ向けではなく主にステージユースのために作られたという、EX800ST の出自によるものかと思います。このあたりはある意味嬉しい誤算でした。
これまで 1 年以上の間、MDR-EX600 が私のモバイル用のメインヘッドホンになっていて、私の耳も EX600 の濃いめの味付けに慣れてしまったので、もうちょっと派手めでも良いかな・・・と感じる部分はあるのですが、EX800ST の聴きたい音を明瞭に発してくれるところは大いに気に入りました。ただ、この EX シリーズ(EX600 以上)のドライバユニットはやはり入力の大きさと出力の情報量がリニアに連動するようで、もうちょっとボリュームを上げて情報量が欲しい、とつい音量を上げたくなってしまう危険なヘッドホンだと思います。先日書いたような NW-Z1050 に対する NW-A847 のデジタルアンプの非力さが改めて見えたのも事実で、これでいよいよウォークマンも S-Master MX 搭載機種に買い換えたくなってきました。

音の評価というものは完全に主観で判断するしかないものですが、MDR-EX800ST は EX600 を超えて、私が今まで買ってきたポータブルヘッドホンの中では文句なくナンバーワンだと思います。最近では世の中バランスド・アーマチュア方式一色ですが、ダイナミック式だって良いものは良いんですよ。

ソニー / MDR-EX800ST

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2012/04/08 (Sun.)

インナーイヤーモニター MDR-EX800ST

これ買いました。

ソニー / MDR-EX800ST

Sony MDR-EX800ST

というのも、愛用していた MDR-EX600 を先月失くしてしまったようで。・゚・(´Д`)・゚・。落とした場所の目星はついているんですが、後から探しに行っても見つからず、付近の拾得物として届け出られていないか確認したものの、出てこずorz
その後しばらくは、久しぶりに MDR-EX500SL を引っ張り出してきて使っていて、これはこれで値段を考えればそんなに悪いヘッドホンでもないんですが、やっぱり EX600 に慣れてしまうと物足りなさは否めないんですよね・・・。

で、同じものをもう一度買うのも悔しいので、この際だからと以前から気になっていた MDR-EX800ST を買ってみたというわけです。

この EX800ST というヘッドホンは、ソニーロゴが入っていながらも通常のソニー製品として販売されているものではありません。グループのソニー・ミュージックコミュニケーションズという会社の取り扱いで、音楽業界向けに販売されているものです。普通の人には手に入れられないもののはずなんですが、Amazon やヨドバシではけっこう普通に扱っているという(笑。ただ、一般的な 1 年保証すら付帯せず、修理は全て実費という前提になっている以上、手を出しにくい製品であることは間違いありません。

Sony MDR-EX800ST

表側には加飾もほとんどなく真っ黒。EX600 でさえもダイヤカットされていた SONY ロゴはシルク印刷になっています。寂しい気もしますが、安っぽさが出ているわけではなく、プロ機らしい潔さとも言えます。
ハウジングには同系統機である EX600 よりも大きめのバスレフポートが空いており、ヌケは良さそうですが完全なる密閉型とは言えないかもしれません。音漏れには多少気をつけたほうがよさげ。

Sony MDR-EX800ST

イヤーハンガーは EX600 同様に耳の上から後ろに回すタイプ。でも、EX600 に比べるとフレキシブルケーブルが少し短く、かつしなやかになっているようです。耳に掛けたときのフィット感は EX800ST のほうが高いように感じました。

ちなみにイヤーピースは通常のハイブリッドイヤーピース S/M/L しか付属してこなかったので、ノイズアイソレーションイヤーピースをまた別途調達してこないと・・・。

Sony MDR-EX800ST

このシリーズはケーブルとヘッドユニットが着脱式になっていて、ケーブルが断線してもケーブルだけ交換できるようになっています。で、この接合部は各機種間で共通になっているのですが、EX800ST だけはネジが金属製で耐久性が高くなっています。このあたりはやはりプロ用途を意識したところでしょうが、個人的には逆にこの部分だけは EX1000 や EX600 よりも質感が高く(金属パーツなので当たり前)、かつ接合部からネジの根元の金色が少しだけ覗いているのがとてもカッコイイと思います。

Sony MDR-EX800ST

ケーブルは Y 型で、長さは 1.2m とけっこう長いです。スタジオ等でデッキに繋ぐにはこれくらいの長さが必要なんでしょうが、ポータブル機でこの長さはちょっと取り回しに困る感じ。EX600 のようにショートケーブルも同梱されているような気は利いていないので、ウォークマン本体に巻き付けるなりケーブル巻き取りアクセサリーを使うなり、ユーザー側で工夫してやる必要があります。あるいは EX1000 や EX600 と互換性があることを利用して、他機種用のショートケーブルを取り寄せてしまうという手もありますが、そのあたりの話は追って。

まだ届いたばかりなのでじっくり聴き込めていませんが、第一印象としてはとても良いです。もうちょっと聴き込んでから、音質についても書いてみたいと思います。

ソニー / MDR-EX800ST

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2012/01/15 (Sun.)

Sony XBA-S65 (音質編)

昨日に引き続き、スポーツ用 BA ヘッドホン XBA-S65 の音質等について書いてみたいと思います。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-S65 (ブラック)icon

Sony XBA-S65

最近は BA ばかりがもてはやされているというか、「BA=高級品、ダイナミック=安物」みたいなイメージがつけられつつありますが、一概にそうとも言えないと思うのですよ。ダイナミック型だってしっかりコストとチューニングをかけて作ればいい音になるし、BA だって単に BA ユニットを入れればいい音になるというわけでもない。そもそものドライバユニットが小さいので小型化しやすかったり、ドライバユニットの組み合わせで音質に特徴を出しやすかったりするのが BA 型の本質じゃないかと思っています。
なので、XBA-S65 を選択したのも、「BA だから音がいい」ということではなくて、どちらかというとジョギング中の掛け心地や従来使っていた MDR-AS50G に比べれば満足できる音質であることが理由でした。

ということで、MDR-AS50G と XBA-S65 で比較してみた印象はこんな感じ。

    MDR-AS50G
  • 装着には少しコツが必要で、ちゃんと装着できていないと歩いたり走ったりしている間にずれてきやすい。
  • 装着さえちゃんとすれば低音はけっこう出る。ただそれは「ドライバユニットがΦ9mm であることを考えれば」という話で、13.5mm な MDR-EX500SL や 16mm な EX600 とはさすがに勝負にならない。屋外、特に幹線道路沿いを走っているとノイズに埋もれがちな低音(ちなみにイヤーピースは標準のものからハイブリッドイヤーピースに換装済み)。
  • 中域は痩せた音で、ヴォーカルがスカスカした印象を受ける。サ行の発音も耳障りだし。
    XBA-S65
  • 「BA は解像感が高い」と言われるが、これについて言えば解像感はそれほどでもない。音質で言えばちょっと前のダイナミック型である MDR-EX500SL あたりのほうが解像感も高くて良いと思う。
  • でも中域が厚めに響くので、特にヴォーカル曲系は聴きやすい。アップテンポ気味のヴォーカル曲でジョギングの BGM にするには良い感じの音質だと感じる。
  • ただ、BA フルレンジユニットだけあって低域があまり出ない。MDR-AS50G と比べても低音は弱め。
という感じで、さほど特徴のある音というわけでもなく、静かな環境でこれでずっと音楽を聴いていたいというものでもありませんが、MDR-AS50G 比では確実に好ましい音だったのが、買い換えの決め手になりました。
実は AS50G だけでなく MDR-EX500SL や EX600 とも比較してみたのですが、改めて聴き比べてみて、EX600 って音いいなあと(^^;;。やっぱりヘッドホンの音ってどの方式を使うか、ではなくて、音質やサイズ、装着感まで含めてどんなヘッドホンを作りたいかという思想と部品にかけるコストやチューニングが決め手なんだなあ、という基本的なことに改めて気づかされました。まあ実売¥15,000 のモニターヘッドホンが¥7,000 のスポーツヘッドホンに負けられても困るわけですが(笑。

実際につけて走ってみると、独特のアジャスト構造のおかげで、耳へのフィット感はとても良いです。少なくとも私が今まで使ってきた数多の耳かけ式 or ネックバンド式ヘッドホンの中では最も掛け心地が自然。
ダイナミック型はどうしてもドライバユニットが大ぶりになりがち(もしくは AS50G のように音質を犠牲にして小型のドライバユニットを採用しがち)で、イヤーピースを介して外耳道で支える形になるので、どうしても耳の穴が外側に引っ張られる感覚があります。これは MDR-EX600 なんかでも一緒。いっぽうで耳かけ型ヘッドホンは耳を挟み込む形になるので、イヤーハンガーの素材や形状にいっては耳の後ろが痛くなることもあります。
それに対して XBA-S65 は耳の軟骨全体を使って固定するので、ずれにくいし引っ張られる感覚も痛みもなくて、素晴らしい装着感です。コードを耳の上に通して、という構造自体は EX600 などでもありましたが、そこからさらにネクタイ状に締めるのが良い。この構造、スポーツタイプ以外のイヤホンにも採用してほしいくらいです。ま、ドライバユニット自体が小さいからこんなに優しく締めただけでフィットするということでしょうから、ダイナミック型や BA でもマルチドライバの上位機種だとこうはいかないでしょうが。

あと、私は今まで M サイズのイヤーピースを使ってきていましたが、今回いろいろ試してみて、意外と S サイズのほうが自分の耳に合っているのでは、と思い始めました。M サイズのほうが遮音性は高く感じますが、特にジョギング用だとフィット感が重要になるので、しばらく S サイズで運用してみようと思います。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-S65 (ブラック)

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2012/01/14 (Sat.)

Sony XBA-S65 (外観編)

iPod nano 6G の入手をきっかけに 2 年ぶりにジョギングを再開した私ですが、こんなものを買ってみました。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-S65 (ブラック)icon

Sony XBA-S65

まだ発売されて間もないソニー製 BA ヘッドホンのスポーツタイプです。

BA ヘッドホンについてはソニー初の BA ということで気にはなっていたんですが、1 年前に買ったばかりの MDR-EX600 にあまり不満もないし、初物なので枯れるまで、せめて次の世代まで待ってもいいかな、と思って今のところ手を出さないつもりでいました。
が、ジョギング用のヘッドホンを考えたときに、今まで使っていた MDR-AS50G の音がどうにも物足りない。やっぱりΦ16mm のユニットの音に慣れてしまうとΦ9mm ドライバの音は頼りなさすぎて。で、何かよさげなのがないかな・・・と探していたら、ノーマークだった BA ヘッドホンがあることを思い出したので、試してみることにした次第。

Sony XBA-S65

このヘッドホンはとても変わった形をしています。ドライバユニットから出たイヤホンコードが耳の上を経て耳の後ろを通る構造は MDR-EX600 などでもありましたが、耳の下あたりでネクタイのように締めることができる「アジャスタブルイヤーループ機構」という、いかにもソニーらしい名称がつけられています(ぉ。
今まではスポーツタイプのヘッドホンといえば MDR-AS50G などのように左右ユニットを繋ぐハンガーを首の後ろに回すタイプが多いですが、AS50G は走っている間にずれてくることが多い(首後ろを回っているハンガーに引っ張られて、どちらか片方の耳から外れやすい)のが欠点でした。イヤーピースが合ってないのか、私の頭の鉢周りが大きすぎるだけなのかもしれませんが(^^;;、音質も含め、もっと満足できるものがないかとずっと思っていました。

Sony XBA-S65

それほど高級感があるわけではないけど曲線が美しいデザインだと思います。

が、カラーリングがどうにも許せない。ブラックモデルなのにイヤーハンガーの途中あたりからドットパターンによるグラデーションでケーブルがホワイトになる、というツートンカラーになっています。ホワイトモデルは逆にケーブルがブラック。どうしてこんなことになったのか理解できません(´д`)普通にブラックはブラックでいいのに・・・。
耳につける部分がホワイトだと汗や皮脂で黄ばんできそうな気がするので、耳につける部分がブラックの方がいいだろうということでブラックモデルを選びました。

Sony XBA-S65

イヤーハンガーの裏面には突起が設けられていて、ある程度以上は締まらないようになっています。

ドライバユニットが収められていると思われる部分は本当に細くて、何もないところにいきなりイヤーピースがついているように見えるのは、BA さまさまといったところ。ダイナミック式だとどうしてもドライバユニット付近が大きくなりますからね。
イヤーピースはハイブリッドイヤーピースが SS/S/M/L サイズ各 1 セット添付されています。ノイズアイソレーションイヤーピースではありませんが、ジョギング中に使うことを考えると、遮音性は完璧すぎないほうがいいので、このくらいでちょうど良いかと。

Sony XBA-S65

付属品はそのイヤーピースとメッシュタイプのポーチ、ケーブルを衣服等に留めておくためのクリップ、そしてイヤホンコードの長さを調節するためのコード長アジャスタとなっています。本体が水洗い可能なタイプですが、付属品も全て水洗いできそうな感じで、さすがはスポーツタイプといったところ。

Sony XBA-S65

このコード長アジャスタはクリップに合体できるようになっているので、ジョギング中も邪魔にならないようになっています。XBA-S65 のイヤホンコードは 1.2m あり、ウェストバッグにウォークマンや iPod を入れて走る分にはちょうど良いんですが、iPod nano 6G をクリップでウェアに留めたり、iPod/iPhone 用アームバンドを使ったりする向きには長すぎるので、このアジャスタでできる限り短くして使うのが良さそうです。というか、水洗い対応のためにできるだけ電気接点を減らしたかったのは分かりますが、ここはショートコード+延長コードの組み合わせにしてほしかった・・・。

ともかく、音については明日に続きます。

ソニー / 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-S65 (ブラック)

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