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2018/02/03 (Sat.)

DAZN for docomo を契約

昨年の F1 シーズン終盤に、来季はスカパー!ではなく DAZN で観戦しようと考えていましたが、F1 開幕に先だって DAZN を契約しました。

というのも、今年はレッドブルエアレースのライブ配信を DAZN が独占で行うことになったから。NHK BS は録画放送で、構成もさることながら能勢雄一さんの解説や辻よしなりさんのリポート含めとても良いんですが、時差があるので先に SNS で結果を目にしてしまうのが辛い。結局昨シーズンは公式のネット配信で観戦していました。それでも昨年までの二週間遅れ放送から、室屋がチャンピオンを獲得したことで当日夜の時差放送にしてきたのは立派だと思いますが。
DAZN のライブ配信権取得に伴って昨年まで無料ライブ中継していた RedBull 公式でのネット配信は日本向けには行われなくなり、予選まで含めてライブ観戦するには今季は DAZN を契約するしか選択肢がなくなってしまいました。海外では引き続き RedBull 公式での無料ネット配信をやっているようなので、日本でライブ中継を見たかったら DAZN に金払え、というやり方はちょっと横暴ではないかと思います。

とはいえ、いずれにせよ F1 のために DAZN を契約するつもりだった私としては、コスト的には影響ありません。docomo ユーザーの特権を行使して、DAZN for docomo(¥980/月)をオンライン契約しました。

DAZN for docomo

メインの視聴端末としては PS4 を使います。DAZN は当初は PS4 アプリが提供されていませんでしたが、昨年 8 月に PS4 に正式対応していたようです。
以前買った BD/TV マルチリモコンを使えば、完全にセットトップボックス感覚で操作できます。

DAZN for docomo

DAZN アプリを起動すると、DAZN 直契約のアカウントか DAZN for docomo の d アカウントかを入力します。
DAZN for docomo の場合は、PC/スマホ/タブレットで DAZN の Web サイトにアクセスして、この次の画面で表示されるシリアルコードを入力すると自動的に認証され使用開始できました。リモコンでチマチマパスワードを入力するよりもラクで良いですね。

DAZN for docomo

UI は現代の SVOD サービスとしてはごく標準的。去年 Android 版とブラウザ版では試してみましたが、やっぱりテレビ画面でリモコン操作するほうがテレビの視聴体験としては馴染みます。

なお、エアレースの中継自体は RedBull 公式の映像を再配信しているだけのようなので、実況も全て英語。まあ日本語解説がなくても十分楽しめるコンテンツではあります。

DAZN for docomo

画質的にはこれ本当に 1080p?720p じゃないの?という解像感。まあ昨年の RedBull 公式配信を PC で観ていたときもこんな感じでしたが(↑の写真はテレビ画面を撮影したものなので、本来の画質が再現しきれていません)。
ただ昨年 F1 を視聴したときに気になっていたパラパラ感が今回はそれほど気になりませんでした。DAZN はフレームレートが 25p での配信と聞いていましたが、これはテレビ側でのフレーム補完で多少見やすくなっているということですかね?

...と思いながら室屋選手を応援していたら、

DAZN for docomo

マジかー!!!!!

まさかの室屋選手の予選アタック中に配信がダウン。
現チャンピオンのシーズン初のアタックにアクセスが集中したのか?と思いましたが、後から巻き戻し再生しても該当部分だけ落ちていたので、配信サーバ側ではなく公式映像→DAZN 間のネットワークにトラブルがあったようです。そういえば昨年は J リーグの中継でもトラブルが多発したようですが、やはり信頼性と安定性に関してはまだまだなんですかね...。

DAZN for docomo

配信は数分で復帰しましたが、室屋のアタック二本目の半分くらいは観れませんでした(泣
画面右上にはデバッグ用らしきコードが表示されていますね...。

DAZN for docomo

他には F1 の昨シーズンのダイジェスト映像が配信されていたので、念のため開幕に先立ってどれくらいの画質で視聴できるかもチェックしてみました。
スカパー!での放送と比べると解像感は若干落ちますが、これならまあ許容範囲かなというレベル。あとは昨年観たときの不満点がどの程度改善されているかと解説陣の顔ぶれですかね。

DAZN for docomo

あと何気なくザッピングしていたら、モトクロスの AMA スーパークロス(全米のモトクロス選手権)が配信されてるじゃないですか!写真撮影をきっかけに少しずつモトクロスにハマっている俺得コンテンツ。これで MXGP(ヨーロッパを中心とした世界選手権)もカバーしてくれれば完璧なんですが。
他にモータースポーツカテゴリとしては、F2(旧 GP2)や GP3 も配信しているようです。テレビ放送に比べていろいろと不満や不安はあるにせよ、コンテンツが集まってくればモータースポーツの視聴プラットフォームとして満足度の高いサービスになってきそうな予感。できればスーパーフォーミュラ、スーパー GT、インディカーあたりも網羅してほしいんですが、国内レースは需要が狭すぎますかね...?

HORI / BD/TV マルチリモコン for PlayStation 4

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投稿者 B : 21:00 | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2018/01/05 (Fri.)

トリプルコンフォート vs COMPLY:イヤーピース比較

Bluetooth 化した XBA-N3 ですが、先日首からぶら下げている間に片方のイヤーピースを紛失してしまいました。ドライバユニットを紛失したのでなくてまあ良かったわけですが、使わずにぶら下げているときにケーブルが長すぎてプラプラしてしまうのはちょっと気になっていました。その点、イヤホン一体型である WI-1000Xicon はネックバンドの途中からケーブルが分岐するデザインになっていて、後発品だけにそのあたりはよく考えられているなあ...と感心します。

さておき補充のトリプルコンフォートイヤーピースを量販店で買ってきたわけですが、どうせならこの際に COMPLY と聴き比べてみようと思い立ち、COMPLY も一緒に買ってみました。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50Micon
COMPLY / Ts-200 M サイズ (ブラック)

COMPLY Ts-200

COMPLY は AKG N30 で使っている Tsx-500 がイイ感じだったので、XBA-N3 にももしかしたら純正よりイイんじゃない?というのは気になっていました。
ソニー製イヤホンに適合するのは 200 番台。XBA-N3 にはイヤホン側に耳垢ガードを兼ねたフィルタがついているので、イヤーピース側には耳垢ガードがない Ts-200 を選択。とりあえずのお試し用だから 2 個セットで安く上げました。

COMPLY Ts-200

COMPLY は形状別にいろんなバージョンがありますが、一般的なカナル型イヤホンの標準イヤーピースに形状の近い「アジアンフィット(Ts)」系が違和感なく使えるんじゃないかと。
低反発ウレタン製で、耳栓のようにイヤーピースを指先で潰してから耳に挿入し、ジワジワ復元して耳穴にフィットしたら装着完了です。

COMPLY Ts-200

XBA-N3 に装着してトリプルコンフォートイヤーピースと聴き比べてみました。

AKG N30 では標準のイヤーピースとは明らかに音が変わり、標準イヤーピースでは抜けてしまっていた中高域がしっかり鼓膜に届くようになって大満足でしたが、トリコン(トリプルコンフォートイヤーピース)も密閉型のイヤーピースなだけあって、COMPLY とは似た傾向。トリコンのほうが高域がダイレクトに耳に入ってくるのに対して、COMPLY では高音が抑えめになります。BA ドライバらしい高音の解像感を楽しみたければトリコン、全体的な音のまとまり重視なら COMPLY、という感じでしょうか。ここは完全に好みの領域だと思いますが、個人的には XBA-N3 の高域はちょっと押し出しが強いと感じているので COMPLY のほうがやや好みかなあ。器楽系の楽曲メインならトリコンのほうが良いかもしれません。
低音と遮音性に関しては COMPLY のほうが良いかと思いきや、トリコンもかなり健闘していてそれほど差は大きくないと感じます。また COMPLY は装着時に若干圧迫感があるのと、数ヶ月の使用で劣化して密閉性が落ちてくるため定期的な交換が必須なのに対して、トリコンは COMPLY ほどは圧迫感がなく耐久性もあるので、扱いやすさという点ではトリコンに軍配が上がります。

どちらも一長一短で一概にどちらが良いとは断言できませんが、XBA-N3 の音のバランスを整えてくれる COMPLY はけっこう気に入ったので、当面 COMPLY で常用しようと思います。でもこれが劣化したらトリコンに戻してしまうかもしれません(笑。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50M

B01M1D31EC

COMPLY / Ts-200 M サイズ

B01GDJNCBA

投稿者 B : 23:20 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/12/22 (Fri.)

Acoustune HS1551

Acoustune ブランドのカナル型イヤホンを試す機会があったので、試聴してみました。

Acoustune / HS1551 CU (バーガンディ×ゴールド)

Acoustune HS1551

Acoustune(アコースチューン)というブランドは初めて知りましたが、香港発のポータブル系新興オーディオブランドのようですね。香港とはいっても製品設計は日本で行っているようです。まあ、現代では欧州の老舗オーディオブランドであっても製品開発拠点が中国にあったりするし、深センあたりからは新興オーディオブランドがどんどん出てきて日本でも普通に売られていたりするので、今や抵抗感はありません。
この HS1551 は e イヤホンのレビューでかなり高評価を得ているようですし、既に知る人ぞ知るブランドになりつつあるようです。

Acoustune HS1551

まず目につくのがこのインパクトあるデザイン。「中二病全開」と言いたくなるようなメカメカしさを放っています(笑。
外装はハウジングがアルミ、チャンバー(ドライバユニットが収まっている金色の金属パーツ)が真鍮製になっていて、このハイブリッド構造が音質に影響しているとのこと。

イヤーピースは特段遮音性に配慮したものではありませんが、普段使いには必要十分な遮音性があると感じました。

Acoustune HS1551

真鍮製チャンバーの先端にはローレットが刻まれていますが、別に回転はしません(笑。装着すると耳からネジが出ているように見えるので、なんかフランケン感あるなあ...と思ったけどよく考えたらフランケンシュタインは首からボルトが出ているだけで、耳からは出てなかった。

金属感を前面に出したデザインという点では Campfire Audio とイメージが近いですが、鮮烈な赤×金というここまで自己主張のあるイヤホンはそうそう見かけません。むしろガンメタあたりの落ち着いた色にしてほしい気もします(汗。

Acoustune HS1551

ケーブルは当然 MMCX 準拠。ビニール皮膜のぶっといスパイラルケーブルで正直取り回しは良くありません。が、これがまたリケーブルの必要性を感じないほど音が良いケーブルで、これが最初からついてくるなら十分だと思います。

Acoustune HS1551

革製のキャリングケースが付属。ケーブルタイまで革製のがついていてこだわりを感じますが、使い勝手重視の人向けにベルクロタイプのタイまでついてきます。
ついでに言うと(写真は撮りませんでしたが)外箱がアルミ製のハードキャリングケースを兼ねていて、そういう部分にもコストがかかっています。

Acoustune HS1551

この HS1551 ですが、驚くことにダイナミックドライバ一発構成になっています。マルチ BA+ダイナミックのハイブリッド型全盛のハイレゾ時代にあって、かなり挑戦的な商品性。私はダイナミックドライバの深い響きは好きですが、いくら何でも 5 万円のイヤホンにイマドキダイナミック一発はないんじゃないか、という先入観がありました。

が、音を聴いてみていかにその考えが間違っていたかを痛感。十分すぎるほど量感のある低音に、高音についても(少なくとも可聴域については)BA ドライバにも負けないくらいによく伸びる。真鍮製チャンバーの恩恵かすごく艶を感じる高音で、金管楽器やピアノ、バイオリンの高音はもちろんのこと女性ヴォーカルも実に心地良い。自分の手持ちのイヤホンは(価格帯が違うから当然ですが)どれも勝てないくらいに気持ちの良い音だと感じました。例えば XBA-N3 は全体的には気に入っているけど何かが微妙に不満で、今まではそれが何なのか言語化できていなかったのですが、HS1551 と比べてみて「高音の響きが乾いている」ことが不満だったことが浮き彫りになりました。HS1551 のしっとりと響く高音に比べて、XBA-N3 の BA ドライバが鳴らす高音は少しカサカサしている。その違いが聴いているときの気持ち良さの違いを生んでいるのだと感じます。

HS1551 はモニターライクとはお世辞にも言い難い音で、音楽をかなり脚色する感覚があります。低音はしっかり鳴らすし高域もよく響く。またカナル型とは思えないほど音場感があり、ソースによっては耳の外側の空間で鳴っているのを感じます。分析的に音を聴くのには向かないけど、ホールにいるような気分でゆったりと音に浸れるイヤホンだと思います。
5 万円といったら私が今まで買ったイヤホンのどれよりも高価で、おいそれと買えるものではありませんが、これはちょっと無理してでも買いたくなりました。がんばってお金貯めようかなあ...。

投稿者 B : 23:51 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/12/21 (Thu.)

BenQ HT2550

ベンキュー、約22万円の4K/HDRホームプロジェクタ「HT2550」 - AV Watch

BenQ HT2550

今年は買えないけど来年はなんとかがんばって買いたいホームシアタープロジェクタ、今のところなら 2K モデルだけどエプソンの EH-TW5650 が価格性能比で最強でしょうと思っていたのですが、それを凌駕する製品が BenQ から出てしまいました。リアル 4K 対応で 22 万円、というのは今までで最安クラスじゃないですかね。

プロジェクタ選びで重要なのは (1)パネル (2)ランプ (3)レンズ (4)画作り の四点と言って良いでしょう。パネルに関しては、BenQ のプロジェクタは Texus Instruments 社の DLP 素子を搭載しており、他社の DLP プロジェクタと素性は同じ。ランプとレンズに関しても、以前二度ほどレビューしてみた感触では、短焦点レンズモデルでもない限りはソツのない印象。画作りは、プリセットで満足して使う分には必要十分ではあるのですが、メーカーが公式に提供している情報が少なすぎて何をどういじれば良いのかが分かりづらく、そこだけが惜しいという感じでした。言い換えれば基本の部分はしっかりしているので、この価格帯で初めて 4K パネルを搭載してきたモデルとしては、十分期待できる製品に仕上がっていそうです。
不安要素があるとすれば動作音ですかね。エコノミーモードで 29dB、標準モードで 33dB というのはイマドキちょっとうるさいです。コンパクトなホームシアタープロジェクタで 4K の画像処理に伴う発熱を捌こうとすれば無理もない話なのかもしれませんが。

このモデルをきっかけに他社からもネイティブ 4K プロジェクタの低価格化がいよいよ始まりそうですが、私の懐事情では 20 万円を超えるプロジェクタをポンと買うのはちょっと難しい。ソニーもエプソンも仮に出してきても当面 30 万円を大きく切ることはないと思うので、この HT2550 が現実的な選択肢になるんじゃないかと思います。
できれば一度レビューしてみたいんですが、BenQ は最近はもうモノフェローズ向けのレビュー企画をやっていないようなんですよね。まあ改めてレビューズに登録してみても良いんですが...。

投稿者 B : 22:50 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/12/12 (Tue.)

Sony MUC-M2BT1

先日 AKG N30 のリケーブルはいったん保留にしましたが、それでもポータブルオーディオ環境をもう少し快適にしてやりたい気持ちはあって、これに手を出しました。

ソニー / ワイヤレスオーディオレシーバー MUC-M2BT1icon

MUC-M2BT1

ソニーの MMCX イヤホン Bluetooth 化アダプタです。これ初代モデルが出たときからずっと気にはなっていたんですが、他社の後発品でこれを超えたものがなかなか出てこないので、今さらながら購入。

というのも、ウォークマンを有線で聴くためのイヤホンとしてはやっぱり AKG N30+COMPLY が好みに感じて、XBA-N3 も悪くないんだけど使用頻度が下がりがち。では AKG N30 をリケーブルする代わりに XBA-N3 ワイヤレス化すれば使い分けできるんじゃないかという発想です。
ソニーからは純正で XBA-N1 をノイキャン&ワイヤレス化したような「WI-1000X」というモデルが発売されていてこちらも評判が良いようですが、今回は XBA-N3 を再活用することが目的だったので見送りました。

Bluetooth イヤホンという意味では左右独立型の「WF-1000X」も出ていますが、バッテリ駆動時間がまだまだ短いことと、対応コーデックが SBC/AAC のみという点が物足りなかったためスルー。左右独立型だと基本的に両耳側にプロセッサと DAC を内蔵しなくてはならず、おそらく現行世代のプロセッサではまだ消費電力的に搭載が難しかったのだろうと思います。左右独立型の元祖 EARIN が出てから各社急ごしらえで競合品を作ってきた部分があり、プロセッサの開発周期(スマホと違って家電系のプロセッサは数年サイクルでの開発になることがほとんど)と製品の発売タイミングが合っていないのでしょう。個人的な読みとしては、早ければ来年のモデルチェンジでプロセッサを刷新し、LDAC に対応してくるんじゃないかと睨んでいるので、とりあえずそれ待ち。
というのもあって、今あえて昨年モデルである MUC-M2BT1 に XBA-N3 を組み合わせるという選択をしました。

MUC-M2BT1

MUC-M2BT1 のイヤホン側端子はオーソドックスな MMCX コネクタ。ソニーの XBA シリーズはもちろんのこと、Shure も普通に装着できました。が、AKG N30 だけはコネクタカバーの形状が特殊なせいで使えず...AKG はなぜこの機種だけこんな妙な仕様にしたんでしょうか(´д`)。これさえなければものすごく遊び甲斐のあるイヤホンになったはずなのに。

ケーブル長には少し余裕があるのでシュアー掛けにも対応は可能です。針金等は入っていないため安定はしませんが、サードパーティ製のイヤーフック等を買えばいけるのでは。

MUC-M2BT1

肩掛け部にはバッテリと通信モジュール/DAC、操作ボタン等が集約されています。ボタンは電源兼再生と音量+-のみ。電源ボタンが再生/停止を兼ねるのはまあいいんですが、音量+-が長押しで曲送り/曲戻しを兼ねるというのはちょっと扱いづらい。結局ポケットに入れているウォークマンに手を伸ばしたほうが早くかつ直感的に操作できてしまいます。

MUC-M2BT1

本体右側には NFC があり、機器をタッチするだけでペアリングできるのは最近のソニー製品のスタンダード。ただ NFC の位置が微妙で、これを首に掛けたまま NFC タッチでペアリングするのは至難の業。いったん首から外した方が早いです(´д`)。MDR-1000X のように左耳に NFC 機器を押し当てればペアリング完了、という分かりやすさはちょっとありません。
またウォークマン(NW-A30)との組み合わせでは、ペアリングしてあっても MUC-M2BT1 の電源オン後に NW-A30 の電源を入れても自動再接続はしてくれないようで(?)NW-A30 の電源を入れてから MUC-M2BT1 の電源を入れてやる必要がある模様。

ちなみに Bluetooth のマルチポイント接続にも当然対応していて、音楽再生はウォークマンを使いながらスマホのハンズフリー待受にも使えるのはやはり便利です。まあ最近は仕事以外で音声通話なんてほとんどしなくなりましたが。

MUC-M2BT1

充電は microUSB。簡易防滴のためかゴム製の蓋がついていますが、こういう蓋って長年使っているうちにちゃんと閉まらなくなりがちなんですよね。ここはスマホ同様のキャップレス防水にしてほしかったところ(そもそも M2BT1 自体が防水対応製品ではありませんが...)。

MUC-M2BT1

付属品はキャリングポーチと microUSB アダプタ(USB-AC アダプタはなし)。
私はこういうヘッドホン付属のポーチって滅多に使わないんですが、MUC-M2BT1 は表面の仕上げ的に割と簡単に擦り傷がつきそうな感じなので、ポーチに入れて持ち運びたいところ。でも M2BT1 って Westone や Shure の Bluetooth アダプタと違ってそもそもが嵩張りがちなデザインなので、ポーチに入れるとさらに嵩張るんですよね。

MUC-M2BT1

音質に関しては、LDAC が使えるだけあって期待通りの音。MDR-1000X 同様に「静かな環境で有線接続と比較するとさすがに違いは分かるけど、外出先ならそれほど気にならないレベルで高音質だし、音質の差よりもワイヤレスの恩恵のほうが大きい」というものです。音のキャラクターについても純正の Bluetooth アダプタだけあって、XBA-N3 付属のアンバランスケーブルと似た傾向で、違和感はありません。これなら純正ケーブルを Bluetooth 化するのに大きな不満はないと言えます。
もう一週間ほど使ってみていますが、今のところ混んだ電車内でも音切れっぽい症状が出たのはせいぜい一度くらい。接続安定性も十分だと思います。

左右独立型イヤホンとは違って完全ワイヤレスとはいきませんが、少なくともポケットからイヤホンケーブルが延びていないというのは改めて快適ですね。MDR-1000X を買ったときにも感じましたが、自分が振り返ったときにケーブルに引っ張られたり、電車内で他の人の荷物にケーブルが引っかかったり、そういうプチストレスが今まで想像以上に不快だったということに、ケーブルがなくなることでようやく気づきました。これを一度味わうともうケーブルつきのイヤホン/ヘッドホンには戻れないと思います。

不満があるとすれば、公称約 7.5 時間というバッテリ駆動時間はまだまだ短い、というところでしょうね。スリープ状態でも Bluetooth のコネクション維持(スマホのハンズフリー待受が原因?)にバッテリをジワジワ食われているようで、二日間無充電で使っていて、音楽再生はトータルで 2 時間ほどしか使っていないのに帰り際に使おうと思ったら電池が切れていた、ということがありました。日々使うならば、基本的には毎日充電するか、音楽再生を切るときには原則 M2BT1 をスリープではなく電源オフにする、という運用が良さそうです。

それにしてもこれ快適すぎて、音質自体は AKG N30 のほうが好みなのに、M2BT1 を買ってからは XBA-N3 ばかり使ってしまっています。これは買って良かった。

ソニー / ワイヤレスオーディオレシーバー MUC-M2BT1

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投稿者 B : 22:11 | Audio & Visual | Headphones | コメント (2) | トラックバック

2017/11/16 (Thu.)

AKG N30 のリケーブルに悩む

イヤーピースを COMPLY に換装した AKG N30 ですが、とても気に入っています。解像度はありつつも高音がマイルドなのでソニー XBA-N3 よりもバランス的には好みな感じ。でも素性の良いイヤホンだけにリケーブルしたらもっとポテンシャルを引き出せるんじゃね?と思うんですが、

AKG N30

悩ましいのが N30 の MMCX コネクタ部分。端子形状自体は確かに MMCX なんですが、イヤホン側のコネクタがやや奥まったところにあるため、ケーブルとの相性があります。いや、むしろ使えるケーブルの方が少ないと言って良いでしょう。私が持っている MMCX ケーブルでは、Shure SE215SPE の付属ケーブル、ソニー XBA-N3 の付属ケーブル、NOBUNAGA Labs 鬼丸改、いずれも形状が合わず装着できませんでした。
上位機種の N40 の MMCX は特殊コネクタになっていないようなので、何故 N30 だけこうなっているのかはよく解りません。リケーブルして好みの音を追求したければ N40 のほうが良さそうですね。

とはいえ AKG では純正のリケーブルを二種類発売しています。3.5mm アンバランス端子の「CN120-3.5」と、2.5mm バランス端子の「CN120-2.5」。しかしユーザー数が少ないのか、検索してもレビューがほとんど出てこないんですよね。e イヤホンに試聴機があるということで、聴きに行ってきました。視聴したのはアンバランス端子モデルのほう。
CN120-3.5 は N30 の付属ケーブルと比べると、基本的な音のキャラクターは同じながら、より解像度が高くて音のひとつひとつが明瞭な感じ。しかし劇的に違うか?と言われれば、少なくとも街中や電車の中では差は分からないかもなあ、というレベル。バランス端子モデルだともっと明確に違うのかもしれませんが、私の使い方(ウォークマン A35 にアンバランス端子直結で、外出先でのみ使用)では 1 万円以上の値段に見合う差ではない印象です。もっと音の方向性が変わるなら分かりやすかったんですが、元々バランスの良い N30 の音をブラッシュアップする方向で、静かな環境での使用がメインならアリかな。ただ、このケーブルを XBA-N3 につけてみると N3 付属ケーブルよりもスッキリまとまりのいい音になったと感じたので、CN120-3.5 自体はオールラウンダーとして素性の良いリケーブルではあると思います。

とりあえず私の今の使い方なら標準ケーブル+COMPLY+REFERENCE フィルタがコストも含めベストバランスだという結論になりました。リケーブルでいろいろ楽しみたかったのでちょっと残念ではありますが(笑。
代わりに XBA-N3 のほうのケーブルをいじりたくなってきてしまったのですが、それはまた別の話。

AKG / N30

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投稿者 B : 23:30 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/11/14 (Tue.)

改めて DAZN への移行を検討中

先日 F1 ブラジル GP を観戦したときのこと。テレビが使えなかったので、タブレットで観るか...BD レコーダから DLNA で観ても良いんだけど、せっかくスカパー!を契約していることだし、久しぶりにスカパー!オンデマンドを使おう、と思ってアプリを起ち上げたら

フジテレビ NEXT

オンデマンドの番組表に F1 がない!
チャンネルを選択してみても「放送休止中」になっているし。

以前、出張や旅行と F1 が重なったときはスカパー!オンデマンドを使って観戦していたのですが、そういえば今年はこれまで試していませんでした。そうか、配信サービスとしては今年 DAZN が放映権を取得したので、スカパー!(というかフジテレビ)はテレビ放映権は持っているけど VOD に再送信する権利はなくなっちゃったんですね...。

これは改めて F1 視聴環境をスカパー!から DAZN に移行検討するタイミングが来たかな、と考えています。先日 BD レコーダを買い換えてようやく外出先からでも自宅の録画番組が観れるようにはなりましたが、あくまで録画番組が観れるだけでライブ番組は録画完了するまで見られず、「外出先だけどリアルタイムで録画番組が観たい」というニーズに対する解にならないんですよね。これまではスカパー!オンデマンドがそこを補完してくれていましたが、もう F1 はオンデマンドで観られないし。
一方で DAZN のほうは、以前試用したときにはもうちょっと改善してほしいと思ったけど、視聴環境については夏に PS4 対応も果たし、少しずつ整ってきている印象があります。とにかく契約さえしていればマルチデバイスで使えるというのは現代的だし、契約した B-CAS カードの存在に縛られる CS 放送はそろそろ過去の遺物だよなあ...とも思います。半年前のインタビューによるとスカパー!側も通信とのハイブリッドを目指しているようですが、いかんせん動きが遅くてコンテンツを VOD 事業者に奪われていっている状況。そろそろ移行のしどきだろうな、と。

とりあえず今季の F1 もあと一戦なのでこのままスカパー!で観ますが、来シーズン開幕直前に DAZN for docomo を契約して、PS4 を視聴デバイスにしようかと考えています。この際だから Fire TV Stick あたりを導入してシンプルに使う、でも良いんですけど。

Amazon / Fire TV Stick

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投稿者 B : 23:44 | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/11/08 (Wed.)

Amazon Echo 日本上陸

Amazonのスマートスピーカー「Echo」は11,980円。Alexa日本上陸。380円の音楽配信も - AV Watch
Amazon / Echo

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スマートスピーカの本命ともいえる「Amazon Echo」がついに日本上陸しました。先月の Google Home、Clova WAVE 製品版から遅れること一ヶ月あまり、国内でもいよいよ本格的な競争が始まります。
Amazon Echo は日本でこそ最後発ながら、ニュースや天気などの日常の情報検索機能、ストリーミングミュージック対応、家電のリモコン操作(別売機器が必要)などスマートスピーカとして基本的な機能は完備。まあアメリカでは一年以上前から発売済みであることを考えれば、あとはローカライズの問題だけだったとはいえ(その日本語対応には苦労していたらしい、という噂も聞きますが)抜かりはありません。それ以上に、国内発表と同時に多数のサードパーティから拡張機能である「Skill」が発表され、最初から他社製品を凌ぐ多彩な機能やサービスが使えるのが強み。

例えば Clova WAVE が現時点で Echo より明らかに優れている点といえば、彼らの本業である LINE との連携ができるという点でしょうか。逆に言えばそれくらいしかアドバンテージはなく、音声認識と反応のスマートさ次第では Echo の一人勝ちになる可能性すらあります。実際アメリカでは Echo がデファクトスタンダードになっていると言われていますし。

スマートスピーカのメイン機能の一つであるストリーミングミュージック再生機能には Prime Music を使うのかと思えば、Echo に対応した新サービスが始まるようですね。

「Amazon Music Unlimited」開始、Echoユーザーは月額380円。4千万曲以上聴き放題 - AV Watch

その名も「Amazon Music Unlimited」。お、おう...今になって死んだ子の名を思い出させるようなネーミングはやめてほしかった(;´Д`)ヾ。
ややこしいですが、Prime Music は 100 万曲以上の楽曲から聴き放題なのに対して、Amazon Music Unlimited は 4,000 万曲以上とまさに桁が違う。料金も Amazon Prime とは別に月額課金される方式で、Prime に入っていればどんどん他のサービスも使い放題になっていく今までの Amazon 系サービスとは異なります(Kindle Unlimited 方式ではある)。通常は ¥980/月 のところ、Echo からの利用は ¥380/月(ただし Echo 意外からのデバイスでも使用したい場合は通常プランの契約が必要)というのはまあ妥当なラインでしょうか。

Echo に関しては、個人的には Skill 以上に注目しているのが、Amazon 純正以外にもオンキヨーや Anker などのサードパーティが Echo 互換スピーカを発売する点。今までの Amazon のハードウェア戦略としては、Kindle や Fire TV のように基本的には専用機は自社製しか用意しなかったのが(汎用のスマホや STB 向けアプリとしては出してましたが)、Echo ではプラットフォーム自体を他者に開放して互換機の発売を許容している点。Amazon のハードウェアと言えばサービスから収益を上げてハードは逆ざや(に近い)価格で販売することでこれまでに様々な市場を壊してきましたが、スマートスピーカでは互換機が出るとなれば、メーカーとの付き合い方も従来とは変わってくるはず。まあ Google や MS のやり方を見ていれば、自社ハードを出しながら互換機も存在する市場がそんなにハッピーでないことも判りますが(´д`)、自社本意な Amazon が今後そのあたりをどうするつもりなのか、ちょっと気になるところです。

我が家では Clova WAVE を既に導入してしまっていて、家族もぼちぼち使っているので、ここに新しいスマートスピーカを追加するといろいろと問題が出ることが予想されるため、今回はいったん保留です。とはいえ WAVE とはどう違うかも気になるし、お試しのつもりで廉価モデルの Echo Dot くらい買ってみるかな、とも思っていますが...。

投稿者 B : 23:21 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/10/27 (Fri.)

EPSON EH-TW5650

毎年秋になると考えるのがリビングの AV 環境の見直し。なかなか買い換えられずにいる(そしてそのまま使用頻度が下がっている)プロジェクタの買い換えを今年も妄想しているわけですが、そういえばエプソンのホームシアタープロジェクタの新製品が随分前に発表されていたことに、今さらながら気がつきました。

エプソン、タテレンズシフト対応のホームシアター入門プロジェクタ。9万のフルHD機も - AV Watch

ミドルレンジモデル EH-TW6700 は今年は据置ながら、エントリーモデルの TW5000 シリーズが一新され、かなり魅力的なスペックに仕上がってきました。

二年前に発売された EH-TW5350 も、それまでの TW5200 と比べるとスペックを大幅に底上げする意欲的なモデルでした。同価格帯で海外メーカーの DLP プロジェクタが登場して競争が激化したせいでもあるのでしょう。が、今回の TW5650 はもっとすごい。輝度を 2,000lm→2,500lm に、コントラスト比を 15,000:1→60,000:1 へと飛躍的に向上させ、さらには上方向のみながらレンズシフト機構も搭載して、中級機 TW6700 とのスペック差さえもグッと詰めてきました。一方で、従来の TW5350 の延長線上にあるモデルとして、TW650 という新たなエントリーモデルも登場しています。

この三機種で主要なスペックを比較してみた表がこちら。

モデルEH-TW6700EH-TW5650EH-TW650
画素数1,920×1,080
明るさ3,000lm2,500lm3,100lm
コントラスト比70,000:160,000:115,000:1
色再現性10bit
80inch 最短投写距離235cm181cm
80inch 最長投写距離382cm219cm
レンズシフト上下 60%/左右 24%上 15%
騒音レベル24dB27dB28dB
消費電力384W312W315W
外形寸法410×304×157mm309×278×107mm302×249×87mm

こうして見ると、投写距離のスペックが同じ TW6700 と TW5650 では共通の光学系を使用しつつ、レンズシフト機構に制限を設けたものと考えることができます。明るさとコントラストはランプ出力の差によるものでしょうから、TW5650 というモデルは従来の TW5000 シリーズのコンパクトなシャシーに TW6000 シリーズのエンジンを搭載したもの(筐体が小さい=電源や発熱に余裕がないからランプ出力が抑えめ)という位置づけで開発されたものであることが分かります。上は 4K がジワジワと降りてきていて、下は LED プロジェクタの性能が上がってきている中で、2K 液晶プロジェクタの生き残りを賭けてコストと性能のバランスを突き詰めたらこうなった...という本気を感じます。

我が家の設置環境だと、以前計測したときに 80inch スクリーンに映したい場合の投写距離は 270~300cm 程度必要なことが分かったので、投写距離の短い EH-TW650 は選択肢から外れます。まあ TW650 は使うときにだけ視聴位置よりも前のテーブル等に設置する、ライトな使い方を想定しているのでしょうね。だから従来は自宅に導入するなら投写距離の稼げる TW6700 しかないか、と思っていたんですが、ここにきて TW5650 が有力候補として躍り出てきました。4K プロジェクタにはまだちょっと手が出ないけど、かといって 2K で 20 万のプロジェクタを今さら導入するのも億劫。そこに 10 万円台前半でこのスペックなら納得感があります。

というわけで TW5650 がかなり欲しくなっている現在ですが、この冬はちょっと物入りなので、買えても来年の夏かなあ。スター・ウォーズ EPVIII の BD を新しいプロジェクタで観ることを目標にがんばりたいと思います。

エプソン / dreamio EH-TW5650

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2017/10/26 (Thu.)

Clova WAVE を改めて試す

今月に入って、Google Home と LINE WAVE 改め製品版「Clova WAVE」が相次いで発売されました。Google が量販店頭で大々的にキャンペーンを張っていたり、テレビでも取り上げられたりして俄にスマートスピーカが脚光を浴び始めています。

Clova WAVE

先攻体験版を使っていた我が家の WAVE も私はしばらく放置していましたが(家族は生活の BGM 代わりに継続的に使っているらしい)、いつの間にか自動アップデートがかかって製品版相当のファームウェアになっていたので、今回改めて試してみました。

Clova WAVE

スマホ側の Clova アプリにもアップデートがかかり、新たに「LINE」「音声リモコン」「カレンダー」の機能が追加されました。また UI 上の文言も細かく変更されて、正式発売に合わせて全般的に見直したことが窺われます。
「カレンダー」は Google アカウントと紐付けることで Google カレンダーの予定を読み上げてくれる機能ですが、私はスケジュールは仕事プライベート問わず Outlook を使ってしまっているので、試しようがありません。とりあえず「LINE」と「音声リモコン」を試してみました。

Clova WAVE

音声リモコン機能で操作できるのは、テレビと照明。とはいっても照明リモコン機能は UI 上で予告的に表示されているだけで、現時点では有効化できません。それでも「次にどんな機能が追加されるのか」が分かるというのは、こういうアップデートで進化していく機器にとっては重要。何も分からないと期待のしようもないですからね...。

テレビリモコンのほうは、リストからメーカーを選択するだけで基本的に OK。Clova WAVE 自体はまだ国内でしか発売されていないにも関わらず、日本では流通していないような海外メーカーのリモコンコードも網羅されていて驚きました。

Clova WAVE

音声リモコンでできるのは「テレビのオン/オフ」「ボリュームの操作(ミュート含む)」「チャンネルの操作」のみ。BS・CS や外部入力への切り替えは残念ながらできません。また、チャンネル変更は「Clova、テレビのチャンネルを 1 にして」のように数字での入力は聞いてくれますが、「Clova、テレビのチャンネルを日本テレビに変えて」に反応できるほどにはまだ賢くありません。
しかしこれだけでも、例えば電話がかかってきたからテレビの音を消したいけど咄嗟にリモコンが見つからないときとかに助かりそうではあります。

ただ我が家ではテレビ本体内蔵のチューナをほぼ使っておらず、ライブ視聴まで含めて全てレコーダのチューナを使っている(HDMI コントロールを使ってレコーダの電源を入れるとテレビの電源が連動するようにしている)ので、WAVE からのチャンネル操作ができません(WAVE がレコーダのリモコンコードを持っていない)。現時点では、我が家でのリモコン機能の活躍はまだ限定的かなあ。

Clova WAVE

もう一つ、Clova WAVE を使うからには最大の目玉になりそうなのが LINE 連携機能。メッセンジャーアプリが本業である LINE が出しているスマートスピーカだけに、当然そこに期待するわけです。
しかし家族共用になりがちなスマートスピーカで個人持ちの LINE アカウントとの連携をどうやってやるのか?というのが疑問だったのですが、Clova WAVE では個人アカウントを直接利用するわけではなく、家族共用の特殊アカウントを新規に取得して使います。これなら家族に知られたくない連絡内容が筒抜けになってしまうような事故は確かに避けられます。

Clova WAVE

スマホの Clova アプリ上で家族アカウントを新規作成します。これ自体は家族とグループ利用する前提の特殊アカウントという位置づけのようですが、あたかも Clova WAVE というスマートスピーカの仮想人格に紐付けられたアカウントというような見え方になっています。

Clova WAVE

この家族アカウントと個人アカウントの紐付けには、家族アカウントと個人アカウントを友だち登録して、家族アカウントのトークルームに各アカウントが入室する形を取ります。自分の個人アカウントさえも家族アカウントと友だち登録する必要があるのがやや面倒ですが、良しとしましょう。

Clova WAVE

自分以外の家族アカウントの追加も、まずは管理者(ここでは私)のスマホに入っている Clova アプリから各家族のアカウントを友だち招待するところから始まります。
また、メッセージの送信先を音声で指定するために、各アカウントにニックネーム(「パパ」「ママ」など)を設定する必要があります。ここでは一個人に対して一つのニックネームしかつけられず、例えば奥さんにメッセージを送りたいときに自分は名前で指定するけど子どもは「ママ」と呼ぶ、みたいな使い分けはできません。

Clova WAVE

設定が完了すると、「Clova、ママに LINE 送って」「Clova、LINE 読んで」などの音声コマンドでメッセージを操作できるようになります。

Clova WAVE

メッセージのやりとりはこんな感じ。Clova WAVE 経由でのやりとりは個人アカウントではなく WAVE の家族アカウントとのやりとりとして動作します。上のスクリーンショットの例でいうと、「テストメッセージを送ります」というのは私が音声で自分の個人アカウント宛に送ったメッセージ、「音声読み上げのテストです」は私がテキストで Clova WAVE 宛に送り、WAVE が音声で読み上げてくれたメッセージです。
これならば確かに LINE での他のコミュニケーションと混ざることはないし、例えば LINE アカウントを持っていない子どもが Clova WAVE 経由で親にメッセージを送ることもできて便利ではあります。ただ、やりとりの履歴を確認したいときに「どれがテキストベースで、どれが音声ベースだったか」を起点にしないと確認できないのはちょっと面倒。また外出先から家族にメッセージを送るにしても、送りたい相手が自宅にいるのかスマホを持っているのか等を把握していないと正しく送れないのも扱いづらいところ。本来ならば、例えば奥さんにメッセージを送りたいときに、状況に応じてスマホでも音声でも取れるように、両方に同報して送れるような仕組みになっていたらもっと便利だったでしょう。

Clova WAVE

メッセージが着信すると、Clova WAVE の LED が他の動作状況とは違って紫色に光るので分かりやすい。
例えば自宅で奥さんが料理中で手が離せないときにメッセージのやりとりが音声でできるというのは、ちょっとしたことですが便利ではあります。

ただしさすがに LINE スタンプは音声で表現できないようで、スタンプを送っても「●●からメッセージ:スタンプ」としか読み上げてくれないのが寂しい。文字じゃないから仕方ないですが、普段の LINE のやりとりではちょっとした返信はスタンプで代用してしまうことも多いので、定型文的なスタンプ(OK/NG とか「今から帰る」とか)くらいは読み取れるようにしてほしい。

また、ちょうど昨日のアップデートでラジオ(radiko)の再生に対応しました。こちらはテレビリモコンと違って局名指定でかけることができるし、WAVE 事態の音質もラジオに合っていて、なかなかイイ。普段は LINE MUSIC よりも radiko をかけっぱなしにしたほうが楽しいんじゃないかとさえ感じます。
ただこれもライブ聴取にしか対応しておらず、radiko の本領であるタイムフリー/エリアフリーには未対応。これができれば、それだけでも WAVE を買う価値があると言えるだけに残念ですが、それは今後に期待かな。

というわけで、先行体験版時点では機能も性能も全然足りず「これはいつまで使うかなあ」と思っていましたが、今回の正式版へのアップデートでようやくちょっと「始まった」感が出てきました。音声コマンドに対するレスポンスも先行体験版より随分良くなったし、まだまだではあるけど今後に期待しても良さそうです。ライバルである Google は本気を出すと劇的なスピードで進化させてくるので、せめてそれに簡単に負けないようがんばってほしいところです。

LINE / Clova WAVE + LINE MUSIC セット

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投稿者 B : 22:40 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック