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2017/12/21 (Thu.)

BenQ HT2550

ベンキュー、約22万円の4K/HDRホームプロジェクタ「HT2550」 - AV Watch

BenQ HT2550

今年は買えないけど来年はなんとかがんばって買いたいホームシアタープロジェクタ、今のところなら 2K モデルだけどエプソンの EH-TW5650 が価格性能比で最強でしょうと思っていたのですが、それを凌駕する製品が BenQ から出てしまいました。リアル 4K 対応で 22 万円、というのは今までで最安クラスじゃないですかね。

プロジェクタ選びで重要なのは (1)パネル (2)ランプ (3)レンズ (4)画作り の四点と言って良いでしょう。パネルに関しては、BenQ のプロジェクタは Texus Instruments 社の DLP 素子を搭載しており、他社の DLP プロジェクタと素性は同じ。ランプとレンズに関しても、以前二度ほどレビューしてみた感触では、短焦点レンズモデルでもない限りはソツのない印象。画作りは、プリセットで満足して使う分には必要十分ではあるのですが、メーカーが公式に提供している情報が少なすぎて何をどういじれば良いのかが分かりづらく、そこだけが惜しいという感じでした。言い換えれば基本の部分はしっかりしているので、この価格帯で初めて 4K パネルを搭載してきたモデルとしては、十分期待できる製品に仕上がっていそうです。
不安要素があるとすれば動作音ですかね。エコノミーモードで 29dB、標準モードで 33dB というのはイマドキちょっとうるさいです。コンパクトなホームシアタープロジェクタで 4K の画像処理に伴う発熱を捌こうとすれば無理もない話なのかもしれませんが。

このモデルをきっかけに他社からもネイティブ 4K プロジェクタの低価格化がいよいよ始まりそうですが、私の懐事情では 20 万円を超えるプロジェクタをポンと買うのはちょっと難しい。ソニーもエプソンも仮に出してきても当面 30 万円を大きく切ることはないと思うので、この HT2550 が現実的な選択肢になるんじゃないかと思います。
できれば一度レビューしてみたいんですが、BenQ は最近はもうモノフェローズ向けのレビュー企画をやっていないようなんですよね。まあ改めてレビューズに登録してみても良いんですが...。

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2017/12/12 (Tue.)

Sony MUC-M2BT1

先日 AKG N30 のリケーブルはいったん保留にしましたが、それでもポータブルオーディオ環境をもう少し快適にしてやりたい気持ちはあって、これに手を出しました。

ソニー / ワイヤレスオーディオレシーバー MUC-M2BT1icon

MUC-M2BT1

ソニーの MMCX イヤホン Bluetooth 化アダプタです。これ初代モデルが出たときからずっと気にはなっていたんですが、他社の後発品でこれを超えたものがなかなか出てこないので、今さらながら購入。

というのも、ウォークマンを有線で聴くためのイヤホンとしてはやっぱり AKG N30+COMPLY が好みに感じて、XBA-N3 も悪くないんだけど使用頻度が下がりがち。では AKG N30 をリケーブルする代わりに XBA-N3 ワイヤレス化すれば使い分けできるんじゃないかという発想です。
ソニーからは純正で XBA-N1 をノイキャン&ワイヤレス化したような「WI-1000X」というモデルが発売されていてこちらも評判が良いようですが、今回は XBA-N3 を再活用することが目的だったので見送りました。

Bluetooth イヤホンという意味では左右独立型の「WF-1000X」も出ていますが、バッテリ駆動時間がまだまだ短いことと、対応コーデックが SBC/AAC のみという点が物足りなかったためスルー。左右独立型だと基本的に両耳側にプロセッサと DAC を内蔵しなくてはならず、おそらく現行世代のプロセッサではまだ消費電力的に搭載が難しかったのだろうと思います。左右独立型の元祖 EARIN が出てから各社急ごしらえで競合品を作ってきた部分があり、プロセッサの開発周期(スマホと違って家電系のプロセッサは数年サイクルでの開発になることがほとんど)と製品の発売タイミングが合っていないのでしょう。個人的な読みとしては、早ければ来年のモデルチェンジでプロセッサを刷新し、LDAC に対応してくるんじゃないかと睨んでいるので、とりあえずそれ待ち。
というのもあって、今あえて昨年モデルである MUC-M2BT1 に XBA-N3 を組み合わせるという選択をしました。

MUC-M2BT1

MUC-M2BT1 のイヤホン側端子はオーソドックスな MMCX コネクタ。ソニーの XBA シリーズはもちろんのこと、Shure も普通に装着できました。が、AKG N30 だけはコネクタカバーの形状が特殊なせいで使えず...AKG はなぜこの機種だけこんな妙な仕様にしたんでしょうか(´д`)。これさえなければものすごく遊び甲斐のあるイヤホンになったはずなのに。

ケーブル長には少し余裕があるのでシュアー掛けにも対応は可能です。針金等は入っていないため安定はしませんが、サードパーティ製のイヤーフック等を買えばいけるのでは。

MUC-M2BT1

肩掛け部にはバッテリと通信モジュール/DAC、操作ボタン等が集約されています。ボタンは電源兼再生と音量+-のみ。電源ボタンが再生/停止を兼ねるのはまあいいんですが、音量+-が長押しで曲送り/曲戻しを兼ねるというのはちょっと扱いづらい。結局ポケットに入れているウォークマンに手を伸ばしたほうが早くかつ直感的に操作できてしまいます。

MUC-M2BT1

本体右側には NFC があり、機器をタッチするだけでペアリングできるのは最近のソニー製品のスタンダード。ただ NFC の位置が微妙で、これを首に掛けたまま NFC タッチでペアリングするのは至難の業。いったん首から外した方が早いです(´д`)。MDR-1000X のように左耳に NFC 機器を押し当てればペアリング完了、という分かりやすさはちょっとありません。
またウォークマン(NW-A30)との組み合わせでは、ペアリングしてあっても MUC-M2BT1 の電源オン後に NW-A30 の電源を入れても自動再接続はしてくれないようで(?)NW-A30 の電源を入れてから MUC-M2BT1 の電源を入れてやる必要がある模様。

ちなみに Bluetooth のマルチポイント接続にも当然対応していて、音楽再生はウォークマンを使いながらスマホのハンズフリー待受にも使えるのはやはり便利です。まあ最近は仕事以外で音声通話なんてほとんどしなくなりましたが。

MUC-M2BT1

充電は microUSB。簡易防滴のためかゴム製の蓋がついていますが、こういう蓋って長年使っているうちにちゃんと閉まらなくなりがちなんですよね。ここはスマホ同様のキャップレス防水にしてほしかったところ(そもそも M2BT1 自体が防水対応製品ではありませんが...)。

MUC-M2BT1

付属品はキャリングポーチと microUSB アダプタ(USB-AC アダプタはなし)。
私はこういうヘッドホン付属のポーチって滅多に使わないんですが、MUC-M2BT1 は表面の仕上げ的に割と簡単に擦り傷がつきそうな感じなので、ポーチに入れて持ち運びたいところ。でも M2BT1 って Westone や Shure の Bluetooth アダプタと違ってそもそもが嵩張りがちなデザインなので、ポーチに入れるとさらに嵩張るんですよね。

MUC-M2BT1

音質に関しては、LDAC が使えるだけあって期待通りの音。MDR-1000X 同様に「静かな環境で有線接続と比較するとさすがに違いは分かるけど、外出先ならそれほど気にならないレベルで高音質だし、音質の差よりもワイヤレスの恩恵のほうが大きい」というものです。音のキャラクターについても純正の Bluetooth アダプタだけあって、XBA-N3 付属のアンバランスケーブルと似た傾向で、違和感はありません。これなら純正ケーブルを Bluetooth 化するのに大きな不満はないと言えます。
もう一週間ほど使ってみていますが、今のところ混んだ電車内でも音切れっぽい症状が出たのはせいぜい一度くらい。接続安定性も十分だと思います。

左右独立型イヤホンとは違って完全ワイヤレスとはいきませんが、少なくともポケットからイヤホンケーブルが延びていないというのは改めて快適ですね。MDR-1000X を買ったときにも感じましたが、自分が振り返ったときにケーブルに引っ張られたり、電車内で他の人の荷物にケーブルが引っかかったり、そういうプチストレスが今まで想像以上に不快だったということに、ケーブルがなくなることでようやく気づきました。これを一度味わうともうケーブルつきのイヤホン/ヘッドホンには戻れないと思います。

不満があるとすれば、公称約 7.5 時間というバッテリ駆動時間はまだまだ短い、というところでしょうね。スリープ状態でも Bluetooth のコネクション維持(スマホのハンズフリー待受が原因?)にバッテリをジワジワ食われているようで、二日間無充電で使っていて、音楽再生はトータルで 2 時間ほどしか使っていないのに帰り際に使おうと思ったら電池が切れていた、ということがありました。日々使うならば、基本的には毎日充電するか、音楽再生を切るときには原則 M2BT1 をスリープではなく電源オフにする、という運用が良さそうです。

それにしてもこれ快適すぎて、音質自体は AKG N30 のほうが好みなのに、M2BT1 を買ってからは XBA-N3 ばかり使ってしまっています。これは買って良かった。

ソニー / ワイヤレスオーディオレシーバー MUC-M2BT1

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2017/11/16 (Thu.)

AKG N30 のリケーブルに悩む

イヤーピースを COMPLY に換装した AKG N30 ですが、とても気に入っています。解像度はありつつも高音がマイルドなのでソニー XBA-N3 よりもバランス的には好みな感じ。でも素性の良いイヤホンだけにリケーブルしたらもっとポテンシャルを引き出せるんじゃね?と思うんですが、

AKG N30

悩ましいのが N30 の MMCX コネクタ部分。端子形状自体は確かに MMCX なんですが、イヤホン側のコネクタがやや奥まったところにあるため、ケーブルとの相性があります。いや、むしろ使えるケーブルの方が少ないと言って良いでしょう。私が持っている MMCX ケーブルでは、Shure SE215SPE の付属ケーブル、ソニー XBA-N3 の付属ケーブル、NOBUNAGA Labs 鬼丸改、いずれも形状が合わず装着できませんでした。
上位機種の N40 の MMCX は特殊コネクタになっていないようなので、何故 N30 だけこうなっているのかはよく解りません。リケーブルして好みの音を追求したければ N40 のほうが良さそうですね。

とはいえ AKG では純正のリケーブルを二種類発売しています。3.5mm アンバランス端子の「CN120-3.5」と、2.5mm バランス端子の「CN120-2.5」。しかしユーザー数が少ないのか、検索してもレビューがほとんど出てこないんですよね。e イヤホンに試聴機があるということで、聴きに行ってきました。視聴したのはアンバランス端子モデルのほう。
CN120-3.5 は N30 の付属ケーブルと比べると、基本的な音のキャラクターは同じながら、より解像度が高くて音のひとつひとつが明瞭な感じ。しかし劇的に違うか?と言われれば、少なくとも街中や電車の中では差は分からないかもなあ、というレベル。バランス端子モデルだともっと明確に違うのかもしれませんが、私の使い方(ウォークマン A35 にアンバランス端子直結で、外出先でのみ使用)では 1 万円以上の値段に見合う差ではない印象です。もっと音の方向性が変わるなら分かりやすかったんですが、元々バランスの良い N30 の音をブラッシュアップする方向で、静かな環境での使用がメインならアリかな。ただ、このケーブルを XBA-N3 につけてみると N3 付属ケーブルよりもスッキリまとまりのいい音になったと感じたので、CN120-3.5 自体はオールラウンダーとして素性の良いリケーブルではあると思います。

とりあえず私の今の使い方なら標準ケーブル+COMPLY+REFERENCE フィルタがコストも含めベストバランスだという結論になりました。リケーブルでいろいろ楽しみたかったのでちょっと残念ではありますが(笑。
代わりに XBA-N3 のほうのケーブルをいじりたくなってきてしまったのですが、それはまた別の話。

AKG / N30

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2017/11/14 (Tue.)

改めて DAZN への移行を検討中

先日 F1 ブラジル GP を観戦したときのこと。テレビが使えなかったので、タブレットで観るか...BD レコーダから DLNA で観ても良いんだけど、せっかくスカパー!を契約していることだし、久しぶりにスカパー!オンデマンドを使おう、と思ってアプリを起ち上げたら

フジテレビ NEXT

オンデマンドの番組表に F1 がない!
チャンネルを選択してみても「放送休止中」になっているし。

以前、出張や旅行と F1 が重なったときはスカパー!オンデマンドを使って観戦していたのですが、そういえば今年はこれまで試していませんでした。そうか、配信サービスとしては今年 DAZN が放映権を取得したので、スカパー!(というかフジテレビ)はテレビ放映権は持っているけど VOD に再送信する権利はなくなっちゃったんですね...。

これは改めて F1 視聴環境をスカパー!から DAZN に移行検討するタイミングが来たかな、と考えています。先日 BD レコーダを買い換えてようやく外出先からでも自宅の録画番組が観れるようにはなりましたが、あくまで録画番組が観れるだけでライブ番組は録画完了するまで見られず、「外出先だけどリアルタイムで録画番組が観たい」というニーズに対する解にならないんですよね。これまではスカパー!オンデマンドがそこを補完してくれていましたが、もう F1 はオンデマンドで観られないし。
一方で DAZN のほうは、以前試用したときにはもうちょっと改善してほしいと思ったけど、視聴環境については夏に PS4 対応も果たし、少しずつ整ってきている印象があります。とにかく契約さえしていればマルチデバイスで使えるというのは現代的だし、契約した B-CAS カードの存在に縛られる CS 放送はそろそろ過去の遺物だよなあ...とも思います。半年前のインタビューによるとスカパー!側も通信とのハイブリッドを目指しているようですが、いかんせん動きが遅くてコンテンツを VOD 事業者に奪われていっている状況。そろそろ移行のしどきだろうな、と。

とりあえず今季の F1 もあと一戦なのでこのままスカパー!で観ますが、来シーズン開幕直前に DAZN for docomo を契約して、PS4 を視聴デバイスにしようかと考えています。この際だから Fire TV Stick あたりを導入してシンプルに使う、でも良いんですけど。

Amazon / Fire TV Stick

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2017/11/08 (Wed.)

Amazon Echo 日本上陸

Amazonのスマートスピーカー「Echo」は11,980円。Alexa日本上陸。380円の音楽配信も - AV Watch
Amazon / Echo

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スマートスピーカの本命ともいえる「Amazon Echo」がついに日本上陸しました。先月の Google Home、Clova WAVE 製品版から遅れること一ヶ月あまり、国内でもいよいよ本格的な競争が始まります。
Amazon Echo は日本でこそ最後発ながら、ニュースや天気などの日常の情報検索機能、ストリーミングミュージック対応、家電のリモコン操作(別売機器が必要)などスマートスピーカとして基本的な機能は完備。まあアメリカでは一年以上前から発売済みであることを考えれば、あとはローカライズの問題だけだったとはいえ(その日本語対応には苦労していたらしい、という噂も聞きますが)抜かりはありません。それ以上に、国内発表と同時に多数のサードパーティから拡張機能である「Skill」が発表され、最初から他社製品を凌ぐ多彩な機能やサービスが使えるのが強み。

例えば Clova WAVE が現時点で Echo より明らかに優れている点といえば、彼らの本業である LINE との連携ができるという点でしょうか。逆に言えばそれくらいしかアドバンテージはなく、音声認識と反応のスマートさ次第では Echo の一人勝ちになる可能性すらあります。実際アメリカでは Echo がデファクトスタンダードになっていると言われていますし。

スマートスピーカのメイン機能の一つであるストリーミングミュージック再生機能には Prime Music を使うのかと思えば、Echo に対応した新サービスが始まるようですね。

「Amazon Music Unlimited」開始、Echoユーザーは月額380円。4千万曲以上聴き放題 - AV Watch

その名も「Amazon Music Unlimited」。お、おう...今になって死んだ子の名を思い出させるようなネーミングはやめてほしかった(;´Д`)ヾ。
ややこしいですが、Prime Music は 100 万曲以上の楽曲から聴き放題なのに対して、Amazon Music Unlimited は 4,000 万曲以上とまさに桁が違う。料金も Amazon Prime とは別に月額課金される方式で、Prime に入っていればどんどん他のサービスも使い放題になっていく今までの Amazon 系サービスとは異なります(Kindle Unlimited 方式ではある)。通常は ¥980/月 のところ、Echo からの利用は ¥380/月(ただし Echo 意外からのデバイスでも使用したい場合は通常プランの契約が必要)というのはまあ妥当なラインでしょうか。

Echo に関しては、個人的には Skill 以上に注目しているのが、Amazon 純正以外にもオンキヨーや Anker などのサードパーティが Echo 互換スピーカを発売する点。今までの Amazon のハードウェア戦略としては、Kindle や Fire TV のように基本的には専用機は自社製しか用意しなかったのが(汎用のスマホや STB 向けアプリとしては出してましたが)、Echo ではプラットフォーム自体を他者に開放して互換機の発売を許容している点。Amazon のハードウェアと言えばサービスから収益を上げてハードは逆ざや(に近い)価格で販売することでこれまでに様々な市場を壊してきましたが、スマートスピーカでは互換機が出るとなれば、メーカーとの付き合い方も従来とは変わってくるはず。まあ Google や MS のやり方を見ていれば、自社ハードを出しながら互換機も存在する市場がそんなにハッピーでないことも判りますが(´д`)、自社本意な Amazon が今後そのあたりをどうするつもりなのか、ちょっと気になるところです。

我が家では Clova WAVE を既に導入してしまっていて、家族もぼちぼち使っているので、ここに新しいスマートスピーカを追加するといろいろと問題が出ることが予想されるため、今回はいったん保留です。とはいえ WAVE とはどう違うかも気になるし、お試しのつもりで廉価モデルの Echo Dot くらい買ってみるかな、とも思っていますが...。

投稿者 B : 23:21 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/10/27 (Fri.)

EPSON EH-TW5650

毎年秋になると考えるのがリビングの AV 環境の見直し。なかなか買い換えられずにいる(そしてそのまま使用頻度が下がっている)プロジェクタの買い換えを今年も妄想しているわけですが、そういえばエプソンのホームシアタープロジェクタの新製品が随分前に発表されていたことに、今さらながら気がつきました。

エプソン、タテレンズシフト対応のホームシアター入門プロジェクタ。9万のフルHD機も - AV Watch

ミドルレンジモデル EH-TW6700 は今年は据置ながら、エントリーモデルの TW5000 シリーズが一新され、かなり魅力的なスペックに仕上がってきました。

二年前に発売された EH-TW5350 も、それまでの TW5200 と比べるとスペックを大幅に底上げする意欲的なモデルでした。同価格帯で海外メーカーの DLP プロジェクタが登場して競争が激化したせいでもあるのでしょう。が、今回の TW5650 はもっとすごい。輝度を 2,000lm→2,500lm に、コントラスト比を 15,000:1→60,000:1 へと飛躍的に向上させ、さらには上方向のみながらレンズシフト機構も搭載して、中級機 TW6700 とのスペック差さえもグッと詰めてきました。一方で、従来の TW5350 の延長線上にあるモデルとして、TW650 という新たなエントリーモデルも登場しています。

この三機種で主要なスペックを比較してみた表がこちら。

モデルEH-TW6700EH-TW5650EH-TW650
画素数1,920×1,080
明るさ3,000lm2,500lm3,100lm
コントラスト比70,000:160,000:115,000:1
色再現性10bit
80inch 最短投写距離235cm181cm
80inch 最長投写距離382cm219cm
レンズシフト上下 60%/左右 24%上 15%
騒音レベル24dB27dB28dB
消費電力384W312W315W
外形寸法410×304×157mm309×278×107mm302×249×87mm

こうして見ると、投写距離のスペックが同じ TW6700 と TW5650 では共通の光学系を使用しつつ、レンズシフト機構に制限を設けたものと考えることができます。明るさとコントラストはランプ出力の差によるものでしょうから、TW5650 というモデルは従来の TW5000 シリーズのコンパクトなシャシーに TW6000 シリーズのエンジンを搭載したもの(筐体が小さい=電源や発熱に余裕がないからランプ出力が抑えめ)という位置づけで開発されたものであることが分かります。上は 4K がジワジワと降りてきていて、下は LED プロジェクタの性能が上がってきている中で、2K 液晶プロジェクタの生き残りを賭けてコストと性能のバランスを突き詰めたらこうなった...という本気を感じます。

我が家の設置環境だと、以前計測したときに 80inch スクリーンに映したい場合の投写距離は 270~300cm 程度必要なことが分かったので、投写距離の短い EH-TW650 は選択肢から外れます。まあ TW650 は使うときにだけ視聴位置よりも前のテーブル等に設置する、ライトな使い方を想定しているのでしょうね。だから従来は自宅に導入するなら投写距離の稼げる TW6700 しかないか、と思っていたんですが、ここにきて TW5650 が有力候補として躍り出てきました。4K プロジェクタにはまだちょっと手が出ないけど、かといって 2K で 20 万のプロジェクタを今さら導入するのも億劫。そこに 10 万円台前半でこのスペックなら納得感があります。

というわけで TW5650 がかなり欲しくなっている現在ですが、この冬はちょっと物入りなので、買えても来年の夏かなあ。スター・ウォーズ EPVIII の BD を新しいプロジェクタで観ることを目標にがんばりたいと思います。

エプソン / dreamio EH-TW5650

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2017/10/26 (Thu.)

Clova WAVE を改めて試す

今月に入って、Google Home と LINE WAVE 改め製品版「Clova WAVE」が相次いで発売されました。Google が量販店頭で大々的にキャンペーンを張っていたり、テレビでも取り上げられたりして俄にスマートスピーカが脚光を浴び始めています。

Clova WAVE

先攻体験版を使っていた我が家の WAVE も私はしばらく放置していましたが(家族は生活の BGM 代わりに継続的に使っているらしい)、いつの間にか自動アップデートがかかって製品版相当のファームウェアになっていたので、今回改めて試してみました。

Clova WAVE

スマホ側の Clova アプリにもアップデートがかかり、新たに「LINE」「音声リモコン」「カレンダー」の機能が追加されました。また UI 上の文言も細かく変更されて、正式発売に合わせて全般的に見直したことが窺われます。
「カレンダー」は Google アカウントと紐付けることで Google カレンダーの予定を読み上げてくれる機能ですが、私はスケジュールは仕事プライベート問わず Outlook を使ってしまっているので、試しようがありません。とりあえず「LINE」と「音声リモコン」を試してみました。

Clova WAVE

音声リモコン機能で操作できるのは、テレビと照明。とはいっても照明リモコン機能は UI 上で予告的に表示されているだけで、現時点では有効化できません。それでも「次にどんな機能が追加されるのか」が分かるというのは、こういうアップデートで進化していく機器にとっては重要。何も分からないと期待のしようもないですからね...。

テレビリモコンのほうは、リストからメーカーを選択するだけで基本的に OK。Clova WAVE 自体はまだ国内でしか発売されていないにも関わらず、日本では流通していないような海外メーカーのリモコンコードも網羅されていて驚きました。

Clova WAVE

音声リモコンでできるのは「テレビのオン/オフ」「ボリュームの操作(ミュート含む)」「チャンネルの操作」のみ。BS・CS や外部入力への切り替えは残念ながらできません。また、チャンネル変更は「Clova、テレビのチャンネルを 1 にして」のように数字での入力は聞いてくれますが、「Clova、テレビのチャンネルを日本テレビに変えて」に反応できるほどにはまだ賢くありません。
しかしこれだけでも、例えば電話がかかってきたからテレビの音を消したいけど咄嗟にリモコンが見つからないときとかに助かりそうではあります。

ただ我が家ではテレビ本体内蔵のチューナをほぼ使っておらず、ライブ視聴まで含めて全てレコーダのチューナを使っている(HDMI コントロールを使ってレコーダの電源を入れるとテレビの電源が連動するようにしている)ので、WAVE からのチャンネル操作ができません(WAVE がレコーダのリモコンコードを持っていない)。現時点では、我が家でのリモコン機能の活躍はまだ限定的かなあ。

Clova WAVE

もう一つ、Clova WAVE を使うからには最大の目玉になりそうなのが LINE 連携機能。メッセンジャーアプリが本業である LINE が出しているスマートスピーカだけに、当然そこに期待するわけです。
しかし家族共用になりがちなスマートスピーカで個人持ちの LINE アカウントとの連携をどうやってやるのか?というのが疑問だったのですが、Clova WAVE では個人アカウントを直接利用するわけではなく、家族共用の特殊アカウントを新規に取得して使います。これなら家族に知られたくない連絡内容が筒抜けになってしまうような事故は確かに避けられます。

Clova WAVE

スマホの Clova アプリ上で家族アカウントを新規作成します。これ自体は家族とグループ利用する前提の特殊アカウントという位置づけのようですが、あたかも Clova WAVE というスマートスピーカの仮想人格に紐付けられたアカウントというような見え方になっています。

Clova WAVE

この家族アカウントと個人アカウントの紐付けには、家族アカウントと個人アカウントを友だち登録して、家族アカウントのトークルームに各アカウントが入室する形を取ります。自分の個人アカウントさえも家族アカウントと友だち登録する必要があるのがやや面倒ですが、良しとしましょう。

Clova WAVE

自分以外の家族アカウントの追加も、まずは管理者(ここでは私)のスマホに入っている Clova アプリから各家族のアカウントを友だち招待するところから始まります。
また、メッセージの送信先を音声で指定するために、各アカウントにニックネーム(「パパ」「ママ」など)を設定する必要があります。ここでは一個人に対して一つのニックネームしかつけられず、例えば奥さんにメッセージを送りたいときに自分は名前で指定するけど子どもは「ママ」と呼ぶ、みたいな使い分けはできません。

Clova WAVE

設定が完了すると、「Clova、ママに LINE 送って」「Clova、LINE 読んで」などの音声コマンドでメッセージを操作できるようになります。

Clova WAVE

メッセージのやりとりはこんな感じ。Clova WAVE 経由でのやりとりは個人アカウントではなく WAVE の家族アカウントとのやりとりとして動作します。上のスクリーンショットの例でいうと、「テストメッセージを送ります」というのは私が音声で自分の個人アカウント宛に送ったメッセージ、「音声読み上げのテストです」は私がテキストで Clova WAVE 宛に送り、WAVE が音声で読み上げてくれたメッセージです。
これならば確かに LINE での他のコミュニケーションと混ざることはないし、例えば LINE アカウントを持っていない子どもが Clova WAVE 経由で親にメッセージを送ることもできて便利ではあります。ただ、やりとりの履歴を確認したいときに「どれがテキストベースで、どれが音声ベースだったか」を起点にしないと確認できないのはちょっと面倒。また外出先から家族にメッセージを送るにしても、送りたい相手が自宅にいるのかスマホを持っているのか等を把握していないと正しく送れないのも扱いづらいところ。本来ならば、例えば奥さんにメッセージを送りたいときに、状況に応じてスマホでも音声でも取れるように、両方に同報して送れるような仕組みになっていたらもっと便利だったでしょう。

Clova WAVE

メッセージが着信すると、Clova WAVE の LED が他の動作状況とは違って紫色に光るので分かりやすい。
例えば自宅で奥さんが料理中で手が離せないときにメッセージのやりとりが音声でできるというのは、ちょっとしたことですが便利ではあります。

ただしさすがに LINE スタンプは音声で表現できないようで、スタンプを送っても「●●からメッセージ:スタンプ」としか読み上げてくれないのが寂しい。文字じゃないから仕方ないですが、普段の LINE のやりとりではちょっとした返信はスタンプで代用してしまうことも多いので、定型文的なスタンプ(OK/NG とか「今から帰る」とか)くらいは読み取れるようにしてほしい。

また、ちょうど昨日のアップデートでラジオ(radiko)の再生に対応しました。こちらはテレビリモコンと違って局名指定でかけることができるし、WAVE 事態の音質もラジオに合っていて、なかなかイイ。普段は LINE MUSIC よりも radiko をかけっぱなしにしたほうが楽しいんじゃないかとさえ感じます。
ただこれもライブ聴取にしか対応しておらず、radiko の本領であるタイムフリー/エリアフリーには未対応。これができれば、それだけでも WAVE を買う価値があると言えるだけに残念ですが、それは今後に期待かな。

というわけで、先行体験版時点では機能も性能も全然足りず「これはいつまで使うかなあ」と思っていましたが、今回の正式版へのアップデートでようやくちょっと「始まった」感が出てきました。音声コマンドに対するレスポンスも先行体験版より随分良くなったし、まだまだではあるけど今後に期待しても良さそうです。ライバルである Google は本気を出すと劇的なスピードで進化させてくるので、せめてそれに簡単に負けないようがんばってほしいところです。

LINE / Clova WAVE + LINE MUSIC セット

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投稿者 B : 22:40 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/10/18 (Wed.)

テレビのイベントリレーと追従録画の話

先日エアレース最終戦を録画したときの話。

さすがに日曜 26 時からの生中継は翌日の仕事を考えると起きてらんないので、BS1 での放送を録画して翌朝観ました。
放送の枠は 3 時間あったんですが、インディアナポリスは強風のためラウンドオブ 14 のスタートが定刻より 50 分遅れとなり、早朝 5 時までの放送時間では競技そのものは収まったものの、表彰式は溢れてしまいました。

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放送終了予定時刻近くになると、画面端にテロップが表示され、BS1 のサブチャンネル(102)で放送が継続される表示が出てきました。
さすがに放送延長は想定していなかったので、あー表彰式の映像は観られないのか、まあファイナル 4 までちゃんと観られたから良しとするか...と思ったら、一瞬のブラックアウトを経てサブチャンネルの録画に切り替わりました。

BDZ-ZT1500

通常の放送より帯域の狭いサブチャンネルでの放送なのでフル HD の解像度は出ておらず、大画面で観るにはちょっと厳しい画質ですが(インターレースだから静止画で撮るとさらに解像感が落ちて見えますが、動画で見ている分には上の写真よりは多少マシに見えています)、それでも室屋の年間チャンピオンのトロフィー授与場面が観られて感激。

デジタル放送には「イベントリレー」という機能があって、今回のようにスポーツなどが延長し、途中から別のチャンネルで放送を継続する場合(高校野球中継の NHK 総合←→E テレの切り替えが代表例)にレコーダが自動的に追従録画できるようになっています。
先日レコーダを買い換えて UI も変わったけど、録画自動延長の設定を気にしたことがなかったので、デフォルトで自動延長になっていたのか無意識に設定していたのか...と画面を確認してみたところ、

BDZ-ZT1500

録画予約画面に自動延長に関する項目そのものが見当たらない。本体設定のほうを見ても何もありません。確か、UI に XMB を採用していた時代の機種は録画予約画面に「延長」という項目があったし、本体設定にも「番組追跡録画」の入/切があったのに。わざわざ録画するのに途中で切れても良いなんていうユーザーもほとんどいないでしょうし、自動延長・自動追従以外の動作はしません、ということなんですかね。

ちなみに、録画は一本の録画映像の中でチャンネルがシームレスに切り替わっていました。ビットレートも解像度も異なるビデオが繋がって録画されているのは初めての経験(笑)。調べてみたらパナのレコーダではイベントリレーで別チャンネルが自動録画された場合は別々の録画データとして管理されるようなので、扱いやすさだけを考えたらソニー製レコーダのほうが便利そうです。

私は野球をあまり観ないので、こういうイベントリレー機能が役に立つことは滅多にありませんが(むしろ初めて使ったかも)、そういうときほど見逃したくないものだったりするので、助かりました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

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投稿者 B : 22:15 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/10/02 (Mon.)

BD レコーダの受信トラブル→解決

BDZ-ZT1500

先日購入した BDZ-ZT1500 ですが、時折録画に失敗することがありました。

最初は再現性が掴めず、HDD の初期不良も疑ったんですが、どうも BS/CS 録画時に発生しやすい。それも 100% ではなく、二番組(以上)を同時録画している際に出る率が高いっぽい。初期不良があるとしたらチューナか MPEG エンコーダか?と疑ったんですが、念のためアンテナレベルを確認してみると、

BDZ-ZT1500

感度が受信可能ラインギリギリじゃないですか!

我が家はマンションの共同アンテナで衛星放送を受信しているので、素人工事と違って受信状態が不安定になることは考えにくいし、これは接続か分波の問題だろうなと。
そういえば、設置時にアンテナケーブルを接続する際、割とこんがらがりがちな AV ラックの背面を辿ってどのケーブルが何かを確認するのが面倒だったので、「とりあえず挿してみて映ったらそれが正解」という手順で接続したんでした。これ、もしかしてケーブルの入力と出力が、入れ替わってる~!?(神木隆之介と上白石萌音の声で)

というわけで試しに入力と出力のケーブルを挿し替えてみたところ、

BDZ-ZT1500

アンテナレベル MAX!逆に挿してただけだったか...というか、逆挿しでも映ってしまうとか普通は思わないじゃないですか(;´Д`)ヾ。
二番組録画時に失敗しやすくなるのは、録画時に内部的にさらに分波されることでアンテナレベルが不足してしまうんだろうな、と推測。

我ながら間抜けなミスで情けなくなりましたが、デジタル家電については私より詳しい人もかつて同様のミスを犯していたので大丈夫だと思っておくことにします(ぉ。

AV 機器のケーブルって頻繁に挿抜するものじゃないですが、だからこそ機器入れ替えの際にどれがどれだか判らなくなってしまうので、ケーブル識別用のタグでもつけておくことにしようかなあ...。

エレコム / 表示スペース付結束バンド LD-ST100WH20

B0001VQ2PU

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2017/09/15 (Fri.)

Sony BDZ-ZT1500

半年前から不調だった BDZ-ET1000 がいよいよ危ない感じに。BD のトレイロード用モーターのトルクが弱ってるのは相変わらずなんですが、録画中に HDD 内の番組を再生した際や、稀にはライブ試聴さえも音切れが発生するようになってしまいました。
画がカクつくわけでもなく、動画内の特定の箇所で発生するというわけでもないので、これは HDD に不良セクタが発生しているのではなく、ディスクのフラグメント化が進んで転送が追いつかなくなっているんだろうなと。不要な録画を消して空き容量を増やしてやると改善するけど、根治には一回ディスクをまっさらにする必要があります。そもそも BD ドライブもいつ壊れてもおかしくない状況だし、観念して買い換えました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

BDZ-ZT1500

結局またソニーにしました。半年前は昨年モデルの BDZ-ZTx000 シリーズの出来があまりに酷く、UI のレスポンスは激遅だし機能面も退化しすぎているからこれはパナに宗旨替えするしかないかなあ...と半ば覚悟を決めていました。が、今年出た BDZ-ZTx500 シリーズではかなり改善が進んでいて、昨年型でいったんドロップしていた機能はほぼ復活しているし、店頭で触ってみた感じではレスポンスもそこまで酷くない。もともとパナはソニーとリモコンのデザインが違いすぎて慣れるまでイライラしそうだと思ったことと、あの丸ゴシックをベースとした UI がやっぱり好きになれなかったことから、ZTx500 くらいの出来ならまあ許容範囲かな、と判断しました。

もはやレコーダは 4~5 年で使い潰す消耗品と割り切って、コストパフォーマンスを重視。モデルは 3 チューナー・1TB HDD の ZT1500 を選択しました。HDD は消耗品だから大容量を買うのはもったいないし、足りなくなったら SeeQVault 対応 HDD を外付けしたほうがその後の使い回しも効くだろう、という考えです。

BDZ-ZT1500

それにしてもまあシンプルですね。ET1000 もシンプルすぎて味気ないと思っていましたが、それさえも豪華だったと思えてしまうシンプルさ。のっぺりとしたデザインに安価な再生専用機のような小型筐体。まあ最近はテレビの薄型化でラックの奥行きが縮まっているという事情もありそうです。でも肉厚アルミ筐体な BDZ-X95 とかを使っていた身としては寂しくもあります。
ボタンには意匠らしい意匠もなくて、家族にも最初は「これ DVD ってどうやって出し入れするの?」と訊かれたほど。

天板は樹脂のグロス仕上げ。買った瞬間はピカピカで美しいけど、これ埃が溜まってくると曇っちゃうんだよなあ...。

BDZ-ZT1500

入出力は HDMI 1 系統と LAN、HDD 用の USB 端子。あと申し訳程度にアナログビデオ入力が付いているだけ。本当に最低限しかついていません。
せめてデジタル音声出力だけはアンプやバーチャルサラウンドヘッドホンへの接続用に残しておいてほしかったなあ。今やそういうクラスタも絶滅危惧種ということなのかもしれませんが。

BDZ-ZT1500

リモコンはいつもの使い慣れた感じのやつ。
「Fire TV のようにシンプルなリモコンにできないから日本の家電はダメなんだ」という論調も一部にはあるようですが、そもそも用途が違うし、操作性が大きく変わらないこともこういうレガシーな機器のあり方としては重要だと思うんです。

BDZ-ZT1500

十年以上続いたソニー製レコーダの UI・クロスメディアバー(XMB)が先代 ZTx000 シリーズからついに廃止され、ごく普通のメニュー式 UI に変更されました。
HDD 容量が増えて百タイトル単位で録画できるようになった現在、XMB というシンプルな UI では操作をカバーしきれなくなっていたのは事実ですが、使い慣れた操作性が変わってしまうのは戸惑うものです。まあ録画・視聴周りの操作は画面を見ながら何とかなるんですが、ライブチューナのチャンネル切り替えがチャンネルボタンか番組表からの選択しかなくなったのが残念。今までは XMB でチャンネルごとの番組タイトルだけズラッと見て選局していたのが、一手間増える形になってしまいました。普段からただでさえライブ放送は見ないのに、さらにリアルタイム視聴離れが進みそう。

心配していた UI のレスポンスは、今までの ET1000 でもこれくらいのレスポンスだったよな、というレベルで実用範囲ではあります。ただ何かの拍子にワンクッション待つようなレスポンスになる瞬間があったり、番組表の表示が遅いことがあるのはちょっと不満。

BDZ-ZT1500

番組表は白系のバックになって読みやすくなりました。文字サイズは 2KTV だとこれくらいが限度ですが、もっと細かい表示モードもあるので、60inch クラスの 4KTV だともっと一覧性の高い表示ができます。

BDZ-ZT1500

torne の「トルミル」機能によく似た「予約ランキング」という機能もついていて、これから放送される番組で面白そうなのはどれか、というのを人気から知ることができます。
これ、最初に見たときは同じソニー内で似たような機能を別々に作ってどうするんだよ、と思ったものでしたが、実際にその中身を見てみるとかなり「一般的に人気があるもの」というランキングになっていて、あーこれは torne のユーザー層は偏りすぎててデータベース共通化したらめんどくさいことになるわ、別々に構築して正解だわ...と思うようになりました(ぉ

BDZ-ZT1500

ちなみに、筐体がシンプルになったことにはメリットもあって、今まではフロント全面が開閉式のパネルで覆われていたためリモコン受光部延長器を貼り付けることができませんでしたが、ZT1500 では開閉カバーが全面を覆わなくなったことで、レコーダの受光部に延長器の発光部を直接貼り付けることができるようになりました。今まではレコーダの近くに発光部を転がしておくだけだったのでちょっとしたことでズレてしまうのがストレスでしたが、これは地味に助かります。

今回はちょっと消極的な買い方で私自身さほど楽しくなかったんですが(笑)、少なくとも今の「UHD ではない BD レコーダ」という形態のものを買うのはこれが最後になりそうです。次に買い換えるのはたぶんまた 4~5 年後、その頃は UHD BD レコーダになっているのか、それとも録画文化が死滅してレコーダそのものが不要になっているのか。製品のコモディティ化の度合いなんかはラジカセ文化の末期を思い出させるものがあり、ああ今自分は一つの文化の終わりを見届けようとしているんだなあ...と感慨に浸ってしまいました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

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