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2019/02/27 (Wed.)

BenQ HT3550

BenQ、"シネマカラー"を追求した短焦点4K/HDRプロジェクタ。19.8万円 - AV Watch

BenQ HT3550

BenQ が低価格 4K プロジェクタの新製品を発表しました。低価格 4K プロジェクタは BenQ の独壇場という勢いで、私も先代の HT2550 を余裕があったら買いたいと思いつつ買う買う詐欺になっている昨今ですが(ぉ)、具体的に今のタイミングで 4K プロジェクタを買おうと思ったら価格とスペックのバランスで BenQ くらいしか選択肢がない、くらい他メーカーが追従してこないセグメントになっています。

0.47inch の単板 DLP チップを採用し、画素ずらしによる擬似 4K 表示というスペックは HT2550 と同じですが、DLP デバイスの世代交代によってコントラスト比が 10,000:1→30,000:1 へと大幅に向上しており、HDR 系コンテンツにおける表現力アップが期待できます。それ以外には大きくスペックは変わらないように見えるものの、筐体変更によるエアフローの改良の成果か(?)動作音も 33/29dBA→30/28dBA に低減されているのが好印象。従来モデルでの前面排気をやめて側面排気のみになっていることから、後方設置した際の騒音量も低減されている可能性があります。

ただし HT2550 からは光学系が刷新されていて、レンズの焦点距離が従来よりも短くなっています。以前 HT2550 の購入を検討していた際に HT2550 のレンズスペックなら我が家のリビングの視聴環境にギリギリ収まるな...と計算していたのに、これより焦点距離が短くなると置けなくなるのでは?と心配したのですが、BenQ Projector Calculator でシミュレートしてみたところ HT3550 のレンズのスローレシオって以前実機レビューした HT3050 とほぼ同じなんですね。それならほぼ同じ設置方法でいけそう。手動かつ縦方向のみながら ±10% のレンズシフトにも対応したため、設置性はそれなりに良さそうではあります。

HT2550 の世代でさえゲーム向きではないが映画コンテンツなら十分な画質という評価を得ていた製品だけに、コントラスト比と設置性を向上させながら価格据え置きということであれば、もうリビングシアター向けプロジェクタとしては決定版と言って良さそう。今年こそ、どこかのタイミングでこれを手に入れたいところです。

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2019/02/21 (Thu.)

BOSE Sleepbuds が気になる

最近長時間の移動を伴う出張が増えたことで、「移動時間をいかに快適に過ごすか」が私にとって大きな関心事になっています。その中で気になっている製品のひとつがこれ。

BOSE / NOISE-MASKING SLEEPBUDS

BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS ノイズマスキングイヤープラグ

BOSE が少し前に発売した「ノイズマスキングイヤープラグ」という製品。形状だけ見ると最近流行りのトゥルーワイヤレスイヤホンに見えますが、カテゴリ的には「耳栓」に位置づけられるものです。スマホや DAP に Bluetooth 接続するのではなく、あくまで単体で内蔵のヒーリングサウンド(10 種類)を鳴らして周囲のノイズをマスキングするというもの。アクティブノイズキャンセリングではなく「物理的にノイズを遮断した上で、さらに音を出してノイズをマスキングする」という逆転の発想。というかノイズキャンセリングイヤホンが一般化する以前、Shure E2c や Etymotic Research ER-4S などのイヤホンがもてはやされた時代のやり方と言えます。が、トゥルーワイヤレスイヤホンの電池もちが長時間の移動にはまだ実用的ではない現在、できるだけ小型軽量なデバイスで長時間静かな環境を得るためには「アリ」かもしれないと思えるアプローチ。

私は MDR-1000X がない出張はもう考えられないというくらい MDR-1000X が気に入っています。これさえあれば航空機内でもかなり静寂な環境が得られるし、米国便でも途中でバッテリの心配をしなくていいくらい電池ももつ。ただ、ネックピローを首に巻いて MDR-1000X を被っていると寝返りが打てないんですよね(;´Д`)。だから先日の北米出張は行き帰りほとんど眠れず、辛かった...。それで、インイヤータイプで一定以上のノイズキャンセル効果があり、かつ 10 時間以上連続して使える何かが欲しいんです。就寝時限定で使う前提ならば、この Sleepbuds はけっこう良さそう。ただ、オーディオ機器とも言えない耳栓に三万円、というのはいかんせんハードルが高い(´д`)。

本当はバッテリさえもってくれればソニー WF-1000X を試してみたいんですが、公称 3 時間しかもたないんじゃねえ。首掛け式なら WI-1000X が公称 10 時間だから選択肢になり得ますが、これもそろそろ二世代目が出そうだしなあ。なかなか悩ましいです。

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2019/02/20 (Wed.)

Shanling M0 用クリップケース

Shanling M0 用の小物類を揃えました。

ミヤビックス / OverLay Plus for Shanling M0 OLSHANLINGM0/MS/S/12

OverLay Plus for Shanling M0

まずは液晶保護シート。そもそも保護すべきかどうかも迷いましたが一応。Shanling の製品サイトにはガラスの強度についての記述は特にありませんが、画面の小ささと本体の軽さからいって落としてもそうそう割れるものではないと思いますが、一応キズからは守りたい。
例によってミヤビックスの OverLay シリーズです。レーザーカットしているのでどんな製品にでも小ロットで保護シートを作ってくれるのが OverLay シリーズの良いところ。

...それにしても、このサイズの液晶保護シートに対してこの大きさの封筒ってさすがにもったいない気が(;´Д`)。

OverLay Plus for Shanling M0

ウォークマン用を Brilliant から Plus に変えてけっこう満足しているので、今回もアンチグレアタイプの Plus にしてみました。

OverLay Plus for Shanling M0

本体に貼ってみたところ...予想していた以上に余白が大きい(;´Д`)。
M0 はガラス面の端にテーパーがかかっている、いわゆる「2.5D ガラス」なので多少の余白は想定していましたが、ここまでとは。
でも確かにガラスは左右だけでなく上下方向の端も若干カーブしていて、これはちゃんと避けるサイズになってないと端から剥がれてきてしまいます。

OverLay Plus for Shanling M0

う~ん...これなら OverLay Plus ではなくグレアタイプの OverLay Brilliant のほうが違和感は少なかったかなあ。
それかどの程度効果があるか分からないけど、最近出てきているリキッドタイプのコーティング剤を試すか。

OverLay Plus for Shanling M0

ちなみに OverLay には背面用も付属しています。さすがにこれは過保護な気もしますが、アンチグレアタイプなら背面に貼ってもあまり違和感がないので、とりあえず貼っておきました。
表面用は Brilliant、背面用は Plus というセットだったら理想的なんですが、それはさすがに無理な注文ですかね。

そしてもう一つ買ったのがこちら。

Shanling / M0 クリップケース クリアブラック

Shanling M0 クリップケース

純正のクリップケースです。
私が買った M0 には純正のレザーケースがついていましたが、多少の保護になる程度であまり使いたいと思えるものではありませんでした。一方で別売のクリップケースが存在することを知ったので、これなら使い道もあるかと思い購入。

Shanling M0 クリップケース

中身はシンプルな樹脂製のクリップケースでした。
単なるプラスチックの成型品で、これで千円以上するのかよ...とは正直思いましたが、まあいいや。

Shanling M0 クリップケース

本体には背面から被せるようにして装着します。
クリップといってもバネがあるわけではなく、単に成型されているプラスチックのツメで挟むだけなので、あまりガッチリ固定できる感じはしません。

Shanling M0 クリップケース

フロントから見るとケースをつけている感はほぼなし。
保護用というより、あくまでクリップを外付けするためのケースと考えた方が良いでしょう。
カラーリングはクリアブラック...というよりスモークブラックっぽい一色のみですが、比較的どの本体カラーでも違和感なく合うし、単なるクリアと違って経年で黄ばんできても気になりにくい色なのが良い。

Shanling M0 クリップケース

「ショルダーバッグのストラップ幅よりもコンパクトなプレイヤー」というのは改めて見るとインパクトがあります。
ただ先述の通りクリップが弱いので、ショルダーバッグのストラップ程度の厚みだと滑りやすいのが難点。むしろジャケットの襟口とかに留めておいたほうが安心感があります。千円以上するなら、せめてバネ式のクリップは備えておいてほしかったところ。

でもポケット付きの上着を着ていることが多い今のシーズンはともかく、薄着で出かけることの多い夏場はこのクリップケースが重宝するはず。滑らないような工夫をちょっと考えつつ活用しようと思います。

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2019/02/11 (Mon.)

SanDisk Ultra microSDXC 200GB 100MB/s

Shanling M0 には内蔵メモリがついていないので、楽曲保存用の microSD を購入しました。

SanDisk / Ultra microSDXC 200GB 100MB/s SDSQUAR-200G-GN6MA

SanDisk Ultra microSDXC 200GB 100MB/s

いつもの SanDisk です。Ultra シリーズで容量は 200GB、これは今ウォークマン A35 で使っている SDSDQUAN-200G-G4A と同じグレード・容量ですが、今回購入したもののほうが世代が新しい。以前買ったものは黒地に赤印字だったのが、今回のは他規格向け Ultra シリーズ同様に赤×グレーのツートンカラーになっています。

価格は四千円台前半、200GB の microSD がたった二年で半額以下になってしまいました。現在は 256GB、400GB、512GB などの容量も発売されていますが、現時点での価格容量比は 200GB が最も優れています。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB 100MB/s

前回のモデルは公称スペック 90MB/s だったのに対して、今回のモデルは 100MB/s とスピードが向上。さらにランダムアクセスが高速な「Application Performance Class 1(A1)」という規格に対応していて Android スマホで使用する際にアプリを microSD 側にインストールしても十分なパフォーマンスを得ることができます。まあ今回は DAP のストレージとして使うだけなので関係ありませんが。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB 100MB/s

Shanling M0 に挿入したところ、実効容量 183GB のストレージとして認識されました。ラベルに書かれている 200GB よりは少ないですが、商品名上の表記が 1KB=1,000Bytes で計算しているのに対してシステム上の容量が 1KB=1,024Bytes で計算しているのの違いでしょう。いずれにせよこれだけあれば PC に入っている私の全ライブラリ(ハイレゾ音源含む)を転送してもまだ余裕があります。

今回の用途にはあまり意味がありませんが一応ベンチも取ってみました。カードリーダは SanDisk ImageMate Pro Reader、ベンチマークソフトは CrystalDiskMark を使用。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB 100MB/s

カードリーダも CrystalDiskMark のバージョンも違うためあくまで参考程度ですが、旧モデルに比べて確実に速くなっています。リードが公称 100MB/s に若干届いていないのは残念ですが、半額になって性能向上というのは半導体の進歩さまさまですね。

Shanling M0 とほぼ同じサイズ感だった iPod nano 6th が最大 16GB だったことを考えると、このサイズで 200GB(最大 512GB)のライブラリが持ち歩けるというのは隔世の感があります。そういうハードウェアの進化も実感しながら音楽を聴いていると、ただ聴くよりもさらに楽しい気分になりますね。M0、買って良かったです。

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2019/02/10 (Sun.)

紫の音楽プレイヤー (5)

ここ一ヶ月ほどいろいろなフラストレーションが溜まりに溜まっていて、なんか放出しなければやってられない気分だったので、ストレス解消がてら散財してしまいました。

Shanling / M0 Hi-Res Portable Music Player (Purple)

Shanling M0

以前から気になっていた Shanling の極小ポータブルプレイヤー、M0 です。このサイズにしてハイレゾ音源対応、aptX/LDAC 対応、Bluetooth レシーバ機能対応、USB-DAC 対応...というほぼ全部入り仕様。小さいデジタルガジェット好きとしてはどうしても買わずにはいきませんでした。

五色あるカラバリの中で、ウォークマンにしろ iPod にしろ紫があったら必ず紫を買っている私としては今回も迷わずパープル。ウォークマンや iPod でよく使われる紫と比べてやや赤みが強い色合い。

Shanling M0

操作ボタンはたった一つ。この竜頭状のダイヤル兼ボタンが電源ボタンとボリュームダイヤルを兼ねています。再生/停止はこのボタンのダブルクリックで操作できるので、最低限の操作はこのダイヤル兼ボタンだけでできることになります。
でもまあこれのメインは Bluetooth で使うことになると思うので、基本操作はヘッドホン側でやることがのほうが多そう。

Shanling M0

超小型につき楽曲保存用の内蔵メモリなしという思い切った仕様。楽曲データは全て別売の microSD に入れることになります。
最大 512GB の microSD まで対応しているとのことで、大容量のカードさえ用意すればストレージが足りなくなることはまずなさそう。

Shanling M0

充電端子を兼ねた USB Type-C コネクタは microSD へのデータ転送だけでなく USB-DAC 接続にも使えます。確かにヘタなノート PC のヘッドホン端子よりも M0 を USB-DAC として使った方が音は良さそう。

Shanling M0

サイズ感的には iPod nano(6th)を思い出す大きさなので、iPod nano を引っ張り出してきてみました(まだ持ってた!)。
フットプリント的にはかなり iPod nano に近いけど、竜頭がついているためむしろ「やや厚ぼったい Apple Watch」というイメージです。

Shanling M0

でもさすがに厚みは違って、iPod nano のほうがクリップ込みでも半分強、本体部分のみなら 1/3 くらいの薄さ。まあ iPod nano はもう古いしお世辞にも音が良いとは言えませんが。

Shanling M0

M0 の操作はほぼ全てタッチパネルで行います。メニューから階層をタップで辿っていき、戻るときには右フリック、というお作法は iPod shuffle とほぼ同じ。
ただし画面があまりにも小さいため楽曲を能動的に選ぶのには難儀します。基本的にジャンル/アルバム/プレイリスト単位で流しっぱなし or シャッフル再生で使うのが主になりそう。

Shanling M0

私が買った M0 は純正のレザーケースが付属しているパッケージでした。
本体同色のオーソドックスなレザーケースです。

Shanling M0

純正だけあってジャストサイズですが、実質的に背面と側面の一部しかカバーしてくれないのであまり保護にならないような...。

Shanling M0

音質は優先接続だとさすがにウォークマン(A35)には劣りますが、MDR-1A くらいのヘッドホンでも内蔵アンプだけでそれなりにドライブしてくれ、単体かつ屋外で聴いている分には私は十分満足できるレベル。また最近は外出時は Bluetooth で飛ばしてしまうことが多いので、そうなると内蔵アンプに起因する音質差はなくなるし、本体が小さい方がメリットがあります。ただ M0 は NFC を搭載しておらず、Bluetooth 機器との接続に一手間かかるのだけが難点。NFC さえ入っていたらウォークマンに代わって日常使いのメイン端末にしていたことでしょう。

でもサブ機としては十分すぎるレベルだし、スマホやタブレットの BT レシーバとしても使えるので活躍の場は多そう。何より、こういう極小ガジェットを久しぶりに持ち歩けること自体が楽しい(笑。しばらくの間はウォークマンではなく M0 を中心に使い込んでみようと思います。

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2019/01/22 (Tue.)

マグネット式ヘッドホンハンガー 200-STN022BK

イヤーパッドを交換して復活した MDR-7506 ですが、今の職場のデスクでは構造的にオーディオテクニカのヘッドホンハンガーをつけることができませんでした。オーテクのハンガーは使いやすくてとても気に入り、自宅用も含めて三本買ったくらいなんですが(笑)使えないものは仕方がない。今の環境でも使えるヘッドホンハンガーを探して買ってみました。

サンワサプライ / ヘッドホンホルダー 200-STN022BK

200-STN022BK

机の天板を挟み込むタイプのハンガーは使えませんが、マグネットタイプのハンガーで机のサイドワゴンやパーティションに貼り付けることなら可能。ということでマグネット式で扱いやすそうなものを探してみたところ、サンワサプライが直販のみで販売しているこのヘッドホンホルダーを発見したので注文してみました。

見た目はなんかカクカクした形状で、DJ 用とか重低音タイプのヘッドホンに似合いそうな感じ。

200-STN022BK

背面には強力なマグネットが五個。側面には指を引っかけるための凹みがあり、壁面への着脱がしやすくなっています。

200-STN022BK

ハンガー部は折りたたみ式。幅広かつしっかりとしたラバーが配置されていて安定感があり、大型のヘッドホンでも安定して掛けておけそう。

200-STN022BK

壁面(パーティション)に貼り付けてみました。磁力はかなり強く、スチール系の壁面であればガッチリ固定されます。
またハンガーが折りたためるのは使わないときにコンパクトに収まって良いですね。

200-STN022BK

ヘッドホンを掛けてみたところ。期待通り安定感があってよろしい。
スパイラルケーブルのヘッドホンはこういう掛け方をするとだらしなく見えてしまうのが難点ですが(´д`)。

最近のヘッドホンブームでスタンド式のヘッドホンハンガーは数多く発売されていますが、こういう壁掛けタイプのハンガーは案外少ないので、いいのが見つけられて良かったです。
余ったオーテクのハンガー、どうしようかな。自宅で使うためにもう一本ヘッドホンを買うか(違

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2019/01/19 (Sat.)

Sony MDR-5760 for JAL

シンガポール出張が終わって日本に帰ってきました。
往復の航空機は JAL を利用したんですが、今回初めてプレミアムエコノミーに乗りました。通常のエコノミーよりも少し幅広でリクライニングしやすいシートに、ビジネスクラスと同等のアメニティがついてかなり快適ですね。まあプレエコの具体的なレビューはもう多くの人が書いているので私は遠慮しておきますが(笑)、個人的に興味を惹かれたのがこれ。

MDR-5760

機内エンタテインメントシステム用のヘッドホンです。エコノミーと違ってノイズキャンセリングヘッドホン(ビジネスクラスと共通)がついているんですね。エコノミーについているヘッドホンはとてもじゃないけどうるさい機内で使えたものではないので私はまず使うこともないのですが、このヘッドホンはどうでしょうか。
ハウジングの形状からして BOSE っぽいし、JAL はファーストクラスも BOSE の QuietComfort 25 を採用しているらしいからこれも BOSE 製なのかと思ったら、

MDR-5760

なんとソニーのロゴが入っているじゃないですか。ファーストクラスとは別のメーカーを採用しているとは、ちょっと意外。

MDR-5760

型番を見ると「MDR-5760」とありました。市販モデルにはこれと同等の型番はないので航空業界向けの B2B 専売モデルという位置づけでしょうか。ちなみに ANA のビジネス/プレエコでは微妙に仕様違いの「MDR-5770」という機種が使われているようです(ファーストクラスは市販モデル MDR-10RNC のカスタム品)。

MDR-5760

どうも BOSE 製に見えてしまうハウジング(笑。ノイキャンのオンオフスイッチの上には JAL の鶴丸が描かれているのが航空ファンの心を掴むポイントじゃないでしょうか。

MDR-5760

アクティブノイズキャンセリングの電源は機体から取っているわけではなく、左ハウジング側に単四乾電池が仕込まれていました。ANA 版では期待から給電する仕様になっている模様。

MDR-5760

イヤーパッドはシワシワのタイプで MDR-7506(まぎらわしい)によく似ています。しかし MDR-7506 のパッドに比べるとハリが強い印象。

MDR-5760

プラグは航空機用のデュアルプラグがコードに直付けされているため機内専用です。機内でウォークマンや iPhone から音楽を聴く用途には使えません。

MDR-5760

持ち込んでいた MDR-1000X と並べると、比べるのがかわいそうなくらいにクラスが違います。MDR-1000X は耳全体を覆うタイプのハウジングですが、MDR-5760 はあくまでオンイヤー型だから軽い代わりに遮音性に劣ります。ノイズキャンセリング性能は MDR-1000X が「飛行機内でもかなり静寂に近い環境を作り出せる」のに対して、MDR-7560 は体感的にはせいぜいノイズの半分程度しか消せていない印象。それでも飛行音の中で最も耳障りな「ゴー」という定常ノイズがある程度消せていて、イヤープラグをするのと同じくらいは効果があると言えます。
音質に関しては、ノイズが消しきれていないのであまり語りようがありませんが、高域と低域が半分ノイズにかき消されることもあって音楽を聴くのにはあまり向かない感じ。代わりに人の声の周波数帯域重視で作ってあるのか、映画コンテンツ等のセリフはそれなりに明瞭に聴けます。機内エンタテインメントシステムで映画を観る用にならまあ使えるかな。

MDR-5760

そこそこ満足できる水準なら今後出張時(プレエコが使える場合)に自前の NC ヘッドホンを持って行く必要がなくなるかな...と期待したものの、これならやっぱり MDR-1000X を持って行った方が貼るかに満足度が高い。音楽を鳴らさなくても長時間機内で静かに過ごす上ではもう MDR-1000X なしでは考えられないくらいです。

が、実は帰国便に乗る際に慌てていてうっかり MDR-1000X を預け入れ荷物の中に入れてしまったため、帰路はずっと MDR-5760 のお世話になる羽目に(;´Д`)。もしこれでエコノミー用のヘッドホンしか使えなかったらイヤープラグを挿しっぱなしにして過ごすしかなかったので、多少なりともノイズを消してくれる MDR-5760 があってくれて助かりました。本当、馬鹿にしててゴメン、という(笑。

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2019/01/10 (Thu.)

MDR-7506 のイヤーパッドを交換

職場で使っているヘッドホン MDR-7506 のイヤーパッドが片方加水分解でボロボロになってしまいました。

MDR-7506

MDR-7506 は素直な出音が気に入って十数年愛用しているんですが、ここ三年ほど仕事で音を扱う機会が減って稼動率が下がっていました。でも新しい仕事に就いたら PC ベースの電話会議が増え、久しぶりにヘッドホンを使おうと思って出してきたらこれ。加水分解の結果豪快に裂けて中のクッションが露出してしまっています。まあ前回純正品に交換してからもう八年半経ってるし、通常四、五年ももてばいいほうだということを考えればやむを得ません。

この際もう一度純正パーツに交換しても良かったんですが、せっかくだから互換品を試してそっちのほうが長寿命ならば今後そうしようと思い、他社製品を買ってみました。

オーディオテクニカ / HP-SX1a

HP-SX1a

本来はオーテクのスタジオ用ヘッドホン ATH-SX1a の保守パーツという位置づけで販売されているものです。製品ポジション自体がソニーの MDR-CD900ST(およびその海外向けマイナーチェンジ版である MDR-7506)と近いせいか、イヤーパッドのサイズや装着方法もかなり似ている、という。CD900ST/7506 に HP-SX1a が装着できるというのはヘッドホン界隈ではけっこう有名な話のようです。

HP-SX1a

ヘッドホンへの装着は、このイヤーパッド裏の皮のエッジ部分をヘッドホンのハウジングの隙間部分に挟み込んでやる方式で、MDR-7506 純正イヤーパッドと全く同じ。

HP-SX1a

左の純正イヤーパッド(片方は劣化がまださほど酷くなかった)と比較すると、サイズや形状はほぼ同じ。7506 のイヤーパッドは表面の材質がシワのある柔らかな合皮で、フカフカとした装着感が心地良いのに対して、HP-SX1a のほうはいかにもヘッドホンらしい張りのある合皮。感触はずいぶん異なります。

HP-SX1a

MDR-7506 に装着してみました。

おおお、これは違和感ない...もはや純正品か、最初からこの状態で売られていたかのように馴染んでいます。

HP-SX1a

合皮の触感とクッションの張り感が変わったことで、装着感は MDR-7506 というよりは MDR-1A シリーズのそれに近づいた感じ。純正品のフカフカも気持ちよかったですが、これはこれでいかにもヘッドホンらしい安心感があります。また遮音性も微妙に上がっている印象。

サランネットは純正品に比べるとちょっと薄めで、中のドライバユニットが透けて見えています。が、全体的な音質は純正イヤーパッドと大きくは変わらないように感じました。

HP-SX1a

見た目的には MDR-7506 がグレードアップしたような雰囲気で、けっこう気に入りました。
コイツはどれくらい長持ちするか分かりませんが、少なくとも純正品よりは加水分解に強そう。まあ五年くらい持ってくれば十分ではあります。

長年付き添ってきてくれた相棒のようなヘッドホンなので、今後も本体側が駄目になるまで使い続けようと思います。

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2018/11/04 (Sun.)

WH-1000XM3 が気になる

最近ソニーの WH-1000XM3 が気になっています。
今使っている初代 MDR-1000X はもう旅行や出張時にはなくてはならない存在になっていて、特に大きな不満もないのですが、新型に買い換えた人たちから口を揃えて「初代より明らかにいい」と聞くと気になるじゃないですか。今までは見たら欲しくなるからあえてスルーしていたんですが(笑)、改めて店頭で触ってきました。

ソニー / WH-1000XM3icon

WH-1000XM3

近年のソニー製品は外観を大きく変えずにブラッシュアップしていくモデルチェンジが多く、WH-1000XM3 もあくまで MDR/WH-1000X シリーズの「Mark III」という位置づけですが、よく見ていくとデザインイメージを踏襲しただけで M2 までの世代とは全く別物になっていることが分かります。

WH-1000XM3

ハウジングの表面は M2 まではレザー調のシボ加工が施されていたのが、M3 ではプレーンな仕上げに変更されました。シボ加工、見た目と触感が良くてけっこう好きだったんですが、なんでやめちゃったんですかね。タッチ操作で擦れてテカってくるから、とかそういう理由でしょうか。

WH-1000XM3

外観で最も変わったのはヘッドバンド部分。M2 まではヘッドバンドの外周はアルミの金属感を活かしたデザインだったのが、M3 では外側までクッションが巻かれました。以前のデザインはカッコ良かったんですが、いくら気をつけていても日々使っているうちにアルミのエッジ部分の塗装が剥げて残念な感じになってしまうんですよね。ここがクッションで覆われたことで、見た目は普通のヘッドホンっぽくなったものの劣化はしにくくなったと言えます。こういうところ、ちゃんと旧製品のフィードバックを反映していて好感が持てます。

WH-1000XM3

操作ボタンは一個減って電源ボタンとノイズキャンセリング/アンビエントサウンド(外音取り込み)モードの切り換えの二つだけになりました。旧型は NC オン/オフとアンビエントサウンドボタンが独立していて、手探りで押すときにどっちがどっちか分からなくなりがちだったので、こうやってシンプルな形に整理してくれるのはありがたい。

WH-1000XM3

イヤーパッドは従来よりもややソフトになりました。またデザイン変更により側圧も弱くなっていて、全体的な装着感が向上しています。旧型は側圧がやや強めだけど屋外で歩きながら使うならこれくらいでも安心感があっていいかとは思っていましたが、新幹線や飛行機の中で長時間つけているなら柔らかい新型のほうが快適ですね。

音に関しては、旧型と比較して根本的に解像感が上がったような感覚はありませんが、新型の方が耳の外側に定位していて広がりが感じられる音になりました。長時間使うなら新型の方が聴き疲れしなさそうです。また低域は明らかに M3 のほうが強く、ロックやダンス系の楽曲との相性がとても良い。
ノイズキャンセリングについては家電量販店の店頭という環境で聴いた限りでは、M3 でも無音(NC だけ有効にした状態)ではさすがに店内の喧噪がうっすらと聞こえるものの、音楽を再生し始めると環境音はほぼ気にならなくなるレベル。旧型でも十分静かにしてくれると感じていましたが、確かに NC 性能は一段上がっていますね。これ地下鉄や飛行機で使ったらどれくらい NC の性能向上を実感できるのか、実環境で比較してみたくなりました。

WH-1000XM3、かなり良いですね。完全に刷新されたというよりブラッシュアップ中心なので地味めながら、確かに旧型を日常使いしている人なら買い換えに値するモデルチェンジだと思います。
私は普段はインナーイヤータイプがメインで、1000X を使うのは冬場(イヤーマフ代わり)と旅行/出張時程度だから今すぐ買い換えるかはちょっと迷うところ...ですが、今回の M3 に合わせてノイズキャンセリングプロセッサを新規開発したということは、少なくとも来年はモデルチェンジしないか出てもマイナーチェンジレベルだと思われ、買い換えるなら今、という気もします。

今後ちょっと出張が増えそうな気配もあるし、思い切って買い換えちゃおうかなあ...。

ソニー / WH-1000XM3icon

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2018/10/10 (Wed.)

WALKMAN A50 インプレッション

新しいウォークマン A シリーズが先週末に発売されたということで、ちょっと店頭で触ってきました。

ソニー / WALKMAN NW-A50 シリーズicon

WALKMAN A50

私が愛用している NW-A35 から二世代後のメジャーチェンジモデルにつき、進化の度合いがどの程度のものか気になっていました。外観デザインは NW-A30/40 シリーズとよく似ていますが、製造法も表面処理も変わった新筐体。従来は粗めのブラスト加工だったのが A50 シリーズではより金属感を前面に出した仕上げに変わっていて、高級感が高まっています。

WALKMAN A50

個人的にこれだけでもちょっと買い換えたくなっているポイントが、側面の操作ボタン形状が変更されたこと。旧型では細長く押し間違えやすい形状だったのが、電源と再生系ボタンが大きく独立した丸形ボタンに変更され、ポケット内での手探りでも押しやすくなりました。

WALKMAN A50

アルミの押し出し成型×切削加工で仕上げられているのがよく分かるアングルから。背面は NFC のアンテナが仕込まれている関係で樹脂パネルです。
旧型も剛性感は十分あったので、このシャシーの変更が音質向上にどの程度寄与しているかは不明。所有感に与える影響のほうが大きいんじゃないでしょうか(笑。

音について、AKG N30 を有線接続して私の NW-A35 と比較してみました。A50 のほうが一つ一つの音の輪郭がより明確になり、定位感も向上しているのが感じられます。ただし、少なくとも N30+COMPLY を使って店頭の騒がしい環境で比べた限りでは、外出時の音楽再生環境として使う上でこの差を実感できるか?と言われると微妙、という差。オーバーイヤー型のヘッドホンで聴き比べたらもっと違いが分かるのかもしれませんが、自分の使い方としては買い換えるまでには至らないかなあ...というのが正直なところ。ただでさえ最近は Bluetooth 経由で鳴らすことが増えているので、買い換えるなら有線接続時にもっと明らかに音の違いが分かる(バランス接続対応とか)モデルチェンジになったときかなと判断しました。まあバランス接続は ZX シリーズ以上専用なのでしょうが。

WALKMAN A50

今回新しく追加された「バイナルプロセッサー」機能も試してみました。「アナログレコード再生時のような音響現象を科学的に再現」するデジタルフィルタということで、誤解を恐れずに言えば「オーディオ版 Instagram フィルタ」みたいなものでしょうか。あえてローファイ寄りにするというか、味を出すための機能という理解です。
聴いてみた感じでは、確かにストレートデコードに比べると音が少し丸くなったような感覚はあるけど...内蔵アンプ+付属イヤホンや AKG N30 レベルの環境では、そう言われればそう思える程度の変化だと感じました。これ一応 A50 シリーズにも入っているけど、むしろ WM1 シリーズ+MDR-Z 系ヘッドホンみたいな機材で、かつ自宅等の静かな環境で初めて効果が分かる機能ではないでしょうか。

WALKMAN A50

見た目の印象はすごく良くなっているし、ボタン形状が変更されたのも好ましいんですが、個人的には買い換えにはもう一声欲しい感じ。NW-A20 シリーズ以前のユーザーであれば迷わず買いだと思いますが、私の NW-A35 はまだまだバッテリもヘタッていないし、買い換えを検討するとしたら改めて来年かなあ。私が今年買うんだったらむしろサブ機として Shanling M0 を買った方がいろいろ楽しめるのかもしれない、と思っていたりします。

ソニー / WALKMAN NW-A50 シリーズicon

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2018/09/06 (Thu.)

WALKMAN A50

ソニー、筐体刷新で低音強化の新ウォークマン「A50」。スマホからBluetooth受信 - AV Watch
ソニー / WALKMAN NW-A50 シリーズicon

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昨日はすっかり EOS R の話題でかき消されてしまいましたが、ウォークマンの新製品が発表されています。
ZX シリーズ以上はちょっと手が届かないので私が注目するのはメインストリームの A シリーズ。

NW-A30 シリーズで採用された現在のプラットフォームとしては三世代目となる「NW-A50」シリーズ。パッと見では従来機種との違いが分かりにくいですが、外観デザインを踏襲しつつも筐体変更を伴うメジャーチェンジ。
NW-A30 から A40 への変更は基板パターンや部材の一部見直しと USB-DAC 機能の追加等でした。加えて今回は筐体構造の変更(アルミ削り出し化)、DSEE HX やバイナルプロセッサーなど DSP 周りの強化、それから Bluetooth レシーバ機能の追加といったところ。バイナルプロセッサーや USB-DAC、BT レシーバ機能は二年前の NW-WM1 シリーズにもアップデート提供できるということは同じプラットフォームを使っている(と思われる)A30 シリーズにも提供できそうなものですが、そこはモデルチェンジサイクルの長い高級品だけが対象ということですかね。まあ、バイナルプロセッサーの「アナログレコード再生で生まれる音響現象を DSP 技術で再現する」というアプローチは Hi-Fi/Hi-Res とは真逆の方向性のような気がするし、そこまで興味はありませんが...。
また、USB-DAC や BT レシーバ機能は完全に中華プレイヤーが作ったトレンドの後追いというのも少し気になります。ウォークマン自ら新機軸を打ち出していくくらいじゃないと、いつか寝首をかかれるのでは。

私個人としては今使っている A30(NW-A35)にそれほど不満はありませんが、側面の操作ボタンが全て横長形状でポケットに入れたまま操作すると押し間違えることがあるので、A50 シリーズの大型化された、かつ再生系は丸形で独立したボタンはちょっと羨ましい。それ以外は普段は八割方 MUC-M2BT1 経由で聴いているから本体側の音質向上の恩恵をあまり受けられないんですよね。いっそのこと本体側がバランス出力に対応してくれたら食指も動いたところですが、そういうのは ZX シリーズ以上にしか載せない方針のようにも思えます。

NW-A20 以前のシリーズから買い換えるなら今回の A50 はとても良い選択肢だと思いますが、私は当面 A35 で十分かな。BT の使用頻度の高さを考えると、さらなる利便性向上を求めて左右独立型の Bluetooth イヤホンに投資したほうが満足度が高そうですが、WF-1000X のモデルチェンジはまだですか(;´Д`)。
あるいは、ちっちゃいもの好きとしては以前から気になっている Shanling M0 をサブ機として買い足した方が楽しめるのかもしれません。

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2018/09/01 (Sat.)

Crystal Tips、早くも劣化

先日から使っている Crystal Tips のイヤーピースですが、早くも劣化してきてしまいました。

Crystal Tips

右耳のピースが完全に割れています。亀裂が入り始めてから 3~4 日で割れてしまい、ここまで崩れると耳に入れても安定しません。
これはもうダメだなー。耐熱・耐汗コーティングが施されていて耐久性が高いというのが売り文句の一つでしたが、COMPLY よりも早く壊れるとは。まあ、COMPLY は冬に使い始めたのに対して Crystal Tips は真夏だったので、使用条件があまりにも違いすぎるわけですが、それにしても早かった。

Crystal Tips の開発・製造はイギリスということで、夏は高温多湿になる日本とは加水分解の起きやすさが随分異なるはず。そう考えると、日本メーカーのイヤーピースが軒並みウレタンフォーム系ではなくシリコンゴム系なのは、もしかすると自国での耐久性を考慮してのことなのかもしれません。

Crystal Tips

とはいえ Crystal Tips の音質はとても気に入ってしまって、実は予備用として 3 個セットを買ってあったりします。とはいえまだまだ暑いので、今使い始めるとまたすぐに劣化するのは目に見えている。当面はいったんトリプルコンフォートイヤーピースに戻して使い、もう少し涼しくなったら Crystal Tips に再換装することにしようかと。まあ、秋冬はイヤーマフ代わりとして MDR-1000X を使ってしまうことが多いのが悩ましいですが...。

買ってしまった Crystal Tips は、このまま置いておくだけでも微妙に劣化しそうなので、しばらく防湿庫の片隅に入れておくことにします。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(3 ペア) CT02MM

B01NAUGC5L

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2018/07/20 (Fri.)

密閉型イヤーピース「Crystal Tips」を試す

寿命を迎えた COMPLY の代わりにトリプルコンフォートに戻していた XBA-N3 ですが、いい機会だから以前から気になっていた新鋭のイヤーピースを試してみました。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(1 ペア) CTSPMM

Crystal Tips

英 Crystalline Audio のウレタンフォーム系イヤーピース「Crystal Tips」です。自宅ではスピーカもスピーカケーブルも英国メーカーのものを使っていることもあり、イギリス製品なら私の音の好みに合っていることを期待して購入。とりあえずお試し用にと 1 ペアのみ買いました。

Crystal Tips

COMPLY(Tsx-500)と比べると、どちらもウレタンフォーム系なだけあって構造はよく似ています。改めて見ると COMPLY のほうはかなり劣化していますね...。
比較すると Crystal Tips のほうがウレタンの目が細かく、潰したときの形状の復元も COMPLY より早いです。また表面に少し艶があるのは耐熱・耐汗コーティングが施されているためとのことですが、このコーティングがどれくらいもつかは使ってみて経過を見るしかないですね。COMPLY にもコーティングのようなものはありましたが、劣化はしたので。

Crystal Tips

COMPLY は様々な形状のバリエーションが展開されていますが、Crystal Tips は今のところオーソドックスな弾丸型のみ。コア(内径)2 種類×サイズ(外径)3 種類の合計 6 種類のバリエーションが用意されています。私が使っているイヤホンでいうとソニーと AKG が M コア、Shure SE シリーズは S コアが適合します。XBA-N3 との組み合わせでいうとトリコンや COMPLY に比べて若干緩いようで、何かの拍子にすっぽ抜けないかやや不安はありますね。

音質については...遮音性と中低域のブースト具合は COMPLY に匹敵するものがありつつ、COMPLY では減衰してしまっていた高音成分がちゃんと伸びてくる印象。トリコンに比べれば高音は幾分マイルドになっているものの、個人的にはこれくらいのバランスが聴きやすい。COMPLY はロックや R&B 系は楽しいけど女性ヴォーカル物やピアノ、管弦楽系の音楽は響きが損なわれてしまいがちだったのが、Crystal Tips では特に得手不得手なく聴かせてくれます。「Crystal Tips」の名に恥じない透明感のある音で、個人的には XBA-N3・AKG N30 どちらとの組み合わせでも今まで試したイヤーチップの中ではベストだと感じます。

イヤーピースの選択次第では XBA-N3 や AKG N30 にこんな音が出せたということが嬉しい驚きで、つい小一時間聴き耽ってしまいました。今後の経年劣化状況次第ですが、これは 3 ペア購入して XBA-N3 と AKG N30 の常用イヤーピースにしてしまおうかと思っています。

Crystalline Audio / Crystal Tips イヤーピース M コア・M サイズ(3 ペア) CT02MM

B01NAUGC5L

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2018/07/10 (Tue.)

Shanling M0 が気になる

最近発売されたこの DAP が気になっています。

Shanling / M0 portable music player

Shanling M0

中国 Shanling の超小型 DAP「M0」です。一ヶ月ほど前から e イヤホンでは発売されていて一度触ってきてはいたんですが、今月に入ってから大手量販店でも扱うようになったので、改めて試聴してきました。

自分自身ではもう数年にわたって「ウォークマン A シリーズを買い換える」以外の選択肢をあまり考えたこともなく、量販店の DAP 売り場を覗くことも少なくなっていましたが、今や売り場の半分がウォークマン、残りがその他大勢(A&K、オンキヨー/パイオニア、FiiO あたり)がパラパラと置いてあるだけでかなり選択肢が狭まっているんですね。まあスマホで音楽を聴くのが当たり前の時代、無理もないことだとは思いますが、やはり淋しい。
この M0 も展示している店舗はまだあまり多くなく、私は新宿西口のヨドバシでようやく見つけました。

Shanling M0

まあとにかく小さい。イメージ的には第 6 世代 iPod nano か Apple Watch を分厚くしたような感じ。近年このサイズ感の DAP はほとんど出てこなくなっていたので、久しぶりにこのサイズ感を見ると興奮します。ウォークマンもここ数年は小型化を諦めて音質に振っているからなあ。

この M0 のすごいところは、このサイズでありながら DSD フォーマット対応(さすがに PCM 変換再生でしょうが搭載されている DAC チップから DSD はおそらくネイティブ再生だろう、との指摘をいただきました)、Bluetooth トランスミッタ/レシーバの両方で使用可能、aptX/LDAC 対応、さらに PC と接続すれば USB DAC としても使えてしまう、というスペック。単体の DAP としても十分なスペックを持ちつつ、BT ヘッドホンと組み合わせて良し、サブ機にしても良し、という幅広い使い方ができそうです。特に「単体で音楽再生もできるし BT レシーバにもなれる」というハイブリッドさは、元ウォークマン M505 ユーザーとしてはグッとくるところでもあります。

Shanling M0

液晶ディスプレイはタッチパネルになっていて、操作は完全にタッチ式。あまり複雑な操作はなく、メニューを辿って楽曲の選択や設定をします。一階層戻るのには画面フリック。それだけです。以前、e イヤホンの展示機を触ったときにはタッチパネルの感度が悪くて微妙かなと思いましたが、ヨドバシの展示機ではある程度改善されていたので、ファームウェアのバージョン次第で操作性も変わってきそうな印象。とはいえ、そもそも画面が小さすぎて操作しづらいことには変わりないので、積極的に楽曲を選択して再生するというよりは、基本シャッフル再生がメインという使い方が合っているのでしょう。

Shanling M0

側面には竜頭がついていますが、これは押し込みで電源(画面表示)のオンオフと回転でボリューム操作のみ。再生系の操作は竜頭ではなくタッチパネルで行います。
逆の側面には microSD カードスロットがあります。内蔵メモリなしという思い切った仕様なので、100GB クラスの大容量 microSD を挿して使うのが良いでしょう。試しに私のウォークマンに入っている microSD を挿してみたところ、千曲単位の楽曲が入っているとインデックスの作成にかなり時間がかかりそうだったので、microSD は挿し替えではなく挿しっぱなしにするのが良さそうです。

AKG N30 を直挿しして試聴してみたところ、これ単体で聴いている限りは十分に良いと感じられる音。ただしウォークマン NW-A35 と直接比較してしまうと、ウォークマンのほうが中高域の伸びが良く、それぞれの音をダイレクトに鳴らしてくれる印象。Shanling M0 はそれに比べると少し引っ込んだような聞こえ方ですが、その分音場感というか広がりを感じられる音だと思います。そもそも本体サイズからして違うからウォークマンのほうが良くて当然ですが、このサイズの中にこれだけの多機能を詰め込んで音も決して悪くなく、それでいて実売 ¥15,000 というのは驚嘆に値します。私も日々ウォークマンを使っていながらも音は Bluetooth で飛ばしてしまっていることが多いので、それなら内蔵アンプのパワーも関係ないし、M0 を母艦にして小ささのメリットを享受したほうが良いのかもしれません。でも、たまには有線ヘッドホンでガスッと鳴らしたくなるんだよなあ。そういうときはやっぱりウォークマンなんだよなあ。

そんなわけで、この M0 はウォークマンやハイレゾ系 DAP を持っている人が買い換えるほどではありませんが、サブ機としては面白い。何より「ちっちゃいもの好き」のハートを掴みにきているところがいい(笑。いったんは思い止まりましたが、そのうち衝動買いしてしまいそうな自分がいます。

Shanling / M0 portable music player

B07CYMJDYK

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2018/06/14 (Thu.)

COMPLY、寿命を迎える

XBA-N3 用に半年前に買った COMPLY Ts-200、手持ちのイヤホンの中で最近は XBA-N3(+MUC-M2BT1)ばかり使っているせいか、ウレタンがヘタってコシがなくなってきました。で、ふと見てみると、

COMPLY

イヤーピースにヒビが入り、崩壊が始まっているじゃないですか(;´Д`)ヾ。暑くて耳の中にも湿気がこもりやすい時季になってきたし、加水分解が加速したかな。毎日耳に入れる前に潰す COMPLY の装着方法では素材にダメージも蓄積しやすいのでしょう。公称寿命は毎日使用で 1~2 ヶ月が目安と言われていることを考えれば、半年はむしろよくもったと言えます。

トリプルコンフォートイヤーピース

というわけで、とりあえずソニー純正のトリコン(トリプルコンフォートイヤーピース)に戻しました。COMPLY から戻してみると高音の伸びはトリコンのほうがある(曲によっては出すぎな感もある)のと、素材に反発力があるので COMPLY のように「耳に入れてからフィットするまで待つ」必要がないのは良いですね。ただ音のバランスは個人的には COMPLY のほうが好きだったかな。でもトリコンはシリコン系素材のため COMPLY よりも寿命が長いというのは大きなメリットです。

最近はイヤーピースも「沼」と言えそうなほど多様な製品が出てきているので、この機会に他のも試してみようかと思っています。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50M

B01M1D31EC

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2018/04/19 (Thu.)

BenQ TK800

4K/HDRで約15万円のBenQプロジェクタ。芝生の色も忠実なフットボールモード搭載 - AV Watch

BenQ TK800

BenQ から 4K/HDR に対応した DLP プロジェクタの新製品「TK800」が発表されました。

えっ、BenQ ってこないだ HT2550 を出したところじゃないですか。それがほんの三ヶ月ほどの間にまた新製品?しかも HT2550 でさえ 4K/HDR 対応でクラス最安値になる 20 万円級という価格だったのに、そこからさらに安くなって 15 万円前後。いち消費者としてはありがたいですが、さすがに価格破壊しすぎでは...と心配になってくるレベルでもあります。

TK800 は価格的には HT2550 の下位機種(BenQ 的にはスポーツ向けという位置づけであり、ホームシアター向けの HT2550 とは別カテゴリということかもしれませんが)でありながら、基本的な筐体デザインや大部分のスペックが共通化されています。違いと言えば色再現性が Rec.709 96%→92% に下がっていることと、逆に輝度が 2,200lm→3,000lm に向上していることくらい。これはおそらく搭載されているカラーホイールが HT2550 では RGBRGB の 6 セグメント品、TK800 では RGBW の 4 セグメント品という違いなのだろうと思います(おそらくそれ以外の違いはなく、あってもソフトウェア的な差違のみと思われる)。そのため明るさは稼げているけど HT2550 よりもカラーブレーキングが気になりそうだし、Rec.709 カバー率 92% というのも特段優れているわけでもない。これで 5 万円安くなるのはちょっと魅力ですが、シアター用途ならば HT2550 一択かなあ、という気がします。もちろん、BenQ としてもそれは解った上で、映画ではなくスポーツ向けモデルとしてロシアワールドカップに合わせて商品化してきたのでしょう。
いずれにせよ、BenQ によって 4K/HDR プロジェクタのエントリーラインが 15~20 万円に設定されたわけで、他メーカーを含めた今後の競争が楽しみになってきました。DLP 系メーカーは TI からパネルを買ってくれば近いコストで作ることはできるでしょうが、問題はまだこの価格帯の製品を出せておらず、かつパネルも自社開発が多い液晶系メーカーがどう出てくるかですね。SXRD を安売りするつもりがなさそうなソニーは置いといて(笑)、エプソンがどうするか。

そうはいっても実際の画質は気になるもの。最低でも HT2550 と TK800 でどの程度の画質差があるかは一度チェックしたいところ(本当は他メーカーとの比較や 2K 機との比較もしたいですが)。でも以前も書いたとおり、BenQ って店頭展示しているお店が極端に少ないんですよね。
そういう人向けに BenQ はアンバサダープログラムを展開してはいますが、サイカ先生のように映像製品のレビューを仕事の一つにしているならまだしも、ごく普通の一般人にすぎない私がブランドのファンになったわけでもないのに「アンバサダー」を自称するのはなんか抵抗があります。特に私は一度ファンになったら突き詰めてしまうタイプなので(笑)、ファンにもなる前から「アンバサダー」と言われると逆に引いてしまうというか、まだそれほど親しいつもりでもない相手から「こいつ俺の親友でさあ」と言われているような居心地の悪さを感じます。

そういう意味では reviews とか、もう開店休業状態のモノフェローズのような仕組みの中で借りて客観的にレビューできると良いんだけどなあ。結局いろんな媒体でのレビュー記事等を参考にしてエイヤッと買ってしまうしかないのかもしれません。

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2018/04/17 (Tue.)

ヒアラブルデバイスと「音の AR」

ここ最近、ソニーから興味深いイヤホン系製品が立て続けに出てきました。

ソニーモバイルコミュニケーションズ / Xperia Ear Duo XEA20icon

iconicon

まずは一番面白いのが「Xperia Ear Duo」。過去にあった「Xperia Ear」は片耳用で、あくまで Bluetooth ヘッドセットの延長線上にあるヒアラブルデバイスでしたが、後継機(上位機?)である Duo では両耳でステレオ音楽再生に対応しつつ、耳を塞がないデザインで外音も聞こえるというタイプ。しかも左右独立型ワイヤレスイヤホンでもあります。耳の下から掛けるという珍しいスタイルは眼鏡使用者でも装着できるし、大きめのユニットは(あくまで見た目の印象では)左右間の音切れにも強そう。音楽メインではなく音声アシスタントと通話用ヘッドセット目的、音楽はそこそこの音で BGM 的に楽しめればいい向きにはかなり便利そう。近年、仕事で電話することが多い人で BT ヘッドセットではなく首掛け式の BT イヤホンを仕事中も掛けっぱなしにしている人も珍しくありませんが、そういう人にはうってつけのデバイスだと思います。

ambie / wireless earcuffs AMBT-01

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続いて ambie wireless earcuffs。ソニー製品という括りではありませんが、ソニーが出資した会社でソニーが製造しているという意味では近いものと言えます。これ自体には音声アシスタント機能は搭載されていませんが、日中つけっぱなしにして環境音と音楽を一緒に聴ける、そして音声通話にも使えるという点で Xperia Ear Duo と似たところを狙っていると言えます。違いは左右独立型か否か、そして音声アシスタントに直接対応しているか否かの違い(これはソフトウェア次第でどうにでもなりそうな気がする)と言って良いでしょう。

以前、初代 ambie sound earcuffs を使ってみたときに、せっかく外音と音楽を一緒に聴ける開放感が得られるデバイスなのにイヤホンケーブルに縛られているのがもったいないなあ...と思っていたら、案の定出てきた Bluetooth モデル。ただ先代は私の耳型にどうしても合わず、つけていると痛くなるのですぐに手放してしまった経緯があります。だから今回もちょっと使うのは無理だろうなあ...と思いつつ、外音と音楽、あるいは情報としての音を重ねて聞かせてくれる Xperia Ear Duo や ambie のようなアプローチはとても面白い。

一方で、技術的には真逆のアプローチをしてきた製品がこちら。

ソニー / WF-SP700Nicon

iconicon

左右独立型ワイヤレスイヤホン WF-1000X のスポーツ版という感じのモデルです。こちらは音楽を聴くことが主目的のデバイスながら、ハンズフリー通話や音声アシスタント操作にも対応し、かつノイズキャンセリング機能の応用である「アンビエントモード」によって外音の取り込みも可能という、いわば Xperia Ear Duo とは反対側からのアプローチで結果的に似たような特徴を持った製品と言えます。
個人的には、Xperia Ear Duo や ambie のようなオープンイヤー型のイヤホンよりも、マイクから取り込んだ音を加工して聞かせるアンビエントモードのほうに可能性を感じています。というのも、アンビエントモードは外音のうちノイズと判断される音域をカットして聞きたい音域だけ聞くことができる(例えば電車の走行音を消して人の話し声だけ聞ける)という点で優れており、今後音声アシスタントが進化して様々な情報が耳から入ってくる時代に適しているから。まあ、耳を塞ぐタイプのイヤホン/ヘッドホンは対面で人と話すときに相手から「こいつちゃんと聞いて/聞こえてないんじゃないか」という印象を持たれるデメリットがあるので、仕事中も使うならばオープンイヤータイプのほうが何かと問題にはなりにくいでしょうが。

スマートスピーカのブームもすっかり一段落という感覚の今ですが、音声アシスタントはむしろ個人が使うイヤホン(ヒアラブルデバイス)でこそ花咲く技術でしょうし、近い将来スマホに次ぐ規模の市場になるはず。過去にも何度か書いていますが、外音に音声アシスタントや音楽、あるいは通話が重なるのはいわば「音の AR」であり、技術的に難易度の高い視覚の AR よりも先に普及するでしょう。そうなれば歩きスマホも半減するし、個人的には早く一般化してほしい技術です。
スマホの Xperia はここ二年ほど完全に保守路線で技術的には周回遅れもいいとこですが、一方でスマホの次の世代に向けた仕込みはひとつイイ感じに実を結んできたなあ...という印象です(だからスマホはコンサバでいいとは言っていない)。左右独立型ワイヤレスイヤホンは実際使ってみるとイマイチという声も聞こえてきますが、競争が激しい領域でもあるし二、三世代のうちに完成度は高まってくるのではないでしょうか。私もそろそろ自分で手を出すつもりで物色してみようと思います。

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2018/04/15 (Sun.)

Fire TV のリモコン用アタッチメント「Sideclick Remotes」

家族にも TSUTAYA に行く代わりに使わせるようになって我が家ではすっかり日常的に使うデバイスになった Fire TV ですが、テレビの入力切り替えや音量調整に別途テレビのリモコンを使わなくてはならないのがプチストレスだったので、こんなものを買ってみました。

Sideclick Remotes / SC2-FT16K Universal Remote Attachment for Amazon Fire TV Streaming Player

Sideclick Remotes

ちょっと前にインプレス PC Watch で紹介されていたものです。

【やじうまミニレビュー】Amazon Fire TVのリモコンに音量ボタンを追加できる「Sideclick Remotes」 ~複数台のリモコンを1つに集約可能 - PC Watch

Fire TV のリモコンにつけることでテレビの基本操作(電源オンオフ、入力切り替え、音量調整など)ができるようになるというものです。
たまに「Fire TV のリモコンはシンプルで素晴らしい、日本メーカーのテレビリモコンはボタンが多過ぎでクソ」みたいな言説も見かけますが(個人的にはそれについてはいろいろ言いたいこともあるけど)、Fire TV のリモコンは単体じゃテレビ側の操作ができないので、複数のリモコンを使い分けなくてはならないというのは全然スマートじゃないですよね。この Sideclick Remotes はそんな需要に応えるためにクラウドファンディングによって開発されたサードパーティ製アタッチメント。

販路は日本の Amazon.co.jp でも輸入業者がマーケットプレイスを使って販売しているようですが、¥5,000 くらいしてしまいます。Amazon.com なら $30+送料 で日本へも発送してくれるからそっちのほうがちょっと安い(私が買ったときはたまたま $24.99+送料 でした)。リードタイムが二週間ほどかかりますが、待てるならアメリカから直接買った方が良いでしょう。

Sideclick Remotes

パッケージに含まれているのは Sideclick Remotes 本体と、Fire TV 用リモコンに装着するためのアタッチメント二種(現行品と音声検索非対応の旧型用)、単四電池×2。あとは簡単な説明書がついている程度で、あまり考えなくても使い方は理解できます。

Sideclick Remotes

Fire TV リモコンにサクッと装着。ボタンの大きさやデザインがリモコン本体のものと合わせてあるため、なかなか一体感があります。
プラスチック筐体に施されているシボはリモコン本体のものよりも粗めですが、擦り傷や手脂がつきにくいという点で Sideclick のほうが扱いやすそう。

Sideclick Remotes

Fire TV リモコンは電波式ですが、、Sideclick はテレビ用のリモコンなので赤外線発光部がついています。

Sideclick Remotes

Sideclick を装着することでリモコン全体の横幅が大きくなってしまうため、片手持ちすると若干手に余る感が出てきてしまいます。
そこで PC Watch の記事に倣って Sideclick をリモコン本体の上寄りにスライドさせてみたところ、薬指~小指がちょうど段差のあたりに収まるようになり、多少持ちやすくなりました。この装着方法おすすめです。

ちなみに Sideclick はプラスチック製のフックでリモコン本体に留まっているだけなので、上の写真のように右手で持ったまま親指で Sideclick 側のボタンを押すと、少ししなる感覚があります。もうちょっとしっかり固定されてほしかった気もします。

Sideclick Remotes

Sideclick はテレビメーカー各社に対応したプリセットコードを持っているわけでもない、完全なる学習リモコンになっています。
電源ボタンと [B] ボタンを同時押しすると赤色 LED が点灯し、学習待機状態になります。そこでテレビリモコンと向かい合わせにし、Sideclick 側の学習させたいボタンを押す→テレビリモコン側の該当するボタンを押す という手順で学習させることができます。

ボタンは電源、音量+-、チャンネル↑↓、入力切換、それからスペシャルボタンが [A][B] の二つ用意されています。私は普通のテレビ操作に加えて、HDMI セレクタ(ソニー SB-HD41R。既に生産完了品だけどリモコン対応で重宝してます)の入力切換(Fire TV と BD レコーダ)を割り当てました。これでテレビの電源オンから Fire TV への入力切換、音量操作までをリモコンの持ち替えなしでできるようになりました。

Sideclick Remotes

コロンブスの卵的な製品ですが、これがあるとないとでは Fire TV の扱いやすさが段違い。Fire TV の単価を考えると数千円の投資は微妙なラインですが、私は買って良かったと思います。VOD のヘビーユーザーなら買って損はしないのではないでしょうか。

Sideclick Remotes / SC2-FT16K Universal Remote Attachment for Amazon Fire TV Streaming Player

B01MRFY61G

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2018/04/13 (Fri.)

OverLay Plus for WALKMAN NW-A40/A30

ウォークマン A30 の保護シートが随分ヘタってきたので新しいのに買い換えました。

ミヤビックス / OverLay Plus for ウォークマン NW-A40 シリーズ / NW-A30 シリーズ OLNWA30/12

OverLay Plus for NW-A30

今まで使っていたのはソニー純正クリアケースについていた保護シート。一年以上にわたってほぼ毎日使っていれば、さすがに細かい擦り傷や部分浮きが出てきます。
買い換え先はいつもの OverLay Brilliant...と思ったんですが、そういえば上位機種のウォークマン NW-ZX300 ではマットガラスを採用していてなかなかいい質感だったよなあ、というのを思い出して、アンチグレア仕様の OverLay Plus を選択。私は昔はアンチグレア派だったんですが、液晶の高精細化に伴ってアンチグレアフィルムでは機種によってモアレやギラつきが気になるようになってしまい、以来 OverLay Brilliant(グレア仕様)または Magic(キズ修復仕様)を買っていました。

OverLay Plus for NW-A30

早速貼ってみました。
少なくとも消灯した状態では、ディスプレイ面のテカリが抑えられて落ち着いた良い雰囲気に見えます。

では、実際に画面を表示させてみましょう。

OverLay Plus for NW-A30

...あ、全然悪くない。
一昔前のアンチグレアフィルムと比べて表面の粒子が細かくなったのか、モアレは感じないしギラつきや黒浮きも気になりません。最近のノート PC でもノングレアパネルは実際にはハーフグレア(グレアとアンチグレアのいいとこ取り)だったりしますが、それに近い質感。ディスプレイ面への映り込みがほぼなくなったため、視認性も良くなりました。

OverLay Plus for NW-A30

これはなかなかイイ感じ。買い換えてないのに、何となく ZX300 を使っているような気になってきます(ぉ。
食わず嫌いせずにもう少し早くアンチグレアフィルムを試しておけば良かったなあ。

あとは擦り傷がつきやすいかどうかが気になっているので、しばらく使いながら様子を見てみようと思います。

ミヤビックス / OverLay Plus for ウォークマン NW-A40 シリーズ / NW-A30 シリーズ OLNWA30/12

B01LZ2SJXZ

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2018/04/11 (Wed.)

DAZN で改めて F1 バーレーン GP を観る

今シーズンの F1 およびレッドブルエアレース観戦のため DAZN を契約したわけですが、F1 開幕戦の決勝レースは結局青山でのライブビューイングに参加してしまったため、今季予選~決勝を通しで DAZN で観たのは先日のバーレーン GP が初めてでした。もちろんこのために購入した Fire TV を利用して、テレビで観戦。

DAZN

DAZN

DAZN の仕組み自体は一年前から大きく変わっていないので、画質周りの印象は昨年試用したときの感想と大きくは変わらず。スカパー!での放送と比べるとビットレートが低いのか解像感は少し劣るし、フレームレートも 25fps なので若干のパラパラ感はあります。でもまあ許容範囲かな...。スカパー!よりも安い料金で F1 全セッションに加え F2 やレッドブルエアレースまで観戦できることを考えれば不満はありません。
敢えてイマイチな点を挙げるとすれば、スカパー!とは実況・解説とサーキットノイズの音量バランスが異なり、F1 マシンのエンジン音が小さく聞こえること。解説は聞きやすくていいんですが、ただでさえハイブリッド化で迫力がなくなっているエンジン音がさらに小さくなってしまって寂しい。

DAZN

あとこれは DAZN とは関係ない話ですが、今季から F1 公式の国際映像に表示される情報の種類と量、それにデザインがガラッと変わって見やすく、かつ分析に必要な情報がタイムリーに出てくるようになりました。昨年から F1 の商業面を仕切っているリバティ・メディアの方針でしょうが、これはありがたい。

また、今季の DAZN の F1 中継ではオンボード映像やタイムフィードなどの関連情報を表示する「F1 ZONE」という機能が提供開始されたとのことでしたが、Fire TV リモコンのオプションボタンを押してみても何も表示されない。よく確認してみたところ、

DAZN

DAZN 内でバーレーン GP 決勝の番組が二つあって、その片方が F1 ZONE になってるじゃないですか!そういうことか(;´Д`)。完全にテレビのデータ放送みたいな感覚で出したり消したりできるものだと思ってた。

DAZN

F1 ZONE の映像はメインの国際映像のほかオンボード映像(任意にドライバーを選択できるわけではない)、タイムフィード、それと右下にドライバーのプロフィールやコース解説が表示される程度。タイムフィードはありがたいけどそれ以外の情報についてはちょっと浅いかなあ...。メイン画面が小さくなってしまうこともあるし、これなら通常の中継を観たほうが楽しいです。

...が、DAZN は複数端末から同時ログイン・同時視聴が可能なので、例えばテレビ画面で通常中継を観ながら手元のタブレットや PC で F1 ZONE を観る、というハイブリッドな使い方ができます。タイムフィードは観戦上かなり有用な情報なので、観戦自体はテレビでしながらタイムフィードを常時確認するためだけに手元に PC(またはタブレット)で F1 ZONE を流しておくというのは賢い使い方だと思います。スマホ/タブレット向けの Official F1 App を使えばもっとリッチなライブタイミングやチームラジオなどの情報もチェックできますが、課金までするかは微妙...と思ってここ 2 シーズンほどは使っていなかったので、今季は公式アプリ代わりに F1 ZONE でタイムフィードをチェックしようと思います。

DAZN

ちなみに昨今はメジャーリーグの大谷翔平やテニスの大坂なおみが大活躍していますが、DAZN はちょうどいい具合にそれらのカテゴリも網羅してくれているので、普段モータースポーツ以外のスポーツ中継をあまり観ない私も、そういう注目のゲームを配信してくれていると観てしまうわけです。普段チェックしていない(=録画していない)競技の試合も後からフォローできるのは改めて VOD のいいところだということを、大谷を観ながら実感(笑。

そういえばこのエントリーを書いていたところで、インプレス Car Watch に DAZN での F1 観戦についての素晴らしい取材&レビュー記事が掲載されていたので、ぜひご一読を。

2018年のF1シーズン開幕! 好評の新機能「F1 ZONE」を公開したDAZN(ダゾーン)に行ったぞーん - Car Watch

個人的には 1989 年頃からずっと川井チャンが解説する F1 に慣れ親しんできたせいか、あの甲高い声がない F1 中継にはちょっと違和感もあります(笑。
上記記事によるとオーストラリア GP では実況:サッシャ氏、解説:オグタン(小倉茂徳氏)だったようですが、バーレーンでは実況:中島秀之氏(昨年くらいまでスーパー GT やスーパーフォーミュラのテレビ解説を担当。F1 日本グランプリでは鈴鹿サーキット現地での Pit-FM 実況でもおなじみ)、解説:中野信治氏(元 F1 ドライバー)というコンビで、これまた安定感がありました。なんというか、スカパー!の解説はみんなベテランすぎて話が内輪感あるのに対して、DAZN の解説は分かりやすさ重視という印象。初心者向けにも分かりやすそうなのはもちろんですが、長年観ているファンとしてもレースの状況が的確に把握できてありがたい。DAZN の実況解説、これはこれでアリだと思うし、これに慣れたらスカパー!は聞きづらく感じそうな気がします(笑。

地上波放送があったころのフジテレビの F1 中継は、スカパー!が初心者お断りの玄人向け放送、逆に地上波は謎のイケメン推しで女性ファンを獲得しようとするなど(ロズベルグに「音速ディカプリオ」とか渾名をつけてた...)バブル期の放送から何も変わっておらず、ちゃんとファンを獲得して育てようという姿勢が感じられないのがどうかと思っていました。その結果地上波も BS 放送もなくなり、日本の F1 は昔からのファンだけがスカパー!で観るものに...という先細り傾向。それに比べると DAZN の F1 中継は地味めだけど分かりやすく、また同じ契約の中でエアレースやスーパークロスといったカテゴリも観戦できるため、他カテゴリのモータースポーツファンが横移動しやすい。定着しにくい客層を狙うのではなくちゃんと刺さる層をターゲットにしているという意味では、さすが専門配信事業者だなと感じます。カテゴリを問わず国内モータースポーツは先細りの状況ですが、DAZN と各カテゴリのメーカーやプロモーターが手を組めば、もうちょっとは盛り上げられるのではないでしょうか。個人的にはインディとスーパーフォーミュラ、スーパー GT くらいまでは網羅してもらえるとありがたいし、人にも勧めやすくなるのですが。

Amazon / Fire TV (New モデル) 4K・HDR 対応、音声認識リモコン付属

B06XTXMCHR

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2018/03/23 (Fri.)

Echo Dot: Music Unlimited と Bluetooth スピーカと

Echo Dot を買ったら、とりあえずは音楽ストリーミングの再生機器として使いたくなるわけです。

Amazon / Echo Dot (New モデル)

Echo Dot

Clova WAVE は私自身はそれほど積極的に使わなかったけど、私がいないときに家族がそれなりに LINE MUSIC の再生端末として使っていたようです。子どもが家にいるときにテレビをつけっぱなしにするよりは音楽でもかけていたほうがいいだろう、という感じで日常生活の BGM に使っていました。LINE MUSIC の半年間無料が切れてからはやや静かな生活に戻っていたわけですが、Amazon の音楽配信サービスが LINE MUSIC と遜色ないようであればそちらに乗り換えようという腹づもり。

Amazon の音楽配信サービスは三種類あり、概要は以下の通り。

  • Amazon Music: 月額利用料なしの購入型音楽配信サービス
  • Amazon Prime Music: プライム会員向けの定額聴き放題サービス。ライブラリは 100 万曲
  • Amazon Music Unlimited: プライムとは別料金の定額聴き放題サービス。ライブラリは 4,000 万曲
Echo で使うなら実質 Prime Music か Music Unlimited かの二択ということになります。一応キャリア系の d ヒッツ(docomo)やうたパス(au)にも対応しているため、邦楽中心に聴きたいならキャリア系サービスのほうが楽曲の網羅性はありそうです。

私はプライム会員ではないし、スマホや PC で利用せず Echo のみで使うのであれば Music Unlimited は ¥380/月 と格安。ただし 4,000 万曲とはいってもどんなアーティストと楽曲が含まれているかは特に説明がなく、自分に合っているかは試してみないことには判りません。Music Unlimited には他の音楽ストリーミングサービスと同様に一ヶ月間の無料体験期間があるので、その期間を利用してライブラリが気に入るかどうかを確認することができます。

Amazon Music Unlimited

以前、他社が展開していた同名の「Music Unlimited」を使っていた身としては、改めて全く違う系統の Music Unlimited を利用することには複雑な感覚がありますね(´д`)...。
ただ、Music Unlimited Echo プランの契約の仕方が PC やスマホ経由ではなく、Echo に「Alexa、Amazon Music Unlimitedに登録して」と話しかけるだけで完了するというのはなかなかスマートだと感じました。普通に PC から登録するんだと思ってちょっと探してしまいましたが。

とりあえず、ざざっといろいろ試してみた感触としては、「楽曲やアーティスト単位で指定して再生できる割合は体感で半分くらい」という感じ。宇多田ヒカルはあるけど久保田利伸はないとか、洋楽でもややマイナーなアーティストになると網羅してないとか、そんな感じ。一方で映画のサントラは(少なくとも私が試した範囲では)意外と網羅性があるようでした。さすがにないだろと思いつつ冗談で試してみた『孤独のグルメ』のサントラがかかったときは戦慄しました(笑。
感覚的には LINE MUSIC よりはライブラリの充実度が高いように思いますが、こういうのは楽曲の網羅数よりも「自分が聴きたい音楽があるかどうか」だから何とも言えません。どのストリーミングサービスも「聴きたい楽曲が全てある」という状況ではない以上、楽曲やアーティスト指定で聴くよりもジャンルやチャンネル単位で再生して聴き流す BGM 的な使い方が現時点では最適でしょうね。

しかし音楽用スピーカとしては Echo Dot はさすがに貧弱と言わざるを得ません。中域以外はでていないと言って良い、スマホの内蔵スピーカよりは多少マシという程度の音。まあそれが分かっていて、外部スピーカ利用前提のつもりで買ったから不満はないんですが、どのスピーカに繋ごうかな...と試していたときに発見したのが

Echo Dot

Clova WAVE の上に Echo Dot がピッタリはまるサイズということ(ぉ。
Echo Dot は Bluetooth スピーカを外部機器として接続することができ、Clova WAVE は逆に Bluetooth スピーカとして使うことができるので、

Echo Dot

Echo Dot に Clova WAVE をペアリングして WAVE から音を出すことだってできてしまいます(笑。
当然ながら WAVE のほうがスピーカとしてのスペックは高いので、このほうが数段良い音がでます。WAVE の頭脳の部分を全く使わないことに対する罪悪感みたいなものは残りますが(ぉ。

Echo Dot

まあ、外部スピーカを使うなら WAVE よりももう少しちゃんとした Bluetooth スピーカを使った方が満足度は高いですね。WAVE はあくまでモノラルだし。

海外では既にヤマハの MusicCast 機器が Alexa 連携に対応しているようなので、これが早く日本にも来てほしいところです。単に MusicCast 機器が Alexa スキルに対応して音声操作ができるだけなのか、Echo で受けたストリーミングミュージックを MusicCast 機器で鳴らすことまでできるのかは分かりませんが、我が家で最も音が良い環境はリビング(ヤマハ RX-A2050+B&W 704)なので、それが Alexa 連携できるようになるといろいろと捗りそう。

スキルについてはいろいろと実験のしがいがありそうなので、また追って試してみようと思います。

Amazon / Echo Dot (New モデル)

B06ZYTTC4P

投稿者 B : 23:10 | Audio | Audio & Visual | Music | コメント (0) | トラックバック

2018/03/21 (Wed.)

Amazon Echo Dot

私のところにもようやく招待状が届きました。

Amazon / Echo Dot (New モデル) (ホワイト)

Echo Dot

発売から随分時間が経ってしまい、スマートスピーカの話題も一段落した感がありますが、少なくとも Amazon Echo に関してはまだ買えていない人の方が多いようなので、今さらでも多少はネタにして良いかな。
私は先行して発売されていた Clova WAVE を試してはいたものの、Google と Amazon の日本参入以来 Clova WAVE はすっかり存在感がなくなってしまい、また先行体験版の購入特典だった LINE MUSIC の半年無料権が 2 月で切れてしまったこともあって、ここ一ヶ月ほどは置物と化していました。なので Echo が買えたらしばらく試してみてどちらを残すか決めようと思っていたのでした。

Echo Dot

パッケージはコンパクトかつシンプルながら、表面にはエンボス加工や部分コーティングが施されていて妙にお金かかってます。

Echo Dot

買ったのは最もエントリーにあたる Echo Dot。デカいスマートスピーカが何個もあってもしょうがないし、Clova WAVE と違って良い音を出したければ外部スピーカに接続するという手段が執れるし、まずはシンプルなものをということで選択。灰皿くらいの大きさしかないのでその辺に転がしておいても良いですが、WAVE のようにバッテリが入っているわけではないので、かならず電源(microUSB)が必要なのが惜しいところ。

Echo Dot

インターフェースは電源(microUSB)とアナログライン出力のみ。その気になればちゃんとしたアンプにライン接続すればそれなりの音が出せますし、Bluetooth スピーカとも接続できます。Echo シリーズの中では最もシンプルな機種ですが、意外とツブシが利きます。

電源を入れると LED がクルクル回った後「Echo アプリでセットアップしてください」というアナウンス。スマホに Echo アプリをダウンロードして、そこから初期設定を行います。

Echo Dot

Echo アプリのようこそ画面。いきなり中途半端な和英混在メッセージが表示される UI にちょっと引いてしまいました。Kindle や Fire TV が OOBE(初期設定)の UX がかなりスムーズで好感が持てたのに比べると、いかにもまだまだ未完成なデバイスという印象で、少し不安。

Echo Dot

セットアップ画面には日本未発売の Echo Tap のメニューも表示されています。Tap ってあまり話題になっていませんが、そのうち日本でも発売されるんでしょうか。

Fire TV よりは幾分面倒なセットアップを完了すると、普通に使えるようになります。

Echo Dot

Echo アプリからは Alexa との対話履歴を確認し、残しておきたくないログは削除することが可能。ログを読んでみた限りでは日本語の認識精度は Clova より全然良いし、ウェイクワード(Echo の場合は「Alexa」)へのレスポンスについても WAVE では「ビコン」という反応音を聞いた後でないとコマンドを受け付けてくれなかったのが、Echo では「Alexa、音楽をかけて」というようにほぼ繋げるような形で発話してもしっかり認識してくれる。Clova の認識率の低さとレスポンスの悪さに辟易気味だったので、このストレスがないだけでも使おうという気にさせてくれます。

Echo Dot

Echo の売りの一つがサードパーティ製の機能を利用できる「スキル」。日本向けのスキルはまだまだ多くはない状況ですが、これについては今後ぼちぼち使っていくつもり。

Echo Dot

とりあえず今日届いてセットアップし、基本的な機能を触ってみた程度なので、これからいろいろ実験しようかと。Clova WAVE よりは使い物になりそうな感触があるので、どれくらい日常的に役立ってくれるか見極めようと思います。

Amazon / Echo Dot (New モデル)

B06ZYTTC4P

投稿者 B : 23:18 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2018/03/16 (Fri.)

やっぱり良さげな BenQ HT2550

【西川善司の大画面☆マニア】20万円を切る4K/HDRプロジェクタ登場! BenQ「HT2550」のリアル4K的実力-AV Watch
BenQ / ホームシネマプロジェクター HT2550

B078ZZSWPS

発表以来ずっと気になっていて、何人かの方から「買わないの?買うんでしょ?」的に言われている BenQ の 4K プロジェクタ HT2550。拘らなければ 65inch の 4K テレビが 20 万円そこそこから買えてしまう時代にあって民生用プロジェクタはもはや絶滅危惧種なのか、発売後もなかなかレビュー記事が増えてきませんでした。が、ここにきてようやく AV Watch 西川善司氏の連載『大画面☆マニア』で詳細なレビューが掲載されました。西川氏のプロジェクターレビュー、かなり詳細でありながら自分の環境での実使用に適しているかどうかという観点でも判断材料にしやすくて、私は昔から信頼を置いています。

最も気になっていた「全画素ずらしによるリアル(?)4K」の画質に関しては、少なくとも UHD BD などの映像作品を観る分には(この価格帯として)十分に満足できそう。いっぽうで、製品のコアとなる DLP パネル以外の部分についてはコストを重視した大胆な割り切りのもと企画されているようで、よく言えば一点豪華主義、ネガティブに言えばアンバランスな製品であるとも言えます。ズームもフォーカスも手動、ズーム倍率はさほど高くなく、レンズシフト機能もなし。また映像が光軸に対して上にオフセット投写される仕様と、やや大きめというファンノイズも気になるところ。設置の自由度は決して高くないため、設置環境にズバリ適合すれば非常にお買い得だけど、その条件から外れるとやや扱いづらそうではあります。

そういう意味で言えば、HT2550 よりも 10 万円高くなるけど Optoma の『UHD60』は 1.6x のズームレンズとレンズシフトを搭載し、かつ高輝度 3,000lm のランプ、および 2,716×1,528 の二倍速駆動 DLP による 4K 対応など、HT2550 で物足りない部分を一通りカバーしているんですよね。1.5 倍の価格は悩ましいですが、設置しづらい環境に HT2550 を強引に導入するよりも、ちょっとがんばって UHD60 を買った方が納得感はあるのではないかとも思います。HT2550 も、トライ&バイ(購入前に自宅環境で試せる仕組み)があればもっとハードルが下がるんだろうけどなー。

ともあれ一度実機の映像を見てみないことには判断つかないので、時間を見つけてアバックあたりに行ってこようと思います。

投稿者 B : 21:55 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2018/02/24 (Sat.)

Amazon Fire TV

Amazon の J リーグ開幕セールに乗っかって、Fire TV を購入しました。

Amazon / Fire TV (New モデル) 4K・HDR 対応、音声認識リモコン付属

Fire TV

先日 DAZN for docomo を契約して、今シーズンのモータースポーツは DAZN で観ることに決めましたが、再生デバイスは PS4...でもいいんだけど、もっとシンプルに Fire TV にしようかなあ、と考えていました。そこにちょうど良い具合にセールが始まったので、すかさず購入。本来 ¥8,980 のところがキャンペーンで ¥7,480 になり、さらに DAZN ユーザーであれば 1 ヶ月分の無料コードがもらえるので(キャンペーンサイト上では最大 2 ヶ月と記載されていますが、1 ヶ月分はもともと DAZN の初回契約時についてくる無料分なので注意)実質 ¥6,500 で買えたことになります。まあ我が家のテレビは 4K・HDR に対応していないので、もともと安い Fire TV Stick でも十分なんですが、それはそれ。

Fire TV を発注する際に、いつもの感覚で画面表示をよく見ずにクリックして進めていったところ、途中に Amazon プライムに入会させるダイアログが挟まっていたらしく、プライム契約されてしまいました(;´Д`)ヾ。最近の Amazon はこうやってプライムなりフレッシュなりに契約させようとしてくるのが本当にいやらしい。こういうのが続くから最近はもう Amazon よりもヨドバシ・ドット・コムで買い物をすることが増えているわけです。
契約してしまった Amazon プライムは、とりあえず 1 ヶ月後に更新終了するように設定して、この 1 ヶ月間はできるだけモトを取るように使い倒そうと思います。Fire TV のおかげでプライム・ビデオの見放題も扱いやすくなるし。

Fire TV

テレビに Fire TV を接続して Wi-Fi を接続し、Amazon アカウントを入力するだけでサクッとセットアップ完了。Amazon のハードウェアはセットアップが簡便なのがイイ。

ホーム画面のデザインは Android TV なんかとほぼ同じで、特に迷うこともありません。
「次に観る」のところに、以前 PS4 の Amazon ビデオアプリで観ていたガルパンが表示されているのが、全てがユーザーアカウントベースで動いている Amazon らしい作り。

Fire TV

ホーム画面から探っていくと、例えば『孤独のグルメ』は Amazon ビデオだけから探すのかと思ったら、「シーズン 6 エピソード 1」が二つ表示されているじゃないですか。何かと思ったら、片方はプライム・ビデオのもの、もう一方はプリインストールされている Netflix のものでした。つまりホーム画面から各種 VOD サービスを横串で扱えるということですね。Android TV(最近のバージョンは触ったことがないので、2~3 年前の状況しか知りませんが)では基本的にアプリ(サービス)単位での表示しかできなかったはずなので、これは便利かも。まあ複数の VOD サービスを契約する人は多くないとは思いますが。

Fire TV

DAZN アプリのほうは見た目も使い勝手も PS4 アプリと同じで、特に戸惑うこともなし。もうちょっと違ってもいいんじゃないという気もしますが(笑。

観るだけなら PS4 でもできることは同じですが、スリープからの復帰時間が PS4 よりも Fire TV のほうが短いし消費電力も低いので、日常的に使うなら Fire TV のほうが使いやすい。

Fire TV

ちょっと悩ましいのが機能制限。Fire TV は家族にも使わせようかと思っているんですが、子どもに勝手にコンテンツ購入されると困るので機能制限をつけようと思ったのですが、PIN の入力が面倒。しかもかなりイチイチ PIN を求めてくるので自分自身が使いにくくなってしまって、どうしようかと思っています(しかも入力した PIN がモロに画面表示されるので、子どもと一緒に使っているときに入力できないし)。とりあえずペアレンタルコントロールとコンテンツ購入制限だけつけて、あとは制限なしにして様子を見ることにしました。
あとは根本的に我が家のテレビの HDMI 入力が少ないのがそろそろ辛くなってきたなー。既に HDMI セレクタが 2 台ぶら下がっている状況だし、HDMI 入力が 8 個くらいついているテレビが欲しい(笑。

ともあれ、これで来月の F1 開幕を迎える準備ができました。
Fire TV のキャンペーンは明日 2/25 まで。

Amazon / Fire TV (New モデル) 4K・HDR 対応、音声認識リモコン付属

B06XTXMCHR

投稿者 B : 22:50 | Audio & Visual | Visual | コメント (4) | トラックバック

2018/02/14 (Wed.)

BenQ HT2550 が気になっています

年末の発表時から気になっていた BenQ の低価格 4K プロジェクタ「HT2550」が一昨日発売されました。

20万円を切る4K/HDRプロジェクタ。ベンキュー「HT2550」は「ゲームチェンジャー」 - AV Watch
BenQ "20万円切り"4K/HDR DLPプロジェクター「HT2550」の実力をチェックした (1/3) - PHILE WEB

今年こそプロジェクタを買い換えたい、けど予算的には 20 万円以下で何とか...と思っていたところに突如として発表された HT2550。しかも発表時点での予想価格から少し値下げして、最初から 20 万円を切る価格帯での発売とはかなり攻めています。4K で 20 万円以下というのは現時点では競合が全くありませんからね。

BenQ / ホームシネマプロジェクター HT2550

B078ZZSWPS

しかし引っかかるのが実際のスペック。発表当初は 4K(3,840×2,160)の DLP パネルを搭載したプロジェクタということしか発表されていませんでしたが、実際には 2K(1,920×1,080)パネルを 4 倍速駆動して 4K 表示に対応するという、いわゆる「擬似 4K」であることが発売タイミングになって明らかになりました(TI の DLP デバイスのスペックを調べれば判ることではあったかもしれませんが)。
考えてみれば最新のネイティブ 4K DLP を搭載したプロジェクタがいきなり 20 万円以下で買えるというのはちょっとあり得ない話ではあるんですが、期待が高かっただけに少し残念です。先に発売されているエプソン「EH-TW8300」も 2K パネルの倍速駆動画素ずらしによる擬似 4K 表示に対応していましたが、こちらは 2K プロジェクタとしては素晴らしいけど擬似 はそれなりという評価のようです。HT2550 の場合は 4 倍速で 4K の全ピクセルを描写しているため 4K 表示の精細さは TW8300 よりも期待できますが、そのぶん輝度やコントラストに副作用が出るのではないかとも思います。

まあ、4K 対応プロジェクタと言っても 4K パネルを搭載した製品はまだまだ高価で、最も安いのがソニーの VPL-VW245(実売 50 万円前後)。30 万円台の BenQ 「HT8050」や Optoma「UHD60」は 2,716×1,528 の DLP パネルを倍速駆動して 4K 表示させているということなので、普及価格帯のモデルはまだまだそういう手法に頼らざるを得ないということでしょう。解像感と発色やコントラストが十分両立できていればネイティブ 4K パネルにこだわる必要もないとは思いつつも、プロジェクタはテレビとは違って比較視聴できる場が限られているのが難しい。BenQ も Optoma もヨドバシやビックではほとんど扱いがなく、BenQ の展示はアバックくらいでしかやっていないし、Optoma に至ってはほとんど実機を確認できないに等しい。こればっかりは実機を見ずに購入するのが怖いので、とりあえず秋葉原か横浜のアバックにでも行ってくるかなあ...。

投稿者 B : 23:55 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2018/02/03 (Sat.)

DAZN for docomo を契約

昨年の F1 シーズン終盤に、来季はスカパー!ではなく DAZN で観戦しようと考えていましたが、F1 開幕に先だって DAZN を契約しました。

というのも、今年はレッドブルエアレースのライブ配信を DAZN が独占で行うことになったから。NHK BS は録画放送で、構成もさることながら能勢雄一さんの解説や辻よしなりさんのリポート含めとても良いんですが、時差があるので先に SNS で結果を目にしてしまうのが辛い。結局昨シーズンは公式のネット配信で観戦していました。それでも昨年までの二週間遅れ放送から、室屋がチャンピオンを獲得したことで当日夜の時差放送にしてきたのは立派だと思いますが。
DAZN のライブ配信権取得に伴って昨年まで無料ライブ中継していた RedBull 公式でのネット配信は日本向けには行われなくなり、予選まで含めてライブ観戦するには今季は DAZN を契約するしか選択肢がなくなってしまいました。海外では引き続き RedBull 公式での無料ネット配信をやっているようなので、日本でライブ中継を見たかったら DAZN に金払え、というやり方はちょっと横暴ではないかと思います。

とはいえ、いずれにせよ F1 のために DAZN を契約するつもりだった私としては、コスト的には影響ありません。docomo ユーザーの特権を行使して、DAZN for docomo(¥980/月)をオンライン契約しました。

DAZN for docomo

メインの視聴端末としては PS4 を使います。DAZN は当初は PS4 アプリが提供されていませんでしたが、昨年 8 月に PS4 に正式対応していたようです。
以前買った BD/TV マルチリモコンを使えば、完全にセットトップボックス感覚で操作できます。

DAZN for docomo

DAZN アプリを起動すると、DAZN 直契約のアカウントか DAZN for docomo の d アカウントかを入力します。
DAZN for docomo の場合は、PC/スマホ/タブレットで DAZN の Web サイトにアクセスして、この次の画面で表示されるシリアルコードを入力すると自動的に認証され使用開始できました。リモコンでチマチマパスワードを入力するよりもラクで良いですね。

DAZN for docomo

UI は現代の SVOD サービスとしてはごく標準的。去年 Android 版とブラウザ版では試してみましたが、やっぱりテレビ画面でリモコン操作するほうがテレビの視聴体験としては馴染みます。

なお、エアレースの中継自体は RedBull 公式の映像を再配信しているだけのようなので、実況も全て英語。まあ日本語解説がなくても十分楽しめるコンテンツではあります。

DAZN for docomo

画質的にはこれ本当に 1080p?720p じゃないの?という解像感。まあ昨年の RedBull 公式配信を PC で観ていたときもこんな感じでしたが(↑の写真はテレビ画面を撮影したものなので、本来の画質が再現しきれていません)。
ただ昨年 F1 を視聴したときに気になっていたパラパラ感が今回はそれほど気になりませんでした。DAZN はフレームレートが 25p での配信と聞いていましたが、これはテレビ側でのフレーム補完で多少見やすくなっているということですかね?

...と思いながら室屋選手を応援していたら、

DAZN for docomo

マジかー!!!!!

まさかの室屋選手の予選アタック中に配信がダウン。
現チャンピオンのシーズン初のアタックにアクセスが集中したのか?と思いましたが、後から巻き戻し再生しても該当部分だけ落ちていたので、配信サーバ側ではなく公式映像→DAZN 間のネットワークにトラブルがあったようです。そういえば昨年は J リーグの中継でもトラブルが多発したようですが、やはり信頼性と安定性に関してはまだまだなんですかね...。

DAZN for docomo

配信は数分で復帰しましたが、室屋のアタック二本目の半分くらいは観れませんでした(泣
画面右上にはデバッグ用らしきコードが表示されていますね...。

DAZN for docomo

他には F1 の昨シーズンのダイジェスト映像が配信されていたので、念のため開幕に先立ってどれくらいの画質で視聴できるかもチェックしてみました。
スカパー!での放送と比べると解像感は若干落ちますが、これならまあ許容範囲かなというレベル。あとは昨年観たときの不満点がどの程度改善されているかと解説陣の顔ぶれですかね。

DAZN for docomo

あと何気なくザッピングしていたら、モトクロスの AMA スーパークロス(全米のモトクロス選手権)が配信されてるじゃないですか!写真撮影をきっかけに少しずつモトクロスにハマっている俺得コンテンツ。これで MXGP(ヨーロッパを中心とした世界選手権)もカバーしてくれれば完璧なんですが。
他にモータースポーツカテゴリとしては、F2(旧 GP2)や GP3 も配信しているようです。テレビ放送に比べていろいろと不満や不安はあるにせよ、コンテンツが集まってくればモータースポーツの視聴プラットフォームとして満足度の高いサービスになってきそうな予感。できればスーパーフォーミュラ、スーパー GT、インディカーあたりも網羅してほしいんですが、国内レースは需要が狭すぎますかね...?

HORI / BD/TV マルチリモコン for PlayStation 4

B01ERA93TM

投稿者 B : 21:00 | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2018/01/05 (Fri.)

トリプルコンフォート vs COMPLY:イヤーピース比較

Bluetooth 化した XBA-N3 ですが、先日首からぶら下げている間に片方のイヤーピースを紛失してしまいました。ドライバユニットを紛失したのでなくてまあ良かったわけですが、使わずにぶら下げているときにケーブルが長すぎてプラプラしてしまうのはちょっと気になっていました。その点、イヤホン一体型である WI-1000Xicon はネックバンドの途中からケーブルが分岐するデザインになっていて、後発品だけにそのあたりはよく考えられているなあ...と感心します。

さておき補充のトリプルコンフォートイヤーピースを量販店で買ってきたわけですが、どうせならこの際に COMPLY と聴き比べてみようと思い立ち、COMPLY も一緒に買ってみました。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50Micon
COMPLY / Ts-200 M サイズ (ブラック)

COMPLY Ts-200

COMPLY は AKG N30 で使っている Tsx-500 がイイ感じだったので、XBA-N3 にももしかしたら純正よりイイんじゃない?というのは気になっていました。
ソニー製イヤホンに適合するのは 200 番台。XBA-N3 にはイヤホン側に耳垢ガードを兼ねたフィルタがついているので、イヤーピース側には耳垢ガードがない Ts-200 を選択。とりあえずのお試し用だから 2 個セットで安く上げました。

COMPLY Ts-200

COMPLY は形状別にいろんなバージョンがありますが、一般的なカナル型イヤホンの標準イヤーピースに形状の近い「アジアンフィット(Ts)」系が違和感なく使えるんじゃないかと。
低反発ウレタン製で、耳栓のようにイヤーピースを指先で潰してから耳に挿入し、ジワジワ復元して耳穴にフィットしたら装着完了です。

COMPLY Ts-200

XBA-N3 に装着してトリプルコンフォートイヤーピースと聴き比べてみました。

AKG N30 では標準のイヤーピースとは明らかに音が変わり、標準イヤーピースでは抜けてしまっていた中高域がしっかり鼓膜に届くようになって大満足でしたが、トリコン(トリプルコンフォートイヤーピース)も密閉型のイヤーピースなだけあって、COMPLY とは似た傾向。トリコンのほうが高域がダイレクトに耳に入ってくるのに対して、COMPLY では高音が抑えめになります。BA ドライバらしい高音の解像感を楽しみたければトリコン、全体的な音のまとまり重視なら COMPLY、という感じでしょうか。ここは完全に好みの領域だと思いますが、個人的には XBA-N3 の高域はちょっと押し出しが強いと感じているので COMPLY のほうがやや好みかなあ。器楽系の楽曲メインならトリコンのほうが良いかもしれません。
低音と遮音性に関しては COMPLY のほうが良いかと思いきや、トリコンもかなり健闘していてそれほど差は大きくないと感じます。また COMPLY は装着時に若干圧迫感があるのと、数ヶ月の使用で劣化して密閉性が落ちてくるため定期的な交換が必須なのに対して、トリコンは COMPLY ほどは圧迫感がなく耐久性もあるので、扱いやすさという点ではトリコンに軍配が上がります。

どちらも一長一短で一概にどちらが良いとは断言できませんが、XBA-N3 の音のバランスを整えてくれる COMPLY はけっこう気に入ったので、当面 COMPLY で常用しようと思います。でもこれが劣化したらトリコンに戻してしまうかもしれません(笑。

ソニー / トリプルコンフォートイヤーピース M サイズ EP-TC50M

B01M1D31EC

COMPLY / Ts-200 M サイズ

B01GDJNCBA

投稿者 B : 23:20 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/12/22 (Fri.)

Acoustune HS1551

Acoustune ブランドのカナル型イヤホンを試す機会があったので、試聴してみました。

Acoustune / HS1551 CU (バーガンディ×ゴールド)

Acoustune HS1551

Acoustune(アコースチューン)というブランドは初めて知りましたが、香港発のポータブル系新興オーディオブランドのようですね。香港とはいっても製品設計は日本で行っているようです。まあ、現代では欧州の老舗オーディオブランドであっても製品開発拠点が中国にあったりするし、深センあたりからは新興オーディオブランドがどんどん出てきて日本でも普通に売られていたりするので、今や抵抗感はありません。
この HS1551 は e イヤホンのレビューでかなり高評価を得ているようですし、既に知る人ぞ知るブランドになりつつあるようです。

Acoustune HS1551

まず目につくのがこのインパクトあるデザイン。「中二病全開」と言いたくなるようなメカメカしさを放っています(笑。
外装はハウジングがアルミ、チャンバー(ドライバユニットが収まっている金色の金属パーツ)が真鍮製になっていて、このハイブリッド構造が音質に影響しているとのこと。

イヤーピースは特段遮音性に配慮したものではありませんが、普段使いには必要十分な遮音性があると感じました。

Acoustune HS1551

真鍮製チャンバーの先端にはローレットが刻まれていますが、別に回転はしません(笑。装着すると耳からネジが出ているように見えるので、なんかフランケン感あるなあ...と思ったけどよく考えたらフランケンシュタインは首からボルトが出ているだけで、耳からは出てなかった。

金属感を前面に出したデザインという点では Campfire Audio とイメージが近いですが、鮮烈な赤×金というここまで自己主張のあるイヤホンはそうそう見かけません。むしろガンメタあたりの落ち着いた色にしてほしい気もします(汗。

Acoustune HS1551

ケーブルは当然 MMCX 準拠。ビニール皮膜のぶっといスパイラルケーブルで正直取り回しは良くありません。が、これがまたリケーブルの必要性を感じないほど音が良いケーブルで、これが最初からついてくるなら十分だと思います。

Acoustune HS1551

革製のキャリングケースが付属。ケーブルタイまで革製のがついていてこだわりを感じますが、使い勝手重視の人向けにベルクロタイプのタイまでついてきます。
ついでに言うと(写真は撮りませんでしたが)外箱がアルミ製のハードキャリングケースを兼ねていて、そういう部分にもコストがかかっています。

Acoustune HS1551

この HS1551 ですが、驚くことにダイナミックドライバ一発構成になっています。マルチ BA+ダイナミックのハイブリッド型全盛のハイレゾ時代にあって、かなり挑戦的な商品性。私はダイナミックドライバの深い響きは好きですが、いくら何でも 5 万円のイヤホンにイマドキダイナミック一発はないんじゃないか、という先入観がありました。

が、音を聴いてみていかにその考えが間違っていたかを痛感。十分すぎるほど量感のある低音に、高音についても(少なくとも可聴域については)BA ドライバにも負けないくらいによく伸びる。真鍮製チャンバーの恩恵かすごく艶を感じる高音で、金管楽器やピアノ、バイオリンの高音はもちろんのこと女性ヴォーカルも実に心地良い。自分の手持ちのイヤホンは(価格帯が違うから当然ですが)どれも勝てないくらいに気持ちの良い音だと感じました。例えば XBA-N3 は全体的には気に入っているけど何かが微妙に不満で、今まではそれが何なのか言語化できていなかったのですが、HS1551 と比べてみて「高音の響きが乾いている」ことが不満だったことが浮き彫りになりました。HS1551 のしっとりと響く高音に比べて、XBA-N3 の BA ドライバが鳴らす高音は少しカサカサしている。その違いが聴いているときの気持ち良さの違いを生んでいるのだと感じます。

HS1551 はモニターライクとはお世辞にも言い難い音で、音楽をかなり脚色する感覚があります。低音はしっかり鳴らすし高域もよく響く。またカナル型とは思えないほど音場感があり、ソースによっては耳の外側の空間で鳴っているのを感じます。分析的に音を聴くのには向かないけど、ホールにいるような気分でゆったりと音に浸れるイヤホンだと思います。
5 万円といったら私が今まで買ったイヤホンのどれよりも高価で、おいそれと買えるものではありませんが、これはちょっと無理してでも買いたくなりました。がんばってお金貯めようかなあ...。

投稿者 B : 23:51 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/12/21 (Thu.)

BenQ HT2550

ベンキュー、約22万円の4K/HDRホームプロジェクタ「HT2550」 - AV Watch

BenQ HT2550

今年は買えないけど来年はなんとかがんばって買いたいホームシアタープロジェクタ、今のところなら 2K モデルだけどエプソンの EH-TW5650 が価格性能比で最強でしょうと思っていたのですが、それを凌駕する製品が BenQ から出てしまいました。リアル 4K 対応で 22 万円、というのは今までで最安クラスじゃないですかね。

プロジェクタ選びで重要なのは (1)パネル (2)ランプ (3)レンズ (4)画作り の四点と言って良いでしょう。パネルに関しては、BenQ のプロジェクタは Texus Instruments 社の DLP 素子を搭載しており、他社の DLP プロジェクタと素性は同じ。ランプとレンズに関しても、以前二度ほどレビューしてみた感触では、短焦点レンズモデルでもない限りはソツのない印象。画作りは、プリセットで満足して使う分には必要十分ではあるのですが、メーカーが公式に提供している情報が少なすぎて何をどういじれば良いのかが分かりづらく、そこだけが惜しいという感じでした。言い換えれば基本の部分はしっかりしているので、この価格帯で初めて 4K パネルを搭載してきたモデルとしては、十分期待できる製品に仕上がっていそうです。
不安要素があるとすれば動作音ですかね。エコノミーモードで 29dB、標準モードで 33dB というのはイマドキちょっとうるさいです。コンパクトなホームシアタープロジェクタで 4K の画像処理に伴う発熱を捌こうとすれば無理もない話なのかもしれませんが。

このモデルをきっかけに他社からもネイティブ 4K プロジェクタの低価格化がいよいよ始まりそうですが、私の懐事情では 20 万円を超えるプロジェクタをポンと買うのはちょっと難しい。ソニーもエプソンも仮に出してきても当面 30 万円を大きく切ることはないと思うので、この HT2550 が現実的な選択肢になるんじゃないかと思います。
できれば一度レビューしてみたいんですが、BenQ は最近はもうモノフェローズ向けのレビュー企画をやっていないようなんですよね。まあ改めてレビューズに登録してみても良いんですが...。

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2017/12/12 (Tue.)

Sony MUC-M2BT1

先日 AKG N30 のリケーブルはいったん保留にしましたが、それでもポータブルオーディオ環境をもう少し快適にしてやりたい気持ちはあって、これに手を出しました。

ソニー / ワイヤレスオーディオレシーバー MUC-M2BT1icon

MUC-M2BT1

ソニーの MMCX イヤホン Bluetooth 化アダプタです。これ初代モデルが出たときからずっと気にはなっていたんですが、他社の後発品でこれを超えたものがなかなか出てこないので、今さらながら購入。

というのも、ウォークマンを有線で聴くためのイヤホンとしてはやっぱり AKG N30+COMPLY が好みに感じて、XBA-N3 も悪くないんだけど使用頻度が下がりがち。では AKG N30 をリケーブルする代わりに XBA-N3 ワイヤレス化すれば使い分けできるんじゃないかという発想です。
ソニーからは純正で XBA-N1 をノイキャン&ワイヤレス化したような「WI-1000X」というモデルが発売されていてこちらも評判が良いようですが、今回は XBA-N3 を再活用することが目的だったので見送りました。

Bluetooth イヤホンという意味では左右独立型の「WF-1000X」も出ていますが、バッテリ駆動時間がまだまだ短いことと、対応コーデックが SBC/AAC のみという点が物足りなかったためスルー。左右独立型だと基本的に両耳側にプロセッサと DAC を内蔵しなくてはならず、おそらく現行世代のプロセッサではまだ消費電力的に搭載が難しかったのだろうと思います。左右独立型の元祖 EARIN が出てから各社急ごしらえで競合品を作ってきた部分があり、プロセッサの開発周期(スマホと違って家電系のプロセッサは数年サイクルでの開発になることがほとんど)と製品の発売タイミングが合っていないのでしょう。個人的な読みとしては、早ければ来年のモデルチェンジでプロセッサを刷新し、LDAC に対応してくるんじゃないかと睨んでいるので、とりあえずそれ待ち。
というのもあって、今あえて昨年モデルである MUC-M2BT1 に XBA-N3 を組み合わせるという選択をしました。

MUC-M2BT1

MUC-M2BT1 のイヤホン側端子はオーソドックスな MMCX コネクタ。ソニーの XBA シリーズはもちろんのこと、Shure も普通に装着できました。が、AKG N30 だけはコネクタカバーの形状が特殊なせいで使えず...AKG はなぜこの機種だけこんな妙な仕様にしたんでしょうか(´д`)。これさえなければものすごく遊び甲斐のあるイヤホンになったはずなのに。

ケーブル長には少し余裕があるのでシュアー掛けにも対応は可能です。針金等は入っていないため安定はしませんが、サードパーティ製のイヤーフック等を買えばいけるのでは。

MUC-M2BT1

肩掛け部にはバッテリと通信モジュール/DAC、操作ボタン等が集約されています。ボタンは電源兼再生と音量+-のみ。電源ボタンが再生/停止を兼ねるのはまあいいんですが、音量+-が長押しで曲送り/曲戻しを兼ねるというのはちょっと扱いづらい。結局ポケットに入れているウォークマンに手を伸ばしたほうが早くかつ直感的に操作できてしまいます。

MUC-M2BT1

本体右側には NFC があり、機器をタッチするだけでペアリングできるのは最近のソニー製品のスタンダード。ただ NFC の位置が微妙で、これを首に掛けたまま NFC タッチでペアリングするのは至難の業。いったん首から外した方が早いです(´д`)。MDR-1000X のように左耳に NFC 機器を押し当てればペアリング完了、という分かりやすさはちょっとありません。
またウォークマン(NW-A30)との組み合わせでは、ペアリングしてあっても MUC-M2BT1 の電源オン後に NW-A30 の電源を入れても自動再接続はしてくれないようで(?)NW-A30 の電源を入れてから MUC-M2BT1 の電源を入れてやる必要がある模様。

ちなみに Bluetooth のマルチポイント接続にも当然対応していて、音楽再生はウォークマンを使いながらスマホのハンズフリー待受にも使えるのはやはり便利です。まあ最近は仕事以外で音声通話なんてほとんどしなくなりましたが。

MUC-M2BT1

充電は microUSB。簡易防滴のためかゴム製の蓋がついていますが、こういう蓋って長年使っているうちにちゃんと閉まらなくなりがちなんですよね。ここはスマホ同様のキャップレス防水にしてほしかったところ(そもそも M2BT1 自体が防水対応製品ではありませんが...)。

MUC-M2BT1

付属品はキャリングポーチと microUSB アダプタ(USB-AC アダプタはなし)。
私はこういうヘッドホン付属のポーチって滅多に使わないんですが、MUC-M2BT1 は表面の仕上げ的に割と簡単に擦り傷がつきそうな感じなので、ポーチに入れて持ち運びたいところ。でも M2BT1 って Westone や Shure の Bluetooth アダプタと違ってそもそもが嵩張りがちなデザインなので、ポーチに入れるとさらに嵩張るんですよね。

MUC-M2BT1

音質に関しては、LDAC が使えるだけあって期待通りの音。MDR-1000X 同様に「静かな環境で有線接続と比較するとさすがに違いは分かるけど、外出先ならそれほど気にならないレベルで高音質だし、音質の差よりもワイヤレスの恩恵のほうが大きい」というものです。音のキャラクターについても純正の Bluetooth アダプタだけあって、XBA-N3 付属のアンバランスケーブルと似た傾向で、違和感はありません。これなら純正ケーブルを Bluetooth 化するのに大きな不満はないと言えます。
もう一週間ほど使ってみていますが、今のところ混んだ電車内でも音切れっぽい症状が出たのはせいぜい一度くらい。接続安定性も十分だと思います。

左右独立型イヤホンとは違って完全ワイヤレスとはいきませんが、少なくともポケットからイヤホンケーブルが延びていないというのは改めて快適ですね。MDR-1000X を買ったときにも感じましたが、自分が振り返ったときにケーブルに引っ張られたり、電車内で他の人の荷物にケーブルが引っかかったり、そういうプチストレスが今まで想像以上に不快だったということに、ケーブルがなくなることでようやく気づきました。これを一度味わうともうケーブルつきのイヤホン/ヘッドホンには戻れないと思います。

不満があるとすれば、公称約 7.5 時間というバッテリ駆動時間はまだまだ短い、というところでしょうね。スリープ状態でも Bluetooth のコネクション維持(スマホのハンズフリー待受が原因?)にバッテリをジワジワ食われているようで、二日間無充電で使っていて、音楽再生はトータルで 2 時間ほどしか使っていないのに帰り際に使おうと思ったら電池が切れていた、ということがありました。日々使うならば、基本的には毎日充電するか、音楽再生を切るときには原則 M2BT1 をスリープではなく電源オフにする、という運用が良さそうです。

それにしてもこれ快適すぎて、音質自体は AKG N30 のほうが好みなのに、M2BT1 を買ってからは XBA-N3 ばかり使ってしまっています。これは買って良かった。

ソニー / ワイヤレスオーディオレシーバー MUC-M2BT1

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2017/11/16 (Thu.)

AKG N30 のリケーブルに悩む

イヤーピースを COMPLY に換装した AKG N30 ですが、とても気に入っています。解像度はありつつも高音がマイルドなのでソニー XBA-N3 よりもバランス的には好みな感じ。でも素性の良いイヤホンだけにリケーブルしたらもっとポテンシャルを引き出せるんじゃね?と思うんですが、

AKG N30

悩ましいのが N30 の MMCX コネクタ部分。端子形状自体は確かに MMCX なんですが、イヤホン側のコネクタがやや奥まったところにあるため、ケーブルとの相性があります。いや、むしろ使えるケーブルの方が少ないと言って良いでしょう。私が持っている MMCX ケーブルでは、Shure SE215SPE の付属ケーブル、ソニー XBA-N3 の付属ケーブル、NOBUNAGA Labs 鬼丸改、いずれも形状が合わず装着できませんでした。
上位機種の N40 の MMCX は特殊コネクタになっていないようなので、何故 N30 だけこうなっているのかはよく解りません。リケーブルして好みの音を追求したければ N40 のほうが良さそうですね。

とはいえ AKG では純正のリケーブルを二種類発売しています。3.5mm アンバランス端子の「CN120-3.5」と、2.5mm バランス端子の「CN120-2.5」。しかしユーザー数が少ないのか、検索してもレビューがほとんど出てこないんですよね。e イヤホンに試聴機があるということで、聴きに行ってきました。視聴したのはアンバランス端子モデルのほう。
CN120-3.5 は N30 の付属ケーブルと比べると、基本的な音のキャラクターは同じながら、より解像度が高くて音のひとつひとつが明瞭な感じ。しかし劇的に違うか?と言われれば、少なくとも街中や電車の中では差は分からないかもなあ、というレベル。バランス端子モデルだともっと明確に違うのかもしれませんが、私の使い方(ウォークマン A35 にアンバランス端子直結で、外出先でのみ使用)では 1 万円以上の値段に見合う差ではない印象です。もっと音の方向性が変わるなら分かりやすかったんですが、元々バランスの良い N30 の音をブラッシュアップする方向で、静かな環境での使用がメインならアリかな。ただ、このケーブルを XBA-N3 につけてみると N3 付属ケーブルよりもスッキリまとまりのいい音になったと感じたので、CN120-3.5 自体はオールラウンダーとして素性の良いリケーブルではあると思います。

とりあえず私の今の使い方なら標準ケーブル+COMPLY+REFERENCE フィルタがコストも含めベストバランスだという結論になりました。リケーブルでいろいろ楽しみたかったのでちょっと残念ではありますが(笑。
代わりに XBA-N3 のほうのケーブルをいじりたくなってきてしまったのですが、それはまた別の話。

AKG / N30

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2017/11/14 (Tue.)

改めて DAZN への移行を検討中

先日 F1 ブラジル GP を観戦したときのこと。テレビが使えなかったので、タブレットで観るか...BD レコーダから DLNA で観ても良いんだけど、せっかくスカパー!を契約していることだし、久しぶりにスカパー!オンデマンドを使おう、と思ってアプリを起ち上げたら

フジテレビ NEXT

オンデマンドの番組表に F1 がない!
チャンネルを選択してみても「放送休止中」になっているし。

以前、出張や旅行と F1 が重なったときはスカパー!オンデマンドを使って観戦していたのですが、そういえば今年はこれまで試していませんでした。そうか、配信サービスとしては今年 DAZN が放映権を取得したので、スカパー!(というかフジテレビ)はテレビ放映権は持っているけど VOD に再送信する権利はなくなっちゃったんですね...。

これは改めて F1 視聴環境をスカパー!から DAZN に移行検討するタイミングが来たかな、と考えています。先日 BD レコーダを買い換えてようやく外出先からでも自宅の録画番組が観れるようにはなりましたが、あくまで録画番組が観れるだけでライブ番組は録画完了するまで見られず、「外出先だけどリアルタイムで録画番組が観たい」というニーズに対する解にならないんですよね。これまではスカパー!オンデマンドがそこを補完してくれていましたが、もう F1 はオンデマンドで観られないし。
一方で DAZN のほうは、以前試用したときにはもうちょっと改善してほしいと思ったけど、視聴環境については夏に PS4 対応も果たし、少しずつ整ってきている印象があります。とにかく契約さえしていればマルチデバイスで使えるというのは現代的だし、契約した B-CAS カードの存在に縛られる CS 放送はそろそろ過去の遺物だよなあ...とも思います。半年前のインタビューによるとスカパー!側も通信とのハイブリッドを目指しているようですが、いかんせん動きが遅くてコンテンツを VOD 事業者に奪われていっている状況。そろそろ移行のしどきだろうな、と。

とりあえず今季の F1 もあと一戦なのでこのままスカパー!で観ますが、来シーズン開幕直前に DAZN for docomo を契約して、PS4 を視聴デバイスにしようかと考えています。この際だから Fire TV Stick あたりを導入してシンプルに使う、でも良いんですけど。

Amazon / Fire TV Stick

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2017/11/08 (Wed.)

Amazon Echo 日本上陸

Amazonのスマートスピーカー「Echo」は11,980円。Alexa日本上陸。380円の音楽配信も - AV Watch
Amazon / Echo

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スマートスピーカの本命ともいえる「Amazon Echo」がついに日本上陸しました。先月の Google Home、Clova WAVE 製品版から遅れること一ヶ月あまり、国内でもいよいよ本格的な競争が始まります。
Amazon Echo は日本でこそ最後発ながら、ニュースや天気などの日常の情報検索機能、ストリーミングミュージック対応、家電のリモコン操作(別売機器が必要)などスマートスピーカとして基本的な機能は完備。まあアメリカでは一年以上前から発売済みであることを考えれば、あとはローカライズの問題だけだったとはいえ(その日本語対応には苦労していたらしい、という噂も聞きますが)抜かりはありません。それ以上に、国内発表と同時に多数のサードパーティから拡張機能である「Skill」が発表され、最初から他社製品を凌ぐ多彩な機能やサービスが使えるのが強み。

例えば Clova WAVE が現時点で Echo より明らかに優れている点といえば、彼らの本業である LINE との連携ができるという点でしょうか。逆に言えばそれくらいしかアドバンテージはなく、音声認識と反応のスマートさ次第では Echo の一人勝ちになる可能性すらあります。実際アメリカでは Echo がデファクトスタンダードになっていると言われていますし。

スマートスピーカのメイン機能の一つであるストリーミングミュージック再生機能には Prime Music を使うのかと思えば、Echo に対応した新サービスが始まるようですね。

「Amazon Music Unlimited」開始、Echoユーザーは月額380円。4千万曲以上聴き放題 - AV Watch

その名も「Amazon Music Unlimited」。お、おう...今になって死んだ子の名を思い出させるようなネーミングはやめてほしかった(;´Д`)ヾ。
ややこしいですが、Prime Music は 100 万曲以上の楽曲から聴き放題なのに対して、Amazon Music Unlimited は 4,000 万曲以上とまさに桁が違う。料金も Amazon Prime とは別に月額課金される方式で、Prime に入っていればどんどん他のサービスも使い放題になっていく今までの Amazon 系サービスとは異なります(Kindle Unlimited 方式ではある)。通常は ¥980/月 のところ、Echo からの利用は ¥380/月(ただし Echo 意外からのデバイスでも使用したい場合は通常プランの契約が必要)というのはまあ妥当なラインでしょうか。

Echo に関しては、個人的には Skill 以上に注目しているのが、Amazon 純正以外にもオンキヨーや Anker などのサードパーティが Echo 互換スピーカを発売する点。今までの Amazon のハードウェア戦略としては、Kindle や Fire TV のように基本的には専用機は自社製しか用意しなかったのが(汎用のスマホや STB 向けアプリとしては出してましたが)、Echo ではプラットフォーム自体を他者に開放して互換機の発売を許容している点。Amazon のハードウェアと言えばサービスから収益を上げてハードは逆ざや(に近い)価格で販売することでこれまでに様々な市場を壊してきましたが、スマートスピーカでは互換機が出るとなれば、メーカーとの付き合い方も従来とは変わってくるはず。まあ Google や MS のやり方を見ていれば、自社ハードを出しながら互換機も存在する市場がそんなにハッピーでないことも判りますが(´д`)、自社本意な Amazon が今後そのあたりをどうするつもりなのか、ちょっと気になるところです。

我が家では Clova WAVE を既に導入してしまっていて、家族もぼちぼち使っているので、ここに新しいスマートスピーカを追加するといろいろと問題が出ることが予想されるため、今回はいったん保留です。とはいえ WAVE とはどう違うかも気になるし、お試しのつもりで廉価モデルの Echo Dot くらい買ってみるかな、とも思っていますが...。

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2017/10/27 (Fri.)

EPSON EH-TW5650

毎年秋になると考えるのがリビングの AV 環境の見直し。なかなか買い換えられずにいる(そしてそのまま使用頻度が下がっている)プロジェクタの買い換えを今年も妄想しているわけですが、そういえばエプソンのホームシアタープロジェクタの新製品が随分前に発表されていたことに、今さらながら気がつきました。

エプソン、タテレンズシフト対応のホームシアター入門プロジェクタ。9万のフルHD機も - AV Watch

ミドルレンジモデル EH-TW6700 は今年は据置ながら、エントリーモデルの TW5000 シリーズが一新され、かなり魅力的なスペックに仕上がってきました。

二年前に発売された EH-TW5350 も、それまでの TW5200 と比べるとスペックを大幅に底上げする意欲的なモデルでした。同価格帯で海外メーカーの DLP プロジェクタが登場して競争が激化したせいでもあるのでしょう。が、今回の TW5650 はもっとすごい。輝度を 2,000lm→2,500lm に、コントラスト比を 15,000:1→60,000:1 へと飛躍的に向上させ、さらには上方向のみながらレンズシフト機構も搭載して、中級機 TW6700 とのスペック差さえもグッと詰めてきました。一方で、従来の TW5350 の延長線上にあるモデルとして、TW650 という新たなエントリーモデルも登場しています。

この三機種で主要なスペックを比較してみた表がこちら。

モデルEH-TW6700EH-TW5650EH-TW650
画素数1,920×1,080
明るさ3,000lm2,500lm3,100lm
コントラスト比70,000:160,000:115,000:1
色再現性10bit
80inch 最短投写距離235cm181cm
80inch 最長投写距離382cm219cm
レンズシフト上下 60%/左右 24%上 15%
騒音レベル24dB27dB28dB
消費電力384W312W315W
外形寸法410×304×157mm309×278×107mm302×249×87mm

こうして見ると、投写距離のスペックが同じ TW6700 と TW5650 では共通の光学系を使用しつつ、レンズシフト機構に制限を設けたものと考えることができます。明るさとコントラストはランプ出力の差によるものでしょうから、TW5650 というモデルは従来の TW5000 シリーズのコンパクトなシャシーに TW6000 シリーズのエンジンを搭載したもの(筐体が小さい=電源や発熱に余裕がないからランプ出力が抑えめ)という位置づけで開発されたものであることが分かります。上は 4K がジワジワと降りてきていて、下は LED プロジェクタの性能が上がってきている中で、2K 液晶プロジェクタの生き残りを賭けてコストと性能のバランスを突き詰めたらこうなった...という本気を感じます。

我が家の設置環境だと、以前計測したときに 80inch スクリーンに映したい場合の投写距離は 270~300cm 程度必要なことが分かったので、投写距離の短い EH-TW650 は選択肢から外れます。まあ TW650 は使うときにだけ視聴位置よりも前のテーブル等に設置する、ライトな使い方を想定しているのでしょうね。だから従来は自宅に導入するなら投写距離の稼げる TW6700 しかないか、と思っていたんですが、ここにきて TW5650 が有力候補として躍り出てきました。4K プロジェクタにはまだちょっと手が出ないけど、かといって 2K で 20 万のプロジェクタを今さら導入するのも億劫。そこに 10 万円台前半でこのスペックなら納得感があります。

というわけで TW5650 がかなり欲しくなっている現在ですが、この冬はちょっと物入りなので、買えても来年の夏かなあ。スター・ウォーズ EPVIII の BD を新しいプロジェクタで観ることを目標にがんばりたいと思います。

エプソン / dreamio EH-TW5650

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2017/10/26 (Thu.)

Clova WAVE を改めて試す

今月に入って、Google Home と LINE WAVE 改め製品版「Clova WAVE」が相次いで発売されました。Google が量販店頭で大々的にキャンペーンを張っていたり、テレビでも取り上げられたりして俄にスマートスピーカが脚光を浴び始めています。

Clova WAVE

先攻体験版を使っていた我が家の WAVE も私はしばらく放置していましたが(家族は生活の BGM 代わりに継続的に使っているらしい)、いつの間にか自動アップデートがかかって製品版相当のファームウェアになっていたので、今回改めて試してみました。

Clova WAVE

スマホ側の Clova アプリにもアップデートがかかり、新たに「LINE」「音声リモコン」「カレンダー」の機能が追加されました。また UI 上の文言も細かく変更されて、正式発売に合わせて全般的に見直したことが窺われます。
「カレンダー」は Google アカウントと紐付けることで Google カレンダーの予定を読み上げてくれる機能ですが、私はスケジュールは仕事プライベート問わず Outlook を使ってしまっているので、試しようがありません。とりあえず「LINE」と「音声リモコン」を試してみました。

Clova WAVE

音声リモコン機能で操作できるのは、テレビと照明。とはいっても照明リモコン機能は UI 上で予告的に表示されているだけで、現時点では有効化できません。それでも「次にどんな機能が追加されるのか」が分かるというのは、こういうアップデートで進化していく機器にとっては重要。何も分からないと期待のしようもないですからね...。

テレビリモコンのほうは、リストからメーカーを選択するだけで基本的に OK。Clova WAVE 自体はまだ国内でしか発売されていないにも関わらず、日本では流通していないような海外メーカーのリモコンコードも網羅されていて驚きました。

Clova WAVE

音声リモコンでできるのは「テレビのオン/オフ」「ボリュームの操作(ミュート含む)」「チャンネルの操作」のみ。BS・CS や外部入力への切り替えは残念ながらできません。また、チャンネル変更は「Clova、テレビのチャンネルを 1 にして」のように数字での入力は聞いてくれますが、「Clova、テレビのチャンネルを日本テレビに変えて」に反応できるほどにはまだ賢くありません。
しかしこれだけでも、例えば電話がかかってきたからテレビの音を消したいけど咄嗟にリモコンが見つからないときとかに助かりそうではあります。

ただ我が家ではテレビ本体内蔵のチューナをほぼ使っておらず、ライブ視聴まで含めて全てレコーダのチューナを使っている(HDMI コントロールを使ってレコーダの電源を入れるとテレビの電源が連動するようにしている)ので、WAVE からのチャンネル操作ができません(WAVE がレコーダのリモコンコードを持っていない)。現時点では、我が家でのリモコン機能の活躍はまだ限定的かなあ。

Clova WAVE

もう一つ、Clova WAVE を使うからには最大の目玉になりそうなのが LINE 連携機能。メッセンジャーアプリが本業である LINE が出しているスマートスピーカだけに、当然そこに期待するわけです。
しかし家族共用になりがちなスマートスピーカで個人持ちの LINE アカウントとの連携をどうやってやるのか?というのが疑問だったのですが、Clova WAVE では個人アカウントを直接利用するわけではなく、家族共用の特殊アカウントを新規に取得して使います。これなら家族に知られたくない連絡内容が筒抜けになってしまうような事故は確かに避けられます。

Clova WAVE

スマホの Clova アプリ上で家族アカウントを新規作成します。これ自体は家族とグループ利用する前提の特殊アカウントという位置づけのようですが、あたかも Clova WAVE というスマートスピーカの仮想人格に紐付けられたアカウントというような見え方になっています。

Clova WAVE

この家族アカウントと個人アカウントの紐付けには、家族アカウントと個人アカウントを友だち登録して、家族アカウントのトークルームに各アカウントが入室する形を取ります。自分の個人アカウントさえも家族アカウントと友だち登録する必要があるのがやや面倒ですが、良しとしましょう。

Clova WAVE

自分以外の家族アカウントの追加も、まずは管理者(ここでは私)のスマホに入っている Clova アプリから各家族のアカウントを友だち招待するところから始まります。
また、メッセージの送信先を音声で指定するために、各アカウントにニックネーム(「パパ」「ママ」など)を設定する必要があります。ここでは一個人に対して一つのニックネームしかつけられず、例えば奥さんにメッセージを送りたいときに自分は名前で指定するけど子どもは「ママ」と呼ぶ、みたいな使い分けはできません。

Clova WAVE

設定が完了すると、「Clova、ママに LINE 送って」「Clova、LINE 読んで」などの音声コマンドでメッセージを操作できるようになります。

Clova WAVE

メッセージのやりとりはこんな感じ。Clova WAVE 経由でのやりとりは個人アカウントではなく WAVE の家族アカウントとのやりとりとして動作します。上のスクリーンショットの例でいうと、「テストメッセージを送ります」というのは私が音声で自分の個人アカウント宛に送ったメッセージ、「音声読み上げのテストです」は私がテキストで Clova WAVE 宛に送り、WAVE が音声で読み上げてくれたメッセージです。
これならば確かに LINE での他のコミュニケーションと混ざることはないし、例えば LINE アカウントを持っていない子どもが Clova WAVE 経由で親にメッセージを送ることもできて便利ではあります。ただ、やりとりの履歴を確認したいときに「どれがテキストベースで、どれが音声ベースだったか」を起点にしないと確認できないのはちょっと面倒。また外出先から家族にメッセージを送るにしても、送りたい相手が自宅にいるのかスマホを持っているのか等を把握していないと正しく送れないのも扱いづらいところ。本来ならば、例えば奥さんにメッセージを送りたいときに、状況に応じてスマホでも音声でも取れるように、両方に同報して送れるような仕組みになっていたらもっと便利だったでしょう。

Clova WAVE

メッセージが着信すると、Clova WAVE の LED が他の動作状況とは違って紫色に光るので分かりやすい。
例えば自宅で奥さんが料理中で手が離せないときにメッセージのやりとりが音声でできるというのは、ちょっとしたことですが便利ではあります。

ただしさすがに LINE スタンプは音声で表現できないようで、スタンプを送っても「●●からメッセージ:スタンプ」としか読み上げてくれないのが寂しい。文字じゃないから仕方ないですが、普段の LINE のやりとりではちょっとした返信はスタンプで代用してしまうことも多いので、定型文的なスタンプ(OK/NG とか「今から帰る」とか)くらいは読み取れるようにしてほしい。

また、ちょうど昨日のアップデートでラジオ(radiko)の再生に対応しました。こちらはテレビリモコンと違って局名指定でかけることができるし、WAVE 事態の音質もラジオに合っていて、なかなかイイ。普段は LINE MUSIC よりも radiko をかけっぱなしにしたほうが楽しいんじゃないかとさえ感じます。
ただこれもライブ聴取にしか対応しておらず、radiko の本領であるタイムフリー/エリアフリーには未対応。これができれば、それだけでも WAVE を買う価値があると言えるだけに残念ですが、それは今後に期待かな。

というわけで、先行体験版時点では機能も性能も全然足りず「これはいつまで使うかなあ」と思っていましたが、今回の正式版へのアップデートでようやくちょっと「始まった」感が出てきました。音声コマンドに対するレスポンスも先行体験版より随分良くなったし、まだまだではあるけど今後に期待しても良さそうです。ライバルである Google は本気を出すと劇的なスピードで進化させてくるので、せめてそれに簡単に負けないようがんばってほしいところです。

LINE / Clova WAVE + LINE MUSIC セット

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投稿者 B : 22:40 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/10/18 (Wed.)

テレビのイベントリレーと追従録画の話

先日エアレース最終戦を録画したときの話。

さすがに日曜 26 時からの生中継は翌日の仕事を考えると起きてらんないので、BS1 での放送を録画して翌朝観ました。
放送の枠は 3 時間あったんですが、インディアナポリスは強風のためラウンドオブ 14 のスタートが定刻より 50 分遅れとなり、早朝 5 時までの放送時間では競技そのものは収まったものの、表彰式は溢れてしまいました。

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放送終了予定時刻近くになると、画面端にテロップが表示され、BS1 のサブチャンネル(102)で放送が継続される表示が出てきました。
さすがに放送延長は想定していなかったので、あー表彰式の映像は観られないのか、まあファイナル 4 までちゃんと観られたから良しとするか...と思ったら、一瞬のブラックアウトを経てサブチャンネルの録画に切り替わりました。

BDZ-ZT1500

通常の放送より帯域の狭いサブチャンネルでの放送なのでフル HD の解像度は出ておらず、大画面で観るにはちょっと厳しい画質ですが(インターレースだから静止画で撮るとさらに解像感が落ちて見えますが、動画で見ている分には上の写真よりは多少マシに見えています)、それでも室屋の年間チャンピオンのトロフィー授与場面が観られて感激。

デジタル放送には「イベントリレー」という機能があって、今回のようにスポーツなどが延長し、途中から別のチャンネルで放送を継続する場合(高校野球中継の NHK 総合←→E テレの切り替えが代表例)にレコーダが自動的に追従録画できるようになっています。
先日レコーダを買い換えて UI も変わったけど、録画自動延長の設定を気にしたことがなかったので、デフォルトで自動延長になっていたのか無意識に設定していたのか...と画面を確認してみたところ、

BDZ-ZT1500

録画予約画面に自動延長に関する項目そのものが見当たらない。本体設定のほうを見ても何もありません。確か、UI に XMB を採用していた時代の機種は録画予約画面に「延長」という項目があったし、本体設定にも「番組追跡録画」の入/切があったのに。わざわざ録画するのに途中で切れても良いなんていうユーザーもほとんどいないでしょうし、自動延長・自動追従以外の動作はしません、ということなんですかね。

ちなみに、録画は一本の録画映像の中でチャンネルがシームレスに切り替わっていました。ビットレートも解像度も異なるビデオが繋がって録画されているのは初めての経験(笑)。調べてみたらパナのレコーダではイベントリレーで別チャンネルが自動録画された場合は別々の録画データとして管理されるようなので、扱いやすさだけを考えたらソニー製レコーダのほうが便利そうです。

私は野球をあまり観ないので、こういうイベントリレー機能が役に立つことは滅多にありませんが(むしろ初めて使ったかも)、そういうときほど見逃したくないものだったりするので、助かりました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

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投稿者 B : 22:15 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/10/02 (Mon.)

BD レコーダの受信トラブル→解決

BDZ-ZT1500

先日購入した BDZ-ZT1500 ですが、時折録画に失敗することがありました。

最初は再現性が掴めず、HDD の初期不良も疑ったんですが、どうも BS/CS 録画時に発生しやすい。それも 100% ではなく、二番組(以上)を同時録画している際に出る率が高いっぽい。初期不良があるとしたらチューナか MPEG エンコーダか?と疑ったんですが、念のためアンテナレベルを確認してみると、

BDZ-ZT1500

感度が受信可能ラインギリギリじゃないですか!

我が家はマンションの共同アンテナで衛星放送を受信しているので、素人工事と違って受信状態が不安定になることは考えにくいし、これは接続か分波の問題だろうなと。
そういえば、設置時にアンテナケーブルを接続する際、割とこんがらがりがちな AV ラックの背面を辿ってどのケーブルが何かを確認するのが面倒だったので、「とりあえず挿してみて映ったらそれが正解」という手順で接続したんでした。これ、もしかしてケーブルの入力と出力が、入れ替わってる~!?(神木隆之介と上白石萌音の声で)

というわけで試しに入力と出力のケーブルを挿し替えてみたところ、

BDZ-ZT1500

アンテナレベル MAX!逆に挿してただけだったか...というか、逆挿しでも映ってしまうとか普通は思わないじゃないですか(;´Д`)ヾ。
二番組録画時に失敗しやすくなるのは、録画時に内部的にさらに分波されることでアンテナレベルが不足してしまうんだろうな、と推測。

我ながら間抜けなミスで情けなくなりましたが、デジタル家電については私より詳しい人もかつて同様のミスを犯していたので大丈夫だと思っておくことにします(ぉ。

AV 機器のケーブルって頻繁に挿抜するものじゃないですが、だからこそ機器入れ替えの際にどれがどれだか判らなくなってしまうので、ケーブル識別用のタグでもつけておくことにしようかなあ...。

エレコム / 表示スペース付結束バンド LD-ST100WH20

B0001VQ2PU

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2017/09/15 (Fri.)

Sony BDZ-ZT1500

半年前から不調だった BDZ-ET1000 がいよいよ危ない感じに。BD のトレイロード用モーターのトルクが弱ってるのは相変わらずなんですが、録画中に HDD 内の番組を再生した際や、稀にはライブ試聴さえも音切れが発生するようになってしまいました。
画がカクつくわけでもなく、動画内の特定の箇所で発生するというわけでもないので、これは HDD に不良セクタが発生しているのではなく、ディスクのフラグメント化が進んで転送が追いつかなくなっているんだろうなと。不要な録画を消して空き容量を増やしてやると改善するけど、根治には一回ディスクをまっさらにする必要があります。そもそも BD ドライブもいつ壊れてもおかしくない状況だし、観念して買い換えました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

BDZ-ZT1500

結局またソニーにしました。半年前は昨年モデルの BDZ-ZTx000 シリーズの出来があまりに酷く、UI のレスポンスは激遅だし機能面も退化しすぎているからこれはパナに宗旨替えするしかないかなあ...と半ば覚悟を決めていました。が、今年出た BDZ-ZTx500 シリーズではかなり改善が進んでいて、昨年型でいったんドロップしていた機能はほぼ復活しているし、店頭で触ってみた感じではレスポンスもそこまで酷くない。もともとパナはソニーとリモコンのデザインが違いすぎて慣れるまでイライラしそうだと思ったことと、あの丸ゴシックをベースとした UI がやっぱり好きになれなかったことから、ZTx500 くらいの出来ならまあ許容範囲かな、と判断しました。

もはやレコーダは 4~5 年で使い潰す消耗品と割り切って、コストパフォーマンスを重視。モデルは 3 チューナー・1TB HDD の ZT1500 を選択しました。HDD は消耗品だから大容量を買うのはもったいないし、足りなくなったら SeeQVault 対応 HDD を外付けしたほうがその後の使い回しも効くだろう、という考えです。

BDZ-ZT1500

それにしてもまあシンプルですね。ET1000 もシンプルすぎて味気ないと思っていましたが、それさえも豪華だったと思えてしまうシンプルさ。のっぺりとしたデザインに安価な再生専用機のような小型筐体。まあ最近はテレビの薄型化でラックの奥行きが縮まっているという事情もありそうです。でも肉厚アルミ筐体な BDZ-X95 とかを使っていた身としては寂しくもあります。
ボタンには意匠らしい意匠もなくて、家族にも最初は「これ DVD ってどうやって出し入れするの?」と訊かれたほど。

天板は樹脂のグロス仕上げ。買った瞬間はピカピカで美しいけど、これ埃が溜まってくると曇っちゃうんだよなあ...。

BDZ-ZT1500

入出力は HDMI 1 系統と LAN、HDD 用の USB 端子。あと申し訳程度にアナログビデオ入力が付いているだけ。本当に最低限しかついていません。
せめてデジタル音声出力だけはアンプやバーチャルサラウンドヘッドホンへの接続用に残しておいてほしかったなあ。今やそういうクラスタも絶滅危惧種ということなのかもしれませんが。

BDZ-ZT1500

リモコンはいつもの使い慣れた感じのやつ。
「Fire TV のようにシンプルなリモコンにできないから日本の家電はダメなんだ」という論調も一部にはあるようですが、そもそも用途が違うし、操作性が大きく変わらないこともこういうレガシーな機器のあり方としては重要だと思うんです。

BDZ-ZT1500

十年以上続いたソニー製レコーダの UI・クロスメディアバー(XMB)が先代 ZTx000 シリーズからついに廃止され、ごく普通のメニュー式 UI に変更されました。
HDD 容量が増えて百タイトル単位で録画できるようになった現在、XMB というシンプルな UI では操作をカバーしきれなくなっていたのは事実ですが、使い慣れた操作性が変わってしまうのは戸惑うものです。まあ録画・視聴周りの操作は画面を見ながら何とかなるんですが、ライブチューナのチャンネル切り替えがチャンネルボタンか番組表からの選択しかなくなったのが残念。今までは XMB でチャンネルごとの番組タイトルだけズラッと見て選局していたのが、一手間増える形になってしまいました。普段からただでさえライブ放送は見ないのに、さらにリアルタイム視聴離れが進みそう。

心配していた UI のレスポンスは、今までの ET1000 でもこれくらいのレスポンスだったよな、というレベルで実用範囲ではあります。ただ何かの拍子にワンクッション待つようなレスポンスになる瞬間があったり、番組表の表示が遅いことがあるのはちょっと不満。

BDZ-ZT1500

番組表は白系のバックになって読みやすくなりました。文字サイズは 2KTV だとこれくらいが限度ですが、もっと細かい表示モードもあるので、60inch クラスの 4KTV だともっと一覧性の高い表示ができます。

BDZ-ZT1500

torne の「トルミル」機能によく似た「予約ランキング」という機能もついていて、これから放送される番組で面白そうなのはどれか、というのを人気から知ることができます。
これ、最初に見たときは同じソニー内で似たような機能を別々に作ってどうするんだよ、と思ったものでしたが、実際にその中身を見てみるとかなり「一般的に人気があるもの」というランキングになっていて、あーこれは torne のユーザー層は偏りすぎててデータベース共通化したらめんどくさいことになるわ、別々に構築して正解だわ...と思うようになりました(ぉ

BDZ-ZT1500

ちなみに、筐体がシンプルになったことにはメリットもあって、今まではフロント全面が開閉式のパネルで覆われていたためリモコン受光部延長器を貼り付けることができませんでしたが、ZT1500 では開閉カバーが全面を覆わなくなったことで、レコーダの受光部に延長器の発光部を直接貼り付けることができるようになりました。今まではレコーダの近くに発光部を転がしておくだけだったのでちょっとしたことでズレてしまうのがストレスでしたが、これは地味に助かります。

今回はちょっと消極的な買い方で私自身さほど楽しくなかったんですが(笑)、少なくとも今の「UHD ではない BD レコーダ」という形態のものを買うのはこれが最後になりそうです。次に買い換えるのはたぶんまた 4~5 年後、その頃は UHD BD レコーダになっているのか、それとも録画文化が死滅してレコーダそのものが不要になっているのか。製品のコモディティ化の度合いなんかはラジカセ文化の末期を思い出させるものがあり、ああ今自分は一つの文化の終わりを見届けようとしているんだなあ...と感慨に浸ってしまいました。

ソニー / BDZ-ZT1500icon

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2017/09/11 (Mon.)

Sony VPL-VW245

ソニー、4Kネイティブレーザープロジェクタ「VP-VW745」。170万円 - AV Watch
4Kネイティブプロジェクタが55万円に。ソニー「VW245」 - AV Watch

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ソニーの 4K プロジェクタの新製品が発表されました。レーザー光源を搭載して実売 150 万円台(ソニーストア価格)の「VW745」と通常の高圧水銀ランプを採用しつつ価格を 50 万円前後に抑えた「VW245」の二機種。どちらも絶対額が高いことは事実ですが、レーザー光源モデルは VPL-VW5000 が 800 万円&受注生産だったことを考えると、VW745 でようやく 4K レーザープロジェクタがホームシアター用として現実的な価格帯に降りてきたと言えます。
VW245 のほうもまあ高いわけですが、アドバンストアイリス(動的絞り機構)やオートキャリブレーション等の機能を削ることで従来機種の半額まで価格を抑えてきていて、この値段なら何とか手が届きそう...と思える価格帯。最近のカメラの値段を見ているとむしろ安いとさえ思えてしまいます(笑

私も長年プロジェクタの買い換えを考えてきて、昨年 AV アンプを買い換えたときに来年こそはプロジェクタを!と思っていました。イメージ的には 30 万円以内で...となると 4K はまだ射程範囲外だし、そもそも今年は何かと物入りで結局買えなさそうなのが現実です(´д`)。でも 4K テレビが 5 万円台で買えるのにプロジェクタはなかなか 4K が安くならないなあ...と常々思っていたところ、VW245 でようやくその道筋が見え始めた、のでしょうか。
あと一年くらいしたらなんとか 30 万円以内で買えるようにならないかなあ。まあ、我が家の液晶テレビもそろそろ十年選手になってきていて、プロジェクタの前にテレビの買い換えが発生してしまう可能性が高いんですが。プロジェクタの買い換えは夢のまた夢、なのかなあ...いっそエプソンの 2K エントリーモデルをサクッと買ってしまったほうが幸せなのかもしれません。

投稿者 B : 22:45 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/09/08 (Fri.)

AKG N30+COMPLY Tsx-500

先日購入した AKG N30。自宅でじっくり聴いているときには素性の良さを感じるけど、外で聴くとなんかイマイチ、という印象を持っていました。それはおそらく以下の二つの理由なんでしょう。

  • イヤーピースの遮音性がほとんどないため、中~低域が街中の騒音にかき消される
  • ノズルが正しい位置にしっかり固定されていないと音が抜ける(私は外耳道が普通より大きく曲がり気味なようで、スイートスポットが狭いのもあるかも)
これは遮音性と装着安定性の高いイヤーピースに換えた方が良さそう。N30 を買った当初、というより買う前に店頭で試聴したときから感じていたことではありますが、やはりイヤーピースを交換することにしました。

COMPLY / Tsx-500 M サイズ (ブラック)

COMPLY Tsx-500

高遮音イヤーピースといえば COMPLY(コンプライ)。私は初めて手を出しました。
形状やサイズのバリエーションが無数にあり、本当は試聴して選びたかったんですが、試聴機が置いてあるのって日本でも e イヤホンの秋葉原店くらい?それだけのために秋葉原まで行く時間も取れなかったので、一般的なカナルイヤホンのイヤーピースに近い「アジアンフィット+」と呼ばれる Tsx-500 の M サイズをエイヤッと買ってみました。割高だけどお試しのつもりで 1 ペアのパッケージを購入(COMPLY は定期的な交換を推奨しており、一般的に販売されているのは 3 ペアのセット)。

COMPLY Tsx-500

COMPLY の「アジアンフィット+」は球形のイヤーピースで、こういうウレタンフォーム系イヤーピースでよくある弾丸型に比べると圧迫感が少なく、装着しやすいのがポイント。
通常の「Ts-500」と耳垢ガード付きの「Tsx-500」があり、耳垢ガード付きのほうが掃除の手間が省けて良いかと思い Tsx-500 にしました。が、買ってみてから N30 についている音質調整フィルタ自体が実質的な耳垢ガードを兼ねているので、耳垢ガードなしの Ts-500 で十分だったかもと思い直しました。

COMPLY Tsx-500

耳に入れる際には、耳栓のようにイヤーピースをいったん押し潰すようにしてから挿入します。低反発ウレタン製のため、耳に入れるとゆっくりと耳穴の形状にフィットしていきます。

COMPLY Tsx-500

手持ちの耳栓系イヤーピース三種。COMPLY、Shure のソフト・フォーム・イヤパッド、ソニーのトリプルコンフォートイヤーピース。COMPLY と Shure はどちらも低反発ウレタン系で装着感はよく似ています。
ソニーのトリプルコンフォートは中空のシリコンフォーム系で柔らかく、遮音性は低反発ウレタンよりは若干劣るけど圧迫感がなく、装着感がかなり良いのが特長。遮音性を取るか装着感を取るかですね。

COMPLY Tsx-500

というわけで、N30 のイヤーピースを Tsx-500 に換装してみました。

音を出した瞬間、「おお、全然違う!」というレベルで音が変わります。今まで抜け気味だった中域の音に厚みが出て、低音もボリュームが増しました。標準のイヤーピースで逃げていた音がちゃんと耳に届くようになり、装着安定性も増したことで音を漏らさず聴き取れるようになった感覚。
高音に関してはシャリシャリ感が取れてマイルドになりました。もう少しヌケの良い高音でも良かったけど、聴きやすい音になったことは歓迎。低音については音量は出たけど音像はちょっとぼやけており、ベースラインが聞こえるというよりはドラムのアタックが前面に出てきます。今までは中低域が抜けやすかったので BASS BOOST の音質調整フィルタを主に使っていましたが、これなら REFERENCE フィルタでちょうど良いくらいです。標準イヤーピースに比べてかなりメリハリの効いた音になり、これはなかなか楽しい。リケーブルよりも効果が分かりやすいんじゃないでしょうか。

遮音性についても Shure のウレタンフォームと同等と言って良く、日常生活レベルではノイキャン不要だと感じます。今まで電車内だと明らかに音が悪くなったと感じていたのが、COMPLY に換えたことで電車内でも静かな自宅と変わらない音で聴けるようになりました。

かなり期待通りの方向に変わってくれたので、COMPLY に換えて大正解でした。でも、こうも効果が出ると分かると、リケーブルのほうも試してみたくなるというのが人情というやつなんですよねえ...。

COMPLY / Tsx-500

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投稿者 B : 21:50 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/09/05 (Tue.)

Sony WF-1000X

ソニー、1000Xシリーズ初の左右完全分離型イヤフォン。最高クラスのNCを自動で制御 - AV Watch

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個人的にずっと待望していたソニー製の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000X」が正式発表されました。

完全ワイヤレス、ノイズキャンセリング対応、MDR-1000X 譲りの「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」搭載、見た目良し。今年はもうこれが出たらすぐに買おうと思っていました。

が...、対応コーデックが「SBC/AAC のみ」。何故なのか(;´Д`)ヾ。
ソニーが推している高音質コーデック LDAC はおろか、業界標準の高音質コーデック aptX/aptX HD に非対応、とはあまりにも残念。これらに対応するプロセッサが消費電力等の問題で搭載できなかった、というあたりが理由ではないかと思います。私も MDR-1000X を愛用していて、多少の音質の違いよりもワイヤレスの快適さのほうが重要だと実感はしていましたが(有線接続の音質ならば 1000X よりも 1A のほうが良い)、いくらなんでも今さら SBC で音楽を聴く気にはなれません。iPhone ユーザーならば AAC 接続でそれなりの音質で聴けるんでしょうが。

バッテリ駆動時間が最大で連続 3 時間というのも「もう一声」という感じだし、これはせめてマーク II が出るまで待った方が良さそう。これなら今使っている XBA-N3 に MUC-M2BT1icon を組み合わせて Bluetooth 化したほうがまだ満足できそうです。

ソニー、NCを最適化するBluetoothヘッドフォン最上位「1000XM2」。aptX HD対応 - AV Watch
ネックバンドで"業界最高NC"のソニーBluetoothイヤフォン。ハイブリッドドライバ - AV Watch

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MDR-1000X もマイナーチェンジしてマーク II(WH-1000XM2)になりました。とはいえ主な変更点は aptX HD 対応とノイキャンやアンビエントサウンドの制御強化、スマホを使った設定調整への対応など、根本的な音質部分には特に変更なし。初代ユーザーとしては安心して使い続けられそうです(笑)。MDR-1000X、マジで今まで買ったオーバーヘッド型ヘッドホンの中で最も満足度高いので、マーク II もオススメです。

それからネックバンド型の Bluetooth イヤホンにも「1000X」シリーズとしてハイエンドモデルが登場しています。今まではソニーのネックバンドタイプは満足いくスペックのものがなく、MUC-M2BT1 に好きなイヤホンを組み合わせるしかない状況でした。が、今回の新モデルは XBA-N1 に近い構成の BA+ダイナミックドライバを搭載し、音質的にはかなり期待できそう。さらにはノイズキャンセリング機能も搭載して当然 LDAC/aptX/aptX HD にも対応しているので、今から買うなら WF-1000X よりも WI-1000X のほうが製品としてのまとまりは良いように思います。

とりあえず私は、今回の新製品はスルーして XBA-N3 用に MUC-M2BT1 を買い足そうかなあ...。

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2017/08/30 (Wed.)

AKG N30

Shure SE215 Special Edition を壊してしまった件の続き。

本当はこの秋に出てくるであろう完全ワイヤレスイヤホンを買うまでガマン、と思っていたんですが、つい魔が差して買ってしまいました。

AKG / N30 (マットブラック)

AKG N30

気に入っていたガジェットが壊れたからってクヨクヨするんじゃなくて「別の製品を試すチャンス」と考えるポジティブ思考って大事だと思う(ぉ

というわけで、私にとって初の AKG 製イヤホンに手を出してみました。
BA+ダイナミックのハイブリッド式という点では、愛用しているソニー XBA-N3 とよく似た構成ではあります。

AKG N30

N30 は「シュアー掛け」ができるタイプのカナル型イヤホン。耳穴からケーブルを下に垂らすタイプよりもズレにくい安心感があるし、お店で店員さんと話すときなんかに耳から抜いてもイヤーハンガーを引っかけたまま、というのができるシュアー掛けは便利なんですよね。

カラバリは 2 色ありましたがマットブラックを選択。無塗装プラでそれほど高級感はありませんが、最近のイヤホンは華美なデザインのがあまりに多いので、音は良いのに外見で自己主張をしない質実剛健さが却って気に入りました。

AKG N30

このイヤホンで特徴的なのが、音の出口にあたるノズル先端のフィルタを交換して音質を変えられるというところ。

AKG N30

「REFERENCE SOUND」と「BASS BOOST」の 2 種類のフィルタがついていて、好みに応じて取り替えることができます。
一見ではあまり違いがないように見えるフィルタですが、孔の大きさやメッシュの細かさが違っていて、これだけでも微妙に出音が変わります。
ちなみにこのフィルタ保管用のプレートもしっかりした金属製で、ちゃんとフィルタを装着するためのネジ切りがされているなど、無駄にお金かかってます(笑

AKG N30

イヤーピースはごく一般的な中空のタイプ。ソニーのトリプルコンフォートイヤーピースや Shure の低反発ウレタンイヤーピースなどに慣れていると古くさい作りで、しっかり耳奥まで挿し込まないと中低域が抜けてスカスカな音に聞こえてしまいます。これは近いうちに寄り遮音性の高いイヤーピースに交換したいところ。

AKG N30

付属のケーブルは布巻きでとてもしなやかなもの。最近固めのケーブルばかり触っていたのでこの取り回しの良さはありがたい。
また左チャンネルの途中にスマホ操作用のリモコンがついていますが、純粋な音質を考えたらリモコンありなしの 2 バージョンつけてほしかったところ。

イヤホンとケーブルの接続には MMCX コネクタが使われていますが、取付部の形状がやや特殊なため、そのままでは使えないケーブルもあるようです。

AKG N30

リモコンの裏面には Android と iOS の切り替えスイッチが。そう、Android スマホと iPhone では信号線の並びが違うんですよね。
このリモコン、ウォークマンでも使えるのかと思ったら、スイッチをどちらのモードにしても使えませんでした。残念。

AKG N30

その他の付属品。キャリングケースとサイズ違いのイヤーピース、それとクリーニングツール。写真には写っていませんが、航空機用のアダプタもありました。

AKG N30

まだエイジングがあまりできていないので細かな評価はこれからですが、煌びやかな高音の響きが良いですね。音源や楽器によってはシャリシャリした音にも聞こえますが、これは使い込むと和らいでいきそうな感じ。全体的な音の傾向としては SE215 より解像度が高く XBA-N3 よりは音作りがおとなしい印象。モニターライクというにはハイ寄りな感じですが、メリハリある音で聴きたいときは XBA-N3、フラットに聴きたいときは N30、という使い分けでしょうか。
ただ中低域は期待したよりは薄いかな。ダイナミックドライバが 8mm 径しかないのも一因でしょうが、むしろイヤーピース部分で抜けてしまっている感じ。耳への挿し込み方によっても聞こえ方が変わるので、イヤーピース換装と場合によってはリケーブルである程度調整できそうな気がします。

ノズル部に装着するメカニカル・チューニング・フィルタは、REFERENCE だと確かにフラットだけどメリハリが薄くてやや物足りない印象。BASS BOOST に変えると低音がバリバリ出るというよりは、バスドラムのアタックが強く聞こえてくる感じで、むしろ「BASS ENHANCE」と言った方が正しいかもしれません。少し抑揚のある音になるので、個人的にはこちらの方が好きかな。

あとは組み合わせるアンプによってもけっこう印象が違いますね。ウォークマン N30 との組み合わせだと高域が出過ぎて感じるところ、Olasonic NANO-D1 で聴くと全体のバランスがとても良く、XBA-N3 よりも好ましいとさえ思えます。

改めて聴き比べてみると特に何もいじらなくても高次元にまとまっている XBA-N3 ってあまり話題になっていないけど実はすごいイヤホンだったのでは...と見直してしまいましたが(笑、N30 のほうも素性は悪くなく、今後のチューニング次第で楽しめそうな気配。しばらくは N30 のほうをメインで使い込んでみようと思います。

AKG / N30

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2017/08/28 (Mon.)

LINE WAVE の使用感

LINE WAVE を少し使ってみたので軽く使用感などを書いておきます。

LINE WAVE

届いたのが土曜日の夜なので、使ったのは実質一日とちょっと。まだ全容が掴めているとは言いがたいですが、雰囲気は分かってきました。

■音声認識について
音声認識の成功率は、私の体感で 50% といったところ。まあ私は意識的に大声で話すとき以外は低くくぐもった感じの声で、電話越しにも聞き返されることが少なくないので、拾いにくいという側面はあると思います。でも「よく聞き取れませんでした」とか「その機能はまだ対応していません」ではなくて見当違いの反応をされることのほうが多いのでちょっとイライラします。Web ででもいいからできること/できないことのリストは出しておいてほしいところ。クラウド AI だから機能自体が日進月歩で変化していて、リスト化できないというのもあるでしょうが。
でもやっぱり画面がないデバイスである以上「コイツにどう話しかけたらどう答えてくれるか」がある程度分かっていないと、いろいろ試してみようという気も起きないと思うんですよね。これは WAVE に限らずスマートスピーカ全般に言えることだと思いますが、何らかの初期ハードルを下げる工夫は必要だと思います。

■音質について
大音量だけど音質はそこそこのスピーカ、という印象。BGM 程度に鳴らしておく分にはこんなもんかな、というレベル。
無指向性だからテーブルやキッチンカウンターの真ん中に置きたくなりますが、ちょっと壁寄せ気味に配置すると反響でグッと音の厚みが出てきます。リビングの壁際の棚の上、とかけっこういいんじゃないでしょうか。

■LINE MUSIC について
最初に試したときにどの楽曲も 30 秒程度のダイジェスト再生しかできないと思っていたら、これは WAVE ではなく LINE MUSIC の無料ユーザーの制限でした。WAVE 先行体験版の購入特典として LINE MUSIC の半年間無料クーポンが送られてきていたのでそれをレジスとしたところ、フルコーラスで聴けるようになりました。
それはいいんですが、問題は LINE MUSIC の楽曲ラインアップが思っていた以上に貧弱なこと。「○○の曲をかけて」と言ってもその曲(あるいはアーティスト自体)が登録されていなかったり、正しく認識されずに全然別の曲がかかったり。「SEKAI NO OWARI の曲をかけて」と言ったら 1 曲しか登録されていないのか、『RAIN』(『メアリと魔女の花』の主題歌)が無限ループされたのには参りました。私は Music Unlimited や Amazon Prime Music、Spotify くらいなら使ったことはあるけど LINE MUSIC はこれが初めてで、どんなジャンルの楽曲が強いのかとかプレイリストの組み方がどうなっているのかとかが分からず、どういう使い方が自分に合っているのかイマイチよく分かりません。スマホで LINE MUSIC を起ち上げていると WAVE では再生できないなど、制限も気になる。
当面使える機能が限られるから LINE MUSIC 利用を軸とした先行体験版としたことで、LINE MUSIC の弱点が WAVE の弱点に見えてしまっているのが現状だと思います。

■Bluetooth スピーカ機能について
スマートスピーカとして使い物にならなくても最悪 BT スピーカとして使えれば ¥10,000(先行体験版の特別価格)は悪くないかな、と思ったのもこれを買った理由の一つです。BT スピーカとしての音質はまあまあ(本音を言えば一万円出せばもう少しいい音のスピーカはあるとは思う)。ただ少なくとも現在のファームでは、ウォークマンと BT 接続した際にウォークマン側のボリュームキーを押しても WAVE の音量は変化しません(ソニー純正の BT スピーカなら当然ボリューム操作が可能)。これはファームアップで何とかできそうに思えるので、早急に何とかしてほしい。まあ LINE MUSIC 利用が軸の商品だから BT スピーカ機能は開発優先度が低そうですが。

■バッテリライフについて
これ想像以上にバッテリがもたないですね。正しくは省電力制御がうまくない、と言った方がいいのか。
音楽を鳴らしていないときにも音声入力待機しているため、その間にもどんどんバッテリを消費していき、朝に満充電で使い始めたのに「音楽を止めて放置」しているだけで数時間でみるみるバッテリが空になってしまいました。バッテリ残量については定期的に音声でアラートが出るのは親切設計と言えますが、待機状態ではもっと省電力なモードに入ってほしい。近くにコンセントがある前提だと途端に置き場所が限られてしまうんですよね。

という感じで、今のところは不満の方が多い状況。先行体験版なのである程度割り切って使う必要があるのは分かっていましたが、これはちょっと辛抱強く付き合ってやる必要があるな...というのが今の率直な感想です。先行体験版を買った人はほとんどが新し物好きで、逆に言えば進化のスピードが遅ければすぐに離れて行ってしまう層だと思うので、こっちが驚くくらいのスピードでファームウェアもクラウド AI 側も進化させていってほしいところ。

投稿者 B : 21:46 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/08/26 (Sat.)

LINE WAVE 先行体験版が届いた

遅延に遅延を繰り返していた LINE のスマートスピーカ「WAVE」がようやく届きました。

LINE / WAVE (先行体験版)

LINE WAVE

スマートスピーカは Amazon Echo がアメリカでのデファクトスタンダードになりつつある中、Google Home や Apple HomePod など IT ジャイアントたちが流れを作りつつあります。そんな中でほぼ日本ローカルといえる LINE ってどうなの、という声もありますが、一昔前とは違いここ数年の海外勢はマーケットが小さい日本語対応を後回しにするのが当たり前になっています。少なくとも海外勢が日本に本腰を入れてくる前にうまく立ち上げられれば、メッセンジャーアプリとしての LINE のように国内標準くらいは取れるかもしれないという推測もあり、何より他社より先に出てくるから新しもの好きとしては手を出しやすいという理由で(笑)とりあえず WAVE の先行体験版を申し込んでみました。

実機は高さが 20cm 近くあり、ほぼ 1/100 スケールのガンプラと同サイズ。Bluetooth スピーカ程度のサイズをイメージしていたので、思ったより大きいな...というのが第一印象。

LINE WAVE

天面には必要最小限の操作ボタンと LED インジケータ(メッシュ部)。
メタリックグレーの筐体に濃紺のサランネット、角にはさりげなくダイヤカットが施してあったりしてけっこう高級感があります。

LINE WAVE

底部にも LED が仕込まれていて、動作時には様々な色で発光します。Clova(LINE の音声 AI)に話しかけるとグリーンに発光して「ビコン」と音声コマンド待ち受け状態になるなど、動作状況に応じて色が変わるので、今どういう状態なのかがある程度把握できます。

LINE WAVE

背面(まあどこから見てもほぼ同じ見た目ですけど)には電源ボタンや DC ジャックがあります。

LINE WAVE

付属の AC アダプタは USB タイプですが、DC ジャックが microB や Type-C ではなく一般的な DC ジャック形状というのが最近としては逆に珍しい。コネクタカバーがアルミ製だったり、ケーブルの被膜がメッシュだったり、やたらお金かかってます。

LINE WAVE

使い始めるにはスマホに「Clova」アプリをインストール、自分の LINE ID と紐付けた上で WAVE とペアリングする必要があります。
リビング等に置いて家族と共用する機器に個人の SNS アカウントを紐付けるのはちょっと気持ち悪さがありますが、少なくとも現時点の WAVE には LINE のメッセージを読み上げたり音声入力でメッセージを送ったりする機能はありません。そういう意味では安心して使うことができます。

LINE WAVE

設定でちょっとハマったのがペアリング画面。同じ Wi-Fi ネットワーク上にあるスマホと WAVE をペアリングするわけですが、接続する Wi-Fi ネットワークの選択画面に SSID が一つしか表示されません。自宅の SSID ではないものが表示されていたので、これしか見えてないのかよ!?と数分悩んだんですが、この SSID 部分をタップするとスマホから見えている電波の SSID リストが表示され、ようやく接続することができました。この UI、いくらなんでも不親切すぎると思います。

LINE WAVE

現在の WAVE はまだ先行体験版ということで(後日アップデートにより製品版同等の機能に進化する予定)、できることはまだ限られています。LINE MUSIC の音楽再生、日付や時刻・天気などの質問に答えてくれる機能、アラーム設定、それと Clova に全く関係ないけど Bluetooth スピーカとして動作するモード。Amazon Echo あたりに比べるとまだ何もできないに等しいですが、そこは今後に期待かな。ちなみに、ダメモトで「Apple の Siri ってどう思う?」と訊いたら「すばらしいものだと思います」と返ってきて、そういうところはちゃんと仕込んであるのね、と思いました(笑

新しいカテゴリのデバイスを手に入れると、最初は何をやって良いか分からず途方に暮れることも少なくないですが、画面がないと余計に「何ができるか、何をしたらいいのか」が分からず呆然としてしまいますね。まあ現時点でできることは音楽再生+α 程度にすぎないので、そのあたりから試用してみることにします。

音質に関しては、やっぱり音声応答を軸としたスピーカだけあって、人間の声の帯域に合わせてチューニングしてある感じ。音楽を再生してみるとヴォーカルはかなりハッキリ出てきますが、楽器の音、特に高域と低域は寂しい。一回り以上小さいソニー SRS-X33 のほうが高音の伸びも低域の響きもあります。モノラルスピーカだから定位感がない、というのもあるとは思いますが。
ただ筐体が大きいだけあって音量は出るし、J-POP の楽曲を BGM 代わりに鳴らしつつ音声入力に答えてくれるスマートスピーカとしてであれば、まあそこそこ十分かもな、と思える程度の音ではあります。WAVE は LINE の自社開発ですが、Clova のパートナーにはオーディオ関連メーカーもいくつか名乗りを上げているので、いずれはもっと音の良い製品も出てくるんでしょうが。

音楽再生機能に関して言えば、LINE MUSIC の楽曲からはフルコーラスではなくダイジェスト再生っぽい鳴らしかたしかできない(?)ことと、スマホ側で LINE MUSIC を起ち上げていると WAVE 側では再生ができない(スマホの LINE MUSIC を終了させてもしばらくは再生できなかった)ことが不満です。使い方がまだ解っていないだけかもしれませんが...。

というわけで、機器側もこれから進化していくんでしょうし、自分でも試行錯誤しながらしばらく付き合ってみようと思います。

投稿者 B : 23:52 | Audio | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/08/21 (Mon.)

Shure SE215 その後...

最近 Shure SE215 Special Edition の話ばかり書いている気がします。こないだの接点復活王の効果もあり、その後とても快適に使えていたのですが、先日帰宅した際に廊下を歩きながらイヤホンを外していたところ、手が滑ってしまいました。
一昔前と違って今のイヤホンケーブルって長いのが主流じゃないですか。だから、手のひらからこぼれたイヤホンが下まで落ちていってしまい、ちょうど歩いていた自分の足下へ滑り込むような格好になり、次の瞬間

グシャッ

というイヤな音が耳に飛びこんできました。

Shure SE215 Special Edition


。・゚(゜´Д`゜)゚・。


左チャンネルのイヤーピース部分が、見事に根元からポッキリorz。
これはさすがに直しようがないですね...片チャンネルだけ保守パーツで取り寄せられるのかもしれませんが、エイジングの状態が全然違うとそれはそれで音がおかしくなりそうだし。

リケーブルもイイ感じにハマって気に入ってたんだけどなあ。踏んだのが自分の足だけに悔やんでも悔やみきれない。

どうしようもないので同じのを買い直すか、ちょっと違う音を求めて冒険してみるか、はたまた以前の MDR-EX800ST に戻るのも手だよなあ、とかいろいろ考えたんですが、この秋はおそらく完全ワイヤレスイヤホンに手を出すつもりで、これを買っちゃったらたぶん日常使いのメインはそれになっちゃうんだろうなあと思うと、ちょっと今からは買えないですね。一応メインイヤホンとしては XBA-N3 だって健在だし。鬼丸改がもったいないので、これに合わせる MMCX イヤホンを一本持っておきたい気もしているんですが。

というわけで、秋の新製品が出揃うまでしばらく様子見です...。

投稿者 B : 21:50 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/08/09 (Wed.)

MMCX コネクタに接点復活剤を試す

Shure SE215 の MMCX 接触不良問題。コネクタのクリーニングによって一応の解決をみたかに思えていました。が...しばらくして、再発。しかも、今度は右側

えええー...汚れの付着は原因ではなかった、あるいは原因の一つに過ぎなかった、ってことでしょうか。改めてコネクタを外して見てみると、

SE215 Special Edition

確かに右チャンネルの端子にうっすらと汚れはついているものの、前回の左側ほどではありません。汗をかきやすい時季だから汚れもつくし、前回断線のチェックや掃除をしたときに何度か挿抜したから端子が緩くなってる可能性もあるけど、少なくとも単にクリーニングをすれば解決するという問題ではなさそう。
というわけで、今度再発したら試そうと思っていた接点復活剤を買ってみました。

サンハヤト / ニューポリコールキング 接点復活王 PJR-L15

接点復活王

こういう電気接点向けの塗剤で昔から有名なのは SETTEN No.1 だけどちょっと高価いし、Ultimate Ears のイヤホンにも付属していたりして定番の DeoxIT にしようかと思ったらメーカー(国内代理店)欠品中でいつ入荷するか分からないようだし、あまり高価なのを試すつもりもなかったので汎用の接点復活剤にしてみました。主用途はスライド接点向けとのことですが、接合時にクルクル回転する構造の MMCX ならばスライド接点用の復活剤が適していそうだな、という思惑もあり。

接点復活王

原料が書かれていませんが、基本的にはコネクタの通電と潤滑を目的とした導電性のオイルです。「ほとんどの素材を侵しません。」という一文に安心(笑

接点復活王

ボトルはプラモ用の接着剤のように刷毛つきのキャップがされているので、それでコネクタにうっすらと接点復活剤を塗ってやります。あまり塗りたくると逆に導電性が下がったり、汚れを吸着する原因になったりしそうなのでごく少量。本当に一塗りしかしないからまだほとんど残っていますが(笑)、また定期的に塗ってやれば良いかと。

接点復活王

塗布してからかれこれ一週間程度使ってみたところ、これまで悩まされていたノイズや音切れがピタッと収まりました!こないだのクリーニング以上に効果がありました。
ただ、以前に比べると音質が若干マイルドになった気がするのはプラシーボでしょうか(汗)。まあ微妙にでも導電性が変化しているわけで、少しくらい変わっていてもおかしくないですが。まあ、ノイズや音切れよりは全然マシですが。

こういうのもやっぱり DeoxIT とか SETTEN No.1 とかと比べたらどうなんだろう、というのは気になるところではありますが、これもイヤホン本体やリケーブル以上の沼の入口だと思うので、このへんで納得しておくことにします。

サンハヤト / ニューポリコールキング 接点復活王 PJR-L15

B01GROTPEO

投稿者 B : 23:15 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/07/18 (Tue.)

ヤマハ「聴く VR」

ヤマハがAVアンプの音場創生技術をポータブルに、"聴くVR"。イヤフォン新機種も - AV Watch

先週末のポタフェス、気になってはいたんですが聖地巡礼や家の予定が詰まっていて残念ながら行けませんでした。そしたらヤマハがなんか気になる製品を参考展示してたというじゃないですか。

その名も「聴く VR」。ヤマハの AV アンプに搭載されている「シネマ DSP」を応用してヘッドホンアンプに搭載し、ヘッドホンでも AV アンプのような音場を表現できる、というもの。それって既存のバーチャルサラウンドヘッドホンと何が違うの?とか、いわゆる視覚方面の VR と関連性あるの?とか気になるわけですが、上記 AV Watch の記事を読む限りは視覚の VR とはあまり関係がなく、ヘッドホン使用時にも音場表現ができるサラウンド技術で、主にヘッドホンアンプやポタアンの製品化を想定している模様。
まあ現在のヘッドホンアンプ/ポタアン市場はハイレゾを軸とした「いい音」一辺倒で、ヤマハとしてはシネマ DSP の技術を応用して違う付加価値を目指したい、というのは理解できます。でもポータブルで音場表現がどこまで求められるかなあ。家庭用のヘッドホンオーディオ向けに音楽だけでなく BD/VOD の鑑賞にもメリットがある、という方向性の方がフィットしていそうに思います。

でも個人的に期待したいのはそっちよりも視覚系の VR に「音場」という概念を持ち込んでくれる可能性です。現在の VR はヘッドトラッキング技術を使って頭の向きに合わせて映像だけでなく音の指向性も変化させることができますが、音の方はまだまだ頭内定位というか「両耳に音が張り付いている感覚」を超えられていません。VR 空間内で正面から音が鳴っているときに右を向いたら「ヘッドホンの右 ch からは音が出なくなって、左 ch だけから聞こえる」というのは音の響き方や聞こえ方を考えれば不自然なもの。そこはもっとバーチャルサラウンドヘッドホン的に鳴らしてほしいし、何なら PSVR のシネマティックモードを使うときはヘッドホンじゃなくて AV アンプ+スピーカに繋いで音を鳴らさせてくれよ!とも思っていたので、こっち方面にシネマ DSP の音場生成技術が入ってきてくれないかな、と密かに期待しているわけです。

今回の把握まで参考展示であり、今後の展開がどこまで広がるかも分かりませんが、とりあえず現状のものでいいから一度試聴する機会が欲しいなあ。

投稿者 B : 23:59 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/07/13 (Thu.)

Shure SE215 MMCX コネクタの接触不良とメンテナンス

ウォークマン用のイヤホンとして愛用している SE215 Special Edition鬼丸改のコンビ。ダイナミックドライバの豊かな響きが鬼丸改によって好みのバランスに整えられ、とても気に入っています。XBA-N3 とは日替わりで使っていますが、解像力だけなら XBA-N3 のほうが上だけど音はちょっと腰高で、普段は 6:4 くらいの比率で SE215SPE のほうが出番が多かったりします。カメラにしろオーディオにしろ、結局好みの問題が大きいものに関しては解像力だけが正義ではない、ということなんでしょう。

Shure SE215 Special Edition

ただ、最近この SE215SPE の左チャンネルの音が途切れるようになってきました。付属ケーブルも右チャンネルが断線したから鬼丸改に買い換えたのに、半年もたずにまた断線?と軽くウンザリしかけたんですが、いろいろ試しているうちにどうもケーブル断線ではなく MMCX コネクタの接触に問題があるっぽい。そこで一度ケーブルを外して状態を確認してみました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

コネクタを見て唖然。右側はけっこうキレイな状態を保っているのに、左側だけ金メッキの表面にうっすらと緑青のような汚れがこびりついています。
うーん、それにしても何故左側だけ...日々の使い方は左右一緒なはずなんだけどなあ。

Shure SE215 Special Edition

イヤホン側のジャックはもっとひどくて、左側だけ明らかに汚れに覆われてしまっている状態。こりゃあ接触不良を起こすのも無理はありません。

調べてみたところ、MMCX イヤホンでコネクタの接触不良に悩まされている人はけっこう多くて、対処法は大きく分けて以下の三種類に分かれている模様。

  • コネクタを清掃して接触不良を改善
  • 接点洗浄剤/接点復活剤等を使ってコネクタの接触性を向上
  • コネクタの歪みを修整して物理的な接触性を向上
コネクタの物理的修整は最悪の場合端子そのものが折れて使い物にならなくなるリスクがあるので、最後の手段。どうやら受け側の端子は真円ではなく、半円を二つ組み合わせてラグビーボール状になっているのが正解らしいのですが、肉眼では判別できないもののマクロレンズを使って撮ってみた↑の写真を見る限り、コネクタがバカになっているわけではなさそうです。 というわけで、とりあえずコネクタの清掃から試してみることにしました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

清掃といっても大したことではなくて、ティッシュペーパーで表面の汚れを念入りに拭き取りつつ、凹凸のある細かい部分は爪楊枝を使って汚れをこそげ落としてやる程度。汚れは金メッキの表面にこびりついているだけなので、これだけで十分に落とせます。

Shure SE215 Special Edition

イヤホン側のジャックも同様に清掃。中心部にある芯の部分を折らないようにだけ気をつけてキレイにしてやりました。

結果は...見事復活!プラシーボかもしれませんが、右側も清掃する前に比べて音がクリアになったような気さえします(笑
MMCX コネクタってそれほど頻繁に抜き差ししなくても、構造的に汚れたり嵌合が緩くなったりしやすいものなんですね。手軽さから一気にイヤホンのデファクトスタンダードになった感はありますが、信頼性という意味では MDR-EX800ST 等のソニー独自スクリュー端子は(互換性以外は)良かったんだなあ、と。

とりあえずこの状態でしばらく様子を見るつもりですが、もしまた汚れが溜まっていくようであれば接点復活剤を試してみようと思います。ものによってはコネクタの防汚効果もあるようですし。

Shure / SE215 Special Edition

B00A16BT4E

投稿者 B : 22:15 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/05/28 (Sun.)

CD の収納を思い切って見直す

「書斎の収納を見直せ」という家族からのプレッシャーが強くなってきたので、今まではほぼ壁一面を使っていた CD/DVD ラックを観念して解体することにしました。
もともとラックに収まりきらないくらいあった CD/DVD ですが、少なくとも音楽に関しては自宅でもウォークマンか PC からネットワーク越しに鳴らすことがほとんどで、CD をそのままかけること自体滅多にない昨今。かといって楽曲自体は今でも聴いているので物理メディアを捨てたり売ってしまうのも憚られる。収集癖のある身としては大切なコレクションではあるけど、最近は新曲を買うのも配信経由がほとんどで CD 自体はほとんど増えることもないし、思い切って既存の CD はアーカイブという位置づけで保管することにしました。

しかし CD の保管で困るのがジュエルケース。CD そのものよりもジュエルケースが嵩張るし重いし、というわけで、これを使って圧縮することに。

コクヨ / CD/DVDケース メディアパス 1 枚収容 100 枚 黒 EDC-CME1-100D

コクヨ メディアパス

コクヨの CD 用ソフトケース。けっこう昔からある定番商品で、まさに今回のような用途にうってつけの製品です。まさかこれを私が使う日が来るとは...。
自分が持っている CD の枚数を数えるのも面倒だったので、とりあえず 100 枚×3 セット購入して、足りなければ買い足す算段です。

コクヨ メディアパス

この「メディアパス」、基本的には不織布を使った CD ケースなわけですが、ちゃんとライナーノーツを入れるためのポケットが備えられているのが市販 CD のスペース圧縮用たる所以。
ちなみにサイズ違いで DVD 用や Blu-ray 用もあるようですが、どうやら Blu-ray 用は既に販売終了しているようで、おそらく不織布転写問題が発覚して販売中止になったものと思われます。

コクヨ メディアパス

試しに一枚入れてみたところ。裏ジャケットや背タイトル(オビ)もちゃんと収納できていて、ジュエルケースの見え方がそのままソフトケース化された格好になります。

コクヨ メディアパス

内側はこんな感じ。裏ジャケットや背タイトルはもともと 90° の折り曲げしか想定していないものを 180° 折ることになるので多少のダメージは免れませんが、おそらくこれを再びジュエルケースに戻すことはないでしょうから、まあ良し。
また背タイトルはモノによって幅が違うため(1990 年代後半以降の CD は背タイトルが細いことがほとんど)位置合わせが微妙に難しいですし、そもそも背タイトルがない輸入盤では表からの見栄えがやや間抜けな感じにはなります。

で、こうやって圧縮した CD を収納するためのボックスはこれにしました。

無印良品 / 硬質パルプボックス CD 用 ワイド

無印良品 硬質パルプボックス

定番の無印パルプボックス、これを 4 セット購入。まとめ買いするとけっこういい値段になりますね...。
しかしいざ必要になったときに探しやすいよう、こういう出し入れしやすいボックスは重宝します。

無印良品 硬質パルプボックス

↑の写真は二枚組の CD があったりソフトケースが足りてなかったりしてジュエルケースも混ざっていますが、通常のジュエルケースなら 32~33 枚しか入らないところ、このソフトケースを使って厚みを減らすことで 70 枚ほど収納できる格好になります。これが 8 ケース分あるので合計 500 枚以上は収納できる計算、これなら CD に関してはある程度めどがつきました。

あとは不足分のソフトケースと二枚組用のケースを買い足して収納するだけですが、どんなに効率よく作業しても 1 枚 1~2 分はかかるし、それぞれの CD に思い出もあってつい手が止まってしまうし、なかなか作業が進みません(´д`)。空き時間を見つけてぼちぼち進めていこうと思います。

コクヨ / CD/DVDケース メディアパス 1 枚収容 100 枚 黒 EDC-CME1-100D

B00LKX58HQ

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2017/04/09 (Sun.)

PC 版 DAZN で改めて F1 を観る

F1 観戦のためにお試しで加入中の DAZN。開幕戦は Android タブレットで視聴し、これではちょっと使い物にならないなあ、と感じたのですが、調べてみるとどうやら使う機器によって画質をコントロールしているらしい。おそらく Android アプリ版はタブレットよりもスマホを想定して作られているので、画面サイズ的にも 720p で十分、という前提で送出されている可能性が高い。ならば PC でブラウザ経由の視聴であればフルスペック出るに違いない、と思って PC で視聴してみました。

DAZN

DAZN

使用した PC は初代 VAIO Pro 11(SVP1121A1J)。今となっては少し心許ない性能ですが、旅行時に持ち出すことが多い PC なので、旅行中の F1 観戦を想定して使ってみました。

↑は画面キャプチャで、静止画でキャプチャすると MPEG のノイズがかなり目立って見えますが、動画として見ている分にはもうすこしシャキッとした画質に見えています(ABR なのでストリーミング開始から 1~2 分待たないと画質は安定しません)。タブレットで見ていたときよりも明らかに解像感があって、ああ DAZN 見るならモバイルアプリ版じゃダメなんだな、というのがよく分かります。これならタブレットで使うときもアプリではなくブラウザで、UserAgent を PC ブラウザに偽装して再生したほうがキレイなんじゃないですかね。

DAZN

国際映像に挿入されるテロップなんかはかなりシャッキリした表示。一枚の画面の中でも情報量の多いところは圧縮率を下げ、平坦な部分は大胆に圧縮しているのがよく分かる画面じゃないでしょうか。CS 放送に比べて低いビットレートにしては健闘している画質と感じます。
なお PC ディスプレイで見るよりも HDMI 経由でテレビ画面で見るほうが、テレビ側の画像処理エンジンを経由する分、輪郭の鮮明さや動きの滑らかさが多少向上するように見えます。

ただ動きのパラパラ感はテレビで表示させても根本的には解決しないようで...と思ったら、DAZN のフレームレートは 60p どころか 30p ですらなく、PAL の 25p だっていうじゃないですか。このへんの話は先日公開された Phile-web の記事に一通り書いてありました。

DAZNがJリーグ中継の制作現場を公開。25フレーム映像を英経由で配信、新番組もスタート - Phile-web

おおう、マジか...映像は全部イギリス経由での配信とか。まあ F1 はヨーロッパ開催が中心なので実質的には影響は少なそうですが、J リーグとか国内撮影の映像をイギリス経由で日本に配信しているっていうの、ネットワークリソースの無駄遣いとしか思えない(´д`)。F1 にしたってテレビで見る場合、日本 GP のフジテレビ撮影の映像は他 GP の国際映像よりも高画質なのに、それをわざわざ英国経由で流すというのはもったいない。
PAL といえばテレビ中継の場合もヨーロッパでのレースは PAL 収録のはずですが、テレビ放送ではフレームレートの低さが気にならないのって、放送時にプルダウン処理を入れて 60i に変換しているってことなんでしょうか。教えて放送系詳しい人。

そんなわけで、F1 ではクルマが横方向に大きく動くようなシーンではパラパラ感がけっこう気になるものの、PC ブラウザベースではそれ以外の画質は CS 放送よりも若干劣るものの、まあ許容範囲。稀にストリームバッファ不足で 0.5~1 秒程度途切れたりしますが、このへんはサービス側の改善によって解決される問題のように思います。

ただ残念だったのは音質というか音のミキシングで、スカパー!に比べるとサーキットノイズのレベルが低めになっているようで、実況は聴き取りやすいけど迫力に欠けるところがあります。F1 も NA エンジン時代に比べれば随分静かになったし、もうちょっとサーキットノイズを大きめに入れてくれていいんだけどなあ。
あと解説がオグタンではなく中野信治氏(元 F1 ドライバー)だったのが...知識的には十分だしスカパー!の川井チャンよりも落ち着いていていいんだけど、声がボソボソしていて聴き取りづらいし、抑揚が少なくて眠くなるんですよね(ぉ。あ、もしかしてサーキットノイズ小さめだったのってそれが原因なのか?(;´Д`)ヾ

総じて、スカパー!に比べると物足りない部分はあれど、モバイルアプリではなく PC ブラウザで視聴するなら CS の契約費と DAZN for docomo の月額料金を天秤にかけて選んでいいレベルではないかと思いました。ただ、F1 を観るために PC をテレビに繋いで...という手順はちょっと面倒だし、テレビ単体かセットトップボックスで使いたいですね。Android TV や Amazon Fire TV、Xbox One という選択肢もあるけど私はどれも持っていないし。出る出ると言われながらなかなか出てこない PS4 版アプリがリリースされてくれればベストなんですが...無料体験期間中(実質的に来週のバーレーン GP)に間に合ってくれれば試してみて最終判断するところだけど、さすがに無理かなあ。

投稿者 B : 23:07 | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/03/26 (Sun.)

DAZN で F1 開幕戦を観る

というわけで今シーズンの F1 が開幕したわけですが、今年はテレビ観戦の環境として例年とは違う選択肢が出てきました。実際には去年から存在はしていたけど、docomo との提携で戦略的な価格体系を打ち出してきたスポーツ特化型 VOD サービス「DAZN」がフジテレビ NEXT の対抗馬になり得るのではないかと。
しかしその DAZN は先日の J リーグ開幕戦の中継で大失態をやらかし、「まだ使い物にならない」という烙印を押されたばかり。とはいえ事業者側がその気になれば短期間でサービスの大幅改善もやれてしまうのがネットサービスの良いところ、(おそらく)docomo のお金を使って大々的に広告を展開している今の DAZN なら本気でスカパー!から顧客を奪いに来そうだし、国内ではサッカーよりもマイナーな F1 ならば回線品質の問題も出にくいだろうと思い(笑)試してみました。

DAZN

DAZN

DAZN は通常の料金体系が ¥1,750/月、docomo 経由で契約すると ¥980/月 になりますが、無料体験期間の扱いに違いがあるようです。DAZN 直契約の場合は契約日から 1 ヶ月間が無料なのに対して、DAZN for docomo の場合は「契約月の末日まで無料」という docomo の他のコンテンツサービスと同じ扱いになります。さすがにこの月末から試用開始してすぐに課金されるのはちょっともったいないので、「とりあえず DAZN 直契約で 1 ヶ月無料体験して、良さそうなら一旦解約後に docomo 経由で再度契約」することにしました(笑
※コメントでご指摘いただきましたが、DAZN for docomo は「初回 31 日間無料」でした(2017 年 3 月現在)。最終的に DAZN for docomo で利用するつもりならば、最初から DAZN for docomo に申し込んだ方が良さそうです。

DAZN

とはいえいきなりスカパー!から完全に切り替えてしまうのも不安なので、まずは比較試聴。スカパー!のほうはテレビで、DAZN はタブレット(Xperia Z2 Tablet+DAZN の Android アプリ)を使って、F1 オーストラリア GP の予選・決勝を観てみました。

画質ですが...これ本当に HD 画質なんですかね?少なくとも 1080p には見えないし、720p と言われてもちょっと疑わしい。480p くらいしか出ていないんじゃないでしょうか。ABR(アダプティブ・ビットレート。VOD サービスでよく使われる、最初は低ビットレートで再生開始し、回線状況に応じてビットレートを上げていく方式)かもしれないと思ってしばらく待ってみても状況は変わらず。フレームレートも 30fps くらいにしか見えないし、これはちょっとスポーツを観るのに適した画質とは言えないように思います。もしかすると再生環境によっても違う可能性があるので、PC ベースで観たらもっと良いかもしれませんが。

DAZN

こんな感じで、文字情報が MPEG ノイズで潰れすぎ。判読できないレベルではないけど、スカパー!のほうではもっとクッキリ滑らかに表示できているので。
スマホくらいの画面サイズなら許せるレベルかもしれませんが、タブレット以上の画面サイズで観るにはいくらなんでも厳しい。PS4 や Fire TV を使ってテレビで観たらもっと辛いんじゃないですかね。

なお、スカパー!とのタイムラグはほぼ 60 秒でした。

本当は DAZN には価格面だけでなく解説陣にも安定感がありそうなので、期待していたんですけどね。スカパー!は川井チャンはいいけど実況のアナウンサーには当たり外れあるし、解説も最近の今宮さんは微妙すぎて、森脇さんか浜島さんなら当たりだけどそうじゃなかったら辛い。その点、DAZN の解説は一時期のスカパー!解説を担当していたオグタン(小倉茂徳氏)で、安心して聞いていられます。
でも今の DAZN はちょっと求めるレベルに達していないなあ。せめて 720/60p 以上の画質をしっかりと実感できるビットレートで配信してくれないと、¥980/月 でも高いと感じてしまいます。もしかしたらこのへんは日進月歩で改善するかもしれないので、1 ヶ月は比較を続けてみようと思いますが、4 月中旬のバーレーン GP でも改善されていないようなら、今年いっぱいはスカパー!で観戦することにします。

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2017/03/10 (Fri.)

Sony MDR-1000X BM 購入

ずっと欲しかったワイヤレスヘッドホン、MDR-1000X をようやく購入しました。

ソニー / MDR-1000X (ブラック)icon

MDR-1000X

ソニーストアでも長らく欠品していましたが、これ相当売れているようですね。都心で働いていると二日に一回くらいは街中や電車内で見かけます。beats とか SENNHEISER とか BOSE QC25 とかも時々見かけますが、オーバーヘッドホンで単一の機種でこれだけ頻繁に見かけるということは今までになかったんじゃないかと思います。私も欲しいと思いつつウォークマンやイヤホンのほうが優先順位が高かったのと、そもそも手に入らなかったのとで今になってしまいました。

カラーはブラックとグレーベージュでかなり迷いました。グレーベージュ、見た目の印象が軽い割に質感もあって実に良い色なんですよね。でも MDR-1ANW-A35 を色違いで買った人がグレーベージュな MDR-1000X を購入したとくれば、私は黒にするしかないじゃない!というロジックで最終的にブラックを選びました(ぉ

MDR-1000X

まあ、ブラックはブラックで金属部分は Apple 製品のスレートっぽい質感もあったりして、深みのあるいい色です。

あとなにげにブラックとグレーベージュでは同梱のキャリングケースまで色が違う、というのを知って驚いています。さすがソニーのフラッグシップ機、こういうところにも手を抜いていません。

MDR-1000X

愛用の MDR-1A と並べてみました。
私もデザイン自体はヘッドホンらしいメカメカしさを活かした MDR-1A のほうが好みではあるんですが、あまり押しが強くなく軽快感のある MDR-1000X のデザインもこれはこれで、外で使うには自然な印象。

ヘッドホンの側圧は MDR-1000X のほうが強いですが、ワイヤレスで重量も普通のヘッドホンよりはあるので、これくらいのほうが安定します。私は最初だけ少し圧迫感がありましたが、すぐに慣れました。

そのほかの開梱レビューや MDR-1A との細かな比較は先に買った人のレビュー記事を参照のこと(丸投げ

MDR-1000X

ドライバユニットは MDR-1A と共通とのことですが、音質は意外にもけっこう違います。MDR-1A のほうがナチュラルながら低音のボリューム感が強く、MDR-1000X は少し作ったような音だけど 1A よりも中高域に艶やかさがある音。代わりに低音は薄め。ノイズキャンセルや DSEE HX(≒ハイレゾアプコン)のためのプロセッサとデジタルアンプを内蔵しているために「作ったような音」になっているのだとは思いますが、それでもそんなに嫌みのある音ではなく、好みの範疇。ただし音質は完全にプロセッサとデジタルアンプを通すことを前提にチューニングされているようで、有線接続にしてヘッドホンの電源をオフにすると急に痩せたような音になってしまいます。有線でも電源オンで使うのが必須、パッシブモードはあくまでバッテリ切れのときでも何とか音楽を聴くためのもの、と割り切った方が良さそうです。
いずれにしても、今まで使っていた MDR-10RNC はノイキャンはいいけど音質については今一歩という印象だったのが、MDR-1000X くらいの音がワイヤレス・ノイキャンで出てくれれば十分以上だと思います。

MDR-1000X

操作系は左耳の側面に電源、ノイキャン設定、アンビエントサウンド(外音取り込み機能)の設定ボタンのみ。あとは左耳のハウジング部に NFC と、右耳のハウジング部には操作用のタッチセンサが搭載されています。ボタン配置やタッチ操作についてはまだあまり慣れていないので、早く位置や操作方法に慣れないと。タッチセンサですが、レスポンスがワンテンポ遅い感じがしませんかね?NW-A30 シリーズとの組み合わせのときだけなんですかね。

ノイキャンに関しては、今まで使っていた MDR-10RNC と機構的には同じはずですが、1000X のほうが NC 効果が明らかに高い。新しく採用された「パーソナル NC オプティマイザー」の成果かもしれませんが、イヤーパッドの大きさ・形状や側圧の強さも効いているように思います。幹線道路沿いを歩いていてもほぼ無騒音に感じるくらいノイズが消えるので、これは交通量の多い場所では逆に外音取り込み機能を使わないと怖いかもしれません。

MDR-1000X

NFC のほうはレスポンスが早くて素晴らしい。8 台までのマルチペアリングと、2 台までのマルチポイント接続にも対応しているので、私のように常にたくさんのガジェットを持ち歩いている人ほど恩恵を受けそうです(笑

MDR-1000X

しばらく使ってみて、音が良いのはもちろんのこと、ヘッドホンが完全ワイヤレスになるのがこれだけ気持ちいいことだとは思っていなかったので、想像以上の快適さに驚いています。たかがケーブル一本とはいえ、ちょっとしたときにケーブルに引っ張られたり引っかかったりするのって、地味にストレスだったんだなあと。音質とのトレードオフはあるものの、主に屋外での使用であれば十分いい音だし、ワイヤレスのメリットの方が大きいと思います。これはインナーイヤーも完全ワイヤレス型にしたくなってきました。

これは MDR-10RNC の買い換えのつもりで買ったので、これからも普段は XBA-N3 か SE215SPE を使いますが、出張や旅行、長時間の移動がある日なんかは積極的に MDR-1000X を使っていこうと思います。

ソニー / MDR-1000Xicon

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2017/02/24 (Fri.)

WALKMAN A35 ver.1.10

ウォークマン「WM1Z/A」と「A30」のタッチ反応速度が向上、音飛び改善 - AV Watch

ウォークマン A30 シリーズ(と WM1 シリーズ)のファームウェア Ver.1.10 が公開されました。
アップデート内容は主にタッチパネルの反応向上と、特定条件下で発生する音飛び・音切れの改善とのこと。

実は 2~3 日前から某所でダウンロード可能な状態にはなっていて私もダウンロードだけはしてみていたんですが(笑)、公式にアナウンスがなく念のため待っていました。正式リリースされたので、さっそく適用。

WALKMAN A35 ver.1.10

タッチパネルに関しては...おお、良くなってる!
素晴らしく良くなったというよりは、まあ今までがちょっと残念すぎただけで、出始めの Android スマホのようなレスポンスの悪さや引っかかる感じのスクロールが改善され、ごく普通のスマホ並みになった、という印象。音質が明らかに旧モデルよりも良いから多少の操作性の悪さには目を瞑っていたけれど、マトモになってみると今まではガマンしてたんだなあ、と改めて実感します。でも本来は最初からこのクオリティで出すべきところではあります。
タッチパネル以外にも全体のレスポンスがワンテンポ遅く、例えば再生/停止や早送り/戻しボタンを押してからの反応にもワンクッションあったのがアップデート後には 0.5 クッションくらいになった感覚。今までは「反応してない?」と思って押し直したら二度押しと認識されてしまう、ということもありましたが、これで大丈夫そうです。個人的な好みでは即反応してほしいところではありますが。

音切れについては、今までも一日に一度以下の頻度でしか起こっておらず、アップデート後まださほど長時間使い込んでいないので判断しかねますが、今のところ症状は出ていないようです。

今回のアップデートで A30 シリーズに関しては細かい不満が解消されて、純粋な音楽プレイヤーとしては足りないものはもうなくなったかな、と思います。これは改めて今後長く付き合えるウォークマンになりそうです。

ソニー / WALKMAN NW-A35icon

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2017/02/16 (Thu.)

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

新しいメインイヤホンとして昨年末に購入したソニー XBA-N3。エージングも進み、だいぶ耳に馴染んできました。従来のソニー製 BA イヤホンと比べると色づけの少ないフラット寄りの音で、解像度も高く私好み。そして何よりコンパクトで軽いのがいい。これは普段使い用のイヤホンとして長く使えそうです。
ただハイレゾ対応の BA ユニット搭載なだけあって、高音はちょっと硬め。移動時間が長い日など、長時間つけっぱなしにするならやっぱりダイナミック型のほうが聴き疲れしません。そんなときは Shure の SE215 Special Edition も平行して使っているんですが、このイヤホンケーブルが断線しかかってきたようで、右チャンネル側の音が途切れるようになってきました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

なんと買って半年ももたなかったのか...。そういえば昔使ってた E2c も一年足らずの間に断線で片チャンネルが鳴らなくなり新品交換、その後も保証期間後にまた断線、という末路を辿ったんでした。無茶な使い方をしているつもりはないんですが、断線しやすい傾向は変わっていないようですね。
保証期間内なので交換してもらっても良かったんですが、これはリケーブルしろという天啓に違いないとポジティブに考え(ぉ)、MMCX コネクタ対応のリケーブルを買ってみました。

NOBUNAGA Labs / 鬼丸改 NLP-ONI-KAI

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

機種選定はちょっと迷いました。一万円オーバーのものだとイヤホン本体よりも高くなってしまって本末転倒感があるし、そこそこの値段で付属ケーブルからのグレードアップが感じられるものにしようかと。アンダー一万円の Shure 向けリケーブルで評判の良さそうなのはこの NOBUNAGA Labs 鬼丸改と ZEPHONE の Blue Seagull(EL-21)といったところ。どちらも中国発祥のブランドのようですね。

こればかりは実際に聴いてみないと分からないので、e☆イヤホンの店頭に SE215SPE を持ち込んで聴き比べ。ヘッドホン/イヤホンだけでなく主要なリケーブルも自由に試聴できるようになっている e☆イヤホン、素晴らしいですね。カメラ方面とはまた違う深い沼の淵に立ってしまった感があります(;´Д`)。
二機種の聴き比べでは、Blue Seagull が SE215SPE の元気な低音をさらに強調するような感じ、鬼丸改は逆に SE215SPE がやや苦手とする中高域を伸ばして弱点を補強する感じで、真逆の方向性。SE215SPE の長所を伸ばす Blue Seagull も面白いとは思いましたが、個人的な好みとしては鬼丸改を付けたときのバランスの良さが気に入り、鬼丸改を選択しました。信長とか鬼丸とか、変に戦国時代かぶれなセンスは痛々しいけど、まあ変なのはパッケージくらいだし無問題(笑。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ケーブルは銀コート OFC(銀メッキ無酸素銅)素材の編み込み型。最近のリケーブルはこれ見よがしに派手な色のものが増えていますが、これは白銀色でリケーブルしてるという自己満足感はありつつも上品な感じで悪くない。ケーブルの作りはちょっと固めで Shure 純正品よりもやや取り回しが悪い感じ。タッチノイズもそこそこあるけど、個人的にはここはある程度仕方ないと割り切っているので気にしていません。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ヘッドホン端子はストレートプラグ。デザインや質感は悪くありませんが、3.5mm ステレオミニにしては大柄なプラグでちょっと邪魔かも。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

SE215SPE に装着すると、エメラルドグリーン×シルバーの組み合わせがとても爽やかな印象。
MMCX コネクタ側にはワイヤーが仕込まれていて、シュアー掛けする際のイヤーハンガーになってくれます。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

鬼丸改にリケーブルした際の音質は、純正ケーブルではどこか籠もったように感じていた高域の解像度とヌケが良くなり、従来よりも一段明るい音になった印象。さすがに BA 系イヤホンのような繊細な高音は鳴りませんが、SE215SPE でもこんなキレイな高音が出るんだ、という驚きがあります。そういえば自宅で使っているスピーカケーブル Silver Anniversary XT も OFC×銀コートでしたが、あれに換えたときに近い高音のキラキラ感。やはり素材が近いと音の傾向も似てくるんですかね。
それでいて SE215SPE が得意とする低音の力強さは失わず全体の音のバランスが良くなっていて、このケーブルは SE215SPE と非常に相性が良いと言えます。特に女性ヴォーカルものの声の温かな響きは BA 系イヤホンよりも好ましいと感じるほどで、今まで XBA-N3 のサブのつもりで使っていた SE215SPE をこれにリケーブルしてからは N3 と日替わりで使うようになりました。

NOBUNAGA Labs 鬼丸改

ちなみに XBA-N3 のほうも MMCX コネクタ採用で、鬼丸改にリケーブルすることができます。見た目はこれはこれでアリ、と思えるスタイルですが、音の方は全体的に高音寄りを強調するこのケーブルの特性のせいか、N3 では全体的に腰高で高音が耳に刺さりまくる感じ(;´Д`)ヾ。これはお世辞にも相性が良いとは言えませんね...。こちらはむしろ低域を強調するタイプのケーブルで元気よく鳴らしてやったほうが面白いかも。Blue Seagull とか試してみたい気もします。

最後は余談でしたが、とにかく SE215SPE+鬼丸改、とても気に入りました。正直なところ一万円そこそこの単発ダイナミックドライバ搭載イヤホンがリケーブルでここまで変わるとは思っていませんでした。e☆イヤ店頭にあった 10 万クラスのリケーブルも試聴してみたらこれまた別格の解像感...これ試したらあかんやつやった(;´Д`)ヾ。これ以上の沼には足を踏み入れないようにしておこうと思います...。

NOBUNAGA Labs / 鬼丸改 NLP-ONI-KAI

B01JA03PCK

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2017/02/13 (Mon.)

ambie sound earcuffs インプレッション (2)

ambie sound earcuffs、その後屋外でも使ってみました。そのへんをふまえてインプレの続きを書きたいと思います。

ambie / sound earcuffs AM-01 (Stamp Orange)

ambie sound earcuffs

まずは音質。室内で聴いたときに「カマボコ型的な特性」と書きましたが、いろんな騒音の飛び交う屋外で聴くと高音と低音がマスクされて、その傾向がより際立つ印象。音楽を聴くとドラムやベースの音がスカスカで、リズミカルな曲はあまり楽しめませんね。しかし人の声の帯域は満遍なく出ているので、ラジオを聴くのにはちょうど良いと感じます。
また耳を塞がない=周囲の音がちゃんと聞こえるということは騒音もしっかり耳に入ってくるため、例えば電車が入線してくる駅のホームや車通りの多い幹線道路沿いなどでは完全に騒音が勝ってしまい、ambie から出てくる音はほぼ聞こえません。これは ambie の構造上仕方のないところでしょうが、騒音の多い場所での移動時や地下鉄・航空機など騒音から逃れられない環境には向かないイヤホンだと思います。音楽を聴くなら自宅やオフィスなどの静か(だけど誰かに話しかけられたり電話がかかってきたりする)な環境での「ながら聴き」が最も活きるかと。

ただ、現時点での音質が本格的な音楽観賞用途に向いていないからといって「ambie はクソ」と断じてしまうのは早計ではないでしょうか。音質は今後のモデルチェンジで改善の余地が十分にあるはずですし、先日も書いたとおり、個人的にはこれは音楽用途としてよりもスマホなどの情報機器との組み合わせによって化けるデバイス。後年になってから、破壊的イノベーションをもたらした技術 "[...] is a toy" の一つとして並べられてもおかしくないものだと思っています。

装着感については、やはり私の耳には合っていないようで、長時間つけていると痛みます。耳介は身体の中でも痛覚が鈍い部分なのである程度は慣れるものの、やっぱり外した後い触るとジンジンとした痛みがしばらく残る。私はちょっと常用はできないかなあ。

私の用途的には、日常の通勤や移動時はやはりカナル型イヤホンの高音質と遮音性のほうが合っていると思いますが、例えば休日に独りで写真散歩に出るときなんかは、音楽くらいないと退屈だけど自然の音や野鳥の声がシャッターチャンスを教えてくれることも少なくなく、イヤホンをするかどうかはいつも迷うんですよね。その点 ambie なら何となく音楽を鳴らしつつ環境音にも意識を向けておくことができるので、これはちょうど良い。これで装着感が私に合っていたらなあ...。

とはいえ音楽用途に限らず「聴覚に現実の音とは別レイヤーの音を重ねてくれる」という ambie のコンセプトに未来を感じることは事実です。ただフルオープンエアーが唯一の解決策というわけではなくて、例えばノイズキャンセリングイヤホンならば逆位相の音を出すためにマイクで集音しているわけで、それをうまく使えば「騒音は適度にコントロールしつつ、外界の音から必要なものだけを聴き分ける」ことが可能です(既に一部の NC ヘッドホンでそういう機能を持ったものがありますよね)。そういう技術を使えば、高音質と遮音性、装着性、音源と外界の音の適切なミックスという要件を成立させることは可能なはずです。ambie sound earcuffs はローコストとファッション性の両立のために現在のスタイルになっていると思われますが、今後別のやり方も見せてほしいところ。

まあ、その前に音質は無理しなくてもいいから、とりあえず装着性の改善と Bluetooth 対応だけでも早くお願いします。

投稿者 B : 23:16 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/02/11 (Sat.)

ambie sound earcuffs インプレッション (1)

直販ストアに注文していた「ambie sound earcuffs」が届きました。

ambie / sound earcuffs AM-01 (Stamp Orange)

ambie sound earcuffs

二子玉川の蔦屋家電や新宿伊勢丹などの販売店では発表当日から販売されていたようですが、直販ストアを利用していた私は中一日かかりました。本体カラーは発注タイミングによっては当日注文分でもまだ届いていないケースがあるようで、発表後すかさず注文した判断は我ながら賢明でした。

配送業者は佐川急便。届いたのが夕方だったため、まだ屋内でしか使用できていませんが、軽くインプレッションを書いておきます。

ambie sound earcuffs

変わった形状のトレイにちょこんと収められている ambie sound earcuffs。本体形状はイヤホンというよりも補聴器か何かに近い感じ。

届いてみて初めて知りましたが、「AM-01」という型番がつけられているようです。生産国はタイとのことで、やはりソニーのヘッドホン/イヤホンと同じ工場で作られていることが窺えます。

ambie sound earcuffs

本体カラーは Stamp Orange を選択。白系だとそのうち黒ずんでくるし、黒系はツマラナイ。こういう挑戦的なデバイスの初号機を買うからには、派手めな色で自分自身も挑戦的な気分で使っていきたい。
ややピンクがかった鮮やかな蛍光オレンジで、かなりカメラ泣かせ(笑。電車の中でもここまで鮮やかなケーブルを耳から垂らしている人はそうそう見かけないので、これは目立つだろうなあ(汗。よーく見ると黒い内部構造がうっすらと透けているので、そういうのが気になる人は暗色系を選ぶと良いでしょう。私は気にしません。

ambie sound earcuffs

イヤーピースを外すとクリア成型された音導管が顔を出します。超指向性スピーカを使っているわけではないものの、この音導管によってドライバユニットが出した音に指向性を与えて耳に届けるようになっています。

ambie sound earcuffs

イヤーピースは本体にロックするような構造にはなっておらず、着脱時には想像以上に外れやすい。そのせいか、予備のイヤーピースが二個付属しています。

ambie sound earcuffs

イヤホンケーブルは、Y 字に分岐した左側にマイク内蔵リモコンがついています。ボタン一つで再生/停止/通話/終話ができるシンプルなリモコンです。

コネクタはリモコン対応の 4 極プラグになっていますが、スマホの機種によっては互換性がなくリモコン操作ができないものもあるようです。最近のソニーの新規事業プロジェクトから出てくる製品は Android よりも iPhone との互換性を重視した仕様で発売されることが多いですが、とりあえず手元にある Xperia Z5 Compact ではちゃんと操作できました。
また 4 極プラグのため、3 極プラグが前提であるポータブルミュージックプレイヤーでの使用は動作保証外になっている模様。ウォークマン A35 では使えましたが、一部のハイエンドウォークマンで採用されている 4 極バランス端子だと使えないかもしれません。まあわざわざハイエンドウォークマンにこれを繋ごうという人もいないでしょうが...。

ambie sound earcuffs

耳にはこんな感じで装着します。耳輪(耳の外側)を本体で挟み込むようにして、音導管の出口を耳穴のほうに向ける。音導管の出口が外側を向いているけど大丈夫かな?と思いましたが、あえて外向きに出すことで耳珠(耳穴の入口を覆うようについている出っ張りの部分)に反射させて音を鼓膜に届けるようにしているようですね。実際に鳴らしてみると、耳穴周辺の凹みの部分で音が反響して鳴っている(エンクロージャの役割を果たしている)ような聴感があります。耳を手で覆うとまた響き方が変わって、なかなか面白い。
ただ私は耳輪の内側(対輪というらしい)の出っ張りが一般よりも大きめなようで、装着感はちょっとキツい。外した後に触ると軽く痛みます。長時間着けっぱなしにするのがコンセプトのようですが、もう少し緩いバージョンも出してくれないと私は無理かなあ。

音の方は、聴感上の印象としてはカマボコ型っぽい特性で、中域はよく聞こえるけど高音と低音はあまり出ていません。ヴォーカルものの楽曲を歌を中心に聴くとか、ラジオ用だとか、スマホのイヤホンマイクとして使うならこれでもそれなりに満足できるでしょう。もともと音楽をガッツリ聴くためではなく「聞き流す」ためのデバイスだから音質をどうこう語るものではありませんが、それでももうちょっと期待したのに...と思う人はいそうなレベル。
しかし「耳を塞いでいないのに、自分にしか聞こえない音が鳴っている」という感覚は新しく、これはさながら「音の AR」ですね。現実世界の音に別レイヤーの音を重ねることができる。BGM 的に音楽を聴く用途に使っても良いですが、個人的にはやっぱり「情報としての音」をどうやってこれで活かせるか、を考えてみたいなあ。

音漏れに関しては、例えば Xperia Z5 Compact のボリュームを全体のちょうど中央にすると、50cm 離れると静かな部屋でもほぼ鳴っているのが分からないレベル。満員電車で他人と密着するような距離感なら聞こえてしまうかもしれませんが、周囲の騒音のほうが大きいかと。その昔ソニーでパーソナルフィールドスピーカというジャンルの製品がありましたが、用途は全く違うもののまさにあれが形を変えて再生したかのような感覚です。

これを着けて外を歩いてみたらどうか、明日以降試してみて続きを書きたいと思います。

投稿者 B : 23:04 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

DAZN for docomo

月額980円のスポーツ配信「DAZN for docomo」。ドコモ契約者は割安にJリーグ見放題 - AV Watch

スポーツ専門の SVOD サービス「DAZN」が NTT docomo との提携を発表。docomo ユーザーであれば ¥980/月 で DAZN のサービスが受けられることになりました。

私は今のところ TVOD(都度課金)が中心で、継続的に SVOD サービスを使ったことがありませんでしたが、今回はかなり気になっています。というのも、DAZN はサービス開始当初より F1 の全戦を生中継&オンデマンド配信しており、F1 放送のためだけにフジテレビ NEXT を契約している私には DAZN のほうが安いし便利なんじゃね?と以前から思っていました。解説もメインはかつてフジテレビの F1 解説を務めていた「オグタン」こと小倉茂徳氏だし、フジの中継で解説が今宮さん回だったときのガッカリ感に比べれば、川井チャンの解説がなくなったとしても安定のオグタン解説で観戦できるのであればそっちのほうが良いかなと。今宮さんも昔は良かったんだけど、最近は解説じゃなくてただの感想と昔話ばかりで聞いてて辛いんですよね...。
それでも DAZN の通常価格 ¥1,750/月 だとフジテレビ NEXT の月額と大差ないし微妙なところでしたが、これが ¥980/月 となると話は違う。かれこれ 20 年ほど docomo ユーザーをやってきても付加サービスはほぼ利用したことがなく、回線品質以外に docomo の恩恵を受けてこなかった私ですが(まあ回線品質こそ最大の docomo の価値だと思っていますが)、これは初めて魅力的な docomo の付加サービスと言えるかもしれません。docomo が提供するサービスといっても認証に d アカウントを使うだけで DAZN と機能的な差異はなく、固定回線経由でも使えればパケ死することもないし。

私は F1 視点でこのサービスを見ていますが、DAZN 自体はむしろ J リーグと欧州サッカーが目玉コンテンツ。その他も全般的に海外スポーツに強く、スカパー!の主力カテゴリの一つを置き換えようとしているサービスであることは間違いありません。
私もこの際だから惰性で契約している ANIMAX もやめてスカパー!そのものを解約し、有料放送系サービスは DAZN+dTV に乗り換えてしまっても良いかなあ。まあ私は今のところ F1 くらいしか観たいものがありませんが、契約したらまた気も変わるかもしれないし。これで F1 以外のモータースポーツ、例えばスーパーフォーミュラやスーパー GT、海外だとインディカーや WEC、GP2 あたりの一部でもカバーしてくれたら迷わず乗り換えるんだけどなあ。スカパー!のモータースポーツはカテゴリごとにチャンネルが分かれていて(主に料金的な面で)とても全部追いかけられません。

とりあえずは本契約前に一ヶ月の無料体験が可能なので、F1 のシーズンが始まったら無料体験で観てみて、満足できそうだったらフジテレビ NEXT からの本格的な乗り換えを考えようかと。私の中では、これをきっかけにテレビを録画する習慣が終わり始めるのかもしれないなあ、と思っています。

投稿者 B : 00:48 | Audio & Visual | コメント (0) | トラックバック

2017/02/10 (Fri.)

ambie sound earcuffs

周りの音と音楽を聴ける、"イヤカフ型"新感覚イヤフォン。ソニー音響技術活用 - AV Watch

ambie Sound earcuffs

ソニーがベンチャーキャピタル WiL と共同出資して設立したベンチャー「ambie」から、「イヤカフ型」と称する新型のイヤホンが発表されました。その名も「ambie sound earcuffs」。

ソニーの新規事業といえば SAP プロジェクトから出てきた製品やサービスがクラウドファンディングで賛同者を募るというスタイルが注目を浴びがちですが、この ambie も事業立ち上げの手法は異なるながらも SAP プロジェクトの一環として出てきた製品なのでしょう。一般の家電流通とは異なるチャネルから販売されるというのも SAP っぽい。
面白そうなので私もさっそく一つオーダーしてみましたが、受注完了メールは飛んできたものの、納期が全く不明なのが若干不安(´д`)。

耳を塞がないイヤホンなのに音漏れがしない、というのは近年注目が高まっている超指向性スピーカを内蔵しているのかな?と思ったらどうもそうではないようで。かといって骨伝導でもない。ドライバユニットで鳴らした音を音導管で耳穴付近まで伝えることで、耳を塞がないのに音漏れがしない(全くしないとは言っていない)という状態をシンプルに作り出しているようです。まあ 6,000 円前後で実現しようと思ったらそうなるけど、必ずしも最新テクノロジーを駆使せずにイヤホンの新しい形を提案しているのが面白い。
用途としては近年各種サービスが立ち上がってきた定額制音楽ストリーミングサービスを「聞き流す」ような使い方を想定しているようです。構造的に音質を突き詰められるものではないし、音楽をファッション的に楽しもうという提案は解らなくもない。また道交法の改正によって自治体によっては NG になってしまった「イヤホン/ヘッドホンをして自転車に乗る」ことが、この方式であれば(警察や一般の認知と理解を得る必要はあるものの)可能になるかもしれない、という点も見逃せないと思っています。

が、個人的にこれを買ったのは、音楽を聴くのもいいけど別の可能性が模索できそうだと感じたから。音楽ではなく「情報としての音を聴くためのデバイス」として使ったらどうなるか?を試してみたかったのです。
以前読んだ西田宗千佳氏の『ポケモン GO は終わらない』にも触れられていましたが、例えばポケモン GO が現実世界に位置情報と AR によって新たな付加価値を重ねたように、Google マップが地図にさまざまな情報のレイヤーを重ねて表示できるように、現実世界に情報のレイヤーを重ねることで新たな世界が開ける未来が、もうそこまで来ています。これは単に私の妄想ですが、Amazon Alexa や Apple Siri のような音声対話型インターフェースによって、Google マップの歩行ナビをイヤカフ型イヤホン経由でガイドできたら。さらにそのイヤカフ型イヤホンが左右独立型ワイヤレス式になったら。もっと夢を語れば、現実世界に AR ゴーグルによって視覚情報を、イヤカフ型イヤホンによって音声情報を重畳することができたら。歩きスマホなんてしなくても、それよりももっと便利な生活ができるわけです。そういう未来を見せてくれそうなデバイスとして、真っ先にこれを試してみたいと思いました。

私は、テクノロジーというものは世の中に新たな価値観や文化をもたらすものであってほしいと考えています。専用機としてのカメラは市場の縮小によりプロと好事家のためのものになってしまったけど、もっと「誰もが簡単にいい写真を撮れて、それをもとにコミュニケーションができる機械」という方向性を残しておいてほしかった(実際には、それはスマホの進化によってもたらされ、専用機の市場を侵食しているわけです)。近年のポータブルオーディオやヘッドホン市場の盛り上がりはそれはそれで楽しいんだけど、どうもカメラと同じ轍を踏もうとしているように見えて仕方ありません。そうではなくて、音によって生活を変える、そういう目的を持ったデバイスが進化するという方向性もあってほしい。Alexa はスピーカの世界でそれを確立しようとしていますが、私はこの ambie に音楽用途以外のイヤホンの進化を見たいと考えています。そういう用途には Xperia Ear が出たところですが、機構的には ambie のほうがずっと向いていると思います。
たぶん次は左右独立型ワイヤレスになった後継機種を仕込んでいるはずだし、マイクも入ってくるんじゃないかと睨んでいます。逆に次も音楽用だったらがっかりです(笑

というわけで、いつ届くのか分かりませんが(笑)ambie の到着、楽しみにしています。

投稿者 B : 00:30 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2017/02/05 (Sun.)

BDZ-ET1000、不調

我が家の BD レコーダ、BDZ-ET1000 がここ数日、不調に。
BD ドライブのイジェクトが不安定になり、トレイが出てこなくなったり、出てきても「カタカタカタ...」という感じで作動時に異音が混じり、トレイの排出もいつもより遅い。イジェクト用モーターが劣化しているような感じです。

BDZ-ET1000

これ買ったの 2012 年の冬だから、4 年ちょっとで故障というのは早いなあ、と思ったけど前回の買い換えも 4 年ちょっとだったんですよね。前回は HDD 不調が買い換えの理由でしたが、やっぱり HDD や光学ドライブ内蔵で毎日使う場合はそれくらいが買い換えサイクルですかね...。ウチの場合は、主に子どもが TSUTAYA で毎週何らか借りてきているので、BD ドライブの使用頻度はそれなりに高い方だと思います。再生専用機もあるけど、テレビ側の入力切り替えを覚えさせるのも面倒だし...。

HDD 側には特に不調はないので修理か買い換えか迷うところですが、修理に出している間使えないのも不便だから買い換えかなあ。しかし悩ましいのはソニーの BD レコーダの現行モデルはとにかくソフトウェア面の評判が悪いようで。特に UI のレスポンスが悪いというのは致命的。発売サイクル的には来月あたりモデルチェンジしてもおかしくないので、それを待つという手もありますが、近年のソニー製映像機器は画質は良いけどソフトウェアの出来が酷いパターンが多いし、今回は他社に乗り換えも視野に入れてもいいかなあ。
乗り換えるとしたらやっぱりパナ。評判の良い全手動 DIGA にするか、今ならちょっと予算を増やせば UHD BD レコーダが買えてしまうので、それもまた悩ましいところ。まあ我が家はテレビがまだ UHD BD/HDR 対応しておらず先行投資としてもちょっともったいない気はしますが。

半ば消耗品にあまり投資するのももったいないので、¥6~7 万でそこそこのスペックのものを 4~5 年で使い潰すのがいいのかもなあ。次のが故障する頃にはもう SVOD が当たり前になって、レコーダが必要なくなっているかもしれませんし。

パナソニック / DIGA DMR-BRG2020

B01DSSZMFI

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2017/01/06 (Fri.)

ソニーから左右分離型 BT/NC イヤホンが登場へ

今週はラスベガスで CES が開催されています。VR/AR 関連のデバイスがわちゃーっと出てきていたり、PC も去年までの閉塞感あった状況から多様化の兆しが見えていたり、今年の CES は特に面白い。
ソニー関連では 4K OLED BRAVIA の発表が目玉だったようですが、私はテレビを買い換えるとしても来年以降かな...と思っているので、個人的に再注目は参考展示されているという左右分離型 Bluetooth ノイズキャンセリングイヤホン。

<CES>ソニーも完全ワイヤレスイヤホンに参入。試作機を多角度からフォトレポート - Phile-web

左右分離型のカナル型極小イヤホンで、充電器を兼ねたケースが付属するという点は先行する他メーカー品と同じですが、ノイズキャンセリング機能を搭載してきたのは私が知る限り初めてではないでしょうか。型番も含め詳細は不明ですが、少なくとも LDAC には対応するはずで、ウォークマンや Xperia との相性は良さそうです。電池の持ち時間次第というところはありますが、分離型 BT イヤホンの決定版と言える内容になりそうで、私は出たら買っちゃうだろうなあ。

新興メーカー EARIN から最初の製品が発表されてから、数多くのメーカーが追従するように左右分離型 BT イヤホンを出してきました。昨年はオンキヨーからも登場し、おそらく 2017 年の年末商戦までには国内メーカー製品がひととおり出揃うんだろうなあ、と予想していました。おそらく今後秋にかけてオーテクやパナからも出てくるんじゃないでしょうか。それよりも小さい、自前で開発する体力がないメーカーでも、今や製品化するだけだったら深センあたりの EMS に頼めばサクッとできてしまいますからね。

一方そのころ EARIN は新型「M-2」を発表しています。タッチセンサ搭載、NFMI 対応で左右の音切れ問題解消、そして何より本体デザインが大幅に洗練されるなど、M-1 から随分進化した感。今後 2~3 年は各メーカー間で熾烈な競争が始まりそうですね。ある程度枯れてから買った方が間違いないんでしょうが、ケーブルに縛られない快適さは早く体験したいところです。
ただあまり普及しすぎると都心の混雑した電車では電波干渉で音切れがひどそうな気もしますが、どうなんでしょうね...。

EARIN / M-1

B01MA5L2CU

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2016/12/18 (Sun.)

WALKMAN 専用スタンド STD-NWU10

ウォークマン A35 用のスタンドを購入しました。

ソニー / ウォークマン専用スタンド STD-NWU10 (ブラック)

STD-NWU10

私は基本的にモバイル機器はクレイドルがあればクレイドルで充電する派なのですが、ウォークマンに関しては WM-PORT が出た当初こそクレイドルを買っていたものの、モデルチェンジ毎に本体形状が変わってクレイドルも買い換えなくてはならないのがイヤになって最近は普通に充電ケーブルを挿して転がしておくようになっていました。でも今回のモデルは全体的に質感が高まっていて無造作に転がしておくのもナンだな、と感じて、この純正クレイドルを購入。

この製品自体は三年ほど前に発売されたウォークマン汎用のスタンドなので、A30 シリーズ以外でも普通に使えます。

STD-NWU10

見た目は特に何の変哲もない三角形のスタンドです。素材はプラスチック製で、そんなに高級感があるわけではありませんが安っぽくはない。

ショールームや店頭ではこれを使って展示しているのをよく見かけますが、個人でこれを買ったという人はあまり見かけないような。もしかしたら販売された数量よりも展示に使われている台数のほうが多いんじゃないですかね(笑

STD-NWU10

驚いたことにこのスタンドには電気回路は内蔵されておらず、フロントパネルを剥がしたところにある凹みにウォークマン本体付属の WM-PORT ケーブルをはめ込んで使う方式。妙に安かったのはそのせいか...。
なおケーブルはスタンド底面の凹みにはめ込んで後ろに逃がすようになっています。

STD-NWU10

WM-PORT ケーブルをはめ込むと、端子の根元部分がスタンドの前面パネル上端よりも少し飛び出しています。てっきり上端のツラ位置に合うと思っていたので、これはちょっと意外。まあウォークマン程度の重さならばコネクタで支えても問題はないのでしょうが、ちょっと気持ち悪い。

STD-NWU10

端子部分はけっこう厚みがある上に意図的に遊びが設けられているようで、ZX シリーズや WM1 シリーズなどの分厚い本体でも問題なくセットできるようです。対応表を見るとだいぶ過去のスティックタイプ等の一部機種を除き、WM-PORT 搭載モデルであればかなり幅広く対応している模様。

STD-NWU10

NW-A35 との組み合わせでは、クリアケースやヘッドホンを接続したままスタンドにセットして充電が可能。今までの純正クレイドルではこれらを考慮していないことが多かったですが、これならば充電や持ち出しのたびに面倒がなくていいし、充電しながら音楽再生することもできて重宝します。若干奥行き方向に場所を取るのが難点ですが、これは買って正解だったかな。

ちなみにこれを買いに行ったビックカメラでソニーの販売員のお姉さんに「もう生産完了していて在庫限りなんですよ~」と言われたので、必要な人は早めに確保しておくことをオススメします。

ソニー / ウォークマン専用スタンド STD-NWU10

B009F2GDAK

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2016/12/11 (Sun.)

NW-A30 シリーズ用クリアケース CKH-NWA30

ウォークマン A35 用にクリアケースを購入しました。

ソニー / NW-A30 シリーズ用クリアケース CKH-NWA30

CKH-NWA30

私はシリコンケースはあまり好きではないので、保護ケースは基本的にクリア派です。シリコンケースはせっかくの本体デザインが台無しになるし、埃がつきやすいし、経年劣化で黄変するし。クリアケースはクリアケースで擦り傷と無縁ではいられないのですが、それでもシリコンよりは好き。まあ裸で使ってもいいんですけどね。
以前の機種ではこだわってサードパーティ製ケースを使ったりもしましたが、最近は純正の出来がいいので純正を購入。

CKH-NWA30

透明度の高いクリアケースで、側面や底面はガッツリ切り欠かれています。まあ完璧な保護を求めているわけではないし、ケースをつけたまま操作や充電ができるので、この仕様で十分です。

CKH-NWA30

ケースをつけたまま microSD カードスロットにもアクセス可能。まあここはそんなに頻繁に交換するわけではありませんが。

CKH-NWA30

透明だから NFC タッチ領域も分かりやすい。
しかもケース側に「SONY」のロゴが刻印されていて、本体単体よりも品位が上がったように見えます(笑

CKH-NWA30

液晶保護シートも付属しています。これがちゃんとジャストサイズで、固さも貼りやすさ的にちょうど良く、なかなか良くできてる。昔は純正の保護シートのほうがサイズや質感が微妙でしたが、これならわざわざ OverLay Brilliant を買わなくても、いったんヘタるまではこのシートでいいか。

CKH-NWA30

ただでさえちょっと分厚い NW-A35 がさらに厚みを増してしまうのはデメリットですが、前面と違って背面はプラスチック製で傷がつきやすそうなので、これで保護してやりたいところ。
A35 は今度こそ末永く使おうと思っているウォークマンなので、これで大事に使います。

ソニー / NW-A30 シリーズ用クリアケース CKH-NWA30

B01LX4GS55

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2016/12/08 (Thu.)

SanDisk Ultra microSDXC 200GB

ウォークマン A35 用の microSD として、これを買いました。

SanDisk / Ultra microSDXC 200GB SDSDQUAN-200G-G4A

SanDisk Ultra microSDXC 200GB

現在手に入る microSD としては最大容量となる 200GB 品。NW-A35 内蔵の 16GB では全然足りず、かといって半端な容量の microSD をチマチマ増設しても足りなくなるたびにデータ移行の手間も発生するし、それならいっそのことめいっぱい増量したれ!ということで思い切りました。ソニー公式には 128GB までしか動作保証していませんが、ソニーの場合は「公式な動作保証は自社で発売している最大容量のメディアまで」という扱いである場合が多いので、動くだろうと推測。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB

このサイズの中に 200GB ですからね...ちょっと恐ろしいです。スマホ用はおろかカメラ用の SD や CF でだってこんな大容量のメディア持ってないのに(笑

とりあえずメディアとしての実力値を測るために、CrystalDiskMark でベンチを取ってみました。カードリーダはもうかなり旧機種ですが、バッファロー BSCR09U3BK の microSD スロットを使用。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB

90MB/s 品としてスペックどおりのスピードが出ていると言えます。約 2 年前にカメラ用として買った Extreme PLUS よりもシーケンシャルライトが速いというのは、半導体の進化として当然とはいえちょっと虚しくなりますね。
それにしても SanDisk はノーマルサイズの SD だと 90MB/s 品は Extreme シリーズになるのに、microSD だと Ultra シリーズでも 90MB/s 級、というのはちょっと分かりづらい。そろそろスペックが底上げされる端境期なのでしょうか。

ちょっと気になったので、ウォークマン A35 の内蔵メモリ/microSD スロットの実力も測ってみました。まずは A35 内蔵フラッシュメモリ。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB

シーケンシャルリード/ライトは USB 3.0 接続のカードリーダに比べてさすがに遅いですが、ランダムリード/ライトが速い。というか BSCR09U3BK のランダムリード/ライトの値が異常に低く出るので、これは BSCR09U3BK の内蔵コントローラがランダムアクセス苦手なんじゃないでしょうか。

続いてウォークマン A35 の microSD スロットに、この 200GB の microSDXC を挿して計測。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB

PC との接続が USB 2.0 になることもあってシーケンシャルリード/ライトの値が大幅に下がっています。が、リードは全般的に内蔵メモリよりも若干速く、逆にライトがやや遅い、という結果になっています。これは PC からの楽曲転送時に内蔵メモリ比で 20~30% 余計に時間がかかるということになりそうです。ただしそれが問題になるほど大量に転送するのは初回セットアップのときくらいなので、さほど問題にはならないかな。
ちなみに「microSD にハイレゾ楽曲を格納すると、音楽再生中に稀に音飛びする」という噂も耳にしましたが、このベンチ結果を信じる限り内蔵メモリよりも microSD スロットのほうが少し速いくらいなので、よほど遅いメディアを使わない限りは microSD スロットでも問題ないのではないでしょうか。

SanDisk Ultra microSDXC 200GB

とりあえず本体内蔵メモリは使わずに手持ちの楽曲を全て(FLAC/AAC/MP3 混在)microSD 側に格納しましたが、それでもまだ全体容量の 2/3 は空いています。今後どの程度ハイレゾ楽曲を購入するか分かりませんが、本体を買い換えるまでは十分もちそうかな。こうしておけば本体を買い換えてもメモリの差し替えだけで環境移行が済んでしまうので、そういう意味でもウォークマンでの大容量 microSD 使用はオススメです。

SanDisk / Ultra microSDXC 200GB SDSDQUAN-200G-G4A

B01BBU0UMU

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2016/12/05 (Mon.)

WALKMAN A35

XBA-N3 と一緒に新しいウォークマン A シリーズも買ってしまいました。

ソニー / WALKMAN NW-A35 (チャコールブラック)icon

NW-A35

本当はもう少し間を空けてから...と思っていたんですが、本体とヘッドホンの購入で ¥5,000 キャッシュバックとか言われたら買わないわけにはいかないじゃないですか(;´Д`)ヾ。

機種は最廉価モデル NW-A35。内蔵メモリ 16GB、ヘッドホンなしモデルです。ヘッドホンありモデルの付属品もスペック上はハイレゾ・ノイキャン対応していますが、以前試聴したところ納得できる音ではなかったので。メモリは内蔵 16GB では全然足りないので、別途 microSD を買い足してそちらをメインストレージにするつもりで、本体は安く上げました。実勢 ¥20,000 前後のところ ¥5,000 が戻ってくるので、実質 ¥15,000(+microSD)で新機種にグレードアップできるならば安いものです。今まで使っていた NW-A17 を手放せばもっとキャッシュアウトを抑えられるけど、どうしようかな...。

本体カラーはシナバーレッドがなかなかいい色だったのでちょっと迷いましたが、周囲でレッドを買っている人が多かったので、渋くチャコールブラックを選択。

NW-A35

WM-PORT にはシリコン製のカバーがついていましたが、以前の機種向けのカバーはヘッドホンジャック側で固定するタイプだったのが、今回は単なる端子カバーになっていました。これ失くしそうだなあ。まあ基本的に毎日 or 一日おきに充電すると思うので、このカバーはつけずに運用することになると思います。

本体は NW-A10/20 シリーズ比で全体的に大きく重くなりました。が、ポータブルプレイヤーとしてはまあ許容範囲かな?厚みも重みも程良くて、高級感があります。A10/20 は薄くて軽いのは良いけど質感も軽かったからなあ。

タッチパネル操作は、1,000 曲単位で音源を収録している身としてはとても扱いやすい。メニュー操作等も含め、十字キーでポチポチ操作するのはさすがにもうかったるいです。ただ最新ファームにしても楽曲のリスト表示等のレスポンスは微妙に待たされる感がありますが、従来の UI よりは全然良いです。
あとは音量が従来は 30 ステップだったのが今回一気に 100 ステップに拡張され、今までは「あと 0.5 ステップくらいで調整させてほしい」と感じていたのが細かく調整できるようになっていたりと、細かく手が入っています。

NW-A35

音は以前ショールームで試聴したとおり、A10/20 よりもアンプの出力が上がっている分、パワフルに鳴らしてくれます。新規購入した XBA-N3 で聴いても良いですが、MDR-1A で聴くと旧機種比での鳴りっぷりの良さがよく分かります。低音のボリューム感もいいですが、セパレーションが向上していて、ようやくハイレゾ音源の本領を発揮してくれている感じ。NW-A17 もサブ機として残しておこうかと思いましたが、これは旧型使う気起きなくなりますね...。

microSD は別途用立てる必要があるとはいえ、この音が 2 万円ちょっとから買えてしまうというのは恐ろしくコストパフォーマンス高いと思います。ZX シリーズをスルーしてきた人もこれは買い換える価値あるんじゃないでしょうか。

ソニー / WALKMAN NW-A35icon

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2016/12/03 (Sat.)

Sony XBA-N3

ようやく、水没させてしまった MDR-EX800ST の後釜となるイヤホンを手に入れました。

ソニー / XBA-N3icon

Sony XBA-N3

先日ショールームで試聴してみて、これなら納得できるかな...と思えたので、観念して購入。インナーイヤータイプとしては私自身初のバランスド・アーマチュアユニット搭載かつハイレゾ対応イヤホンになります。
この秋のヘッドホン新製品はハイレゾノイキャン対応の MDR-1000X が話題をかっさらっていて、この XBA-N シリーズはあまり注目されていないように感じます。まあ MDR-1000X は私もそのうち買おうと思っていますが、今年の優先順位は普段使いのインナーイヤーがまず欲しかった。

Sony XBA-N3

私はあまり「開封の儀」的なエントリーはやらない派なのですが、XBA-N3 の商品カートンはなかなか凝っていて、オーバーヘッドタイプの高級ヘッドホンに通ずるものを感じました。まあインナーイヤータイプでは私史上最高額の製品ですからね...。

Sony XBA-N3

今までの XBA シリーズはマルチドライバ内蔵モデルではユニットが巨大になりすぎるのがネックでさすがに買う気になれませんでしたが、XBA-N3 は大幅な小型化を果たしています。XBA-A3 では BA×2+16mm ダイナミック×1 という構成だったのが、N3 では小型化した BA×1+9mm ダイナミック×1 と大幅に物量を減らしているので当然ですが。BA ユニットはともかくダイナミックドライバが小径化されたことでパワフルさが失われてしまうのでは...と危惧していましたが、実機で試聴してみた限りでは思ったほど悪くない。外観からはコブのように見える拡張音響空間とそこに内蔵された音響管が低音の量感を補っているのだと思われます。

Sony XBA-N3

このイヤホン、横から見るとかなりヘンな形をしていますが、耳に入れたときに外側から見える状態は上の写真のとおり。普通にコンパクトなイヤホンを装着しているようにしか見えず、装着感も軽いため、自然な感覚で使えます。外観デザインはかなりおとなしめなので、三万円オーバーのイヤホンを使っているようには見えないのは良し悪しではありますが。

Sony XBA-N3

音の出口にあたる音導管は真鍮製。高域の伸び重視で採用した素材とのことですが、せっかく質感ある金属を採用しているのにイヤーピースで隠れてしまう、というのはちょっともったいない。

Sony XBA-N3

ケーブルは細くしなやかで、表面に細かい溝が施されていることもあって絡みにくい。皮膜が半透過のスモークグレーで導線がうっすら透けて見えるのも高級感があります。
また MMCX 準拠のためリケーブルにも対応。さすがに KIMBER KABLE まで投資しようとは思いませんが(笑)、そのうちリケーブルも試してみたいところ。

Sony XBA-N3

出荷時に装着されているイヤーピースは通常のハイブリッドイヤーピースですが、同梱品として新開発の「トリプルコンフォートイヤーピース」が付属します。これは Shure の「ソフト・フォーム・イヤパッド」に似た耳栓系のイヤーピースで、Shure が分厚い低反発ウレタン系なのに対して、こちらはやや薄手で反発性のいいシリコン系。遮音性に関しては、少なくとも電車レベルであればどちらも似たようなもので、完全な静寂を求めるのでなければ日常的にはノイキャン要らずと言えます。

Sony XBA-N3

ハイブリッドイヤーピースと比較すると、トリプルコンフォートのほうが厚みがあり、かつ吸音性の高そうな素材が使われていることが分かります。

ちなみに似たような位置づけだった今までのシリコンフォームイヤーピースと比べると、シリコンフォームのほうはちょっと反発性が強すぎて耳の中で異物感があったのが、このトリプルコンフォートは外耳道に柔らかくフィットしてくれ、不快感は特にありません。このイヤーピースは単品販売iconもされているようなので、旧型のイヤホンを使っている人も換装するメリットは十分あるんじゃないでしょうか。

Sony XBA-N3

その他の付属品はキャリングケースとクリップ、コード長アジャスター。キャリングケースはファスナーのツマミの部分にまでソニーロゴが入る凝ったもの。大きすぎず小さすぎず使いやすそうなので、普段は付属のケースは使わない派の私もこれなら使おうかなと思えます。

イヤホンコードは 1.2m あり、スマホやプレイヤーを胸ポケットに入れて使うには長すぎるため、このコード長アジャスターで調整して使うのが良さそうです。

Sony XBA-N3

音はさすがにハイレゾ対応の BA 系イヤホンだけあって、ダイナミックドライバでは出せない高音の伸びがいいですね。でも長年ダイナミック型に慣れてきた耳には全体的に音が硬く、ハイハットなんかの音が耳に刺さる感じがします。あとこれは多くの BA ヘッドホンに言えることですが、中音域以上の音の押し出しが強い印象で、長時間聴いていると疲れるかも。Shure SE215SPE と聴き比べると、SE215SPE のほうがマイルドな音で落ち着きます。
ただ今もこれを書きながら音を聞いている間にも、少しずつ音のカドが取れている感覚があるので、エージングでだいぶ印象が変わりそう。しばらくは集中的に鳴らしてみようと思います。

ソニー / XBA-N3icon

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投稿者 B : 22:03 | Audio & Visual | Headphones | コメント (0) | トラックバック

2016/10/26 (Wed.)

XBA-N1/3 も見てきました

銀座ソニーショールームにてウォークマン A30 シリーズと一緒にこの秋の新作ヘッドホン群も試聴してきました。

XBA-N1

まずはカナル型ハイブリッドイヤホンの新製品「XBA-N1」。これまでの XBA シリーズの物量感ある見た目から一転、かなり控えめなデザインになりました。初めて製品写真を見た瞬間は、三つの円筒を互い違いにくっつけたようなデザインがちょっとカッコ悪いなあ、と思いましたが、実物を見てみると案外悪くない。耳につけた状態で外から見ると単にコンパクトなカナル型イヤホンをつけているようにしか見えず、これは思ったよりも全然イイかも。

音に関しても、ダイナミック・BA ともにドライバが小型化されたことで逆に悪くなったり無理したような音になっているんじゃないかと思いましたが、(私は今までの XBA シリーズは自分で買ったことがないので、あくまで試聴ベースの比較ですが)XBA-A2 あたりと比べて音質は同等以上を保ったまま小型化に成功しているのでは、と感じました。ソニーの音らしくドンシャリ傾向ではあるものの、見た目に反して低音もきっちり出ていて、かつあまりブーミーではなく締まりのある低音。
ハイレゾ対応の BA ドライバは高域の伸びが良く、今メインで使っている SE215SPE よりも対応周波数の広さを実感できます。個人的には、ヴォーカル系の曲にはやはり BA よりもダイナミックドライバの温かみのある音の方が好みではありますが、そろそろ BA への移行を考えている身にはちょうど良い選択肢かな。

XBA-N3

続いて上位機種である XBA-N3。N1 とほぼ同デザインのため同外装で中身が違うだけかと思ったら、外装の仕上げから何から N1 とは別物なんですね。付属のケーブルも半透明なスモークグレーで高級感あるし、この見た目だけで N3 を選ぶしかないような気がしてきます(錯乱

音のほうは、N1 を最初に聴いたときは N1 で十分じゃね?と思っていたんですが、N3 のほうが密度が高くてコッテリドッシリした音。この後に改めて N1 を聴くと今度は中域がスカスカに感じてしまいました。N1 も N3 も従来の XBA-A シリーズのように「どう?解像してるでしょ?」とでも言いたげなカリカリな音を出してくるので、ダイナミックドライバをずっと使い続けてきた耳には聴き疲れしそうだな、という不安もありますが、今から買うなら N3 かなあ。XBA-A2/3 もこれまで何度か買いかけたんですが、やっぱりあのドデカいユニットに躊躇した部分もあるので、音的にはほぼ同等以上で小型化してきた N3 は歓迎したい。小さくて軽くなったからいいんだけど、シュアー掛けできなくなってしまったのだけが残念です。

MDR-1000X

それからもう一つ気になっていたのが、ワイヤレス NC 対応のハイエンドヘッドホン「MDR-1000X」。こないだ MDR-100ABN を出したばかりなのにもう上位機種を出してくるなんて!と驚きましたが、デザインは MDR-100A シリーズよりも随分落ち着いた大人向けの仕上がりで、私好み。買うならブラックと思ってましたが、このグレーベージュもなかなかいい色じゃないですかー。

試聴機は Xperia に入ったハイレゾ FLAC ファイルを Bluetooth(LDAC)経由でしか聴けなかったのであくまで「ハイレゾ相当」でしかありませんが、ウォークマン A30+MDR-100A の優先接続に比べるとさすがにややナローレンジになってしまいます。これは単に Bluetooth 経由のために情報量が損なわれている以上に、ノイズキャンセリングの影響で音が歪んでいるのもあると思います(NC を切ってみましたが、ショールームの騒音がうるさくて比較にならず)。でも、今私が使っている NW-A17+MDR-10RNC より全然いい音だし、NC の効きもいい。
あとヘッドホンのハウジング部がタッチパネルになっていて、このタッチによる操作(楽曲の再成形操作と音量操作)がけっこうイイ。まあポケット内のウォークマンやスマホを操作すればいい話ですが、満員電車だと意外とポケットに手を突っ込むのが大変だからつり革を持つ手を一瞬耳元に持って行った方が楽だし、ウォークマンならまだしもスマホだと「ポケットに入れたまま画面を見ずに再生操作」をするのも難しい。この操作系はよくできていると思います。

MDR-1000X

そして MDR-1000X でもう一点気になっていたのが、折りたたみに関して。
メーカー推奨の折りたたみ方は、上の写真のようにハウジングを水平に寝かせた上で折りたたむスタイル。MDR-10RNC のように平たくはなるけどデッドスペースも大きい折りたたみ方はあまり可搬性が良くなく、こうやって薄さ・体積ともに極小にできる機構は本当に良いものです。でも私が確認したかったのはこれに加えて、

MDR-1000X

MDR-100A シリーズのようにハウジングを寝かせずに折りたたんでフットプリントを小さくするスタイルにできるかどうか分からなかったのですが、試してみたらできました。
バックパックの空きスペースに突っ込むときとか、薄さよりも「小さいカタマリ状にできること」のほうが重要な場合もあるので、これができて良かった。

MDR-100ABN

ちなみに MDR-100A シリーズの折りたたみはこんな感じ。こちらは 1000X のように薄いスタイルにはできませんが、ハウジング自体が 1000X よりも小さいこともあり、コンパクトさでは 100A のほうが上。まあ微々たる差ですし、価格差も 5,000 円くらいしかないので、今から買うなら間違いなく 1000X でしょう。

というわけで NW-A30 も XBA-N3 も MDR-1000X もまんまと欲しくなってしまったわけですが、いっぺんに全部は買えないなあ。本来の優先順位的には XBA-N3 なんだけど、どうしようかなあ...。

ソニー / MDR-1000Xicon

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2016/10/24 (Mon.)

WALKMAN A30 シリーズを見てきました

数寄屋橋ソニービルでの営業を終了し、9 月に銀座四丁目交差点の「GINZA PLACE」に移転オープンしたソニーショールームにようやく行ってきました。10 月は忙しすぎて行く余裕がなかった(´д`)。

GINZA PLACE

日産のショールームが入居しているビルの 4~5F がソニーショールーム/ソニーストア銀座。ソニービル時代に比べると総フロア面積は半分以下という印象で、かなりこぢんまりしました。4F の大半がカメラで片隅に Xperia・VAIO、5F にオーディオと BRAVIA、PlayStation というフロア構成。狭くはなったけど今やショールームであえて展示する商品もその程度まで減っちゃったんだなあ、と考えると寂しい限りではあります。

ともあれ、訪店の目的の一つは新しいウォークマンの実機を見ること。スペック的には NW-A17 から買い換えてもいいと考えていますが、実際の音はどうでしょうか。

NW-A30

筐体は金属のカタマリ感があって、なかなか悪くない。A10/20 シリーズはデザインも質感も結局あまり好きになれませんでしたが、A30 はシンプルなデザインながらいかにもいい音がしそうな重厚感がありますね。最近はデジタル製品の外装にアルミが使われることが多くなりましたが、安易にヘアライン加工を入れる製品が増えすぎて(あれ、線の太さとか密度をちゃんと計算して入れないと逆に安っぽく見えるんですよね)控えめにブラスト加工した金属外装のほうが高級感があるように思います。

NW-A30

A10/20 からすると分厚くなってしまったのが残念ですが、音質のためと思えばまあ許容範囲でしょうか。ZX シリーズのように OS-CON を搭載するための物理的な厚みが必要だったというわけではないようですが、タッチパネル搭載やバッテリの大容量化、シャシーの剛性強化などを含めばこれくらいになるのは仕方ないかな。ハイレゾを鳴らすだけならスマホでもできる世の中になってしまったので、専用機の必要性を見出すならこうなりますよね。別途ポタアンを持ち歩く必要がないと考えれば(と自分に言い聞かせる

再生と音量系の物理キーが側面にまとめられたのも歓迎です。A10 の十字キーは誤操作が多かったので。曲選択はタッチ、あらかじめ設定したプレイリストで単に再生やスキップをしたいときはポケットに手を突っ込んで物理キー操作、という使い分けは理にかなっています。

NW-A30

一部で「もっさり」と言われていた操作性は...まあこんなもんかな。操作に対するレスポンスは期待値より 0.1 拍くらい遅いし、曲リストをスクロールさせたときの表示もスマホに比べてフレームレートが低いような印象(普段使っているスマホが 60fps だとすると、A30 は 20~30fps くらいの感覚)は受けるけど、まあ使い物にはなります。ただアルバムやプレイリストなど「一覧系」の表示がちょっと遅いのが気になりました。ソニーの AV 機器って昔からこういう大量コンテンツの一覧表示が遅いですよね...。展示デモレベルでこれなので、実運用で数千曲のライブラリを突っ込んだらどうなるのか、はやや心配です。
あと展示機には内蔵メモリにしかデモ楽曲が収録されていませんでしたが、microSD に収録された楽曲の操作レスポンスはどうなんでしょうね。Class 10 以上のカード限定とかでもいいから、内蔵メモリと同等のレスポンスで動いてほしいものです。買うとしたら最低容量の A35 を買って、原則 microSD で運用しようと考えているので...。

音質に関しては、あまり長時間試聴できたわけではありませんが、それでも明らかに NW-A17 よりも内蔵アンプの駆動力も分解能も上がっていることを実感できました。私の NW-A17 では MDR-1A を使って聴くとやや平板な印象になり、ヘッドホンのポテンシャルを引き出し切れていない感覚がありましたが、試聴機の NW-A30 と MDR-100A との組み合わせでは音の定位がより明確になり、よりパワフルに鳴らせている印象がありました。これは確かに買い換える価値ありますね。

NW-WM1Z

ショールームにはハイエンドウォークマン NW-WM1Z/WM1A と MDR-Z1R の組み合わせもあったため、こちらも軽く試聴してみました。

...う~ん、これはウォークマンではないな。鳴り方が据置型のアンプとスピーカで聴いているのに近い。サイズ的に持ち歩いて使うようなものでもないけど(笑。

せっかく NW-A30 を試聴してこれイイな、と感じていた印象が WM1Z に上書きされてしまいました(;´Д`)ヾ。これ軽い気持ちで試したらあかんやつや...。

ソニー / WALKMAN NW-A35icon

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2016/10/04 (Tue.)

WALKMAN A30

出力向上、DSD対応、タッチパネルになった新ウォークマン「A30」。22,000円~ - AV Watch
ソニー / WALKMAN NW-A30 シリーズicon

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ウォークマンの新製品「A30」シリーズが発表されました。

昨年の A20 シリーズはあくまでマイナーチェンジだったので、約二年ぶりのフルモデルチェンジ。タッチ中心の操作系への刷新(しかし Android ベースではない模様)とアンプ出力の向上、それから PCM 変換ながら DSD フォーマットの再生に対応したことが大きな変更点と言えます。

私は NW-A17 を二年間使ってきて、それなりに気に入ってはいるものの、さすがに大量の楽曲から選択するのにボタン操作はいい加減まどろっこしいこと(特に再生中に上下ボタンを押すとアルバム選択画面になって、誤操作で再生中のアルバムやプレイリストから切り替わってしまう事故が多発)と、MDR-1A のようなヘッドホンを鳴らすには内蔵アンプが非力なことに不満を感じていました。
A30 シリーズではそのあたりの不満点が解消されているようで、旧シリーズからの買い換え候補としては良い製品に仕上がっていそうです。やや分厚くなってしまったことは残念ですが、高音質かとのトレードオフと考えれば許容範囲。A17 にポタアンを外付けするくらいなら、A30 単体を持ち歩いた方が遙かにマシでしょう。

これはぜひ買い換えたいところですが、今年は優先順位的にはイヤホンなんだよなあ。でもローエンドモデルの NW-A35(イヤホン別売モデル)なら 2 万円そこそこで買えてしまうし、内蔵メモリの小ささは microSD 増設でカバーできるし、付属イヤホンはどうせ使わないし、試聴して良ければ勢いで買ってしまうかもしれません。

ヘッドホン/イヤホンの新製品も一斉に出てきました。

最高クラスのNC、非ハイレゾでも高音質化再生。ソニー無線最上位ヘッドフォン「MDR-1000X」 - AV Watch
ソニー / MDR-1000Xicon

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オーバーヘッドタイプのハイレゾ・ノイキャン・ワイヤレス全部入りモデルの決定版と思われた MDR-100ABN に早くも上位モデルが登場。さらなる高音質化とデジタルノイズキャンセリングの性能向上、加えて非ハイレゾ音源をアップスケール再生する「DSEE HX」まで搭載した豪華版です。デザインは MDR-100ABN のテイストを踏襲しながらより大人向けな仕上げになっていて、これいいなあ。

定期的に MDR-100ABN が欲しい衝動に駆られる私としてはソソられる製品で、今から 100ABN 買うくらいなら 1000X 買っちゃえば!とも思ってしまうところですが、気になるのは持ち運び時にどこまでコンパクトにできるか。公式サイトの説明を読む限りでは 100ABN ほどは折りたたみができないように見え、普段使いではなく出張のお供にしたい(そのためにあまり折りたためない MDR-10RNC から買い換えたい)用途には合わないようにも思えます。これは一度実機の状態を確認したいところ。

ソニーのハイブリッドイヤフォンが進化。BA軽量化、体積30%減。4.4mmバランスケーブルも - AV Watch
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「XBA」ハイブリッド型カナルイヤホンもモデルチェンジしました。今回「2」番台がなくなり、いずれも 2 ウェイの「XBA-N1」と「XBA-N3」。BA ドライバの小型化と Φ9mm のダイナミックドライバのハイブリッドで、形状は共通、差分は一部の使用部材と「N3」のみに低音増強用と思われる音響管が搭載されていること、のようです。
従来の XBA シリーズはドライバユニット部の大きさがネックだったので大幅な小型化は歓迎ですが、ダイナミックドライバが Φ9mm になったのがやや不安。今まで長年 Φ13.5~16mm ドライバのパワフルな音を聴き慣れてきたせいで、Φ9mm では物足りなく感じそうな気がするんですよね。当然モデルチェンジにあたっては従来モデルと同等以上の音質を狙いつつ小型化はしているんでしょうが、こればっかりは音を聴いてみないことには何とも言えません。あとは「シュアー掛け」ができる形状じゃなくなったことと、そもそも見た目がソソられない、というのが最大の弱点かもしれません。

洗ってしまった EX800ST の代替として出たら即買うつもりだったんだけど、どうしようかなあ。とりあえず試聴するまで判断は保留にしますが、納得いく音じゃなかったら改めて EX800ST を買い直すことにするかもしれません。

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2016/09/10 (Sat.)

ONKYO W800BT

オンキヨー、左右完全独立型Bluetoothイヤフォン。付属ケースで5回フル充電 - AV Watch

W800BT

オンキヨーから完全ワイヤレス型の Bluetooth イヤホン「W800BT」が発表されました。

完全ワイヤレス型の BT イヤホンは、昨年末にクラウドファンディングから「EARIN」が誕生したばかり。私も気にはなっていたものの、連続バッテリ駆動時間が実質 2.5 時間というのはちょっと短いし、音質的に納得のいくものかどうか判らないのでせめて二世代目が出るまで様子見かな、と思っていました。でもこれは大手メーカーもすぐに追随して 2~3 年のうちいトレンドになっていくだろうな、と思っていたらいきなり Apple が「AirPods」を出してきて、直後にオンキヨーもリリース(オンキヨーは夏のポタフェスで参考出品していましたが)。これは年内にあと何社かから出てきて、スマホ用イヤホンのいちジャンルとして確立する日も近そうです。

このオンキヨーの W800BT は国内大手メーカーとしては初の完全ワイヤレス型ということで待望の製品だし、デザイン的にも割と好みのタイプなのですが、残念なのが Bluetooth 周りのスペック。コーデックが SBC にしか対応していないため、そこが音質のボトルネックになってしまう可能性が高い。EARIN が SBC/AAC/aptX のマルチ対応なのと比べると、どうしても見劣りしてしまいますね...。でもとりあえず一度実機の音を聞いてみたいところです。

私はメインイヤホンだった MDR-EX800ST が壊れてしまい、この秋に発売されるだろうソニーの XBA シリーズの新型を買おうと思っていました。が、Bluetooth 完全ワイヤレス型がこのまま一大勢力となるなら、それもちょっと考え直さなくてはならないかもしれません。ソニーから XBA-A2 くらいの音で、aptX/LDAC に対応した完全ワイヤレス型が出てきたりしたら、間違いなくそれ一択なんだけどなあ。

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2016/09/06 (Tue.)

Sony VPL-VW5000

ソニー、4K+HDRで5,000ルーメンのレーザー光源プロジェクタ「VPL-VW5000」。800万円 - AV Watch
ソニー / VPL-VW5000icon

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ソニーから 4K SXRD プロジェクタのフラッグシップモデルが発表されました。お値段ははっぴゃくまんえん...って無理(;´Д`)ヾ。

あの史上初の SXRD プロジェクタ「QUALIA 004」ですら 240 万円だったので、これはちょっと度肝を抜く価格帯。なんか QUALIA 004 ががんばれば買える値段に見えてきてしまいます(汗。
まあ 4K SXRD に加えてレーザー光源、HDR 対応といった現時点で考えられる最高のスペックを詰め込んだものなので高くなるのは分かりますが、ここまでになるともう個人ではなく富豪か有力プロダクションの試写室レベルですね。でも一般的なプロジェクタの光源では難しいと思っていた HDR 対応や BT.2020 の広色域に対応した映像というのがどの程度のクオリティなのか、一度でいいからこの目で見てみたい、という思いはあります。

こういうのはハイエンド品の技術が数年かけて一般機まで降りてくるものですが、個人的に期待したいのはレーザー光源について。今までのプロジェクタでは、半導体の量産原則に従って表示パネルは時間の経過と共に安くなるものでしたが、光源(ランプ)のコストはなかなか下がらず、ハイエンド品はキセノンランプだけど普及品は UHP 光源、という状況が長らく続いてきました。詳しい原理までは把握していませんが、VW5000 の光源は半導体レーザーということで光源自体の寿命も UHP の 6 倍以上(下位モデルの VW535 が低輝度モードで 6,000 時間なのに対して、VW5000 では 40,000 時間)と長い上に、量産が進めば中長期的にはおそらく光触媒系ランプよりも低コストにできるはず(まあ、より一般的な照明でさえ、まだまだ蛍光灯よりも LED のほうが高いですが)。なのでこの製品自体はとても買える値段ではありませんが(;´Д`)、この技術が早く普及価格帯まで下りてきてくれることを願うばかりです。

ソニー、HDR放送対応の4Kネイティブプロジェクタ「VPL-VW535」。100万円 - AV Watch
ソニー / VPL-VW535icon

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普及価格帯...ではないですね(;´Д`)、普通の感覚で言えばこれでもハイエンドモデルにあたる VW500 シリーズもモデルチェンジしました。こちらは旧型 VW515 からコントラスト比の向上と放送規格の HDR 対応がメインのマイナーチェンジモデル。これでもひゃくまんえんするのでとても手が出る値段ではありません(;´Д`)。
液晶テレビのほうは 4K でも 40inch クラスなら 10 万円強からある現在、プロジェクタのほうはなかなか値段が下がってきませんが、こればかりは市場の大きさの違いですかね。時流に反して今でもホームシアターを維持したい私にとっては、なかなか辛い時代です。

ソニー製だとこの下は 2K の VPL-HW60 になってしまって、それでも 30 万円を超えてくるので、手が出せるラインという意味ではやっぱりエプソンが最有力になりますね。2K だとミドルレンジの EH-TW6700 あたりが最も価格性能比が良い印象ですが、擬似 4K ながら EH-TW8300 のほうも悪くなさそう。懐事情的にこの冬に買えるかどうか微妙なところですが、一度自分の目でチェックしに行ってきたいと思います。

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2016/08/27 (Sat.)

Blu-ray 対応不織布ファイルケース

昔からよく CD/DVD の保管用に使われている不織布のケース。これ、Blu-ray には適していないというのは意外と知られていない事実だったりします。
私は知識はあったんですが、DVD 時代から長年使い回している無印良品の CD/DVD ホルダー(ファイルタイプ)が何個もあって、全部入れ替えるのもめんどくさいしと思って放置してたんですよね...。

無印良品 CD/DVD ホルダー

すると、見事に BD の記録面に不織布のパターンが転写されてしまっていました。こうなってしまうともう再生不可能。PC でも BD プレイヤーでもまともに読み取ることさえできません。

無印良品 CD/DVD ホルダー

この表面に凹凸のある粗いパターンがダメみたい。

再生不能になってしまったディスクはまだごく一部、それも古いものなので、他に被害が広がってしまう前に BD 対応の不織布ファイルケースを買ってきました。

エレコム / Blu-ray/DVD/CD 用ディスクファイル 72 枚収納 CCD-FB72BU

CCD-FB72BU

家電量販店に行くと「Blu-ray 対応」として、BD にも使える各社の不織布ケースが並んでいます。とりあえず適当にエレコム製品を選択。

CCD-FB72BU

パッケージには不織布の違いについての解説が書かれています。BD は CD/DVD に比べて保護層の厚みが極端に薄いため傷が付きやすいと言われていましたが、引っかき傷ではなくこういう傷付きにも弱いというのは盲点でしたね。
ところで保護層のハードコートを訴求している TDK の「超硬」シリーズだったらこういうのにも強かったりするんでしょうか。

CCD-FB72BU

ファイルケースのデザインは見るからに事務用品然としていて、面白みは全くありません。
スリーブケース付きなので、本棚等に入れておいても他のモノに圧迫されにくい、というのはメリットかな。

CCD-FB72BU

不織布は今まで使っていたものよりも明らかにキメが細かい。凹凸も少ないし、これなら BD の記録面を傷つけることもなさそうです。
とりあえずお試しのつもりで一つ買ってみたけど、これならあと何個か買っても良さげ。

CCD-FB72BU

まあ、最近は SVOD が当たり前になりつつあるので、個人で映像ライブラリを持つ意味も薄くなってきてはいるんですよね。セル BD を買うことも以前より少なくなったしなあ。
「とりあえず録画して BD-R に焼いただけ」で全く観てないようなのもけっこうあるし、この際だから本当に残しておきたいやつ以外は処分してしまおうかな。

エレコム / Blu-ray/DVD/CD 用ディスクファイル 72 枚収納 CCD-FB72BU

B00SGJ1TK2

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2016/08/23 (Tue.)

YAMAHA AV CONTROLLER

AV アンプを買い換えたものの、忙しくて今までと同じ使い方しかできていませんでしたが、せっかくなので新機能も試してみました。
私が特に気になっていたのは、Ethernet/Wi-Fi 標準搭載になったことで追加されたネットワーク前提の機能。中でもスマホアプリでアンプの操作ができるというのは便利そうなので、アプリを入れてみました。

AV CONTROLLER - Google Play の Android アプリ

YAMAHA AV CONTROLLER

赤外線リモコンで使っている限りは今までの AV アンプと何ら違いはありませんが、スマホアプリでいじれると急に未来に来た感が出てきますね(笑。
「AV CONTROLLER」アプリは一見シンプルな UI ですが、触ってみると実はむちゃくちゃ多機能です。

YAMAHA AV CONTROLLER

まずは「入力選択」による入力切替機能。HDMI やアナログビデオ/オーディオ入力を切り替えられるのは当然として、AirPlay や DLNA、Bluetooth などネットワーク越しのオーディオソースも横並びで選べるのは従来の AV アンプと大きく異なるところ。特に DLNA サーバから階層をたどってコンテンツを選んで...というのは赤外線リモコンのカーソルキーなんかじゃやってられないので、そういう操作はもうスマホベースでやりたいところ。

ちなみに機能タブ左端の「ゾーン選択」は複数の部屋にアンプやスピーカを設置した際のコントロール機能ですが、私はまず使うことはないかな(笑

YAMAHA AV CONTROLLER

ヤマハ製 AV アンプの代名詞である DSP もタッチで切り替えられます。これだけメニューが多くなってくると、リモコンや本体上のダイヤルで選ぶのもかったるいので、直感的に分かりやすい GUI を使えるのはありがたいところ。

YAMAHA AV CONTROLLER

さらには各 DSP に関して、効果の強さを調整することができるようになっています。この機能を見つけたときはちょっと驚いたのですが、さらには

YAMAHA AV CONTROLLER

「Advanced」を選択すると、スピーカのチャンネルごとにパラメータを細かくいじれるようになっています。これ素人が下手に手を出したら戻せなくなるやつや...。
いじったらいじったで奥深いんでしょうが、私はせいぜい「Basic」で部屋の広さを設定する程度に留めておくことにします(´д`)。

YAMAHA AV CONTROLLER

「シーン選択」タブでは、入力切替と DSP 設定を一発で変更できるユーザー設定が保存できるようになっています。BD で映画観るとき用とか CD で音楽聴くとき用とかをセットしておいて、普段はここで切り替えるだけ、みたいな使い方がメインになるでしょう。通常だと入力ごとに最後に選択した設定を憶えておく程度の機能しかありませんが、ひとつの入力端子に対しても用途に応じて設定を変えたモードを複数切り替えられる、というのはアプリ化の大きなメリットだと思います。

YAMAHA AV CONTROLLER

本体の設定もほぼ一通りアプリのオプション画面から変更可能。リモコンベースの OSD が GUI になって扱いやすくなったとはいえ、これだけ設定項目が多岐にわたるとスマホアプリでいじったほうが圧倒的に早いですね。これは物理リモコン使わなくなりそうだなあ。

YAMAHA AV CONTROLLER

スマホ(およびタブレット)アプリということで、スマホに保存されている音楽ファイルを Wi-Fi 経由でアンプから再生することも当然可能。ハイレゾ音源(FLAC)も普通に再生できて、これは CD 要らずになりますね...。
なお、RX-A2050 自体は Bluetooth 経由でのワイヤレス再生も可能ですが、対応コーデックが SBC と AAC だけなので Android やウォークマンユーザーは Bluetooth 経由では満足な音質で鳴らせません。ヤマハは早い段階から AirPlay に対応していたり、Apple 寄りの方針を貫いていますが、LDAC とは言わないまでもせめて aptX には対応しておいてほしかったところ。まあ、スマホからであれば Wi-Fi 経由で送れるからいいんですが...。

YAMAHA AV CONTROLLER

本体の音量設定は画面上の+-ボタン、スマホ本体のボリューム+-ボタンのほかに、画面をフリックするとボリュームダイヤルを模した円が出てきて、この円周をなぞることでも操作できます。一気に音を大きくしたり小さくしたりしたいときには便利だけど、ここは無理にダイヤルにしなくても良かった気が(笑。

YAMAHA AV CONTROLLER

AV CONTROLLER アプリ、スマホで使っても便利ですが、タブレットで使うと表示される情報量が増えてさらに使いやすくなります。これに慣れてしまうと赤外線リモコンが時代遅れに感じてしまうなあ。他の AV 機器もアプリ操作ベースになってくれないかなあ。

ヤマハ / AVENTAGE RX-A2050

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2016/08/05 (Fri.)

Shure SE215 Special Edition

MDR-EX800ST を洗濯機で回してしまった件。買い換え先として考えているソニーの XBA-A シリーズはこの秋にモデルチェンジしそうな気配があるので、それまでの繋ぎ兼その後のサブ機として、これを買ってきました。

Shure / SE215 Special Edition

SE215 Special Edition

ちょうどビックカメラのポイントがほぼ相当分貯まっていたので。
もう発売から 5 年近く経つモデルだし、その後ハイレゾブームが来てハイスペックなインナーイヤーが多数登場しているので、やや時代遅れ感はありますが。それでも、元々 Shure E2c ユーザーだったため、その末裔にあたる SE215 は以前から気になっていました。Shure の中ではエントリーモデルですが(それでも 1 万円以上する)、繋ぎ兼サブとしては十分でしょう。次に買う予定のモデルは BA または BA+ダイナミックドライバになる可能性が高いので、サブ機としてはダイナミックドライバ一発の機種を持っておきたかった、というのもあり。

これは SE215 の中でも「Special Edition」と銘打たれている、日本市場向けに音質をチューンしたモデルです。ノーマルモデルがモニター寄りな味付けなのに対して、こちらは低音をブーストしてリスニング寄りに味付けしてあるとのこと。

SE215 Special Edition

ケーブルがやや太めなのが Shure の伝統。それでも昔に比べればしなやかになったので、取り回しはそんなに悪くないです。
ノーマルモデルの SE215 は 162cm のケーブルが付属で、ポータブルプレイヤー用途には持て余しそうですが、Special Edition は 116cm となっており、ポータブルプレイヤーやスマホでの使用を想定されているあたりが日本向けな所以でしょうか。

SE215 Special Edition

Special Edition 特有の、鮮やかなエメラルドの半透明ハウジング。一目で Special Edition ユーザーだと分かります。ただ樹脂製なのであまり高級感はないかな。
シルク印刷されたロゴや型番は使い込むと剥げること必至ですが、それも歴戦の証になりそうです。

SE215 Special Edition

ケーブルとの接続には MMCX 端子を採用。リケーブルして音質の違いを楽しむなり、もっと取り回しの良いケーブルに交換するなり、自由度があります。個人的に気になっているのはソニー MUC-M2BT1 を使ったワイヤレス化。たぶん次に買うイヤホンも MMCX 対応だろうし、いろいろと遊べそうです。

SE215 Special Edition

ケーブルの太さもそうですが、ステレオミニプラグ周りの大きさも大概です。いかにもアメリカメーカーらしいところですが、このへんは本来ポータブル機器向けではなくスタジオ・ステージ向けの音響機器を作ってきたメーカーだからそっち方面での使い勝手を優先している、ということでしょうか。ウォークマン NW-A17 につけると本体の厚さよりもコネクタの径の方が大きく、クリアケースをつけてようやくほぼ同じ高さになる、といった案配。

SE215 Special Edition

イヤーピースは 2 タイプ×3 サイズの合計 6 種類が付属しています。写真左が一般的なカナルタイプイヤホンと同様なシリコン系イヤーピース「ソフト・フレックス・イヤパッド」。右側がウレタンフォーム系イヤーピース「ソフト・フォーム・イヤパッド」で、これが強力な遮音性能を発揮します。Shure のカナルタイプイヤホンは音質よりもこの遮音性を先に思い浮かべる人も多いことでしょう。
出荷時にはウレタン系の中サイズが装着されていましたが、私の耳では中サイズでさえ外耳道への圧迫が強く感じられたので、ウレタン系の小サイズに換えてやるとちょうど良かったです。これ大サイズを使う日本人って何人くらいいるんでしょうか...。

SE215 Special Edition

付属品はシンプルなジッパーポーチ。カラビナ付きなので、バッグにぶら下げて持ち運べます。まあ私は普通にウォークマンにグルグル巻きにしてしまうと思いますが。

SE215 Special Edition

音質に関して。音は原則として私が常用予定のソフト・フォーム・イヤパッドで評価しています。
分解能はまあ、想像通り。価格帯の違う EX800ST には及びませんが、中域の分解能、音の艶ともに割と好みのタイプ。そして Special Edition の特徴である低域の味付けは、ブーミーになりすぎない程度にスピードとボリューム感があって、これはヴォーカル系のポップスによく合います。R&B とかにもいいし、日本向けだけあって J-POP やアニソンにもちょうどいい感じ。
ただ高域の伸びが今ひとつで、特にハイレゾブームで高域重視のイヤホンが世に溢れた現在としては、やや物足りません。特にストリングス系のオーケストラやピアノ曲では、もう少し音の抜けが欲しいところ。これはドライバの素性以上に密閉性の高いイヤーピースによるところも大きいのかもしれませんが。

ソフト・フォーム・イヤパッドの遮音性に関してはかなりのもので、宅内で使っている限りでは生活音はほぼ耳に入ってこず、家族に話しかけられても気がつかないほど。外出時に使っても、特急列車や新幹線などの陸路レベルの騒音であれば、わざわざノイズキャンセリングヘッドホンを持ち歩かなくても十分かもね、と思えます。まあ昔 E2c を使っていた頃は飛行機での出張時もこれで十分と感じていたので、当然ではありますが。

全体として、EX800ST を聴き慣れた私としては音質についてはやや厳しめの評価になりますが、まあ 1 万円ちょいのダイナミックドライバ一発の製品としてはよくできているのではないでしょうか。特に低音を軸としたパワフルな出音は打ち込み系のアップテンポ曲との相性が良く、いつも以上に楽しく音楽を聴ける感覚があります。とりあえず買い換えまでの繋ぎと、BA の音に疲れたときのリハビリ用としては十分良い買い物だったと思います。
でもやっぱり耳に馴染んだ EX800ST の音が恋しい、というのも事実なんですよね。インフレが進むイヤホンの世界では今やリーズナブルとさえ言える価格帯だし、一本買い直してもいいかもなあ。

Shure / SE215 Special Edition

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2016/07/28 (Thu.)

MDR-EX800ST を洗濯してしまった件について(泣

私は外から帰ったらまずポケットに入れている電子機器を充電する癖がついているので、ポケットに入れたまま洗濯に出すなんてことはまずしないんですけどね。昨夜は珍しく家に帰る前にイヤホンを外してポロシャツの胸ポケットにしまってしまい、しかも暑くて汗だくになったこの服を早く脱いでシャワー浴びたい!という一心で、何も考えずにポロシャツを洗濯カゴに突っ込んでしまいました。

そしたら今朝、出かけようとしたときにイヤホンが見当たらない。記憶をたどっていったら、洗濯機の底から発見されました(泣

MDR-EX800ST

一応、表面的には乾燥させて音を出してみたところ、右はバランスがちょっとおかしいけどまあそれなりに鳴ってる。でも左が妙に小さな音でしか再生されません。よく見てみると、ハウジングにちょっと隙間ができているように見えました。で、触っているうちにハウジングがあっさり割れて(接着されていたのが外れて)しまったという(;´Д`)。
割れたハウジングの中を見てみると、白いほうのケーブルが断線しているじゃないですか。これじゃまともに音が出るわけがありません。

さすがにこれは修理のしようもないので、買い換えるしかないですね...。MDR-EX800ST は 4 年あまり愛用してきて外観的にも音質的にもずいぶんヘタッてきていたから、たぶん今年の秋にモデルチェンジしそうなソニーの XBA-A シリーズの後継機種が出たら買おうかなあ、とは思っていたんですが。今の XBA-A2/3 あたりを買っちゃっても良いんですけど、ソニーのハイブリッド型(BA+ダイナミック)は年々良くなっていっているので、たぶん次もさらに良くなるんじゃないかと。
買い換えまでの繋ぎはかなりグレードが落ちるけど MDR-XB90EX で凌ぐかなあ。これもステレオミニジャック付近が断線しかかっていて怪しいんですけどね...。EX800ST を買って以来、気に入ってしまって他にほとんど浮気をしなかったら、こういうときのバックアップに使えるレベルのものが手元にないという。繋ぎ兼サブ機として 1 万円くらいのものなら買っても良いかなと思っているんですが、どれにしようかな。久々に Shure のエントリーモデルにでも手を出してみますかね...。

Shure / SE215 Special Edition

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2016/07/25 (Mon.)

YAMAHA RX-A2050

我が家で今まで使っていた AV アンプは、ヤマハの中上位機種「DSP-AZ2」。

DSP-AZ2

2003 年の夏に導入したものなので、もうかれこれ 13 年選手。その後、DVD の時代が BD や 4K の時代に変遷し、映像信号もアナログコンポーネントから HDMI に変わりました。でも物理的にも金額的にも大きな買い物だし、いろいろな規格の世代交代のタイミングを見計らっていたら、なかなか買い換えに踏ん切れなかった...というのもありますが、買い換えようと思うたびに魅力的なカメラやレンズが出てきてこっちにお金が回らなかったというのが実情です(ぉ。
今年はようやく欲しいカメラ機材が一段落ついたし(EOS 5D4 が出そうな気配はあるけどしばらく様子見のつもり)、規格周りも 4K/HDR/HDCP 2.2/DOLBY ATMOS/DTS:X と出揃ってそろそろ頃合いだろうと思い、宿願だった AV アンプの買い換えをついに実施しました。

ヤマハ / AVENTAGE RX-A2050

RX-A2050

買ったのは、DSP-AZ2 からほぼ同クラスの機種にあたる「RX-A2050」。さすがに 13 年も経つと機能面ではエントリークラスでもほぼ十分になってしまい、当時と違って最大でも 5.1ch サラウンド環境に甘んじている私にとってはオーバースペック感がありますが、ここのグレードを下げることは私のプライドが許さなかった(笑。もはや単品オーディオを揃えるのは前時代的な趣味であることは自覚していますが、自宅でくらい自己満足できる音で映像や音楽を楽しみたいじゃないですか。

ちなみにこれを注文して自宅に届く前日に後継機種の「RX-A2060」が発表されてしまいましたが、私の使い方ではほぼ差がないレベルのマイナーチェンジモデルなので大丈夫です(´・ω:;.:...

RX-A2050

相変わらず大ぶりな本体。さまざまな機器の接続が HDMI 経由になったからには背面の端子はかなりスッキリしているだろうと思ったら、相変わらず大量のコネクタが並んでいます。相変わらず赤白のアナログオーディオ入力は健在だし、プリアウト端子やさらに多チャンネルになったパワーアンプもあるので、AZ2 比で背面の混雑ぶりは大きく変わっていません。さらに「ZONE OUT」端子(ケーブルを引き回して他の部屋でも音を鳴らすための端子)があるのが、この機種のメイン市場が狭い日本じゃないんだなあ、ということを思わせます。

個人的には、ようやく HDMI 対応の AV アンプになったことで、機器の接続がかなり楽になったことと、HDMI コントロールベースで機器を操作できるようになったことの恩恵が大きいです。あと、アンプがネットワーク(有線/無線)対応になったことにも時代を感じます。

RX-A2050

前面パネル内の操作周りは案外変わっていませんね。まあ、OSD がショボかった当時のモデルと違い、今は画面を見ながらリモコンで設定変更したほうが楽なので、本体の操作パネルを使うことはほぼないと思いますが。

RX-A2050

何はともあれセットアップ。ケーブルの接続自体は大したことありませんが、ラックの背面に溜まった埃を掃除しながらだと丸一日がかりの大仕事です。

スピーカはこれまた 12 年選手の B&W 704(サラウンドは DM600S3)、スピーカケーブルは一昨年の暮れに導入した QED Silver Anniversary XT。ようやく新しいアンプに繋いでやることができました。

RX-A2050

リモコンも、かつてのゴツかったものとは違って細長いシンプルなものに変わっています。もはや操作は GUI を使ったメニューベースなので、これで十分です。
スマホアプリから操作することもできるようですが、他にも機能があまりにも多すぎて全てを把握できていないので、追い追いいじっていきます。

RX-A2050

GUI になった OSD。今まで使っていたものが QVGA くらいしか解像度がなくてしかも全部英語だったので、とても分かりやすく快適に操作できるようになりました。なにげに他の機能アップよりもこれが一番嬉しいかもしれません(笑

ただ、イマイチな部分もあって、

RX-A2050

操作は基本的に BD などのソース映像を表示したまま、その上にオーバーレイする形でメニューが表示されるのですが、これがトップメニューは画面左端から表示されるのに、

RX-A2050

各設定項目は画面下端から表示されるというのが分かりづらい。おそらく意味があってやっていることなのでしょうが、操作に一貫性がなくてプチストレスを感じます。まあ慣れの問題でしょうが...。

RX-A2050

この変な物体は、ヤマハのスピーカ自動調整機能 YPAO(Yamaha Parametric room Acoustic Optimizer)のために使うマイクです。これをアンプ前面の端子に接続し、三脚にセットして自動調整プログラムを実行します。

RX-A2050

そうすると、マイクで各スピーカの設置位置や特性からスピーカレベルやイコライザを自動調整して、視聴ポジションで最適な音場になるように調整してくれます。
スピーカの接続や設置は自分でできても、サラウンドの音場を素人が自分の耳を頼りに調整するのは難しいですし、リビングシアターだとスピーカの配置自体に自由度がないこともあるので、この自動調整機能はとてもありがたい。

RX-A2050

HDMI 端子は HDMI コントロールに対応しているので、テレビと繋げばテレビ側が自動的に音声出力を内蔵スピーカから AV アンプ側に切り替えてくれます。今までは AV アンプを使うときにはわざわざテレビの音量を手動で落としていたので、これはラクだ。

RX-A2050

音質に関しては、買ったばかりなのでストレートデコードの音がまだまだ硬い印象がありますが、HD 音声フォーマットに対応したこともあり、BD の音の情報量がより緻密に、かつクリアになった印象。今まで聴いていた音よりもグレードが上がって聞こえるので、BD を観るのがより楽しくなりました。

このまま機械任せで使っても十分満足ですが、多機能ゆえにいじり甲斐のある AV アンプなので、この夏休みにいろいろ遊んでみようと思います。

ヤマハ / AVENTAGE RX-A2050

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2016/07/22 (Fri.)

EPSON EH-TW8300

エプソン、4K/HDR対応で30万円台のプロジェクタ「EH-TW8300」。レンズ電動化 - AV Watch

エプソンがホームシアタープロジェクタの新製品を発表しました。

「EH-TW8300」は、4K 対応ながら 40 万円を切った意欲的なモデル。Wireless HD 対応の「EH-TW8300W」のほうは 4K 映像のワイヤレス伝送に対応し、設置性の高さもあります。

我が家もプロジェクタの買い換えは数年来の課題ではありますが、そろそろ 4K の世代が見えてくる今、2K のモデルを買うことには若干抵抗もあります。とはいえ 4K ソースはまだまだ少ないし、そもそも 4K モデルは高価すぎて買えない、というジレンマもありました。そこになかなかの意欲作の投入ではありますが、若干怪しいのが 4K の実現手法。
このモデル、表示パネル自体は 4K ではなく 2K にすぎません。それを高速振動させることで「画素ずらし」を行い、パネル解像度の 4 倍の解像度を作り出すというやり方で 4K 表示に対応しています。そういえばペンタックスの一眼レフにはセンサシフト式手ブレ補正機構を応用して画素ずらしを行う超解像技術が搭載されていますが、考え方はそういうことなのでしょう。しかし画素ずらしで本当にまともな画が出るのか?というのは疑問が残るところですが、昨年発売された上位モデル EH-LS10000 でも(若干仕組みは違うけど)同様の画素ずらし疑似 4K 対応らしく、レビュー記事を見てみました。

【西川善司の大画面☆マニア】第204回:レーザー+4K対応。エプソン入魂の最上位プロジェクタ - AV Watch

やはり得手不得手はあるけど疑似 4K としては悪くない画質、ということのようですね。既存のリアル 4K プロジェクタ最安モデル(ソニー VPL-VW315 で 80 万円前後)の半額でこれなら、悪くないかもしれません。どちらにしても一度自分の目で画質を確認してみたいですが。

2K プロジェクタの上位モデルもマイナーチェンジしています。

エプソン、Bluetooth対応フルHDプロジェクタ「TW6700」 - AV Watch

ソニーの SXRD プロジェクタが 4K 以外はもうやる気がない現状からすると、2K を買うなら最有力はエプソン、その中でも本命はこの前モデル TW6600 かな、と思っていました。そのマイナーチェンジである TW6700 もかなり完成度が高そうですが、先代からの変更点は最大輝度向上と画処理周りの改善、UI 改良あたりが中心であれば、TW6600 の処分価格を狙うという選択肢もありそうです。20 万円前後で Wireless HD 対応の 2K 上位機種という、なかなかお買い得感のあるモデル。エントリー機の TW5350 もコストパフォーマンスがすこぶる良いのですが、レンズのズーム比が低かったりワイヤレス非対応だったり、設置性に制限があるんですよね。

まあ私は買えたとしても最速で冬になるでしょうが(それまでに他に欲しいものが出てこなければ...レンズとか)、これから秋にかけて他社からもプロジェクタの新製品が出てくることでしょうし、しばらく新商品ニュースをチェックしていきたいと思います。

投稿者 B : 22:38 | Audio & Visual | Visual | コメント (0) | トラックバック

2016/06/01 (Wed.)

MDR-100ABN が気になっている件

【レビュー】ソニーのBluetooth/NC全部入りヘッドフォン。「無線でもハイレゾ相当」の実力は? - AV Watch
【ミニレビュー】音楽を聞いて仕事に集中に最強! ソニー「MDR-100ABN」 - AV Watch

ちょっと前のレビュー記事ですが、定期的に読み返しては MDR-100ABN が欲しいなあ、でもどうしようかなあ、と考えています。

旅行/出張用のノイズキャンセリングヘッドホンとして去年 MDR-10RNC を買ってそれなりに満足しているんですが、それなりにかさばることと音質的にもう一歩突き抜け感が足りないのがやや不満。
その点 MDR-100ABN は、

  • ハウジングをヘッドバンド側に折り込んでコンパクトにできる
  • ノイキャンなのにハイレゾ対応。しかもスペックだけじゃなく実際に MDR-10RNC より音が良い
  • Bluetooth ワイヤレス対応
  • USB 充電が地味に便利。MDR-10RNC の乾電池式も旅先での入手性という意味では良いけど、充電式でも 20 時間もてば実用上十分
ということで、MDR-10RNC の不満点を全て潰した上でさらに付加価値がついているんですよね。

買わない理由はないくらいに商品性は高いんですが、ネックは価格。私は日常的にはカナルタイプイヤホンを使っていて、旅行や出張でオーバーイヤーヘッドホンを使うのはせいぜい月に一度。そのために 3 万円払うのはさすがに費用対効果上どうかと思うし、MDR-10RNC を買ってまだ一年経ってないし、と自ら却下してはしばらくしてまた欲しまる、というサイクルを繰り返しています(´д`)。
ヨドバシのポイントを放出すれば買えなくはないんですけどね...。

ソニー / h.ear on Wireless NC MDR-100ABN

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2016/04/12 (Tue.)

新しいサウンドバーが気になる

ソニー、薄さ58mmのハイレゾ対応サウンドバー。無線スピーカーでリアルサラウンド - AV Watch
ソニー / サウンドバー HT-NT5icon

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先日発表されたソニーの新しいサウンドバーが気になっています。ハイレゾ/非圧縮音源対応、LDAC コーデック対応、ネットワークは Wi-Fi・Ethernet・Bluetooth に加えて Google Cast にまで対応。HDMI は 4K/HDR のパススルーにも対応して、設置方式は平置き・壁掛けの両対応、という欲しい機能は全方位的に備えた意欲作。
現在使っている BRAVIA X5050 は内蔵スピーカの音に満足していますが、次に買い換える際は狭額縁タイプにしてインチアップしたいと考えているので、それに組み合わせるスピーカとしては最強だと思います。エンクロージャが薄いので、どこまでの音が出るかは聴いてみないと分かりませんが。

でもそれ以上に気になっているのは、このサウンドバー自体よりもこれが持っている「ワイヤレススピーカをサラウンドスピーカとして利用できる」機能。今のところ対応機種は今度発売される SRS-HG1 に限られるようですが、スピーカケーブルや電源ケーブルに縛られずにサラウンドチャンネルが設置できるというのは大きいです。今までも無線式のサラウンドスピーカが同梱されたシアターセットは存在しましたが、セット物に縛られずにサラウンドスピーカが選べる可能性が出てきたのが新しい。
我が家は現在でもサラウンドスピーカを使っていますが、さすがにリビングに常設するわけにもいかないので、使うときだけ出してきてスピーカケーブルを伸ばして...というのがちょっとめんどくさい。ワイヤレスでバッテリ内蔵ならば置いて電源を入れるだけなので、今までサラウンドスピーカの設置を諦めていた住宅環境でも気軽に導入できることになります。サラウンドチャンネルは基本的に環境音用に使われることが多く、メインスピーカほど再生能力がなくても事足りるので(音色は合わせておく必要がありますが)、これはいいなあ。

この方式、AV アンプでも導入してくれませんかね。まあソニーはハイエンドの AV アンプは日本から事実上撤退してしまったようなので、私が欲しくなるような機種は出てこないんだと思いますが...。

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2016/04/04 (Mon.)

Intel オリジナル Bluetooth ワイヤレススピーカ

ん?なんか届いた。

ELAICE CQL1458-B

ちょっと前に Twitter でやっていた、Intel のキャンペーン賞品じゃないですかー。
応募したことも当選通知が来たこともすっかり忘れていました(笑

それもそのはず、本当に欲しかった賞品には外れてしまい(泣)、「さらに外れてしまった方の中から抽選で」という残念賞的なプレゼントに当たったのでした。

ELAICE CQL1458-B

賞品は Intel のオリジナル Bluetooth ワイヤレススピーカです。
とはいえ、パッケージは製造元メーカーのものがそのまま使われていました。ELAICE(エレス)という名前は今回初めて知ったけど、そういえば量販店のワイヤレススピーカコーナーでこういうの見た覚えがあるような。

ELAICE CQL1458-B

箱の中身はスピーカ本体と microUSB ケーブル、あとは取扱説明書のみ。
バッテリ内蔵ながら、充電用の AC アダプタすらついていません。まあ USB 給電機器はたくさん持っているので、これ以上増えても困るけど。

ELAICE CQL1458-B

ノベルティとして前面に Intel のロゴが印刷されています。
そう思って見ると、確かにこのブルーは Intel のコーポレートカラーっぽい色合いではあります。

ELAICE CQL1458-B

背面には電源スイッチと充電専用の microUSB 端子、あとは LED のみ。
電源を入れるとそのままペアリング待機状態になります。

ELAICE CQL1458-B

スピーカは見た目通り、モノラル。
特に何も考えずに Bluetooth 機器と接続できて、そこそこの音が鳴る、それだけのシンプルなワイヤレススピーカです。

音質に関しては、特に語るべき部分はありません。中域は出るけど上下は薄く、人の声程度はいいけど音楽はちょっと厳しいですね。
ただボリュームはそれなりに出るので、スマホやタブレットでネット動画を見るときにスマホ内蔵スピーカでは心許ない、というときに音量を出す目的で使うくらいならちょうど良いかな。

ELAICE CQL1458-B

使用上、ひとつ難点が。ウォークマン(NW-A17)で使うと、ウォークマン側のボリュームキーを使って音量操作ができず、常に最大音量で再生されてしまいます(;´Д`)。スピーカ側に音量操作部はなく、完全に外部機器からのコントロールに頼っているので、これは厳しい。ただし Android スマホとの組み合わせではスマホ側のボリュームキーで操作できるので、スマホとの組み合わせで使うのが良いかと。まあ音楽を楽しめるスピーカではないので、ウォークマンと接続する意味もあまりないですが。

自宅には SRS-X33 があるので、残念ながらこれはちょっと出番がないかなあ。でも仕事でプレゼンやデモの際に音質は問わずちょっと大きめの音を出したいことは時々あるので、会社に置いておけば意外と重宝するかも。

ELAICE / Bluetooth Wiress Speaker CQL1458-B (ブルー)

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2016/03/21 (Mon.)

BenQ HT3050 レビューのまとめ

だいぶ間が空いてしまいましたが、BenQ HT3050 のレビューをまとめたいと思います。

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BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

BenQ HT3050

HT3050 は色再現性にこだわったホームシアター向けプロジェクタということで、ここまでは Blu-ray プレイヤー+AV アンプ+スクリーンを備えたホームシアター環境を前提としたレビューをしてきました。が、これからの時代であれば、Blu-ra ではなく VOD サービスの配信映像をプロジェクタで映す、ということも一般化してくるでしょう。
VOD の映像を HT3050 で観るには、以下の 3 パターンがあるかと思います。

■セットトップボックスや Blu-ray プレイヤー、ゲーム機等の VOD 機能を使う
Amazon Fire TV や Apple TV などの STB 導入のハードルも低くなっていますし、手持ちの BD プレイヤーや PlayStation 4 などにビルトインされている VOD アプリを使えば初期投資を抑えることができます。これらの機器は本来テレビに接続することを前提に作られているので、使い勝手的にはテレビで使うのと同じ。

■スマホやタブレットとプロジェクタを MHL で接続

BenQ HT3050

VOD はテレビではなくスマホやタブレットで利用している人も多いのではないでしょうか。スマホやタブレットのほうが、操作性やレスポンスの点で据置機よりも扱いやすいことが多いですからね。その場合はスマホやタブレットを MHL ケーブルで HT3050 に繋いでやると、タッチパネルの操作性はそのままに大画面に投影することができます。上の写真で使っているのは MHL-HDMI アダプタなので別途 USB 給電が必要になりますが、HT3050 は HDMI1 が MHL に対応しているので、MHL ケーブルさえ用意すればプロジェクタから機器側に給電してくれます。iPhone/iPad の場合は Lightning-HDMI アダプタが必要になります。

■スマホやタブレットから Chromecast 経由でプロジェクタに出力

BenQ HT3050

スマホやタブレットをプロジェクタに MHL で接続するのは確実な方法ですが、それなりの長さのケーブルが必要になることと、ケーブルがぶら下がることでスマホやタブレットの置き場所に制約が出ることがデメリット。
もうひとつの方法は、Google の Chromecast を使ってスマホ/タブレットから映像をワイヤレスで HT3050 に飛ばすことでしょう。HT3050 についている USB 端子を給電に利用して、Chromecast を HT3050 に接続することができます。
私が試してみた限りでは、ワイヤレスによる遅延を感じることも特になく、MHL で接続しているのと大きく変わらない操作感が得られました。

Chromecast のデメリットは、iPhone/iPad からでは対応アプリでなければキャストできないことでしょう。Android であれば「画面のキャスト」機能を使って画面自体をミラーリングできるのでどんなアプリでもキャストできますが、iOS 機器はアプリ側の対応が必須。iOS の場合は有線で接続するか、Apple TV を利用した方がスマートでしょう。

いずれにしてもスマホ/タブレットから VOD を利用する場合に、問題になるのは音声の出し方。HT3050 に直接あるいは Chromecast 経由で入力すると、音声は HT3050 の内蔵スピーカかオーディオ出力端子から出すしかなくなってしまうので、せっかく画面が大きいのに音質は微妙、ということになってしまいます。音質やサラウンドにこだわるのであれば、スマホ/タブレットまたは Chromecast をいったん AV アンプやシアターセットに接続し、そこからの HDMI スルー出力で HT3050 に接続したほうが良いです。我が家の AV アンプは HDMI 以前の時代のものなので、プロジェクタよりもアンプの買い換えが先決と言えます(泣

BenQ HT3050

閑話休題。

ここまで一ヶ月あまり HT3050 を試用させていただいて、その間いろんな映像作品を鑑賞しました。DLP の「黒がしっかり沈む」性質は液晶プロジェクタに対するアドバンテージであり、宇宙モノの SF 作品を中心に、手持ちの BD ライブラリをついもう一度見返したくなりますね。

BenQ HT3050

映画ももちろんいいですが、スポーツやコンサートなどの映像も大画面で観るとテレビとは次元の違う迫力や臨場感が得られて、またいい。
プロジェクタを買ったはいいけどスクリーン出したりいろんな機器の電源入れたり部屋を暗くしたりの手間が面倒で稼動率が下がりがちな人もいると思いますが(私だ)、プロジェクタ向きのコンテンツって別に映画だけじゃないので、いろいろ観て稼動率を高めることが満足度を高めるコツだと思います。

BenQ HT3050

この HT3050 の下位機種として HT2050 という機種もあり、どちらを選ぶかは悩ましいところだと思います。基本スペックに共通点が多く、どちらも素性のいい DLP パネルのパキッとした発色が得られるはず。

HT3050 は Rec.709 に対応しているのに対して、HT2050 は Rec.709 には非対応な代わりにランプ出力が 10% 高い。おそらく H3050 のほうが Rec.709 に対応するために色の濃いカラーフィルタを搭載して輝度が犠牲になっているのでしょう。HT2050 はその輝度の高さや、HT3050 同様に搭載していると思われる「壁スクリーン」(壁紙の色に合わせて発色をシフトさせるモード)を活かして、照明をつけたまま使うリビングシアターが主用途になる場合に性能を発揮するのではないでしょうか。
いっぽうで HT3050 のほうは Rec.709 が活きる環境、つまりスクリーンを用意して暗室で再生できる状態が必要でしょう(言い換えれば、そうでないなら HT2050 で十分かも、と思います)。

BenQ HT3050

私は HT3050 をちょうど返却したところですが、プロジェクタがない生活(まあ、かなり旧機種ならまだ持ってるけど)に戻るとちょっと寂しい。先に AV アンプを買い換えなくてはならないのでプロジェクタの買い換えはもう少し先ですが、早く買い換えたくなってきました...。

BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

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■関連リンク
BenQ HT3050 レビュー (1):Rec.709 に対応したフル HD プロジェクタ
BenQ HT3050 レビュー (2):設置・設定について
BenQ HT3050 レビュー (3):画質について
BenQ HT3050 レビュー (4):製作者の意図を正確に再現する Rec.709 対応

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投稿者 B : 22:35 | Audio & Visual | Minpos Review | Visual | コメント (0) | トラックバック

2016/03/01 (Tue.)

BenQ HT3050 レビュー (4):製作者の意図を正確に再現する Rec.709 対応

少し間が空いてしまいましたが BenQ HT3050 のレビューを続けていきます。今回のお話がこのプロジェクタについて最も重要なパート、と言えるのではないでしょうか。色再現に関するお話です。

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BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

BenQ HT3050

まず、このプロジェクタについて改めて説明すると、「Rec.709」という色域(表現できる色の範囲)に対応したプロジェクタです。

「Rec.709」は正式には「ITU-R Recommendation BT.709」と呼ばれ、国際電気通信連合(ITU)が定めた国際標準という意味合いです。メーカーや文献によっては「BT.709」と表記されることもあります。
この Rec.709 は HTDV(ハイビジョンテレビ)向けの色域で、比較的よく知られている色域である「sRGB」とイコールである、と理解して差し支えありません。sRGB は PC やデジタルカメラが表現できる色域としてよく出てくる規格なので、Rec.709 はごくベーシックな色域に対応した規格、と言えるでしょう。

このあたりは文章よりも色度図等で確認した方が理解が早いと思います。以下の ITmedia や Phile-web の記事がとても解りやすいと思うので、ぜひご一読を。

ITmedia流液晶ディスプレイ講座II 第1回:大事なのは"正しい色"を表示できること――液晶ディスプレイの「色域」を理解しよう (1/3) - ITmedia PC USER
【海上忍のAV注目キーワード辞典】色域と「TRILUMINOS」 - NTSC/sRGB/BT.709...何が違う? - Phile-web

というわけで、Rec.709 という規格自体は以前から存在していました。また今後本格化する 4K/8K 時代向けにはさらに拡張された「Rec.2020」という規格が登場しており、対応機器も既にプロ機を皮切りにに登場しつつあります。また、数年前に出てきた(けどさっぱり流行らなかった)「x.v.Color(xvYCC)」という規格では、Rec.709 よりも遙かに広い色域に対応していました。なので最初にこのプロジェクタの存在を知ったときには「今さら Rec.709?」と思ったのは事実です。
しかし、この Rec.709 対応を謳う HT3050 のキモは「広い色域を表現できること」ではなく、「正しい色再現ができること」。実際には、Rec.709 よりも広い色域に対応したテレビやディスプレイは数多く存在しますが、テレビ放送や DVD/BD にはその広い色域で映像が記録されていないため、そういった機器では多くの場合(機器の出荷時設定では)製作者が本来意図した色合いよりも強調された状態で映像が表示されているわけです。それはそれで分かりやすい画質で良い、という人も多いでしょうが、プロジェクタを導入するほどの映画ファン、AV 機器好きであれば製作者の意図した表現を自分の環境で再現してみたいと思うもの。
この HT3050 はその要望に応えるため、プロジェクタの出荷段階で個体ごとに色調整を行い、Rec.709 に基づいて作られた映像の色合いを正確に再現する、とされています。Rec.709 の色域に対応したことそのものよりも、この調整作業が HT3050 の価値である、と言って良いかもしれません。

では実際の映像はどうなっているのか。私は映像の製作者ではないので HT3050 を通した映像が製作者の意図どおりかを判断できるわけではありませんが(笑)、他の設定と見比べつつ、チェックしてみましょう。

BenQ HT3050

まず HT3050 が出してくる素の色はこんな感じ。User モードのデフォルト設定が、画作りのベースにすべき状態と解釈して良いかと思います。この状態は色温度:標準、ガンマ:2.2。DLP という十分にこなれたデバイスを搭載しているおかげか、パッと見ではこれでも十分に「見れる」画質と言えます。

BenQ HT3050

色温度「ランプネイティブ」という設定があったので試してみたところ、かなり青みがかった印象で、ちょっと見るに堪えません。HT3050 に搭載されている水銀ランプの色味に引っ張られてしまっています。通常のモードでは、このランプの地色にパネル側で赤みを足して表示しているということでしょう。

BenQ HT3050

色温度を「高い」に設定してみました。ランプネイティブに比べれば全然マシになりましたが、まだちょっと青く、赤系の色がくすんで見えます。透明感のある映像や CG ベースの作品ならばこっちのほうが合いそうですが、実写作品で人肌の表現を見ようとすると厳しい感じ。

BenQ HT3050

色温度「標準」、つまり最初の状態に戻してきました。写真では色温度高設定と大きく違って見えませんが、肉眼だと赤み・黄色みが増して見えています。

BenQ HT3050

色温度「低い」にすると、赤や茶系の色がグッと深みを増してきます。逆に白いはずの雲に少し黄色が乗っかってきていたり、青空の色がくすんできたりしていますが、普段からテレビの画質設定を色温度低で見ている私としては、むしろこれくらいの色が好み。人物の肌色も健康的に見えます。

BenQ HT3050

画質モードを「Cinema」にしてみました。

一般的なテレビやプロジェクタのシネマモードというと、色温度を下げ、輝度やコントラストも抑えめにして色の階調表現を重視したモードという位置づけであることが多いです。が、HT3050 の Cinema モードは「Rec.709 の色再現を正確に表示するモード」ということのようです。まあ、多くの映画が暗室での上映を前提に色味やダイナミックレンジを作り込んでいるので、それを再現するという意味では一般的なシネマモードの画質と HT3050 の Rec.709 モードでは、同様の結果を違うアプローチで追求している、と言って良いでしょう。

実際に製作したスタジオでマスターモニタを使って見たことがあるわけではないので何とも言えませんが、ほほう、これが製作者の意図した画質なのか、という感想。確かにしっくりくる画質ではあります。プラシーボである可能性も否定できませんが(ぉ。
ただ色彩に関しては思っていたのより少し淡いかな、とも感じます。

BenQ HT3050

そこで Cinema モードのままでガンマを 2.4(デフォルト値は 2.2)に変更してみました。Cinema モードでは色温度は固定されていますが、輝度やガンマは調整することができます。ただし別のモードに切り替えた後に Cinema モードに戻ってくるとガンマはデフォルトに戻ってしまうようなので、基本的にガンマ 2.2 で見るべしということなのだと思います。

製作者の意図とは違うかもしれませんが、個人的にはこれくらい中間調が落ち着いているほうが好み。
でもこれはもしかすると HT3050 のスペック(60~300inch 対応)に対して小さめの 80inch スクリーンに投写しているせいで、ランプの輝度が高すぎて中間調が浮いているのかもしれません。ガンマよりも輝度を少し落としてやることで本来の意図に近づけることができるのかもしれませんが、よく伸びているハイライト側のトーンも活かしたかったので、この状態をメインに使ってやることにします。

BenQ HT3050

ちなみにガンマカーブに関しては、数値指定のほかに「BenQ」という設定値も用意されています。これに設定してみると、高めのガンマ値に近い濃いめの色合いが出てきますが、ややのっぺりしてしまう印象も。
HT3050 の Web サイトや取説を見ても、この BenQ ガンマの詳細が書かれていないので、これがどういう状態なのか分からないんですよね。もっともこれに限らず、BenQ 製品はいかにも海外メーカーのローカライズ品という感じで情報が少ない。正直なところ、あの Web カタログの情報では Rec.709 に関して正しく理解することは難しいのでは、と思います。

BenQ HT3050

別のソースでも見てみましょう。

こちらが Cinema モードデフォルトの状態。悪くはないですが、やっぱり少し白っちゃけているような印象があります。

BenQ HT3050

これもガンマを 2.4 にしてやると、中間調の色乗りが良くなって、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の濃厚な絵の雰囲気が出てきます。

Cinema モードのデフォルト設定とは違っていますが、取説(付属品ではなく英語版の PDF を参照しています)にはガンマ 2.4 は「Best for viewing movies in a dark environment」と記載もあるので、暗室で見る分にはこれくらいがちょうど良いということなのでしょう。

BenQ HT3050

ここまでのテストは色の変化が分かりやすいアニメ映像を使ってきましたが、Rec.709 による正確な色再現という点ではむしろ実写作品のほうがその恩恵を受けるように思います。ほとんどの映画が製作過程でカラーグレーディング(色合いやコントラストだけでなく映像の質感まで作り込んでいる)のプロセスを経ているため、その意図的に変更された色を正しい状態で見ることは、その作品を深く味わう上ではとても重要。

BenQ HT3050

これは『ラッシュ/プライドと友情』のひとコマですが、この作品なんかは 1970 年代の映像の雰囲気を出すために非常に手の込んだカラーグレーディングが施されています。液晶テレビでの再生でもその質感を味わうことはできましたが、この古いフィルムっぽさは、正しい色再現のできるプロジェクタで投写してこそ真の実力を発揮すると言えます。

BenQ HT3050

実際の映画館でも、おそらくは単にプロジェクタやスクリーンなどの機材を設置するだけでなく、輝度や色合いを正しく再現するようなセットアップが行われているはず。この HT3050 は、そこまで手をかけなくても誰もが自宅で正しい色再現を手に入れられるプロジェクタです。しかし、液晶などの直視型ディスプレイに比べると、プロジェクタは環境光やスクリーンの素材によって色再現性が変わってくるものですし、ランプやパネル(のカラーフィルタ)の経年劣化によっても状態は変わってくるはず。メーカーから「こういう環境を前提に画質調整を行った」というリファレンスが示されておらず、キャリブレーションを行う手段もない(と思われる)部分には手落ち感があります。
とはいえそういうのはハイエンドプロジェクタの役割であり、15 万円前後で買えるエントリー寄りのプロジェクタとしては、買うだけで(特に設定しなくても)一定水準の画質が保証されていることには意義があるとも思います。ハイエンドモデルは買えないけど画質にはこだわりたい人には、HT3050 はちょうど良い選択肢と言えるのではないでしょうか。

BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

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■関連リンク
BenQ HT3050 レビュー (1):Rec.709 に対応したフル HD プロジェクタ
BenQ HT3050 レビュー (2):設置・設定について
BenQ HT3050 レビュー (3):画質について

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投稿者 B : 23:50 | Audio & Visual | Minpos Review | Visual | コメント (0) | トラックバック

2016/02/21 (Sun.)

BenQ HT3050 レビュー (3):画質について

BenQ HT3050 のレビュー、画質編をお届けします。

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BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

BenQ HT3050

プロジェクタの画質は表示パネルやランプのスペックによるところが大きいですが、それに勝るとも劣らないのがレンズ性能と言えます。高性能な一眼レフでも粗悪なレンズだと性能を発揮できないのと同じで、いい表示パネルを積んでいてもレンズがダメなら残念な画質になってしまうもの。以前レビューした W1080ST+ はそこが惜しかったので(まあこれは画質よりも設置性を優先した製品なので、求めている製品バランスが違った例にすぎませんが)、今回はまずレンズ周りから確認していきます。

前回のとおり 80inch が表示可能な最長距離から、少しだけ下向きに投写して縦方向のキーストーン補正をかけた状態でグリッドライン表示してみると、四隅まで歪みなく均整のとれた表示であることが確認できます。

BenQ HT3050

中央部。まあここはたいていのプロジェクタで問題なく表示できて当然な部分。

BenQ HT3050

右上はこんな感じ。レンズの周縁部まで像が流れることもなく、ちゃんと解像できています。
よーく見ると全体的に微妙な樽形歪みがあるようにも見えます。まあ Photoshop のレンズ補正フィルタで例えると -1 程度の歪曲であり、実際に映像を表示させるとまず気にならないレベルではあります。

BenQ HT3050

映像を表示してみても、中央だけ明るくて周辺は暗いというようなことも特になく、均一に良好な画質。
あまりに問題がなさすぎてレビュー的にはつまらない(笑

BenQ HT3050

スクリーンの生地が見えるくらいまで近づいても、ドットの格子はほぼ見えません。DLP 方式だから当然と言えば当然ながら、このドット感のなさがパッキリとした濃厚な画質に結びついていると言えます。

BenQ HT3050

続いて、環境光の明るさに対する見え方をチェックしていきます。

まずは完全な暗室にした状態。光源はプロジェクタのみなので、理想的な状態です。もちろん画質は良好。

BenQ HT3050

遮光カーテンを閉めてリビングの照明をオフにしたまま、ダイニング(写真では右側にあたる)の照明だけ点けた状態。黒が浮き始め、画面右端のコントラストは落ちてしまいますが、まあ十分に楽しめる画質です。夜に独りで映画を観るなら完全暗室にしてしまいますが、昼間に家族で使う際はこれくらいがちょうど良い。
画質調整でガンマやコントラストを追い込んでやれば、この状態でももう少し見え方は改善すると思います。

BenQ HT3050

ここでさらにリビングの照明を点けると、暗部のディテールが完全に死んでしまうだけでなく、スクリーンが照明の電球色に引っ張られて黄色みを帯びてしまうので、さすがに鑑賞に堪えるものではなくなります。これなら画面が小さくなっても普通にテレビで観たほうが良いですね。

BenQ HT3050

DLP の弱点であるカラーブレーキングに関しては、普通に視聴している分には動きが速いシーンであってもまず気になることはありません。視聴中に画面の端から端へと素早く視点移動すると、映像のコントラストの高い部分で虹色の残像を感じることがありますが、それもほぼ気にならないレベル。
気になるとすれば、DLP では液晶のようなコマ補間技術がないので、画面が大きくパンするようなシーンではすこしカクつきが気になる、といったところでしょうか。逆に言えば画質面での不満はそれくらいで、全体的にソツなくまとまった画質であると言えます。

BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

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■関連リンク
BenQ HT3050 レビュー (1):Rec.709 に対応したフル HD プロジェクタ
BenQ HT3050 レビュー (2):設置・設定について

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投稿者 B : 22:35 | Audio & Visual | Minpos Review | Visual | コメント (0) | トラックバック

2016/02/16 (Tue.)

Amazon ベーシックのロング HDMI ケーブル

BenQ HT3050 のレビューをするのに長い HDMI ケーブルが必要になったので、Amazon ベーシックの製品を買ってみました。

Amazon ベーシック / ハイスピード HDMI ケーブル 7.6m

Amazon Basics

私は Amazon ベーシックを買うのは初めてですが、他の人がカメラバッグやケーブル類を買っているのを見る限り、価格に比して品質は悪くないようで。でも「ハードウェアを原価に近い価格で提供する」という Amazon のやり方には個人的には賛同しかねるので今まで手を出していませんでしたが、実際どんなクオリティのものか気にもなっていたし、あくまで借り物のプロジェクタのレビュー用途に高価なケーブルを買うのも躊躇われたので、利用してみました。HDMI のロングケーブルってまともなものを買おうとすると 1 万超えが当たり前だったりするので。

その点、この Amazon ベーシックのケーブルは 7m 超で 2,000 円しないという激安価格。当然のごとくフラストレーションフリーパッケージで届きました。
※記事執筆時点でこの 7.6m のタイプは Amazon.co.jp では売り切れているようです。

Amazon Basics

一見、何の変哲もない HDMI ケーブルです。

Amazon 上のレビューを見る限りでは、他社の安価な(といっても 3,000~4,000 円する)ケーブルと比べてもネガティブ評価の割合が高くはなかったので、まあ可もなく不可もない製品かと。

Amazon Basics

この価格帯にもかかわらず、端子がちゃんと金メッキされていることに驚き。
オーディオ関連製品の中で最も利益率が高いのはケーブル類だ、という話もあったりするので、一般的には安価な製品に金メッキを使っていても十分利益が出る、ということなのでしょう。

繋いでしまえば気にならないとはいえ、コネクタの部分に「amazonbasics」とロゴが(それも二色刷で)入っているのは萎えるなあ。そこはノーブランド的な見え方のほうが良かったんじゃないかと。

とまあ、ここまでは普通っぽかったんですが、

Amazon Basics

一般的な HDMI ケーブル(比較対象は自宅にあったソニー製のエントリー HDMI ケーブル)と比べると、ケーブル本体が太すぎる(;´Д`)。通常の HDMI ケーブルの三倍はあるじゃないですか...。
7.6m のロングケーブルなので、ある程度太さがないと信頼性が確保できないのは理解できますが(商品写真を見る限り、4.6m 以上ではこの太さになるらしい)、これだけ太いとケーブル自体がしなやかさに欠け、抜き差ししにくかったり軽い機器だとケーブルの張力に負けて機器が動いたりするのが難点ですね。

画と音は問題なく通っているし、とりあえずのプロジェクタレビュー用なのでこれで十分ではありますが、本格的にプロジェクタを買い換える際にはこのケーブルだとちょっとなあ。やっぱり本命は Wireless HDMI の導入かなあ。

Amazon ベーシック / ハイスピード HDMI ケーブル 7.6m

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2016/02/15 (Mon.)

BenQ HT3050 レビュー (2):設置・設定について

BenQ HT3050 のレビュー、2 回目は設置および設定について書いていきます。

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BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

BenQ HT3050

我が家のリビングシアターには、HT3050 をこのように設置しています。視聴位置にあたるソファの真後ろに、普段はカバン等を収納しているエレクターのブランチシェルフ(キャスターつき)を転がしてきて、その上に HT3050 をセット。

80inch スクリーンに投写できる距離は、製品スペック上は 202~263cm となっていますが、最短投写距離だとソファに座った自分の膝の上にプロジェクタを置かなくてはならなくなるので(笑)、最長距離ギリギリに設置。これだと頭の真後ろにプロジェクタが来ることになるため、動作音が耳に入りやすいという点で理想的とは言いがたいですが、仕方ありません。
以前試用させていただいた W1080ST+ は我が家のように狭いリビングでも視聴位置の前に設置できたので扱いやすかったですが、あれはあれで光学面でのデメリットを抱えていたので、画質を重視するなら多少の設置性の制約はやむを得ません。

BenQ HT3050

初期設定は 5 ステップ。多いように感じそうですが、投影方向を選んだらあとはメニュー言語→台形補正→入力ソースの自動検出オンオフ→メニュー表示方式選択(基本/詳細)という順序なので、最初の投影方向を選んだらあとは OK ボタンを押していくだけ、という感じ。

BenQ HT3050

HT3050 は本体に対して上方向に投写するので、我が家の環境では本体のチルトスタンドを最大に伸ばしても、まだ高い。逆さ設置にすると逆に低すぎるので、順方向に設置しつつ、後端に台を噛ませて下向きにチルトさせてやることにしました。ちょうど良いのを探してみたところ、VAIO の AC アダプタがいい塩梅の高さになることが判明(笑

BenQ HT3050

スクリーンに対しては少し斜め向きに投影することになるので、キーストーン補正を縦方向に +6 してやるとちょうど良くなりました。ドットバイドットでの表示ができなくなるので、画質的には多少デメリットもあるやり方ですが、致し方なし。

BenQ HT3050

半ば自分用のメモを兼ねて、設定メニューについても書いておきます。
詳細メニューを表示させると、まずはピクチャ(画質設定)から表示されます。表示モード、輝度、コントラスト、色合い、シャープネス、と基本的な画質設定項目は網羅しています。

BenQ HT3050

「詳細設定...」に入っていくと、ガンマカーブの選択や色温度の微調整等が可能になります。
「Brilliant Color」というのは、DLP が備えている中間色の輝度を向上させるモードとのことで、有効にすると確かに全体的な色が濃く、パキッとした印象の画になります。が、もともと DLP 自体がパキッとした色調の素子なので、特に Brilliant Color をオンにしなくても十分と感じました。オンにすると、ソースによっては若干くどいかも。

BenQ HT3050

オーディオ設定は内蔵スピーカに関する設定項目です。
HT3050 の内蔵スピーカはハッキリ言って映画鑑賞に堪えるクオリティではないので私は使いませんが...、ここで重要なのはむしろ「電源オン/オフ音」の設定項目。デフォルトだと電源オンオフ時にけたたましいビープ音が鳴り響きます。これ、音量調節もできず、深夜に使っていると近所迷惑になりかねないレベルなので、真っ先にオフ推奨。せめてデフォルトの音量がこの半分程度ならばまだマシだったんですが。

ちなみにこの内蔵スピーカ、音圧が高くて広い場所でも十分に大きな音が出せますが、逆にリビングルーム程度であれば音量「1」でも十分すぎる大きさ。0~3 くらいの間の音量でもう少し微調整ができれば使いようもあったんですが、小音量の設定の幅が狭すぎてちょっと扱いづらいです。

BenQ HT3050

「ディスプレイ」は画質以外の表示に関する設定。注目は「壁スクリーン」の項目で、専用のスクリーンではなく壁に直接投写する際、壁紙の色に合わせて色味を転ばせて投写するモードです。
私は今回スクリーンを用意したのでこのモードは使いませんが、Rec.709 にまで対応して色再現性にこだわったプロジェクタにもかかわらず、こういうカジュアルユースにも使えるモードが入っているというのが面白い。まあ、主に下位機種やビジネスプロジェクタ向けの機能がそのまま入っているだけなんでしょうが。

BenQ HT3050

システム設定:基本。

BenQ HT3050

システム設定:詳細。基本と詳細というよりは、システム設定 1 と 2、みたいな役割分担になっています。

BenQ HT3050

「情報」タブには現在の動作モードの概要が表示。

メニュー画面全体を通して、「ッ」や「ャ」などのカナ小文字が下揃えではなく中央揃えになっているあたり、いかにも海外メーカーが作った機器という印象を受けてしまいます。プロジェクタとしての本質とは関係が内部分とはいえ、このへんがもう少しちゃんとしているだけでも日本での信頼性が違ってくると思うので、何とかしてほしいところ。

BenQ HT3050

というわけで設置編でした。

欲を言えばもう少し上下チルトしてほしかったり、もうちょっとだけ後ろ(視聴位置から離す)から投写したかったりするところですが、15 万円前後の価格帯で光学 1.3 倍ズームと上下 10cm のレンズシフト機能を備えているというのは頑張っている方ではないでしょうか。さらに広いズーム域や幅広いレンズシフトを求めると、20 万円クラスになってきてしまいますからね。カメラのレンズと同様と考えれば、高倍率でも歪まず周辺光量も落ちないシフト対応のズームレンズが高いのは当然、と納得できるところではあります。

次回は画質面について見ていきたいと思います。

BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

B0184TTH8E

■関連リンク
BenQ HT3050 レビュー (1):Rec.709 に対応したフル HD プロジェクタ

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2016/02/08 (Mon.)

GRANDVIEW GFP-80HDW

HT3050 のレビュー開始に合わせて、我が家のスクリーンを新調しました。

キクチ科学研究所 / GRANDVIEW GFP-80HDW

GRANDVIEW GFP-80HDW

スクリーンは元々持っていたんですが、吊り下げ式なので現在では使っておらず。ポールを立てれば今でも使えるけど、リビングにポールを立てるのが躊躇われるので、今のマンションに引っ越してから使うのをやめてしまいました。
前回 BenQ のプロジェクタをレビューさせていただいた際にはメーカーさんからスタンド付きのスクリーンをお借りしていましたが、これも幕面のたわみが気になったり、出し入れが面倒だったりで扱いづらかったので、いずれプロジェクタを買い換えるときにはスクリーンも買うつもりだったしこの際買ってしまえ、ということで購入。

GRANDVIEW GFP-80HDW

このスクリーンは立ち上げ式の自立型スクリーンです。80inch、16:9、ホワイトマットタイプ。全長 193cm もあるので存在感ありますが、施工の必要がないこと、使わないときは片付けておけることがポイント。

GRANDVIEW GFP-80HDW

セットアップは緑色のロックレバーを外して、ハンドルを握って引き上げるだけ。普段はしまっておいて、使うときだけ持ち出してきてスクリーンを引き上げればセッティングできてしまうので、取り回しは非常にラクです。

GRANDVIEW GFP-80HDW

背面はこんな感じで、二本のアームによってスクリーンを支えています。油圧式なのか、とても軽い力で操作でき、かつ高さを無段階で調整できるのがポイント。ロックも不要で、手を離すとその高さでホールドしてくれます。
GRAND VIEW にはもう 1 グレード安い GUP シリーズというのもありますが、こちらはセンターポール式なので「センターポールを立てる」「高さを決めたらストッパーで固定」という手間が必要なことと、「高さを固定するにはスクリーンの裏に回らなくてはならない」のがネック。セッティングに手間がかかるのはすなわち使うのが億劫になるということなので、ここは少し高価くても扱いやすい GFP シリーズを迷わず選びました。壁際に設置して、引き上げるだけでセットアップ完了というのは、本当にお手軽。

GRANDVIEW GFP-80HDW

下部マスク(白い投写面の下にある黒い部分)は孔の空いたサウンドスクリーン仕様になっていて、スクリーンの後ろにスピーカを置いても音を通してくれます。スピーカを避けなくても良くなるため、より大きなスクリーンが設置できるだけでなく、一般的に映画館のメインスピーカはスクリーンの後ろに配置されているので、映画館に近い定位感が得られる、というメリットもあると言えます。
まあ我が家はこれ以上大きなスクリーンだとちょっと大きすぎるので、普通にスクリーンの左右にメインスピーカを置きますが。

GRANDVIEW GFP-80HDW

設置に際してひとつだけ誤算がありました。
スクリーンをテレビの前、しかしできるだけ壁面に近づけて設置したかったので、BRAVIA の壁寄せスタンドの上に設置しようと考えていたのですが、スクリーンの脚よりも壁寄せスタンドの台座ほうが高く、このままではスクリーンが安定しない(;´Д`)ヾ。
とりあえず当面は台座の前に設置することにして、恒久対策としてはスクリーンの脚を乗せるためのブロックか何かを用意しようと思います...。

GRANDVIEW GFP-80HDW

というわけで設置(センタースピーカは撮影のために避けてあります)。スピーカがスクリーン後ろに来ても良ければ 100inch のスクリーンも置けなくはなかったけど、トールボーイスピーカなのでメインユニットがスクリーン面にかかってしまうし、そもそも視聴位置まで 2m 程度しかないので 100inch は逆に大きすぎ。現状でも普段使っている 46inch のテレビより面積比で 3 倍近くにはなったので、十分な迫力と臨場感が得られます。
一般的な吊り下げ式スクリーンと違い、上辺はバーのテンションだけで引っ張っているので幕面のたわみがやや不安でしたが、ほぼ気にならないレベル。施工なしで導入できるスクリーンとしては理想的じゃないでしょうか。

GRANDVIEW GFP-80HDW

映像を投写してみました。やっぱりホームシアターというからにはテレビじゃなくてスクリーンじゃないと!と、この大画面を目の前にすると改めて確信しますね。特に SF やファンタジー系の壮大な映像は、こういう環境にこそ相応しい。
生地はホワイトマットなので変なギラつきもなく、ナチュラルな表示が好ましい。一昔前は液晶プロジェクタの黒浮きが強かったのでホワイトマットではなくグレイマットだったりしましたが、今なら DLP プロジェクタの低価格化も進んだし、液晶もコントラスト比が上がって黒の表現力が良くなったので、ホワイトマットが扱いやすいと言えます。

GRANDVIEW GFP-80HDW

またマットスクリーンなので拡散性が良く、視野角も広くなっています。写真は斜め 45° くらいから見たところですが、正面から見るのと同様の色再現性、コントラストが確保できています。リビングシアターでは家族で鑑賞することもあるので、これだけ視野角が広いのはありがたい。まあメインは 1~2 人での鑑賞になると思いますが。

スクリーンを買い換えると、いよいよプロジェクタの買い換えに向けて自らの退路を断った気がしてきますね(笑。まずは AV アンプの買い換えが先決ですが、できれば年末にはプロジェクタも買い換え、したいなあ。

キクチ科学研究所 / GRANDVIEW GFP-80HDW

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2016/02/07 (Sun.)

BenQ HT3050 レビュー (1):Rec.709 に対応したフル HD プロジェクタ

本日よりしばらくの間、久しぶりのみんぽすレビューをさせていただきます。

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BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

BenQ HT3050

BenQ のホームシアタープロジェクタの新製品「HT3050」になります。一年ちょっと前に W1080ST+ を試用させていただいて、DLP らしいパキッとした画質は気に入ったんですが、やはり超短焦点だけにレンズの歪みが大きく、画質的に今一歩満足ができませんでした。
しかし素性は悪くなさそうだったので、機会があれば標準的な焦点距離のレンズを搭載した機種も試してみたいと思っていたところ、今回 HT3050 を試用する機会に恵まれました。

HT3050 はテレビのハイビジョン放送に使われるカラープロファイル「Rec.709」に対応したフル HD プロジェクタです。色再現性周りのお話はまた改めてということにして、まずはハードウェアを見ていきましょう。

BenQ HT3050

W1070+/W1080+ までのシリーズは同社のデータプロジェクタと共通性の強いデザインテーマを採用していて、正直あまりリビングに似つかわしくない印象がありましたが、今回の HT3050 ではガラッと変えてきました。全体的につるんとした丸みのある筐体はつや消しのシャンパンゴールドとテカテカ過ぎないホワイトのツートンカラーで覆われ、リビングシアターにおいても自己主張しすぎない、控えめなデザイン。これで BenQ のメーカーロゴがもう少し洗練されていたらとは思いますが(^^;;、まあ全体としては及第点と言えます。

BenQ HT3050

映像入力は HDMI×2(うち 1 つは MHL 対応)、コンポーネントビデオ、コンボジットビデオ、PC 入力(ミニ D-sub 15 ピン)、オーディオ(L/R およびステレオミニ)、と満遍なく揃っています。ホームシアター用としてはやはり HDMI がメインになるでしょうが、これからの時代ならスマホやタブレットを MHL で繋いで VOD を観る、というのもアリかも。
背面にはステレオスピーカもついていて、別途アンプやスピーカを用意しなくてもこれ単体で視聴できますが、聴いてみた感じではけっこう音圧のあるスピーカで中音域はそれなりに出るものの、高低域が薄く、テレビドラマやニュース番組、バラエティ番組といった人の話し声が中心の映像ならば許容範囲だけど、映画や音楽を楽しめるレベルではありません。私は音は別途 AV アンプから流すことにして、このスピーカは常時ミュートにして使います。

BenQ HT3050

レンズのズームとフォーカスは手動。また、上下のレンズシフトにも対応しているので、多少の上下シフトであれば画質劣化なく利用できます。それ以上は斜め投写した上でキーストーン補正することになりますが、補正する分実効画素数が減ることになるので、できるだけ光学補正で済ませられる範囲内で設置したいところ。
また、このズーム/フォーカス/シフトリング部にはスライド式の蓋が設けられていて、投写時にここからの光漏れを防ぐようになっています。細かいところだけど、こういうの重要。

BenQ HT3050

本体の操作パネル。旧モデルよりもちょっと気の利いたデザインになりました。
まあ基本的にリモコンで操作するので、本体上のボタンを使うことはほぼないと思いますが。

BenQ HT3050

排気ファンは前面についてはいますが、排気方向は真正面ではなく、斜め向きになっています。我が家の環境だと、このプロジェクタは焦点距離的に視聴位置の真後ろに置くのが最適になるので、正面排気タイプだと排気の風と音がもろに頭上に来て不快なんですよね。ちょっとのことですが、これで動作音が少しでも気にならなくなっているとしたら、これは歓迎すべきポイントです。

BenQ HT3050

リモコンは W1080ST+ と全く同一。操作性もほぼ同一なので、違和感なく使い始めることができました。

というわけで最新の DLP プロジェクタ、これから一ヶ月あまりに渡って使い込んでみようと思います。

BenQ / ホームシアタープロジェクター HT3050

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2016/01/20 (Wed.)

Sony LSPX-P1

ソニー、壁際から写せる四角い「ポータブル超短焦点プロジェクタ」 - AV Watch
ソニー / Life Space UX LSPX-P1icon

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ソニーが「Life Space UX」の新製品、ポータブル超短焦点プロジェクタを発表しました。

これ、昨年発売されて話題になった「500 万円の超短焦点プロジェクタ」の小型版とも言える製品で、壁寄せ状態で設置しても投写できるプロジェクタです。
壁寄せ状態で 22inch、28.5cm 離せば 80inch が投写できることに加えて、小型でバッテリも内蔵したポータブルタイプであることが特長。家庭におけるプロジェクタって基本的には設置性との戦いで、私も独身の頃はリビングにオートポールを立ててプロジェクタ・スクリーン・サラウンドスピーカを常設していたのが、今となってはさすがにそれは憚られる状況(笑。以前よりはライトな環境になっても良いからプロジェクタを再導入したいと考えている私にとって、この設置性と出し入れの容易さには心惹かれるものがあります。

ただ、解像度が WXGA(1366×768)で明るさは 100lm というスペックは、AV 用途としては物足りません。明るさは暗室であれば何とか鑑賞に堪えるかな...というレベルですが、コントラスト比以外は私が今持っている(そしていい加減買い換えたい)VPL-HS10 のほうがまだマシなくらい。AV 用途にこれを買うなら、他社のローエンド FHD プロジェクタを買った方が満足できるでしょうね。

まあ、これは本来そういう用途で使うことを想定したものではなく(将来的にデバイスの改良でそこまで到達することは視野に入れているんでしょうが)、22~40inch 程度のサイズで、かつスマホやタブレットからワイヤレスで映像転送することを前提としているんでしょう。ただ、公式に提案されている用途はふんわりしたものが多く、それに 10 万円払うか?と言われると微妙なところ。例えばアパレルショップとかオシャレ飲食店で BGV を流すのにはすごく良さそうなので、そういう引き合いはあるんじゃないかと思いますが。

設置自由度が高くてワイヤレス伝送できるというのはすごく魅力的なので、そこを活かして映像周りのスペックをブラッシュアップしたモデルも出してほしいなあ。ランプの明るさはバッテリ駆動が制約になっている側面もあるだろうから、AC 駆動前提でもいいから明るい光源を積んで。まあソニーの AV 用プロジェクタはもうハイエンド以外やる気がなさそうなので、その方向性は期待できないのかもしれませんが。

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2015/09/22 (Tue.)

Sony MDR-10RNC

ここ一年ほどほぼ出張のない生活をしていましたが、今後また出張が増えてきそうな状況になってきたので、移動時間を少しでも快適に過ごすべくノイズキャンセリングヘッドホンを購入しました。

ソニー / MDR-10RNCicon

MDR-10RNC

今さらながら、MDR-10RNC です。

BOSE の定番 QuietComfort は価格帯的にちょっと手が出ないし、ソニーもオーバーヘッドタイプのノイキャンは MDR-1R/10R 世代で止まっている、という微妙なタイミング。Bluetooth かつノイキャンな MDR-ZX770BN という製品も出ていて、これ良さそうだなと思ったんですが、店頭の展示機はヒンジ部の軋み音がひどく、これ使い込んだらこういう感じになっちゃうんだろうな、と判断して除外。上位機種 MDR-1RNCMK2 はポータブルにしてはちょっと重いし(あと音も好みではなかった)、ということで消去法で 10RNC にしました。

デザインテイストは MDR-1R/1A 系と共通ながら、1R/1A では金属製のパーツの多くが樹脂製になっていたりして、並べてみるとコストダウンの跡がけっこう見られますね。もちろん軽量化目的で樹脂を採用した側面もあるんでしょうが。
店頭展示品だとシルバー塗装が剥げているものをよく見かけるので、そのあたりはちょっと心配ではあります。

MDR-10RNC

ノイズキャンセリングヘッドホンなので、ノイキャンのオン/オフスイッチと、周囲のノイズを AI で判別して最適なノイズキャンセルモードを自動選択する「AINC」ボタンがついています。ウォークマンなんかだと NC のモードは手動で切り替える必要がありますが、ボタン一つで設定できるのはお手軽。その代わりウォークマンにはあった NC の効き具合を手動調整できない、というデメリットはあります。
ヘッドホンケーブルは着脱式で、その気になればリケーブルもできるはずですが、差込口の径が小さいので MDR-1A 用の純正ケーブルは入りませんでした。まあ後述するとおり音質を突き詰めるためのヘッドホンではないので、そっち方面には手を出さないことにします。

MDR-10RNC

NC 用回路や内蔵デジタルアンプ「S-Master」を駆動するために単四電池×1 が必要になります。これ一本で公称約 20 時間駆動、というのは国内旅行ならば十分、海外だと予備電池が欲しい感じでしょうか。まあ単四ならコンビニや空港でも入手できるし、eneloop のような二次電池を使ってもいいし、ツブシは効きます。

MDR-10RNC

航空機用のデュアルプラグ変換アダプタが標準添付。そのために買うユーザーが多い製品だから当然といえば当然ですが、わざわざ買わなくて良いのは助かります。

MDR-10RNC

ナイロン&合皮製のセミソフトケースも付属。そこそこかさばりますが、泊まりがけの荷物と一緒にするなら許容範囲かな。MDR-1A 付属のキャリングポーチよりもしっかりしているのが旅行用らしいところ。
本体はキズや塗装剥げが気になりそうな素材なので、旅行時にはこれに入れて持ち運びたいところ。(まあ移動中はかけて過ごすことが多いでしょうが)

アクセサリー用ポーチ(写真ではヘッドホンのヘッドバンド下にある丸いもの)もついていて、同梱のスマホ用マイク/リモコンつきケーブルや先述の変換アダプタ、予備電池などをまとめておくことができます。

MDR-10RNC

イヤーパッドは耳輪~耳朶全体をカバーする形状にはなっているものの、MDR-1R/1A 系よりも一回り小さいため、MDR-1A のような包み込まれる装着感はなく、まあ普通。電池やノイキャン用回路を内蔵しながらノイキャンなしの MDR-1A とほぼ同等の軽さを実現しているだけあって、長時間つけていても疲れにくいと言えます(上位機種の MDR-1RNCMK2 はさらに 100g 以上重い)。

音質は、そもそもがノイズキャンセルのためにデジタル補正をかけた音を出しているわけで、決して良いとは言えません。私のベンチマークが普段使っている MDR-1A だから相手が悪いというのもありますが、ベースモデルである MDR-10R と店頭で聴き比べてみても、明らかに高音が硬く、抜けの悪い不自然な音。そもそも再生周波数帯域のスペックからして MDR-1A が 3-100,000Hz、MDR-10R が 5-40,000Hz、MDR-10RNC が 6-24,000Hz なので当然ですが、ドライバーユニットの性能差以上に NC 関連で加工された音の不自然さが気になります。とはいえ、上位機種の 1RNCMK2 の音を店頭で聴いてみたところ、10RNC 以上に不自然に加工された音に聞こえたので(それが理由で 1RNCMK2 を却下した)、相対的にはバランスのいい音。低音の量感はあるし、ノイキャンという限られた選択肢の中ではまあ悪くない製品だと思います。
なお、NC オフでパッシブタイプのヘッドホンとしても使うことはできますが、NC を切ると尚更高音成分が減って籠もったような音になってしまうので、NC オフはあくまでバッテリ切れ時の緊急用として、静かな環境下でも原則 NC オンで使うべきヘッドホンだと言えます。

結局は「NC 非対応のヘッドホンで、周囲の雑音は気にしないで聴くか」「そこそこの音質の NC ヘッドホンで、ノイズを消して聴くか」の究極の選択でしょう(第三の選択肢としてカスタム IEM もありますが...)。私は普段使いであれば前者を選びますが、長時間の移動時は静粛性を優先したいので。ノイキャンの性能に関しては、今まで使っていたウォークマン付属のインイヤータイプとは比較にならないほど、静かで快適な空間を得られます。

とはいえ、最近ウォークマンのほうでハイレゾ+NC 両対応の製品が出てきたりしているので、ヘッドホンでも来年あたりには「ノイキャンだけどいい音」が標準になりそうな気もしますが、出てきたらそのとき考えればいいか(汗。

ソニー / MDR-10RNCicon

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2015/09/08 (Tue.)

EPSON EH-TW5350

ちょっと前のニュースですが、エプソンからフル HD 対応シアタープロジェクタの新製品が発表されていました。

「非日常を身近に」。10万円のエプソン新フルHDプロジェクタ - AV Watch
エプソン / dreamio EH-TW5350

B014A4P2AY

dreamio のエントリーモデルながら、従来機種 TW5200 からは大きくスペックアップしていて、輝度が 2,000lm→2,200lm に、コントラスト比は 15,000:1→35,000:1 に向上。ノイズリダクションやフレーム補間など、上位機種の機能も取り込んだ意欲作と言えます。

実売 10 万円前後のフル HD プロジェクタは、今やもうエプソンか BenQ くらいからしか発売されていない寂しい市場。そこに定期的に新商品を投入してくるエプソンもすごいなと思いますが、細々とした市場ながら寡占状態になっていて、それなりにビジネスになるということなのでしょう。
BenQ の超短焦点プロジェクタは昨年レビューさせていただいて、DLP のパキッとした画質はとても好ましかったものの、画質調整の幅が狭くて AV 用途としてはちょっと物足りないところがありました。そのへんは長年シアタープロジェクタを手がけてきたエプソンのほうが得意なはず。あとは黒浮きやピクセルギャップといった非 LCOS 液晶パネルの DLP に対する弱点がどの程度埋まっているかですが、これは実機の映像を一度見てみたいところ。

あと数年待てばコンシューマー向けプロジェクタも 4K が買える価格帯に入ってくるかと思うので、今のタイミングで 20 万クラスのフル HD プロジェクタを買うのはちょっともったいない。
いっぽうで、4K といってもコンテンツの販売/配信環境はまだまだこれから整備される段階だし(画質的本命と言える UHD BD はこの年末にようやく対応製品が登場するところ)、逆にプロジェクタは液晶テレビのような直視型ディスプレイに比べると解像度のアラが気になりにくいので、映画なんかは例えば 55inch の 4K テレビよりも 80inch の 2K プロジェクタのほうが満足度が高いんじゃないでしょうか。
そういう意味では、仮に 4K プロジェクタまでの繋ぎと割り切ったとしても、この TW5350 は非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢なんじゃないかと思います。

まあ、私の場合はその前に AV アンプの買い換えが先決なので、購入検討はその次になりますが...。

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2015/08/24 (Mon.)

Netflix がソフトバンクと提携発表

Netflix月額料金は、SD 650円、HD 950円、4Kは1,450円 - AV Watch
Netflixとソフトバンクが提携。店頭はソフトバンク独占 - AV Watch

9/2 に国内サービス開始を予告している Netflix が、月額料金ならびにソフトバンクとの提携を発表しました。

価格は HD/2 ストリームの「スタンダード」で ¥950/月 と、他社の SVOD(定額見放題制)サービスと同水準。まあコンテンツの調達コストを考慮すると同じようなところに落ち着くのは自然なことですが、SD/1 ストリームの「ベーシック」が ¥650/月 というのは、モバイル環境での視聴がメインとなる層には悪くない価格かな。あとは 4K/4 ストリームの「プレミアム」がどの程度の品質とコンテンツ数を確保できるか、が気になるところではあります。ベータ版を先行体験しているメディア関係の方々のコメントを見る限り、スタート時点でのコンテンツ数は他社のサービスに比べて見劣りするようなので、他社と同じものが観れる前提で比較するよりは、当面は Netflix 独自コンテンツにどれだけ魅力を感じるか、が決め手になるように思います。

既に多くの方が懸念しているのと同様に、私も個人的には契約関係の代理店をソフトバンクが担う、というのに大きな不安を感じています。今までが今までだけに...。仮に自分で利用することがあったとしても、Netflix と直契約するだろうなあ。

私は最近は BD 買うほどでもないけど TSUTAYA に行くのもなあ、というものは VOD サービスを積極的に使うようにしています。レンタルだと DVD しかないのに対して、VOD だと HD 画質が用意されている、ということも少なくないので(VOD だと音声が 2ch 止まりであることがほとんどな点が残念ですが)。ただ今のところ使っているのは TVOD(個別課金制)のサービスばかりで、SVOD は元が取れるほど観る余裕がないから、まだ手を出していません。まあ契約し続けているけど最近めっきり視聴頻度が落ちている ANIMAX を解約すればそれくらいの月額コストは浮くので、切り替えてしまっても良いんですが。
今年はそろそろどれかの SVOD サービスと契約してもいいかな、とは思っているので、Netflix がサービスを開始してある程度落ち着いたら、改めて比較してみようと思います。

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2015/08/20 (Thu.)

YAMAHA AVENTAGE

ヤマハ、Atmos対応で新ESS製DAC搭載のAVアンプ「AVENTAGE」3機種 - AV Watch

AVENTAGE
ヤマハの AV アンプ「AVENTAGE」シリーズの 2015 年モデルが発表に。待ってました!

昨年のモデルで既にドルビーアトモスには対応していたものの、HDCP 2.2 に未対応だったのが惜しいところでした。今年のモデルは HDCP 2.2 への対応はもちろんのこと、後日ファームアップで DTS:X と HDR にも対応予定、ということで、今後数年のトレンドとなる規格にフル対応。今回こそ買って損はない、長く使えるモデルになっていると言えます。
ドルビーアトモスの使用時にはストレートデコードとなりヤマハの特長であるシネマ DSP は使用できませんが、そもそもドルビーアトモスが「製作者の意図する音場を正確に再現するための規格」であり、仮想音場を生成するシネマ DSP とは方向性が異なるので、やむを得ないかと。まあ 5.1ch 環境では多チャンネル前提のドルビーアトモスの恩恵はあまり受けられそうもないため、実際にはシネマ DSP のほうが活躍の機会は多そうです。

いつもならば同じくバーチャルサラウンド機能が豊富なソニーの 5x00ES シリーズと比較検討するところですが、日本向けは三年前の TA-DA5800ES を最後にハイエンドモデルが出てこなくなってしまったので、もう AVENTAGE 一択の状況。スペック的には一番下の RX-A1050 でも十分すぎますが、DSP-AZ2(もはや 13 年前のモデル!)からの買い換えなので、同クラスとなると RX-A2050 が妥当かな。
これからしばらく物入りになりそうなので、年末に買えるかどうかはまだ分かりませんが、狙っていこうと思います。

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2015/06/27 (Sat.)

Hi-Res WALKMAN A16

新しいウォークマンを買いました。

ソニー / WALKMAN NW-A16 (ローズピンク)icon

WALKMAN A16

といっても自分のじゃないんですけどね。

ウチの奥さんが、今後の復職に向けた勉強用に欲しいというので購入。我が家は私以外が家電製品を欲しがることが滅多にないので、欲しいと言われたら迷わず買い与えるのがもろもろ円満に過ごすための秘訣です(ぉ。

当面の主な用途は専門学校の講義の録音を聞くことなのでエントリーモデルでも良かったんですが、デザインが気に入ったということで A シリーズにしました。ウチの奥さんが主に聴く音楽はクラシックなので、ハイレゾ対応モデルならば音楽用途でも満足してもらえるはず。

WALKMAN A16

買うまで知らなかったんですが、ピンクモデルに付属するノイズキャンセリングイヤホンはホワイトなんですね。しかもプラグ部分には本体の WM-PORT へのホコリ侵入を防ぐカバーまでついていて、芸が細かい。私が自分で買ったものは付属イヤホンを箱から出してもいないので、気がつきませんでした(ぉ。

WALKMAN A16

SRS-X33 とのコンビネーションは、私よりもむしろ奥さんのほうが幼稚園や小学校関係のイベントで使う機会が多い予感。というか、半ばこのために買ったようなものだったりします。

WALKMAN A16

私の NW-A17 とは、純正クリアケースOverLay Brilliant まで全く同じ組み合わせにしてしまいました。
こうして見るとローズピンクはピンクというよりレッドに近く、男性が使っても違和感のない深みのある色。これで 64GB モデルがあったらこっちを買っていたかなあ。

なんにせよ、有効活用してもらえると嬉しいです。

ソニー / WALKMAN NW-A16 (ローズピンク)icon

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2015/06/14 (Sun.)

Sony SRS-X33

前から気になっていたポータブルスピーカを買いました。

ソニー / ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-X33 (ホワイト)

SRS-X33

今まで使っていたポータブルスピーカは、十数年前に買った SRS-T55 というもの。今となっては音質的には物足りませんが、ときどき寝室や子ども部屋で音を鳴らしたいときに使っていました。でも最近の製品ならワイヤレスで繋がるし、音質もかなり良くなっているし、というわけで買い換え。子ども関係のイベントで音を鳴らしたい場面がちらほら出てきたので、そういう用途にも扱いやすいかと思って。

デザインは Xperia Z シリーズ系統のものを直方体にしたらこんな感じ、というわけでスマホとの相性はいいですが、あまりにも直方体すぎてオーディオ機器としてソソられる形状ではありませんね。むしろ一昔前のキヤノンのインクジェットプリンタみたいな形(笑。
カラーは無難にホワイトを選びました。

SRS-X33

バッテリ内蔵で約 12 時間駆動、かつ microUSB 充電で外部オーディオ入力端子もついているので、ポータブルスピーカとしてはかなりツブシが効きそうです。

SRS-X33

これを買おうと思った決め手の一つが、最近のウォークマン等に組み込まれている高音質 Bluetooth オーディオコーデック「LDAC」に対応していること。ワイヤレス系のスピーカはいかに素姓が良くても Bluetooth のオーディオコーデック(SBC や aptX)がボトルネックになることが多いですが、LDAC ならばハイレゾ音源も劣化なく伝送可能(990kbps 設定時で 96Hz/24bit LPCM 音源まで対応)。とはいえ SRS-X33 はスピーカのスペックとしてはハイレゾ非対応(高域再生性能が 16kHz 止まり)ながら、SBC と LDAC で鳴らし比べると情報量の違いが明らかに判ります。

SRS-X33

音質的には、確かに触れ込みのとおりサイズ感からは想像できないほどに元気のある音が出ます。特に低音の鳴りは驚くほど。ただ、スペック上仕方ないとは言え高域が薄いのが少し物足りないところ。
でもイコライザー的な役割をもつ「SOUND」ボタンを押すと、途端に音に広がりができ、それぞれの楽器の定位感が出てくるのが面白い。ただでさえ本体のサイズ感を超えた音が鳴るところが、これを押すだけでさらに一回り大きなスピーカから音が鳴っているようなスケールアップを果たします。これは「SOUND」は常時オン固定だなあ。

SRS-X33

まあ私がデスクで使っている Olasonic NANO-D1+ヤマハ MSP3 と比べると細かい音の再現力の差が一聴瞭然に分かってしまいますが、500ml ペットボトル一本分程度のこれ単品でどこでも音が鳴らせる、という前提に立てば、満足いく音は出ていると思います。私の主用途である「リビング以外の部屋でちょっと音楽をかけたい」「イベントごとの際に、集会所とかでそこそこ大きな音を出したい」という使い方であれば、悪くないクオリティかと。NFC+BT の使い勝手も良く、いい買い物をしたと思います。

ソニー / ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-X33

B00SLYUMDM

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2015/02/24 (Tue.)

Sony PHA-1A

ソニー、ウォークマンAにマッチする小型ヘッドフォンアンプ「PHA-1A」。約3万円 - AV Watch
ソニー / ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1Aicon

iconicon

去年、ヘッドホン MDR-1A、NANOCOMPO NANO-D1、ウォークマン NW-A17 と揃えて音周りの環境をリニューアルしたものの、オーディオ熱自体はまだ冷めていなかったりします。次は BA ヘッドホンかポタアンに手を出してみようかな、でも PHA-3 はさすがに手が出ないし...と思っていたところに、普及クラスのヘッドホンアンプとして PHA-1A が出てきました。

特にバランス接続できなくても良いので、ウォークマンやスマホのデジタル接続に対応して、必要十分な機能とスペックがあって、という意味では「ちょうどいい」選択肢の一つかと思います。デザイン的には PHA-1/2 系のメカメカしい外観のほうが好みでしたが、あまりゴツいものを持ち歩きたくはないので(もともと、外出先ならばある程度割り切って音質とコンパクトさのバランスを重視したい派)、従来モデルよりも小さく軽くなるのであれば、まあ許容範囲かなあ。

とはいえこのへんは「好みの音が鳴るかどうか」が最も重要なポイントであることは間違いないので、一度実機を視聴しに行こうと思います。

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2015/01/26 (Mon.)

soundcare SuperSpikes SS6

年明けにリビングオーディオのスピーカケーブルを Silver Anniversary XT に入れ替え、音質は好みの方向に改善しましたが、低音の響きをもう少しどうにかしたいと思い、インシュレータを換えてみることにしました。

今まで使っていたのはインシュレータではなく、B&W のスピーカに付属していたソフトスパイク。言ってみればゴム脚をネジ止めしているようなもので、扱いやすいけど音質的には良いとは言えません。
とはいえ金属製のスパイクやインシュレータは設置安定性に欠けるのも事実。特に我が家はまだ子どもが小さいので、ふざけている間にぶつかったり、寄りかかったりすることも少なからずあります。それが今までゴム脚で我慢していた理由なわけですが、いつもの如く MacBS さんからこんな製品を紹介いただきました。

一体型スパイク!そういうのもあるのか。
一般的なスパイクと同様の効果でより設置しやすいとなれば、今の私にとって理想的な製品と言わざるを得ません。というわけで、早速買ってきました。

soundcare / SuperSpikes SS6

SuperSpikes SS6

インシュレータの類ってスピーカやケーブル以上の沼なのであまり見ないようにしていたんですが(笑、この soundcare というメーカーはノルウェーの企業なんですね。ヨドバシでも普通に売っていました。
ネジ径が 6mm、8mm のものと貼り付けタイプが存在しますが、B&W 704 には 6mm ネジのスパイクが付属していたので、6mm ネジタイプを 2 セット購入。

SuperSpikes SS6

一見、事務机の脚くらいにしか見えませんが(笑、実物はスパイク部分と受け部分が外れないようになりつつも、スパイク部分が固定されていないため、軸がグラグラ動かせるようになっています。この構造により「スパイクとしての機能は果たしつつ設置しやすい」という特徴を作っています。

SuperSpikes SS6

脚の裏は亜鉛製のディスクが剥き出しになっていますが、別途フェルトシールが付属しているので、これを貼り付けてやります。予め貼り付けていないのは、ユーザー側でセーム等の別素材を貼れるように、ということですかね。
あとはスペーサー代わりのナットが付属。

SuperSpikes SS6

B&W 704 付属のスパイクとの比較。704 には金属製(怪我しそうなくらいに鋭利)とゴム製の二種類のスパイクが付属しています。スパイク受けはついていないので、当初は別途スパイク受けを買ってきて、このスパイクを使おうかと思っていました。

SuperSpikes SS6

スピーカに装着してみました。正直なところ、B&W の底から事務机の脚が生えているようでちょっと微妙な見栄えですが(´д`)、背に腹は代えられません。普通のスパイクのほうが見た目は良いでしょうね...。

まあここで重要なのは音がどう変わるかなので、そこは気にしないことにします。
音のほうは、期待したとおりに低音の余分な響きが抑えられて、全体的にスッキリまとまりのいい音に!低音が締まったことで、今まではややボワボワした低音の後ろに隠れがちだった中域の音がしっかり立ってきて、自分のイメージに近い音になりました。低音自体はもともとウーファの必要を感じないくらい十分出ていたので、これくらいのバランスで十分。これはもしかしたらスピーカケーブルを換えた以上に効果があったかも。

これで引っ越して以来、ようやく納得のいく音にまとめることができました。改めて自分好みに再調整されたスピーカで音楽を聴くというのは、やっぱり気持ちが良いものです。ハイレゾ音源をヘッドホンで聴くのもいいけど、部屋の空気を振るわせて全身の骨で感じるというのが、やっぱり音楽の原体験なんだなあ、と。
久しぶりに部屋でじっくり音楽を聴く時間を作りたくなりました。

soundcare / SuperSpikes SS6

B002SE1FYG

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2015/01/19 (Mon.)

BD レコーダの赤外線リモコン受光部を延長してみた

昨夏に QUADRASPIRE のラックを導入してデッキ系の機器をテレビから離したら、BD レコーダや AV アンプのリモコン操作がしづらくなってしまいました。リモコンを斜め向きに使えば赤外線はなんとか届くものの、以前より反応が悪いし、ついつい画面のほうに向かってリモコンを使ってしまうもの。かつ、ソファとラックの間にはマッサージチェアも鎮座していて、赤外線を遮りがち。しまいには奥さんから「ラックをもっとテレビに近づけられない?」という本末転倒の提案までされるシマツ(´д`)。これは何とかしたい...と思って、ちょっと解決策を考えてみました。
本当はこのあたり、HDMI コントロールを使ってレコーダのリモコン信号をテレビで受けられるといいんですが、実際の HDMI コントロールは電源連動と単純な再生や録画動作くらいしかできません。じゃあ物理的にレコーダのリモコン受光部そのものを延長してしまえ!ということで、スピーカケーブル入れ替えのついでにこんなものを買ってみました。

Hanwha / 汎用赤外線リモコンベンダ UMA-IRB01

UMA-IRB01

さすがにこういうのはニッチな需要なのか、国内の大手電機メーカーからは発売されておらず、探してみたところ中韓のベンダからいくつか発売されているのみ、でした。そんな中で、受光部のサイズとデザインが最も目立ちにくそうに見えたこれを選んでみました。

同梱品は本体と赤外線レシーバ、三分配ケーブル、あとは電源供給用の miniUSB ケーブルのみ、というシンプルな内容。パッケージも白箱でした。

UMA-IRB01

本体は何の変哲もなく、各接続端子と動作状態を示す(といってもリモコン信号を受信した瞬間に発滅するだけ)LED が一個。
AC アダプタは付属しておらず、テレビやレコーダの空き USB 端子から供給を受けるようになっています。

UMA-IRB01

赤外線レシーバ。テレビへの設置は付属の両面テープで行います。

レシーバについているケーブルは 1m 強。

UMA-IRB01

赤外線の三分配ケーブル。これによって最大 3 系統の機器にリモコン信号を分配できます。私の場合、QUADRASPIRE のラックに入っている BD レコーダ、BD プレイヤー、AV アンプにそれぞれ分配します。これも両面テープでの貼り付け。

UMA-IRB01

取説は英語のみ。まあイラストも入っているし、そう難しい内容でもないので問題ありません。
LED インジケータの動作に関する注意文だけ、日本語のペラ紙が 1 枚入っていました。一見、電源 LED に見えるので、不良品ではないかという問い合わせがそれなりにあったんだろうと推測されます(笑

UMA-IRB01

赤外線レシーバのケーブル長では我が家の環境には短すぎたので、延長ケーブルも併せて買っておきました。
延長ケーブルといっても、レシーバの端子がステレオミニと同様に見えたので、汎用のステレオ延長ケーブル(ステレオミニ/メス→ステレオミニ/オス)を買ってみたところ、やはり正解。これで問題なく延長できました。

UMA-IRB01

レシーバは、こんな感じでテレビにセットしてみました(ケーブルがぶら下がっていますが、この後他のケーブルとまとめてテレビスタンドの脚に通します)。フローティングデザインの BRAVIA なので、外枠のアクリル越しに受光するように置いてやるとあまり目立ちません。

UMA-IRB01

機器側には分配ケーブルの末端をこんな感じで設置。ソニー製のデッキであれば、リモコン受光部を示す四角い [R] マークの付近に受光部が示されています。ただし BD レコーダの場合は送信部を貼り付けてしまうとフロントパネルの開閉に問題が出てしまうので、とりあえずデッキの前面付近に転がしておくだけにするか...。

使用感は上々。テレビとデッキの間が離れていても、まるでテレビ下にデッキがあるかのように、テレビに向けてリモコン操作ができるようになりました。リモコン信号をそのまま延長・分配しているだけなので、特に遅延もなく直接操作しているのと同じレスポンスが得られています。
一見怪しげなグッズではありますが、これは導入して正解でした。他にも例えばデッキ前が塞がっているとか、ラックの奥に設置したらリモコンが届きにくくなったとか、そういう症状の解決にも使えるので、オススメです。

Hanwha / 汎用赤外線リモコンベンダ UMA-IRB01

B00A8D1QMK

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2015/01/13 (Tue.)

QED Silver Anniversary XT

HDCP 2.2 問題を理由にこの年末年始に AV アンプを買い換える計画はいったん見送りました。が、その代わりに AV アンプ以外の部分でオーディオ環境を改善し、今年出てくるであろう(?)HDCP 2.2 対応アンプを待ち構えることにしました。

我が家のリビングオーディオでちょっと困っていたのは、2 年半前の引越で音の響き方が変わってしまったこと。リビングが広くなったせいか、以前に比べると低音がブーミーで、高音が少し引っ込んだような音響になったのがずっと気になっていました。まあ、部屋の特性以上に、私自身がスピーカからの音を聴いている時間よりもカナル型イヤホンで聴いている時間のほうが圧倒的に長くなったせいで、自分の耳の慣れ方が変わってしまった側面もあるでしょうが。

これはもしかしたらスピーカケーブルを換えれば多少改善するのでは?と思い、半年ほど前に MacBS さんに相談したら、こんなアドバイスをいただきました。

QED の Silver Anniversary ですか...国内での入手性は必ずしも良いとは言えません。まあ身近に販売店があったとしても、スピーカと違ってケーブルは店頭で比較試聴できることは滅多にないので、このあたりはクチコミや雑誌の評価を参考にするしかありません。MacBS さんの音の好みは比較的私に近く、かつ経験は私よりも圧倒的にあるので、もう勧められるがままに買ってみました。

QED Silver Anniversary XT

国内の販売店はかなり少ない上に高価いので、本国の Futureshop.co.uk から直接購入。クリスマス前に注文したら年末年始にかかってしまい、通関もだいぶ待たされて 3 週間近くかかってようやく到着しました。英国 Royal Mail→日本郵便 EMS と受け渡され、途中経過もトラッキングできるので安心は安心ですが、これだけかかるなら多少コスト増になっても FedEx を使えば良かったかな。
それにしても国際便でこういう小包用袋で届くのは、あらかじめ判っていてもちょっと驚きます。

購入したケーブルはもちろんこれ。

QED / Silver Anniversary XT

QED Silver Anniversary XT

QED の定番、Silver Anniversary XT です。その名の通り純銀コートされた 5N(純度 99.999% 以上)無酸素銅ケーブルが使われており、白色透明なシースも相まって、ケーブル自体がキラキラした高級感ある外観をしています。

ケーブル長はフロント 3ch 用に 3.5m×3 本、サラウンド用に 7m×2 本で発注。イギリスから買うと国内の販売価格の半値以下とはいえ、これだけまとめて買うとかなりいい値段になりますね...。

QED Silver Anniversary XT

今まで使っていた MONSTER CABLE の XPHP と比べると、Silver Anniversary XT はずいぶん細いケーブルです。とはいえ XPHP はシースがかなり分厚いのでこの太さの比較にはあまり意味はありませんが、細いケーブルのほうが部屋の中での取り回しはしやすいかと。

QED Silver Anniversary XT

被覆を剥いてやると、キラキラした純銀コートの導線が顔を出します。この編線は一見単なるシールドのように見えますが、これ自体が導線になっています。中心部には中空チューブ(プラスマイナスが判るように赤白で色分けされている)があり、その周りを編線が覆う「X-TUBE」と呼ばれる構造とのこと。この構造のせいか、ケーブル自体はけっこう固めで、部屋のコーナーに沿わせて配線したい場合は苦労するかもしれません。

QED Silver Anniversary XT

自分でケーブルの末端処理をするのが面倒だったので、ショップでのオーダー時にあらかじめ純正のプラグ加工を頼んでおきました。アンプ側の端子はバナナプラグ、

QED Silver Anniversary XT

スピーカ側の端子は Y ラグにしました。

QED Silver Anniversary XT

こんな感じでスピーカに接続。切りっぱなしの 1m のケーブルも一緒に頼んで、ジャンパケーブルを Silver Anniversary で自作しています。昔はバイワイヤリングまでやっていましたが、今はさすがにそこまでの情熱はありません(笑。

音の方は、(まだエイジングも済んでいませんが)XPHP に比べると、高音に煌びやかさが出て、低音は少し節度ある印象になりました。もともと、今使っているスピーカ(B&W 704)は Nautilus ツイータによる高域の抜けの良さが気に入って買ったので、これが復活してくれて嬉しい限りです。低音はもう少し締めたほうが中域とのバランスが整うように思いますが、スパイクやインシュレータで調整してみるかな(今は床を傷つけないようにゴム製のソフトヘッドを使用)。

実は引っ越して以来、ケーブル長が合わなくなってサラウンドスピーカがお蔵入りしていたのが、これでようやくまともに使えるようになりました。久しぶりに 5.1ch 環境で映画も楽しめるようになったので、しばらくはこの環境で映画や音楽を堪能したいと思います。

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2014/12/08 (Mon.)

OverLay Brilliant for WALKMAN A10

ウォークマン A17 用の OverLay シリーズがようやく発売されたので、すかさず購入しました。

ミヤビックス / OverLay Brilliant for ウォークマン A10 シリーズ OBNWA16

OverLay Brilliant for WALKMAN A10

今まではとりあえず純正クリアケース付属の保護シートを使っていましたが、表示面しか保護しない仕様なのが不満で、必ずガラス面全体を覆うように作ってくる OverLay シリーズの発売をずっと待っていました。
最近はキズ修復タイプの OverLay Magic を買うことが多かったけど、今回はタッチパネルでもないし、高光沢タイプの OverLay Brilliant を選択。

商品パッケージが汎用品に商品名ラベル貼付、という省力仕様なのがちょっと寂しい。発売スケジュール優先で初期ロットだけこうしているのか、あまり数が出ない商品では版を起こさないようになったのか...。まあ、中身はちゃんと OverLay シリーズだからいいんですけど。

OverLay Brilliant for WALKMAN A10

純正クリアケース付属の液晶保護シートはこんな感じで、本当に表示部分しか覆わず、保護性に不安があると同時に、貼付時の位置合わせがけっこう大変(´д`)。
しかも、よーく見るとほんの一ヶ月ほどの使用で保護されていない部分に細かい傷がいくつか。モバイル機器にはつきものだからあまり気にしてもしょうがないんですが。

OverLay Brilliant for WALKMAN A10

OverLay Brilliant に貼り替えると、いつものとおり貼っているのが判らないくらいにジャストサイズ。位置合わせもほぼ苦労しません。
よく見比べてみると、純正よりも OverLay Brilliant のほうが厚みも薄く、透過率の高さも相まって何も貼っていないかのように見えます。

OverLay Brilliant for WALKMAN A10

ようやく「いつものセット」を揃えることができて一安心。あとはまだ買っていない microSD カードをどうするか、ですね。今のところ内蔵メモリに全ライブラリが収録できているものの、ハイレゾアルバムをあと数枚(←ダウンロード販売なのに「枚」ってことはないか)買ったら溢れてしまうくらい、もう容量に余裕がありません。適当なタイミングで microSD を買って、内蔵メモリは圧縮音源、microSD にハイレゾ音源という感じで分けて使おうかと。とりあえず安価な 64GB を買って当面をしのぐか、128GB の実売価格が落ち着いてくるのを待つか、そこが問題です。

ミヤビックス / OverLay Brilliant for ウォークマン A10 シリーズ OBNWA16

B00Q4669IQ

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2014/12/01 (Mon.)

AV アンプを買い換えたい、けど

DSP-AZ2

私にとって、今年はカメラよりもオーディオ・ビジュアルの年と位置づけています。だってかれこれ半年は機材を買っていないよ!(ぉ

この秋以降はハイレゾに投資してきましたが、続く懸案は数年前からなかなか実行に移せずにいる AV アンプの買い換え。だって毎年買おうとするたびに欲しいカメラやレンズが出てくるんだもの(;´Д`)。
でも今年はいったんそれらをガマンして、AV アンプを買う覚悟を決めていたんですが...、難しいのはここ。

本田雅一のTV Style:4K機器の"落とし穴"――4Kプレミアム映像の音に注目 (1/2) - ITmedia LifeStyle

4K に対応しようとすると、今後は HDCP 2.2 に対応した機器でなければいけない、という話。旧来の S/PDIF では DVD 相当の音声フォーマットしか通せないので、ドルビー TrueHD 等 BD 世代のコーデックを通そうとすると HDMI を使うしかありません。が、上記記事にもあるとおり、HDCP 2.2 は「映像を一緒に通す場合は、音声専用の機器であっても HDCP 2.2 に対応していなければ音が出せない」仕様。そのため、4K コンテンツで画と音をちゃんと出すためには、以下の 3 つのパターンのいずれかの条件を満たしている必要があります。

  • プレイヤー、ディスプレイ、アンプがいずれも HDCP 2.2 に対応している
  • プレイヤーが HDMI 出力を 2 系統もっていて、かつ片側は「音声のみ出力」の設定が可能(プレイヤーからディスプレイとアンプ別々に接続する)
  • ディスプレイが HDCP 2.2 およびオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応している(ディスプレイから音声のみ ARC でアンプに戻す)

まあ、4K コンテンツが普及するのはもう少し先だし、我が家の場合はテレビ自体が 2KTV の普及期に買ったもので、4K どころか ARC にも対応していないからテレビの買い換えが先かもしれません。が、今のアンプも 10 年以上使っているので、今度の買い換えも 10 年くらい使う可能性を前提に考えると、近い将来のフォーマットチェンジに堪えられるものを買っておきたい。本当は、モデル末期で値下がりした TA-DA5800ES あたりでも十分かな、と考えていたんですが、HDCP 2.2 のことを考え始めたら急に手が出せなくなってしまいました。

とはいえ、現時点で国内販売(あるいは発表)されている AV アンプで HDCP 2.2 に対応しているのは、今年出たオンキヨーの上位モデルのみ。他メーカーは今年モデルでさえ未対応という状況です。ソニー製だと海外向けに STR-ZA3000ES という新製品が HDCP 2.2 対応で出ているようですが、国内では未発売。
オンキヨーの AV アンプは以前から評判は良いようです。が、ストレート再生の音質を重視しているので、しっかりとセットアップされた多チャンネルサラウンド環境が構築できれば良いんですが、住環境を優先したいリビングシアター向けなら、ヤマハのシネマ DSP やソニーのデジタル・シネマ・サラウンド等の音場補正機能に頼りたいところ。

新機能という点ではドルビーアトモスへの対応なんかも気になるところですが、5.1ch 環境でどの程度恩恵が得られるか未知数なので、HDCP 2.2 優先で考えたいです。そうすると、今年は AV アンプは買わない方がいいという結論になってしまいそうです。
うーん、この冬の投資は別に回すかな...。

オンキヨー / TX-NR3030-B

B00OC9ZGS6

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2014/11/25 (Tue.)

MDR-1A、リケーブル

私の周囲でも MDR-1A ユーザーがジワジワ増えてきているようですが、いっぽう私は MDR-1A 用のこんなオプションを買いました。

ソニー / ヘッドホンケーブル MUC-S30UM1

MUC-S30UM1

MDR-1A 用のリケーブルです。1.2m 長のステレオミニプラグ型、3m 長のステレオ標準プラグ型、2m 長のバランス接続ケーブルの 3 種類がありますが、私が買ったのは 3m の標準プラグ型。リケーブル目的というより付属ケーブルではリビングで使うのには短かったため、長いケーブルが欲しくて購入。
本体付属のケーブルが 2 種類とも 1.2m のステレオミニプラグというのは、完全にポータブルでの使用を前提としているようで、ホームユースをあまり想定していないパッケージングなのは個人的には不満。独りで音楽を聴くシーンの主が屋外やデスクトップに移っているのは時代でしょうし、わざわざ自宅でいい音を聴きたい人なら追加でケーブルくらい買うとみられているんでしょうが。

MUC-S30UM1

製品には不織布製の袋が付属しています。使用時にはこのケーブルか本体付属ケーブルのどちらかは使われないわけで、使わない方はこの袋に入れておけばいいか。

MUC-S30UM1

機器側の端子はステレオ標準プラグ。据置系の機器では標準ジャックを採用していることが多いので、アダプタ経由ではなく標準プラグで直接受けられるほうが安心感があります。
ヘッドホン側の端子は左右のグラウンドが独立した 4 極になっています。機器側プラグの直前までを分離させることでアンバランス接続時にも左右のセパレーションを向上させる仕組み。この構造自体は本体付属のケーブルと同じです。

MUC-S30UM1

本体付属のケーブル(写真上)と比較してみました。
付属ケーブルも絡みにくい素材と表面加工を施された凝ったケーブルではあるものの、太さは別売品の方が太め。外装もメッシュチューブで耐久性高そうですし、コネクタの形状も異なります。

あまり詳しい情報がありませんが、調べてみたところ両者に共通するのは銀コート OFC 線を採用した独立グラウンド式のケーブルであること。別売品はさらにマルチゲージコンダクター(太さの異なる OFC 線を撚り合わせることで帯域ごとに伝送効率を最適化)を採用した上にツイストペア構造を採っていることが差分、ということのよう。
なお、付属ケーブルはタイ製(ヘッドホン本体と同じ)、リケーブルは中国製と、別工場で作られています。

MUC-S30UM1

聴き比べてみたところ、基本的な音の傾向はほぼ同じながら、リケーブルのほうが音のヌケが良いというか、付属品に比べて広がりのある音に感じました。導線の素材は同じはずなので、線の太さと構造の違いによる伝送効率の差、ということになるのでしょうか。ただし私が試聴した限りでは劇的な差というほどではなく、またソースもダイナミックレンジがちゃんと確保された音源...つまりちゃんと作られたハイレゾ音源のほうが違いが分かる、という印象。付属ケーブルでも十分なクオリティですが、MDR-1A のクオリティを最大限に引き出したければリケーブルも悪くないと思います。私はもともと長いケーブルが欲しくて、これでリビングでもソファでリラックスしながら聴けるようになったので満足です。

今のところサードパーティのリケーブルは出てきていませんが、発売されたら何か試したくなってきました。

ソニー / ヘッドホンケーブル MUC-S30UM1

B00NW35QYC

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2014/11/16 (Sun.)

BenQ W1080ST+ レビューのまとめ

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BenQ W1080ST+

BenQ の超短焦点プロジェクタ「W1080ST+」のレビュー、そろそろまとめに入りたいと思います。

AV マニアではない人でも手が届く価格帯でコンパクト、かつ設置も容易ということで、これからプロジェクタを始めてみようかという人はまず検討すべき製品じゃないでしょうか。これより安いプロジェクタもありますが、フル HD に満たない解像度の製品では、画質面で満足できるとも思えません。そうなると、選択肢に挙がるのは BenQ かエプソンか、という実質二択。エプソンのほうはじっくり触ってみたことがないので詳しくは分かりませんが、まずは DLP(BenQ)か液晶(エプソン)か、というパネルタイプによる選択になるでしょう。

BenQ W1080ST+

DLP は液晶に比べてコントラスト比が高いのが特長で(液晶は上位機種になるとシーンに応じて光源の絞りを制御することで、トータルでのコントラスト比を高めているものもある)、クッキリハッキリ見やすい画質。真っ暗にしなくてもそれなりのコントラストが得られるので、リビングシアターに向いていると言えます。

BenQ W1080ST+

画質は調整の幅こそ広くないものの、デフォルトでも初心者でもお手軽に楽しめる分かりやすい画質。
動作音は本体に耳を近づけると確かに聞こえるものの、夜間でも映画の音をサラウンドで鳴らしている限りはまず気になりません。

BenQ W1080ST+

DLP の暗部の沈み込みは、液晶プロジェクタではなかなか得られないもの。宇宙を舞台にした SF モノの作品では、漆黒の宇宙空間とそこに浮かぶ星々をしっかりと描き出してくれます。

また、(最近の製品では改善してきているものの)液晶プロジェクタでは LCOS を採用したハイエンド機を除き、その構造的にドット間の隙間が見えてしまいますが、DLP ではドット間の隙間が狭いため、凝縮感のある映像が得られます。DLP にもカラーブレーキング現象とかグラデーションが苦手といった弱点はありますが、今回試用した限りではそれほど気になりませんでした。

BenQ W1080ST+

画質面での難点としては、やはり超短焦点ゆえのレンズの歪みと画面が素早くパンしたときの追従性の悪さ、くらいでしょうか。細かくいじろうとさえしなければ、この二点に目を瞑れば非常にコストパフォーマンスの高いプロジェクタだと思います。レンズについてはこの焦点距離ならば仕方ないところではあるわけで、画質にこだわるなら何とか設置環境を整えて長焦点のプロジェクタを設置する以外にありません。我が家は幸いにして 3m くらいの投写距離は確保できるので、仮に BenQ を買うなら通常焦点の W1070+ のほうにすると思います。逆に設置環境がないのであれば、W1080ST+ は無二の選択肢と言えるでしょう。

試しに自前の VPL-HS10 と比較してみましたが、さすがに 12 年も前のものと比べると、画質の差は歴然。解像度、ドット間の隙間のなさ、明るさ・コントラスト・色乗り、動作音の静かさいずれをとっても W1080ST+ に軍配が上がります。HS10 の良いところといえばレンズの歪みのなさくらい。これは HS10 からの乗り換えなら、W1070+ でも十分に満足できそうです。
いずれは LCOS の高画質プロジェクタを...と夢見ていましたが、そうこうするうちにプロジェクタ界にも 4K の波がやってくるんだろうし、それまでの繋ぎとして安価なフル HD プロジェクタ、というのは現実的にアリかもしれません。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

B00NVX8RSU

■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ
BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力
BenQ W1080ST+ レビュー (3):画質をチェック
BenQ W1080ST+ レビュー (4):超短焦点レンズの癖
BenQ W1080ST+ レビュー (5):Blu-ray 3D を試す

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投稿者 B : 18:00 | Audio & Visual | Minpos Review | Visual | コメント (0) | トラックバック

2014/11/13 (Thu.)

BenQ W1080ST+ レビュー (5):Blu-ray 3D を試す

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BenQ の超短焦点プロジェクタ「W1080ST+」のレビューもそろそろ佳境に入ってきました。今回は、これまでレビューしていなかった 3D 再生機能について見ていきたいと思います。

BenQ New 3D Glasses II

W1080ST+ 用の 3D メガネは別売。「BenQ New 3D Glasses II 3DGS-02」というものです(今回はプロジェクタと一緒に借用しました)。Amazon での販売価格で 6,000 円くらい

BenQ New 3D Glasses II

W1080ST+ の 3D はフレームシーケンシャル方式を採っているので、このメガネはそれに対応したアクティブシャッター式。家庭用の 3D 機器では偏光式よりもフレームシーケンシャル式の 3D 表示のものが一般的ですね。

写真では光の加減で左右のレンズ部の色が異なりますが、実際にはどちらも同じ黄緑色系の色がついたレンズ部になっています。この黄緑は液晶シャッターの色ですね(アクティブシャッターメガネのレンズには、分かりやすく言うとモノクロの薄い透過型液晶が入っていて、その液晶のシャッターを交互に開閉することで左右の映像を振り分けています)。

BenQ New 3D Glasses II

このメガネは当然バッテリー駆動で、充電用の端子は今や珍しくなった miniUSB。試してみたところ、給電しながらの使用も可能だったので、長時間の使用時にはケーブルがぶら下がってもよければ充電しながら使えます。

BenQ W1080ST+

プロジェクタ側で 3D 映像を表示してみるとこんな感じ。ちなみに映像はいつか 3D 対応テレビかプロジェクタを買ったら改めて観ようと思っていた『ホビット 竜に奪われた王国』の 3D 版です。

3D メガネを通していないので映像がブレて見えているのはいいとして、映像が全体的に赤みがかっています。これは緑がかった 3D メガネを通して見ることから逆算して、プロジェクタ側で赤みを足した映像を出力しているようです。色合いだけでなく輝度もオーバー気味に出力することで、3D メガネによる光量低下を補うようになっています。結果、3D 眼鏡を通しても、明るく色鮮やかな(この作品はあまり色鮮やかな部類ではありませんが)映像が楽しめます。
そういえば、3D の黎明期に初期の XpanD 導入館で『AVATAR』を観たときには、暗くて緑がかった映像を今思い出してもウンザリします(´д`)。それを思うと、今の 3D はずいぶん進歩しましたね。

BenQ W1080ST+

ただ、3D 映像の見やすさに関して言えば、視聴環境や映像ソース側の出来にもよるとは思いますが、個人的には『ホビット 竜に奪われた王国』に関しては奥行き感が強すぎ。まあ、「3H の法則」(画面の高さ×3 の視聴距離で見るのが最も最適、という設置環境の目安)からすると、80inch を 2m の距離で見ること自体に無理があるわけですが、家庭用プロジェクタの醍醐味は自宅で大画面を味わうことなので、ある程度近くで見たいわけです。

で、3D の奥行き調整をしようと思って設定画面を辿っていってみたら、

BenQ W1080ST+

プロジェクタの 3D 設定項目がほとんどなくて、奥行き調整のおの字もない(;´Д`)ヾ。他社の 3D 対応ビデオプロジェクタなら普通についている設定項目だけに、これは残念。

BenQ W1080ST+

まあ、BD プレイヤー側にも 3D 奥行き調整の設定項目があるので、とりあえずこちらで調整して事なきを得ました。
ちなみに私の環境では奥行きを -1~-2 程度にしてやると、落ち着いて見られるようになりました。

BenQ W1080ST+

(↑この写真のみ、あくまでイメージということで 2D 版の画面写真です)
というわけで、調整がほとんどできないことに多少の不満はあるものの、3D 画質についてはクロストークもなく、おおむね満足。

映画館では 3D 上映はそれなりに定着したけど、家庭用の 3D コンテンツって結局流行らないまま下火になってしまったので、最近は「3D は映画館で見るもの」という感覚でした。映画館の非日常感と 3D、というのはなかなか相性が良く没入できるものですが、『ホビット 竜に奪われた王国』のように秀逸な 3D 作品であれば、やはり自宅でも 3D で楽しみたくなるものです(というより、3D の出来が良すぎて 2D で観ると物足りない)。そういうこともあるので、テレビはともかくとしてわざわざプロジェクタを買うなら 3D 作品も楽しめるものが良いなあ、と試用して改めて思いました。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

B00NVX8RSU

■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ
BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力
BenQ W1080ST+ レビュー (3):画質をチェック
BenQ W1080ST+ レビュー (4):超短焦点レンズの癖

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2014/11/10 (Mon.)

WALKMAN A17 用のクリアケースを購入

ウォークマン A17 用のケースを買いました。

ソニー / CKH-NWA10

CKH-NWA10

本体の発売直後ゆえか、そもそも専用機の周辺機器市場自体がもう盛り上がっていないのか分かりませんが、現時点ではサードパーティ製のケースの選択肢があまり多くないんですよね。なので今回は珍しく(?)純正をチョイス。
シリコンケースや手帳風ケースはあまり好きではないので、本体の質感がそのまま見えるクリアケースにしました。

CKH-NWA10

ごくシンプルなクリアケース。液晶保護シートが同梱されていて、別途買わなくても良いようになっています。

CKH-NWA10

このケースは「クリアケース」と名付けられていますが、前面は保護しない背面カバータイプになっています。まあ、前面カバーだとボタンが押しづらくなりそうだし、液晶部分のポリカーボネートに傷がつきがち(A847 用のケースは最終的に傷だらけになってしまった)なので、この仕様で十分かな。

CKH-NWA10

背面はこんな感じに。
A10 シリーズって前面はアルミだけど背面はプラスチックで傷がついたり塗装が剥げたりしやすそうなので、背面が護られるだけでも意義はあります。

CKH-NWA10

側面はボリュームボタンと HOLD スイッチ周りが大きく開口されています。

microSD スロットが塞がっちゃってますが、私はそう頻繁に交換する予定はない(いずれ買う予定だけどまだ買ってもない)ので、特に問題なし。

CKH-NWA10

底面はヘッドホン端子と WM-PORT、ストラップホールが露出するようになっています。

CKH-NWA10

で、問題の液晶保護シート。液晶表示部のサイズに合わせて作ってあるので、線が見えてしまってあまり美しくありません。硬質の素材で傷つきにくそうなのはいいんですが、これはちょっとなあ...。サードパーティからガラスパネル全体を覆うシートが出てくると思うので、この付属品はそれまでの繋ぎにしようかと。

ソニー / CKH-NWA10

B00NW34UB2

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2014/11/09 (Sun.)

BenQ W1080ST+ レビュー (4):超短焦点レンズの癖

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前回に続いて BenQ のデジタルプロジェクタ「W1080ST+」のレビューになります。今回は、やっぱり気になる超短焦点レンズの画質を見ていきます。

BenQ W1080ST+

これは調整用のグリッドを表示させてみたところ。本来は投写サイズとフォーカス、キーストーン補正のための機能ですが、こうやって格子模様を表示させてやるのが最もレンズの歪みを確認できます。

こうやって見ると、平置き設置した場合は下辺と左右の直線はキッチリ出ているものの、上辺がカマボコ状に膨らんでいるのが分かります。これはグリッド表示にしなくても、通常の映像を表示していても上が少し膨らんで見えるレベル。16:9 の映像を写すとスクリーンの黒帯にはみ出すので、ちょっと気になります。シネスコサイズの洋画だと、画面の上下が切れるため、あまり気にならなくなります。

レビューする前は、レンズの端まで使うという点で画面左右のほうが歪みは気になりそうだな、と思っていたんですが、歪みが上辺に出るとは。でも確かに、プロジェクタは平置きした際に斜め上向きに投写するように光源がオフセットしており、上辺が最もレンズに対して斜めに光が入ることになるわけで、こうなるのは仕方がないと言えます。プロジェクタをできるだけ仰角をつけないように設置すれば緩和されると思いますが、試聴位置とスクリーンの間にあまり高い台を置くわけにもいかないのが難しいところ。

BenQ W1080ST+

じゃあレンズの解像度はどうか、というわけで、グッと絞り込んで撮った風景写真を投写してみました。

パッと見、画面全体にわたってよく解像しているように見えます。

BenQ W1080ST+

画面中央付近。1,920×1,080 ドットを 80inch に引き伸ばしているのでさすがにドットが見えてしまっていますが、レンズ自体はよく解像しています。

BenQ W1080ST+

画面右下。中央部に比べるとさすがに少し甘くなるものの、超広角レンズであることを考えれば健闘していると言えるレベル。

BenQ W1080ST+

右上。若干ながら、ピントが甘い感じがするというか、像が流れている印象。
ただ、写真用レンズも中央部より周縁部のほうが画質的には厳しくなるので、原因がプロジェクタなのか元画像にあるのかの判別は難しいです。(元画像を見るとここまで流れていないことは分かるのですが)

というわけで、もう少し厳密に見てみることにしました。

BenQ W1080ST+

PC 画面を投写して、そこに Excel の画面を表示させてみました(笑。ビデオプロジェクタの画質評価としては妥当な方法ではありませんが、手許にある機材で手っ取り早く、分かりやすくチェックするのにちょうど良かったので。

均一な白画面で見ると、画面中央と周縁部で明るさが違うことが見て取れます。

BenQ W1080ST+

画面中央。歪みもなく、特に問題なく表示されています。

BenQ W1080ST+

右下。こちらも十分に解像しています。

BenQ W1080ST+

右上。あー、これは明らかに像が流れちゃってますね。

まあ、これはビデオプロジェクタに対してはちょっと意地の悪いテストではあります。ピクセルがはっきり見える PC 画面を表示させたから顕著なだけで、実際の映像(特に動画)を観ている分にはここまで気になりません。動画の場合、画面端に被写体を置くことはまずないですからね。
ただ、16:9 ソースで画面が縦方向に流れるような映像だと、画面の上の端のほうだけ明らかに流れが不自然。これもレンズの歪曲に起因していることだと思われます。まあこれもそういうシーンで気になるだけなので限定的ですが。

写真用のレンズでも、超広角になると周縁部の解像が悪かったり周辺光量落ちがあったりするので、これはある程度は仕方ないかと。むしろエントリークラスのフル HD プロジェクタであることを考えれば、超広角レンズで 80inch まで引き伸ばした画としてはそれなりにがんばっていると言えるのではないでしょうか。
同型で標準焦点レンズを搭載した W1070+ という製品もあるので、設置場所があるならそちらを選べばいいだけです。環境に応じて選べるという意味では、選択肢があることは良いことでしょう。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

B00NVX8RSU

■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ
BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力
BenQ W1080ST+ レビュー (3):画質をチェック

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2014/11/08 (Sat.)

BenQ W1080ST+ レビュー (3):画質をチェック

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少し間が空いてしまいましたが、BenQ の超短焦点プロジェクタ「W1080ST+」の続きです。

BenQ W1080ST+

プロジェクタはやはり画質が命。どちらかというと PC 用液晶ディスプレイメーカーのイメージがあり、AV 機器メーカーとしてはあまり知られていない BenQ ですが、W1080ST+ の画質はどうか?を検証していきます。

その前に、まずは前回書き忘れていたスクリーンサイズの話から。

BenQ W1080ST+

我が家のリビングには 46inch の液晶テレビが設置されています。買った当時はかなり大きいと感じていましたが、もうすっかり見慣れてしまい、次に買い換えるとしたら 55inch くらいでもいいかな、と思っています。テレビを観るには十分だけど、映画やスポーツはもう少し迫力のある映像で観たいんですよね。

BenQ W1080ST+

このテレビの前に 80inch スクリーンを設置してみると、画面サイズはこれだけ大きくなります。リビングシアターとしてはこれくらいの画面サイズがあれば満足度はかなり高まります。映画館のスクリーンには敵いませんが、座り慣れたソファで誰にも気兼ねなく映画が楽しめる(トイレに行きたくなったら再生を中断したっていい!)というのは、映画館ではできませんからね。
ただスクリーンの出し入れは面倒なので、天吊り式のスクリーンを常設するなり、ワンタッチで設置できる自立式スクリーンは欲しいところ。

BenQ W1080ST+

リビング設置ということで、まずは明るい環境での視認性から。

昼間の視聴時に、リビングの照明は切り、ダイニングの照明をつけてカーテンを開けた状態(ダイニングは画面に向かって右手、窓は左手(南東向き))では、さすがに明るすぎて鑑賞に堪えません。

BenQ W1080ST+

が、カーテンを閉めればこのくらいまで明瞭な映像になります(同じくリビングの照明はオフ、ダイニングの照明はオン)。我が家のリビングはプロジェクタの使用を想定して遮光カーテンにしていますが、遮光仕様でなくても厚手のカーテンであれば、昼間のリビングでも十分に楽しめるレベルだと思います。
これなら、ファミリー向けの映画を家族で楽しみたい、という用途にも応えてくれますね。

BenQ W1080ST+

画質調整については、デフォルトでもそれなりに良好なバランスだと思いますが、個人的には Cinema モードでもまだ青みが強く、人肌の表現がやや不自然に感じたので、少し調整を入れてみました。
まずはメニュー(詳細画面)のピクチャ設定から、ピクチャモードを Cinema 設定にしたまま色温度を「低」に。これで青みが取れ、人肌に自然な温かみが出てきました。

BenQ W1080ST+

さらに「詳細設定...」の中に入り、ガンマ選択をデフォルトの 2.2 から「2.4」に変更。このあたりは好みの問題ですが、デフォルト値では中間調の表現が少し浮ついて感じたので、ガンマをいじって落ち着かせてやります。

BenQ W1080ST+

画質設定周りは他にこれといっていじる必要性を感じず。デフォルト設定でも色乗り、コントラストともに十分で、DLP らしいパキッとした映像が楽しめます。単板 DLP の構造的な弱点であるカラーブレーキングは、私は今のところあまり感じていません(個人差はあるでしょうが)。

画質面での難点を挙げるならば、動きの速い物体や画面が素早くパンするような場面で追従しきれず、カクカクしてしまうところでしょうか。プロジェクタならば多かれ少なかれ発生してしまう問題ですが、最近のビデオ用液晶プロジェクタなら倍速駆動により動きを滑らかにする機能が搭載されているものも少なくないですが、W1080ST+ には特にそういう機能もなく。スポーツやアクション系の映画鑑賞目的には少し辛いかもしれません。

BenQ W1080ST+

暗めの映像に関しては、暗部階調を見せるというよりはコントラストを立てて見やすさを重視、という印象。液晶プロジェクタと違って黒浮きとは無縁で、しっかり黒が沈んだ映像が楽しめます。
が、『ハリー・ポッター』シリーズや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのような、全編をとおして暗いシーンが多い作品だと暗部階調が重要になってくる作品だと、少し物足りないかもしれません。このあたりはガンマ調整等である程度追い込めるとは思いますが。

基本的な画質周りはこんなところかな。次回は超短焦点レンズの癖について見ていきたいと思います。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

B00NVX8RSU

■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ
BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力

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2014/11/07 (Fri.)

Hi-Res WALKMAN A17

最近すっかりハイレゾづいていますが、これが真打ち。

ソニー / WALKMAN NW-A17 (ブラック)icon

WALKMAN A17

ハイレゾウォークマンは以前から欲しいと思いつつも、Android モデルは操作性やバッテリのもちがどうも好きになれず、去年は結局見送りました。F807 もなんだかんだ好きになれず、M505を買ってからはほとんど使わなくなっていたので、非 Android なハイレゾウォークマンが出ると信じて待っていました。
そしたらほぼ理想に近い内容の NW-A10 シリーズが出てきたので、迷わず購入。もう使っていない F807 と iPod touch を手放したらそこそこの値段がついたので、それほど懐も痛まず。

容量は 64GB と 32GB で少し迷いましたが、いくら microSD で増量できるとはいえ、長く使いたいので余裕を見て 64GB を購入。32GB のカラバリにいつもの紫があったらそっちにしていたと思います。

WALKMAN A17

サイズ感は以前愛用していた NW-A847 にかなり近いです。少しだけ長く、少しだけ細い感じ。デザインはかなり気に入っていた A847 に比べると投げやりな印象を受けますが、よく見ると細部の仕上げはけっこうこだわっていて、少なくともカタログ写真よりは実物のほうが高級感が出ています。
メモリタイプの専用プレイヤーなら、やっぱりこのくらいのサイズが上限でしょう。というのを手にしてみて改めて思います。

WALKMAN A17

操作系は昔ながらの十字キー方式。スクロールくらいタッチでしたい気もしますが(笑、やっぱり基本操作がハードキーでできる、というのは改めて快適です。千曲単位で曲データを入れると探すのが大変になるのはデメリットですが、まあある程度は慣れかな。

残念なのは、液晶のガラスパネルが縦長なのに、はめ込まれている液晶が 3:4 なのでフチが間延びしているところ。動画を観ることはまずないからいいんですが、あまりスマートとは言えません。

WALKMAN A17

音を聴いてみました。ハイレゾ音源を持っていないので、とりあえず AAC 320kbps の圧縮音源から。

MDR-EX800ST で聴いてみると、おおお、F807 や M505 ではこのヘッドホンの実力を引き出せていなかったんや!と思える、今までとはグレードが一段違う音。ZX1 を聴いたときほどのインパクトはありませんが、それに次ぐくらい、今まで使ってきたウォークマンとは違うクリアな音。M505 あたりと比べると、高音がより抜けるように感じるのと、全体的に音像がシャープ。M505 は響き重視というか、音の輪郭が丸い印象を受けますが、A17 は音に加飾をつけずストレートに再現してくる感じ。ハイレゾ音源を意識したモニター寄りの音作りということなのかもしれませんが、これは音楽のジャンルによる得手不得手なく聴かせてくれそう。好みや組み合わせるヘッドホンによっては淡泊に感じるかもしれませんが、私好みの音ではあります。

MDR-1A を繋いでみると、主に高音の側がさらに拡張された印象で、音場の広がり感も出てきて、これは音楽に没頭できますね。ハイレゾ音源でなくても十分に楽しめる。ZX1 ほどアンプに物量を奢っていないから大型のヘッドホンはどうかな?と思いましたが、及第点以上をあげられるレベルです。これはやっぱり 1A を外で使ってみたくなるな...。

ちなみに、店頭で XBA-A2/A3 にも繋いで試聴してみました。MDR-EX800ST とは明らかに傾向の違う音で、EX800ST よりも音の立ち上がりが鋭く、高音の広がりも一段上。やっぱりこの組み合わせを前提に作られただけのことはあるな、とちょっと欲しくなりましたが、やや解像度一辺倒なきらいもあって、長時間聴くなら EX800ST のほうが(慣れていることもあり)落ち着けるように感じました。
最近は一眼カメラ用レンズもそうですが、ちょっと解像度重視すぎて画・音としてのまとまりの良さがおざなりになっているように思いますね...。とりあえず、私はまだしばらく EX800ST でいいかな。

あと細かい不満を挙げるとすれば、操作時のビープ音が今までの機種に比べてやたら高いこと。ハイレゾならではの高音の伸びをアピールしたいのか知りませんが(んなわけない)、耳にキンキン来る音でちょっとイヤかな。今まで通りで良かったのに。

WALKMAN A17

さておき、NW-A17 自体はとても気に入りました。今度こそ長く使うウォークマンにする予感。M505 とワイヤレスで繋いで、とも思っていましたが、音質がけっこう違うので、M505 はスマホのヘッドセット兼 A17 が電池切れの際の予備、という使い方になるかな。

追ってハイレゾ音源も試してみようと思います。

ソニー / WALKMAN NW-A17 (ブラック)icon

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2014/11/04 (Tue.)

Olasonic NANO-D1、購入

ハイレゾ対応ヘッドホンを買ったら出元もハイレゾ化したいよね、というわけで、DAC 兼ヘッドホンアンプを購入しました。

Olasonic / NANO-D1 (シルキーブラック)

Olasonic NANO-D1

出たときからずっと欲しいと思っていたけどイマイチ踏ん切りが付かなかった NANO-D1 でしたが、背中を押してくれたのはこのキャンペーンでした。

東和電子、オーディオ誌DigiFi付録アンプからNANOCOMPOへのステップアップで、付録を下取り - AV Watch

DigiFi No.10 の付録ヘッドホンアンプを持っていて、MDR-1A を買った私にこのキャンペーンの開始はまさに「買え」と言っているようなもの。¥3,300 のキャッシュバックだと本体価格の 10% にも満たないけど、貯まっている量販店のポイントとかを使えばかなり安く買えることもあって、観念して購入。
NANOCOMPO はプラチナホワイトがイメージカラーですが、私の PC 周りはブラックばかりなので、シルキーブラックを選びました。つや消しシルバーなボタン・ツマミ類との一体感はホワイトのほうがありますね。ちなみに、キャンペーンに背中を押された人が多いのか、お店によっては在庫切れを起こしているところもあるようです(私もちょっと探し回る羽目になった)。

Olasonic NANO-D1

NANO-D1 は汎用オーディオドライバで 96kHz/24bit、専用ドライバで 192kHz/24bit までの音源に対応した USB DAC です。パワーアンプを内蔵した NANO-UA1 にしなかったのは、NANO-D1 のほうがヘッドホン出力にコストがかかっていそうだったのと、接続するスピーカがアクティブスピーカ(ヤマハ MSP3)だったから。先日、DSD 音源に対応した NANO-UA1a が発表されたので、NANO-D1 にも DSD 対応バージョンが出てきそうな気もしますが、DSD 音源自体それほど流通しているわけでもないので、そこは割り切りました。

Olasonic NANO-D1

接続端子は前面のヘッドホン出力(ステレオ標準プラグ)に加えて、背面には PC と接続するための USB 入力、CD トランスポータ等から受けるための同軸/光デジタル入力、それからステレオプリアウト端子がある程度。小型化のための割り切った仕様ですが、デスクトップオーディオとして必要十分な I/O を備えています。
左端にある「HP IMP」のスイッチは、ヘッドホンインピーダンスセレクタ。前面の端子に接続するヘッドホンのインピーダンスに合わせることで最適な出力を得られます。LOW が 100Ω 以下、HIGH が 100Ω 以上。ちなみに MDR-1A のインピーダンスは 24Ω なので、LOW に設定しておくのが最適ということになります。

Olasonic NANO-D1

NANOCOMPO シリーズは「CD ジャケットサイズ」がウリですが、実際に CD のジャケットと比較してみると、確かにフットプリントは一回り大きい程度。これなら PC デスクのモニタの下に、USB HUB やメモリカードリーダと一緒に置いておいても邪魔になりません。
小さいながらも、アルミ製のカッチリした筐体からして「いい音しそう」な雰囲気を醸し出しています。

Olasonic NANO-D1

厚みは突起部を除いて CD ジャケット 3 枚分程度、脚の高さを入れても CD ジャケット 4 枚分弱。

NANO-D1 はヘッドホンアンプしか内蔵していませんが、パワーアンプ内蔵の NANO-A1 や NANO-UA1 でも同様のサイズに小型化できているのは、同社の卵形スピーカシリーズで培った SCDS(Super Charged Drive System)の技術があるからでしょうね。

Olasonic NANO-D1

付属品は AC アダプタと USB ケーブル、それにヘッドホン用のステレオミニ→標準変換プラグ。AC アダプタはコンパクトで良いんですが、ケーブルも含め白いのがなあ。NANOCOMPO のメインカラーが白、という事情はあるにせよ、黒い筐体に白いケーブル、というのはちょっと落ち着きません。PC デスクの後ろに回すケーブルだからまあいいけど。

Olasonic NANO-D1

というわけで PC に繋いで、MDR-1A を鳴らしてみました。ハイレゾ音源を持っていないので、とりあえず CD から FLAC でリッピングした音源で。

...うーん、イイ。同じ音源でも、AV アンプのヘッドホン出力を通して聴いていたときよりもさらに音の粒が立っている感じで、MDR-1A の能力をさらに引き出してくれている印象。Olasonic 製品らしくヘッドホンアンプ側で辺にクセをつけずに、フラットにヘッドホンに渡してくれている感じで、これまたフラットな音質の MDR-1A と相性が良いと言えるでしょう。
これは、音楽をわざわざ PC の前でヘッドホンで聴きたくなります。しかも CD ベースの音源で聴いてこれなら、ハイレゾ音源はもっと期待して良さそうです。とりあえず配信サイトで何か買って聴いてみようと思います。

しばらく音周りにお金をかけていませんでしたが、今年は久しぶりにオーディオが楽しいです。

Olasonic / NANO-D1

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2014/10/29 (Wed.)

Sony MDR-1A

ソニー / MDR-1A (ブラック)icon

MDR-1A

サラウンドでないオーバーヘッドホンを買ったのはなんと 8 年ぶり。ポータブルのカナル型イヤホンは 1~2 年周期で買い換え/買い増ししてきましたが、自宅用で最後に買ったのは MDR-SA5000 だったという。この 10 年で音楽を聴く環境の比重が圧倒的に外ばかりになってしまったので、まあそうなりますよね。
でも自宅用に持っているヘッドホンがオープンエア型ばかりで、密閉型というと MDR-CD900ST くらい。分析的に音を聴くにはいいけど、聴き疲れするのでリスニング用としては全く向いていません。自宅でゆったりしっかり聴ける密閉型ヘッドホンがひとつ欲しいなと思っていて、先代 MDR-1R から気になっていたシリーズでしたが、1A にモデルチェンジしてさらに自分好みの音に進化したので、思い切って購入。

MDR-1A

発売後 10 日ほど経って、レビューの類も出尽くした感があるので多くは語りませんが、オーソドックスながら飽きの来ないデザインで、各パーツの仕上げに品位もあって、見た目からして気に入りました。MDR-1R から大きく変えていないのがいい。

MDR-1A

このヘッドホンの音質を司る液晶ポリマー振動板はさらに進化して、アルミニウムコートが施されました。MDR-1R は「確かによくまとまったいい音だけど、これくらいのヘッドホンなら割とふつうにあるよね」という感じだったのが、1A では一皮むけた印象。フラットな傾向は変わりませんが、音の明瞭度が全体的に上がっていて、生音をダイレクトに聴いている、という気分にさせてくれます。

MDR-1A

ハウジング部はフラットに折りたたむことができ、やってみると想像していた以上に薄くまとまります。バリスティックナイロン系のキャリングポーチも付属していて、これなら持ち運ぼうかなという気になりますね。完全に自宅用に買ったつもりだったけど、この音を知ってしまうと外でも使いたくなるなあ。

MDR-1A

付属のケーブルは 2 種類で、通常のステレオミニプラグと、スマートフォン用の簡易リモコンがついたタイプのケーブルが付属しています。どちらも 1.2m なので、基本的にはウォークマンやスマートフォン、あるいは PC オーディオ等のデスクトップ環境での使用を想定している模様。この音質ならちゃんとしたオーディオ環境に繋いで聴きたいのに、ロングケーブルは別売。一昔前までならオーバーヘッドホンの標準ケーブルはロングタイプかカールコードと相場が決まっていたものですが、時代が変わったようですね...。
これはちょっと値が張るけど、別売の 3m ステレオ標準プラグのケーブルiconを買うしかないかな。別売のケーブルは付属品と違ってメッシュチューブだったり、内部的にはツイストペアケーブルが使われていたりしてさらに良さそうなので、そういう意味でも気になります。他社製のリケーブルとかも試してみたくなっちゃうので、危険な領域だけど(笑。

MDR-1A

改めて、音に関して。リビングの AV アンプ(古いけどヤマハ DSP-AZ2)に繋いで CD、SACD を使って MDR-SA5000 と比較してみました。

MDR-SA5000 は現代のスペックに照らし合わせると「ハイレゾ対応」と言えるスペック(再生周波数帯域が 5Hz~110kHz。20kHz 以上であればハイレゾ対応)で、その名の通り特に SACD の再生能力に特化したヘッドホンです。高域の解像力には目を(耳を?)見張るものがありますが、オープンエア型ということもあって低域のボリュームが物足りない。しかも、高音質ソースの音の良さも、低音質ソースの粗さも克明に再生してしまうので、「SACD、特にクラシック系を聴くには最高だけど、CD 音質で特にポップ/ロック系を聴くには全然合わない」ヘッドホンだと思います。それに対して MDR-1A は音のバランスが良く、高音の伸びも低音の響きもちゃんと兼ね備えながら、それでいて全体的な解像力がとても高い。ハイレゾ音源はジャンルを問わず楽しめ、CD クラスの音源でもソツなく鳴らしてくれるオールラウンダーだと感じました。これは今まで以上に SA5000 を使わなくなっちゃいそうだなあ...。

しばらくあまりやっていなかった「自宅でじっくり音楽を聴く」という行為が改めて楽しくなってきました。これを契機に、この秋冬はもう少し音に投資する予定。

ソニー / MDR-1Aicon

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2014/10/28 (Tue.)

BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力

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BenQ W1080ST+

BenQ の超短焦点プロジェクタ「W1080ST+」のレビューを続けていきます。前回に続いて、今回は設置編。

プロジェクタは一般的に「大画面に投写しようと思ったら距離が必要」なものです。ビジネス用のデータプロジェクタなら、会議程度なら 2m くらいの距離で 30~40inch くらいに写せれば十分だったりしますが、ビデオプロジェクタはどんなに小さくても 60inch、欲張って 100inch くらいには伸ばしたいもの。そうすると最短でも 2~3m の投写距離は必要で、視聴位置よりも後ろに設置せざるを得ず、部屋そのものに天吊りや棚などプロジェクタを前提とした設備が必要になるもの。プロジェクタを買うこと自体よりも設置のハードルが高く、それで手を出せない人も少なくないと思います。が、W1080ST+ は 60inch で 0.91~1.09m、100inch でも 1.52~1.82m という超短焦点レンズ搭載なので、視聴位置よりも前にプロジェクタを設置できます。
しかも、プロジェクタを手前側に設置できるということは、(多くは画面の近くに再生機器を設置しているでしょうから)接続に必要なケーブルも短くて済むというもの。HDMI ケーブルなんかは 5~10m クラスのものだとかなり値が張るので、それが安価に抑えられるという点も見逃せません。今回はたまたま自宅に余っていた 3m の HDMI ケーブルがギリギリ足りたので、とても助かりました。

BenQ W1080ST+

というわけで、我が家ではリビングのローテーブルに設置してみました。ちょうど、画面とソファの中間にある普通のローテーブルで、ここがちょうどいい位置でした。
テーブルの形状によっては、テーブルの棚板に常設することもできてしまいそう。

BenQ W1080ST+

プロジェクタとスクリーンの間は、レンズ~スクリーン面の距離で 122cm あります。80inch が投写できるスペック上の最短距離がこれ。
ちなみにスクリーンは今回のレビュー用に BenQ さんから一緒にお借りしたもので、国内では商品としては発売されていないため詳細不明ですが、80inch のスタンド付きスクリーンです(たぶんビーズ系)。我が家のリビングはちょうど 80inch スクリーンをいずれ設置できるようにトールボーイスピーカの間隔をとってあったので、そこにちょうど嵌まった格好になりました。

BenQ W1080ST+

コンセントと BD プレイヤーを接続し、電源を入れたらあとはレンズズームとフォーカスを調整するだけ。キーストーン(台形)補正も上下左右ボタンだけで簡単にできてしまうので、あまり深く考えずにそのまま使い始めることができます。通常のプロジェクタだと投写位置とスクリーンが遠いので、位置決めやフォーカス合わせだけでも一仕事なのに比べれば、とても手軽。
メニューはデフォルトではごく基本的なものしか表示されていませんが、特にどれかをいじる必要性も感じません。

BenQ W1080ST+

外部入力信号がある状態でメニューを表示させると、画面左側に画音系の調整項目だけがシンプルに表示されます。スピーカ内蔵のプロジェクタなので、プロジェクタのメニューの中に音質・音量系の項目があるのが珍しいところ。

これもあまりいじる必要性を感じませんが、せいぜい映像のソースに合わせて画質モードを変更するくらいでしょうか。私は基本的に落ち着いた画調が好みなので Cinema モード固定ですが、昼間に灯りをつけたリビングで視聴するならパキッとした画質の Standard モードでもいいでしょう。

BenQ W1080ST+

メニュー画面には詳細設定モードもあります。まあこのクラスのプロジェクタならあまりいじる人もいないでしょうが、それにしてもこの画面中央にちっちゃくしか表示されない、というのはどうなんでしょうね(笑。もうちょっと大きく表示してくれてもいいような気はしますが。

BenQ W1080ST+

ということで、リビングに置くだけ・繋ぐだけでお手軽に大画面が楽しめる、とても導入のしやすいプロジェクタだと思います。我が家の液晶テレビは 46inch なので、80inch になると面積比で 3 倍!そこそこ大画面のテレビを見慣れているつもりでも、これだけ大きくなると迫力が違いますね。設置だけでなく片付けもラクというのはプロジェクタを日常的に使うのには欠かせないポイントだと思います。スクリーンのセットアップが面倒なので、床置きの自立式スクリーンを別途用意するか、いっそのこと白壁でも十分楽しいと思います。

次回は画質周りを見ていきたいと思います。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

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■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ

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2014/10/26 (Sun.)

BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ

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久しぶりに「みんぽす」でレビュー用機材をお借りしました。今回試用するのは、BenQ のフル HD プロジェクタ「W1080ST+」です。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

BenQ W1080ST+

我が家の AV 環境は、DVD の最盛期だった 2002~2004 年に一揃い集めた機材の一部がまだ現役で稼動中。プロジェクタは 12 年も前に買った「VPL-HS10」で、当時は十分な性能でしたが、今やフル HD ではないし HDMI 端子も付いていないし、スペック的にはすっかり陳腐化してしまいました。それでもたまに大画面で観たくなって、引っ張り出してきて使っています。

その後 10 年余りの間に市場はすっかり変わってしまって、地デジ化で多くの家庭に 40inch 以上の液晶テレビが安価に導入された結果、映像を大画面で楽しみたいからプロジェクタを...という人は以前よりもさらに少なくなってしまった印象。プロジェクタも各メーカー、ビデオ用は高級機のほうに主軸を移してしまったらしく、10 万円前後でフル HD、というとエプソンか BenQ くらいしか選択肢がなくなってしまいました。あとは 30 万円クラスの LCOS プロジェクタか 5~6 万円の WXGA(1,280×800)モデルかビジネス用のデータプロジェクタか、という状況。お金に糸目をつける AV 好きには寒い時代ですが、嘆いてもしょうがない。
そんな中、ちょうど良さそうなフル HD プロジェクタとして W1080ST+ を試用する機会をいただいたので、買い換えも視野に入れつつ試してみたいと思います。

この W1080ST+ はちょうど 1 ヶ月前に発売されたばかりの新製品。製品名に「+」がついていることからも分かるとおり、前機種「W1080ST」のリファインモデルという位置づけです。W1080ST からの変化点は、横方向の台形補正に対応したこと、MHL(スマホやタブレットの MHL 端子との HDMI 接続)に対応したこと、内蔵スピーカの音質向上、の 3 点。プロジェクタとして見たときに重要な画質周りの変更点は台形補正くらいなので、それが必要なければ価格の下がっている旧機種の流通在庫を当たってみても良いかもしれません。

BenQ W1080ST+

フットプリントは 13inch クラスのノート PC と同程度。よく会議室に置いてあるデータプロジェクタと同じくらいのサイズ感なので、ビデオプロジェクタとしてはコンパクトな方ではないでしょうか。ビジネス用としても違和感のないサイズ/デザインで、超短焦点という使い勝手の良さもあるので、個人事業主系の方であれば昼間は打ち合わせに使い、夜や休日はプライベートに使う、という使い方をすればコストパフォーマンスが高そう。

BenQ W1080ST+

電源や操作ボタンは本体天面のパネルに集約されています。
通常、プロジェクタは天吊りだったりスクリーンから話して設置する必要があるので、操作はリモコン中心で本体側のボタンはほとんど使わなかったりしますが、(詳細は別途エントリーしますが)このプロジェクタはリビングのローテーブルに設置するくらいがちょうどいい投写距離なので、ここに操作系が集まっているのは意外と便利。

BenQ W1080ST+

背面の入出力端子には、HDMI IN×2(うち片方は MHL 対応)、RS-232C(PC 用アナログ RGB)入力×1、アナログコンポーネント入力×1、アナログビデオ入力×1、ステレオ音声入力×1、ステレオミニ音声入力×1、同出力×1 が備えられています。USB Type-A 端子は別売のワイヤレス HD 転送キットへの給電用とのことですが、これは国内では未発売のもよう。
入出力端子として足りないものがあるとしたら S 端子くらいでしょうが、今さら S 端子で繋ぎたい人もまずいないでしょうから、必要にして十分な端子が揃っていると思います。ステレオミニの音声出力があるので、2ch ステレオで良ければアクティブスピーカやヘッドホンを繋いでお手軽にパーソナルシアター環境を構築できそう。

BenQ W1080ST+

底面は 3 本の脚で前後・左右方向にチルト可能(左右方向は水平を整える程度)。
天吊り金具用のネジ穴も一応ついていますが、超短焦点なので天吊りよりも床置きがメインになるでしょう。

BenQ W1080ST+

前面...はこれといって特徴もありませんが、強いて挙げるならば超短焦点プロジェクタなのにリモコン受光部が前面にあるのは、兄弟モデルの長焦点プロジェクタ「W1070+」と筐体を共用しているためでしょう。リモコン受光部は天面(操作パネル内)にも配置されているため、後ろ側からのリモコン操作にも対応はしています。

BenQ W1080ST+

この製品のキモでもある、このレンズ。前玉が大きく湾曲したレンズで、見るからに広角です。

カメラ用のレンズだと、超広角レンズでは周縁部に歪曲が出やすかったり像が流れやすかったり、通常の焦点域よりも画質的に不利になりやすいもの。プロジェクタといえど光学製品なので、その法則からは逃れられないはずです。実際の画質がどの程度のものかについては、追ってチェックしていく予定。

BenQ W1080ST+

レンズのズームとフォーカスは手動式ですが、超単焦点ならばスクリーンを見ながらの調整も難しくないので、これで十分です。オートフォーカスがあるとさらに嬉しかったですが、それは贅沢というものでしょうか。
むしろ、超短焦点で下からあおるような投写になるので、画面の上下でピント面がずれそうなのがやや気になるところ。

BenQ W1080ST+

付属のリモコン。これといって特筆すべきこともありません。再生/停止や早送り/戻しボタンがついているので HDMI-CEC で BD プレイヤーの操作ができるのかと思ったら、これは MHL 接続したスマートデバイスの操作用とのことで、ちょっと残念。VOD がもっと普及してくれば、スマホやタブレットをプロジェクタに直接繋いで映画鑑賞、というのも一般化するかもしれませんが...。

BenQ W1080ST+

リモコン上の「LIGHT」ボタンを押すと、ボタンが赤く自発光するようになっています。プロジェクタのリモコンとしては一般的な仕様ですが、これがないと照明を落としたシアタールームでプロジェクタを操作するのにも一苦労するので、重要なんですよね。

そんなわけで、これから 1 ヶ月ほどかけてレビューしていきます。この際だから、今までテレビでしか鑑賞できてない BD ライブラリをできるだけプロジェクタで観返してやろうかな(笑。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

B00NVX8RSU

17865-2969-295087

投稿者 B : 21:08 | Audio & Visual | Minpos Review | Visual | コメント (0) | トラックバック

2014/06/30 (Mon.)

QUADRASPIRE Q4D

久しぶりにリビングの AV 周りに手を入れました。とはいってもメイン機器を入れ換えたわけではなくて、ラックです。

QUADRASPIRE / Q4D (ダークオーク+ブラックポール)

QUADRASPIRE Q4D

12 年前にホームシアターに手を出したときから「いつかは使ってみたい」と思っていた、QUADRASPIRE のオーディオラック。剛性がどうの音質がどうのというよりも、そのたたずまいの美しさに惚れ込んで、ずっと憧れのラックでした。
今のマンションに引っ越してから買おうと思いつつ、資金的になかなか順番が回ってきませんでしたが、ようやく導入。

QUADRASPIRE Q4D

この絶妙なカーブが美しいんですよ。
どうしても物々しい雰囲気になりがちな機器周りを、上品にまとめてくれます。

カラーバリエーションが豊富にあって迷いましたが、他のインテリアに合わせてダークオーク+ブラックポールを選択。
通常のキットは 4 段のところ、収納したい機器の数のほうが多かったので、オプションで 1 段追加して購入しました。手配してくださった富山の電器店の某氏、ありがとうございました。

QUADRASPIRE Q4D

組み立てはセルフですが、基本的に棚板にポールをねじ込んでいくだけなのでそれほど難しくはなく。むしろ、機器の設置と配線のほうが大変でした。せっかくラックが美しいのに配線がぐちゃぐちゃでは意味がないので、今回は気合いを入れてスパイラルチューブとケーブルタイを使って徹底的に整理しました。アンプとの接続が HDMI になればケーブルの数も 2/3 くらいに減らせてもっとスッキリするはずだし、この 10 年選手の DSP-AZ2 もそろそろリプレイスしてやりたいところ。年末には買い換えたいなあ。
ちなみに長年ラックの一角を占めてきた MD デッキも、置いてあるだけで数年ろくに使っていないし...というわけで、この際廃棄する決心をしました(遅。