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2014/11/09 (Sun.)

BenQ W1080ST+ レビュー (4):超短焦点レンズの癖

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前回に続いて BenQ のデジタルプロジェクタ「W1080ST+」のレビューになります。今回は、やっぱり気になる超短焦点レンズの画質を見ていきます。

BenQ W1080ST+

これは調整用のグリッドを表示させてみたところ。本来は投写サイズとフォーカス、キーストーン補正のための機能ですが、こうやって格子模様を表示させてやるのが最もレンズの歪みを確認できます。

こうやって見ると、平置き設置した場合は下辺と左右の直線はキッチリ出ているものの、上辺がカマボコ状に膨らんでいるのが分かります。これはグリッド表示にしなくても、通常の映像を表示していても上が少し膨らんで見えるレベル。16:9 の映像を写すとスクリーンの黒帯にはみ出すので、ちょっと気になります。シネスコサイズの洋画だと、画面の上下が切れるため、あまり気にならなくなります。

レビューする前は、レンズの端まで使うという点で画面左右のほうが歪みは気になりそうだな、と思っていたんですが、歪みが上辺に出るとは。でも確かに、プロジェクタは平置きした際に斜め上向きに投写するように光源がオフセットしており、上辺が最もレンズに対して斜めに光が入ることになるわけで、こうなるのは仕方がないと言えます。プロジェクタをできるだけ仰角をつけないように設置すれば緩和されると思いますが、試聴位置とスクリーンの間にあまり高い台を置くわけにもいかないのが難しいところ。

BenQ W1080ST+

じゃあレンズの解像度はどうか、というわけで、グッと絞り込んで撮った風景写真を投写してみました。

パッと見、画面全体にわたってよく解像しているように見えます。

BenQ W1080ST+

画面中央付近。1,920×1,080 ドットを 80inch に引き伸ばしているのでさすがにドットが見えてしまっていますが、レンズ自体はよく解像しています。

BenQ W1080ST+

画面右下。中央部に比べるとさすがに少し甘くなるものの、超広角レンズであることを考えれば健闘していると言えるレベル。

BenQ W1080ST+

右上。若干ながら、ピントが甘い感じがするというか、像が流れている印象。
ただ、写真用レンズも中央部より周縁部のほうが画質的には厳しくなるので、原因がプロジェクタなのか元画像にあるのかの判別は難しいです。(元画像を見るとここまで流れていないことは分かるのですが)

というわけで、もう少し厳密に見てみることにしました。

BenQ W1080ST+

PC 画面を投写して、そこに Excel の画面を表示させてみました(笑。ビデオプロジェクタの画質評価としては妥当な方法ではありませんが、手許にある機材で手っ取り早く、分かりやすくチェックするのにちょうど良かったので。

均一な白画面で見ると、画面中央と周縁部で明るさが違うことが見て取れます。

BenQ W1080ST+

画面中央。歪みもなく、特に問題なく表示されています。

BenQ W1080ST+

右下。こちらも十分に解像しています。

BenQ W1080ST+

右上。あー、これは明らかに像が流れちゃってますね。

まあ、これはビデオプロジェクタに対してはちょっと意地の悪いテストではあります。ピクセルがはっきり見える PC 画面を表示させたから顕著なだけで、実際の映像(特に動画)を観ている分にはここまで気になりません。動画の場合、画面端に被写体を置くことはまずないですからね。
ただ、16:9 ソースで画面が縦方向に流れるような映像だと、画面の上の端のほうだけ明らかに流れが不自然。これもレンズの歪曲に起因していることだと思われます。まあこれもそういうシーンで気になるだけなので限定的ですが。

写真用のレンズでも、超広角になると周縁部の解像が悪かったり周辺光量落ちがあったりするので、これはある程度は仕方ないかと。むしろエントリークラスのフル HD プロジェクタであることを考えれば、超広角レンズで 80inch まで引き伸ばした画としてはそれなりにがんばっていると言えるのではないでしょうか。
同型で標準焦点レンズを搭載した W1070+ という製品もあるので、設置場所があるならそちらを選べばいいだけです。環境に応じて選べるという意味では、選択肢があることは良いことでしょう。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

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■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ
BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力
BenQ W1080ST+ レビュー (3):画質をチェック

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2014/11/08 (Sat.)

BenQ W1080ST+ レビュー (3):画質をチェック

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少し間が空いてしまいましたが、BenQ の超短焦点プロジェクタ「W1080ST+」の続きです。

BenQ W1080ST+

プロジェクタはやはり画質が命。どちらかというと PC 用液晶ディスプレイメーカーのイメージがあり、AV 機器メーカーとしてはあまり知られていない BenQ ですが、W1080ST+ の画質はどうか?を検証していきます。

その前に、まずは前回書き忘れていたスクリーンサイズの話から。

BenQ W1080ST+

我が家のリビングには 46inch の液晶テレビが設置されています。買った当時はかなり大きいと感じていましたが、もうすっかり見慣れてしまい、次に買い換えるとしたら 55inch くらいでもいいかな、と思っています。テレビを観るには十分だけど、映画やスポーツはもう少し迫力のある映像で観たいんですよね。

BenQ W1080ST+

このテレビの前に 80inch スクリーンを設置してみると、画面サイズはこれだけ大きくなります。リビングシアターとしてはこれくらいの画面サイズがあれば満足度はかなり高まります。映画館のスクリーンには敵いませんが、座り慣れたソファで誰にも気兼ねなく映画が楽しめる(トイレに行きたくなったら再生を中断したっていい!)というのは、映画館ではできませんからね。
ただスクリーンの出し入れは面倒なので、天吊り式のスクリーンを常設するなり、ワンタッチで設置できる自立式スクリーンは欲しいところ。

BenQ W1080ST+

リビング設置ということで、まずは明るい環境での視認性から。

昼間の視聴時に、リビングの照明は切り、ダイニングの照明をつけてカーテンを開けた状態(ダイニングは画面に向かって右手、窓は左手(南東向き))では、さすがに明るすぎて鑑賞に堪えません。

BenQ W1080ST+

が、カーテンを閉めればこのくらいまで明瞭な映像になります(同じくリビングの照明はオフ、ダイニングの照明はオン)。我が家のリビングはプロジェクタの使用を想定して遮光カーテンにしていますが、遮光仕様でなくても厚手のカーテンであれば、昼間のリビングでも十分に楽しめるレベルだと思います。
これなら、ファミリー向けの映画を家族で楽しみたい、という用途にも応えてくれますね。

BenQ W1080ST+

画質調整については、デフォルトでもそれなりに良好なバランスだと思いますが、個人的には Cinema モードでもまだ青みが強く、人肌の表現がやや不自然に感じたので、少し調整を入れてみました。
まずはメニュー(詳細画面)のピクチャ設定から、ピクチャモードを Cinema 設定にしたまま色温度を「低」に。これで青みが取れ、人肌に自然な温かみが出てきました。

BenQ W1080ST+

さらに「詳細設定...」の中に入り、ガンマ選択をデフォルトの 2.2 から「2.4」に変更。このあたりは好みの問題ですが、デフォルト値では中間調の表現が少し浮ついて感じたので、ガンマをいじって落ち着かせてやります。

BenQ W1080ST+

画質設定周りは他にこれといっていじる必要性を感じず。デフォルト設定でも色乗り、コントラストともに十分で、DLP らしいパキッとした映像が楽しめます。単板 DLP の構造的な弱点であるカラーブレーキングは、私は今のところあまり感じていません(個人差はあるでしょうが)。

画質面での難点を挙げるならば、動きの速い物体や画面が素早くパンするような場面で追従しきれず、カクカクしてしまうところでしょうか。プロジェクタならば多かれ少なかれ発生してしまう問題ですが、最近のビデオ用液晶プロジェクタなら倍速駆動により動きを滑らかにする機能が搭載されているものも少なくないですが、W1080ST+ には特にそういう機能もなく。スポーツやアクション系の映画鑑賞目的には少し辛いかもしれません。

BenQ W1080ST+

暗めの映像に関しては、暗部階調を見せるというよりはコントラストを立てて見やすさを重視、という印象。液晶プロジェクタと違って黒浮きとは無縁で、しっかり黒が沈んだ映像が楽しめます。
が、『ハリー・ポッター』シリーズや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのような、全編をとおして暗いシーンが多い作品だと暗部階調が重要になってくる作品だと、少し物足りないかもしれません。このあたりはガンマ調整等である程度追い込めるとは思いますが。

基本的な画質周りはこんなところかな。次回は超短焦点レンズの癖について見ていきたいと思います。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

B00NVX8RSU

■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ
BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力

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投稿者 B : 21:18 | Audio & Visual | Minpos Review | Visual | コメント (0) | トラックバック

2014/10/28 (Tue.)

BenQ W1080ST+ レビュー (2):設置のしやすさが魅力

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BenQ W1080ST+

BenQ の超短焦点プロジェクタ「W1080ST+」のレビューを続けていきます。前回に続いて、今回は設置編。

プロジェクタは一般的に「大画面に投写しようと思ったら距離が必要」なものです。ビジネス用のデータプロジェクタなら、会議程度なら 2m くらいの距離で 30~40inch くらいに写せれば十分だったりしますが、ビデオプロジェクタはどんなに小さくても 60inch、欲張って 100inch くらいには伸ばしたいもの。そうすると最短でも 2~3m の投写距離は必要で、視聴位置よりも後ろに設置せざるを得ず、部屋そのものに天吊りや棚などプロジェクタを前提とした設備が必要になるもの。プロジェクタを買うこと自体よりも設置のハードルが高く、それで手を出せない人も少なくないと思います。が、W1080ST+ は 60inch で 0.91~1.09m、100inch でも 1.52~1.82m という超短焦点レンズ搭載なので、視聴位置よりも前にプロジェクタを設置できます。
しかも、プロジェクタを手前側に設置できるということは、(多くは画面の近くに再生機器を設置しているでしょうから)接続に必要なケーブルも短くて済むというもの。HDMI ケーブルなんかは 5~10m クラスのものだとかなり値が張るので、それが安価に抑えられるという点も見逃せません。今回はたまたま自宅に余っていた 3m の HDMI ケーブルがギリギリ足りたので、とても助かりました。

BenQ W1080ST+

というわけで、我が家ではリビングのローテーブルに設置してみました。ちょうど、画面とソファの中間にある普通のローテーブルで、ここがちょうどいい位置でした。
テーブルの形状によっては、テーブルの棚板に常設することもできてしまいそう。

BenQ W1080ST+

プロジェクタとスクリーンの間は、レンズ~スクリーン面の距離で 122cm あります。80inch が投写できるスペック上の最短距離がこれ。
ちなみにスクリーンは今回のレビュー用に BenQ さんから一緒にお借りしたもので、国内では商品としては発売されていないため詳細不明ですが、80inch のスタンド付きスクリーンです(たぶんビーズ系)。我が家のリビングはちょうど 80inch スクリーンをいずれ設置できるようにトールボーイスピーカの間隔をとってあったので、そこにちょうど嵌まった格好になりました。

BenQ W1080ST+

コンセントと BD プレイヤーを接続し、電源を入れたらあとはレンズズームとフォーカスを調整するだけ。キーストーン(台形)補正も上下左右ボタンだけで簡単にできてしまうので、あまり深く考えずにそのまま使い始めることができます。通常のプロジェクタだと投写位置とスクリーンが遠いので、位置決めやフォーカス合わせだけでも一仕事なのに比べれば、とても手軽。
メニューはデフォルトではごく基本的なものしか表示されていませんが、特にどれかをいじる必要性も感じません。

BenQ W1080ST+

外部入力信号がある状態でメニューを表示させると、画面左側に画音系の調整項目だけがシンプルに表示されます。スピーカ内蔵のプロジェクタなので、プロジェクタのメニューの中に音質・音量系の項目があるのが珍しいところ。

これもあまりいじる必要性を感じませんが、せいぜい映像のソースに合わせて画質モードを変更するくらいでしょうか。私は基本的に落ち着いた画調が好みなので Cinema モード固定ですが、昼間に灯りをつけたリビングで視聴するならパキッとした画質の Standard モードでもいいでしょう。

BenQ W1080ST+

メニュー画面には詳細設定モードもあります。まあこのクラスのプロジェクタならあまりいじる人もいないでしょうが、それにしてもこの画面中央にちっちゃくしか表示されない、というのはどうなんでしょうね(笑。もうちょっと大きく表示してくれてもいいような気はしますが。

BenQ W1080ST+

ということで、リビングに置くだけ・繋ぐだけでお手軽に大画面が楽しめる、とても導入のしやすいプロジェクタだと思います。我が家の液晶テレビは 46inch なので、80inch になると面積比で 3 倍!そこそこ大画面のテレビを見慣れているつもりでも、これだけ大きくなると迫力が違いますね。設置だけでなく片付けもラクというのはプロジェクタを日常的に使うのには欠かせないポイントだと思います。スクリーンのセットアップが面倒なので、床置きの自立式スクリーンを別途用意するか、いっそのこと白壁でも十分楽しいと思います。

次回は画質周りを見ていきたいと思います。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

B00NVX8RSU

■関連リンク
BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ

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2014/10/26 (Sun.)

BenQ W1080ST+ レビュー (1):コンパクトな超短焦点プロジェクタ

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久しぶりに「みんぽす」でレビュー用機材をお借りしました。今回試用するのは、BenQ のフル HD プロジェクタ「W1080ST+」です。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

BenQ W1080ST+

我が家の AV 環境は、DVD の最盛期だった 2002~2004 年に一揃い集めた機材の一部がまだ現役で稼動中。プロジェクタは 12 年も前に買った「VPL-HS10」で、当時は十分な性能でしたが、今やフル HD ではないし HDMI 端子も付いていないし、スペック的にはすっかり陳腐化してしまいました。それでもたまに大画面で観たくなって、引っ張り出してきて使っています。

その後 10 年余りの間に市場はすっかり変わってしまって、地デジ化で多くの家庭に 40inch 以上の液晶テレビが安価に導入された結果、映像を大画面で楽しみたいからプロジェクタを...という人は以前よりもさらに少なくなってしまった印象。プロジェクタも各メーカー、ビデオ用は高級機のほうに主軸を移してしまったらしく、10 万円前後でフル HD、というとエプソンか BenQ くらいしか選択肢がなくなってしまいました。あとは 30 万円クラスの LCOS プロジェクタか 5~6 万円の WXGA(1,280×800)モデルかビジネス用のデータプロジェクタか、という状況。お金に糸目をつける AV 好きには寒い時代ですが、嘆いてもしょうがない。
そんな中、ちょうど良さそうなフル HD プロジェクタとして W1080ST+ を試用する機会をいただいたので、買い換えも視野に入れつつ試してみたいと思います。

この W1080ST+ はちょうど 1 ヶ月前に発売されたばかりの新製品。製品名に「+」がついていることからも分かるとおり、前機種「W1080ST」のリファインモデルという位置づけです。W1080ST からの変化点は、横方向の台形補正に対応したこと、MHL(スマホやタブレットの MHL 端子との HDMI 接続)に対応したこと、内蔵スピーカの音質向上、の 3 点。プロジェクタとして見たときに重要な画質周りの変更点は台形補正くらいなので、それが必要なければ価格の下がっている旧機種の流通在庫を当たってみても良いかもしれません。

BenQ W1080ST+

フットプリントは 13inch クラスのノート PC と同程度。よく会議室に置いてあるデータプロジェクタと同じくらいのサイズ感なので、ビデオプロジェクタとしてはコンパクトな方ではないでしょうか。ビジネス用としても違和感のないサイズ/デザインで、超短焦点という使い勝手の良さもあるので、個人事業主系の方であれば昼間は打ち合わせに使い、夜や休日はプライベートに使う、という使い方をすればコストパフォーマンスが高そう。

BenQ W1080ST+

電源や操作ボタンは本体天面のパネルに集約されています。
通常、プロジェクタは天吊りだったりスクリーンから話して設置する必要があるので、操作はリモコン中心で本体側のボタンはほとんど使わなかったりしますが、(詳細は別途エントリーしますが)このプロジェクタはリビングのローテーブルに設置するくらいがちょうどいい投写距離なので、ここに操作系が集まっているのは意外と便利。

BenQ W1080ST+

背面の入出力端子には、HDMI IN×2(うち片方は MHL 対応)、RS-232C(PC 用アナログ RGB)入力×1、アナログコンポーネント入力×1、アナログビデオ入力×1、ステレオ音声入力×1、ステレオミニ音声入力×1、同出力×1 が備えられています。USB Type-A 端子は別売のワイヤレス HD 転送キットへの給電用とのことですが、これは国内では未発売のもよう。
入出力端子として足りないものがあるとしたら S 端子くらいでしょうが、今さら S 端子で繋ぎたい人もまずいないでしょうから、必要にして十分な端子が揃っていると思います。ステレオミニの音声出力があるので、2ch ステレオで良ければアクティブスピーカやヘッドホンを繋いでお手軽にパーソナルシアター環境を構築できそう。

BenQ W1080ST+

底面は 3 本の脚で前後・左右方向にチルト可能(左右方向は水平を整える程度)。
天吊り金具用のネジ穴も一応ついていますが、超短焦点なので天吊りよりも床置きがメインになるでしょう。

BenQ W1080ST+

前面...はこれといって特徴もありませんが、強いて挙げるならば超短焦点プロジェクタなのにリモコン受光部が前面にあるのは、兄弟モデルの長焦点プロジェクタ「W1070+」と筐体を共用しているためでしょう。リモコン受光部は天面(操作パネル内)にも配置されているため、後ろ側からのリモコン操作にも対応はしています。

BenQ W1080ST+

この製品のキモでもある、このレンズ。前玉が大きく湾曲したレンズで、見るからに広角です。

カメラ用のレンズだと、超広角レンズでは周縁部に歪曲が出やすかったり像が流れやすかったり、通常の焦点域よりも画質的に不利になりやすいもの。プロジェクタといえど光学製品なので、その法則からは逃れられないはずです。実際の画質がどの程度のものかについては、追ってチェックしていく予定。

BenQ W1080ST+

レンズのズームとフォーカスは手動式ですが、超単焦点ならばスクリーンを見ながらの調整も難しくないので、これで十分です。オートフォーカスがあるとさらに嬉しかったですが、それは贅沢というものでしょうか。
むしろ、超短焦点で下からあおるような投写になるので、画面の上下でピント面がずれそうなのがやや気になるところ。

BenQ W1080ST+

付属のリモコン。これといって特筆すべきこともありません。再生/停止や早送り/戻しボタンがついているので HDMI-CEC で BD プレイヤーの操作ができるのかと思ったら、これは MHL 接続したスマートデバイスの操作用とのことで、ちょっと残念。VOD がもっと普及してくれば、スマホやタブレットをプロジェクタに直接繋いで映画鑑賞、というのも一般化するかもしれませんが...。

BenQ W1080ST+

リモコン上の「LIGHT」ボタンを押すと、ボタンが赤く自発光するようになっています。プロジェクタのリモコンとしては一般的な仕様ですが、これがないと照明を落としたシアタールームでプロジェクタを操作するのにも一苦労するので、重要なんですよね。

そんなわけで、これから 1 ヶ月ほどかけてレビューしていきます。この際だから、今までテレビでしか鑑賞できてない BD ライブラリをできるだけプロジェクタで観返してやろうかな(笑。

BenQ / デジタルプロジェクタ W1080ST+

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2014/05/30 (Fri.)

Google Chromecast を使ってみる

というわけで、Chromecast を使ってみます。

Google / Chromecast

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Chromecast のセットアップが完了すると、対応アプリに Chromecast へのキャストアイコンが表示されるようになります。

Google Chromecast

これは最も使うことの多いであろう YouTube アプリ。

上部のメニューバーに、これまではなかったキャストアイコンが表示されています。

Google Chromecast

再生する動画を選んで、キャストアイコンをタップすると、

Google Chromecast

スマホで選択した動画がテレビ画面側でどーんと再生!
ソースが HD であれば、十分なクオリティで観られます。

操作は全てスマホで済ませて、テレビ側は動画のストリームを受け取るだけなので、非常にシンプル。
通常、テレビでの VOD というと、お世辞にも使いやすいとは言い難い UI を見ながらリモコンでチマチマ操作して...という操作で、まあ日常的に使いたいという代物ではありませんが、これならスマホに慣れた人であれば苦もなく使えるのではないかと。Apple TV などと比べればできないことも多いですが、こういうシンプルなもののほうが得てして多くの人に受け容れられやすいのだろうと思います。そもそもルータ環境前提だったり、Wi-Fi なのでいざというときのトラブルシュートが難しいというハードルはありますが、ちょっと前の DLNA 機器あたりに比べれば、ずっとユーザーフレンドリー。

YouTube に限らず、有料系の VOD サービスにも対応していて、

Google Chromecast

筆頭はもちろん Google Play ムービー。d ビデオにも対応していますが、私は d ビデオは契約していないので、とりあえず試すだけなら無料で使える Google Play で使ってみました。

Google Chromecast

こちらも、再生画面にキャストアイコンが表示されているので、タップするとテレビ側で再生開始。

Google Chromecast

Google Play ビデオで提供されている動画は「HD」と表示されているものでも必ずしも 1080p ではないようで、私が試しに再生してみた『ガンダムビルドファイターズ』(1 話無料)は 720p のようでした。なので、斜め線にジャギーが目立ってしまっていますが、レンタルビデオではそもそも BD ではなく DVD しか貸し出していない場合もあるので、それを考えれば十分でしょう。

最近、わざわざ TSUTAYA に行くのも面倒になってきたので(我が家は徒歩圏に TSUTAYA がない)、そろそろ VOD メインに切り替えようかと考えていました。STB でチマチマ選ぶよりも、スマホやタブレットの画面でサクサク選べるなら、本格的に検討してもいいかな。TSUTAYA TV か hulu が Chromecast に対応したら、真剣に考えよう...。

ちなみに、Chromecast はスマホ側のアプリさえ開発すれば再生できるメディアの自由度は高いので、VOD に限らずいろいろなコンテンツが流せます。

Google Chromecast

例えば「AllCast」というアプリを使えば、スマホのローカルストレージに入っているメディアファイル(動画、静止画、音声)を Chromecast 経由で再生することが可能。これはまさに DLNA 系アプリでテレビをレンダラーとして使う感覚と同じですが、DLNA よりもレスポンスが良いのでサクサク使えます。子どもに小さかった頃の写真をテレビで見せてやるとものすごく反応が良いので、リビングでのコミュニケーションにこういう使い方ができるデバイスは重宝します。写真一枚表示させるのに数秒、みたいなレスポンスだと、興ざめですからね...。

それから、PC では Chrome ブラウザの拡張機能として Chromecast へのキャスト機能を追加することで、ブラウザで表示している画面をそのままテレビに映し出すことも可能。つまり、PC ブラウザ経由であれば、正式には Chromecast に未対応の VOD サービス(ニコ動とか)も流せてしまうというわけです。

Google Chromecast

『艦これ』もテレビに映せるということでやってみたら、当然ながらできました(笑。
ただ、ブラウザの表示をストリーミングで Chromecast に送っているので、1 秒余の遅延はあるし、マウスカーソルも表示されないので、テレビ側では見るだけの状態になります。操作時には PC 画面を見なくてはならないので、艦これには向いていません(笑。
でも、考えようによっては Google Maps やストリートビューを複数人で見るときとか、応用の幅は広そうです。

そういえば、一時期キーワードとされていた「スマートテレビ」という単語も最近ではすっかり聞かなくなりましたが、スマートデバイスの機能を大画面に応用するという意味では、必ずしもテレビそのものにスマートデバイスの機能が入っていなくても、こういう形で実現可能されていくということでしょう。一般的なテレビの買い換えサイクルとスマートデバイスの進化スピードやネットの変化のスピードは全く合っていないので、テレビにネット機能が入っているよりも(もちろん入っていることを否定するわけではないけど)、こうやって手軽に外付けできるほうが合っていると思います。
私はとりあえず本気の VOD サービス選びはもう少し Chromecast を巡る状況が落ち着いてからにするつもりですが、YouTube だけでも子どもを大人しくさせておくのにたいへん重宝するので(笑)、活用してやろうと思います。

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2014/05/29 (Thu.)

Google Chromecast

Google の Chromecast が国内発売されたということで、私もさっそく入手して使ってみましたよ!

Google / Chromecast

Google Chromecast

購入したのはビックカメラ有楽町店。1 年ほど前に海外で先行発売されているとはいえ、国内の知名度もまだまだだし、売り場を探すくらいならレジで伝えて出してきてもらったほうが早いかな、くらいに考えていたら、有楽町ビックでは 1F ピロティでイベントはやっているわ、複数フロアで取り扱っているわ、でかなり大々的に担がれていました。Google 側からかなりプッシュがあったんだと思いますが、そういえばここしばらく、Google もハードウェアのマーケティング・セールス部隊を強化していたなあ。

ちょっと前の Google では考えられなかったような洗練された小ぶりなパッケージに、Chromecast は入っていました。

Google Chromecast

ハードそのものは、少し大きめの HDMI 端子、あるいは変換コネクタといった風情。

ちょっと前ならセットトップボックスサイズでないと実現できない類のハードウェアでしたが、スマホの進化に伴い劇的に小型化して、こういうスティックタイプの端末でも、かなりのことが快適にできるようになりました。

Google Chromecast

とはいえ、HDMI では給電できないので、電源は microUSB で取るようになっています。

Google Chromecast

同梱品は USB AC アダプタと、テレビ側の端子配置の都合で直挿しできないときのための HDMI 延長ケーブル。テレビ側に USB 端子があればそこから給電してもよく、この USB AC アダプタはあくまで USB 非対応テレビ用。せっかく本体がこれだけコンパクトなのに、AC ケーブルがだらーんと垂れていたら美しくないですからね。

Google Chromecast

我が家の BRAVIA に挿してみました。ちょうど側面の HDMI 端子(HDMI 2)の隣に USB 端子が付いていたので、極短の microUSB ケーブルを使って給電。

ただ、BRAVIA のフローティングデザインが仇となって Chromecast 本体と microUSB ケーブルが正面からモロ見えになってしまっているので、ここは端子をあっち向きに出す HDMI アダプタを使って、見えにくいように処理したいところ。

Google Chromecast

Chromecast を HDMI 端子に挿して、テレビ側の HDMI 入力を切り替えたら、いきなりセットアップ画面が出てきます。ここからはスマホ側での操作になります。

Google Chromecast

スマートフォンに Chromecast アプリをインストールし、アプリを起動するとセットアップが始まります。
最初は Chromecast が Wi-Fi アクセスポイントとして動作し、スマホ側から Chromecast をどの Wi-Fi ネットワークに接続するかを選択します。

Google Chromecast

Chromecast が Wi-Fi ネットワークに接続されたら、テレビとスマホ両方の画面にパスコードが表示されます。同じパスコードであることが確認できたら、それだけでペアリング完了。Wi-Fi 機器のセットアップはある程度リテラシがないと厳しいことも少なくないですが(最近は大手メーカー系製品はだいぶこなれてきましたが)、Chromecast はかなり容易な方だと言えると思います。

Google Chromecast

あとはもう Chromecast は待受状態になるだけ。Apple TV などに代表される STB と違うのは、Chromecast はユーザーがそれ自体を操作するのではなくて、スマートフォンやタブレットを操作してコンテンツを選び、Chromecast はその操作に応じてコンテンツをテレビに表示させるだけ、という役割であることです(Apple TV を使ったことがないのですが、Apple TV も iOS 機器から操作をすること自体はできるはずです)。DLNA でいうレンダラー機器の役割に相当しますが、DLNA は扱うコンテンツとしてホームネットワーク上のものだけを想定していたのに対して、Chromecast は VOD などのインターネットコンテンツを前提とした機器。私も、長らく DLNA ではいろいろと試行錯誤してきましたが、最近はどちらかというとオンラインコンテンツをテレビで観たい、という用途のほうが増えてきたので、ちょうどいい。

というわけで、使用感については次回に続きます。

Google / Chromecast

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2014/01/31 (Fri.)

BDP-S5100 を STB として使う

昨年買った BDP-S5100 ですが、なにげに BD/CD プレイヤーとしてよりもテレビ用のセットトップボックスとしてのほうが使用頻度が高くなっているので、今日はちょっとその話を。

ソニー / BDP-S5100

BDP-S5100

S5100 の UI は使い慣れた XMB。長年使っている UI なのでとっつきやすいですが、なんか雰囲気に違和感。フォントが BD レコーダ等で使われているものと違うんですよね。初期の Android 端末とか、安物の STB の UI を見ている感覚で、ちょっとげんなりします。事実上の日本市場専用として開発されている BD レコーダと違って、プレイヤーは主に海外向けに作られた製品のローカライズ版という感じだろうから、仕方ないのかなあ...。BDP-S5100

さておき、この S5100、ストリーミング系の映像配信サービスへの対応がけっこう充実しています。Video Unlimited、Hulu、DMM.TV、U-NEXT、YouTube など。主要なところで対応していないのは TSUTAYA TV くらいですかね?私は見放題を契約するほど動画を観ている暇がなく、PPV 中心の TSUTAYA TV が自分に一番合っていそうな気がするので、ちょっと残念...。

BDP-S5100

Video Unlimited は、洋画系はそこそこ充実しています。が...、

BDP-S5100

邦画がこんな寂しい状態(´д`)。新着に 7 本しか入ってないとか...。
実は、先日 PS Store で観た『真夏の方程式』は、S5100 を使って Video Unlimited で観ようと思ったら、ラインアップされていなかったので仕方なく PS Store を使ったという。Video Unlimited と PS ビデオストアは同じプラットフォームのサービスなのに、機器によって観れるタイトルを分けているというのが理解できません。サービスの UI も魅力的とは程遠い状態だし、これが続くようなら今後も Video Unlimited を使うことはないな...。

BDP-S5100

他の配信サービスも少し観てみました。U-NEXT は以前専用 STB のほうで試したことがあるので、今回は DMM.TV を観てみました。
画質は DVD と同じくらい、でしょうか...シーンによってはビットレートが足りなくなるのか、DVD のほうが安定した画質に思える箇所もあります。

最近、TSUTAYA に行くのも微妙にめんどくさくなってきたので、動画配信サービスで済ませられればいいな...と思うことも少なくないのですが、画質的にはまだまだかなあ。TSUTAYA TV あたりはどうなんでしょうね。iTunes Store は 1080p 配信にも対応しているので、今度は iTunes Store を試してみるか...。

BDP-S5100

また、意外に良かったのが DLNA 機能。DLNA としてはプレイヤーおよびレンダラー機能に対応していますが、これがなかなかレスポンスが良くて使いやすい。以前試用した AVeL Link Player は UI は微妙だしレスポンスは遅いし、でちょっと使い物にならないという判断を下しましたが、S5100 の DLNA 機能は使い物になりますね。DLNA サーバ側の性能にも依存するところですが、NAS に入れた写真もそれなりのレスポンスで表示してくれます。ほんの 2~3 年でかなり性能が向上したということでしょうが、やはりスマホの普及によってこういう低価格な家電製品にも高性能な SoC が安く入れられるようになった恩恵でしょうかね。

BDP-S5100

DLNA レンダラーとしても動作するので、NAS 上のコンテンツをタブレットで選択して、S5100 のレンダラー機能を使ってテレビに映す、という使い方もストレスなく扱えます。一時期流行りそうに思えた DLNA レンダラーも最近ではすっかり名前さえ聞かなくなってしまいましたが(´д`)、改めて使うと地味に便利。子どもたちの昔の写真やビデオをテレビで見せてやったら、それ以降次女に「またテレビで写真見たい」とせがまれるようになりました。

ネット動画も DLNA も、最近のテレビではごく当たり前に搭載されていますが、それ以前の時代に液晶テレビを買ってしまった我が家のような環境だと、そうそうテレビを買い換えるわけにいかないし(今のテレビの値段よりも、当時投資したテレビの価格を考えるともったいなくて(笑))、ほんの 1 万円台後半でできるテレビのアップグレード手段、という意味では、悪くない選択肢かと思います。BD/DVD/CD プレイヤーとしても使えるし(←順序が逆。

ソニー / BDP-S5100

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2013/11/29 (Fri.)

Sony BDP-S5100

ちょっと前に SACD プレイヤー SCD-XB7 が壊れた話をしましたが、最終的に代替機として購入したのは、これ。

ソニー / BDP-S5100

BDP-S5100

SACD プレイヤーの買い換えに BD プレイヤー、というのはどうなのよ(もちろん CD/SACD も再生できるけど)、とは自分でもちょっと思います。数年前だったら専用機の買い換えに汎用機という選択肢はいくらなんでもこだわりがなさすぎるだろう...と考えていたに違いありません。が、CD という媒体が音楽ソースの配布手段としての寿命を終えつつあること、少なくともハイレゾ音源の流通が光学ディスクの軛を解かれたところで発展しそうな気配を見せていること、そもそも自宅で BGM ではない形で音楽を聴く機会が激減している状況で専用機に 5 万も 10 万もかけるのはもったいないと今は自覚していること、から、マルチプレイヤー的な機器に入れ替えたほうがモトが取れるんじゃね?という結論に至ったわけです。以前、BD レコーダの調子が悪くなったときから、リスク分散のために BD プレイヤーとレコーダは別体で持っておいたほうが良さそうだな、と思っていたこともあり。

しかし、ソニー製の BD プレイヤーの最上位機種がこれ、というのはなかなか寂しいですねえ。もっと言うと、国内メーカーで 5 万円超えの高級 BD プレイヤーを作っているのはもはやパイオニアとマランツくらいしかなく。日本では昔からレコーダが主流で再生専用機が売れないとはいえ、寂しい話です。

BDP-S5100

本体は非常にコンパクトで、自宅に届いたときに箱を持ってみて空箱が届いたんじゃないかと思ったほど(^^;;。今やこの手の機器にはアナログ回路なんて入っていなくて、光学ドライブとプロセッサ、あとは I/O を実装するくらいのものなので、これでさえ中身はたぶんスカスカなんでしょうが。「重さ=画音質の良さ」だったアナログ時代のデッキから考えると、お手軽になったものですね。デジタル化で機器が大衆化するのは正しい進化ですが、趣味的な観点では一抹の寂しさもあります。

BDP-S5100

この機種の外観上最大の特徴になっている「多面体デザイン」。正直、こういうデザインにする必然性がまったく分からないのですが(笑)、プラスチック製の筐体をそこそこの質感に見せる、という点では努力したほうなのでしょう。面ごとに塗装を変えることで立体感を強調しているだけで、実際はそれほどデコボコしているわけではありません(かといって水平なわけでもない微妙な多面体になっている)。

ちなみにこの天板は透明な素材に塗装で質感を出しているらしく、光にかざしてよく見ると、中の基板がうっすら透けて見えます(笑。

BDP-S5100

入出力端子はこれだけ。同軸デジタル音声出力、HDMI 出力、Ethernet、外部ストレージ接続用 USB 端子。たったそれだけで、おしまいなんですか?(アムロ
AACS の規定で現在は BD 機器のアナログ出力が 480i に制限されている(さらに 2014 年以降は完全に禁止される)のでアナログ映像出力をつける意味はほぼなくなっているとはいえ、HDMI 出力は 1 系統しかないし、音声出力も光デジタルが省かれている、というのはちょっと残念。映像出力をテレビとプロジェクタに振り分けたり、音声出力を AV アンプとサラウンドヘッドホンに振り分けたり、という使い方がしづらいのが困りもの。そういう用途には 5~10 万クラスの機器を買ってください、ということなのでしょうし、実売 1 万円台後半の製品に贅沢言うわけにもいきませんが。いずれプロジェクタを買い換えるタイミングで、HDMI×2 がついた他社機にでも買い換えるかな...。

BDP-S5100

リモコンは「最低限のものが一応ついている」という程度。まあさすがにカード型リモコンではないだけマシか(笑。

BDP-S5100

設置場所はラックの SCD-XB7 の跡地。本体幅が一般的なオーディオデッキの 430mm ではなく 360mm だし、高さはないし、置いてみたらかなりスカスカ。ちょっとみすぼらしくなってしまったので、これはラックの構成を考え直したほうがいいかもしれません。

画音質に関しては、特に可もなく不可もなし。音については SCD-XB7 の音がどうだったかだいぶ忘れてしまったため(笑)専用機と比べてどう、という評価もしづらいですね。ただ、「休日にときどきスピーカから音楽を流してやりたくなるとき」には十分な音質かと。それ以上に、本体の起動と BD ディスクの読み込みが速いのが、BD 再生機としては重宝します。BD 再生は、今後はレコーダじゃなくてコイツを使おうと思います。

また、この機種を選んだ理由はもうひとつあるのですが、それについては追い追い、ということで(たぶん)。

ソニー / BDP-S5100

B00DCRG2F0

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2013/10/12 (Sat.)

VPL-VW500ES

ソニー、84万円のネイティブ4Kプロジェクタ「VW500ES」 - AV Watch
ソニー / VPL-VW500ESicon

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SACD プレイヤーが壊れてから、オーディオ・ビジュアル環境の再整備を考え始めています。本来は CD プレイヤーの置き換えだけ考えればいいところ、長年の懸案だった AV アンプとプロジェクタの買い換えまで思案しはじめる始末(笑。そんな折、4K プロジェクタが待望の価格破壊!従来の約半額に!...って、まだまだ実売 75 万円じゃあねー(´д`)。

でも、これから買うのにフル HD のプロジェクタ、というのも負けた気がするし、どうせ投資するなら 4K に行っときたいところ。来年さらに半額になったりしたら迷わずダイブするんですが、さすがにそれはまだ難しいかなあ。まあ、プロジェクタを買い換えるならスクリーンもセットで考えないとだし、その前に CD プレイヤーと AV アンプを何とかしないとなんですけどね...。

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2013/02/01 (Fri.)

ものすごく久々にプロジェクタの話

最近、ものすごく久しぶりにプロジェクタを稼動させています。

VPL-HS10

とは言っても我が家のプロジェクタは懐かしの VPL-HS10。もう 10 年も前の製品です。当時、急激に訪れた自分内ホームシアターブームで、ほとんど何も持っていない状態から 2 年くらいの間にプロジェクタ、スクリーン、アンプ、スピーカまでひととおり揃えました。とはいえ、当時はまだ DVD 全盛の時代だったので、一応ハードウェア的にはコンポーネント端子で HD に対応してはいたものの、HDMI もやっと最初の規格が策定された頃。今となってはさすがに古くさく、かといって子どもが小さいうちは生活環境的になかなかホームシアター関連の投資もしづらく、ほとんどの場合 BD レコーダ+BRAVIA(+場合によってはバーチャルサラウンドヘッドホン)で完結してしまっていました。
本当は、いずれプロジェクタは買い換えたいけど引越しの際にいったん手放そうかとも思いました。でも、今さら下取りで値段がつくスペックのものでもないし、かといって捨てるのも忍びなくて(笑)結局持ってきてしまったという。当時社会人三年目の若造が無理して買った念願のプロジェクタで思い入れがあった、というのもありますが...。

ともかく、一度はプロジェクタまでひととおり揃えた身としては、46inch の液晶で満足するというのも悔しくて、去年の引越しをきっかけに改めて環境を整えていこうかと。年末年始に BRAVIA を壁寄せ設置したのも、実はその計画の一環だったりします。できるだけテレビを壁に寄せて、その前にスクリーンを置こうという目論見。

以前の住居までではスクリーンは Manfrotto の AutoPole で吊していましたが、生活空間にあの黒いポールが立ってるのも、家庭持ちとして我ながらどうかと。でも、今のマンションは隣室と共有している壁に穴を空けられないので、壁にスクリーンを留めることができません。天井に吊すのもちゃんとインストーラーに頼まないと強度的に不安だし...ということで、手持ちの 80inch スクリーンを使うことは当面諦めて、じゃあ白壁にそのまま投射してみたら意外といけるんじゃね?と思って、試してみました(笑。

VPL-HS10

あ、確かにけっこういける(^^;;。
壁と天井の間に出ている梁と、BRAVIA の上端の間にギリギリ収まるサイズで投射してみたところ、対角で 180cm ほど(約 71inch)の大きさになりました。80inch スクリーンのサイズは確保できていないけど、46inch のテレビ画面よりは全然大きい。上下が詰まるシネスコサイズの映画ならばもっと大きく映すこともできます。

画質については、もっとひどいかと思ってたけど案外アリ。たまたま試してみたのが、線が太く塗りが濃いめで 720p もあれば十分見応えがある『ガンダム UC』の BD だったから、というのもありますが、暗部の黒浮きが気になるのを除けば、暗室にさえできれば明るさもコントラストもそこそこ満足できるレベルかも。
ただやっぱり白壁投射ならではの欠点もあって、

VPL-HS10

明るめのベタ塗り領域(ここでは上の方の青空)でモアレが発生してしまっています。ソースにもよるけど、これはけっこう気になるかな...。

まあ、それよりも何よりも気になるのは動作音なんですけどね(´д`)。天吊りではなくラック置きで、しかもソファの視聴位置の直後真上からの投射なので、すごくうるさい。せっかくプロジェクタを使っているのに、音はスピーカじゃなくてバーチャルサラウンドヘッドホンを使わないと、純粋に楽しめません。動作音は最近の製品だと劇的に静かになっているので、画質以上に動作音という点で買い換えたくてしょうがない。

プロジェクタのほうは当時と同じ価格帯でフル HD の製品が当たり前に変える時代ですからね。まあ、4K の時代がすぐそこに来ている状況(インチサイズを考えると、テレビよりもプロジェクタのほうに先に波が来る?でも需要の大きさとしてはさすがにテレビのほうが先か?)を考えると、今は買い時として難しい時期でもありますが。まあ、私はシステムの拡張性という点でまずはアンプを先に買い換えたいので、プロジェクタやスクリーンについてはその後(来年末以降?)になるとは思いますが。

こうやって悩んでいる時期が、実は一番楽しいんですよねえ。

ソニー / VPL-HW50ES

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