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2017/09/29 (Fri.)

オールドレンズ・ライフ 2017-2018

澤村徹 / オールドレンズ・ライフ 2017-2018

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毎年秋恒例、澤村徹さんの「オールドレンズ・ライフ」最新刊が発売されました。
今回のキャッチコピーは「本物のレンズ沼へようこそ」。ここまでストレートかつ挑戦的なコピーを使ってきたのはシリーズ初ではないでしょうか。

「沼」解禁: metalmickey's blog
がんばって特色使ってます!【オールドレンズ・ライフ2017-2018】: metalmickey's blog

私もさっそく購入しました。年イチとはいえけっこう嵩張るムック本を毎年物理で買い続けるのも本棚を圧迫するし、今年から電子版にしようかなあ...と思っていたところに「表紙のタイトルに特色使っちゃった(てへぺろ)」とか言われたらみんな紙版を購入するしかないじゃない(;´Д`)ヾ。

今回のメイン特集は、キャッチコピーにもあるとおり「本物のレンズ沼へようこそ」。私もこれまでにいろんなオールドレンズを見てきましたが(ま、自分で買ってるのはツァイスを中心にオールドの中でも「無難な」レンズばかりですが)、パクテッセ、アーガス、ヴェラ...自分が見たことのないレンズがまだまだこんなにあったのか!と改めて沼の深さを思い知りました。人はいま、戸口に立っている。この沼の彼方に、道は続いている...。

マウントアダプタでは先日私もレビューさせていただいた K&F Concept 製品が紹介されており、日本でも急速に定番マウントアダプタの一つとして起ち上がってきている印象があります。

沼にもいろんな種類があることが解るのが第 3 特集「隠れクセ玉属性レンズを探せ!」。オールドレンズといえば独特の描写で、フレアやソフトフォーカスによる描写の味だったり、グルグルボケや六芒星ボケなど「現代の評価基準では失格だけど、その描写にハマる人は虜になる」というものが少なくありません。中でも今回強烈なインパクトがあったのは、絞り羽根が二枚で真四角にボケるロシアレンズ MC Zenitar-ME1 50/1.7。四角くボケる背景はさながらドット絵のようで、このボケをどう活かせるかはさっぱり想像がつかないけど一度撮ってみたい!と感じさせる引力があります。

レンズ沼的視点で言うと「もうひとつの選択肢 オルタネイティブ MF レンズ」。新品で入手できる現行マウント向け MF レンズということで「オールド」ではありませんが、ミラーレスカメラ向けにマニアックなレンズ選びをする上では確実に選択肢に入ってきます。定番のツァイス Loxia、フォクトレンダーに加えてトキナーからも FiRIN シリーズが出ましたし、最近では中国メーカーの勢いも無視できなくなってきています。しかも少し前までならマウントアダプタを介すのが当然だったのが、今では E マウントネイティブな新品 MF レンズの選択肢が増えているという。これを新たなる沼と言わずに何と言うのでしょうか(汗。

しかも今年は富士フイルムの GFX が発売され、中判向けオールドレンズの多くが本来に近い画角で使えるようになった、というのもオールドレンズ的には大きな話。私はさすがにそこまで手を出す気はありませんが(笑)、そろそろブームも一段落してネタが切れてくる頃だろう...ということもなく、沼は広さも深さも増すばかりです。
私は昨年シグマ MC-11 を入手してからオールドレンズではなく α7 に EF マウントレンズをつけることのほうに熱中してしまっていますが、久しぶりにこっちに戻ってみようかなあ。

投稿者 B : 22:17 | Book | Camera Mook | コメント (0) | トラックバック

2017/09/26 (Tue.)

正しいブスのほめ方

ある人に勧められて面白そうと思った本を読んでみました。

トキオ・ナレッジ / 正しいブスのほめ方

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タイトルと表紙イラストのインパクトが強くて、完全にネタ本の印象が強いですが、中身は半分くらいは真面目な本。褒めづらい人、褒めるところが見つけにくい人をいかに褒め、どうコミュニケーションしていけば良いかというテクニックや考え方について書かれたものです。
私はお世辞だったり社交辞令だったり、あるいは利害が一致しない相手とのコミュニケーションや自分が納得していないことについて表面的に取り繕ったりすることが本当に苦手で、たぶんそれで損してる部分は少なくないんだろうなと自覚しています。でも最近はそうも言っていられなくなってきたので、この本も先日の「ダークサイド・スキル」に通じるところがあるかと思って手を出してみました。

外見的なブス...に限らず、「見るからに損している人(≒見た目をほめづらい人)」「完全にウザい人(≒できれば関わりたくない人)」「限りなく残念な人(≒内面をほめづらい人)」「逆にほめづらい人(≒ほめられ慣れていてお世辞が効かない人)」「まあまあ浮いている人(≒価値観が独特な人)」の計 35 種類の人に関して、その生態とどう褒めるかについて解説されています。単にテクニック的な部分だけでなく、あるタイプの人がどんな思考回路でそういう行動を取ってしまうのかが解るのは確かにありがたい。別におだて上手になりたいとは思いませんが、他人を動かしたり協力を得たりするには「その人がどのようなモチベーションで動いているか」を理解する必要があるわけで、その認識の一助になります。またほめ方のテクニックについても、自分のように心にもないことを口先だけで言えないタイプだったとしても、「(○○だけど)●●ですよね!」「(○○にしては)●●だよね!」というように、心の中で前置きをしながらポジティブな部分だけを言葉にするという技を多用していて、これなら私も自分の気持ちを納得させながら他者を持ち上げることができそうだな、と思いました(笑

まあここに書かれていることを実践すると、確実に相手を見下しながら表面的に持ち上げるようなものの見方が身についてしまいそう。それに、自分自身が誰かから褒められたときに「でも内心はこう思ってるんじゃないの?」と疑ってかかりそうで、性格が悪くなる気もします(;´Д`)ヾ。
ちなみにこの本に書かれている内容を自分に当てはめると、私は典型的な人見知りタイプらしいです。うん知ってた(´д`)。

ネタ的な要素もあるため、全部が全部役に立つというわけではありませんが、人とのコミュニケーションを円滑にする上で必要な考え方が学べる一冊だと思います。サラッと読める内容だし、気分転換がてらに読むにもちょうど良いのではないでしょうか。

投稿者 B : 22:19 | Book | Business | コメント (0) | トラックバック

2017/08/24 (Thu.)

ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる 7 つの裏技

「悪いひと」になろうと思うんです。

木村尚敬 / ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる 7 つの裏技

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私がマーケティングと経営の領域において尊敬する友人が少し前に薦めていて、まさに今の自分に必要とされていることに近そうだな、と感じたので買って読んでみました。

「ダークサイド」と言えば漏れなく『スター・ウォーズ』を連想することでしょう。かといって無能な同僚や部下に手も触れずに首を絞めたり、指先から紫色の稲妻を発したりするやり方が書かれているわけではありません(笑。でも、ハイスペック人材を多数抱えながらまともな情報収集も意思決定もできずに崩壊したジェダイ評議会は現代の大企業病そのものだし、対して労働環境はブラックだけどハイスペ人材二人だけで銀河帝国を急成長させた組織力と計画実行力、それに重要な局面では自ら現場に出る責任感からして、企業運営という視点ではシスのやり方のほうが理に適っているんじゃないか、と以前から Episode I~III を観ながら感じていました。
ああいうことを実現できる能力なのであれば、「ダークサイド・スキル」は身につける価値があるのではないか。

当初は、目的実現のために時には冷酷にならなくてはならない局面とか、人心掌握のためのアメとムチの使い分け方とか、近年ネットビジネスでよく見る「グレーゾーンを駆け抜ける」成長法とか、そういうことまで踏み込んで書いてあるものと思っていました。でも、実際に書かれていたのはもっと普通のこと。だけど、自分にとっては苦手意識があることだったり、必要とされているけどつい避けて通ってきたことだったり、そういうことが理路整然と並べられていたので、自分としては痛いけれど直視せざるを得ない内容でした。

私の仕事への取り組み方というのは、ロジカルな正しさを整えた上で正攻法で挑むようなやり方でしか今まではやったことがありません。政治力を駆使したり、何かをバーターにして本当に通したいものを通す、みたいなやり方はどうも苦手。そういう性格なんだから仕方ないだろ、と開き直っていましたが、万年下っ端でもそろそろそういうわけにもいかなくなってきました。理屈が正しいだけでは周りを動かせないときに、どうやって自分の味方を増やし、思ったように動いてもらうか。そのために必要な小手先のテクニックではなく、いかに普段からの振る舞いや立ち回りで協力者を増やしていくかについて、まるまる一冊をかけて説明された本です。共感した箇所は数多くありましたが、特に自分の心に刻んでおきたい部分を引用しておきます。


全部身につけた人がポジションにつくのではなく、ポジションが人を育てるのだ。そして、真のリーダーは自分に足りないところをきちんと認め、そこを埋めてくれる人を引っ張り上げて、チームをつくっていくのである。

私は、本当の意味での意思決定というのは、たいていが不完全情報下で行わなければならないものだと思う。逆に言うと、物事を判断する上ですべての情報がそろっていて、ある程度合理的に答えが出る類のものは、意思決定とは言わないといっても過言ではない。

あたかも自分が言い出したかのように言うのだが、そうなれば、シメたものだ。自分の発案だと勘違いしてくれていたほうが、自ら率先して動いてくれるからだ。これこそ人を動かすダークサイド・スキルである。

利益を出して社会に付加価値を提供しているのは会社ではない。そこで営まれている事業だ。その事業にしがみつくのはまだわかるが、会社にしがみついても、真の意味での見返りがあるわけではない。

事業の成長や組織改革を成功に導くために必要なことばかりで、そういう意味では「ダークサイド」でも「裏技」でもないとは思います。でも正攻法だけでは物事が進められないことも少なくありません。『スター・ウォーズ』でも最終的にフォースにバランスをもたらしたのは、ライトサイドのフォースを身につけ、ダークサイドの影響を受けながらもそれを克服したルークでした。この本には、自分が性格的にどうしてもできそうにないこともいくつか書かれていましたが、できる範囲からでも、普段から意識して動いていこうと思います。

投稿者 B : 23:58 | Book | Business | コメント (2) | トラックバック

2017/07/24 (Mon.)

こどものグルメ

『孤独のグルメ』の久住昌之先生原作による新作漫画が Web コミックとして連載開始されました。

こどものグルメ - 無料マンガサイト pixivコミック

comic エスタスというのはソニー・デジタルエンタテインメント(主にモバイル向けコンテンツを手がけるソニー子会社)が pixiv コミックのプラットフォームを利用して展開する Web コミック誌のようです。こんな媒体やってたんですね...。

作画を手がけるのは、シグマの H 本こと『飛びこめ!沼』でカメラクラスタに話題を振りまいた安倍吉俊先生。私はこの同人誌で始めて知ったんですが、もともと同人作家ではなくプロのイラストレーター/漫画家とのこと。久住先生と安倍先生を掛け合わせるという発想はありませんでしたが、両方愛読している私には深く深く突き刺さりました(笑
カメラ系同人誌発、という意味では先日飯田ともき氏による『カメラバカにつける薬』がデジカメ Watch で連載開始されたところですし、急にこのあたりが盛り上がってきた印象があります。

漫画のほうは主人公の小四女子・蓬野杏(よもぎのあん)が子どもならではの視点で料理をする、というストーリーのようです。第一話のテーマは「ポテサラ丼」で、残り物のポテサラをご飯に載せてソースをかけてチンしただけ、という簡単レシピ。
設定上食材や手順にはあまりこだわれないだろうし、きっと『花のズボラ飯』の小学生版みたいな話なんだろうな...と予想していたところ、ほぼそのとおりでした。これ花ズボのエピソードにしても成り立ちそうな話ではありますが、安倍吉俊先生が描くことでキャラクターの動かし方がずいぶん違っていたり、これはこれで一つの世界観がありますね。

まだ一話なので今後の方向性もよく分かりませんが、基本的には冷蔵庫の残り物を活用しながら包丁や火は極力使わない工夫レシピ、という感じになりそう。子どもが主人公なだけに駄菓子を食材の一つに使う、というアイデアも出てきたりするかもしれません。いずれにしても、子どもだけでなく大人でも手軽に小腹を満たせるアイデア料理が中心になりそうなので、実用性は高そう(笑
また初回にて既に「くちのなかにすてる」という名台詞が爆誕していますが(笑)、子どもという設定はインパクトのある造語を生み出しやすいだけに、そっち方面での期待も高まります。

先日谷口ジロー先生が亡くなって漫画版『孤独のグルメ』の新作はもう読むことができなくなりましたが、代わりになるものではないとはいえ今後はこちらの『こどグル』を楽しみにすることにします。

投稿者 B : 22:23 | Book | Comic | コメント (0) | トラックバック

2017/07/08 (Sat.)

小説 機動戦士ガンダム

今さらかもしれませんが、小説版の『機動戦士ガンダム』を読みました。

富野由悠季 / 機動戦士ガンダム I・II・III

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実は私は小説家としての富野由悠季はあまり好きではなくて...『逆シャア』や『閃ハサ』の小説を読んだ後もちょっと微妙な気持ちになっていたものでした。この小説版ファーストガンダムは何年か前に Reader Store のセールで勢いで買ったまますっかり忘れていたんですが、この春先から出張や長時間の移動が多かったので、そういえばタブレットのストレージに入れっぱなしだったのを思い出してようやく読んでみたというわけ。

読んだことがなくてもガンプラ等の説明文を通じて、小説版では最初のガンダムは大破してアムロが G-3 ガンダムに乗り換えるだとか、シャアがザクの次にゲルググやジオングでなくシャア専用リック・ドムに乗るだとか、途中でアムロが戦死してしまうため『Ζ』以降の作品には繋がらないだとかいったストーリーの概要はある程度知っていました。が、改めて読んでみるとアニメ版とは随分違う内容になっているんですね。
まずアムロ(をはじめホワイトベースのクルーの大半)が民間人ではなく志願兵だし、ホワイトベースは地球に降下せず宇宙だけで物語が展開されるし、けっこうな序盤のうちからララァが出てくるし、なんならアムロとシャアが和解してしまうし。アニメ版がアムロを中心とした少年たちの成長を描いた群像劇だとするならば、小説版はニュータイプ論の掘り下げが軸、というように主題からして違います。私はホワイトベースの足跡や物語の結末自体は大きく変わらないだろうと高を括っていたので、これにはちょっと驚きました。

主題であるニュータイプ論に関しては、主に戦場におけるニュータイプ同士の感応がどういうものであるか、アニメ版ではアムロとララァの交感(とラストシーンの脱出劇)くらいしか描写されていなかったのが、小説版ではアムロとララァ以外にも何人か具体的なニュータイプの描写があり、人によってあるいは状況によって感応のしかたが異なるとして描かれています。またニュータイプ的な感応を経て、アムロが自分自身が肉体や本能に縛られた凡人であることを自覚する描写もあり、このあたりはなかなか深い。後続のガンダムシリーズで徐々に掘り下げられていったニュータイプ観が、この時点である程度具体的に示されていたというのは面白い気づきでした。
また、後続のアニメシリーズにストーリー上は繋がらないものの、設定や描写上で繋がる部分もちらほら。『Ζ』でアムロがフラウ・ボゥに「まだセイラさんのこと好きなんでしょ」と言われるシーンは、ファーストではあまりそういう描写が見られなかったのに何で?という感じでしたが、この小説版での関係性が間接的にでも下敷きになっている、ということであれば納得できる話。そしてこの小説版にだけ登場するニュータイプのクスコ・アルは『Ζ』の強化人間フォウやロザミアに通じる不安定さを持っているし、いろんな女性の間でフラフラするアムロはカミーユに重なるものがある。男女関係をネチネチ描写するところも『Ζ』っぽいし、全体的にこの小説版はファーストのリメイクというよりも『Ζ』の下敷きなのだと考えたほうが自然な気さえします。こういう青臭い男女観(女性観?)や体制批判的な視点が富野御大の持ち味で、アニメ版ファーストの作り方がむしろ例外だったのかもしれません。

それから、富野作品ではありませんが『UC』がこの小説の影響を大きく受けているというのも特筆すべきでしょう。『UC』であの人が仮面を最初に外したときのあの台詞はこの小説から引用されたものだったし、コロニーレーザーのコードネームが「システム」というのはこの小説版のソーラ・レイのコードネームを受け継いだものだし、マリーダが死んで思念体化する表現はこの小説のあのシーンを土台にしているし。福井晴敏氏が単なるガノタを超えた富野オタだということは知っていましたが、『UC』でアニメシリーズのみならず小説からもこんなに引用していたとは。

この小説版が純粋にいち SF 小説として面白いか?と問われれば難しいところですが、少なくとも宇宙世紀を舞台とするガンダムシリーズをより深く理解する、という意味では読んでみて良かったと思います。

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投稿者 B : 17:08 | Book | Novel | コメント (0) | トラックバック

2017/05/10 (Wed.)

飛びこめ!!沼 02

私の周囲でやたら買ってる人が多い某シグマの重要書類、ウチには今日届きました。

安倍吉俊 / 飛びこめ!!沼 02

飛びこめ!!沼 02

先日のコミティアで発売されたものが早くも COMIC ZIN での委託販売が始まったようで、さっそく注文。本当は紙の本を増やしたくないので電子版も発売してほしいところではありますが...まあ文字通り「薄い本」だしいいか(ぉ

前作もかなり濃い同人誌でしたが、本作はさらに輪をかけて深い沼に引きずり込んでくる一冊です。

飛びこめ!!沼 02

冒頭からしてこれですからね...。
基本的にはシグマユーザーによるシグマユーザーのための自虐本です(ぉ

飛びこめ!!沼 02

「OS は『重くてスイマセン』の略」、これテストに出ます(ぉ

飛びこめ!!沼 02

シグマ製品につけられがちな略語、鳴り物入りで登場した「SFD」とは何の略か?答えは本を買ってその目で確認すべし(ぉ

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出た!Foveon ユーザーのとにかく何でもカリカリに撮りたくなる病(笑。合併症としてとにかく錆を撮りたくなる病を発症する場合があります(ぉ。

いやー、今作も前作以上に濃いネタ満載でした。シグマ、愛されてるなあ。
いくら SIGMA GLOBAL VISION のレンズの評価が高いとはいえ、レンズだけではシグマもここまで愛されるメーカーになってなかっただろうなあ。極端な製品バランスの sd/dp シリーズと山木社長のキャラ(笑)があったからこそ専門の同人誌まで発売される状況になったのではないでしょうか。あの規模の会社で、ファンに支えられながら一定のポジションを築く。なかなかできることではなく、羨ましくもあります。

それとこちらも購入しました。

ていこくらんち / カメラバカにつける薬 7

カメラバカにつける薬 7

同じくコミティア向けに発売された『カメラバカにつける薬』の新刊です。
こちらは PDF 版も発売されているので、私は電子で購入。

カメラバカにつける薬 7

もともと「レンズ沼病を治療するための病院」という設定で始まったこのシリーズですが、いつの間にか病院を離れて草野球なんかもするようになったのが、7 巻では釣りまで始めてしまいました。
それにしても「インスタ川でフォロワーを釣る」とか毒が強すぎる(笑

カメラバカにつける薬 7

釣り針(笑
個人的には釣り針が鈴なりになったような投稿はあまり好きではありません。

カメラバカにつける薬 7

「なんでも東京つければいいと思ってやがる」...ああなんかインスタじゃないけど身近に思いっきりそういう例があったような...。

カメラバカにつける薬 7

うっ、何故だろう目から水が。・゜゜(っд`)゜・。

ちなみにこれは今回新登場のキャラ、華為(ファーウェイ)ちゃん。ライカ警察と仲良しです。

カメラバカにつける薬 7

絞り 11...さっき別のマンガでも見たような...?
読者層が似ていることもあって、『沼』のほうとリンクするようなネタが散りばめられていて、そういう意味でも面白かったです。

そういえばここしばらく機材買ってないなあ。手持ちのラインアップで満足しちゃってるというのもあるけど。
友人とカメラ機材の話をすることも以前よりは随分少なくなりましたが、こういうの読むと久しぶりに飲みながらカメラ談義でもしたくなりますね。

投稿者 B : 22:22 | Book | Comic | コメント (0) | トラックバック

2017/03/21 (Tue.)

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

フィリップ・K・ディック / アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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映画『ブレードランナー』の原作となったフィリップ・K・ディックの小説、初めて映画を観たときに文庫で買って読んだのが 20 年近く前だったでしょうか。今ではあの文庫本もどこかに行ってしまいましたが、今年 11 月に映画の続編『ブレードランナー 2049』が公開予定ということで、復習も兼ねて電子書籍版で久しぶりに読み返してみました。映画のほうはもう今までに何度となく観ていますが、小説を読むのはこれで二度目。あらすじは憶えているけど細かい部分はさすがに忘れてしまったので、新鮮な気持ちで再読できました。

警官であり賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)であるリック・デッカードが脱走したアンドロイドを狩るというストーリーは原作小説も映画も共通していますが、描かれ方は大きく違います。リドリー・スコットによる映画版は東アジア的なサイバーパンクの世界観が印象的でしたが、原作小説は(文字だけだから当然だけど)映像美よりも SF 的な奥行きの深さや読者への哲学的な問いかけが印象に残ります。その対比は小説のタイトル『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』自体が哲学なのに対して、映画ではバウンティ・ハンターがタイトルでもある「ブレードランナー」に、アンドロイドが「レプリカント」というように、呼称が中二的な感じ(笑)に改変されているところにも現れています。

しかし両者に共通するのは「人間らしさとは何か」「本物と偽物を分けるものは何か」というテーマ。映画版はデッカードとレプリカントたちの追跡劇を軸に、それ以外の要素はほとんど切り落として構成されているのに対し(それは二時間という尺を考えればやむを得ないと思う)、原作小説はそれ以外にも複数の登場人物やエピソードを織り交ぜ、その哲学的なテーマに関してさまざまな角度から読者に考えさせるような内容になっています。映像でこれをやるとダレてしまったでしょうが、小説だからこそこういう掘り下げ方ができたと言えます。
我々の生きる現実社会では、ロボットはまだ人間と生活を共にするレベルには至っていませんが、その構成要素の一つと言える対話型 AI は着実にその精度を高めてきており、コンピュータやスマホのスクリーン越しに「人格」を感じられる程度には進化してきています。その相手を「人格」と認めるかどうかは人間側の認知の問題であるし、AI のほうが人間よりも親切な対応をしてくれる場面だってあり得る。人間の意識や行動だってそれまでの人生における経験の蓄積に立脚した判断に他ならないわけで、AI のビッグデータに基づいたアウトプットと何の違いがある?とも言えます。この疑問に、ロボットがほぼ空想の産物だった約五十年も前に取り組んだフィリップ・K・ディックという作家には改めて敬服するばかりです。

さて、映画版の続編である『ブレードランナー 2049』のほうはオリジナル脚本による完全新作とのことで、若干不安はありつつも(笑)非常に楽しみ。前作の主人公デッカード(ハリソン・フォード)も登場しつつ、新たな主人公を演じるのが『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴスリングというのも期待が高まるところ。果たしてあの『ブレードランナー』の 30 年後の世界を現代の CG 技術でより進化させた形で表現できるのか、あるいはやっぱり実写ベースのウェットな世界観のほうが良かったよね、となるのか。ひとまず 11 月の封切りを待ちたいと思います。

投稿者 B : 21:00 | Book | Novel | コメント (0) | トラックバック

2017/02/22 (Wed.)

『孤独の中華そば「江ぐち」』と「みたか」

『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之先生のエッセイのひとつに『孤独の中華そば「江ぐち」』という作品があります(正式にはエッセイではなく小説らしい)。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

孤独の中華そば「江ぐち」

もともとは 30 年以上前、久住さんが 26 歳のときに書いた本らしいですが、その後絶版と復刊を二度繰り返し、三度目の刊行が行われたのが 2010 年。『孤独のグルメ』が最初のドラマ化をされる前のことですが、その時点では既に知る人ぞ知る存在になっていた『孤独のグルメ』から引用する形で復刊版のタイトルがつけられたのでしょう。

この「江ぐち」というのは、三鷹にかつて実在したラーメン店のことで、三鷹生まれの久住さんが若かりし頃に日常的に通っていたお店とのこと。なんたってこんな本を勝手に出したり、久住さんのバンド・スクリーントーンズで勝手にテーマソングまで作曲してしまうくらい思い入れのあったお店のようです。この本が三度目の刊行を行われた年に閉店してしまったそうですが、本書ではその「江ぐち」の在りし日の思い出が生々しく綴られています。

孤独の中華そば「江ぐち」

といっても、エッセイの内容は久住さんと悪友たちが店員に「タクヤ」「アクマ」「オニガワラ」などという渾名を勝手につけていた話とか(それも「タクヤ」は顔が久住さんの弟に似ているから、というしょうもない理由だったりする)、基本的には大学生のだらしない日常の話と、そこから脱線(しかもかなり話題が飛ぶ感じで)した話ばかり。それでも久住さんや悪友たちがお店の様子をよーく観察し、そこから妄想を膨らませたり、自分なりの「食べ方の流儀」にこだわったりするあたりが『孤独のグルメ』の原点なんだなあ...というのがとてもよく分かるエッセイになっています。

まるでドラマの「ふらっと QUSUMI」コーナーで隣の席に座って久住さんの飲み話を聞いているような、スクリーントーンズのライブで久住さんの脱線だらけの MC を聞いているような、そんな感覚が文章を読んでいても感じられます。私は紙の本を読んでいて吹き出してしまうことってまずないんですが、この本は数ページに一度くだらなすぎて吹く(笑。

孤独の中華そば「江ぐち」

このエッセイの中でも「お店のカウンターの中で店員が険悪なムードだと、料理が全くおいしく感じられない」という話をつらつらと書いていたりして(ちなみにこのエピソードは「江ぐち」のことではなく脱線した他の店の話)、漫画『孤独のグルメ』に登場したアームロック回のような経験が本当に許せないんだなあ、というのがよく分かります。
でも基本的には全編にわたって馬鹿話と妄想と脱線が繰り広げられていて、久住さんが食事している間の頭の中を覗き込んでいるような感覚。

で、先日たまたま仕事で三鷹方面に行く用事があり、しかも帰りが半端に遅くなってしまいました。南東京の住人としては中野よりも西、というのは妙に遠くて、これは帰るまでもちそうもない。仕方ない、この辺で何か入れていくか...と考えました。三鷹周辺は久住さんのホームグラウンドだけあって『孤独のグルメ』では原作、ドラマともに登場している町だし、私も何度か聖地巡礼に訪れています(全くの余談だけどコンビニ回では跡地の写真を撮るためだけに三鷹まで行った)。
お茶漬けの「みさと」は昨年末に閉店してしまったらしいけど、久しぶりに「」に行くかなあ...というところまで逡巡したところで、この店のことを思い出しました。

中華そば みたか

「江ぐち」と同じ場所で、「江ぐち」の若手職人が、「江ぐち」の店舗を居抜きで使って、「江ぐち」の味を受け継いだ店をやっている、という話。
確かに三鷹駅の正面の道を少し歩いたところのビルの地下に、そのお店は入っていました。

中華そば みたか

中華そば みたか

階段を降りると真正面にある「中華そば みたか」。これがその「江ぐち」の後継店です。

近代的なビルの並ぶ三鷹駅前の地下に、ここだけ昭和がそのまま時間を止めているかのような空間が広がっています。
店内のレイアウトとか、調理器具の様子とか、本当に久住さんのエッセイに書いてあったそのまんまで、ちょっと笑みがこぼれてしまうほど。

中華そば みたか

とりあえず一日の仕事が終わったところなので、瓶ビールで自分にお疲れさま。
でもラーメン屋でガッツリ飲んじゃうのも粋じゃないと思い、小瓶にしてみました。

中華そば みたか

で、ラーメンをいただく前に久住さんなら軽くつまんでから本丸に行くんだろうなと思って、「竹の子」をツマミにいただいてみました。
ここが普通のラーメン屋だったら「メンマ」あるいは「シナチク」と呼ばれるところだろうけど、この店では「竹の子」。噛み応えのあるメンマに大量の白ネギ、それにラーメンの醤油だれが絡んで、これはいいツマミだ。焼豚(チャーシュー、ではなく、チャシュー)にも心惹かれたけど、これは竹の子で正解だったかも。

中華そば みたか

そしてメインはチャシューメン。ツマミを竹の子でガマンしたので、ラーメンにはガッツリチャシュー。
この店、普通のラーメンが 450 円、このチャシューメンでも 700 円。イマドキそこらのラーメン屋ならチャシューメンで 1,000 円取る店もザラにある中で、この値段は嬉しい。

中華そば みたか

スープは澄んだ色の昆布だし&野菜系。カウンター内の寸胴鍋で人参や玉葱、キャベツなんかがゴロゴロ煮込まれた、見るからに美味しそうなスープ。
味は自己主張が強すぎず、ややスッキリめのやさしい味。初めての味なのにどこか懐かしい、昭和を思い起こさせるスープです。
最近の私はガッツリ豚骨とか煮干しとかよりも、こういうシンプルな醤油スープのラーメンこそ食べたいと思います。

チャシューはしっかりと味がついているけど、あまり脂っこくなく飽きずに味わえます。これもおいしい。
エッセイには、ツマミのチャシューはラーメンのと違って脂が冷めているのが「レーズンバター的な感じでツマミにいい」という話があったけど、確かにこのチャシューならそういう楽しみ方もアリだな。

中華そば みたか

麺は角張った形の自家製・中太ストレート。こういう麺を出す店ってあまり多くない印象だけど、こういう食べ応えある麺、けっこう好き。そしてこのスープならこの麺しかないだろうと感じる相性の良さ。飽きの来ない、いくらでも食べていられそうな中華そば。
この麺、見た目の印象どおりボリュームがあるようで、食べ終わった後にはけっこうお腹いっぱいになってしまっていました。

ここは美味しかったなあ...久住さんが毎週のように通っていたのも分かる気がします。
決してインパクトのある味ではないけれど、ジワジワと良さの分かる、毎日でも食べたくなるラーメンだと思います。自分で撮った写真見てたらまた食べたくなってきた。

今度三鷹に来る機会があったら、ツマミチャシューと五目そば、いってみようかな。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

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2017/02/20 (Mon.)

神々の山嶺

先日亡くなった谷口ジロー先生の追悼の意味も込めて、代表作を一つ読んでみました。

夢枕獏、谷口ジロー / 神々の山嶺

神々の山嶺

名作と呼ばれるいくつもの作品の中から、表紙に凄みを感じた『神々の山嶺(いただき)』を選びました。そういえばこれ、去年映画化されたときにちょっと気になっていたのですが、結局そのままスルーしてしまったんですよね。映画評なんかを読む限りではキャストは良いけど...という感じらしいので、観なくて正解だったかもしれません。
本作は夢枕獏氏の同名の小説を漫画化した作品で、夢枕獏氏自身からの指名で谷口ジロー先生の作画になった、と後書きに書かれていました。フィクションではありますが、実在する登山家をモチーフにした非常にリアリティと重さのある作品です。

何故山に登るのかとの問いに「そこに山があるから」と答えたという登山家ジョージ・マロリー。エベレスト山頂付近で遭難し、人類史上初のエベレスト登頂を果たしたかどうかは今でも謎に包まれています。そのときに携えていたと言われるカメラをネパールの首都カトマンドゥで偶然手に入れた日本人写真家・深町誠がその真相を追ううちに、行方不明となっていた伝説の日本人登山家・羽生丈二と出会い、彼の登山人生に引き込まれていくというストーリー。

神々の山嶺

羽生はその人生を賭けてエベレストを、それも単に登頂するわけではなく「誰も成し遂げたことのないルートと方法で」登ろうとします。作品の大半はエベレストのみならず日本や世界の険山(それも冬季)の描写に割かれます。暖房の効いた室内で読んでいても、まるで自分が冬山にいるかのような寒さや厳しさを感じてしまうほど描き込まれたコマが延々と続き、読むのにさえエネルギーを消費する感覚があります。これと比べると『孤独のグルメ』はあえて背景を白抜きにしているコマも多く、緊張感の出し方が全く異なることがよく分かります。

神々の山嶺

命を賭けるレベルの登山なので、遭難や事故による怪我や死とは常に隣り合わせ。凄惨な事故を生々しく描いたシーンも多く、読むと体力を削られる感覚。それでも物語はこちらをグイグイ引き込んでくる強さがあり、私は電子版の全巻セットを購入し、結局最後までほぼ休まずに読み切ってしまいました。そして読了後にはどっと疲れているという。

神々の山嶺

エベレストをはじめとした冬山の描写には目を見張るものがあります。『孤独のグルメ』の描き込みも半端なかったですが、その比ではない緻密さ。冬山を経験したことのない私は原作小説を読んでも情景が想像できなかったかもしれませんが、この「画の力」はやはり偉大だと思います。自然の偉大さと恐ろしさが同時に伝わってくる描写で、あまりにもちっぽけな自分を感じて涙が出そうになったほど。

神々の山嶺

ちなみに作中では、登場人物が何かに関して熱弁を振るうシーンがいくつかあり、この構図と同じようなコマがたびたび登場するわけですが、これを見るたびに

孤独のグルメ

『孤独のグルメ』のゴローの仕事仲間・滝山を思い出して吹く(笑。谷口ジロー先生的には定番の構図なんだろうなあ。

それにしても凄みのある作品でした。画力にここまで震えたのは井上雄彦先生の『バガボンド』と安彦良和先生の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』以来かもしれません。
改めて、惜しい人を亡くしたものです。

『孤独のグルメ』とはまた違った谷口ジロー先生の世界。他にも何か読んでみようと思っています。

夢枕獏、谷口ジロー / 神々の山嶺

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2017/02/12 (Sun.)

おくやみ:『孤独のグルメ』谷口ジロー先生

「孤独のグルメ」漫画家の谷口ジローさん死去 | NHKニュース

孤独のグルメ
(写真は『孤独のグルメ 巡礼ガイド 2』より)

漫画『孤独のグルメ』の作画で有名な、漫画家・谷口ジロー先生が昨日亡くなったとのこと。

『孤独のグルメ』ファンとしては、これで久住・谷口両先生による『孤独のグルメ』がもう読めなくなってしまうと思うと、本当に悲しい。谷口先生は 69 歳で、作家としてはまだまだ現役を張れる年齢だっただけに、残念です。

孤独のグルメ

今でこそドラマのほうが知名度が高まっていますが、そもそも『孤独のグルメ』の人気は漫画版の谷口ジロー先生によるハードボイルドな画風と「ただメシを食う」というギャップ、そして何とも言えない味わい深いセリフ回しによってジワジワと高まってきたもので、その結果としてドラマ化されたものです。原作の久住先生はご健在のため、作画担当を別の人に頼んで継続できなくもないのでしょうが、画が変わったらそれはきっと別物になってしまうんだろうなあ。ドラマ版でゴローちゃんが松重豊さんでなくなるようなものだと思います。

谷口ジロー先生

『孤独のグルメ』の魅力は井之頭五郎のキャラクターだけでなく、この緻密に描き込まれた料理や店内の再現性、風景の細かさにもあると言えます。実際に聖地巡礼してみると、本当にこの絵のまま出てくるから驚きます。実際には最近の料理作画は谷口先生ではなくアシスタントさんが描いているという話ですが、それも含めて谷口ジロー作品なわけで。

ちなみに、谷口先生は日本国内よりも海外(特にヨーロッパ)で高く評価されており、6 年前にはフランスの芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受勲しているほどの人物です。ルイ・ヴィトンからヴェネツィアのトラベルブックも出版しており、一流の芸術家として認められていることが分かります。そう考えると日本では漫画ってまだまだ芸術作品ではなく娯楽作品としてしか見られていないのだなあ。

孤独のグルメ

遺作となった『孤独のグルメ 2』の最終話がフランス・パリ編、というのも改めて宿命めいたものを感じます。私は原作の聖地でまだ行けていないのは病院回とこのパリ回だけですが、これは何かのチャンスを見つけて巡礼するしかないかなあ...。

この機会に『孤独のグルメ』シリーズ以外の作品も読んでみようかと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

夢枕獏、谷口ジロー / 神々の山嶺 文庫版 コミック 全 5 巻完結セット

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