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2011/11/25 (Fri.)

オールドレンズ レジェンド

オールドレンズレジェンド 本日発売です!: metalmickey's blog
澤村 徹 / オールドレンズ レジェンド

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最近、けっこう定期的に刊行されている澤村 徹氏著のオールドレンズ本の最新刊。既刊『オールドレンズ パラダイス』『オールドレンズ パラダイス 2』『オールドレンズ・ライフ』あたりが比較的オールドレンズ初心者向けに、「沼の入り口」へと誘う書物だったのに対して、本書は沼の深みに引きずり込もうと言うのか!というマニアックな一冊になっています(笑。

従来は EOS、m4/3、NEX など書籍ごとにテーマとするマウントを決めて、それに適合するレンズを紹介する、という体裁だったのが、今回はどちらかというとレンズ軸で語っていく内容。メーカーや発売時期が異なるほぼ同スペックのレンズ同士を比較してどう違うのか?という切り口でオールドレンズを比較する、今までにありそうでなかった切り口のオールドレンズ本です。

本家 Sonnar 対「ゾナーコピー」であるロシアの Jupiter、Flektogon(モノコート)対 Flektogon(マルチコート)、Zeiss 対 Zeiss Jena といえる Distagon 対 Flektogon(ただし中判用での比較)、Zeiss T* コーティング対 Rollei HFT コーティングがキモな究極の Planar 50mm 対決、同じ Y/C マウント内での Distagon 25mm 対ヤシカ ML 24mm、など、比較してみたかったけど自腹じゃ無理だったツァイスファンにはたまらない対決が多く、非常に読み応えアリ。他にも Summicron 対 Rikenon、Elmarit 対 Rokkor といったライカレンズと国産レンズの比較や、ミラーレス機の流行で注目の高まるシネレンズ比較など、ツァイスマニアでなくとも楽しめるのではないでしょうか。個人的には、今まで買ったオールドレンズ本の中で最も写欲と物欲をくすぐられた一冊でした。

私はここのところさっぱりカメラをいじる時間が取れていませんが、これを読んで久々に中古カメラ屋巡りをしたくなりました。欲しいけど保留にしていたレンズがいっぱいあるんだよなあ・・・。

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2011/06/10 (Fri.)

オールドレンズ・ライフ

澤村 徹 / オールドレンズ・ライフ

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オールドレンズ パラダイス』『オールドレンズ パラダイス 2』の澤村 徹氏の新刊。『パラダイス』はほぼ EOS ユーザーのための本、『パラダイス 2』はマイクロフォーサーズの本だったのに対して、今回の『オールドレンズ・ライフ』は NEX とマイクロフォーサーズをターゲットに書かれています。今まで、他の企画本の中で NEX+マウントアダプタも扱った本、というのはありましたが、もしかしてオールドレンズのための本で NEX をメインに扱っているのは本書が初めてではないでしょうか?というか、最近オールドレンズ本で新刊を出してくれるのは澤村氏くらいしかいないわけですが(笑。

本書を読むと現時点でこんなにあったのか!と驚くほど幅広いバリエーションのマウントアダプタが E マウント、マイクロフォーサーズマウント向けにリリースされていることが分かります。以前、CP+ で KIPON の Ivan Zhang CEO にお話を伺ったときにはマウントアダプタのメイン市場は米中欧とのことだったので、ミラーレス機の登場により世界的にマウントアダプタ遊びが流行しているのでしょう。

なお、これまでのオールドレンズ本はどちらかというと「このレンズをデジタルで使いたい!」というモノ寄りのアプローチで書かれていて、写真よりもカメラをガジェットとして楽しむカメラ好き向けの本という印象が強かったと思います。が、本書は A4 判ということもあり作例中心の作りになっていて、「このレンズを使いたいから」ではなく「こんな写真を撮りたいから、オールドレンズを使う」というレンズ選びの一助となっているところが、従来のオールドレンズ本とは一線を画しています。私はメカからでも入れますが(笑)やっぱりこれが本来のレンズ選びの順序ですよね。仮にオールドレンズに手を出さないまでも、クッキリカッチリしたデジタル向けレンズの画作りとは違う、こんな世界もあるんだーということを眺めて知るだけでも、読んでみる価値はあるんじゃないでしょうか。

という感じで、オールドレンズ初心者にもお勧めな間口の広い本だとは思いますが、既にミラーレス機でマウントアダプタ遊びをしているユーザーもなかなか侮れない深さも本書は併せ持っています(笑。ミラーレスがなかった頃は、マウントアダプタ遊びといっても EOS に Y/C マウントのツァイスレンズをつけるか、あるいは広大な M42 星雲に足を踏み入れるか、の事実上二択に近い状況でしたが、フランジバックの極端に短いミラーレス機の登場によって、私も愛する CONTAX G、あるいはキヤノン FD、ミノルタ MD という名だたる死蔵レンズ、誰もがあこがれるライカ L・M マウントレンズ、そしてマニアックなシネレンズの世界・・・など、沼の広さも深さも格段に大きくなっています(笑。そんな世界へと誘ってくれる、恐ろしい一冊でもあったりします。

友人関係を誘ってもなかなかこっちの世界に来てくれる人がいないんですが(ぉ)、ミラーレスを買って純正レンズに飽き足らなくなったら、この本をパラパラとめくってみるだけでも面白いかもしれませんよ・・・!

投稿者 B : 00:04 | Book | Camera Mook | コメント (0) | トラックバック

2010/10/25 (Mon.)

フォクトレンダー VM & カールツァイス ZM レンズ WORLD

フォクトレンダー VM & カールツァイス ZM レンズ WORLD

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コシナから発売されている Voigtländer と Carl Zeiss の Leica M マウント互換レンズについてまとめたムック本が発売されたので、買ってみました。

まさにミラーレス機人気の高まっている今だからこそ出せた企画だと思います。ちょっと前であれば銀塩のレンジファインダカメラやエプソンの R-D1 シリーズでマニアな方々が細々と楽しんでいた M マウントレンズの世界が、マイクロフォーサーズと NEX の登場で一気に注目を浴びるようになっています。このムックも、一応 Leica M8/M9 や R-D1 も押さえてありますが、どちらかというとミラーレスデジタルを主眼に置いて書かれている印象を持ちました。

最近のレンズは性能(主にシャープさ)が重視され、コンピュータ設計になったこともあって個性的な製品が少なくなっています(おかげでレンズ購入時の失敗が少なく、間口が広がっているのも事実ですが)。でも Carl Zeiss や Voigtländer のブランドを受け継ぎ、カメラに対する趣味性や愛の部分を大切にしているコシナには、性能だけでなく哲学を感じるレンズがラインアップされていると思います。とはいえ今までは一眼レフ用レンズにしか興味がなかった私は、これらの VM/ZM レンズ群はバリエーションが多かったこともあり、今まであまり気にしていませんでした。が、改めてこうやって一つ一つを見ていくと、なんと個性的なレンズが揃っていることか。
また、M マウントは一眼レフ用に比べてレンズ自体が小さいせいか、スペックが高い製品でも一眼レフ用に比べれば高価くないことも重要です(笑)。例えば同じ 35mm F1.4 でも、EF マウントでは定価¥205,000 するところが、NOKTON classic なら¥75,000 しかしません。VM/ZM マウントは MF レンズだし一眼レフにはつけられないのでその点は割り引いて考える必要がありますが、明るいレンズを安く使えるというのは、サラリーマン的には非常に重要。まあ、¥75,000 のレンズを「安い」と言ってしまう感覚がすでにオカシイことは自覚しています(´д`)。

とはいえ、NEX で使える MF レンズとしては CONTAX G 用レンズのコストパフォーマンスが高すぎる(安いだけじゃなくて正真正銘の Zeiss だし、スペックも悪くない)ので、代表的な焦点距離は CONTAX G で揃えて、マニアックなスペックや独特の描写をするもの、CONTAX G には存在しない焦点距離のレンズが欲しいときに VM/ZM レンズを選ぶ、というのが NEX ユーザー的には正しいような気がします。

あと、本書で特筆すべきは単にレンズについて説明しているだけでなく、コシナのレンズ製造工場の取材記事に多くのページを割いているということ。コシナは最近ときどき工場見学を開放しているようですが、長野まではなかなか行けるものでもないので、こうやってバーチャル工場見学ができるだけでも非常に貴重だと思います。

もし、NEX やマイクロフォーサーズでレンズ沼に片足を突っ込んでいて、Zeiss や Voigtländer に興味があるなら、ご一読をオススメします。

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2010/08/17 (Tue.)

オールドレンズ パラダイス 2

澤村 徹 / オールドレンズ パラダイス 2

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澤村 徹氏のオールドレンズ本の新著が発売されたので、読んでみました。

フォーマット的には前作『オールドレンズ パラダイス』のそれを踏襲しており、今回はマイクロフォーサーズ機で使えるオールドレンズとマウントアダプタについての解説が網羅されています。紹介されているレンズは従来の DSLR ではフランジバックの都合で使用できなかったミノルタ MD やキヤノン FD、あるいは各社のレンジファインダー機やシネレンズ、マニアックなところではオリンパス PEN F やペンタックス auto110 といった「マイクロフォーサーズならでは」のオールドレンズ群にフォーカスしており、M42 や Y/C などの代表的なオールドレンズマウントについては省略されているため、前作と併せて読むのが良いかと。
個人的には NEX では CONTAX G レンズをひととおり試してから他のレンズに手を出してみたいと思っていますが、MC ROKKOR-PG 58mm F1.2 とか New FD85mm F1.2 あたりのレンズは試してみたいところ。レンズの「味」がオールドレンズの醍醐味ではありますが、逆に最近ではなかなか製品化されない・あるいは発売されていても高くて手が出ないスペックのレンズが比較的安価に楽しめるのも、オールドレンズの良さじゃないかと思います。
あとは NEX で使うならミノルタの M-ROKKOR(ミノルタが Leitz と共同開発したレンジファインダー機「ライツミノルタ CL」用の M マウントレンズ)を使うのも粋かもしれません。

澤村氏にはこの勢いで旬の NEX を題材に『パラダイス 3』を執筆してほしいところではありますが、レンズチョイスが m4/3 とかなりかぶるので、難しいかなあ。

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2010/08/01 (Sun.)

ソニー NEX-5 NEX-3 ナビゲーションガイド

ソニー NEX-5 NEX-3 ナビゲーションガイド

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NEX のムックはソニースタイルでの購入特典でもらったのが 1 冊あるので買わないつもりでいましたが、ちょっと異色とも言える興味深いムックが出たので買ってみました。

デジタルカメラのムックというと、たいていは使い方の解説とプロカメラマンによる作例、そして純正レンズ(まれにレンズメーカー製の互換レンズ)の紹介、というつくりが典型的で、私も新しいカメラを買ったら 1 冊記念買いする程度でした。
でもこのムックは、通常とはやや異なった構成で、初心者向けの内容も押さえてはあるものの、作例はより具体的に実際のシチュエーション(使いかた)を想定したもので既にカメラをある程度知っている人でも参考になるし、なんといっても後半のオールドレンズ特集が圧巻。

オールドレンズ特集はもはや今この人を置いてオールドレンズは語れないという澤村 徹氏の監修で、単にオールドレンズの紹介に留まらず、オールドレンズ+カメラドレスアップを組み合わせたデジカメ Watch の連載「デジカメドレスアップ主義」の出張拡大版といった雰囲気になっています。
ここで紹介されているマウントアダプタは現在国内で正規流通している製品に限られるので、残念ながら KIPON の CONTAX G-NEX マウントアダプタ(現時点ではネットオークション等でしか入手できない)が掲載されていないのが残念ですが、それでも現状の NEX でのマウントアダプタ遊びの概要を把握するには十分な内容じゃないかと。一部デジカメ Watch の連載と重複している内容もありますが、サードパーティ製のストラップ/ケースも数多く紹介されているので、買って損はないと思います。
このムックの実に約 1/3 の分量がオールドレンズ+ドレスアップに割かれているのには正直恐れ入りました(笑。

NEX でのオールドレンズ遊びのために近々発売される『オールドレンズ パラダイス 2』も購入するつもりでいますが、こちらも楽しみ。

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2010/06/27 (Sun.)

ツァイス 激動の 100 年

アーミン・ヘルマン 著、中野 不二男 訳 / ツァイス 激動の 100 年

ツァイス 激動の 100 年

ツァイスファンなら読んでおかないと、というこの書物。それでも正直「重そう」なイメージが強かったのでここまで避けてきましたが、ふくいのりすけ氏の blog で紹介されていたので、改めて読んでみようと思い、手に取ってみました。とはいえ書籍はもう絶版になっているので、図書館で借りてきました。

カール・ツァイスとエルンスト・アッベによって設立された Carl Zeiss。その光学工場の設立から第二次世界大戦に伴う受難、東西ドイツの分割からベルリンの壁崩壊後の統一までの長い長い、それこそ激動の歴史を綴った書物です。と書いただけでも「重い内容」っぽいですが、冒頭がドイツ敗戦後の米軍のツァイス本社への進駐から始まるあたり、気合い入れないと読めません(笑。

この書物には残念ながらカメラ好きが期待するようなカメラの話はほとんど出てきませんが(Zeiss Ikon や Voigtländer、Tessar といった固有名詞は一応出てくるけど、それらについて深く解説されることはない)、逆に Carl Zeiss という企業がその長い歴史の中で、光学技術をもって科学や医学、工業や軍需産業といった産業に多大な貢献をしてきたことが述べられています。例えばコッホの結核菌の発見には Zeiss の顕微鏡が使われたことや、現代のプラネタリウムの原理は Zeiss が開発したものであること、という例を出すだけでも、Carl Zeiss という企業の偉大なる実績が分かることでしょう。
また、研究や製品だけでなく、現代企業の雇用制度の多くは Zeiss の創始者の一人であるエルンスト・アッベが長い時間をかけて作り上げた定款を参考にしており、雇用や厚生といった制度面でも社会の近代化に大きな影響を与えたのも事実です。

私が Zeiss というブランドに惹かれる最大の理由はそのレンズが描く画ですが、その背景にあるのはやはり企業全体として科学者や技術者に最大限の敬意を払っていることに、元いちエンジニアとして共感できるからではないでしょうか。かつての Zeiss の役員であるショーメルスの言葉にあるとおり、

「ずるがしこさではなく、徹底した正確さと信頼性、もういっぽうでは、商品の投げ売りではなく、安定した価格と、顧客に対する専門的アドバイスとサービス、そしていつも同じようにもうしぶんない応対」
を実直に実践しようとする姿勢そのものに、賛同できるからだと思います。
もちろん、この書物の中で書かれていることには多少の美化は含まれているでしょうし、最近ではコンデジだけでなくケータイや PC 用の Web カメラにも「Carl Zeiss」の名が入ったものが存在するように、分野においては名ばかりの存在になっている側面も否定はできません。が、訳者の中野不二男氏もあとがきで触れているように、日本の産業の直面する状況をも示唆しています。
この本に描かれているツァイスの姿は、そういう紆余曲折を経て成熟した技術立国になりつつある現在の日本の姿と、オーバーラップする部分があまりに多い。科学と、そして技術という、まさに名前だけの「無形の価値」で世界のトップを走りつづけてきたツァイスが、コンタックス製造の場を日本に移したように、日本の産業の海外移転が各分野ですすんでいるのもその一例だ。
今日のツァイスの姿は、もしかしたら明日の日本の工業界の姿なのかもしれない。しかし、かりにそうであるとするならば、日本には名前だけで残すことのできるものが、はたしてどれだけあるのだろうか。
この書物(日本語版)が出版されて 15 年もの歳月が経った今、それがより現実のものとして突きつけられています。単にカメラ好きがきっかけで読み始めた書物でしたが、日本の産業に携わるいち企業人として、価値のありようというものを深く考えさせられた一冊でした。

投稿者 B : 23:55 | Book | Camera Mook | コメント (0) | トラックバック

2010/03/08 (Mon.)

写真派のためのパソコンがよく分かる本

こんな本を買いました。

澤村 徹 / 写真派のためのパソコンがよく分かる本

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オールドレンズとかカメラの外観カスタマイズといった私好みのマニアックネタを提供し続けてくださっている(笑)澤村 徹氏の著。

この本自体は銀塩からデジタルに移行したばかりの人とか、今までデジタル一眼を使っていたけどプリントはお店任せにしていてこれから PC を買って自分でプリントしてみようという人に向けて書かれた本のようです。私は真逆で写真素人、PC プロ級を自認しているので(笑)まったく対象からは外れるのですが、これを買った目的は 6 章「見た目通りにプリントしたい」が全て。PC によるカラーマネジメントを自分で試したり、場合によっては人に教えたりしなくてはならないことがあるんですが、分かりやすく伝えるのが案外難しく、また自分でも狙った色がちゃんと出せず混乱することもしばしば。そういうことが整理できると良いな、と思って買ってみたというわけです。

本書での解説のしかたは「カラーマネジメント」(色の管理)ではなく「カラーマッチング」(モニタと印刷物での色の一致)に主眼を置いたもので、確かにそこに論点を絞れば考え方はずっとシンプル。また、モニタ(RGB かつ自発光)と印刷物(CMYK かつ反射光)ではそもそもの表現方法が違うので完全に色を合わせることはまず不可能、という前提に立った上でできる限り目に見える色味を合わせる、という意識であれば、なかなか完璧に色が揃わずイライラすることも減りそうです。

モニタのキャリブレーションやプリンタのカラーマネジメント印刷も、メーカーごとに手順が解説されていて非常に親切。とはいえ PC 初心者がどこまでついていけるかは疑問ですが、逆にこの章は PC のスキルがそこそこある人こそ読む価値があるように思いました。
ただ、残念なのはキャリブレータ等についてもう少し突っ込んだ解説が欲しかったところ。カラマネに関しては難しい割に文献が少ないので、個人的にはこの 6 章だけ抜粋追補した書物が欲しいです。

でもこの機会に私も重い腰を上げてちょっとちゃんとカラマネやってみるか。

投稿者 B : 22:00 | Book | Camera Mook | コメント (2) | トラックバック

2009/04/22 (Wed.)

世界の M42 マウントレンズ

さらなる沼の深淵。

写真工業出版社 / 世界の M42 マウントレンズ

世界の M42 マウントレンズ

最近またレンズが欲しい病なんですが、先日の 70-300G で資金を出し切ってしまったので、レンズ本で気を紛らわせています(ぉ。

オールドレンズ パラダイス』がマウントアダプタを前提としたあらゆるマウントの名レンズカタログ兼マウントアダプタ入門書、『定番カメラの名品レンズ』がマウントアダプタ愛好家も応用できる銀塩時代の名レンズカタログだとすれば、この本はまさしくマウントアダプタマニアにとっての最大の沼である「M42 沼」の深さを物語った本といって良いでしょう。M42 ならほとんどの DSLR で使え、なおかつレンズの種類も膨大なので、マウントアダプタ遊びに興味があるならとても参考になる資料だと思います。
内容も 50 年以上前のヴィンテージレンズから最新のコシナ製ツァイス ZS マウントシリーズまでの 70 本を幅広く揃え、『世界の~』の名に恥じない厚い内容と言えます。アサヒペンタックス全盛期の日本、Zeiss Jena 時代の東独、現在でも製造が続けられているロシアンレンズが M42 の三大勢力だと思いますが、第二次大戦から東西ドイツ分割、ロシアへの光学技術流出とそれに巻き込まれた Zeiss、Voigtländer、Rollei の変遷についてはこの本ではあまり深く触れられていませんが、そのあたりの歴史を改めて紐解いてみるだけでもまた面白そうです。

最近中古カメラ屋巡りが趣味になりつつあるキケンな私ですが、先立つものはなくても M42 のオールドレンズなら一万円以下で買えるものもゴロゴロあるので、そういう楽しみ方もアリかも。でも、これを読んでたらレンズよりもむしろ Bessaflex あたりのボディが欲しくなってきて、それもそれでキケンな限り(;´Д`)。

投稿者 B : 22:42 | Book | Camera Mook | コメント (0) | トラックバック

2009/04/10 (Fri.)

定番カメラの名品レンズ

フィルムαを使い始めてから興味がどんどん古いほうに行っていて、マウントアダプタ本やクラシックカメラ本を読み漁っている私(;´Д`)ヾ。今度はこんな本を読んでみました。

赤城 耕一 / 定番カメラの名品レンズ

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娘の絵本を返却に行った図書館で見つけて借りてみた本です。図書館を覗いてみて気づいたんですが、一般的な書店にはあまり並んでいないようなクラカメ本が充実していたりして、意外と図書館は穴場かも。たまたま近所の図書館のライブラリアンがカメラ好きなだけかもしれませんが。

オールドレンズ パラダイス』のほうはマウントアダプタで主に東西ドイツやフランス、ロシアといった舶来オールドレンズを楽しむ本でしたが、こちらはライカ以外はほぼ国産のクラシックカメラが中心。初版がちょっと古い(2000 年)こともあり、DSLR でオールドレンズを楽しもう!ではなくて、レンズから入るボディ選びにまで一部踏み込んだ、ストレートなレンズ本です。
最近のカメラ雑誌あたりはとかく MTF 曲線やシャープネス、ボケの大きさ、逆光性能といったスペック偏重の風潮がありますが、この本はその真逆を行く、言ってみれば著者の純粋な趣味による「レンズの味を楽しむ」ための本です。私はどちらかというとカメラを描写性能よりも趣味性の高さで楽しんでいるほうだと思うので、このスタンスがなかなか心地よく、楽しんで読むことができました。だんだん銀塩沼のほうにも興味が出てきて、手持ちの Distagon を起点に CONTAX のボディにも手を出してみようかと妄想する始末(ぉ。

でも見方によってはマウントアダプタ前提で DSLR のためのオールドレンズ本的な読み方もできる本だと思います。特にニコン、CONTAX、ペンタックス(TAKUMAR)あたりは割と普通に DSLR でも使えるし。α使いとしてはミノルタの Rokkor とかも使ってみたいんですが、フランジバックの関係上ミノルタ MD をまともに使えるマウントアダプタがあるのはフォーサーズくらいしかないのが、残念でなりません。

うーん手を出すならやっぱり Zeiss Jena かな(ぉ。

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2009/03/23 (Mon.)

オールドレンズ パラダイス

さらなる沼の入り口。

澤村 徹 / オールドレンズ パラダイス EOS DIGITAL とマウントアダプタで遊ぶ

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PCfan などに連載を持つ澤村 徹氏(というか個人的には GR DIGITAL や Leica M8 をひたすらカスタマイズする metalmickey 氏、といったほうが馴染みがある)のオールドレンズ本。EOS DIGITAL にマウントアダプタをつけてオールドレンズを楽しもう!という本です。

私も既に M42、Y/C マウントアダプタを使っていますが、その他のレンズに関する知識がないので、勉強になりました。実際に自分で使うことを考えると、レンズの入手性やマウントアダプタの価格から、やっぱり M42 か Y/C に落ち着くと思いますが・・・。
でも沼を超えて「M42 星雲」とすら呼ばれる M42 マウントの世界はやっぱり広いですねー。特に東独やロシアレンズがおもしろそうです。Y/C だと事実上 EOS でしか使えないので、今度非互換レンズを買うときがあれば M42 マウントのものを買ってαでも使ってみたいと思っています。ツァイス信者としては、やっぱり狙い目は Carl Zeiss Jena のレンズかなあ。MC Flektogon や MC Sonnar あたりは、かなり惹かれます。あと、使用頻度が低い割に高価な魚眼レンズなんかは、ロシアレンズで安くあげるという手もありそう。

ということで、銀塩ボディに続きレンズも深い沼にハマりつつある最近の私(;´Д`)ヾ。

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