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2008/07/10 (Thu.)

ウェブ進化論/ウェブ時代をゆく

ワーたんが繰り返し勧めるので、読んでみました。

梅田 望夫 / ウェブ進化論 ――本当の大変化はこれから始まる

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梅田 望夫 / ウェブ時代をゆく ――いかに働き、いかに学ぶか

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正直言って、この本(『ウェブ進化論』のほう)は、当時流行っていた「Web 2.0 本」の類だろうと思って食わず嫌いしてました。どうせ Google とか Ajax とかの事例を並べて持ち上げた本だろうと。でも、実際は書き手なりの真摯な想いの込められた良書だと想います。

連作っぽくなっていますが、『ウェブ進化論』は 2006 年当時の Web の世界の状況を、単なるテクノロジーとかビジネスチャンス切り口ではなく、その先端を生きる人の観点でまとめた技術・企業論。『ウェブ時代をゆく』は、前作を受けてそんな時代を「個性」として生きる生き方を説いた職業・人生論。ベースは共通ながら、論調は大きく違います。

内容としては Google のビジネスモデルやインターネット的な企業姿勢を大きくフィーチャーしていますが、読み方によっては最近流行りの「Google 礼賛」と取れなくもないのがちょっと残念なところ。まあ、信じるネットの未来を「インターネット神」という絶対的なものとして捉えるか、インターネット自体を「そこに繋がる人々の思惟の集合体」と捉えて「インターネットの意志=人類の総体的/潜在的な意志」として考えるか、という立場の違いだけという気もしますが。Google も企業である以上、そして巨大な組織になってしまった以上、少なくとも創業者が去った後の企業姿勢は保証されていないはずです。
まあ、Google の未来はさておき、私もインターネットとの出会いによって人生を大きく変えられたクチなので、そのインターネット(特に Web 2.0 以後の)が掲げる「オープン化」と「マス・コラボレーション」の波はきっと今以上に大きなうねりとなってリアルの世界をも巻き込み、その先にある「集合知」が全ての人々にとっての福音になる、と信じています。そういう意味では、根本的な部分でおそらく私は梅田望夫氏に近い価値観を持っているのだと思います。私自身、大学生から社会人になるまでの時間をインターネットの成長と共にしてきたので、『ウェブ進化論』の内容はあらかじめ知っていたことのほうが多かったですが、『ウェブ時代をゆく』の考え方には共感するところが多くありました。

この 2 冊の書物で書かれている「Web の進化」というのは、究極の形を考えるとそれはある種「人類の種としての進化」を意味するのではないかと思います。こういうことを言うと何だか宗教じみてますが、個々の人間の知がそれぞれ一つのシナプスとなって互いに結合し、全体として大きな「知性」というべき集合知を形成する、というのが、「Web の進化」の究極の到達点なのではないかと。
私もネットに繋がったこの十数年の間に、こうやって何人もの人と知を共有するだけでなく、心を通わせられたと感じることが何度もありました。それはまるで脳味噌にケーブルを挿して直接ネットに接続する感覚、あるいは精神が肉体を離れてネットの海の中を泳ぎ回る感覚に近い。極論すると、「Web の進化」とはヒトの革新にも繋がっていく話ではないかと考えています。

ちょっと話が大きく飛躍したので、元に戻します。

でも、こういう想像が生まれ、『ウェブ進化論』がもてはやされた理由は、インターネットの魅力に取り憑かれた人々が、オプティミスティックにその可能性を信じ、そのような未来が訪れる「願望」を抱いたからだろうと思います。生まれつきの境遇など何も関係なく平等なスタートラインに立ち、その気さえあれば自分で自分をどんどん高めていくことができる。先入観や政治的なしがらみを離れて対等なコミュニケーションができる。
現実の社会に当てはめてみると、そういう願望は資本主義経済の原理や企業の体面や「モラル」といったある種脊髄反射的な防衛本能によって却下、もしくは否定されるのが現代の(少なくとも日本的社会の)壁ではありますが、インターネットの可能性はそれすら超えられるんじゃないかというオプティミズムを、それを信じる者に与えてくれる気がします。

転職して今の仕事に就くことを決めたときから、この仕事には(正直、やり甲斐を感じてはいるものの)おそらく骨を埋めることはないんだろうな、自分の区切りがつくところまでやったらネット上の「形のないもの」をつくる仕事、もしくは社内にそういう役割があればそこに移るんじゃないかな、ということを頭の片隅で考え続けています。でも、だからこそ、ネットの「あちら側」(この blog で表現する上では「こちら側」なのだろうけど、『ウェブ進化論』と表現を合わせてあえて「あちら側」)と「こちら側」(同じく、ここから見れば「あちら側」)の距離を縮めることが、今の仕事における自分のミッションだと思っています。そうしなければ、旧世代の企業はおそらく、Web 2.0 の先に来るべき時代を受け止めることができないだろうから。
ただ、それはものすごく骨の折れる作業で、自分の気持ちさえあればどんどん独りで先に進んでいくことができる「あちら側」に、ともすると逃げ込みたくなります。でも、仕事を離れてでも私に共感し、力を合わせようとしてくれる人が近くに一人でもいる限り、諦めずにやってやろう、と思えるのも、その同志がおそらくネットの可能性をオプティミスティックに信じているからなんじゃないかと思います。

組織だって人が作るもの。あまりそれに縛られずに、自分が正しいと信じることをやっていけば、(管理職の見る目が間違っていなければ)組織は後からついてくる。私も諦めずにやってみようと思います。

投稿者 B : 23:59 | Book | Business | コメント (1) | トラックバック

2008/07/04 (Fri.)

終戦のローレライ

4 月に読み始めたこの小説、ようやく読破しました。

福井 晴敏 / 終戦のローレライ (1)
福井 晴敏 / 終戦のローレライ (2)
福井 晴敏 / 終戦のローレライ (3)
福井 晴敏 / 終戦のローレライ (4)

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今まで読んだ福井作品の中でも最も長い作品です。でも、その分読み応えはありました。自分自身がどうしても文章を子細かつ冗長に書いてしまうタチなので、こういう作風には理解があるというか(笑。

映画の予告であらすじというか大まかな設定は知っていたので、「ローレライ・システム」というある種トンデモな設定ってどうなの、とちょっと不安ではありましたが、実際に読んでみたらとんでもない、面白いじゃないですか。前半はあまりストーリーの進展がないのですすみも遅かったですが、後半は一気に読んでしまいました。

太平洋戦争終結の間際、超能力を身につけた少女とドイツから持ち込まれたローレライ・システム、潜水艦《伊 507》が「第三の原子爆弾」を止めるために戦う、というストーリーだけ見ると明らかに B 級ですが、物語にリアリティを持たせる精緻な描写(まあ、ローレライ・システムだけはどんなに設定をつけても無理がある話ではありますが)と人間の描き方でここまで壮大な物語に作り上げてしまうか、と驚嘆させられる小説でした。背信や艦の乗っ取り、残酷とも言える極限状態や死の描写、主人公と対役以外はほぼ全員が死んでしまうクライマックスなど、福井作品らしい展開が満載で、この作品を読んだら『亡国のイージス』も『月に繭 地には果実』も読まなくても良いかも(笑。

太平洋戦争が舞台なだけあって、物語の中から現代の日本を透視させるような書き方になっているせいか、もしかしたら終章は蛇足だったのではないかと思います。彼らのその後は、読者の想像の中で決着させておいても良かったような(まあ、登場人物に何かしらの「救い」を与えてあげるのが福井晴敏の優しさだと思うので、これはこれで良いんですが)。
誰も責任を取ることをしようとしない、日本という国の社会・組織論とか、やはり日本的な組織のあり方では、「カイゼン」はできても無から有を生み出すような真似はできないんだろうとか、でもそれも旧来のムラ社会に明治維新以降のシステムだけの資本主義と民主主義、押しつけられた非戦が混ざり合って培われてしまった精神性なのだろうとか、最近自分が日々痛感させられている日本社会の負の側面が嫌でものしかかってくるような気がしました。
でも、この作品を通じて、良くも悪くも私の中の戦争観がちょっとだけ変わったような気がします。あと、何かに命を懸けることの意味とか。読むのにけっこう体力が要る作品でしたが、読んで良かったかな。

ただ、日本で映画化されたこれの DVD を観るのは、ちょっと怖いですね(;´Д`)ヾ。

投稿者 B : 01:15 | Book | Novel | コメント (0) | トラックバック

2008/06/27 (Fri.)

しおんの王

安藤 慈朗 / しおんの王 (8)

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去年の秋~今年の春にかけてフジテレビの深夜枠で放送されていたのを、EPG で見つけてふと観てしまったアニメの原作(笑。全 8 巻完結ということで、一気に読んでしまいました。

最初は『ヒカルの碁』の女の子・将棋版かなあと軽い気持ちで見始めて、ある意味当たっていたものの、別に平安時代の棋士の幽霊は出てこないし、将棋漫画というよりは半分サスペンス漫画で、タイトルだけに惹かれて中身にあまり期待していなかった分(ぉ)意外と面白かったです。クライマックスで明らかになる真犯人の動機については、ちょっと理解不能な部分があるけど・・・。原作のかとりまさるって誰かと思ったら、元女流棋士の林葉直子なんですね。

アニメの方は作画にバラツキがあってちょっとしんどい回もありましたが、声優陣が川澄綾子(『のだめカンタービレ』の野田恵)、朴ろ《王路》美(『∀ガンダム』のロラン・セアック/『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック)、中尾隆聖(『ドラゴンボールZ』のフリーザ/『にこにこぷん』のぽろり/『それいけ!アンパンマン』のばいきんまん)、とどめに郷田ほづみ(『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ)は最重要キャラの役兼音響監督(笑)という豪華キャスト。っていうか声優陣の過去作品を並べるとこのアニメがどんな作品なのかよく分からなくなりますが(ぉ。

どちらかというとマイナーな作品ではありますが、漫画・アニメともにけっこう楽しめました。

投稿者 B : 21:27 | Book | Comic | コメント (0) | トラックバック

2008/06/06 (Fri.)

Web コミュニティでいちばん大切なこと。

最近どうも、あがいている割に仕事が思ったような方向に進まなくて、悶々としてます。一歩一歩前進している感はあるんですが、もう少しドライブしてほしい。自分なりに何かブレイクスルーしたくて、代償行為じゃないけど本を読み漁ってます。本当はこういうときこそどんどんアウトプットしていった方が良いのかもしれませんが、まずは自分の中にいろんな経験を取りこんでいってレベルアップしたい、と思うのは性格なのでしょうか。そういう意味では、書物というのは他人の経験を手っ取り早く疑似体験して自分のものにできる、良いツールなんだと思います。

古川 健介 ほか / Web コミュニティでいちばん大切なこと。 CGM ビジネス"成功請負人"たちの考え方

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この本もそんな思いで読んでみたものの一つ。最近、Web コミュニティに再び積極的に関わりたい(SNS をやってお金にしたい、というわけじゃなく、そこに集まってくる人の力を前向きな方向で活かしたい)と感じている私にとって、興味を惹くタイトルだったので、手に取ってみました。
Web コミュニティビジネスで成功事例をもつ 8 人の著者が各々のテーマで論旨を展開する本です。ジャンルやステージの異なる 8 人がそれぞれの内容を発表し、全体として一つのテーマをなしているという意味では、本を読むというよりはカンファレンスに参加して有料セミナーを受講してきたような気分になります。「コミュニティ」と一口に言ってもさまざまな形態があるので、私には興味がないカテゴリやそれってどうなの?と思う部分も確かにありましたが、chapter 3 あたりまでは私もかなり共感できる内容でした。
私も Web の世界に足を踏み入れてもう 12 年になりますし、コミュニティ的サイトを運営した経験もあるので、特に新規性のある話はさほど多くありませんでしたが、いくつかの気づきと他人に説明/説得するための材料をもらえた気がします。ビジネス本の受け売りをするつもりはありませんが、ハードルを越えるためのヒントにはなったかな。

ビジネス/ライフワーク/趣味のどれであっても、「Web 上で人が集まって何かする」何らかの仕組みに関わっている人なら一読して損はない書物だと思います。

投稿者 B : 00:27 | Book | Business | コメント (0) | トラックバック

2008/05/31 (Sat.)

孫子の兵法 ―ライバルに勝つ知恵と戦略

守屋 洋 / 孫子の兵法 ―ライバルに勝つ知恵と戦略

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「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」などで知られる孫子(孫武)の兵法書、の解説書。二千年以上も前に書かれた兵法ながら、現代にも通じる示唆が多く含まれています。といっても現代の日本ではそうそう戦う機会はないので、主にビジネスの場でということになりますが。
いかに戦いに勝つか(というより「負けないか」)、ということをとにかく冷静に分析して書かれた兵法ですね。また、この兵法から転用されている言葉や故事があまりにも多いため、さらっと読んだだけでは「当たり前のこと」が多くて一般教養の復習としか感じないかもしれませんが、視点を変えて自分の仕事や生き方の書として捉えると、学ぶべきものを確かに多く感じます。この本はそんな『孫子』の原文を紹介し、背景を解説しながら現代にどう活かすか、を説いた本で、原文じゃさすがに読めない『孫子』の考え方を簡単に身につけさせてくれる良書だと思います。ほんの¥500 で買えてしまう文庫なので、興味がある方は是非。

投稿者 B : 21:13 | Book | Business | コメント (0) | トラックバック

2008/05/07 (Wed.)

そんなんじゃクチコミしないよ。

ビジネス書というか、ライフワークの参考書というか。

河野 武 / そんなんじゃクチコミしないよ。 ネットだけでブームは作れない!新ネットマーケティング読本

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なんか、いろんな意味で先日読んだ『その 1 人が 30 万人を動かす! 影響力を味方につけるインフルエンサー・マーケティング』とは対極にあるような本ですが、読み込んでみると同じことを正反対のアプローチで書いているだけだというのがよく分かります。要はネットを使ったクチコミって可能性はあるけれど、広報や広告などの認知プロセスと組み合わせた設計がちゃんとなされてなければ意味がなくて、なおかつ当初リーチできるセグメントも限られる(そもそもがイノベーター~インフルエンサーを中心にクチコミを広げていくためのものなんだから、そりゃそうだ)ということ。現実には、クチコミは未だにマス広告に代わる低コストなメディアか、認知アップの魔法かのような誤解がなかなか解けない部分があるのですが、偉い人にはそれがわからんのですよ。実際にアウトライン描いてみたら意外と工数がかかることが分かって尻込みされる、なんてことも少なくないし。でもそれこそ工数かけずにクチコミを起こす魔法なんてないんだから、というのがホンネだったり。

「クチコミ」って言うけど別に新しい分野でも何でもなくて、ツールとしてインターネットが使われるようになっただけで本当はずっと昔からある考え方に過ぎないわけで。こういう本を読めば読むほど「マーケティングのキソ」を改めて教わっているような気がしてなりません。ネットを媒介に One to One を改めて考える、というのはもう 2000 年頃から普通にある概念だし。でも実はそれがなかなか理解されないのは、ちょうど最近この方面がもてはやされているからなんですかね。

個人的には、こっち方面を学び&経験すればするほど CGM や WOM といったメディアをプロモーションツールとしてではなく CR/CS やフィードバックのためのツールとして活用すべきでは、という思いを強くするんですが、これもまた直接売上を伸ばすものではないというのがサラリーマン的にはつらいところ。本書にもありますが、一般的に企業の評価基準が半年~一年単位というのも、時間がかかる「クチコミ」を相手にする上では悩ましいですね。対象とする市場規模や社内コンセンサスの取りやすさ、という意味でもこういう分野はベンチャー企業のほうが手がけやすいんだろうなあ、と思います。

WOM メディアの目指すべきところや「身の丈」を知り、無謀なプランに陥らないようにする、という部分をきちんと押さえつつ、その上でクチコミの可能性を信じる、という意味では、本書は非常に良い文献だと思います。smashmedia の中の人が書いている blog を再編集した書物なので非常に読みやすい(文体や内容という意味だけでなく、blog の該当エントリーを拾って読むよりはるかに整理されているという意味でも)という点も○。たぶんこの分野に(仕事としてでなくても)多少なりとも携わった経験がなければ実感として理解するのは難しいかもしれませんが、この分野を仕事にするなら『その 1 人が 30 万人を~』の次に読んでおくべき良書だと思います。

投稿者 B : 00:15 | Book | Business | コメント (0) | トラックバック

2008/05/01 (Thu.)

機動戦士ガンダム UC (4) パラオ攻略戦 特装版

最近ハマッている福井作品の新刊が出たので購入。

福井 晴敏 / 機動戦士ガンダム UC (4) パラオ攻略戦 特装版

私が福井作品にハマるきっかけになった UC の最新巻です。通常版ではなく、オマケプラモつきの「特装版」。
物語は徐々に核心に迫りつつあり、「えーこのキャラってこういう設定だったの-!」的なサプライズもありながら、どんどん読ませる福井節は健在。タイトルからしてそうですが、宇宙世紀の各シリーズとのリンクがちゃんと張り巡らされているので、宇宙世紀ファンにはたまらない内容といえると思います。かつ、他の福井作品を読んでいればニヤリとする設定も多く、そっち方面からのファンでも満足できる内容と言えるでしょう。あと、各キャラのセリフ回しは明らかにトミノ節を意識してますね。

で、これ、物語には確かに面白いんですが、なんか今回からいきなり挿絵が変わってるんですけど(;´Д`)ヾ。知らない間に安彦良和氏が降板していたらしい・・・正直言って安彦キャラをきっかけにこの作品に入った身としては、(小説自体の面白さはともかく)挿絵が違うと魅力半減なんですけど・・・。今後は挿絵は今の人で、安彦氏は表紙だけ担当になるみたいですが、むしろこれなら挿絵なしのほうが良いような。

オマケプラモも組み立ててみました。あくまでオマケはオマケなので、10 分もあれば組めてしまうものでしたが。

MG ユニコーンに装備できるビームガトリングガンのプラモです。今作にゲスト的に登場する武器ですが、重装感が出てかっこいいですね。ビーム兵器でガトリングガンタイプである必要性がイマイチ分からないんですが(ぉ、見た目のゴツさ的にはシールドよりも気に入ったかも。

投稿者 B : 23:54 | Book | GUNPLA | Hobby | Novel | コメント (0) | トラックバック

2008/04/19 (Sat.)

文庫版 ストーンオーシャン

荒木 飛呂彦 / ジョジョの奇妙な冒険(文庫) (40):Part6 「ストーンオーシャン」 (1)

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『倫』(ethics)――(1) 人の示すべき道 (2) なかま

第 6 部の文庫版刊行がスタート。私は高校卒業のタイミングで週刊少年ジャンプを読むのをやめてしまった(大学のときもサークルの部室にあったのをたまに読んでたけど)ので、ジョジョは第 5 部の序盤までしかリアルタイムで読んでません。でも、第 6 部は承太郎の娘が主人公ということで、読んでみたかったシリーズ。

舞台は主人公・空条徐倫が無罪の罪で投獄された刑務所(現時点で私は物語の結末を知らないので、最後までここが舞台となるかは不明)。『ジョジョ』というと第 2 部や第 3 部に代表される冒険とアクションのイメージが強いですが、第 4 部と第 6 部は限られた空間が舞台となっており、広い意味での「密室劇」と言えます。個人的に昔から密室劇が好きなので、この第 6 部の設定も好み。特に刑務所は誰が信頼できるか分からず、脱出も困難という場所なので、緊張感という意味ではこの上ないシチュエーションです。『ジョジョ』は第 5 部以降キャラクターの個性が(それまでのシリーズに比べて)薄くなっている印象がありますが、舞台設定がそれを補完してくれそうな予感。

投稿者 B : 23:34 | Book | Comic | コメント (2) | トラックバック

2008/04/13 (Sun.)

家を買いたくなったら

長谷川 高 / 家を買いたくなったら

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2~3 年後を目標に家(戸建てかマンションかは未定)を買おうかな、とぼんやり考え始めたところで、書店で読みやすそうな本を見つけたので、買ってみました。不動産購入というと大きなお金のやりとりとか、最近だとマンションの構造計算とか、いろいろ面倒そうなことが多くて考えるのを避けてきたんですが、少しずつ勉強しておかないと。
この本は別に条件の良い物件を格安で購入するハウツー本、みたいなキャッチーだけど怪しげな内容というわけではなくて、どうやったら自分の人生にフィットした不動産を納得する形で購入できるか、そのためには何をしたら良いか、ということを教えてくれる本です。平易な言葉で書かれているため、2 時間もあれば読めてしまいますが、納得感は高い。
本格的に購入を考えるにあたってはもう少ししっかりした本を読む必要があるとは思いますが、導入としてはとても良い書だと思います。

投稿者 B : 18:20 | Book | コメント (5) | トラックバック

2008/04/09 (Wed.)

知識デザイン企業

紺野 登 / 知識デザイン企業 ART COMPANY

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昔からモノのデザイン(美装・加飾だけでなく、ユーザビリティとかアフォーダンスとかいった機能に結びつく部分、もっといえばより広いビジネスモデルまで)に興味を持ってきた私としてはちょっと読んでみずにはいられないタイトルの本でした。「iPod の裏はなぜきれいに磨かれているのか」という派手なキャッチコピーがオビに踊っていたのが心配でしたが、本質はもっと深いことを言いたいんだよね?と思い。

冒頭の「日本企業はモノづくりだけに『ひきこもって』いてはいけない」というくだりにものすごく肯けるものを感じたので、どんどん読んでいくつもりでいたんですが、この本ものすごく読みにくいですね・・・。他からの引用がかなり多く、それぞれにほとんど解説もないままどんどん進んでいくので、(私がこの本が想定する読者層ではなく、前提知識がなさすぎるだけかもしれませんが)関連文献を 10 本以上読んで理解していなければ本書の深いところは理解できない、という印象を受けました。

個人的に理解したところと言えば

  • 技術志向や品質改善にみられるような、いわゆる「モノづくり」的アプローチだけでは、企業は今後生き残っていけない

  • 企業はハードからソフト、サービスに至るまでを総合的にデザインし、「エクスペリエンス」として顧客に提供していくことが求められている

  • つまりボトムアップ的なアプローチよりもビジョンある経営者のトップダウン、あるいはナレッジワーカーのコラボレーションによって総体的なエクスペリエンスをデザインすべきだ

  • 企業の価値基準は経済的価値だけでなく美的価値、知識的価値、社会的価値、創造的価値にあり、今後はそれらの価値を重視する企業が支持される
といったところで OK?もしかしたら全然違っているかも。
なんだかインパクトのある言葉だけがどんどん踊っていくような印象で、言いたいこととしては良いと思うけど、本の書き方としてどうかなーと思います。何となく著者が考えていることは分かるような気はするけど、それぞれの意味するところの深いところが分からないので「納得」しながら読めないんですよね。あと、おそらくこの本自体が経営者向けに書かれたものだからだと思うんですが、これを読んで私自身が企業や社会に対して働きかけることができる要素が少ないのも、納得感に欠ける一因なのかも。

表紙のピクトグラムからして、私が知りたいことを分かりやすく書いてくれている本かと期待したんですけどね。求めていたものとは違い、ちょっと残念でした。

投稿者 B : 23:59 | Book | Business | コメント (0) | トラックバック