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2014/10/18 (Sat.)

機動戦士ガンダム UC メカニック&ワールド ep7

機動戦士ガンダム UC メカニック&ワールド ep7

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ep1-3ep4-6 と買ってきた「グレートメカニック DX」誌の別冊ガンダム UC 特集『機動戦士ガンダム UC メカニック&ワールド』。そのラストを飾る ep7 版が発売されたので、さっそく買ってきました。アニメは ep7 でキレイに完結したものの、メカニックや設定考証の側面から最後の一滴まで楽しみ尽くすには、このムックは欠かせないわけですよ。

これまでのムック化が ep1-3、ep4-6 という塊だったので、いくら尺が長いとはいえ ep7 一本で一冊作るのは難しくないか、と思っていましたが、十分に読み応えのあるボリュームでした。ep7 の目玉 MS であるネオ・ジオングをはじめとして、フルアーマー・ユニコーンやバンシィ・ノルン関連の追加設定、それに ep7 で登場したゲスト MS(これもグスタフ・カールとゼータプラスにはじまり、シュツルム・ガルスやズサ、バウにシルヴァ・バレト...といろいろありました)など盛り沢山。とはいえ掲載している MS の数自体は従来より少ないので、その分それぞれの MS について丁寧に解説されているのが逆に嬉しかったり。

物語が完結した後ということでネタバレを恐れず語れるようになったからか、製作陣のインタビューも充実。特にストーリーの福井晴敏氏、監督の古橋一浩氏、作画監督の玄馬宣彦氏の三巨頭のインタビューが揃っていて読み応えがあります。それぞれの話を知ることで、細かな演出の意図をより深く知ることができ、今まで気がついていなかった部分もふまえてもう一度観返したくなりました。特に、クライマックスが満月になるように全体のタイムラインを調整した...という設定考証の小倉氏の話には震えるものがありましたね...。
全体的に、製作サイドのこだわりや思い入れが強く滲み出たシリーズでしたが、オールドファンを歓喜させた MS のアクションシーンの完成度は作監の玄馬氏のこだわりによるところが大きいとのこと。玄馬氏のこだわりはこれまでもスタッフへのインタビュー等で「玄馬大戦」と呼ばれてきましたが(笑)、福井氏や古橋監督まで納得して任せさせてしまう玄馬氏のこだわりがなければ、UC の世界観はなかったと言っても過言ではないでしょう。いっぽうで UC をマニアのための作品にしないためにそこのバランスに気を遣っていた、という福井氏の話も印象的でした。

サンライズ的には、ガンダムシリーズとしてはもう『G のレコンギスタ』とアニメ版『THE ORIGIN』に主軸が移っているため、UC 関連のコンテンツはこのムックがほぼ最後でしょうか。UC にどっぷり浸かった身としてはちょっと寂しくはありますが、このムックを読んで、改めて ep1 から順番に観返したくなりました。

投稿者 B : 22:07 | Book | コメント (0) | トラックバック

2014/10/14 (Tue.)

ススキノ・ハーフボイルド

東 直己 / ススキノ・ハーフボイルド

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駆けてきた少女』がどうにも不完全燃焼な終わり方だったので、関連作品である本作も読んでみました。とはいえまだ電子化されておらず、一方で紙版は絶版状態だったので、図書館で借りて読了。

本作の主人公は『駆けてきた少女』にちょっとだけ登場した、少女の同級生である松井省吾という少年。ススキノのホステスを恋人に持つ、頭のいい・だけど世の中をどこか斜めに見たところのある高校三年生です。受験生、それもまだ未成年でありながらススキノで飲み歩く日常...というのはやや現実離れしていますが、そこは創作の世界。この少年の視点で『駆けてきた少女』の事件の反対側の側面を描く、ススキノ探偵シリーズの派生とも言える作品になっています。

この松井省吾君のキャラクター設定が、どこか若い頃の「俺」そのもの。作者が同じだからバックグラウンドが似てしまうのは仕方ないですが、どちらかというと「俺」が四十路半ばのおっさんになってしまったが故に、二十代の頃の「俺」的なキャラクターとして社会の不条理に対峙させたかったんじゃないかなあ、という気がします。「俺」の若い頃と違う点と言えば、「俺」ほど酒に強くないところ(それでも高校生としてはかなり酒に強いほうだ)、「俺」よりもさらにひねくれた視点をもっているところ、それに「俺」と同じようにハッタリをかますくせに喧嘩はからきし弱いというところ。まさに「ハーフボイルド」なのが、大人の目線から見ると危なっかしくもあり、それが本作におけるスリルを生み出しています。

事件の顛末は『駆けてきた少女』で知っているので、では『駆けてきた少女』で省略されてしまった物語の経緯のほうに焦点が移るわけです。黒幕は『駆けてきた少女』にも登場した女子高生・柏木であることは間違いないんですが、ラストのどんでん返しはハッキリ言って予想外。事件のカギを誰が握っていたか、が最後の最後で明らかになり、その可能性は完全に見落としてたわー!と推理小説好きとしては負けた気分です(´・ω・`)。ススキノ探偵シリーズにしてもそうですが、完全に一人称で語られる物語のカラクリに嵌まった格好になりました。一人称視点と言えば、ススキノ探偵シリーズで表現される「俺」と客観的に見られる「便利屋」でこうも印象が変わるのか、というのはなかなか新鮮な体験でしたね。だからこそ、完全に松井省吾視点で語られるこの物語には、それ故の見落としがある...ということに、途中で気がつくべきでした。

両作を読んで感じたのは、北海道警察と北海道日報の腐敗事件(物語の中の話です)は、社会の構造悪であり、個人がどうこう足掻いたところで大勢に影響を与えることはできない、という東直己氏自身の諦観と、それ自体に対する憤りが噴出した作品である、ということです。話は面白いんだけど、オチが自分の手の届かないところで(あるいは、誰かの掌の上で)勝手に完結してしまっているので、結果的に作者の愚痴に付き合わされている感があります。もうちょっと物語としてまとめてほしかったよなあ...とは思いますが、これも社会悪に対する怒りの発露の一つの形なんでしょうね。
ま、私は私で懲りずにこのまま三部作の最後の一つも読んじゃうんですけどね(ぉ。

投稿者 B : 23:59 | Book | Novel | コメント (0) | トラックバック

2014/10/07 (Tue.)

駆けてきた少女

東 直己 / 駆けてきた少女

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先日再開した「ススキノ探偵シリーズ」の電子版を読み進めています。

本作は『探偵は吹雪の果てに』の 2 年後、「俺」は既に 47 歳になっています。私とはどんどん歳が離れていき、「最近のススキノの雰囲気や若者の風潮」に共感できなくなってきている「俺」にも少しずつ共感できない部分が増えてきています。偏屈なおじさんになっちゃったなあ、というか、偏屈をこじらせたまま歳を取るとこうなっちゃうんだろうなあ...という痛々しさがあります。ま、それでも独特の正義感に基づいて弱者を救おうとする姿には、共感が持てますが。

本作のストーリーは今までの作品とはちょっと毛色が違っています。今までは、自分の周囲にいる人間を助けるために行動し、対峙する悪もせいぜい数人レベルだったものが、今回は北海道警察や新聞社の腐敗という社会悪が相手。今までの「ススキノ探偵シリーズ」とはずいぶんテーマ性が変わってきたなと思ったら、これは 2003 年に実際にあった北海道警裏金事件をモチーフに書かれた作品のようですね。なるほど、やけに批判めいた言い回しが多いと思ったら、著者自身の怒りが投映されたものでしたか。
ちなみに私は 2003 年の夏から秋にかけてススキノ周辺で働いていたので、まさにこの作品の舞台になったススキノにいたことになります。まあ当時はプロジェクトルームに軟禁状態だったし、事件が明るみに出る直前くらいに東京に戻ったので、この事件自体を今まで知りませんでしたが...。

ストーリーは今までの作品に比べて幅が広く、登場人物も多いので、前半はかなり引き込まれて読んでしまいました。が、それぞれの登場人物の話の繋がりが見えにくく、最後まで繋がりきらないまま、いきなり尻切れトンボ的に物語が終わってしまいます。何この消化不良感。そりゃないよ...。
と思っていたら、この作品は単体で完結する話ではない、ということのようで。同じ東直己氏の著作である『ススキノ・ハーフボイルド』『熾火』との三部作で完結する作品だそうです。そりゃあ中途半端なわけだ。いくら「俺」といえど社会悪に一人ないし数人で対峙できるわけがないし、世の中で起きていることの全容を把握できるわけでもない...ということを、それぞれの物語の視点で描くことによりおそらく表現しようとしている、ということでしょう。確かに「自分の知らないところで物事が動いている」ということは人生においてよくあること。でも、単体の物語としてみたときに、この自分だけ置いてかれた感はどうすりゃいいの、ここまで話に付き合ったのに。

というわけで、この続きの話も読んでみることにします。ただ、残りの二作は電子化されていないんですよねえ。

投稿者 B : 23:10 | Book | Novel | コメント (0) | トラックバック

2014/09/29 (Mon.)

探偵は吹雪の果てに

しばらく止まっちゃってましたが、「ススキノ探偵シリーズ」の読書を再開しました。

東 直己 / 探偵は吹雪の果てに

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前作にあたる『探偵はひとりぼっち』での驚きのラストを読んで、

人生最大の変化を経て、自作の「俺」がどう変わっていくのか、続きが早く読みたくて仕方がありません。
と書きましたが、本作ではそのオチに対するいきなりのちゃぶ台返しから始まっていて、再び度肝を抜かれました(;´Д`)ヾ。まあ、「俺」の性格からいって家族のあるまともな生活を送れそうにないことは判っていましたが、ここまで潔く設定を切り捨ててくるとは。そりゃ映画もヒロインを固定しない『男はつらいよ』方式を採ってくるわけだわ。 さらには時代設定も一気に 15 年流れていて、「俺」がいきなり四十代半ばのおっさんになっています。向こう見ずな正義漢という性格は変わらないまま、歳だけ食って無理が利かなくなった「俺」。ハードボイルドさよりも中年の悲哀が前面に出てき始めました(笑。

今回のストーリーは、20 年ぶりに再会した、かつて心から愛した恋人からの依頼で、斗己誕(作品オリジナルの架空の地名で、旭川より少し北くらいの設定だと思われる)に住むある人に手紙を渡してほしい、という話から始まります。その場所は少し前に少年犯罪が起き、その犯人とみられる少年は現在も行方不明のままで...というところからストーリーがからまっていくわけですが、今回の話がまた『探偵はひとりぼっち』以上に「俺」がひとりぼっち。相棒の高田は序盤にちょっと出てくるだけだし、あとは途中で桐原(映画では松重豊演じる「相田」を部下にしていたヤクザの組長)が助け船を出してくれるくらいで、斗己誕を舞台におっさんになった「俺」が一人で謎に立ち向かう話になっています。
人の出入りのほとんどない田舎では住人の全てが顔見知りというだけでなく、ほぼ全員が何らかの利害関係で繋がっていて、その利害に波風を立てる余所者は排除される...というのはよくある話です。本作では、その人間関係のすべてがちゃんと伏線になっていて、クライマックスで芋づる式に謎が解けていく、という推理小説のお手本的気持ちよさがありました。最後は例によってなんとも救われない話でしたが、構成の巧みさはここまでのシリーズで随一じゃないでしょうか。そして、ラストシーンは切ない終わり...若気の至りとは違う、歳をとってからのどうにもならない切なさ、ってのも悪くないですね。

期待以上に面白かったので、このまま続きも一気に読んでいきたいところです。でも気になるのは既に続編の製作が決まっているという映画のほう。『2』が『探偵はひとりぼっち』からの映画化だったので、そのまま引き継ぐとこの『吹雪の果てに』が次の原作ということになります。大泉洋がいきなりおっさんになってしまうのか(といっても、ご本人の実年齢は既にこの作品に近づいていますが)、もう少し若い設定のまま本作を映画化するのか、あるいは未映像化の『バーにいる』『消えた少年』のどちらかを引っ張ってくるのか。映画オリジナルストーリーだとしたら、ちょっとやだなあ。

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2014/08/24 (Sun.)

オールドレンズ・ライフ Vol.4

澤村 徹 / オールドレンズ・ライフ Vol.4

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1 年ぶりの発刊となる、澤村 徹さんの『オールドレンズ・ライフ』最新号が発売されました。年に 1 冊ペースでの刊行が続いていて、澤村さんのオールドレンズにかける情熱に感心するとともに、こういうムックが定期的に発売できる市場の熱も実感しますね。

前号のテーマは「オールドレンズ・フルサイズ宣言」でしたが、当時はフルサイズでオールドレンズを堪能できるレンズは実質的に EOS フルサイズ機かライカ M くらいしかなく、Speed Booster のような特殊マウントアダプタを用いて APS-C 機でフルサイズ相当の画角を得る、というほうが現実的だったように思います。それが今は α7 シリーズの登場により、オールドレンズを本来の画角で使える環境がぐっと身近になりました。そういう意味では、時代がこのムック創刊の志にようやく追いついた、と言えるのかもしれません。

今号は大口径オールドレンズ、特に各社のフラッグシップである F1.4 以下のものを中心に取り上げています。とはいえいずれもそうそう手が出る価格帯のレンズではありませんが、別特集として廉価な大口径オールドレンズもまとめられています。特に国産オールドレンズや望遠系レンズでは大口径であっても比較的入手しやすいものが多く、現実的にはこちらのほうが狙い目かも。1980 年のタムロン 300mm F2.8 なんかも取り上げられていて驚きましたが(笑)、超望遠系レンズの被写体は MF だと辛いことが多いので、個人的には 135mm~200mm 級の大口径レンズのほうが良さそうだなと思います。

ボディ側で取り上げられているのは α7 シリーズとニコン Df。α7 シリーズは α7S の登場によってついに Hologon が実用レベルになりました。35mm カメラ用のほぼ全てのレンズが装着できると言って良く、去年の夏までに α7 シリーズが発売されていれば、前号の内容はもっと違ったものになっていたかも。
ニコン F マウントはフランジバックの関係でレンズの選択肢が少なく、ニコンのオールドレンズか M42 マウント、あるいは Y/C やライカ R のマウント改造くらいしかありません。EOS よりも選択肢が限られるわけですが、非 Ai ニッコールレンズが自動絞り/Exif 連動で使えるのがメリットなので、実質的にはニコンのオールドレンズをデジタルで愉しむためのボディ、ということになります。

また、巻末には主要なカメラアクセサリメーカーとマウントアダプタメーカーの特集記事が掲載されています。これがまた、ちゃんとそれぞれのメーカーに取材を実施しての記事という気合いの入りよう。工房の取材や代表へのインタビューなど、それぞれを別途数ページの記事に独立して掘り下げてほしいほどの充実度です。また、マウントアダプタに関しては、各メーカーごとに発売済みのアダプタ一覧表が掲載されているのも実用度高し。

最新のカメラやレンズと違って、オールドレンズはどんどん新しいものが出てくる世界ではありませんが、技術の進歩によって次々に新しい愉しみ方が開発されていく、という状況は非常に興味深いものです。今号は同シリーズの中でも、集大成的な内容の濃さと言って良いでしょう。
私は、MF の単焦点レンズは純粋なオールドレンズよりもむしろコシナの現行フォクトレンダーのコストパフォーマンスの高さに気を取られがちでしたが、これを読んで、久しぶりに中古カメラ屋巡りをしてみたくなりました。

投稿者 B : 20:40 | Book | Camera Mook | コメント (0) | トラックバック

2014/08/23 (Sat.)

愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN XII めぐりあい宇宙編

安彦 良和 / 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN XII -めぐりあい宇宙編-

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「我々は三年待ったのだ!!」

と言いたくなるほどに待たされた、愛蔵版ガンダム THE ORIGIN 完結巻がようやく発売。通常版コミック完結巻の発売からじつに 3 年ですよ。これまで、半年に 1 冊ペースで刊行されてきた愛蔵版ですが、完結巻だけ待てど暮らせど発売されず。まあ、通常なら単行本 2 冊分を 1 巻にまとめているところ、この巻だけボリュームが足りていませんでしたからね。加筆分等、もろもろのネタが揃うタイミングを待ってのリリースとなりました。

本編はコミック通常版で読んだので知っていましたが、やはり大判で、かつカラーページつきで読むとさらに深みが増しますね。演出ひとつとってもアニメとは異なる尺/コマ割の使い方をしていて、安彦先生的に大事にしたかったポイントはどこなのか、というのがよく伝わってきます。クライマックスで、主人公であるはずのアムロよりもむしろシャアとセイラにフォーカスしているあたり、過去編を掘り下げた『THE ORIGIN』ならではなんだろうな、と思います。

足りないページを埋めるコンテンツは予想通り外伝系エピソード。『THE ORIGIN』の前日譚と後日譚をいくつか、既存の刊行物に収録されたものも含めてまとめられています。本編だけで完成された作品なので、これは読まなくても支障ありませんが、これを読むとより理解に深みが出、なおかつ『Ζ』以降へのミッシングリンクが繋がります。特に後日譚のほうは安彦先生自身が気負わずに、自由にキャラクターを動かしてみた遊び心が滲み出ていて、楽しい。

愛蔵版がようやく終わったと思ったら、安彦氏は既にアニメ版『THE ORIGIN』の総監督として活動されています。コミックの連載開始前には病気で入院されていた時期もあるそうですし、年齢も年齢なので、体調にはくれぐれも気をつけつつ、アニメ版『THE ORIGIN』を創り上げていただきたいところです。

投稿者 B : 22:42 | Book | Comic | コメント (0) | トラックバック

2014/07/24 (Thu.)

孤独のグルメ 巡礼ガイド

巡礼ガイド!そういうのもあるのか。

というわけで、さっそく買ってきました。

孤独のグルメ 巡礼ガイド

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ちゃあんと、コミック版(新装版)と同じ判型で作ってあるところが憎いじゃないか。

まあ、Season3 までの聖地は既に巡礼コンプしてしまった私にとっては今さらガイドなんて必要ないぜ!と思っていたら、

た、確かに...(;´Д`)ヾ。

このガイドには、Season1~3 の中で特に人気の高かったお店から中心に、登場店の半分強のお店が取り上げられています。

孤独のグルメ 巡礼ガイド

写真はドラマの映像だけじゃなくて、(全てではないものの)改めてお店に取材をしたと思われる写真がたくさん使われているのが嬉しい。
ところで、Season1 に登場した東長崎の「せきざわ食堂」、最近ついに閉店されてしまったんですね...お疲れさまでした&ごちそうさまでした。

孤独のグルメ 巡礼ガイド

コンテンツはお店の紹介だけでなく、久住さん&松重さんのインタビューも掲載。松重さんのインタビューは先日の「SPA!」からの再掲でしたが、久住さんのは今回新録なのかな。
過去のドラマでの登場店で久住さんが特に気に入っているお店の話とか、それぞれの店主とのエピソードとか、「こどグルっぽい」お店の条件とか、そういうお話。

孤独のグルメ 巡礼ガイド

ファンの反響についてもけっこう言及されていて、やっぱりご本人自ら Twitter や Facebook でファンとの交流を積極的にやっているだけあって、いろいろ見てくれているんだなあ、というのを実感しますね。

孤独のグルメ 巡礼ガイド

あと、ドラマのお店だけでなく、原作に登場したモデル店に触れられているのもポイント。しかも、ここにもちゃんと取材に行っているのがエライ(笑。
漫画とドラマは基本的に別物、というスタンスでありながら、ドラマ側に原作の設定を細かく絡ませているのが本作のマニアックポイントなので(笑、より深く楽しむには原作への理解は欠かせません。

基本的にはこれから行こうと思っている人向けのガイドですが、ひととおり巡礼した後に読むのも、それぞれのお店の味が脳裏に蘇ってくる感じで、これはこれで罪作り。二巡目を巡りたくなってきてしまいます。ああ、腹が減った...。

さあ、次はどの店に、何を入れに行こうか。

投稿者 B : 21:56 | Book | コメント (0) | トラックバック

2014/06/03 (Tue.)

SPA! に『孤独のグルメ』最新作が掲載

「新橋へ ガード下ゆき ナポリタン」

ドラマ『孤独のグルメ Season4』の放送開始まであと 1 ヶ月余りとなりました。それに伴ったクロスメディア展開として、今日発売の週刊 SPA! に原作コミック『孤独のグルメ』の最新作が掲載されています。東大本郷キャンパスの学食が舞台となった前作から約 10 ヶ月ぶり、今回の舞台は:

SPA! 2014 年 6/10 号

有楽町ガード下の韓国料理

なんと有楽町ガード下!

有楽町~新橋へと続く JR ガード下といえば、サラリーマンの飲みの聖地とも言える場所。ある意味、最も「こどグルらしい」場所であるにも関わらず、これまでこの場所が舞台となることはありませんでした。ドラマ Season4 の開始に合わせて、満を持しての登場というわけです。

有楽町ガード下の韓国料理

私もいちサラリーマン、この界隈で飲むことは少なくありません。個人的には、ドイツビールがうまい「JS レネップ」がお気に入り。

でも、今回の登場店は最も飲み屋さんが密集しているこのエリアではありません。このガード下に入り、線路の真下に伸びる薄暗い通路を新橋に向かって歩いて行くと、

有楽町ガード下の韓国料理

...シャッターが並ぶ異様な光景が出現します。
このあたり、よく歩いているのに、ここに足を踏み入れたことはありませんでした。というより、入っていい場所という認識がなかった(汗

ここからさらに歩いたところに、作品のモデルとなったお店が営業しています。

有楽町ガード下の韓国料理

ゴローのこの顔ですよ!(笑

続きは、ぜひ週刊 SPA! 本誌にて(扶桑社の回し者ではありません

孤独のグルメ

本誌にはマンガ以外にも、ドラマに絡めて松重豊さんへのインタビューも掲載されています。

なるほど、Season4 のネクタイはグレードットか(意味深

孤独のグルメ

他には、マンガ・ドラマ両方の登場店で行きたいお店ランキングとか。私はだいたい行ったので、軽く優越感に浸りながら読みました(笑
上位店にはちゃんと取材が入っています。また、『孤独のグルメ』のファンブロガーさん何名かのコメントも掲載されていました。えっとウチには取材依頼来てないんですけど(←

なお、続けて来週号にも最新作がまた掲載されるということなので、忘れずに買おうと思います。

SPA! 2014 年 6/10 号

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投稿者 B : 23:17 | Book | Comic | コメント (0) | トラックバック

2014/04/24 (Thu.)

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

ガンダム UC ep7 の公開が近づいてきましたが、先日『虹にのれなかった男』を読んだら、UC の後のブライト関連の話ってどうなったんだっけ?というのが気になったので、電子版で『閃ハサ』を読んでみました。

富野 由悠季 / 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

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富野氏の小説は『ベルチル』を読んだことがあるんですが、この作品も相変わらず読みづらいですね...。文章が分かりやすい分かりにくいというより、台本のト書きを読まされている感。まあもともと小説家ではないので、文学的なものを求めてはいけないんでしょうが。

ストーリー的にはほぼ全編にわたって宇宙にも上らず、オーストラリア大陸だけで物語が完結してしまうこと、モビルスーツ戦のシーンが少ないこと、そしてガンダムシリーズの中で最も悲惨なラスト、といったあたりで...読後の感想としては、何とも微妙。面白くないわけではありませんが、モヤモヤしてしまいますね。
まあ、先日も書いたとおり、Ζ 以降は自らの手でガンダムを壊そうとし続けてきた富野氏だからこそ、ファーストガンダムの登場人物が出てくる最後の物語をこういう終わりにしたことは、いかにも富野由悠季のやりそうなことね(←富野節)、という気もします。

それにしても、『虹にのれなかった男』を読んだ後では、『UC』の役回りが例外的だっただけで、結局ブライトは最後まで若者をよい方向に導けないまま軍務を終えることになったのだなあ、と思わずにはいられません。

タイミングのいいことに、今度の『ガンダム UC episode 7』では恒例のゲスト MS として、この『閃ハサ』に登場した連邦軍の量産機「グスタフ・カール」が登場するらしいじゃないですか。まだ正式発表ではなくて雑誌の早売りからのリークのようですが、ほかにもゼータプラスも登場するらしいし、これは期待。
まあ『閃ハサ』は『UC』の 9 年後の物語なので、ちょっと時間軸的におかしいというツッコミはありますが。ジェガンの派生機種的な位置づけなので、先行試作というような設定で出てくるんですかね。

ep7 にはもしかしたら他にも『閃ハサ』への繋ぎになるような設定が出てくるかもしれないので、そのへんも注目して鑑賞したいと思います。

投稿者 B : 00:33 | Book | Novel | コメント (0) | トラックバック

2014/03/28 (Fri.)

向う端にすわった男

東 直己 / 向う端にすわった男

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探偵はひとりぼっち』に続いて読了。物語的には前後していますが、あまりそういうことを気にせずに読める短編集になっています。『向こう端にすわった男』『調子のいい奴』『秋の終わり』『自慢の息子』『消える男』の 5 作を収録。
「ススキノ探偵シリーズ」では、主人公の「俺」が関わる事件の合間に、飲み屋のツケを回収したり、強請られて困っている人を助けたり、人捜しをしたり、知り合いのホステスの子どもの面倒を見たり、ゲームセンターでペンゴに興じたり、賭場で日銭を稼いだり、山奥で大麻を栽培したり(ダメだろ(笑))という日常を送っています。この短編集は、ある意味でそういう「俺」の日常であったり、長編にするほどではないちょっとした事件をまとめた作品。どうにも救われないオチ、がこのシリーズに共通する読後感で、本作も基本的にはそういう手触りの短編ばかりですが、悲壮感よりも軽いタッチの作品が多いのが、重い話の続く本シリーズの中にあって、少しホッとさせてくれます。たまには、こういうスタイルの作品もいい。

このシリーズ、個人的には今まで「俺」の行動理由がもうひとつ解らない部分があったのが、実は純粋に正義感や人情という部分に動かされての話なんだなあ、というのが、この短編集を読んでよく解りました。ススキノを愛し、ススキノの街で困っている人がいたら助けずにはいられないのが「俺」であり、同じ気持ちでススキノを見つめ続けているのが東直己という作家なんだろうなあ、ということです。短いエピソードの集まりだけに、そういうエッセンスが凝縮されていて、なかなか良かった。

ううむ、また、ススキノで飲みたくなってきました。

投稿者 B : 00:06 | Book | Novel | コメント (0) | トラックバック