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2018/11/24 (Sat.)

Peak Design DUAL PLATE

Peak Design 製のクイックリリースプレートを買ってみました。

Peak Design / Dual Plate ARCA + RC2 compatible camera plate

Dual Plate

アルカスイス&Manfrotto RC2 両対応のプレートです。同類の製品として先日 Manfrotto の 200PL-PRO を買ったところですが、Peak Design からも出ていたので比較してみたくなって(笑。三脚持って出かけたはいいけどクイックシューを忘れるという事故も案外珍しくないので(;´Д`)ヾ、どちらか片方はカメラバッグに入れっぱなしにしておけば無駄にはなりません。

Dual Plate

Manfrotto の 200PL シリーズプレートによく似た形状のカメラプレートです。200PL-PRO とは違って上面全体がゴム製の滑り止めになっています。
前後のセンター位置が微調整できるようになっているのが 200PL シリーズとは異なる点。

Dual Plate

底面は同社の Capture 付属のカメラプレートとほぼ同形状になっていて、Capture にも取り付けられるようになっています。つまりアルカ・RC2・Capture それぞれに互換性があるということ(Capture のプレート自体がアルカ互換式なわけだから当然ですが)。なんという俺得仕様。

Dual Plate

200PL-PRO と比べると、デュアルプレートのほうが 0.5mm ほど高さがありますが、まあ誤差範囲。逆に重さはデュアルプレートの方が微妙に軽く感じますが、これもまあ誤差範囲です。

Dual Plate

アルカ・RC2 両対応というスペックは同じですが、底面の仕様はだいぶ違います。デュアルプレートは Capture に対応しつつ、同社のアンカー取付用穴が二箇所空いていて、ここにストラップを取り付けることができる便利仕様。対する 200PL-PRO は Capture にもアンカーにも対応しませんが、ネジに手回しノブがついていてカメラへの装着時に道具が不要というメリットがあります(デュアルプレートは六角レンチ or コインが必要)。デュアルプレートはカメラへのつけっぱなしを前提としているようなので、いざというときのためにカメラバッグに忍ばせておくなら 200PL-PRO のほうが使い勝手が良さそうです。

Dual Plate

Peak Design のカメラプレート同士での比較。左から順にアンカーマウント(カメラストラップやアンカー取付用のプレート。クイックシュー機能なし)、スタンダードプレート(Capture/アルカ型対応プレート)、デュアルプレート(Capture/アルカ/RC2 対応プレート)の三種類。アンカーマウントが最もコンパクトですが、Capture ユーザーはスタンダード/デュアルの二択になります。フットプリントの差だけ見ると上位互換であるデュアルプレートつけっぱなしでいいのでは?と思うところですが、

Dual Plate

デュアルプレートはスタンダートに比べると高さが増してしまうのがネック。数字上は 3mm 程度の違いながら、α7 クラスのカメラで 3mm 底が上がってしまうのはちょっと辛い。私は α7 III につけっぱなしにするのはスタンダードプレートの方にしようと思います。デュアルプレートは必要に応じて EOS で使う感じかなあ。

Dual Plate

雲台への取付は、200PL-PRO 同様に RC2 が順方向、アルカスイスが 90° 回転して取り付ける形になります。

200PL-PRO とはもろに競合する製品でどちらを選ぶか悩ましいところですが、Capture システムやアンカーを多用しているならデュアルプレート、そうでないなら手回し対応でちょっとだけ安い 200PL-PRO、といったところでしょうか。

投稿者 B : 22:22 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/13 (Tue.)

カメラのゴム部白化をミューズで解消

レンズのゴム部の白濁化は薬用ミューズで直る?: mono-logue

少し前に Twitter で話題になっていた「カメラのズーム/フォーカスリングのゴム部白化はミューズのウェットティッシュで拭けばきれいになる」という話。そのうち自分でも試してみようと思っていたら先にサイカ先生に記事化されてしまったので(笑)、私も追試してみました。

EF70-200/F4L

私が愛用している EF70-200/F4L はサイカ先生のよりも一世代古い IS なし版。もう十年以上使っていますが、手ブレ補正こそないものの描写の安定性からここ一番では必ず持ち出すレンズです。まあ最近は α7 III+FE 70-200/F4G に出番を奪われがちですけどね。手持ちのレンズ群の中でも最も長く使っているレンズのひとつだけに、ゴムリングの白化はちょっと気になっていました。

アース製薬 / 薬用せっけんミューズ どこでもウェットクロス

薬用せっけんミューズ どこでもウェットクロス

おそらく知らない人はほぼいないであろう「薬用せっけんミューズ」ブランドのウェットティッシュ。近所のドラッグストアを数軒回ってみたら一軒に置いてありましたが、最も内容量の少ない 10 枚入りで ¥188、ってのはちょっと高価い。Amazon だと 40 枚入り×2 パックで ¥400 だったりするので、探す手間も考えれば通販で買うのが良いでしょう。

クロスはけっこう丈夫な素材で、カメラをゴシゴシ拭いてもそう簡単には破れません。

EF70-200/F4L

EF70-200/F4L のビフォー。ときどきメンテナンスしていたこともあって十数年使っているわりにはキレイなんじゃないかと自負してはいますが、それでもリングに刻まれたローレットの凹部に白い汚れのようなものがこびりついているのが分かります。この白いものはブルーミング現象(ブルーム)と呼ばれ、ゴムの成型時に使用された添加剤が表面に浮き出てきて結晶化することで発生すると言われています。このブルーム自体がゴムの皮膜となって劣化を防ぐ効果もあるため、必ずしも悪いものではないようですが、少なくとも美しくはありません。

EF70-200/F4L

ウェットクロスで拭き、表面についた水分を乾燥させたところ。見事にキレイになっています。

単に水拭きしたからキレイになったというわけでもなさそう。推測ですが、ウェットクロスの液体に含まれている界面活性剤(ラウリル硫酸アンモニウム)がブルームの成分を分解除去したということでしょうか。ちなみにこの界面活性剤は主にシャンプーや石鹸の基剤としてつかわれるものらしく、ミューズブランドの製品ならではの効果と言えそう。通常のアルコール/ノンアルコール系のウェットティッシュと比較してみてはいませんが、ここまでの効果は出ないのではないでしょうか(水拭きした分の効果は出るでしょうが)。

SIGMA 50-500OS

続いて私が最もハードに使っているレンズ、シグマの 50-500OS(そろそろ 60-600 Sports あたりに買い換えたい)。
ゴムの凹凸がキヤノンよりも細かいのでパッと見では気付きにくいですが、これもまたゴム部が白化しています。特に普段あまり触らないフォーカスリングの白化がすごい。

SIGMA 50-500OS

ビフォーアフターが判りやすいよう、向かって右半分だけを拭いてみました。どーですかこの差!
まあこのレンズに関してはブルーミングだけでなく砂埃などの細かい汚れもいろいろこびりついていたようで、拭いたらウェットクロスが真っ黒になりました(笑。オフロードレースを撮りに行くと一発でホコリまみれになるんですよね。

今までレンズのゴム部の清掃には使い古しの歯ブラシとかを使っていましたが、もう今後はミューズ一択と言いたいレベルでキレイになっています。

Touit 32/1.8

ちなみにゴムと言えば...と思ってツァイス Touit でも試してみましたが、差が分からない(;´Д`)。
こののっぺりとしたフォーカスリングのゴム、改めて触ってみると他社のレンズよりも軟らかいゴムを採用しているせいか、買って 4~5 年経っている割にブルーミングは発生していません。ゴムの材質の違いと凹凸がないためブルームが出にくい/溜まりにくいのでしょうか。ただこのゴムには白いホコリが付着しやすいので、そういう意味でミューズで清掃は意味があります(ぉ

EF70-200/F4L

さすが薬用石鹸の代名詞、ミューズの力は伊達ではないことが分かりました。カメラ用品ではありませんが、これは蔵 CURA のレンズクリーナーと同じくカメラメンテナンス用品の定番として常備しておきたいところ。そろそろ「大掃除」というキーワードが気になる時期でもありますし、年末に向けて防湿庫の中身のメンテナンスに一ついかがでしょうか。

そういえば定番ブランドのカメラメンテナンス用品としては、ケンコーがレック社との協業で発売している「激落ちくん」もありますが、これは激落ちくんのブランドイメージが強力すぎてレンズのコーティングまで落ちそうで、試すのが躊躇われるんですよね(ぉ。

投稿者 B : 23:50 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/11 (Sun.)

Peak Design ANCHOR LINKS 追加購入

Anchor Links の銀一限定ブルーモデルをもう 1 セット追加で購入しました。

Peak Design / Anchor Links GIN-ICHI Corp. 60th Anniversary Limited Edition

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

手持ちのカメラストラップを何本かアンカー対応にしたかったので、どうせなら限定モデルが残っているうちに買っておこうということで。銀一ダイレクトショップでは速攻完売してしまいましたが、ヨドバシ・ドット・コムではそれなりに潤沢に在庫があるようです。これはもしかすると、私と同じく販路が分からないから直販で買っておこうというユーザーが多かったのでしょうか。

Anchor Links

Anchor Links は EOS 5D Mark III で使っている JETGLIDE 2 を脱着可能にするのに使用しました。ただキヤノン製カメラにつけるならアンカーは赤だよね、ということで青いアンカーは別のカメラに回します。JETGLIDE 2、スライド式ストラップとしては非常に使いやすく、ストラップ部分だけは Peak Design 製品よりも気に入っているくらい。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

結果的にアンカーリンクスヨドバシ・ドット・コムのレビュー欄にはいつもの三人が並ぶことに(笑。ひら P nano も三人お揃いになってしまったし、行動パターンが似すぎるのも考え物ですね...。

投稿者 B : 22:11 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/10 (Sat.)

Yongnuo YN450

超ド変態Androidミラーレス「Yongnuo YN450」、LTE内蔵・キヤノンのレンズを交換可 - すまほん!!

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中国・深センの光学メーカー Yongnuo が EF マウントに対応した Android 搭載カメラ「YN450」を発表しました。

Qualcomm のオクタコア CPU に Android 7.1 Nougat、パナソニック製マイクロフォーサーズセンサを搭載しつつ EF マウント対応。かつインカメラも搭載して自撮りも可能という、言ってみれば「スマホのアウトカメラをレンズ交換式にした」という今までありそうでなかった製品です。超ド変態かどうかはさておき、今まで誰でも思いつきながら実製品としてはあまり例がないという意味でかなりユニークな製品と言えます。

Android 搭載カメラは今までニコン(2012 年)とパナソニック(2014 年)がコンパクトデジカメで、サムスンが 2013 年にレンズ交換式「Galaxy NX」を製品化した経緯はあります。実際に 2012~2014 年頃は若干そういった潮流が感じられたものの、その後のカメラ業界はとりあえずスマホに Wi-Fi/Bluetooth で繋いでその先のネット接続はスマホに任せる方向性で割り切ってしまったようでした。新しい方向性を模索するよりは既存の価値観の中で高付加価値なものを...というのが今年のフルサイズミラーレス全盛の時代に繋がっていると言えます。実際に Android を搭載した各社のカメラは売れたという話をとんと聞きませんし、同時期に非 Android プラットフォームで似たようなことをやろうとした α の PlayMemories Camera Apps もほぼ終息しており、非常に淋しい状況。そんな中でこの YN450 やツァイス ZX1 のような製品が出てきたのは、突然変異的で非常に興味深いものと言えます。

YN450 は Android 当サイトはいえ Google Play ストアに対応するかは不明。ですが、汎用 OS を搭載するということは編集や現像に使えるアプリの選択肢が広いということですし、新しい SNS や写真アップロードサイトにも柔軟に対応しやすいのがメリットです。ツァイス ZX1 の詳細は現時点では明らかにされていませんが(UI からして Android ベースである可能性は高い)、自由にアプリを入れられるわけではなさそうなので Lightroom で現像した後にシェアする先はある程度限定されそう。いずれにしても、最近のカメラが既存のカメラの価値観の中で閉じすぎていて面白くないと感じていた身としては、ものすごく気になるカメラではあります。

個人的に残念なのは YN450 が搭載するセンサが m4/3 である点。まあ本体サイズ的にバランスが良いのは m4/3 でしょうが、EF レンズを APS-C で使うのでさえもったいないのに焦点距離が 2 倍相当になってしまう m4/3 はさすがに扱いづらい。だって EF16-35/F4L をつけたって 32-70mm 相当になるわけで、広角レンズの選択肢が限られすぎます。EF-S10-22mm を標準ズーム相当として使うくらいでちょうど良い感じ。この辺はまあ Yongnuo 自身がキヤノン/ニコンの互換レンズを発売している関係でこうなっているんでしょうねえ...。

実際に発売されたとしても、技適等の関係で日本向けに正式販売されることはあまり期待できないんだろうなあ。とはいえ気になるカメラではあるので、少し動向を追っかけてみようと思います。

投稿者 B : 22:45 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/11/02 (Fri.)

Peak Design ANCHOR LINKS(青)

Peak Design の「Anchor Links」にブルーモデルが限定発売されたということで、1 セット確保しました。

Peak Design / Anchor Links GIN-ICHI Corp. 60th Anniversary Limited Edition

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

映像関連機材の輸入代理店「銀一」の 60 周年を記念した限定モデルという位置づけで、ノーマルモデルでは赤くなっているアンカーのリングパーツを銀一のブランドカラーである青に変更したモデル。銀一別注モデルということで、昨日から日本国内のみで販売されています。
私は別に銀一ブランドにはそこまで思い入れはありませんが(とはいえ Peak Design 以外にもシンクタンクフォト、DOMKE、Foxfire、クランプラーといった取扱ブランドの製品は多数持っているのでお世話にはなっています)、人とは違うブルーのアンカーが欲しくて早速買ってみました。カメラ店や量販店にどの程度流通するか不明だったため、銀一オンラインショップにて直接購入。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

パッケージも専用になっていて、表面の商品カットがちゃんとブルーになっているほか、裏面には銀一からのメッセージがしたためられています。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

商品としては Anchor Links のほうが本体のはずですが、この限定モデルに関して言えば青いアンカーのほうが本体と言って良いでしょう(笑。
赤いアンカーは V3・V4 含めてもう余るほど持っているけど、それでも青が欲しかった。

ちなみに当然ですがこの青いアンカーのバージョンは V4 でした。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

青を買ったのは限定カラーであることもさることながら、先日買ったアッシュカラーの Leash にはブルーのアンカーの方が合うと思ったから。アッシュカラーのストラップには差し色としてブルー系のステッチが入っているので、そこに赤いアンカーをつけると少し色味がゴチャゴチャした感じになってしまうんですよね。個人的には、限定モデルといわずアッシュカラーのストラップには標準でブルーのアンカーを付けてほしいくらい。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

Slide Lite のブラックモデルにつけると、アクセントカラーが青+赤でチグハグになってしまうかと思ったら、ツァイスレンズとの組み合わせは意外に悪くない。ツァイスも黒鏡筒に青ロゴ(ZEISS)+赤文字(T*)ですからね。

最近は Peak Design ユーザーもかなり増え、赤いアンカーを見かけることも増えてきましたが、これなら多少なりともオリジナリティを出せそう。例によって私の周囲にはこれを買う人が多そうなので、仲間内で集まるとかぶりそうですが(笑。

投稿者 B : 21:11 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/10/29 (Mon.)

RX100 III の「次」を考える

RX100 III の調子が悪い件の続き。

今のところ後継(上位)機種に買い換える必要性も感じていないし、本格的に故障したら修理して使い続けるつもりではいますが、もし修理できない or 修理代が高くて買い換えを視野に入れるべき状況に陥ったらどうするか(ちなみにソニーの補修用性能部品保持期間はコンデジの場合製造打ち切り後五年とのことなので、RX100 III が現行品として販売終了してもまだ五年は修理してもらえる可能性が高い。例外もあるでしょうが)。
いざとなったときに焦ると判断を誤りそうなので、もし今買い換えを迫られたらどうするか?をちょっと考えてみました。

RX100 シリーズの中で買い換えるなら現時点では IV がちょうど良さげですが、今さら III→IV への買い換えというのもなんだか面白くない(笑)。それかスペックが近い PowerShot G7 X Mark II だけど、こちらはモデルチェンジが近いという噂もあります。
一方で APS-C 以下のミラーレス機に目を向けると、案外 1inch コンデジを買うよりも安上がりだったりするんですよね。最近はカメラ屋に行ってももっぱらフルサイズ方面しかチェックしていませんでしたが、久しぶりに APS-C 以下の機種をじっくり見てきました。

ソニー / α5100

ソニー SONY ミラーレス一眼 α5100 パワーズームレンズキット E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS付属 ブラック ILCE-5100L-B

α 遣いとしてはまず候補に挙がるのが α5100。α6000 だと通勤カバンに入れるのちょっと厳しいので...。NEX-5R もまだ持ってますが、操作性が今の α とは違いすぎて α7 や RX100 と混在して使うと混乱するんですよね。

α5100、発売当時はあまり気に留めていませんでしたが、AF は少なくとも RX100 III よりは速いし、サイズがちょっと大きくなって EVF がなくなることを除けば代替になりそうな感覚。操作性については「ダイヤルが一個」という点では RX100 と同じだから近い感覚で使えそうですが、Fn ボタンがなくて AF モードや AF エリア、ホワイトバランスをいじりたいときはメニューを辿っていかなくてはならないのが辛い。中級者以上であればまず使うことのない「?」(カメラ内ガイド)ボタンをアサイン変更することはできますが、あと 1~2 個ボタンが欲しい。
せめて NEX-5R のように Fn ボタンがついていれば、コンデジ代替として割り切って使うには十分だったんだけどな。E マウントならレンズはあるからボディだけ買えばいいし。個人的に本当に欲しいのは「イメージセンサとソフトウェアを現行世代相当にアップデートした NEX-5T」なんですが、ソニーはもうそんなものは作ってくれないんだろうなあ。

キヤノン / EOS M100

Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M100 ダブルレンズキット ブラック EOSM100BK-WLK

キヤノンは EOS R は小さく作ることにこだわっていないようですが、EOS M シリーズに関しては(少なくとも今出ている機種は)ミラーレスの中でも小型にこだわっているようで、私は評価しています。EOS M100 はその中でも一番小さいモデル。
モードダイヤルなんてなくて当然というような機種で、ボタン数も α5100 以上に割り切っているようなモデルなので、私の使い方で実用になるとは思っていませんでした。...が、その気になって触ってみるとけっこうイケル。物理ボタンで全ての操作を賄うことはできませんが、「Q」ボタンを押して画面タッチでパラメータを選んでダイヤルを回せば必要な操作は一通りできてしまう。初心者向けで何でもオートで撮らせてしまうカメラだと思っていたけど、操作のコツさえ掴んでしまえば中級者が半マニュアルでも扱えるカメラじゃないですか。こういうところ、さすがは Kiss シリーズでエントリー向け兼中級者のサブ機みたいな需要を満たし続けてきたキヤノンだなあと感じます。

シリーズとしての EOS M については私はレンズラインアップのやる気のなさを全く評価していませんが、今回のように RX100 の代替として考えるのであれば、ダブルレンズキットを買って標準ズーム+EF-M22mm だけでも十分楽しめるかと。このクラスのカメラにアダプタ経由で EF レンズを使う気もありませんし。

ちなみに操作性でいえば EOS M6 あたりのほうが扱いやすいんですが、ここまで大きくなると α6000 を持ち歩くのと大差なくなってしまうので今回は選択肢に入れていません。

パナソニック / LUMIX GF9

Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GF9 ダブルズームレンズキット 標準ズームレンズ/単焦点レンズ付属 シルバー DC-GF9W-S

小型ミラーレスといえばパナも無視できません。GM1 が発売された当初は何度か買いそうになったこともありました(笑。

GM シリーズの系譜は今では GF シリーズとして継続しているようですが、最新機種の GF10/GF90 は一世代前の GF9 のマイナーチェンジに過ぎず、価格差を考えると型落ちの GF9 一択。
これも EOS M100 と同様にボタンやダイヤル数は割り切っていますが、タッチパネルが使えるので EOS M100 と同じく必要最低限のマニュアル操作は可能。ただ今までパナソニック機を使ったことがない身としては、できることが同等であれば UI のお作法にどうも馴染めないパナよりは EOS M100 のほうが扱いやすいかな。また GF9 は写真だとそれなりに高級感がありそうに見えるのに実物の仕上げが安っぽいあたり、どうせ安っぽいなら最初から EOS M100 くらいカジュアルに割り切ってあったほうが好感が持てます。シュッとしたデザインは嫌いじゃないんだけどなー。


そんなわけでこの三択の中なら EOS M100 が最有力かなと思っています。α5100 がせめてタッチ UI 対応なら(タッチパネル搭載だけどタッチフォーカスとタッチシャッターにしか対応していない)結論は違っていたんだろうけどなあ。まあ α5100 は発売から三年半以上モデルチェンジされていない機種だから無理もありませんが。
また、どのメーカーも今やもうフルサイズミラーレスに注力してしまって、APS-C 以下の(しかも小型の)機種に関して今後どの程度続ける気があるのかが不透明なのも不安なんですよね。買ったは良いけどその次の買い換え先がないというのもまた淋しい話。やっぱりできる限り RX100 III で引っ張って、どうしようもなくなったら財布の許す範囲の中で 1inch コンデジに買い換える、が現実的なのかもしれません。

投稿者 B : 22:10 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/10/26 (Fri.)

SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i

ピークデザイン沼から繋がるアルカスイス沼(ぉ)にすっかり嵌まってしまいまして、またしてもクランプを購入しました。

SUNWAYFOTO / クイックリリースクランプ DDC-60i

SUNWAYFOTO DDC-60i

SUNWAYFOTO のアルカスイス型対応クランプです。
先日買った MAC-14 は RC2・アルカスイス型両対応クランプでしたが、この DDC-60i はアルカ型専用。

何故これを買ったかというと...befree は MAC-14 を使って RC2・アルカ型両対応に改造しましたが、私が持っている他の Manfrotto 製雲台をアルカ型対応化するため。ボール雲台 484RC2 はちょっと古いため現行の Manfroto 製品とはボス形状が異なり、befree と同じやり方ではクランプ換装できません。また 3Way 雲台 804RC2 はそもそもクランプ交換できる作りになっていない。であれば、クランプを二段重ねすることで無理矢理アルカ型対応にしてしまえ!というのが今回の目的です。

SUNWAYFOTO DDC-60i

見た目は MAC-14 とほぼ同じ。違いと言えば RC2 クイックシュー用のミゾがあるかどうか、くらい。

やっぱり私はこういう金属のカタマリ感があるものを買うと軽く興奮します(笑。

SUNWAYFOTO DDC-60i

MAC-14 同様にヘキサネジ、六角レンチとキャリングポーチが付属。今回は換装目的ではないのでネジとレンチは使いませんが、逆にキャリングポーチは使うことになります。

SUNWAYFOTO DDC-60i

MAC-14(写真左)と比べると RC2 に対応していない分だけコンパクトになっています。固定用のノブも一回り小さめ。

SUNWAYFOTO DDC-60i

側面から見るとフットプリント以上に厚みの差があることが分かります。また重さも DDC-60i のほうが軽く、付け外し前提で持ち歩くのに向いています。

SUNWAYFOTO DDC-60i

これの使い方は、3/8inch →1/4inch のネジアダプタを使って Manfrotto の RC2 クイックシュー(旧 200PL)に DDC-60i を装着します。こうすることで RC2 雲台をアルカスイス型対応クランプに変換できるというわけ。

SUNWAYFOTO DDC-60i

クランプの二段重ねはあまりスマートではありませんが、RC2・アルカのクイックシュー二刀流になってしまった身としてはこれをカメラバッグに忍ばせておくことで「RC2 の三脚なのにアルカ型シューしか持ってきてない」という事故を未然に防ぐことができます。まあこないだ買った 200PL-PRO をカバンに入れておく、でも良いんですが。
ちなみにこのクランプには「DDC-60L」というノブが長いバージョンもあるようなので、組み合わせる雲台によってはこちらを選んだ方が良いかも。

本当は雲台も最初からアルカスイス対応のものに買い換えたいんですけどね。特に 484RC2 なんかはかなり使い込んでガタが来始めているし。アルカ型対応で品質の良いものというと Gitzo か RRS かという感じだけど、高価いんだよなあ...。

投稿者 B : 22:06 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/10/23 (Tue.)

愛機 RX100 III、不調

発売から四年あまり愛用してきている RX100 III の具合が最近悪いんです。

RX100 III

写真を撮ろうと思って RX100 III の電源を入れたら液晶に黒い影が映っていて「何だこれ?」と思ったら、レンズバリアが開ききっていないじゃないですか。

この状態でもレンズバリアを指でちょっと触れてやるだけでちゃんと開いて撮影可能にはなるし、この症状も再現性 100% ではないもののカメラを斜め下~下に向けたまま起動すると発生することが多い模様。
ググってみたところ RX100 シリーズに限らずレンズバリア式のコンデジで同様の症状が出ている例は少なくないようですね。

RX100 III

よーく見ると、レンズバリア最前面中央部に円弧のような跡がうっすらついているのが判ります。バリア開閉の動線に沿ってついているので、開閉時に何かに干渉しているものと思われます。

RX100 III

また鏡筒の前面パネルをよーく観察すると、中央部が僅かに凹んでいるような。これ最初からこうだったのか使っているうちに凹んできたのか分かりませんが、買ってから四年あまりほぼ毎日通勤カバン等に入れてあちこち持ち歩いているからなあ。キャリングケースに入れていても何かに圧されて歪むことは考えられます。

一応、歪んでいる部分を爪の先で引き起こし、少しでも平らに戻るように処置してみました(笑。
あとはこういう部分に細かい埃が噛んで開閉の邪魔をしている事例もあるようなので、ついでにブロワーで掃除。

RX100 III

その結果症状は多少改善したようで、今のところレンズバリアの引っかかりは発生していません。でもまたいつ再発するか...ソニーストアの長期保証(三年)もさすがに切れちゃっているし、本格的におかしくなったときにどうするか。四年ハードに使った割には、外観含めきれいな状態を保っているほうだとは思うんですけどね。

もし買い換えが必要になったらどうするか。もう RX100 がない生活は考えられないので、修理代が馬鹿にならないレベルになった場合は RX100 シリーズのどれかに買い換えるつもりですが、さすがに本気カメラとして α7 III や EOS を使っている環境下でコンデジに 10 万円は出せません。そうすると RX100 IV あたりが価格とスペックのバランスがちょうどいいところかなあ。タイミング的にはキヤノン G7 X Mark III がそろそろ出てきてもおかしくないので、価格帯がちょうど良ければ乗り換えも視野に入れてもいいんですが。

投稿者 B : 23:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2018/10/20 (Sat.)

Manfrotto RC2・アルカスイス両対応クイックシュー 200PL-PRO

befree 三脚をアルカスイス型対応雲台に変更して一段落したかに思えたピークデザイン沼問題ですが、どうせならこれも試してみようと思って買ってみました。

Manfrotto / 200PL-PRO プレート

Manfrotto 200PL-PRO

Manfrotto のクイックシュー 200PL-PRO です。

Manfrotto のクイックシューと言えば「RC2」規格に対応した 200PL が昔からの定番ですが、この 200PL-PRO はその上位モデルとでも言う位置づけ。パッケージに「RC2 & Arca-Swiss」とあるとおり、RC2 とアルカスイス型の両方に対応したクイックシューです。SUNWAYFOTO MAC-14 は RC2&アルカ型両対応のクランプだったのに対して、こちらは両対応のクイックシュー。

Manfrotto 200PL-PRO

通常の 200PL と寸法はほぼ同じ。いかにも器具然とした 200PL に比べて妙に小洒落たデザインになりました。またゴム製の滑り止めも面積が大幅に減っています。

Manfrotto 200PL-PRO

裏面は 200PL とは全く異なり、200PL と同じ向きで RC2 型シューに、90° 横向きにしてアルカスイス型シューに取り付けられるようになっています。両対応ってどうやっているのかと思ったら、まさにコロンブスの卵的発想。

Manfrotto 200PL-PRO

取り付けネジを手回しするためのノブの形状が変わって 200PL よりも起こしやすくなりました。200PL のノブは本当に固くていつも爪が剥がれそうになりながら起こしてるんですよね(´д`)。これがラクになるだけでも買い換える価値はあるような気はします...。

Manfrotto 200PL-PRO

通常の RC2 型雲台(主に一脚で使っている 484RC2)につけてみました。まあ当たり前だけど普通に使えます。
近年の Manfrotto 製品はかなりデザインに凝ってきているので、一昔前の製品と組み合わせると同じメーカーとは思えないくらい違和感がありますね(笑

Manfrotto 200PL-PRO

SUNWAYFOTO MAC-14 のアルカ型クランプには横向きに装着します。特にグラつくこともなくガッチリ固定。
ちなみに MAC-14 は RC2&アルカ両対応のクランプですが、200PL-PRO は MAC-14 には RC2 では取り付けることができず、アルカ型で取り付ける必要があります。というのは 200PL-PRO と 200PL では底面の溝の形状が異なり、200PL-PRO は MAC-14 の RC2 用溝には合致しないため。まあアルカ式のほうで固定できれば特に問題はありませんが、双方がアクロバティックなやり方で RC2&アルカ両対応にした結果こういうことが起きるというのはなかなか面白い。

とりあえず α7 III 以外のカメラやレンズも befree で使いたいときがあるし、かといって手持ちの三脚・一脚を全部アルカ型に置換するわけにもいかないし、当面の繋ぎとしては 200PL-PRO はいいソリューションじゃないでしょうか。ウチには旧 200PL はたくさんあるけど、少しずつ PRO にリプレースしていこうかと画策中。

投稿者 B : 23:20 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/10/19 (Fri.)

EOS R インプレッション(再)

発売を来週に控えて、量販店で EOS R の先行展示が始まっていますね。私もユーザーイベントではあまりじっくり触れなかったので、改めて触りに行ってきました。

キヤノン / EOS R

EOS R

直接のライバルということもあってニコン Z の近くに展示されていることも多く、つい見比べてしまいます。そこで感じるのはボディの差以上に標準ズームレンズの差。ニコンの 24-70/F4 に対してキヤノンは 24-105/F4 という違いはありますが、沈胴式にしたことも含めてコンパクトさを重視したニコンに対して EOS はかなりレンズの存在感がある。このあたりにフルサイズミラーレスで狙う当面のユーザー層の違いが透けて見えます。

さておき、今回は以前ショールームで撮影 NG だった UI 周りを中心にチェックしていきます。

EOS R

まずは新規追加になった露出モード「フレキシブル AE(Fv)」について。EOS R では専用のモードダイヤルが用意されておらず、MODE ボタン+サブ電子ダイヤルで露出モードを切り替えます。
で、意外だったのがメニューの露出モードの並び。Fv が A+(シーンインテリジェントオート)の真横に置かれています。普通に考えればオート寄りの機能として A+→P(プログラム AE)と並べそうなところが、P よりも前に Fv が並んでいる。まあ Fv モードは P/Tv/Av/M を包括する(シームレスに扱える)モードではありますが、これは完全にカメラ任せで撮る人以外は基本的に Fv 固定で使ってほしいという作り手のアピールなのではないでしょうか。そう考えれば、EOS Kiss M にすら存在したモードダイヤルが EOS R ではなくなっていることにも合点がいきます。

EOS R

Fv モードの操作はサブ電子ダイヤル(右手親指)でパラメータ(シャッタースピード/絞り値/露出補正値/ISO 感度)を選択してメイン電子ダイヤル(右手人差し指)でパラメータを上下させる、という手順。全てを具体値で指定すれば M モード相当として、全てを AUTO 指定すれば P モード相当として使えます。逆に例えばシャッタースピード・絞り値・露出補正値を指定した上で ISO オートでカメラに適正露出を取らせることもできる。フィルム時代は ISO 感度がフィルムによって固定されていてシャッタースピード・絞り値・露出補正値の三すくみだったのが、今や ISO 感度もパラメータの一つにすぎないというデジタル時代ならではの露出の考え方にようやく UI が追いついてきたと言えます。これに慣れると Tv や Av といったモードが古くさく感じてしまいそう。

EOS R

EOS R は操作性のカスタマイズの幅も広く、大半のボタンやダイヤルの機能アサインが変更可能。例えばダイヤルはメイン/サブ電子ダイヤルに加えてレンズ側についているコントロールリングもあり、デフォルトでは ISO 感度設定に割り振られているようです(展示機だから誰かがカスタマイズした状態だった可能性もありますが)。個人的にはレンズ側についているリングは絞り値であれば納得感がありますが(オールドレンズには絞り環があるレンズも珍しくないし)、シャッタースピードや ISO 感度を変更するのにレンズ側をいじるというのはどうにも違和感。
使い勝手なんて半分は慣れだから自分が使いやすいようにカスタマイズすればいいと思いますが、あまり特殊な設定にしてしまうと他のカメラが扱えなくなってしまうので、EOS R(およびその後継/派生機種)と心中するつもりでなければできるだけオーソドックスにしておいたほうが良さそうです。

EOS R

そして問題のマルチファンクションバー。プロの間でも賛否が分かれていると言われている新 UI ですが、これも自分好みにカスタマイズ可能。例えばホワイトバランスを細かく調整できるのは、主にムービーカメラとして EOS R を使うのであれば重宝しそうです。

EOS R

マルチファンクションバーに割り当てられる機能はいろいろありますが、前述の三つのダイヤルにこのマルチファンクションバーを入れると「パラメータを直接いじれるスイッチ」が四つあることになり、ここまで増えると逆に撮影時にこんがらがりそうな気もします。一瞬でも速くパラメーターを変更できないと死んでしまうプロならともかく、多くのユーザーは直接パラメータをいじれるダイヤルは二つくらいで、後の設定要素はボタン or メニュー+ダイヤル操作くらいで十分ではないかと思います。まあ、EOS R でもついているダイヤルを無理に全部使う必要もないわけで、「ついているにこしたことはない」だけかもしれませんが。

EOS R

マルチファンクションバーはボディを握ったときに右手親指にあたる位置に存在しているため、誤動作を防ぐためにデフォルトではオフになっています。オフ状態からバーを二秒長押しで有効化、さらには一秒の長押しで設定画面を表示させることができるなど誤動作防止には万全を期しているようですが、逆に長押し動作が入ることで撮影のテンポを悪化させることにも繋がるわけで、なかなか痛し痒し。そもそもダイヤル相当の機能が最初から三つついていることもあり、このバーはハマる人にはハマるけど駄目な人には全く使われない機能になってしまう可能性もあります。
個人的にはキヤノンらしいチャレンジだとも思いますが、今後ブラッシュアップされて定着化していくかは未知数という印象。

EOS R

店頭展示機ではマウントアダプタ経由で 70-200/F2.8L を試せる状態にもなっていたので、試してみました。まあマウントアダプタ経由での AF は EOS M5 の時点で十分実用的だと感じていたのと同様、少なくとも店頭で静物を撮ってみた限りでは十分使い物になる印象。連写性能があまり高くない(AF 追随時で 5.5 コマ/秒)ためガチのスポーツ撮影には厳しいですが、運動会レベルならそれなりにいけそうではあります。

まあこういうカメラは店頭で触っても把握しきれない部分が多く、現場で使ってみてナンボだと思うので、発売日以降に多くの方のレビューが出てきたら改めてチェックしてみようと思います。

投稿者 B : 22:30 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック