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2019/06/12 (Wed.)

600mm 級の FE レンズ二本、発表

ソニー、G Masterシリーズの超望遠単焦点「FE 600mm F4 GM OSS」 - デジカメ Watch
ソニー、超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」 - デジカメ Watch

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2020 年の東京オリンピックを見据えて、フルサイズ E マウントの 600mm 級望遠レンズが二本まとめて発表されました。600mm F4 GM と 200-600mm F5.6-6.3 G。前者は私には縁のない価格帯だから置いておくとして(泣)、後者は黒バッジの「G」レンズグレードとすることで実売 20 万円台半ば、これならアマチュアフォトグラファーでも手が届かなくはない範囲です。

以前エアレースで α9 を試用しまた先日も α7 III でモトクロス撮影を試してみて、そろそろ本気のスポーツ撮影も十分ミラーレスで行けると感じていたところです。あと α に足りないのは 400mm オーバーの超望遠レンズだけという状況でしたが、今回の二本のレンズでついにその課題も解決。まあ実際のオリンピックでは報道ではやはり EOS-1D 勢がまだ大勢を占めるでしょうが、少しずつ勢力図が変わっていきそうな予感はあります。

私はレンズに 20 万オーバーはそうそう出せないので、シグマの 150-600mm Contemporary にネイティブ E マウント版が出たらスポーツ/野鳥撮影用の EOS 7D2+50-500mm を α7 III+150-600mm に置き換えようかと考えているところです。シグマさん早く、と言いたいところですが、私の被写体の中で最も望遠を必要とするエアレースが今年限りで終わってしまったら、あとは 400mm くらいまであれば十分なんじゃないか?という気もしていて、それはそれで寂しい(´・ω・`)。

投稿者 B : 21:26 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/05/22 (Wed.)

Peak Design がトラベル三脚に参入

私の手元でもジワジワ製品が増殖中な Peak Design が、ついにトラベル三脚のクラウドファンディングを開始し、三脚市場に参入することが明らかになりました。

Travel Tripod by Peak Design by Peak Design -- Kickstarter

三脚の中で近年最も盛り上がっているのがトラベル三脚カテゴリでしょうし、可搬性と三脚としての安定性のバランスをどこでとるかが難しい分野でもあります。それゆえ多くのメーカーから製品が発売されているものの、なかなか決定版と言えるものがなかったのは事実。

私も Manfrotto befree を愛用していますが、三脚としてはかなりコンパクトな部類とはいえ折りたたんでもそれなりに太さがあるので「大きめの通勤鞄に忍ばせて、仕事帰りに撮影に行く」みたいな使い方はさすがに厳しい。四本のパイプ(センターポール含む)を折りたたむ構造上容積効率が悪く、根本的な解決策はないかと思われました。少しでも荷物を減らすためにベルボンの ULTREK シリーズを買おうかと何度か考えたほどです。
しかし最近 Leofoto の LS シリーズのようにセンターポールをなくすことで折りたたみ時の外径を小さくするなど、新しいアプローチが登場してきてもいました。そこにこの Peak Design のトラベル三脚は、三本脚を潰れた六角形のような形状にし、センターポールを細い三角柱にすることで折りたたみ時のデッドスペースをほぼゼロにし、圧倒的な細さを実現しています。これアルミモデルとカーボンモデルがありますが、カーボンをこれだけ折り曲げるのにはそれなりにコストがかかるはず。

耐荷重は 9.1kg とのことですが、これだけ細くて扁平な脚で本当にどこまでの安定性が得られるのかはちょっと心配なところではあります。今まで他社がこのようなタイプの製品を出してこなかったのは思いつかなかったからではなく三脚として求められる品質を実現できなかったからでは?と考えたりもします。でも、他のもっとしっかりした三脚が必要な場面ではそういう三脚を使えばいいだけで、この Peak Design のトラベル三脚は「今までは三脚を持って行きたくてもそれが難しかった時や場所で三脚を使うことを可能にするもの」であり、そこに最大の価値があるのだろうとも思うわけです。

Back する最低額はアルミが US$289、カーボンが US$489。商品としての販売価格よりも 20% ほど安く手に入ることになります。重量差は約 290g、カーボンフェチとしてはカーボンモデルが欲しいけど私の三脚使用頻度と重量差を考えると出せてもアルミモデルまでかなあ。ファンディングの締め切りまであと二ヶ月弱、ちょっと悩みます。

投稿者 B : 21:53 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2019/04/11 (Thu.)

α7 III ver.3.0

ソニー、α7R III/α7 IIIの動物対応リアルタイム瞳AFプログラムを公開 - デジカメ Watch

α7 III ver.3.0

α7 III/α7R III 用の最新ファームウェア ver.3.0 がリリースされました。

1 月に予告されていた「動物対応リアルタイム瞳 AF」を含むバージョンアップで、α7 シリーズユーザーの中では期待感が高まっていたものです。
私もさっそくアップデートを適用しました。

先行してリリースされていた α9 ver.5.0 ではアップデートの範囲が広すぎて設定が全てリセットされてしまったようですが、α7 III は大規模アップデートとはいえ設定は初期化されずに済みました。まあ私はあまりいじってしまうと旧機種と操作性の整合が取れなくなってしまうからあまり極端なカスタマイズはしない主義ですが。

α7 III ver.3.0

話題の動物瞳 AF は人物との選択式で、明示的に動物を検出対象に指定してやる必要があります。
残念ながら我が家ではペットを飼っていないので、現時点でこの機能は試せず。週末にでも無駄に野良猫を追い回したくなる機能追加です(ぉ

個人的には鳥類の瞳 AF に対応してくれたら EOS 7D2 を捨てて α7 III を野鳥カメラに格上げするところですが、眼が頭の側面に付いている鳥類を検出するのは技術的にまだ難しいのでしょう。でも鳥対応は一定のニーズがある機能のはずなので、いずれ or 後継機種で対応してきたとしても私は驚きません。

α7 III ver.3.0

瞳 AF ほどの注目度はありませんが、地味にインターバル撮影機能が追加されています。
α7 III 世代では PlayMemories Camera Apps をオミットしたためインターバル撮影/タイムラプス撮影に非対応となり旧機種から退化してしまっていたのが、これでようやく最新機種でインターバル撮影が可能に。

オールドレンズ遣いとしては Camera Apps にあったレンズ補正アプリ相当の機能も追加してくれませんかね。補正しなくてもいいから、せめて Exif に任意のレンズ情報を記録させてほしい(´д`)。

α7 III ver.3.0

さらに地味~にメニュー画面のユーザビリティも改善。[Fn] キーを押すことでメニュー画面内のタブ移動ができるようになりました。
従来はカーソルキーでタブを選択した状態でなければタブ単位での移動ができず、膨大な数がある α7 III ではメニュー操作がとても煩雑でしたが、これで随分ラクになったと言えます。

初代 α7 の頃はいろいろとイケてなかった UI も、世代とバージョンアップを重ねてかなり不満がなくなってきました。撮影機能の追加だけでなくこういう部分も丁寧にアップデートしてきてくれるのはとても良い。

α7 III ver.3.0

今回のバージョンアップでは私はそれほど恩恵を受けるようなものではありませんでしたが、なにげに UI の改善が一番ありがたい。しかし α7 III の使い勝手がこう良くなってくると、併用している α6000 や RX100 III の UI との整合性のなさが気になってきてしまいます。せめて APS-C 機は α6400 に更新した方がいいかなあ...。

さておき、週末はそのへんに猫でも探しに行きますかね(笑。

投稿者 B : 23:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/04/05 (Fri.)

コンビニ流通の東芝製 SDHC カードを試す

先日、桜を撮りに行った日のこと。

現場に到着して EOS の電源を入れたところ、液晶にこんな表示が!

SDBR48N16G

自宅を出るときに適当に引っつかんできた SD カードだったからどれだっけ...と確認してみると、7 年前に買った SanDisk Extreme。手持ちのカードの中でもけっこう長期にわたって使っているやつでした。いくら SanDisk 製といっても永久に使えるわけではないからなあ。一応カメラでの物理フォーマットまで試してみたんですが効き目がなく、予備のカードも持ってきていなかったのでちょっと焦る(;´Д`)。

というわけで、急遽近くのセブンイレブンに駆け込んで SD カードを一枚調達しました。あいててよかったセブンイレブン(古

東芝 / SDHC カード 16GB Class10 UHS-I 対応 最大転送速度 48MB/s SDBR48N16G

SDBR48N16G

コンビニだから選択肢といっても同じ東芝の中で 8GB か 16GB かの二種類しかなく、今さら 8GB のメディアを買っても使い道がないし、16GB を購入。1,500 円でした。この値段ならグレードにこだわらなければ SanDisk 32GB の並行輸入品が買える値段ですが、背に腹は代えられません。

やる気がほとんど感じられない簡素なラベルからも分かるとおり(ぉ)本製品は東芝メモリの SD カードの中でもエントリークラスに位置づけられるモデルのようです。それでもスペック的には Class10/UHS-I に対応しており、公称読み出し速度 48MB/s となっています。

製造国は「MADE IN JAPAN」、東芝メモリの四日市工場産のようです。大手メーカーでもパッケージングは中国(SanDisk)や台湾(Transcend、ソニー)で行っているところが多い中、純国産の SD カードというのは貴重。

これがあったおかげで無事撮影を完了できたわけですが、じゃあ SDHC カードとしての性能はどの程度なのか?というのをベンチマークで測ってみました。リーダーは SanDisk ImageMate Pro を使用。

SDBR48N16G

...驚いた。読み込みメチャクチャ速いじゃないですか!95MB/s オーバーというのは公称スペックの約 2 倍、UHS-I の理論上限値(104MB/s)近くまで使い切っているということになります。何かの間違いじゃないかと思って何度か計り直しても結果は変わらず(笑。これはすごい。
一方で書き込み 21MB/s というのは凡庸と言わざるを得ず、動体撮影に耐える SD カードとはいかないようです。

とはいえ静物中心の 5D Mark III にはこれで撮影中困るようなこともなかったし、帰宅後の PC 取り込みが予想以上に早く済んで助かりました。コンビニは低スペックなカードを高く買わされるイメージがあって今まで避けていましたが、半導体の進化のスピードの前では一昔前の SanDisk 製カードよりも今コンビニで買えるカードの方が良いということになっちゃうんだなあ、と改めて実感。この際だから手持ちの中でちょっと古めのカードは思い切ってリプレースしてやろうかと考え始めました。

投稿者 B : 22:36 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2019/03/26 (Tue.)

Sony RX0 II

ソニーの1型超小型カメラが進化「RX0II」。4K動画、手ぶれ補正対応 - AV Watch

初代モデルの登場から約一年半、ソニーの RX シリーズで最も小さい「RX0」に II 型が発表されました。

ソニー / RX0 IIicon

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先代がビジネス的にうまくいっているイメージがあまりなかったので、個人的にはシリーズとしての継続性に疑問を感じていたのですが、ここにきてモデルチェンジしてきました。
主な進化ポイントは以下の通り。

  • 4K 動画の本体内記録対応
  • チルト液晶搭載
  • 動画撮影時の手ブレ補正(電子式)対応
  • 最短撮影距離の短縮(約 20cm)
初代モデルで不満だった点が一通り解消された感じです。特に最初の三つは「4K 動画の自撮り」に繋がる要素でもあり、かなり vlog 向けカメラとして特化してきた印象。先代は高級アクションカム的に使うかバレットタイムカメラとして使うかという感じでニッチ用途的な位置づけが強かったのが、今回はもうちょっと分かりやすいターゲットを狙ってきたように見えます。ただ最近は vlog というとアクションカムよりも OSMO Pocket 的なものを使っている人が増えてきた感もあるので、アクションカムスタイルが今後どこまで受け入れられるのか、という気もします。

まあ私は vlogger ではないからそのあたりの評価は当事者の方々に任せるとして、自分から見てどうかというと...。

初代 RX0 を見たときには、元 Cyber-shot U シリーズユーザー(累計三台買うほど気に入っていた)としては滅茶苦茶欲しかったんですが、実機に触れたときに「24mm 相当で最短撮影距離 50cm」という寄れなさにガッカリして萎えてしまいました。だから今回最短撮影距離を一気に 20cm まで縮めてきたことは歓迎なのですが、今度は 24mm 相当(かつ実焦点距離は 7.7mm)というレンズのパースのキツさが気になる。私は今まで普段使いのカメラはスマホではなく RX100 ばかり使ってきましたが、それは何もスマホの画質に不満があったというよりも私自身が標準~中望遠域のレンズによるパースの少ない描写が好きだったから、という理由を最近 iPhone XS(私にとって初めての二眼スマホ)を使うようになって初めて自覚したんですよね。実際 iPhone XS を使い始めてから RX100 の出番が激減しているという...。

そんなわけで、RX0 II はブツとしては気になるものの、カメラとしては私にとってはあまり出番がなさそうだなあ、というのが正直な感想です。アクションカム市場自体が頭打ちになって久しい昨今、市場開拓型であるこのモデルがどう受け入れられるのかは今回も未知数。RX0 の次のモデルがあるとしたらスタイル自体を見直す必要に迫られるんじゃないか、という気もしています。

投稿者 B : 23:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2019/03/22 (Fri.)

JOBY GorillaPod Original

CP+ のヴァイテックイメージングブースでもらったゴリラポッドを使ってみています。

JOBY / GorillaPod Original

GorillaPod Original

JOBY は二年ほど前にヴァイテックグループに買収されて Manfrotto と同じ傘下になりました。ヴァイテックってもともと Manfrotto と Gitzo、ナショジオくらいだったのが近年では Lowepro まで買収してかなり大きな企業グループになりましたよね...。

ゴリラポッドは今さら説明するまでもないフレキシブル三脚の代名詞ですが、今まで気にはなっていたものの安定性や耐久性に疑問があって自分では買ったことがありませんでした。でもせっかくいただいたんだから活用していきます。

GorillaPod Original

このゴリラポッド オリジナルはサイズ的には Manfrotto のテーブルトップ三脚 PIXI(伸縮しないタイプ)とほぼ同じくらいの大きさです。しかし樹脂製なので PIXI とは比較にならないくらい軽い。カバンの中に入れていても存在を忘れるほどの軽さ。まあテーブルトップ三脚としての安定性は PIXI のほうが圧倒的に高いですが。

GorillaPod Original

ゴリラポッドの真骨頂はこのひたすらボールジョイントを繋いでいったかのような構造にあります。

GorillaPod Original

この構造のおかげで、脚を自由自在に曲げることが可能。三脚は通常安定した場所(主に平面)に設置することを前提としていますが、ゴリラポッドはむしろ不安定な場所でカメラを固定するための三脚です。

GorillaPod Original

ゴリラポッドには生意気にも(?)クイックシューがついていて、雲台側には本体デザインと一体化させたロック機構があります。

GorillaPod Original

クイックシューはコイン式のネジ。しっかり留められる代わりに手回しできないので、つけっぱなし前提になります。ただ RX100 シリーズの場合クイックシューをつけると電池/カードスロットが開閉できなくなってしまうのが悩ましい。

GorillaPod Original

カメラをセットするとなんだか宇宙人みたいな見た目に(笑。

この状態でテーブルトップ三脚として使ってもいいですが、

GorillaPod Original

こんな感じ↑で柱や手すり、木の枝などに巻き付けたりして使うのが本来の使い方。ボールジョイントと石突に巻かれているラバーのおかげでこんな使い方をしてもけっこう安定感があります。

このゴリラポッドを活かして撮ってみた写真がこちら。

GorillaPod Original

近年のカメラはセンサ性能の向上に伴い夜間でも普通に手持ち撮影できてしまうほど高感度性能が高まっていますが、こういう写真を撮ろうと思ったら通常は三脚を立ててスローシャッターを使うしかありません。でもゴリラポッドを使えばわざわざ大きく重い三脚を持ち歩かなくても、

GorillaPod Original

このように陸橋の手すりにゴリラポッドを巻き付けるだけで 10 秒のスローシャッターも切れてしまいます。まあ陸橋だとどうしても陸橋自体の振動の影響は受けてしまいますし(それは三脚も一緒)、この手すりが金属製で円筒形だったから滑らないかハラハラしましたが(汗)、何キロもある三脚ではなく数十グラムのゴリラポッドでこれが撮れるというのは素晴らしい。今まで使わなかったことを少し後悔しました。

なおこのゴリラポッド オリジナル(旧モデル)は耐荷重 325g なのでコンデジまでしか使えませんが、現在は耐荷重最大 5kg までのバリエーションが出ているので、様々なカメラでこの恩恵を受けることができます。商品名も「ゴリラポッド 325」とか「ゴリラポッド 5K」のように耐荷重のスペックが直接記載されるようになったのも分かりやすくて良い。私もミラーレスカメラ用に耐荷重 1kg のモデルを買い足そうか思案中です。

投稿者 B : 23:23 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2019/03/04 (Mon.)

CP+ 2019 (3) カメラアクセサリ編

CP+ 2019 レポート、最後はカメラアクセサリ系を少し。

CP+2019 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+ 2019

Manfrotto 改めヴァイテック(Manfrotto、Gitzo、Lowepro などのブランドを擁するカメラ関連機器メーカー)ブースでは今やデジカメ Watch での連載ですっかりメジャーになった飯田ともき先生の『カメラバカにつける薬』のスペシャル 4 コマがででんと展示されていました。Manfrotto はともかく Gitzo なんて誰もが憧れる三脚界の王様ですよ、こんなコラボをだれが予想したでしょうか。

CP+ 2019

ここで見たかったのは Manfrotto の新製品「befree 2n1」。毎年のように新製品をリリースしてどんどん進化する befree シリーズですが、今回は「2n1」つまり三脚と一脚のコンパチブルタイプを用意してきました。

CP+ 2019

脚の一本が外れるようになっていて(三脚として使うときに緩んでいたら分かるように、ネジ留めが緩むとレッドリングが見えるようになっている)、

CP+ 2019

と同時にセンターポールのエンドプレートを外して、抜いた一本の脚の先端に取り付けると一脚として使用できるようになります。上の写真は右側がエンドプレートを外す前のセンターポール、そして左側がエンドプレートを付け替えた一脚。

CP+ 2019

さらにはセンターポールを抜き取って一脚に繋ぐと身長よりも長い一脚としても使用可能。
イベントや観光名所などで「三脚使用可か分からないから三脚と一脚のどっちを持って行くか迷う」ケースってままありますが、これなら befree 2n1 一本で両方賄えて重宝します。着脱機構が付くことで通常の befree シリーズよりも脆弱になるのでは?と思いましたが、縮長 40cm・耐荷重 8kg というスペックは befree advance と同等。しかも一脚使用時でも耐荷重 5kg あり、フルサイズミラーレス+望遠レンズの使用にも(超望遠でもない限り)耐えそうです。

私の愛用する初代 befree がどんどん陳腐化していって悩ましい限り。三脚は他にも 190 カーボンを持っているけど普段使うのはほぼ befree ばっかりだし、そろそろ現行機種に買い換えても元は取れそうではあるんだよなあ。でも Manfrotto のことだから今年買ってもまた来年「befree 2n1 carbon」とか出てきそうでもっと悩ましい(;´Д`)。

CP+ 2019

ちなみにヴァイテックブースで行われていたプレゼント抽選会でゴリラポッド オリジナル(旧モデル)が当選しちゃいました!本当は上位モデルのゴリラポッド ハイブリッドを狙っていたんですが、オリジナルでも持っていなかったので嬉しい。実際ハイブリッドは耐荷重 1kg なので α7 III+24-70mm の重さでギリギリ。であればオリジナルを RX100 III と一緒に使うというほうが理に適っていると思います。撮影領域を広げてくれるアイテムなので、今後活用していこうかと。

CP+ 2019

焦点工房のブースでは、TECHART のソニー E→ニコン Z マウントアダプタ「TZE-01」の展示が盛況でした。
E マウントと Z マウントのたった 2mm のフランジバック差を利用して、E マウントレンズを Z マウントで AF で使ってしまおうという変態アダプタ(誉め言葉)。やっぱり TECHART は技術的に攻めたアダプタを作ってきます。

AF については E マウントネイティブほどではないにせよ、かなり実用的なスピードで動いていました。これ、Z マウントレンズが出揃ってくるまでの繋ぎとして E マウントレンズを使うためのソリューションとしては「アリ」かもしれません。個人的には、シャッターフィーリングなどの好みを除けば E マウントレンズは α で使うのが最も性能を引き出せるとは思いますが...ただ、「そこにつけられそうなレンズがあるならアダプタを作る」という TECHART の姿勢は正しいと思います(ぉ

ちなみに展示されていた試作機は真鍮色がそのまま出ていましたが、製品版ではシルバーに塗装されるとのこと。この真鍮色はそれはそれで悪くないと思いますけどね。

あ、変態といえば Yongnuo の変態カメラの展示を見てくるのをすっかり忘れていた...(;´Д`)ヾ。

CP+ 2019

コシナブースではミラーレスカメラ向けの新型マウントアダプタが複数参考出品されていました。
こちらは VM-RF マウントアダプタ。同社の VM レンズやライカ M マウントレンズを RF マウントに装着するためのもので、E マウント用と同じく接写用の繰り出し機構を内蔵しているのがポイント。従来はレンジファインダー系オールドレンズ遊びはフランジバックとセンササイズの関係で実質 α7 シリーズの独壇場になっていましたが、今後は他社製ボディでもできるようになっていくわけで、楽しみ方のバリエーションが広がります。

CP+ 2019

またフォクトレンダーブランドの E-Z マウントアダプタの参考出品もありました。ただしこちらは電子接点非搭載のため、あくまでフランジバックを埋めて MF レンズを使えるようにするためだけのアダプタ。TECHART のように AF まで使えるわけではありませんが、コシナ製だけに精度については期待して良さそう。フォクトレンダーの E マウント MF レンズはもちろんのこと、アダプタの重ね使いをすることで今までライカ M マウントやコンタックス G マウントレンズを α7 で使っていたユーザーがニコン Z に移行するためのソリューションにもなりそうです。

...とまあこんなところで、本来は LUMIX S1/S1R とかニコン Noct レンズのハンズオンとか α9 の新ファーム先行体験とかを見てくるべきだったのかもしれませんが、今回は基本的に自分の興味の対象のみを中心に見て回っていました。五年前の初代 α7 からフルサイズミラーレスを使っている身としては、今回の CP+ でのフルサイズミラーレス祭りはどこか冷めてしまっている部分があります(もちろん市場が盛り上がってくれること自体は歓迎ですが)。個人的には、従来の価値観の拡大再生産で既存ユーザーの買い換え需要ばかり狙うような商品戦略よりも、キヤノンのように既存カメラの価値観を超えるものを生み出そうとする動きにこそ注目したい。キヤノンのアレがなければ今年の CP+ にはがっかりしていたかもしれませんが、これが見られたことで「まだまだ捨てたものじゃないな」と感じられたイベントでした。

投稿者 B : 21:43 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2019/03/02 (Sat.)

CP+ 2019 (2) リコー・ツァイス編

CP+ 2019 のレポート二日目になります。まずはリコーから。

CP+2019 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+ 2019

発表されたばかりの新製品「GR III」が並んでいました。初日で比較的空いていたせいか、ほぼ待ち時間なしでハンズオン。

私もかつて GX100・GX200 を愛用していましたが、レンズのキレの良さが素晴らしい反面もっさり気味の動作や高感度ノイズの多さが気になって次第に使わなくなっていきました。が(いくらなんでも時代が違いすぎですが)、今回の GR III は非常にキビキビとした動作で触っていて心地良い。最新世代の APS-C センサなら高感度性能もそこそこ高いだろうし、私のかつての不満をかなり解消したモデルに仕上がっていそう。

CP+ 2019

操作系はいたってオーソドックスですが、ようやくタッチパネルが搭載されたことで従来の GR シリーズとはずいぶん操作感が変わりました。特にタッチフォーカスはこういうスナップシューターカメラとの相性抜群で、撮ろうと思った瞬間に AF を決めて撮れる感覚。欲を言えばせめてチルト液晶くらいはつけてほしかったところですが、そこはコンパクトさとのトレードオフですかね。

CP+ 2019

そして何より驚いたのがその小ささ。1inch コンデジの代表格である RX100 シリーズとほぼ同じサイズの中に(単焦点レンズとはいえ)APS-C センサを詰め込んでいるのだから、これでグッとこないわけがない。

CP+ 2019

横幅や厚みまで含めてほぼ RX100 と同じ。画質は歴代の GR シリーズで折り紙付きなので、あとはズームの代わりにクロップ(35mm/50mm 相当)で我慢できるのであれば普段使いのコンデジはこれでもいいのでは?という気がしてきます。まあ 10 万円コースなのでそんな気軽に買えるカメラでもありませんが...。

CP+ 2019

リコーブースにはフィルム時代からの歴代 GR シリーズが並べられていました。こうして見ると、2005 年の初代 GR DIGITAL から 14 年間(!)ほとんどデザインイメージを変えずにモデルチェンジしてきているのが分かります。最近のカメラはデザインを踏襲しつつモデルチェンジするのが一般化していますが、GR はそのハシリと言えます。

CP+ 2019

先代 GR II と比べると、内蔵フラッシュが省かれたとはいえ GR III では横幅がグッと詰められているのが分かります。サイズ感的には 1/1.7inch センサを搭載していた GR DIGITAL 時代の大きさに戻してきた感じ。画質優先で肥大化するカメラが増えている中で GR III のこのポジショニングには独自性を感じますね。
私も時々 28mm 前後の単焦点コンデジ欲が湧いてきて、定期的にフジ X70 の中古相場を調べたりしているんですが(笑)、今から買うなら GR III 一択な気がします。久しぶりにリコーのカメラが欲しくなりました。

CP+ 2019

ツァイスブースには前代未聞の Lightroom CC 一体型カメラ「ZX1」が展示されていました。が、残念なことにガラスケース内のみの展示でハンズオン不可。

第一印象は「デカい」。フルサイズセンサと 35mm レンズを搭載したレンズ一体型カメラというとソニーの RX1 くらいの大きさを期待してしまうところですが、ZX1 は RX1 よりも一回りは大きい。まあ Lightroom CC の操作のための大型ディスプレイと汎用プロセッサ(上位スマホ相当の SoC を積んでいると思われる)を積んでいると思われるので、RX1 とスマホを合体させたようなサイズ感になってしまうことは致し方ないところではあります。

CP+ 2019

シャッタースピードダイヤルと ISO ダイヤル、シャッターボタン、あと背面にあるのは電源スイッチ(?)以外には物理ボタンが一切ない大胆なデザイン。ほとんどの操作は大型のタッチパネルディスプレイで行います。ディスプレイの右端がカーブしていて、Lightroom CC の操作 UI はこのカーブに相当する部分に表示されるのが、アフォーダンスを狙ったデザインなのでしょう。

CP+ 2019

背面ディスプレイ上ではひたすらデモモードがループしていました。やはり UI は Android 版 Lightroom CC のプロモードによく似ているものの、ZX1 専用に最適化された操作性になっています。デモモードの動きを信用する限りでは動作はかなりスムーズ。同じようなことは Android スマホと Lightroom CC アプリを使えばほぼ実現できていますが、フルサイズセンサとツァイスレンズの画質で、かつ Lightroom の細かな調整を撮影時点で行えるというのはかなり写欲を煽りそう。まず私が買える価格にはならないでしょうが(´д`)、ぜひ一度ハンズオンしてみたいカメラではあります。

CP+ 2019 レポート、これで終わりではありません。もうちょっとだけ続くんじゃ。

投稿者 B : 21:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2019/03/01 (Fri.)

CP+ 2019 (1) シグマ・キヤノン編

今年も CP+ 初日に行ってきましたよ。

CP+2019 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+ 2019

近年の CP+ では入場直後にシグマブースを目指すのが標準になってしまいました(笑。

シグマブースでは当然のごとく L マウントアライアンス推し。L マウントで使えるレンズが既に 78 本もあることを巨大パネルでアピールしていました。といってもマウントアダプタ経由だったりスチル用レンズとスペックが被るシネレンズも含めての数字ですが、L マウントネイティブレンズだけでもライカ・パナソニック・シグマ合計で 36 本というのはけっこうなラインアップ。オールドレンズの世界では星の数ほどレンズのバリエーションが存在する M42 スクリューマウントのことを「M42 星雲」と比喩したりしますが、これは「L78 星雲」と呼びたくなる語呂の良さ。

CP+ 2019

とはいえ展示物にはあまり目新しいものはありませんでした。CP+ 直前に発表されたのは、既存 Art 単焦点レンズ群の L マウント版の発売と他マウントレンズのマウント交換サービスを開始することと、マウントアダプタの発表のみ。展示もそれに沿ったものにすぎず、レンズはマウントが違うだけでどれも見慣れた Art レンズ。

CP+ 2019

マウントアダプタ MC-21 はまだ自社製 L マウントボディが存在しないため、ライカ SL・パナ S1R とシグマレンズとの組み合わせで展示されていました。これも目新しさはありませんが、シグマブースにパナソニックの人が視察に来ていたり、逆にパナソニックブースに MC-21 が展示されていたりしてアライアンス感は出ていました。なぜ EF/SA レンズ向けのアダプタがパナブースに?と思いましたが、S1・S1R は 4K 動画に注力したボディだけに EF マウントアダプタ経由で EOS MOVIE ユーザーの取り込みを狙いたい、というところでしょうか。

CP+ 2019

山木社長にも少しだけお会いできました。L マウントボディについては「ちょっと苦労しています」だけど「明日のステージではちょっとだけ話をします」とのこと。そのステージの様子がさっそくデジカメ Watch に掲載されていました。

【イベントレポート】【CP+2019】シグマ、フルサイズカメラを2020年に投入 - デジカメ Watch

やはりフルサイズ Foveon センサの開発が難産なようですね。「現在は開発自体はほぼ終了しており、画質の追い込みや製造工程の最適化を行っている最中」ってそれフルサイズセンサの開発の最重要工程がまだ残ってるってことじゃないですか(;´Д`)。初代 SD1 の初値が 70 万円になったのも Foveon センサの歩留まりが理由だったというし、心配するなというほうが無理。
一方でセンサ方式については Merrill 世代同様の R:G:B=1:1:1 に戻すようで、扱いやすくなった反面 Foveon らしさが薄れた Quattro 方式をやめ、改めて完全な色解像を目指す模様。まあベイヤー式センサも超高解像度化とローパスフィルタレスの一般化で差を詰めてきているのは事実なので、妥当な方向転換だと思います。ここまで来てあえてシグマ製ボディを買おうというユーザーなら、扱いにくさこそ勲章みたいなものでしょうし(ぉ。

CP+ 2019

続いてキヤノンブース。ついに「とあるフォトグラファー」扱いではなくなった南雲暁彦さんのインタビュー映像が巨大スクリーンで出迎えてくれます。

CP+ 2019

ブースでの展示のメインはもちろん EOS R SYSTEM なわけですが、新製品の EOS RP については既に先日ショールームでじっくり触ってきたので今回はスルー。土日にここでタッチアンドトライ行列に数十分並ぶくらいなら電車で品川なり銀座なりまで行った方が早く触れるんじゃないでしょうか(笑

CP+ 2019

開発発表されたばかりの新 RF レンズ群の試作品(?)が参考出品されていました。
まずは大三元、F2.8 通しズーム三本。広角と標準についてはまあミラーレスといっても大三元ならこれくらいだよね、というサイズ。広角が 16-35mm ではなく 15-35mm と少し広くなっているのがそそります。
それでも最注目はやっぱり RF70-200/F2.8L じゃないでしょうか。「望遠ズームの高級品はインナーズーム」というこれまでの常識を覆す繰り出し式のズームで、標準ズームと大差ない縮長に収めています。これなら従来コンパクトさ重視で F4 通しズームを使っていたような場面でも躊躇なく F2.8 ズームを持っていけるんじゃないでしょうか。他社よりもシステム全体のコンパクトさを志向する(デカい重いレンズもあるけど)EOS R システムの象徴的存在として楽しみなレンズです。

CP+ 2019

そして二本の RF85/F1.2L レンズ。片方は通常の、そしてもう片方はミノルタ/ソニーでいう「STF」のようなフィルタを備えて滑らかなボケを追求したレンズです。
重さ、値段ともに私の手が出せるレンズではないと思うので、特にコメントはありません(ぉ。それでもこういうのを二つまとめて出せるのがキヤノンの底力だよなあ。

CP+ 2019

高倍率ズームの RF24-240mm。単品で見るとちょっと大きく、EOS RP へのつけっぱなしレンズとしてはもう一回りコンパクトにしてほしい...と思いますが、縮長がほぼ RF24-70/F2.8L と同じサイズ感というのは冷静に考えるとけっこうがんばっているんじゃないでしょうか。

さて、今回の CP+ キヤノンブースで密かに EOS R SYSTEM よりも注目していたのがこちらのコーナーです。

CP+ 2019

ブースの側面に新コンセプトカメラ群の参考展示が行われていました。
まずこちらは年明けの CES でも一部で話題になっていた「キッズミッションカメラ」。子ども向けのファーストカメラという位置づけで、それ自体は今までにもあったコンセプトだと思いますが、これのいいところは中身がキヤノンの普通のコンパクトデジカメと同等(と思われる)な点と、カメラ遊びを通じてコミュニケーションと子どものリテラシ向上に寄与しようという仕掛けが入っている点。

CP+ 2019

カメラ自体は EOS 5D シリーズをそのままキッズサイズに縮小したようなデザインで、素通しの光学ファインダがついていて「覗きながら撮る」ことができます。レンズは単焦点のようですが、先端にマクロリングライトが標準装備されているのが面白い。写真にはライティングが重要ということをこの時点から刷り込まれる子どもの今後の成長が怖い(笑

CP+ 2019

展示されていたのは非動作モックのみでしたが、CES ではブラックのみだったのが「CES で子ども向けならもっとカワイイデザインがいい」という声が多かったため、CP+ に向けて急遽カラバリモックを起こしてきたとのこと(笑。これがこのまま製品化されるとは言えませんが、玩具ではなくそれなりにちゃんとしたカメラを作ろうとしているのがボタン類の配置から分かります。

CP+ 2019

「ミッションカメラ」というコンセプトを表しているのが、色や形(ポーズ)、表情などのテーマをカメラが子どもに与えて撮らせ、それぞれのテーマに基づいたギャラリーを作ったりプリントアウトして楽しもう、という遊び方。ただ漫然と興味あるものを撮るのではなく、写真を撮る上でのテーマを設定するという考え方が長年写真文化に携わってきたカメラメーカーらしい。またコンセプトムービーではこのカメラでの遊びを通じて親子間のコミュニケーションにも役立てようという意図が見て取れます。今や生まれて初めてのカメラが親のお古のスマホだったりニンテンドー DS だったりする時代、写真をいきなり SNS にアップして大問題になる前に親子での写真コミュニケーションを通じて「何が良くて、何がダメなのか」を学べるというのは、キヤノンがどこまで狙っているかは分かりませんが面白い考え方ですよね。
ただこれは製品化にあたってはいくらなら買ってもらえるか、最低いくらの商品になる前提なら量産できるのか、のせめぎ合いが難しそう...というのをスタッフの方の話から感じました。

CP+ 2019

こちらは何ペリアハローなのかと思ったら(ぉ)「インテリジェントコンパクトカメラ」とのことで、カメラが勝手に撮ってくれるコンパクトカメラという位置づけ。ここに展示されていたのは製品化する際を想定したデザインモックですが、↓に原理試作相当品のデモを行っていました。

CP+ 2019

こういう見た目だと監視カメラの亜種にしか見えませんが、台座についている上半分が 360° 回転し、上下方向にも首振りすることで、全方向に自由に向きを変えながら撮影してくれます。ユーザーは特に操作する必要さえなく、カメラが自動的に画像認識や音声認識で被写体を捉えて撮影してくれるとのこと。

CP+ 2019

...でも待てよ、このコンセプトって一体何テリジェントパンチルターなのかとは思いましたが(笑)あれから十年経って画像認識や音声認識のレベルが飛躍的に向上し、画像をスマホに飛ばすことも当たり前になった現在であのコンセプトがどう化けるか。ただ「機械が勝手に撮っておいてくれる」ことへの気持ち悪さみたいなものもあると思うので、例えばもうちょっと擬人化(キャラクター化)することで被写体とのコミュニケーションを積極的に図るとか、やりようはいくらでもありそうではあります。

CP+ 2019

続いて「アウトドアアクティビティカメラ」。カラビナがついてアクティブに使えたり、水に浮いたり、フェイスプレートでカスタマイズできたりするカジュアル志向のコンパクトカメラ...ということですが、特に私からコメントはありません(ぉ

CP+ 2019

最期は「マルチファンクショナルテレフォトカメラ」。形だけ見ても何をするためのものか分かりませんが、単眼鏡のようにして使える超望遠コンパクトカメラとのこと。
このクリアケース内に展示されていたのはあくまで非動作品のデザインモックですが、カメラ後部のアタッチメントは取り外しができ、アタッチメントありだと EVF を覗き込みながら、アタッチメントなしだとスマホやタブレットの画面を見ながら撮影するスタイルになる模様。

CP+ 2019

ターゲットとしている商品像は重さ 100g で 100mm/400mm の「二焦点」カメラ。あえてズームせずに二焦点の切替式にすることで低価格化とコンパクト化を実現するというのがコンセプト。400mm(相当)の単焦点だと被写体を追いづらいため、100mm(相当)で被写体の当たりをつけた上で 400mm(相当)でに切り替える、という使い方を想定しているそうです。写真用カメラではなくオペラグラス代わりとしてはかなり良さそうなコンセプトですが、今の悩みの一つは「サッカーなどのスタジアムスポーツでは 400mm でもまだ全然足りないこと」だそうです。

CP+ 2019

原理試作相当の動作品はモックよりも二回り大きなサイズで 3D プリンタで外装を作成したものでした。この試作機は 400mm(相当)はあくまでコンセプトを伝えるためにデジタルズームで実装したそうですが、実際に製品化される場合は光学切替で 100mm/400mm を入れ替えることになるとのこと。

CP+ 2019

現在想定しているスペックは「コンデジ相当のセンサ(1/2.3 型程度と思われる)と 100/400 切替レンズ、EVF 内蔵」とのこと。LCD を搭載しないため EVF の品質にはそれなりにこだわりたいとのことですが、ミラーレス機の EVF デバイスを流用してもコストがかかりすぎるのが悩みどころだそうです。

CP+ 2019

スマホのカメラ性能がどんどん上がって広角域なら「これで十分」になってしまった感はありますが、超望遠レンズまで内蔵するスマホはそうそう出てこないでしょう。通常なら対抗するために高倍率ズームレンズを内蔵することを考えるでしょうが、超望遠にこだわり、かつ二焦点に割り切ることで「スマートフォンコンパニオン」として誰にでも使えることを目指したコンセプトが面白い。価格的にもコンデジと同等以下の価格帯を意識しているようで、個人的には今回のキヤノンブースの中ではこのカメラが一番気に入りました。とかくカメラとしての存在価値ばかりを求めてどんどん大きく重く高価くなっていく他のカメラと違い、スマホが世の中に浸透したことを受け入れて、その上でスマホには内付加価値を生み出そうとしている。

これらの新コンセプトカメラ群がキヤノン内ではどういう位置づけで、どの程度の規模で開発されているのかは分かりませんが、少なくとも商品ラインアップが減りライフサイクルも延びたことで余剰になった開発リソースでこういう模索ができるのはさすがキヤノンだなあ、と。フルサイズミラーレスがほぼ出揃ったことでどのメーカーも同じようなところを目指して同じようなことをやっているという印象が強かった今年の CP+ で、このコーナーだけが異彩を放っているように見えました。

投稿者 B : 23:59 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/02/16 (Sat.)

EOS RP を見てきました

今年の CP+ は出張と重なって行けなくなる可能性が高いので、代わりにショールームで先行展示されている EOS RP を見てきました。

キヤノン / EOS RP

EOS RP

銀座は混んでいそうだったので品川で。それでも多少は混んでるかと思ったら、土曜日 16 時の時点で EOS RP を触っている人は一人もおらず触り放題。一応混雑時には一人五分制限をかけるためのタイマーは設置されていましたが、あまりにも空いていて拍子抜けしました。買い物のついでに寄れる銀座と違って休日の品川、特に港南口は何もないからなあ...ここは穴場だと思います。キヤノンマーケティング本社のお膝元なのに(´д`)。

EOS RP

さておき EOS RP の第一印象は「ちっさ!!」。RF レンズの中でも特にコンパクトな 35mm F1.8 が装着されているせいもあるけど、EVF がクラシックカメラばりに出っ張っているのが当たり前になった今のミラーレスカメラにおいて EVF の出っ張りが少ない撫で肩のデザインは実際以上に小さく感じます。

EOS RP

軍艦部の構造は EOS R によく似ていますが、ボディの厚みとグリップの出っ張りが EOS R よりも小さく、ミラーレス機らしいコンパクトさを感じます。
また EOS R との最大の違いはモードダイヤルでしょう。EOS R はサブ電子ダイヤルがモードダイヤルを兼ね、肩の部分にサブディスプレイを備えていましたが、RP はサブディスプレイを廃してモードダイヤルを配置したコンベンショナルな作り。サブディスプレイは一眼レフでも私は使うことが少ないので、これによって薄くできているのなら私はこっちのほうが良いかな。

EOS RP

背面の操作系はかなりシンプル。EOS 上位モデルの代名詞であったサブ電子ダイヤルが背面から軍艦部に移ったことで、見た目がかなりスッキリしました。フルサイズカメラというよりは EOS Kiss 系の新機種と言われても違和感がないほど。
でも EOS R の特長だったマルチファンクションバーはまだあまり熟成されてない印象があるので、変にそこに依存した UI になるよりは扱いやすいようにも思います。

EOS RP

ボタン配置がシンプルになっている代わりに主要設定項目は Q ボタン+カーソルキー or タッチパネルで直感的に操作できるので、さほど操作系に不満は感じません。
強いて言えば EOS Kiss 系や EOS M 系のようにカーソルキーが ISO 感度やホワイトバランス、ドライブモード等の設定キーを兼ねていてくれたら良かったんですが、少し触ってみた限りではそういう設定項目はなさそうでした。

EOS RP

その代わり、シャッターボタン脇にある M-Fn ボタンを押すと前後ダイヤルを使って ISO 感度/ドライブモード/AF モード/ホワイトバランス/フラッシュ出力を調節できるようになっています。確かにこれは慣れれば EVF 使用時にはカーソルキーで操作するよりも直感的に扱えそうです。

EOS RP

なおグリップはこんな感じで、程良い深さがあって握りやすい。手が小さめな私は別売のエクステンショングリップを使わなくても本体のみで十分ホールドできます。まあ私は α7 III や α6000 のグリップでも特に不満がないクチですが、それでも RP のグリップはそれ以上にしっくり来るし、EOS R のグリップよりも馴染む感覚がありました。

EOS RP

初代 α7(R) との比較。ボディサイズ的にはほぼ同クラスと言えます。大型化するレンズに合わせてどんどん大きく重くなっていっている他のフルサイズミラーレス機とは一線を画すサイズ感。とにかく高画質を追求するのもいいけど、やっぱり私はこういう方向性の方が好き。いくら画質が良くたって持ち出すのが億劫になってしまったら意味がありませんから。

EOS RP

ボディの薄さもほぼ同じ。グリップは EOS RP のほうが出っ張りが大きいですが、その分握りやすい。逆に初代 α7 は EVF が出っ張っているので、カメラバッグ以外のカバンへの収まりがあまりよろしくないんですよね。普段からの持ち歩きを考えると EOS RP のほうに分があると思います。RF35mm F1.8 MACRO のサイズ感もイイ感じ。あとはこれに同じサイズ感で 50mm F1.8 が出てくれたらスナップ用カメラとして文句ナシでしょう。

EOS RP

限定カラーのゴールドも展示されていました。装着されていたのはマウントアダプタ経由で EF50mm F1.8 STM、確かに RF50/1.8 が出るまでの繋ぎとしてこのレンズはアリ。

ゴールドの質感、正面から見た感じは決して悪くないんですが、

EOS RP

背面のこのパンダ感は個人的にはナシ(´д`)。
ブラックのほうは表面の仕上げでプラスチックっぽさを極力抑えることに成功していると思いますが、このゴールドはプラへの塗装感が出すぎで安っぽい。ダイヤル類のシルバーの質感も含め、まがりなりにも 16 万円のカメラなのに Kiss のシルバーモデルのように見えて萎えます。私はもし買うとしたらブラック一択だなあ。

EOS RP

ともあれ EOS RP、想像していたとおり...というか想像以上に好印象でした。私は EOS R よりも RP のほうが好き。
ただし感覚的には本気で撮るためのカメラというよりはスナップ用カメラという印象なんですよね。あえて R と方向性を変えた結果なんでしょうが、果たして 5D3 を捨てて置き換えるものかというとちょっと違うような...私の手持ち機材でいうと、むしろ α6000 を置き換える旅行用カメラと定義した方が納得感があります。

いずれにしても発売直後に飛びつくつもりはないので、しばらく悩んでみることにします。

投稿者 B : 23:11 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック