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2019/05/22 (Wed.)

Peak Design がトラベル三脚に参入

私の手元でもジワジワ製品が増殖中な Peak Design が、ついにトラベル三脚のクラウドファンディングを開始し、三脚市場に参入することが明らかになりました。

Travel Tripod by Peak Design by Peak Design -- Kickstarter

三脚の中で近年最も盛り上がっているのがトラベル三脚カテゴリでしょうし、可搬性と三脚としての安定性のバランスをどこでとるかが難しい分野でもあります。それゆえ多くのメーカーから製品が発売されているものの、なかなか決定版と言えるものがなかったのは事実。

私も Manfrotto befree を愛用していますが、三脚としてはかなりコンパクトな部類とはいえ折りたたんでもそれなりに太さがあるので「大きめの通勤鞄に忍ばせて、仕事帰りに撮影に行く」みたいな使い方はさすがに厳しい。四本のパイプ(センターポール含む)を折りたたむ構造上容積効率が悪く、根本的な解決策はないかと思われました。少しでも荷物を減らすためにベルボンの ULTREK シリーズを買おうかと何度か考えたほどです。
しかし最近 Leofoto の LS シリーズのようにセンターポールをなくすことで折りたたみ時の外径を小さくするなど、新しいアプローチが登場してきてもいました。そこにこの Peak Design のトラベル三脚は、三本脚を潰れた六角形のような形状にし、センターポールを細い三角柱にすることで折りたたみ時のデッドスペースをほぼゼロにし、圧倒的な細さを実現しています。これアルミモデルとカーボンモデルがありますが、カーボンをこれだけ折り曲げるのにはそれなりにコストがかかるはず。

耐荷重は 9.1kg とのことですが、これだけ細くて扁平な脚で本当にどこまでの安定性が得られるのかはちょっと心配なところではあります。今まで他社がこのようなタイプの製品を出してこなかったのは思いつかなかったからではなく三脚として求められる品質を実現できなかったからでは?と考えたりもします。でも、他のもっとしっかりした三脚が必要な場面ではそういう三脚を使えばいいだけで、この Peak Design のトラベル三脚は「今までは三脚を持って行きたくてもそれが難しかった時や場所で三脚を使うことを可能にするもの」であり、そこに最大の価値があるのだろうとも思うわけです。

Back する最低額はアルミが US$289、カーボンが US$489。商品としての販売価格よりも 20% ほど安く手に入ることになります。重量差は約 290g、カーボンフェチとしてはカーボンモデルが欲しいけど私の三脚使用頻度と重量差を考えると出せてもアルミモデルまでかなあ。ファンディングの締め切りまであと二ヶ月弱、ちょっと悩みます。

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2019/04/05 (Fri.)

コンビニ流通の東芝製 SDHC カードを試す

先日、桜を撮りに行った日のこと。

現場に到着して EOS の電源を入れたところ、液晶にこんな表示が!

SDBR48N16G

自宅を出るときに適当に引っつかんできた SD カードだったからどれだっけ...と確認してみると、7 年前に買った SanDisk Extreme。手持ちのカードの中でもけっこう長期にわたって使っているやつでした。いくら SanDisk 製といっても永久に使えるわけではないからなあ。一応カメラでの物理フォーマットまで試してみたんですが効き目がなく、予備のカードも持ってきていなかったのでちょっと焦る(;´Д`)。

というわけで、急遽近くのセブンイレブンに駆け込んで SD カードを一枚調達しました。あいててよかったセブンイレブン(古

東芝 / SDHC カード 16GB Class10 UHS-I 対応 最大転送速度 48MB/s SDBR48N16G

SDBR48N16G

コンビニだから選択肢といっても同じ東芝の中で 8GB か 16GB かの二種類しかなく、今さら 8GB のメディアを買っても使い道がないし、16GB を購入。1,500 円でした。この値段ならグレードにこだわらなければ SanDisk 32GB の並行輸入品が買える値段ですが、背に腹は代えられません。

やる気がほとんど感じられない簡素なラベルからも分かるとおり(ぉ)本製品は東芝メモリの SD カードの中でもエントリークラスに位置づけられるモデルのようです。それでもスペック的には Class10/UHS-I に対応しており、公称読み出し速度 48MB/s となっています。

製造国は「MADE IN JAPAN」、東芝メモリの四日市工場産のようです。大手メーカーでもパッケージングは中国(SanDisk)や台湾(Transcend、ソニー)で行っているところが多い中、純国産の SD カードというのは貴重。

これがあったおかげで無事撮影を完了できたわけですが、じゃあ SDHC カードとしての性能はどの程度なのか?というのをベンチマークで測ってみました。リーダーは SanDisk ImageMate Pro を使用。

SDBR48N16G

...驚いた。読み込みメチャクチャ速いじゃないですか!95MB/s オーバーというのは公称スペックの約 2 倍、UHS-I の理論上限値(104MB/s)近くまで使い切っているということになります。何かの間違いじゃないかと思って何度か計り直しても結果は変わらず(笑。これはすごい。
一方で書き込み 21MB/s というのは凡庸と言わざるを得ず、動体撮影に耐える SD カードとはいかないようです。

とはいえ静物中心の 5D Mark III にはこれで撮影中困るようなこともなかったし、帰宅後の PC 取り込みが予想以上に早く済んで助かりました。コンビニは低スペックなカードを高く買わされるイメージがあって今まで避けていましたが、半導体の進化のスピードの前では一昔前の SanDisk 製カードよりも今コンビニで買えるカードの方が良いということになっちゃうんだなあ、と改めて実感。この際だから手持ちの中でちょっと古めのカードは思い切ってリプレースしてやろうかと考え始めました。

投稿者 B : 22:36 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2019/03/22 (Fri.)

JOBY GorillaPod Original

CP+ のヴァイテックイメージングブースでもらったゴリラポッドを使ってみています。

JOBY / GorillaPod Original

GorillaPod Original

JOBY は二年ほど前にヴァイテックグループに買収されて Manfrotto と同じ傘下になりました。ヴァイテックってもともと Manfrotto と Gitzo、ナショジオくらいだったのが近年では Lowepro まで買収してかなり大きな企業グループになりましたよね...。

ゴリラポッドは今さら説明するまでもないフレキシブル三脚の代名詞ですが、今まで気にはなっていたものの安定性や耐久性に疑問があって自分では買ったことがありませんでした。でもせっかくいただいたんだから活用していきます。

GorillaPod Original

このゴリラポッド オリジナルはサイズ的には Manfrotto のテーブルトップ三脚 PIXI(伸縮しないタイプ)とほぼ同じくらいの大きさです。しかし樹脂製なので PIXI とは比較にならないくらい軽い。カバンの中に入れていても存在を忘れるほどの軽さ。まあテーブルトップ三脚としての安定性は PIXI のほうが圧倒的に高いですが。

GorillaPod Original

ゴリラポッドの真骨頂はこのひたすらボールジョイントを繋いでいったかのような構造にあります。

GorillaPod Original

この構造のおかげで、脚を自由自在に曲げることが可能。三脚は通常安定した場所(主に平面)に設置することを前提としていますが、ゴリラポッドはむしろ不安定な場所でカメラを固定するための三脚です。

GorillaPod Original

ゴリラポッドには生意気にも(?)クイックシューがついていて、雲台側には本体デザインと一体化させたロック機構があります。

GorillaPod Original

クイックシューはコイン式のネジ。しっかり留められる代わりに手回しできないので、つけっぱなし前提になります。ただ RX100 シリーズの場合クイックシューをつけると電池/カードスロットが開閉できなくなってしまうのが悩ましい。

GorillaPod Original

カメラをセットするとなんだか宇宙人みたいな見た目に(笑。

この状態でテーブルトップ三脚として使ってもいいですが、

GorillaPod Original

こんな感じ↑で柱や手すり、木の枝などに巻き付けたりして使うのが本来の使い方。ボールジョイントと石突に巻かれているラバーのおかげでこんな使い方をしてもけっこう安定感があります。

このゴリラポッドを活かして撮ってみた写真がこちら。

GorillaPod Original

近年のカメラはセンサ性能の向上に伴い夜間でも普通に手持ち撮影できてしまうほど高感度性能が高まっていますが、こういう写真を撮ろうと思ったら通常は三脚を立ててスローシャッターを使うしかありません。でもゴリラポッドを使えばわざわざ大きく重い三脚を持ち歩かなくても、

GorillaPod Original

このように陸橋の手すりにゴリラポッドを巻き付けるだけで 10 秒のスローシャッターも切れてしまいます。まあ陸橋だとどうしても陸橋自体の振動の影響は受けてしまいますし(それは三脚も一緒)、この手すりが金属製で円筒形だったから滑らないかハラハラしましたが(汗)、何キロもある三脚ではなく数十グラムのゴリラポッドでこれが撮れるというのは素晴らしい。今まで使わなかったことを少し後悔しました。

なおこのゴリラポッド オリジナル(旧モデル)は耐荷重 325g なのでコンデジまでしか使えませんが、現在は耐荷重最大 5kg までのバリエーションが出ているので、様々なカメラでこの恩恵を受けることができます。商品名も「ゴリラポッド 325」とか「ゴリラポッド 5K」のように耐荷重のスペックが直接記載されるようになったのも分かりやすくて良い。私もミラーレスカメラ用に耐荷重 1kg のモデルを買い足そうか思案中です。

投稿者 B : 23:23 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2019/03/04 (Mon.)

CP+ 2019 (3) カメラアクセサリ編

CP+ 2019 レポート、最後はカメラアクセサリ系を少し。

CP+2019 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+ 2019

Manfrotto 改めヴァイテック(Manfrotto、Gitzo、Lowepro などのブランドを擁するカメラ関連機器メーカー)ブースでは今やデジカメ Watch での連載ですっかりメジャーになった飯田ともき先生の『カメラバカにつける薬』のスペシャル 4 コマがででんと展示されていました。Manfrotto はともかく Gitzo なんて誰もが憧れる三脚界の王様ですよ、こんなコラボをだれが予想したでしょうか。

CP+ 2019

ここで見たかったのは Manfrotto の新製品「befree 2n1」。毎年のように新製品をリリースしてどんどん進化する befree シリーズですが、今回は「2n1」つまり三脚と一脚のコンパチブルタイプを用意してきました。

CP+ 2019

脚の一本が外れるようになっていて(三脚として使うときに緩んでいたら分かるように、ネジ留めが緩むとレッドリングが見えるようになっている)、

CP+ 2019

と同時にセンターポールのエンドプレートを外して、抜いた一本の脚の先端に取り付けると一脚として使用できるようになります。上の写真は右側がエンドプレートを外す前のセンターポール、そして左側がエンドプレートを付け替えた一脚。

CP+ 2019

さらにはセンターポールを抜き取って一脚に繋ぐと身長よりも長い一脚としても使用可能。
イベントや観光名所などで「三脚使用可か分からないから三脚と一脚のどっちを持って行くか迷う」ケースってままありますが、これなら befree 2n1 一本で両方賄えて重宝します。着脱機構が付くことで通常の befree シリーズよりも脆弱になるのでは?と思いましたが、縮長 40cm・耐荷重 8kg というスペックは befree advance と同等。しかも一脚使用時でも耐荷重 5kg あり、フルサイズミラーレス+望遠レンズの使用にも(超望遠でもない限り)耐えそうです。

私の愛用する初代 befree がどんどん陳腐化していって悩ましい限り。三脚は他にも 190 カーボンを持っているけど普段使うのはほぼ befree ばっかりだし、そろそろ現行機種に買い換えても元は取れそうではあるんだよなあ。でも Manfrotto のことだから今年買ってもまた来年「befree 2n1 carbon」とか出てきそうでもっと悩ましい(;´Д`)。

CP+ 2019

ちなみにヴァイテックブースで行われていたプレゼント抽選会でゴリラポッド オリジナル(旧モデル)が当選しちゃいました!本当は上位モデルのゴリラポッド ハイブリッドを狙っていたんですが、オリジナルでも持っていなかったので嬉しい。実際ハイブリッドは耐荷重 1kg なので α7 III+24-70mm の重さでギリギリ。であればオリジナルを RX100 III と一緒に使うというほうが理に適っていると思います。撮影領域を広げてくれるアイテムなので、今後活用していこうかと。

CP+ 2019

焦点工房のブースでは、TECHART のソニー E→ニコン Z マウントアダプタ「TZE-01」の展示が盛況でした。
E マウントと Z マウントのたった 2mm のフランジバック差を利用して、E マウントレンズを Z マウントで AF で使ってしまおうという変態アダプタ(誉め言葉)。やっぱり TECHART は技術的に攻めたアダプタを作ってきます。

AF については E マウントネイティブほどではないにせよ、かなり実用的なスピードで動いていました。これ、Z マウントレンズが出揃ってくるまでの繋ぎとして E マウントレンズを使うためのソリューションとしては「アリ」かもしれません。個人的には、シャッターフィーリングなどの好みを除けば E マウントレンズは α で使うのが最も性能を引き出せるとは思いますが...ただ、「そこにつけられそうなレンズがあるならアダプタを作る」という TECHART の姿勢は正しいと思います(ぉ

ちなみに展示されていた試作機は真鍮色がそのまま出ていましたが、製品版ではシルバーに塗装されるとのこと。この真鍮色はそれはそれで悪くないと思いますけどね。

あ、変態といえば Yongnuo の変態カメラの展示を見てくるのをすっかり忘れていた...(;´Д`)ヾ。

CP+ 2019

コシナブースではミラーレスカメラ向けの新型マウントアダプタが複数参考出品されていました。
こちらは VM-RF マウントアダプタ。同社の VM レンズやライカ M マウントレンズを RF マウントに装着するためのもので、E マウント用と同じく接写用の繰り出し機構を内蔵しているのがポイント。従来はレンジファインダー系オールドレンズ遊びはフランジバックとセンササイズの関係で実質 α7 シリーズの独壇場になっていましたが、今後は他社製ボディでもできるようになっていくわけで、楽しみ方のバリエーションが広がります。

CP+ 2019

またフォクトレンダーブランドの E-Z マウントアダプタの参考出品もありました。ただしこちらは電子接点非搭載のため、あくまでフランジバックを埋めて MF レンズを使えるようにするためだけのアダプタ。TECHART のように AF まで使えるわけではありませんが、コシナ製だけに精度については期待して良さそう。フォクトレンダーの E マウント MF レンズはもちろんのこと、アダプタの重ね使いをすることで今までライカ M マウントやコンタックス G マウントレンズを α7 で使っていたユーザーがニコン Z に移行するためのソリューションにもなりそうです。

...とまあこんなところで、本来は LUMIX S1/S1R とかニコン Noct レンズのハンズオンとか α9 の新ファーム先行体験とかを見てくるべきだったのかもしれませんが、今回は基本的に自分の興味の対象のみを中心に見て回っていました。五年前の初代 α7 からフルサイズミラーレスを使っている身としては、今回の CP+ でのフルサイズミラーレス祭りはどこか冷めてしまっている部分があります(もちろん市場が盛り上がってくれること自体は歓迎ですが)。個人的には、従来の価値観の拡大再生産で既存ユーザーの買い換え需要ばかり狙うような商品戦略よりも、キヤノンのように既存カメラの価値観を超えるものを生み出そうとする動きにこそ注目したい。キヤノンのアレがなければ今年の CP+ にはがっかりしていたかもしれませんが、これが見られたことで「まだまだ捨てたものじゃないな」と感じられたイベントでした。

投稿者 B : 21:43 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/12/23 (Sun.)

Sony LA-EA3

EOS R と EF-RF マウントアダプタを実質無料で手に入れた方もいるようですが、いっぽう私は A-E マウントアダプタを買いました。

ソニー / LA-EA3icon

LA-EA3

今さらながら LA-EA3 です。フルサイズ対応、トランスルーセントミラーなしのマウントアダプタ。

初代 α7 を買ったときに導入した LA-EA4 も持っているんですが、ボディ側の AF スペックが劇的に向上した今 LA-EA4 のトランスルーセントミラーでは AF ポイントは狭いし少なすぎるし、制約も多くてあまり使いたいとは思えなくなってしまいました。対して LA-EA3 は(AF モーター内蔵レンズに限るものの)α7 III 世代との組み合わせであればネイティブ E マウントレンズに近い感覚で AF が使える。私はボディと一緒に A マウントレンズの大半を手放してしまいましたが、まだちょっとだけ保有している A マウントレンズを活かせるなら高い買い物ではないと思い、この機に購入しました。

LA-EA3

基本的には LA-EA1 のフルサイズ対応版ながら、三脚座が固定式だったり微妙に仕様が違います。

トランスルーセントミラーが入っていない分、LA-EA4 ほど取り扱いに神経質にならなくても良いのはありがたい。

LA-EA3

↑は AF モーター非内蔵の Planar 85/F1.4 ZA だからこのアダプタでは AF できませんが、元々 AF がジコジコ遅いレンズだったから今後は MF レンズとして生きていってもらうことにします。若干とはいえ画質に影響を与えるトランスルーセントミラーなしでこのレンズを使いたい、とは常々思っていましたし。

SSM 搭載レンズで使うと、リニアモーターを搭載したネイティブ E マウントレンズには若干劣るものの、AF-C モードも含めて実用的なスピードで AF が使えて快適そのもの。少なくとも MC-11 経由でシグマレンズを使うのと同等以上の感覚で扱えると言って良いでしょう。動きモノにどれくらいついて行ってくれるかは分かりませんが、その辺は追い追い確認していくつもり。

ソニー / LA-EA3icon

iconicon

投稿者 B : 22:30 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/24 (Sat.)

Peak Design DUAL PLATE

Peak Design 製のクイックリリースプレートを買ってみました。

Peak Design / Dual Plate ARCA + RC2 compatible camera plate

Dual Plate

アルカスイス&Manfrotto RC2 両対応のプレートです。同類の製品として先日 Manfrotto の 200PL-PRO を買ったところですが、Peak Design からも出ていたので比較してみたくなって(笑。三脚持って出かけたはいいけどクイックシューを忘れたという事故も案外珍しくないので(;´Д`)ヾ、どちらか片方はカメラバッグに入れっぱなしにしておけば無駄にはなりません。

Dual Plate

Manfrotto の 200PL シリーズプレートによく似た形状のカメラプレートです。200PL-PRO とは違って上面全体がゴム製の滑り止めになっています。
前後のセンター位置が微調整できるようになっているのが 200PL シリーズとは異なる点。

Dual Plate

底面は同社の Capture 付属のカメラプレートとほぼ同形状になっていて、Capture にも取り付けられるようになっています。つまりアルカ・RC2・Capture それぞれに互換性があるということ(Capture のプレート自体がアルカ互換式なわけだから当然ですが)。なんという俺得仕様。

Dual Plate

200PL-PRO と比べると、デュアルプレートのほうが 0.5mm ほど高さがありますが、まあ誤差範囲。逆に重さはデュアルプレートの方が微妙に軽く感じますが、これもまあ誤差範囲です。

Dual Plate

アルカ・RC2 両対応というスペックは同じですが、底面の仕様はだいぶ違います。デュアルプレートは Capture に対応しつつ、同社のアンカー取付用穴が二箇所空いていて、ここにストラップを取り付けることができる便利仕様。対する 200PL-PRO は Capture にもアンカーにも対応しませんが、ネジに手回しノブがついていてカメラへの装着時に道具が不要というメリットがあります(デュアルプレートは六角レンチ or コインが必要)。デュアルプレートはカメラへのつけっぱなしを前提としているようなので、いざというときのためにカメラバッグに忍ばせておくなら 200PL-PRO のほうが使い勝手が良さそうです。

Dual Plate

Peak Design のカメラプレート同士での比較。左から順にアンカーマウント(カメラストラップやアンカー取付用のプレート。クイックシュー機能なし)、スタンダードプレート(Capture/アルカ型対応プレート)、デュアルプレート(Capture/アルカ/RC2 対応プレート)の三種類。アンカーマウントが最もコンパクトですが、Capture ユーザーはスタンダード/デュアルの二択になります。フットプリントの差だけ見ると上位互換であるデュアルプレートつけっぱなしでいいのでは?と思うところですが、

Dual Plate

デュアルプレートはスタンダードに比べると高さが増してしまうのがネック。数字上は 3mm 程度の違いながら、α7 クラスのカメラで 3mm 底が上がってしまうのはちょっと辛い。私は α7 III につけっぱなしにするのはスタンダードプレートの方にしようと思います。デュアルプレートは必要に応じて EOS で使う感じかなあ。

Dual Plate

雲台への取付は、200PL-PRO 同様に RC2 が順方向、アルカスイスが 90° 回転して取り付ける形になります。

200PL-PRO とはもろに競合する製品でどちらを選ぶか悩ましいところですが、Capture システムやアンカーを多用しているならデュアルプレート、そうでないなら手回し対応でちょっとだけ安い 200PL-PRO、といったところでしょうか。

投稿者 B : 22:22 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/13 (Tue.)

カメラのゴム部白化をミューズで解消

レンズのゴム部の白濁化は薬用ミューズで直る?: mono-logue

少し前に Twitter で話題になっていた「カメラのズーム/フォーカスリングのゴム部白化はミューズのウェットティッシュで拭けばきれいになる」という話。そのうち自分でも試してみようと思っていたら先にサイカ先生に記事化されてしまったので(笑)、私も追試してみました。

EF70-200/F4L

私が愛用している EF70-200/F4L はサイカ先生のよりも一世代古い IS なし版。もう十年以上使っていますが、手ブレ補正こそないものの描写の安定性からここ一番では必ず持ち出すレンズです。まあ最近は α7 III+FE 70-200/F4G に出番を奪われがちですけどね。手持ちのレンズ群の中でも最も長く使っているレンズのひとつだけに、ゴムリングの白化はちょっと気になっていました。

アース製薬 / 薬用せっけんミューズ どこでもウェットクロス

薬用せっけんミューズ どこでもウェットクロス

おそらく知らない人はほぼいないであろう「薬用せっけんミューズ」ブランドのウェットティッシュ。近所のドラッグストアを数軒回ってみたら一軒に置いてありましたが、最も内容量の少ない 10 枚入りで ¥188、ってのはちょっと高価い。Amazon だと 40 枚入り×2 パックで ¥400 だったりするので、探す手間も考えれば通販で買うのが良いでしょう。

クロスはけっこう丈夫な素材で、カメラをゴシゴシ拭いてもそう簡単には破れません。

EF70-200/F4L

EF70-200/F4L のビフォー。ときどきメンテナンスしていたこともあって十数年使っているわりにはキレイなんじゃないかと自負してはいますが、それでもリングに刻まれたローレットの凹部に白い汚れのようなものがこびりついているのが分かります。この白いものはブルーミング現象(ブルーム)と呼ばれ、ゴムの成型時に使用された添加剤が表面に浮き出てきて結晶化することで発生すると言われています。このブルーム自体がゴムの皮膜となって劣化を防ぐ効果もあるため、必ずしも悪いものではないようですが、少なくとも美しくはありません。

EF70-200/F4L

ウェットクロスで拭き、表面についた水分を乾燥させたところ。見事にキレイになっています。

単に水拭きしたからキレイになったというわけでもなさそう。推測ですが、ウェットクロスの液体に含まれている界面活性剤(ラウリル硫酸アンモニウム)がブルームの成分を分解除去したということでしょうか。ちなみにこの界面活性剤は主にシャンプーや石鹸の基剤としてつかわれるものらしく、ミューズブランドの製品ならではの効果と言えそう。通常のアルコール/ノンアルコール系のウェットティッシュと比較してみてはいませんが、ここまでの効果は出ないのではないでしょうか(水拭きした分の効果は出るでしょうが)。

SIGMA 50-500OS

続いて私が最もハードに使っているレンズ、シグマの 50-500OS(そろそろ 60-600 Sports あたりに買い換えたい)。
ゴムの凹凸がキヤノンよりも細かいのでパッと見では気付きにくいですが、これもまたゴム部が白化しています。特に普段あまり触らないフォーカスリングの白化がすごい。

SIGMA 50-500OS

ビフォーアフターが判りやすいよう、向かって右半分だけを拭いてみました。どーですかこの差!
まあこのレンズに関してはブルーミングだけでなく砂埃などの細かい汚れもいろいろこびりついていたようで、拭いたらウェットクロスが真っ黒になりました(笑。オフロードレースを撮りに行くと一発でホコリまみれになるんですよね。

今までレンズのゴム部の清掃には使い古しの歯ブラシとかを使っていましたが、もう今後はミューズ一択と言いたいレベルでキレイになっています。

Touit 32/1.8

ちなみにゴムと言えば...と思ってツァイス Touit でも試してみましたが、差が分からない(;´Д`)。
こののっぺりとしたフォーカスリングのゴム、改めて触ってみると他社のレンズよりも軟らかいゴムを採用しているせいか、買って 4~5 年経っている割にブルーミングは発生していません。ゴムの材質の違いと凹凸がないためブルームが出にくい/溜まりにくいのでしょうか。ただこのゴムには白いホコリが付着しやすいので、そういう意味でミューズで清掃は意味があります(ぉ

EF70-200/F4L

さすが薬用石鹸の代名詞、ミューズの力は伊達ではないことが分かりました。カメラ用品ではありませんが、これは蔵 CURA のレンズクリーナーと同じくカメラメンテナンス用品の定番として常備しておきたいところ。そろそろ「大掃除」というキーワードが気になる時期でもありますし、年末に向けて防湿庫の中身のメンテナンスに一ついかがでしょうか。

そういえば定番ブランドのカメラメンテナンス用品としては、ケンコーがレック社との協業で発売している「激落ちくん」もありますが、これは激落ちくんのブランドイメージが強力すぎてレンズのコーティングまで落ちそうで、試すのが躊躇われるんですよね(ぉ。

投稿者 B : 23:50 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/11 (Sun.)

Peak Design ANCHOR LINKS 追加購入

Anchor Links の銀一限定ブルーモデルをもう 1 セット追加で購入しました。

Peak Design / Anchor Links GIN-ICHI Corp. 60th Anniversary Limited Edition

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

手持ちのカメラストラップを何本かアンカー対応にしたかったので、どうせなら限定モデルが残っているうちに買っておこうということで。銀一ダイレクトショップでは速攻完売してしまいましたが、ヨドバシ・ドット・コムではそれなりに潤沢に在庫があるようです。これはもしかすると、私と同じく販路が分からないから直販で買っておこうというユーザーが多かったのでしょうか。

Anchor Links

Anchor Links は EOS 5D Mark III で使っている JETGLIDE 2 を脱着可能にするのに使用しました。ただキヤノン製カメラにつけるならアンカーは赤だよね、ということで青いアンカーは別のカメラに回します。JETGLIDE 2、スライド式ストラップとしては非常に使いやすく、ストラップ部分だけは Peak Design 製品よりも気に入っているくらい。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

結果的にアンカーリンクスヨドバシ・ドット・コムのレビュー欄にはいつもの三人が並ぶことに(笑。ひら P nano も三人お揃いになってしまったし、行動パターンが似すぎるのも考え物ですね...。

投稿者 B : 22:11 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/11/02 (Fri.)

Peak Design ANCHOR LINKS(青)

Peak Design の「Anchor Links」にブルーモデルが限定発売されたということで、1 セット確保しました。

Peak Design / Anchor Links GIN-ICHI Corp. 60th Anniversary Limited Edition

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

映像関連機材の輸入代理店「銀一」の 60 周年を記念した限定モデルという位置づけで、ノーマルモデルでは赤くなっているアンカーのリングパーツを銀一のブランドカラーである青に変更したモデル。銀一別注モデルということで、昨日から日本国内のみで販売されています。
私は別に銀一ブランドにはそこまで思い入れはありませんが(とはいえ Peak Design 以外にもシンクタンクフォト、DOMKE、Foxfire、クランプラーといった取扱ブランドの製品は多数持っているのでお世話にはなっています)、人とは違うブルーのアンカーが欲しくて早速買ってみました。カメラ店や量販店にどの程度流通するか不明だったため、銀一オンラインショップにて直接購入。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

パッケージも専用になっていて、表面の商品カットがちゃんとブルーになっているほか、裏面には銀一からのメッセージがしたためられています。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

商品としては Anchor Links のほうが本体のはずですが、この限定モデルに関して言えば青いアンカーのほうが本体と言って良いでしょう(笑。
赤いアンカーは V3・V4 含めてもう余るほど持っているけど、それでも青が欲しかった。

ちなみに当然ですがこの青いアンカーのバージョンは V4 でした。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

青を買ったのは限定カラーであることもさることながら、先日買ったアッシュカラーの Leash にはブルーのアンカーの方が合うと思ったから。アッシュカラーのストラップには差し色としてブルー系のステッチが入っているので、そこに赤いアンカーをつけると少し色味がゴチャゴチャした感じになってしまうんですよね。個人的には、限定モデルといわずアッシュカラーのストラップには標準でブルーのアンカーを付けてほしいくらい。

Anchor Links GIN-ICHI Limited Edition

Slide Lite のブラックモデルにつけると、アクセントカラーが青+赤でチグハグになってしまうかと思ったら、ツァイスレンズとの組み合わせは意外に悪くない。ツァイスも黒鏡筒に青ロゴ(ZEISS)+赤文字(T*)ですからね。

最近は Peak Design ユーザーもかなり増え、赤いアンカーを見かけることも増えてきましたが、これなら多少なりともオリジナリティを出せそう。例によって私の周囲にはこれを買う人が多そうなので、仲間内で集まるとかぶりそうですが(笑。

投稿者 B : 21:11 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/10/26 (Fri.)

SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-60i

ピークデザイン沼から繋がるアルカスイス沼(ぉ)にすっかり嵌まってしまいまして、またしてもクランプを購入しました。

SUNWAYFOTO / クイックリリースクランプ DDC-60i

SUNWAYFOTO DDC-60i

SUNWAYFOTO のアルカスイス型対応クランプです。
先日買った MAC-14 は RC2・アルカスイス型両対応クランプでしたが、この DDC-60i はアルカ型専用。

何故これを買ったかというと...befree は MAC-14 を使って RC2・アルカ型両対応に改造しましたが、私が持っている他の Manfrotto 製雲台をアルカ型対応化するため。ボール雲台 484RC2 はちょっと古いため現行の Manfroto 製品とはボス形状が異なり、befree と同じやり方ではクランプ換装できません。また 3Way 雲台 804RC2 はそもそもクランプ交換できる作りになっていない。であれば、クランプを二段重ねすることで無理矢理アルカ型対応にしてしまえ!というのが今回の目的です。

SUNWAYFOTO DDC-60i

見た目は MAC-14 とほぼ同じ。違いと言えば RC2 クイックシュー用のミゾがあるかどうか、くらい。

やっぱり私はこういう金属のカタマリ感があるものを買うと軽く興奮します(笑。

SUNWAYFOTO DDC-60i

MAC-14 同様にヘキサネジ、六角レンチとキャリングポーチが付属。今回は換装目的ではないのでネジとレンチは使いませんが、逆にキャリングポーチは使うことになります。

SUNWAYFOTO DDC-60i

MAC-14(写真左)と比べると RC2 に対応していない分だけコンパクトになっています。固定用のノブも一回り小さめ。

SUNWAYFOTO DDC-60i

側面から見るとフットプリント以上に厚みの差があることが分かります。また重さも DDC-60i のほうが軽く、付け外し前提で持ち歩くのに向いています。

SUNWAYFOTO DDC-60i

これの使い方は、3/8inch →1/4inch のネジアダプタを使って Manfrotto の RC2 クイックシュー(旧 200PL)に DDC-60i を装着します。こうすることで RC2 雲台をアルカスイス型対応クランプに変換できるというわけ。

SUNWAYFOTO DDC-60i

クランプの二段重ねはあまりスマートではありませんが、RC2・アルカのクイックシュー二刀流になってしまった身としてはこれをカメラバッグに忍ばせておくことで「RC2 の三脚なのにアルカ型シューしか持ってきてない」という事故を未然に防ぐことができます。まあこないだ買った 200PL-PRO をカバンに入れておく、でも良いんですが。
ちなみにこのクランプには「DDC-60L」というノブが長いバージョンもあるようなので、組み合わせる雲台によってはこちらを選んだ方が良いかも。

本当は雲台も最初からアルカスイス対応のものに買い換えたいんですけどね。特に 484RC2 なんかはかなり使い込んでガタが来始めているし。アルカ型対応で品質の良いものというと Gitzo か RRS かという感じだけど、高価いんだよなあ...。

投稿者 B : 22:06 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック