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2018/03/10 (Sat.)

Manfrotto フルードビデオ一脚ベース MVA50A

先週の CP+ 会場内のフォトアクセサリーアウトレットで捕獲してきました。

Manfrotto / フルードビデオ一脚ベース MVA50A

Manfrotto MVA50A

Manfrotto のスチル用一脚をビデオ一脚化するキットです。
カワセミ撮影においてもっとスムーズにチルト/パン操作ができるようビデオ一脚を買おうかと考えていたんですが、ちょうどいいタイミングでアウトレット品が出ていたためすかさず購入。

これは既に生産完了品で後継製品が出ていますが、現行品は XPRO monopod+ シリーズの一脚にしか取り付けられないため、もう十年以上愛用している Manfrotto 679B に取り付けられる旧製品をあえて手に入れる必要がありました。

Manfrotto MVA50A

ベース部分の三本の足は持ち運び時には折りたたむことができます。

ちなみにサイカ先生が以前この新旧のベースを搭載したフルード一脚を比較レビューしていたので、詳細はそちらで。

マンフロット 動画用フルード一脚 MVMXPRO500: mono-logue

本当は新型の方がチルトロック機構もついていて便利そうなんですが、旧型の一脚につけられないものはしょうがない。

Manfrotto MVA50A

ボールジョイント部は一脚をつけずに触ってみたところけっこう固かったので調整が必要かな?と思いましたが、一脚をつけた状態で動かすとてこの原理かちょうど良い軽さに感じました。
固さは基部についている三点のキャップボルトで調整できるけど、使い込んで緩んだりしない限りは特に必要ないかな。

Manfrotto MVA50A

私の一脚 679B は正式に対応品となっていますが、最も細いパイプの径が 20mm であれば他社製品でも使えるようです。

Manfrotto MVA50A

EOS 7D Mark II+APO 50-500mm OS をセットしてみました。(公式にはこの状態では自立しないとされているので、自立させてみたのは撮影した一瞬のみです)
今までは雲台もボール雲台をつけていましたが、より滑らかな操作性を求めてビデオ雲台に変更。これであまり追加投資せずに既存一脚をビデオ一脚化することができました。

そろそろカワセミが撮れるシーズンも終わりに近づいていますが、これを使ってあと 1~2 回は撮りに行けるかなあ。

Manfrotto / フルードビデオ一脚ベース MVA50A

B00XPUIV1M

投稿者 B : 20:50 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/03/05 (Mon.)

CP+ 2018 (3) befree は進化する

CP+ レポート、最後は Manfrotto ブースになります。

CP+2018 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+

Manfrotto ブースでまず出迎えてくれたのは、なぜかミニ三脚 PIXI EVO の上に載っかったガンプラ達。しかも三脚のカラバリに合わせてサザビー&キュベレイという渋い選択。Manfrotto ってこんなノリだったっけ?(;´Д`)

CP+

さておき、気になっていたのは新型の befree 三脚。befree は初代モデルを愛用していて、よりしっかりしている 190CXPRO4 よりも befree のほうが圧倒的に出番が多いくらい。それが今回、

  • 本体の剛性と雲台設計を見直し、耐荷重が二倍の 8kg となった「befree advanced」が発売
  • 脚ロック方式は従来のレバー式に加えてツイスト式(ナットロック式)から選択可能
  • クイックリリースプレートがアルカスイス互換タイプに
という形にさらに進化しました。耐荷重 8kg といったら超望遠ズームまでカバーできるスペックで、かなり幅広い撮影用途をこのトラベル三脚でこなせてしまうことになります。私は超望遠を使う際には三脚よりも一脚のほうが出番が多いので advanced である必然性はありませんが、ここまでスペックアップしたら買い換えたくなってきますね。

CP+

それから今までスルーしてましたが動画用のトラベル三脚として「befree live」もラインアップされています。脚の部分はノーマルモデルと同じですが、雲台がコンパクトなビデオ雲台に換装されたモデル。
私は娘のピアノ発表会等でビデオ撮影する際には befree とビデオ雲台 MVH500AH を組み合わせて使っていますが、三脚に対して雲台がオーバースペックだし、けっこう嵩張るんですよね。
befree live についているビデオ雲台は同等品が MVH400AH という型番で単売されているようで、私もこれを買って befree live 相当にしようかなあ。MVH500AH と比較するとカウンターバランスがついていないなど流石に見劣りしますが、家庭用のカムコーダで使うなら十分な気がします。ピアノの発表会だとパン/チルトすることも多くないし。

CP+

こちらは再びソニーブースですが、以前発表されていたソニーと Manfrotto の協業の成果として befree advanced の α バージョンが発売されました。
α バージョンといっても本体カラーが α のブランドカラーである「シナバー」になり、クイックリリースプレートに α9/7 用のものが付属するだけ、ではありますが、α ユーザーでこれからトラベル三脚を購入しようとしているなら選択肢に挙げて良いでしょう。

CP+

専用のカメラプレートといっても α9/7 のボディに合わせた突起がついてガタつきにくくなっているのと、シナバーカラーになっている程度の差ではあります。もうちょっと α に特化した特徴があるかと想像していたから残念ではありますが、今後の発展に期待しましょう。

CP+

あとサイカ先生に「これ見た?」と連れて行かれたオリンパスブース。製品がすごいというのではなくてこの展示がすごいという話。
静止画だと一見ガラスケースに訴求点を印刷したフィルムが貼られているように見えますが、これ透過型液晶を使ったディスプレイ展示なんです。ガラスの向こう側には、若干曇って見えるけどカメラが展示されているという。ガラスは液晶ディスプレイなので、当然表示内容は動画になっているという。

透過型液晶というデバイス自体は新しいものではありませんが、これだけの面積でそれなりに透明度があって、しかも黒が透けずにちゃんと描画できるところまで来ているということに驚きました。広告向けの技術って普段あまり触れる機会がないんですが、こういうのも進化しているんですね...。

現場からは以上です。

Manfrotto / befree live アルミニウム三脚ビデオ雲台キット (ツイストロック式)

B079YF5YXY

投稿者 B : 21:00 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/02/01 (Thu.)

カワセミ撮影用にドットサイトを導入

先日、自分の理想にかなり近い一枚が撮れたカワセミ撮影ですが、こうなるとさらにいい写真が撮りたいという欲が出てくるものです。具体的にはもっと成功率を高めたいし、できるだけトリミングせず画面いっぱいにカワセミを収めたい。最終的には自分のウデを高めるしかないにせよ、それを補助してくれるツールを導入することにしました。

オリンパス / ドットサイト照準器 EE-1

EE-1

三年前の CP+ で発表されたときに注目していた、カメラメーカー製としては珍しいドットサイト(光学照準器)。発売直後は品薄で全く入手できず、そのままにしていましたが、今改めて買おうと思ったらごく普通に買えました。
パッケージには OM-D のロゴが印刷されていて、主には同社の OM-D シリーズ用オプションという位置づけのようですが、別に電気連動しないので他社製カメラでも普通に使えます。実際、いつもカワセミを撮りに行っている場所でもこの EE-1 の使用率は高く(常連さんの 1/3 はつけている印象)、大半が他社製ボディユーザーという(笑。

EE-1

ドットサイトは主にモデルガン用品、一部カメラ用品等いくつか販売されていますが、こういう折りたたみ式のものは珍しい。開いた様子は往年のスポーツカーのリトラクタブルライトやガンダム NT-1 の腕部ガトリング砲を彷彿とさせるメカメカしさで、男心をくすぐります(ぉ。

EE-1

閉じるとコンパクトになります。まあ小さくなるという利点よりも、持ち運び時にガラスに傷や汚れがつくリスクを抑えられる、ということのほうが重要かもしれません。

EE-1

カメラにはアクセサリシューを介して取り付けます。といっても通電はしないため、他社製ボディでも問題なく使用可能。
電源は CR2032 ボタン電池。仮に電池が切れてもコンビニ等で調達しやすいのがありがたい。まあ、ガチで野鳥撮影に行く場合、周囲にコンビニがあるほうが珍しいはずなので(笑)、予備電池は持ち歩いていたいところ。

EE-1

左側面に電源オン/オフを兼ねたレティクル(照準)の輝度調整ダイヤルがついています。これ電源オフにするのを忘れそう...と思ったんですが、このダイヤル設定に関わらず本体の開閉に連動して電源オン/オフする仕組みになっていました。そりゃそうか。

EE-1

背面には本体の開閉レバーとレティクルの左右/上下調整ダイヤル。モデルガン用のドットサイトではレティクルの調整はドライバーや六角レンチで行うものが多いようで、精度重視なら確かにそのほうが良いのでしょうが、私は初ドットサイトなのでとりあえず扱いやすいほうが良いです。

EE-1

EE-1 にはソフトケースが付属しますが、後述する理由により私はたぶんこれ使わないと思います。

というわけでドットサイトですが、カメラのアクセサリシューに装着してもいいんですが、ファインダとドットサイトを交互に覗くのは面倒だし、その間にカワセミが飛んでしまいそう。できれば左目でドットサイトを見つつ、右目でファインダを覗きたい...と考えていたら、実際にそのためのブラケットが発売されていたので、併せて購入しました。

エツミ / ドットサイトブラケット E-6673
エツミ / ネジ付シュー II E-6813

EE-1

エツミからまさに OM-D+EE-1 用のアクセサリとしてドットサイトブラケットが発売されていたんですね。
で、EOS 7D Mark II で使うにはこれだけだと高さが不足するので、その差を埋めるためのネジ付シューも一緒に買ってきました。

EE-1

ブラケットはシンプルな L 字型ではあるものの、ネジ位置が可動するようになっているので OM-D 以外のボディでの使用も想定していると思われます。
ちなみにネジ付シュー II(E-6813)はヨドバシでは販売されているものの、エツミの公式サイトにも Amazon にも登録がありません。Amazon では E-6283 という型番のものが販売されていますが、旧型扱いながら実質的には E-6813 と同じもののようです。

EE-1

EOS 7D2+シグマ 50-500OS に EE-1 を装着するとこんな感じ。ブラケットの基部とアクセサリシューの間にネジ付シューを差し込んで高さ調整しています。こうすると左目でドットサイト、右目で OVF を同時に覗きながら撮影できますが、これでも EE-1 のほうが数ミリ低いかなという印象。ワッシャーを噛ますなり、ちょっと考えますか。
ちなみに私が通常 50-500OS を使う際にはボディ側には重量バランスのためにバッテリグリップを取り付けているんですが、そうするとドットサイトの高さ調整にネジ付きシューを何段も重ねなくてはならないため、とりあえずグリップは外しました。

EE-1

さすがにこれだけ長いレンズと一緒に使うと、ドットサイトの視野の右端はレンズフードで少し見切れてしまいますが、まあ許容範囲かな。
あとブラケットをつけるとドットサイトの右側についているレティクルの上下調整ダイヤルが操作しづらくなります。これは想定外だった...。

EE-1

ドットサイトの見え方はこんな感じ。コーティングのせいで色が緑系に転んでいますが、これはレティクルの赤を見やすくするためなんでしょう。
5 段階あるレティクルの輝度のうち、カワセミ撮影なら昼間でも 1~2 くらいの設定で十分だと思います。カワセミほど小さな被写体を撮るには、これ以上明るいと逆にカワセミが潰れて見えなくなるし、むしろレティクルはもっと小さい方がカワセミ用には良いような気もします。しばらく使ってみて、その当たりが不満になりそうならまた考えよう。

EE-1

というわけで使ってみました。

残念ながらオートフォーカスが合いませんでしたが、焦点距離 332mm(531mm 相当)のノートリミングでカワセミを中央に捉えたまま追いかけるところまでは成功。かなり惜しいところまで行ったと言えます。

EE-1

450mm(720mm 相当)でもここまで追えました。従来は、ここまで望遠にするとカワセミが飛んだ瞬間にフレームアウトして追いかけられなくなっていたところが、左目でより広い視野でカワセミを追いかけることで、フレーミングに関しては比較にならないほど歩留まりが高まっています。これならテレ端(500mm)でも十分行けそう。本当に、あとはカメラの AF セッティングをどうするかと、ひたすら練習と試行あるのみという感覚。前回よりも良い写真が撮れそうな手応えがあります。

今シーズンのカワセミを追えるのもあと 1~2 ヶ月といったところですが、その間に一枚でもいい写真が撮れるよう、チャレンジしようと思います。

オリンパス / ドットサイト照準器 EE-1

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エツミ / ドットサイトブラケット E-6673

B013JMCAMG

エツミ / ネジ付シュー E-6283

B007FNESCQ

投稿者 B : 22:01 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2017/12/18 (Mon.)

K&F Concept MRC Nano-X UV フィルタ レビュー

先日の円偏光フィルタに続いて、K&F Concept の Nano-X UV フィルタをレビューさせていただきます。

K&F Concept / MRC Nano-X UV フィルター 77mm KF01.870

K&F Concept MRC Nano-X UV

レンズ交換式カメラを使っている人であれば、円偏光や ND フィルタは持っていなくてもレンズ保護の目的でプロテクタまたは UV フィルタをつけているという人は多いのではないでしょうか。
これらのレンズ保護用フィルタは無色透明で写りに影響がないとは言うけれど、レンズの前に余計な光学素子が一枚増えるわけで、全く影響がないわけではありません。現代では特にイメージセンサもレンズも性能が劇的に向上し、レンズフィルタによる微妙な画質低下さえ「見えて」しまう機材が増えています。一方で、撮影用品メーカーも超高画質時代に合わせた製品作りを加速していて、近年ではナノコーティングや撥水・防汚などの特長をもったレンズフィルタが増えてきました。
今回レビューするのは、そんな流れの中 K&F Concept が新たに送り出した「Nano-X」シリーズの UV フィルタです。

【関係性の明示】
本エントリーの執筆にあたり、製品の開発元である K&F Concept よりレビュー用製品の提供を受けています。ただしそれ以外の報酬はなく、記事内容への関与も一切ありません。事実誤認があった場合は、修正部分を明示した形で訂正を行います(誤字脱字の修正を除く)。

K&F Concept MRC Nano-X UV

紫外線のみをカットするのが UV フィルタです。写真の写りに悪影響を及ぼす成分のみをカットし可視光には影響しないため、見た目上は単なるプロテクトフィルタと何ら変わらず、常用のレンズ保護フィルタとして使用可能。今回は私の EOS 5D3 の主力レンズと同じ 77mm 径のフィルタを試してみました。

K&F Concept MRC Nano-X UV

国内メーカーのレンズフィルタと言えば、ケンコーとマルミが二大勢力でしょう。私はちょうど両社のフィルタ上位モデルであるケンコー Zeta とマルミ EXUS を同じ径で持っているので、比較してみました。
K&F Concept の Nano-X は、Zeta や EXUS と比べてもさらに薄枠になっていて、広角レンズでもケラレる心配なく使うことができます(Zeta も EXUS も広角対応を謳ってはいますが)。

K&F Concept MRC Nano-X UV

「16 層マルチコート」を謳う Nano-X はグリーン系のコーティングが施されています。比較対象は Amazon ベーシックの UV フィルタですが、UV なのでさすがにノンコートってことはないと思うけど良くてシングルコートでしょう。Amazon ベーシックのフィルタが白色光源を盛大に反射しているのに対して、Nano-X はマルチコートが程良く反射を抑えているのが判ります(写真はわざと光源を反射させて最も反射の強いアングルで撮影しています)。

K&F Concept MRC Nano-X UV

Zeta および EXUS とも比較してみました。いずれもコーティングはグリーン系ですが、機種によって微妙に色合いが異なります。
また反射の具合は、この中では Nano-X が若干反射が強め。Zeta と EXUS は反射自体が少ない上に、反射した光の輪郭がうまくぼかされているように見えます。このあたりはコーティングのノウハウの差でしょうか。

K&F Concept MRC Nano-X UV

もう少し反射について見てみましょう。↑の写真は反射した光源に焦点を合わせてみたものですが、Zeta と EXUS は反射光が明らかな二重像になっているのに対して、Nano-X は二重像のズレが小さい。これはレンズの表裏両方で反射を起こしているため、ガラスの厚みの差によって生まれている違いだと思われます。コーティングの差もありますが、ガラス厚の違いが反射光の輪郭の固さの違いを生んでいる可能性もあります。
また Zeta、EXUS ともにガラスの平面精度確保やレンズ保護のためにガラス厚を 2mm にしたことを謳っています。対して Nano-X は逆に薄型であることを訴求しており、レンズ保護よりも紫外線カットや撥水・防塵を重視していることが分かります。

K&F Concept MRC Nano-X UV

キズ防止・撥水・防汚・防塵についても比較したいところですが、さすがに私物の高級フィルタにキズをつけたりサインペンを試す勇気はないので(汗)、とりあえず撥水をチェック。フィルタのガラス面にスポイトで水を一滴落としてみました。
Nano-X と EXUS は見事に水滴が水滴のままガラス面に留まっていて、この状態でブロワーを一吹きしてやるとガラス面にほぼ跡を残さずに水分を吹き飛ばすことができました。この二製品はほぼ同等の撥水性能を持っているとみてよいでしょう。Zeta は残念ながら水滴を落とした時点でベチャッとついてしまい、ブロワーで吹いても表面に流れた跡が残ってしまいました。まあ Zeta は高級レンズフィルタの先駆けで、現在は Zeta Quint や ZX といった撥水防塵等に対応した上位機種が出ているので、Zeta での比較はあまりフェアではありませんが。でも Zeta Quint も ZX も、高価いんだよなあ...。

最後に実写での比較です。このクラスの UV フィルタは普通に撮っても性能差を判別することが不可能に近いので、今回はあえて逆光性能を試してみました。機材は EOS 5D Mark III+EF24-70/F4L、逆光で光源がギリギリフレームアウトする構図でレンズフードなしという条件で、フィルタなしと前述の三種のフィルタを比較。

フィルタなし
Kenko Zeta
MARUMI EXUS
K&F Concept MRC Nano-X UV

こうして比較してみると、光学的に厳しい条件下ではどんな高級フィルタを使うよりもフィルタなしのほうが良好な画質が得られることが改めて判ります。ガラスが一枚増えるだけでゴーストがこれだけ増えてしまうとは。
フィルタあり同士では、Zeta と EXUS がよく似た傾向にあり、Nano-X だけが少し特性が違っています。Zeta・EXUS はゴーストの出方がややマイルドながら、光源付近に赤青のゴーストが発生。対する Nano-X は赤青のゴーストは出ないものの、固いグリーンのゴーストが他の二機種よりもやや強く発生、また画面左下にもうっすらとゴーストが発生しています。まあ、実際には画面内に直接光源を入れるような構図でもない限り、いずれもレンズフードを使うことで抑え込めるものだとは思いますが。また先日試用した円偏光フィルタに関してはそもそも逆光で使うようなフィルタではないので、実用上の問題はさらに少ないはずです。

老舗メーカーの高級フィルタに比べるとやや分が悪いところもありますが、まあ実売価格で二倍近く違いますからね。いいレンズにはいいフィルタを奢ってやりたくなるものですが、あまりに高いフィルタばかり揃えているとこの総額でもう一本レンズ買えるんじゃね?的な本末転倒を感じる瞬間もあります(´д`)。比較的低価格ながらマルチコートかつ撥水・防塵等の機能まで備えた K&F Concept Nano-X シリーズは、そんな葛藤に応えてくれる必要にして十分なフィルタです。私も「虎の子の一本」的なレンズ以外は今後このフィルタで揃えていっても良いかもなあ、と思っています。

K&F Concept / MRC Nano-X UV フィルター 77mm KF01.870

K&F Concept

投稿者 B : 23:30 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2017/12/10 (Sun.)

K&F Concept MRC Nano-X 円偏光フィルタ レビュー

以前 L/M-NEX マウントアダプタをレビューさせていただいた K&F Concept から、レンズフィルタをレビューする機会をいただきました。

K&F Concept / MRC Nano-X 円偏光 CPL フィルター 77mm KF01.883

K&F Concept MRC Nano-X CPL

今回機材提供を受けたのは、サーキュラー PL(円偏光)フィルタと UV フィルタの二種。K&F Concept は従来から低価格なレンズフィルタを発売していましたが、このたび新しく高品質なフィルタである「Nano-X」シリーズが発売されたとのことで、そちらを試してみました。

【関係性の明示】
本エントリーの執筆にあたり、製品の開発元である K&F Concept よりレビュー用製品の提供を受けています。ただしそれ以外の報酬はなく、記事内容への関与も一切ありません。事実誤認があった場合は、修正部分を明示した形で訂正を行います(誤字脱字の修正を除く)。

まずは円偏光フィルタからレビューしていきます。
今回は 77mm のフィルタを試用しました。CPL フィルタってけっこう高価くてレンズの径ごとに買うとお金がいくらあっても足りないので、使用頻度の高いレンズのうち径の大きなものに合わせて用意して、あとはステップアップリングを使って小径のレンズに流用するのが良いでしょう。私は EOS 5D3 のメインレンズである EF16-35/F4L、EF24-70/F4L に合わせて 77mm を選択。

K&F Concept MRC Nano-X CPL

同梱のクリアケースは正方形で内部にスポンジクッションが敷かれたもの。この手のフィルタには円形のケースが付属することが多いですが、そういうのに比べると少しだけ嵩張ります。フタもヒンジでケースに繋がっているわけではないので、持ち運びには別途フィルタポーチ等を用意すべきかもしれません。

K&F Concept MRC Nano-X CPL

リングは金属製でネジ切りの精度、リング回転の滑らかさともに悪くない。
レンズ取付側のリングがかなり薄く、フィルタ全体の薄さに一役買っているのは良いんですが、そのせいで指で外すのはちょっと難しいレベル。フィルタールーズは持っておいた方が良いでしょう。

K&F Concept MRC Nano-X CPL

同社が「Nano-X」と呼ぶ 16 層のマルチコートは緑色系のコーティング。安物のフィルタだと良くてシングルコート、あるいはコーティングなしだったりしますが、この製品は K&F Concept の中でも上位モデルということで拘っているようです。ちなみにガラス自体はドイツ製とのこと。
このコーティングはアンチスクラッチ・撥水・耐油・防塵対応ということですが、そのあたりは別途 UV フィルタのレビューにて試してみる予定。

CPL フィルタなし

さっそく試写してきました。
まずは CPL フィルタの光下が分かりやすい例。こちらは EOS 5D3+EF24-70/F4L でメタセコイアの紅葉を順光で撮影したもの(CPL フィルタなし)ですが、葉っぱは日光を反射して白っぽく写っているし、バックの青空ものっぺりとしているし、肉眼で見たときにはあんなに綺麗だったのに写真にするとイマイチ...となりがちな代表例です。

※本エントリーの作例は EOS 5D Mark III で撮影した JPEG 画像を全てレタッチなしのトリミング/リサイズのみで掲載しています。

K&F Concept MRC Nano-X CPL

そこに CPL フィルタを使って撮ると葉っぱの反射光が抑えられて色鮮やかになり、青空にも深みが出てグッとイイ感じになりました。記録色よりも記憶色というところですが、肉眼で見たときの印象にかなり近く、満足感が高まります。

そういえば以前 Amazon で買った中華製の激安 CPL フィルタは色が黄色に転んでしまって後加工前提でなければちょっと厳しいものがありましたが、本製品はホワイトバランス自体には大きな影響もなく、良好な画質が確保できていると言えます。

CPL フィルタなし

歩道一面に散った銀杏が反射光で白っぽくなって、せっかくの雰囲気が台無し。
こういう写真(CPL フィルタなしで撮影)も、撮った後にがっかりする代表例と言えるでしょう。

K&F Concept MRC Nano-X CPL

これも CPL フィルタで反射光を目一杯カットしてやると、ちょっと大げさなくらい鮮やかな黄金色に。「その者蒼き衣を纏いて金色の野に降り立つべし。古き言い伝えはまことであった...!」という台詞が口をついて出てきます(ぉ

反射光で白飛びしちゃった写真って、RAW 現像やレタッチでも救える範囲に限度があるため、CPL フィルタで最初から特定周波数の光をカットしてやることで写真に深みが出るし、現像時の調整の幅も広がります。

CPL フィルタなし

反射光のカットと言えばガラスも忘れてはいけません。
こういうガラス張りの建物の場合、建物全体が外光を反射して白っぽくなり、雰囲気が出ないばかりか場合によっては撮影者自身が映り込んでしまったり、いろいろと難しい。

K&F Concept MRC Nano-X CPL

CPL フィルタを使うことで、ガラス越しに鉄骨のフレームがくっきりと見えてきて、ガラスの透明感と建物の存在感が際立ちます。
順光の場合は青空がグッと引き締まることで主題が引き立つという副次効果もあります。

CPL フィルタなし

水面もそうですね。せっかく綺麗な水生植物や水の流れを撮っても、光が反射しては魅力も半減します。

K&F Concept MRC Nano-X CPL

その反射をカットしてやると、水の透明感や深さが表現できて、こっちの方が全然良い。蓮の葉の緑も引き締まりました。

レンズフィルタってレンズの前面にさらにガラスを追加するものなので、その質によってケラレや解像度低下、あるいはフレアやゴーストの発生源になるなどリスクも伴うものです。しかし今回の撮影中にはそのあたりで特に気になる部分はなく、すんなり使えてしまったこと自体がこの製品のモノの良さを証明していると言えるでしょう。K&F Concept のレンズフィルタとしては高価な部類に入りますが、日本メーカーの上位機種の実勢価格比で 2/3 くらいの値段でこのクオリティが手に入るならば、文句はないのではないでしょうか。

K&F Concept / MRC Nano-X 円偏光 CPL フィルター 77mm KF01.883

K&F Concept

投稿者 B : 22:15 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2017/09/16 (Sat.)

K&F Concept L/M-NEX マウントアダプタ レビュー (2)

K&F Concept のマウントアダプタレビューの続きです。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

K&F Concept L/M-NEX

今回は実写画像を交えつつ、使用感について書いていきたいと思います。

【関係性の明示】
本エントリーの執筆にあたり、マウントアダプタの開発元である K&F Concept よりレビュー用製品の提供を受けています。ただしそれ以外の報酬はなく、記事内容への関与も一切ありません。事実誤認があった場合は、修正部分を明示した形で訂正を行います(誤字脱字の修正を除く)。

私が持っている M マウントレンズは NOKTON 40mm と SUPER WIDE-HELIAR 15mm の 2 本。M マウントといえばライカですが、ライカでは中古でも安くないのに対して、フォクトレンダーはハイスペックレンズでなければ新品でも手を出しやすい価格帯。ミラーレス、特にフルサイズセンサ搭載の α7 シリーズでコンパクトなシステムを組むのに最適なレンズ群だと思います。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

まあ、マウントアダプタなので装着してしまうとあまり存在感を気にしなくなってしまうものですが、今まで使っていたフォクトレンダーのヘリコイドアダプターはズッシリ重く、せっかく軽い M マウントの MF レンズを使っているのにちょっと惜しいなあ...と感じてもいました。それがこのシンプルなマウントアダプタに換えることで一回り軽量になり、持ち歩きの気軽さが一段上がった感覚があります。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

MF レンズではフォーカスリングと絞りリングを頻繁に操作することになります。このマウントアダプタは特にガタが気になることもなく、いい意味でマウントアダプタのことを忘れて撮影に集中できます。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

最近はあまりガッツリ撮影しに行く余裕もなくて、つい AF でラクをしがちだったんですが、久々に MF レンズだけで撮影に没頭するのも改めて楽しい。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

NOKTON 40mm F1.4 は描写に古くささはないながらも、やや緩さを残した柔らかい描写が気に入っています。現代のカリッカリのレンズも気持ちいいんだけど、そればかりだと疲れてしまう気がして。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

このマウントアダプタはオーバーインフ気味に設計されているようで、(少なくとも手持ちのレンズとの組み合わせを試してみた限りでは)無限遠が出ないということはありませんでした。マウントアダプタの世界では、アダプタの精度だけの問題ではなく、レンズ側の製造のバラツキにも由来するところなので、レンズとアダプタの組み合わせによっては無限遠が出ないということはままあります。最近はアダプタ側をオーバーインフにすることでそのバラツキを吸収するのが一般化していますが、このアダプタもその流れを汲んでいるようです。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

逆行耐性もチェックしてみました。特にアダプタ起因で内部反射が増えるようなこともなく、レンズ本来の性能が出ていると言えそうです。まあ M マウントはそもそもフランジバックが短く、内部反射が起こりにくい構造ではあるんですが。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

続いて SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asph. II。ボディは超広角レンズでも周辺部の色かぶりが発生しにくい α7S に換えています。

ここまで広角のレンズになると被写体にグッと寄って撮ることが少なくなるので、ヘリコイド付きアダプタよりはスタンダードなアダプタで身軽に使いたいところ。やっぱり NOKTON よりはこっちのレンズのほうが、このアダプタとの相性がいいように思います。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

SWH15/4.5、久しぶりに使ったけどやっぱり良いですね。ネイティブ E マウント対応の III 型が出て画質面では当然そっちのほうが良いわけですが、α7S との組み合わせなら周辺の色かぶりも像流れもさほど酷くないし、中央部のパキッとした描写は気に入っています。手軽に使えるアダプタが手に入ったことだし、もう一度活用してやろうという気になってきました。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

α7 シリーズは今最も勢いがあるカメラだし実際いいカメラだと思うんですが、純正レンズは画質や機能重視でどんどん重厚長大化しています。それに対して M マウントレンズは「フルサイズのカメラを手軽に持ち歩いて撮れる」という α7 シリーズのもう一つの活かし方を提示してくれるレンズ群と言えます。街中でスナップを撮るにしても、これくらいの存在感のカメラとレンズならば気兼ねしなくていい。
K&F Concept の L/M-NEX マウントアダプタは、特別な機能こそないものの、そういう使い方に「必要にして十分」なアダプタだと思います。この価格帯ならばレンズの本数分だけ揃えてもお財布にはやさしいはず。私も今後、二本目以降のアダプタを買うときや、新しいマウントに手を出してみたいけど使い続けられるか自信がないときには、K&F Concept の製品を選択肢に入れることにします。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

B06WLR536L

投稿者 B : 22:30 | Camera | Camera Accessory | NOKTON classic 40/F1.4 MC | Photograph | SUPER WIDE-HELIAR 15/F4.5 ASPH.II | α7R | α7S | コメント (0) | トラックバック

2017/09/07 (Thu.)

K&F Concept L/M-NEX マウントアダプタ レビュー (1)

中国発のカメラ周辺機器ブランド「K&F Concept」のマウントアダプタを試用する機会をいただいたので、使ってみた上でのレビューを書いていきます。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

K&F Concept L/M-NEX

今回はブロガー向けレビューサイト経由ではなく、メーカーさんから直接製品のご提供をいただきました。とはいえいつも通り中立な視点で評価するつもりですが、念のため関係性を明示しておきます。

【関係性の明示】
本エントリーの執筆にあたり、マウントアダプタの開発元である K&F Concept よりレビュー用製品の提供を受けています。ただしそれ以外の報酬はなく、記事内容への関与も一切ありません。事実誤認があった場合は、修正部分を明示した形で訂正を行います(誤字脱字の修正を除く)。

K&F Concept は今年に入ってから日本国内での正規流通が始まり、特にマウントアダプタは低価格な割に作りが良いと話題になっているメーカー。オールドレンズ&マウントアダプタの第一人者である澤村徹さんや最近オールドレンズ用ボディとして初代 α7 を購入された MacBS さんが立て続けに同社のマウントアダプタを試されていたので、私も気になっていたところでした。そこにレビュー用機器提供のオファーをいただいたため、喜んでお受けしました。
※2017/9/11 追記:初回に試用した製品は初期不良でマウント面に擦り傷があったため、メーカーさんより代替機を入手した上で写真を差し替えました。

K&F Concept L/M-NEX

今回レビューするのはライカ M-ソニー E(フルサイズ対応)のマウントアダプタ。最近のマウントアダプタは電子連動、シフト対応、縮小光学系搭載、強引な AF 対応など、「変態」と呼ぶに相応しい高機能な製品が増えています。逆に言えば普通のマウントアダプタは以前ほど話題になることも少なくなりましたが、選択肢といえば「カメラ店で大手メーカー製品をそこそこの値段で買う」か「Amazon で中国系メーカーの怪しくて安い製品を買う」かの二択だったと言えます。そこにありそうでなかった「そこそこの品質で安価なマウントアダプタ」として K&F Concept が現れた印象。焦点工房やヨドバシカメラでも取り扱いが始まったのも安心材料です。

K&F Concept L/M-NEX

特別な機能のないマウントアダプタで、外観的にも特筆すべきものはありませんが、内面反射防止の凹凸がついているなど、作りにはこだわっている印象。
ただ、開封時から既にマウント面には製造時あるいは検品時についたと思われる細かな擦り傷がありました。マウント面へのこの程度の傷は使っていくうちについていくものだからあまり気にしませんが、ちょっと残念なところ。
※2017/9/11 修正:メーカーさんに確認したところ、この擦り傷は初期不良だったようです。代替機には目立つ傷はありませんでした。

K&F Concept L/M-NEX

私が愛用している L/M-E マウントアダプタ、フォクトレンダー(コシナ)の Close Focus Adapter と比較してみました。横並びで見ると、デザインも質感も精緻な作りもコシナの方が上ですが、値段が 10 倍違いますからね...。

またコシナのほうはアダプタ側に最短撮影距離を短縮できるヘリコイドが仕込まれていることもあってかなり重い(実測 120g)のに対して、K&F Concept のほうは実測 49g しかなく、とにかく軽い。M マウントレンズは寄れないことが多いためヘリコイド入りのメリットもありますが、レンズのコンパクトさを活かして軽快にスナップに行きたいことも多いため、この軽さはアドバンテージになり得ます。

K&F Concept L/M-NEX

このマウントアダプタを使って NOKTON classic 40mm F1.4 MC を α7R に装着してみました。α7 II も持ってるけど、M マウントレンズはよりコンパクトな初代 α7 シリーズにこそ似合うと思います。

K&F Concept L/M-NEX

アダプタの縁はダイヤカットされていてキラリと光ります。1980 年代のツァイス・イエナ製レンズっぽさがあって、私はけっこう好き。

K&F Concept L/M-NEX

レンズリリースレバーは他社のアダプタに比べるとちょっと押し心地が軽いかな。まあ撮影中にレンズが外れてしまうようなことはないでしょうが、α はグリップとマウントの間隔が狭く、人によっては指が当たりがちなので気をつけたいところ。

K&F Concept L/M-NEX

アダプタの側面に刻まれたローレット。もう少し細くてエッジが立っていればフォクトレンダーレンズとの相性はベストだったでしょうが、まあ十分です。
レンズを装着してみてもガタツキも特にないし、実売 3,000 円もしないアダプタとしては十分すぎるクオリティと言えます。

K&F Concept L/M-NEX

こちらは α7S+SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5。NOKTON だと「もうちょっと寄りたい」と思ってヘリコイドアダプタにお世話になるシーンが多いので、私はこのマウントアダプタはこちらの組み合わせで使うことのほうが多くなりそうかな。

「安価で高品質なマウントアダプタ」ということで、これからマウントアダプタ遊びを始めるビギナーはもちろんのこと、複数のボディマウントでレンズを使い回したいヘビーユーザーや「レンズにアダプタをつけっぱなしにしたい」ユーザーの複数買いにも向いていると思います。特に M42 や L39 などのスクリューマウントの場合はレンズの付け外しが面倒なので、アダプタをつけっぱなしにしてバヨネットで一発着脱できるとラク。既にひととおりマウントアダプタは持っているような人でも、サブ用にとりあえず買っておくのに良い選択肢だと言えそうです。

次回は実際の撮影を通して使用感などを試してみようと思います。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

B06WLR536L

投稿者 B : 22:00 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2017/07/23 (Sun.)

SIGMA MC-11 (EF-E) Ver.1.08

スプラトゥーン漬けですっかり出遅れてしまいましたが、先週リリースされたシグマ MC-11 の最新版ファームウェアを適用してみました。

SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 SA-E / EF-Eファームウェアアップデートのお知らせ

SIGMA MC-11

EF-E 用の最新バージョンは 1.08(SA-E 用は 1.06)。最近のアップデートはほとんどがシグマの新レンズ対応ばかりで私には関係がなく、私はめんどくさいので Ver.1.02 のまま放置していました。
今回の主なアップデート内容は「非対応レンズの一部で発生している AF 不具合の修正」とのこと。シグマは以前にも動作保証外レンズのためのファームアップを提供してくれたことがあり、MC-11 がユーザーにとってどういう役割を担っているか、ちゃんと解ってますね(ぉ

SIGMA MC-11

個人的にちょっと期待していたのは「非対応レンズでもファストハイブリッド AF を使用可能にしてくれるんじゃないか?」ということでしたが(このへんの詳細は過去記事参照のこと)、ファームアップしても非対応レンズ装着時には α7 II の AF 設定は位相差/コントラストのどちらかしか選択できず、対応レンズのように速度と精度を両立したハイブリッド動作にはなりませんでした。まあ位相差センサとコントラスト検出を協調動作させるにはレンズ側も最適化されている必要があるわけで(純正 E マウントレンズですらハイブリッド AF の登場時にはレンズのファームアップが必要だった)、さすがにこれは期待しすぎでした。
まあ、今までキヤノン EF レンズを位相差 AF のみで使っていても AF 精度が致命的に悪いということもほぼなかったので(近接撮影時に少し気になる程度)、あまり問題はありません。

SIGMA MC-11

ファームアップの効果ですが、少なくとも α7 II で少し使ってみた限りではあまり違いは感じず。そもそも不具合らしきものに遭遇したこともありませんでしたが。ファームウェアの提供タイミング的には、むしろ α9 との組み合わせで生じていた不具合への対応が中心だったんですかね。
ちなみに SA-E 版でも同様のファームアップが提供されているので、EF レンズだけでなくシグマ製の少し古いレンズに対しても改善が図られているようです。

シグマといえば、年末に向けてフルサイズ E マウントレンズをついに出してくるらしい、という噂もありますが、どのへんのレンズを出してくるんでしょうか。個人的には純正 24-70/F4 の代替になりそうなレンズが出てきたら、買い換え検討したいと思っています。

シグマ / MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E

B01C7A3W7S

投稿者 B : 21:08 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2017/05/17 (Wed.)

ドライボックスと乾燥剤の話

そろそろ梅雨も近づいてきたので、カメラ機材の防湿の話でもしましょうか。

私の所有機材もかなり増えてきて、そろそろ防湿庫にも収まりきらなくなってきたんですが、さすがに自宅には防湿庫を買い換え/買い増しするほどスペースもなく。仕方ないので、防湿庫を買う前に使っていたドライボックスを引っ張り出してきて、使用頻度の低い機材をこちらに収納することにしました。

ナカバヤシ / CAPATY ドライボックス 11L (グレー)

CAPATY ドライボックス 11L

このドライボックス、背が低いので機材の出し入れがしやすいし、複数積み重ねておけるし、湿度計もついていて使い勝手が良いんですよね。蓋にはちゃんとパッキンがついているので、密閉性が高いのもポイント。
でもしばらく使っていなかったので、乾燥剤を買い直す必要があるけどどれにしよう...と迷いつつ、スーパーの日用品コーナーでえいやっと買ってきました。

エステー / ドライペット スピード吸湿 くつ用

B00I4FVXEU

別にカメラ用である必要もないし、乾燥剤ならばシリカゲルでしょという短絡的な発想です。靴用で除湿容量も大きそうだったし、天日干しで再利用可能、というのも扱いやすそう。
と思ってとりあえずドライボックスに突っ込んでみたら、

CAPATY ドライボックス 11L

なんかほんの一時間ほどで湿度 25% とかまで除湿されてるんですけど!効き過ぎ(;´Д`)ヾ。
一般的にカメラやレンズに理想的な湿度は 40% 前後と言われていて、乾燥しすぎでも逆にレンズのコーティングやグリスに悪影響が出たり、あまり良いことはありません。だから湿度管理がしやすい防湿庫の価値があるわけです。

使用頻度の低い機材とはいっても使えなくなってしまっては困るので、乾燥剤を変えてみることにしました。

ハクバ / 強力乾燥剤 キングドライ KMC-33

キングドライ

やはり餅は餅屋、ということでハクバの乾燥剤。
こちらはシリカゲルではなく酸化カルシウム(石灰)系の乾燥剤ということで、とにかく強力に乾燥させるのではなく、ある程度の湿度で長期に安定させることに主眼を置いた乾燥剤です。

キングドライ

この乾燥剤自体は味付け海苔等に同封されているものと同じですが、包装のナイロン素材が特殊とのこと。製品の訴求にもあるとおり、湿度を 40% 前後に保てるようになっているとのこと。これなら乾きすぎることもなく安心です。
ただしシリカゲルと違って急速乾燥させる力はなく、入れて一時間程度ではほとんど湿度計の値が変わりません。4~5 日かけて湿度を下げていくものということで、頻繁に機材を出し入れするボックスにはあまり向いておらず、今回のようにある程度長期保管する用途に向いている乾燥剤と言えます。逆に毎週使う基剤を入れておくドライボックスであれば、シリカゲルを適量使う方が合っているでしょう。

このキングドライは有効期間が 8 ヶ月程度ということで、日本ならそもそも乾燥している冬季を除いて、春先に入れ替えて秋の終わりまで使う、というサイクルでちょうど良さそうです。

靴用乾燥剤のほうは、本来の用途である靴に使うことにします(笑

ナカバヤシ / CAPATY ドライボックス 11L (グレー)

B000UJ8W42

投稿者 B : 23:00 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2017/04/04 (Tue.)

thinkTANKphoto Lens Drop

桜の季節はいろいろとレンズを換えながら撮りたくなるもので、こんなツールを買ってみました。

シンクタンクフォト / レンズドロップ

thinkTANKphoto Lens Drop

メイン遣いのバックをほぼ全てバックパックタイプにしたら、メッセンジャーバッグに比べてレンズ交換時にバッグから取り出す手間が増えてしまい。そのためにサイドオープンタイプのバックパックを使ってもいるんですが、頻繁に使う 2 本くらいのレンズはすぐに交換できるようにしておきたいと考えました。撮影時に 3~4 本のレンズを携行していても、特に使うのはシチュエーションにもよるけど 16-35mm+24-70mm とか、35mm+50mm とか、50mm+85mm とか、うち 2 本程度を主に使うことが多いので。
レンズ用のソフトケースを出しているメーカーは多数ありますが、ベルトループ等がついていて腰から提げられるタイプはあんまり多くない。中でもバリエーションが豊富だったシンクタンクフォトから選択しました。最後まで迷ったのは同社のレンズチェンジャーシリーズPeak Design のレンジポーチ。Peak Design はさすがに高価いので、信頼のシンクタンクフォトにしました。

thinkTANKphoto Lens Drop

サイズ感はこんな感じ。想像していたよりも大きかったですが、この手のレンズケースはヨドバシ等でも展示されていないことが多くて、なかなか実物の大きさが分かりづらい。

thinkTANKphoto Lens Drop

EF16-35/F4L がフード付きでスッポリ収まりました。これなら手持ちの F4 系広角~標準ズームと F1.4 系単焦点はひととおり入りますね。F2.8 ズームでも入りそうです。
ちょっと大きいかと思ったけど、レンズ交換時にスポッと収められる、まさに「レンズドロップ」な太さがあるほうが取り回しは良いかも。

thinkTANKphoto Lens Drop

側面のストラップを引くとストレッチ素材の口が閉じるようになっています。密閉はできませんが不意のレンズ脱落や、バッグの中での機材の傷つき防止には十分役立ちます。

thinkTANKphoto Lens Drop

前面ポケットはレンズキャップの収納にちょうど良い大きさ。

thinkTANKphoto Lens Drop

底面にはレインカバーが隠されています。通常時はこのレインカバー自体が底面クッション的な役割を果たしています。

thinkTANKphoto Lens Drop

背面にはかなりしっかりしたベルクロ付きのベルトループがついていて、同社の「モデュラーコンポーネント」シリーズのベルトに装着することができます。まあ私はそこまで大げさにするつもりはありませんが、他にも細かなストラップやループもついているので、カラビナ等を使って腰やバッグにぶら下げてやすいようにもなっています。

thinkTANKphoto Lens Drop

ちなみに、「サイズ的にはいけんじゃね?」と思って FE35mm F2.8 つきの α7 II を入れてみたところ、ピッタリ収まりました。最近の E マウントボディってミラーレスの割には大型化しているので、バッグに入れるときにちょうど良いサイズのポーチがなくて困ってもいたんですよね。移動時は E マウントボディ用のキャリングケースとして使い、目的地について撮影する際には本来のレンズドロップとして使う、というハイブリッドな活用ができそうです。

これはこれで重宝できそうで気に入ったんですが、ミラーレス用のコンパクトなレンズを入れるのには大きすぎるので、レンズチェンジャーシリーズの一回り小さいタイプも買ってみようかなあ。

シンクタンクフォト / レンズドロップ

B006K7MSSY

投稿者 B : 23:58 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック